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    プロローグ

    hana

    DOODLE妖狐壬氏って聞いて出たイメージ

    まだまだ題字の欠片もないけど(⁠人⁠ ⁠•͈⁠ᴗ⁠•͈⁠)
    雰囲気だけ。
    妖狐壬氏のモノローグ兼プロローグ。
    頭の中起こしただけなので、色々とまちがいだらけ(^_^;)

    文中の男→壬氏
    少女→猫猫
    少女の側にいた妖狐→羅半、羅半兄、(あと一匹誰?)


    出来たてのイメージで、細かくは詰めてないけど、
    イメージしたのは壬猫の恋バナかな。
    妖狐壬氏と雪女猫猫の話そこは天空にあるヒトの入れない、隠された空間。
    どこまでも広がる若草色の草原。
    空は高く蒼くどこまでも続く。


    ヒトの侵入を阻むように断崖絶壁の高地であるこの地に。
    世を全てを創造したとされる[[rb:天御門 > あまのみかど]]が今も住むとされる、聖域である。
    聖域に入れるのは天御門に仕える、神獣と、天の御門の認めた限られたの妖のみ。


    数としては多いとされる狐の妖。
    繁栄を誇る妖狐の妖の一族。
    それが男がこの場所に出入りすることが出来る所以である。


    だが、男には他の狐の妖にはないものがある。
    男には尾が九つある。
    他の妖狐には尾は一つしかない。
    ただ一つ、妖狐の当主という例外を除いては。
    世代交代の時に生まれるとされる稀有なその姿を拝めるのは、世代交代を控えているという前触れ。
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    koji_033

    PROGRESSいずれ燐ひめになるノンケの燐音×HiMERUが見たいなと思ってプロローグだけ書いてみたもの。筆が乗れば続きを書くし、乗らなければこのままかも知れないし…という感じです。
    ノンケ燐音×HiMERU「え、何? もしかしてメルメルって俺っちのこと好きなの?」

     どんな話の流れだっただろうか。たまたまレッスンルームに二人でいる時、唐突にそんなことを言われた。いや、別に唐突でもなかったか。何かしら天城がそう思うようなきっかけが前後の会話の中にあったんだと思う。ただその時の俺は頭が真っ白になっていたから、奴が半笑いで冗談めかして口にした言葉以外、何も思い出すことが出来なかっただけで。

    「……、」

     そんな状態じゃ当然自分がどんな顔をしていたかなんてことも覚えていない。“否定しなければ”と脳は指令を送っていたけれど、唇はぎこちなく開閉を繰り返し、細い息を吐くだけだった。ニヤニヤと意地の悪い意味を浮かべてこちらを見ていた天城は、そんな俺の様子に気付いてか、次第に笑みを引っ込める。その時僅かに奴の頬が強張ったのが分かってしまって、冷や水をぶっかけられたような気分になった。まぁ、そのおかげで却って冷静になれたんだろうけど。
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    ぽわみ

    PROGRESS文字書き練習もかねて。芸で頒布するやつにねじ込みたい。NOT CPの自ユニSSのプロローグ。
    プロローグ:HAL「将来の夢」。苦手な言葉だ。特に熱中してることもやりたいこともない俺には、「これで大人になったら生きていきます!」と宣言できるものもなかった。多分俺の考えすぎなんだろうけど。大人は「もっと夢を持ちなさい」って言うくせに、こちらがいざ夢を語ると「現実を見なさい」って言ってくるから嫌いだ。じゃあどうしろっていうんだよ、と思ったが要するに「身の丈に合った」「夢」を探せという事なんだと理解したので、俺は夢を探すのをやめた。中学の卒業文集でも将来の夢を書かされたけど、何も思いつかなかったので当たり障りなく部活でやってた「バスケの選手」と書いた記憶がある。
     アイドルにスカウトされたのは高1の夏だった。人気ゲーム会社のエンジニア、公務員、国際社会で活躍する企業へ…この先何で飯を食べていくのかをクラスメイトが続々と決めていく中で、自分だけがまだ二の足を踏んでいた。焦っていながらなぜ焦るのか答えを探したくて、哲学ならその答えが掴めるんじゃないかと哲学科進学を朧げながら考えて勉強していた時期だった(残念ながらこれは大人の思う「身の丈に合った夢」のレールから大きく外れるので、後々俺は親と揉めるのはまた別の話だ)。社会を良くしたいとか、人生で何を残したいとか、そんなのはどうでも良くて、ただ自分の存在証明の手段が勉強しかなかったんだ。
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    BIWAHAGOROMO

    PROGRESSメインで進めている最王SSの進捗を1週間限定で晒します!プロローグから第1章途中までです
    完全に自己満解釈捏造世界・死ネタ(?)なのでお気をつけくださいまし
    体温(仮題)僕は好きだった。君の手が。





    僕は君の手が好きだった。
    そこから感じられる君の体温だけは、君のぬくもりだけは、絶対に嘘をつかないから。
    どれだけ僕を翻弄したって、どれだけ嘘にまみれたって、どれだけ虚偽の海の泡に消えてしまいそうになっても…ほんの少し小さな手を握れば、すぐに本物だと分かる。それが、いつの間にかすり替えられてしまいそうな、どこか危うい雰囲気を纏う君を確かめる、唯一の方法だった。


    窓の向こうで、一番星がゆっくりと目を覚ます。
    君と迎えたこんなにも綺麗な夜が、こんなにも痛い。


    どうして僕は、君の気持ちに応えてあげなかったのだろう。

    後悔を噛み締めながら…いや、後悔に噛み締められながら、の方が正しいだろうか。とにかく僕は、自分でどんな表情を浮かべているかもわからないまま、君の布団に顔を伏せた。ベッドの前で、情けなくも床に膝をつく。ただ茫然としてしまっていた。ようやく受け入れられ始めた段階で、僕の心は鋭く貫かれた。銃か何かで撃たれたりしたら、きっとこんな感覚になるんだろう。頭は重く、重く、そのまま顔を起こすことすら叶わず。ただくぐもった声で、人が来ないよう小さく、何度も何度も君の名前を呼んだ。呼べば答えてくれる気がした。無邪気に笑って意地悪に嘲って、嘘だと笑う。そんな君が今にでも目を覚ますような、そんな気がした。
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