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    完結

    あろ(遼晴)

    DOODLE2/9 VRF内虎トウオンリーにて配布させて頂いたスリロマアンソロの私の部分となります。
    7月に加筆修正、完結したものを頒布予定です!
    改めて手に取って頂きありがとうございました!
    早めになくなってしまい、お迎え出来なかった方いましたら申し訳ありません🙇‍♂️
    Good night. Good dream.◇◆◇

    「トウマ!トウマ見てくれよ、ほらこの宝石!」
    「ふはっ、トラが拾ってくる宝石全部緋色だな」
    「まだ奥に少しありそうなんだ、いいやつ拾ってくる」

     宝を求める旅の人数が2人から4人になって数ヶ月、旅に慣れていない錬金術師と助手がメンバーに加わった時から全員で洞窟に入ることは無くなった。旅に慣れていないミナミとハルカを守りながら秘宝の隠されている洞窟を攻略することは無理だ、と現実的な言葉を最初に放ったのはロマンを求めるトレジャーハンターのトウマだった。
     トラオは2人守ることくらいどうってことないと4人で攻略することに前向きな姿勢を見せていたが、トウマはトラオの言葉に首を縦に振ることはしなかった。散々トラオとトウマは揉めていたようだったが、最後はトラオがトウマの言葉に折れたのか、それ以降ミナミとハルカは洞窟の外でトウマかトラオと洞窟に潜るどちらかの帰りを待つことになったのだ。
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    nekoyamanagi

    DONE読ドロwebオンリー開催おめでとうございます。
    こちらはイベント限定、新規展示小説となります。
    とある吸血鬼により、千年眠りにつく読ロさんの話となっております。全年齢です。
    話の都合上、完結はしておりません。前編扱いとなります。
    前後編合わせて、6月のイベント、星に願いをにて新刊でお出し出来ればと思っています。
    千年先の揺籠でカナリアは愛を唄うガウン、と響く銃声と夜闇に立ち昇る硝煙の香り。風に翻る赤いマントを靡かせて、銀色の銃を構えた男は、その冷たい青の双眸で目の前の吸血鬼を見下ろした。
    顔の横すれすれを撃ち抜かれ、その後ろの壁には銃弾が突き刺さっている。
    普段であれば人懐っこい態度で飄々と笑う男であると言うのに、今はまるで見る影もない。
    温度の無い冷え切ったその青の瞳は、ただただ絶対零度の視線を恐怖にへたり込んだ吸血鬼へと注いでいた。
    「……おみゃあ、“紡ぎ車の魔女”を知っとるか?」
    低く、感情を押し殺した様な声で、その赤の退治人は問いかける。恐怖に絡め取られた吸血鬼は、その問いかけに直ぐに応えられるだけの度胸は持ち合わせていなかった。
    あ、とか、うぅとか呻くだけのその吸血鬼の様子に、レッドバレットは冷えた瞳を更に細め、その銃口を容赦なく吸血鬼の眉間に突き付けた。
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    egwk7_

    DOODLEなんでもありのカピオロ
    ・ほよふぇあ(カウントダウン?)の衣装パロ
    ・殺し屋とかマフィアパロに近い
    ・ファデュイ(殺し屋組織)と異次元探偵事務所(殺しも受ける萬屋)のイメ〜ジ
    ・完結してない、序章

    ま〜じでなんでも許せる方のみ...
    ほよふぇあ衣装パロ(マフィアとか殺し屋とかそっち系)『緊急事態!緊急事態発生!交渉は破談!もう一度繰り返す!交渉は破談!直ちに戦闘体制に着け!』
     今日の天気は晴れ、その象徴であるまばゆい光がしっかり防がれた、暗い暗い超高層楼閣。否、この都市で三本の指に入るほどの巨大な組織のアジトである此処で警報が鳴り響く。
     その警報を、うるさいな...と言わんばかりに頭上の獣耳を抑えた青年は廊下に立っていた。上半身を覆い隠す黒い外套は、足や上半身に存在するベルトは、顔に影を落とすフードは、彼の素性を隠すのに役立っていた。
    『緊急事態!緊急事態発生!交渉は破綻!最上階に集合せよ!もう一度繰り返す、直ちに---』
     けたたましく響く警報と、急に光出した赤色。黒に覆われた青年、その身体の所々に付けられた銀色の金具が僅かに光る。特に慌てる素振りも見せない彼は、静かに目を閉じた。頭上にある耳は何かを拾おうとしているのか、ゆっくりと動く。そして、何かを捉えたかのようにぴん、と立った。
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