前日譚
再走(サイソウ)
DONE膝髭ワンドロワンライ「初めて」投稿作品(https://twitter.com/saisoh_t/status/1571122715003846658)の前日譚。投稿時点ではすでにデキてる兄弟の馴れ初め。 3633セプナ
DONE⚠️🍝🏔の七浦と八木山の前日譚⚠️NPCの性格口調など諸々捏造。
本編のネタバレはなし。
勢いだけで書いたので拙い部分あるかも…
前日譚 自宅にて陳腐なミステリー小説に頭を捻るも、一向に進まない執筆作業を中止して一服する。俺の手を止まらせる理由は、とある不安の種のせいだった。机上に置いたスマートフォンが着信音を響かせる。あぁ、噂をすれば。
『ヤギ、聞いたか?狂気山脈!』
嬉々として話すのは親友の七浦。少々無茶な登山をするために、付いて行くようになった。こっちの心配を他所に、彼は嬉しそうに毎度登山を楽しんでいるわけだ。
七浦はつい最近発見されたと言う狂気山脈の話題を振ってきた。エベレストを超える新世界最高峰……まさに世界的ニュースだ。知らないわけがない。……それこそが、執筆作業の手を止める不安の種なのだ。
「知ってる。お前、登るなんて言い出すなよ」
2028『ヤギ、聞いたか?狂気山脈!』
嬉々として話すのは親友の七浦。少々無茶な登山をするために、付いて行くようになった。こっちの心配を他所に、彼は嬉しそうに毎度登山を楽しんでいるわけだ。
七浦はつい最近発見されたと言う狂気山脈の話題を振ってきた。エベレストを超える新世界最高峰……まさに世界的ニュースだ。知らないわけがない。……それこそが、執筆作業の手を止める不安の種なのだ。
「知ってる。お前、登るなんて言い出すなよ」
みしま
DONEiさん(@220_i_284 )のスコーチ&パルスさんを元に書かせていただきました。いつも通り独自設定&解釈多々。『残り火の膚に』https://poipiku.com/4433645/7767604.htmlは前日譚的なものとなります。シグナルレッドの装いを 息を吸う。息を吐く。熱が気道を炙り、何かが焦げるようなきつい臭いが鼻を突く。
死体。揺らめく炎。その炎に、炎よりも鮮烈な赤が照り返す。
聴覚が不明瞭な音を拾う。いや、音じゃない。声か?
不意に、漂っていた意識が引っ張られるように急浮上した。白い光が目の前で明滅している。次第に声がはっきりとしてきて、意味の理解できる言葉だと気づく。
「パイロット・エンバー、聞こえますか?」
光がそれると、陽性残像のちらつく人物を視覚が捉えた。IMCのロゴマークがついた白衣を着ている。名札に記されているのは『Dr.ジャンセン』。
周囲にあるのはコンピュータ端末の置かれたデスクと金属製の棚、隅のパーティション、そして自身が寝ているストレッチャー。少ない要素で構成された飾り気のない小部屋だ。四方を囲む白い壁の一片はガラスになっており、ブラインドカーテンの隙間から白衣や作業着姿の人々、作業用ロボットが行き来しているのが垣間見える。
18446死体。揺らめく炎。その炎に、炎よりも鮮烈な赤が照り返す。
聴覚が不明瞭な音を拾う。いや、音じゃない。声か?
不意に、漂っていた意識が引っ張られるように急浮上した。白い光が目の前で明滅している。次第に声がはっきりとしてきて、意味の理解できる言葉だと気づく。
「パイロット・エンバー、聞こえますか?」
光がそれると、陽性残像のちらつく人物を視覚が捉えた。IMCのロゴマークがついた白衣を着ている。名札に記されているのは『Dr.ジャンセン』。
周囲にあるのはコンピュータ端末の置かれたデスクと金属製の棚、隅のパーティション、そして自身が寝ているストレッチャー。少ない要素で構成された飾り気のない小部屋だ。四方を囲む白い壁の一片はガラスになっており、ブラインドカーテンの隙間から白衣や作業着姿の人々、作業用ロボットが行き来しているのが垣間見える。
みしま
DONEiさん(@220_i_284 )のスコーチ&パルスさんを元に書かせていただきました。『シグナルレッドの装いを』https://poipiku.com/4433645/7767619.htmlの前日譚的なものとなります。残り火の膚に 自分は、いつも判断を[[rb:違 > たが]]えてきた。
側胸部の傷を押さえる手の下から、湧き水のように血が流れ続けている。指の間をすり抜けてゆく熱を感じながら、彼は思った。あの時もそうだ。慢心せず、部下の忠告を聞き入れて撤退していたなら。そうすれば部隊の壊滅を未然に防ぎ、作戦も失敗に終わることはなかったかもしれない、と。
今回も、きっとどこかで別の選択肢があったのだろう。チームメイトも死なず、自分も死なずにいられた選択肢が。
しかしながら、この結末に対して心は穏やかだった。殿軍部隊としての役割をこなし、主力部隊の撤退を完了させることができたからだ。もっとも、任務完遂のためには、施設の自爆装置を作動させなければならない。しかし、こうなってはもう無理だろう。ミリシア軍もまた、大打撃を被った。この施設を占領できるほどの戦力も、それに釣り合う価値があるのかも疑問だ。
1636側胸部の傷を押さえる手の下から、湧き水のように血が流れ続けている。指の間をすり抜けてゆく熱を感じながら、彼は思った。あの時もそうだ。慢心せず、部下の忠告を聞き入れて撤退していたなら。そうすれば部隊の壊滅を未然に防ぎ、作戦も失敗に終わることはなかったかもしれない、と。
今回も、きっとどこかで別の選択肢があったのだろう。チームメイトも死なず、自分も死なずにいられた選択肢が。
しかしながら、この結末に対して心は穏やかだった。殿軍部隊としての役割をこなし、主力部隊の撤退を完了させることができたからだ。もっとも、任務完遂のためには、施設の自爆装置を作動させなければならない。しかし、こうなってはもう無理だろう。ミリシア軍もまた、大打撃を被った。この施設を占領できるほどの戦力も、それに釣り合う価値があるのかも疑問だ。
sasa
DONE【カイアサ】お題:ご機嫌
第2部第9章第4話の前日譚捏造。(付き合ってない)
#中央主従マンスリーお題
@silver_red_box
透明な花 〈大いなる厄災〉の傷をなんとかしたい、という話はよく聞いていた。触れるまで人が見えないというその傷は、痛みこそないようだが、何をするにも不便だということは想像に難くない。
例えば、声だけが聞こえるときに強く意識したら見えるのではないか。もし触れたあとすぐに眠ったらどうなるだろう。逆に、眠らずにいたらずっと見えるままなのではないか。カインなりにいろいろと考えて試しているようだった。
「あとは、意識のないときに触れられたらどうなるのかは気になるな」
「意識のないときと言うと、眠っている間とか?」
「ああ。でも扉を開けた音で起きちまうから無理かと思って、試してないんだ」
「そうか。眠りが浅いのかな」
「騎士団の頃に染み付いた習性みたいなものだな。野営のときなんかは命に関わるから、生き物の気配が近付くだけで目が覚めるんだ」
2102例えば、声だけが聞こえるときに強く意識したら見えるのではないか。もし触れたあとすぐに眠ったらどうなるだろう。逆に、眠らずにいたらずっと見えるままなのではないか。カインなりにいろいろと考えて試しているようだった。
「あとは、意識のないときに触れられたらどうなるのかは気になるな」
「意識のないときと言うと、眠っている間とか?」
「ああ。でも扉を開けた音で起きちまうから無理かと思って、試してないんだ」
「そうか。眠りが浅いのかな」
「騎士団の頃に染み付いた習性みたいなものだな。野営のときなんかは命に関わるから、生き物の気配が近付くだけで目が覚めるんだ」
Akira_s4
DONE10月新刊の前日譚のようなお話ですが、本がなくても分かる内容です。無双青燐ルートエンド後、密かにお付き合いしているディミレスちゃんがとりっくおあとりーとするお話。
悪魔はイタズラもお菓子もお好き「お菓子か、いたずらか。選んでいいよ、ディミトリ」
一節ぶりにフェルディアへやってきた灰色の悪魔は、菓子を山ほど盛った籠を下げて大真面目にそう言った。何のつもりなのか、頭には悪魔の角を模した髪飾りをつけいつも短剣を下げている剣帯の背面には悪魔の尻尾までくくりつけられている。
待望の待ち人の来訪に無理矢理に時間をつくって謁見したディミトリは、そのなんとも愛らしくも奇妙な姿に目を瞬かせた。
「ええと……ベレス。俺には状況がよくわからないのだが」
「とりっくおあとりーと、と言うらしい。この間立ち寄った村で、そういうお祭りを今の時期に行うのだと聞いたんだ」
「とりっくおあとりーと」
「お菓子をよこせ、さもなくばいたずらするぞ、っていうんだって。仮装した人たちが村を練り歩いて、いろんな家を訪ねてそう言うんだ。お化けの来た家は、いたずらされないようにお菓子を用意しておいて、やってきたお化けに配るんだよ」
6722一節ぶりにフェルディアへやってきた灰色の悪魔は、菓子を山ほど盛った籠を下げて大真面目にそう言った。何のつもりなのか、頭には悪魔の角を模した髪飾りをつけいつも短剣を下げている剣帯の背面には悪魔の尻尾までくくりつけられている。
待望の待ち人の来訪に無理矢理に時間をつくって謁見したディミトリは、そのなんとも愛らしくも奇妙な姿に目を瞬かせた。
「ええと……ベレス。俺には状況がよくわからないのだが」
「とりっくおあとりーと、と言うらしい。この間立ち寄った村で、そういうお祭りを今の時期に行うのだと聞いたんだ」
「とりっくおあとりーと」
「お菓子をよこせ、さもなくばいたずらするぞ、っていうんだって。仮装した人たちが村を練り歩いて、いろんな家を訪ねてそう言うんだ。お化けの来た家は、いたずらされないようにお菓子を用意しておいて、やってきたお化けに配るんだよ」
sakaki_novel
DONE【SECRET TRIGGER 6】書き下ろし。シリーズNo.13『笑って誤魔化さないで』の前日譚。
シリーズの方は沖矢さんだったので、ちゃんと赤井さんで出てくる話も作りました。
シクトリお疲れさまでした! パスワード外してますのでどうぞご覧ください~。
笑って誤魔化すつもり? 休日の朝はいつもよりのんびりと過ごし、阿笠博士や友人のところに遊びに行く。江戸川コナンとして生活することになっても、元々の「工藤新一」としての習慣はそう大きくは変わらない。
だが、この日のコナンは阿笠邸を訪ねる前に、隣家へと寄り道をしていた。それが全てのはじまりだとは、この時には知る由もなかったことだろう……。
「昴さん、い……?」
いつものように、「居る?」と声をかけようとしたコナンは、リビングのドアを開けたまま、その場に立ち止まった。しばしのフリーズ。その後、ようやく放たれたコナンの声には驚きと焦りとが存分に上乗せされていた。
「いや……ちょっと、何してるのっ」
「何って……なぁ?」
コナンの眼差しの先で、長椅子に座っていた赤井秀一は、平然とした様子で答えた。そして彼は、自分の隣に座った男を肩で小突くように、軽く身を揺すった。
4885だが、この日のコナンは阿笠邸を訪ねる前に、隣家へと寄り道をしていた。それが全てのはじまりだとは、この時には知る由もなかったことだろう……。
「昴さん、い……?」
いつものように、「居る?」と声をかけようとしたコナンは、リビングのドアを開けたまま、その場に立ち止まった。しばしのフリーズ。その後、ようやく放たれたコナンの声には驚きと焦りとが存分に上乗せされていた。
「いや……ちょっと、何してるのっ」
「何って……なぁ?」
コナンの眼差しの先で、長椅子に座っていた赤井秀一は、平然とした様子で答えた。そして彼は、自分の隣に座った男を肩で小突くように、軽く身を揺すった。
れてぃ
SPOILER『胡桃炸裂症候群』 暁花症候群前日譚ですᐠ( ᐛ )ᐟ妄想も多分に含まれており、シナリオバレも多少あるのでげんみ❌でお願いします
やっと個別導入終わったのでここから速度上げていきましょうの祈りを込めて投稿致します
継続探索者…つよくいきて… 2800
わたあめかんな
DONE自作恋愛ADV『My treat to Halloween』に出てくる大門八一の前日譚。大門八一が薄咲結乃に再会した話 終電も近い夜中、あの日彼女と出会った駅の改札口で彼女を探すようになってから、彼女を見つけるまでそう日はかからなかった。ミルクティー色の髪、白がよく似合うシンプルな服装。大きめの手提げ鞄を肩にかけているので、より小柄に見える。
あまり深く考えず、その場で声をかけようと思っていた。しかし、急いで改札口を通り駅のホームに降りていく彼女を追いかけるのは躊躇われた。もっと彼女に時間がある時に話がしたい。ただその一心で性懲りもなく俺は今度は彼女が出勤するであろう時間帯を模索し、ようやく夕暮れ時の退勤で混雑する人混みの中で彼女を探し出した時は、やっぱりこれは運命なんじゃないかと一瞬でも思わなかったかといえば嘘になる。
2306あまり深く考えず、その場で声をかけようと思っていた。しかし、急いで改札口を通り駅のホームに降りていく彼女を追いかけるのは躊躇われた。もっと彼女に時間がある時に話がしたい。ただその一心で性懲りもなく俺は今度は彼女が出勤するであろう時間帯を模索し、ようやく夕暮れ時の退勤で混雑する人混みの中で彼女を探し出した時は、やっぱりこれは運命なんじゃないかと一瞬でも思わなかったかといえば嘘になる。
おむむ
REHABILI黒い毛むくじゃらのご訪問。先日上げたあまくんれのさんの前日譚。
の前半。後半は後日あげる予定。
れのさんとひとりの会話。
絵本というか児童書風で。
潜はイレギュラーだったけど異世界って初回組はどれくらい拘束されてるのかな…
□駄文にお付き合い頂いた上に毎回ご丁寧にほんっっとにありがとうございます。
感想文人間崩壊していてお恥ずかしい限りです…あとで消そう…
🤝🤝🤝 2569
Yomiha_Rose
SPOILER@PCS_TL ※ネタバレあり Aconite 現行未通過× 同卓×指がアレなので完成する気配がなく もう投げちゃう 清書できたら差し替えます
HO4の前日譚というかなんというか めちゃラフ 下書き
大丈夫?(yes/no) 3
nijiren2501
MEMO本編の前日譚。ローゼンバーグ家襲撃事件メモ。CHASE(前日譚+バルバシュ始まり会話メモバッシュ、ノア兄弟16歳〜18歳。
ある嵐の夜ローゼンバーグ家に強盗犯が襲撃。
両親は兄弟の目の前で殺害され、ノアは強盗犯に誘拐される。バッシュも暴行を受け額に負傷し意識を失う。
バッシュが次に目を覚ましたのは病院。
付き添っていたのは当時警察学校に通っていたウォースラ。(アズラス家は代々警官の家系とか…仮。
ノアは救出されず行方知れず。
バッシュも事件当夜の記憶が曖昧でろくに証言が出来ないが、朧げながらに強盗犯から救ってくれたのはウォースラである事は記憶している。
※このときバッシュの額の傷を縫合したのが整形外科医のアルシド。
※この事件がきっかけでバッシュは「嵐の夜」にひどいトラウマを持つ。署内でこの過去を知るのはウォースラ、アーシェのみ。
1294ある嵐の夜ローゼンバーグ家に強盗犯が襲撃。
両親は兄弟の目の前で殺害され、ノアは強盗犯に誘拐される。バッシュも暴行を受け額に負傷し意識を失う。
バッシュが次に目を覚ましたのは病院。
付き添っていたのは当時警察学校に通っていたウォースラ。(アズラス家は代々警官の家系とか…仮。
ノアは救出されず行方知れず。
バッシュも事件当夜の記憶が曖昧でろくに証言が出来ないが、朧げながらに強盗犯から救ってくれたのはウォースラである事は記憶している。
※このときバッシュの額の傷を縫合したのが整形外科医のアルシド。
※この事件がきっかけでバッシュは「嵐の夜」にひどいトラウマを持つ。署内でこの過去を知るのはウォースラ、アーシェのみ。
mmprsk1
PROGRESSYHS3で頒布・全文公開予定(実際本として頒布は11月下旬になりそうです)の彰杏・冬こはパロディ本の一部公開です。(修正前のため実物と異なる可能性があります)ナノハさん主催のパロディアンソロの前日譚になります。
こちらのアンソロの部数アンケートが本日中とのことなのでもしご興味ある方いらっしゃれば併せてお願いいたします。 9
mttbsmn
DONE『DIRTY BRAVER』トートオブアリーナ登録キャラクター【ブレイブソード】前日譚
悲鳴が人々行き交う広場に響き渡った。
全裸で、鞘に収まった直剣を携え俺が佇んでいるからだ。
伝播する混乱。薄手の布を纏う母に手を引かれる少年が口を開く様子を、俺の両目の視界が捉える。
「はだかの変態だ!」
その日、俺は牢獄にぶち込まれた。
―――― DIRTY BRAVER
「まさかお前がそういう奴だったとは思わなかったが、ヒトは何を考えているか分からんものだな」
嘲笑の声を押し殺しきれない声が、昏い鉄格子の先から滴る。
同僚の王宮騎士の虎獣人の男が堅牢な鎧の肩を揺らす様子が、右目が塞がれた視界に見える。
「たまには発散が必要だ」
「七日で足りるといいな」
軽い言葉の応酬を終え、罪状の読み上げ、刑罰の期間を伝えられる。
4028全裸で、鞘に収まった直剣を携え俺が佇んでいるからだ。
伝播する混乱。薄手の布を纏う母に手を引かれる少年が口を開く様子を、俺の両目の視界が捉える。
「はだかの変態だ!」
その日、俺は牢獄にぶち込まれた。
―――― DIRTY BRAVER
「まさかお前がそういう奴だったとは思わなかったが、ヒトは何を考えているか分からんものだな」
嘲笑の声を押し殺しきれない声が、昏い鉄格子の先から滴る。
同僚の王宮騎士の虎獣人の男が堅牢な鎧の肩を揺らす様子が、右目が塞がれた視界に見える。
「たまには発散が必要だ」
「七日で足りるといいな」
軽い言葉の応酬を終え、罪状の読み上げ、刑罰の期間を伝えられる。
mona5770
DOODLE「キミノシルシ」購入特典SSこの度は手にしていただきありがとうございました。
気持ちばかりの特典SSですが楽しんでいただければ嬉しいです。
なお内容はあのふたりのシルシの前日譚、つまり傷をつけたふたりの物語です。
なんでも許せるかたはどうぞ。 5670
subaru_no_iine
DONE以ぐだ♀ 前日譚・現パロ・転生なし・坂本探偵事務所
・ゆるふわ土佐弁
・ぐだ子はいません
・秋のモブ祭り
・クズ岡田とモンスター幼馴染みサカリョ(龍以ではない)
・新邪馬台国リスペクト
・女を抱く岡田を示唆
ストーカーぐだちゃんの話の答え合わせ的な話です。
これだけのことをしてきた岡田がぐだちゃんと出逢えて(当社比)まともになって本当によかった…
A dog like a rooster この、少なくとも堅気ではないことは確実な事務所に押し込められてから、半日ほどは経った。
手錠をかけられ、薄っぺらい絨毯だけの床に寝転がされている。水分は少しだが与えられ、「漏らされたら面倒だ」という理由で用を足すことも許可されている。小便器の前まで監視はつくが。
しかしそれ以外の自由はほぼない。
見張りの若い衆は、以蔵に虫けらを見るような視線を向けている。
腹立たしい。
以蔵が何をしたと言うのか。
褒められることはあっても、このような目に遭ういわれはない。
「のう」
声をかけても、パイプ椅子に座った若い衆は以蔵を見ない。それでも、口を動かす。
「兄やん、おまさんは何か知らんかえ。わしがこがな目に遭いゆうわけを」
8224手錠をかけられ、薄っぺらい絨毯だけの床に寝転がされている。水分は少しだが与えられ、「漏らされたら面倒だ」という理由で用を足すことも許可されている。小便器の前まで監視はつくが。
しかしそれ以外の自由はほぼない。
見張りの若い衆は、以蔵に虫けらを見るような視線を向けている。
腹立たしい。
以蔵が何をしたと言うのか。
褒められることはあっても、このような目に遭ういわれはない。
「のう」
声をかけても、パイプ椅子に座った若い衆は以蔵を見ない。それでも、口を動かす。
「兄やん、おまさんは何か知らんかえ。わしがこがな目に遭いゆうわけを」
salmonmasu
MOURNING2020年12月、クリスマスに向けてアドベントカレンダー代わりに毎日アップしていた、せじせぎちゃんのサンタクロース作戦の話。それぞれのクリスマスと、後日談。
前日譚
https://poipiku.com/1392584/7599205.html
クリスマス当日までの本編
https://poipiku.com/1392584/7599210.html 9
salmonmasu
MOURNING2020年12月、クリスマスに向けてアドベントカレンダー代わりに毎日アップしていた、せじせぎちゃんのサンタクロース作戦の話。前日譚はこっち
https://poipiku.com/1392584/7599205.html 23
8beatxxxxxxxx
REHABILI審神者と刀剣男士たちの日常っぽい・前日譚みたいな夢話です。×よりは+ぐらいの気持ちでどうぞ。
ふわっとしたイメージだけで書いているので、なんでも許せる方のみご覧ください。
とうらぶ「月」三日月+審神者細く鋭い三日月が、やけに輝きを放つ夜。
疲れが溜まった重い身体を引きずってついた家路の最中、視界の端に、淡い光が灯る様に瞬いた。
顔を上げるとすぐに気づく、それはそこに佇んでいた。
まるで、ずっとずっと昔から、あたかもそこに、在ったかのように。
「おや?」
ゆらり、空を見上げていた影が、動く。
「俺が『視える』か」
それはさも嬉しそうに目を細めた。
疑問ではない、明らかな肯定を口にしたのは、きっと、かち合った視線が逸らされないから。
月明かりに照らされて、淡く光を纏うそれは、とても綺麗だった。
進行方向視線の先、普通なら誰もいない路地で得体の知れないそれに対峙すれば、感じるのは恐怖だろう。
けれど不思議と、感情の起伏は穏やかだった。
1948疲れが溜まった重い身体を引きずってついた家路の最中、視界の端に、淡い光が灯る様に瞬いた。
顔を上げるとすぐに気づく、それはそこに佇んでいた。
まるで、ずっとずっと昔から、あたかもそこに、在ったかのように。
「おや?」
ゆらり、空を見上げていた影が、動く。
「俺が『視える』か」
それはさも嬉しそうに目を細めた。
疑問ではない、明らかな肯定を口にしたのは、きっと、かち合った視線が逸らされないから。
月明かりに照らされて、淡く光を纏うそれは、とても綺麗だった。
進行方向視線の先、普通なら誰もいない路地で得体の知れないそれに対峙すれば、感じるのは恐怖だろう。
けれど不思議と、感情の起伏は穏やかだった。
高樹🦇
DONE10年以上前、老眼鏡をかけることにしたと坊ちゃんに言えなくて嘘をついてしまうアルフレッドさんのお話です。・少し前にTwitterでつぶやいたものをお話にしました。前日譚を読んでいないので坊ちゃん学生時代の関係は色々違っていると思います…… 2390
yutaxxmic
DONE10.15-16に開催される晶くんオンリー4にて出品予定のオメガバースのお話の前日譚というか、晶くん視点での導入部分です。オンリーに出品するものはファウスト中心の予定です。【ファ…α、あきら…Ω】が前提です。ご都合主義の細かい部分については出品予定の話に盛り込むつもりです。ファ晶♂推し以外の人には優しくない設定。
以前Twitterに載せていましたが、こちらにはまだだったようなので再掲です。
ファウ晶♂でオメガバ「この薬を複製できますか?」
晶は静かに生きていくために不可欠な薬の、少なくなってしまった残りのひとつをフィガロに見せる。
フィガロは手渡された錠剤を興味深そうに様々な角度から眺め、緩く首を振る。
「賢者様も見たことがあるだろう?俺たちの世界ではミチルが作るようなものが薬なんだ」
フィガロは失わないように、手の中の小さいものを晶の両手に握らせながら、それにと続けた。
「形までは真似なくても成分さえ同じであればいいのだろうけれど、生憎とこれは複雑すぎて分析するには相当な労力がかかる」
言葉を紡ぎながら、自分でも考えを纏めるような慎重な口調だった。
「ムルに頼めば複製する機械を作って貰えるかもしれないけど、複製するためには相応の材料が必要だ。無から有を作れないってことは賢者様も分かるだろう?」
2145晶は静かに生きていくために不可欠な薬の、少なくなってしまった残りのひとつをフィガロに見せる。
フィガロは手渡された錠剤を興味深そうに様々な角度から眺め、緩く首を振る。
「賢者様も見たことがあるだろう?俺たちの世界ではミチルが作るようなものが薬なんだ」
フィガロは失わないように、手の中の小さいものを晶の両手に握らせながら、それにと続けた。
「形までは真似なくても成分さえ同じであればいいのだろうけれど、生憎とこれは複雑すぎて分析するには相当な労力がかかる」
言葉を紡ぎながら、自分でも考えを纏めるような慎重な口調だった。
「ムルに頼めば複製する機械を作って貰えるかもしれないけど、複製するためには相応の材料が必要だ。無から有を作れないってことは賢者様も分かるだろう?」
stormbleaker
DONE今保が終わったから嬉々として書いた私の探索者、晦冥 愛士(かいめい いとし)の前日譚その1「えっ!今から入れる保険があるんですか!?」というシナリオを通過してから読んでくれよな!!!!
シナリオには直接言及してないけどキャラの名前は出してる!!! 1185