平安時代
yuka_et_noir
PROGRESS第1回/新刊小説試し読み無×童 平安過去編
死後、無に還る前に魂だけ平安時代にタイムスリップしたどまくんと、15歳の病弱む様のお話です。
※過去捏造注意⚠️
※今回の導入部分はむざさまとヤブ君のお話です
※実本収録の後半には大人むけ表現あり
※時代考証ゆるゆるですご容赦ください
6月30日 JUNE BRIDE FES 2024内 カホリンのSPにて頒布予定 17
おまさ
TRAINING今まで大河感想を書こうという気持ちはないわけではありませんでしたが、今年の大河「光る君へ」はスイーツと思いきやなかなかハードモードで始まりましたので、練習がてら色々感想小ネタを書いてみようと思いました。平安時代は資料も少ないこともあり脚本家さんの腕の見せ所ですが、紫式部の描いた源氏物語を絡めてなかなかよい展開なのできちんと見ていきたいです。PW:ジャンル5文字+放映日 681
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MOURNING平安時代は貴族で呪術師だった羂♀が平民のショ髙を可愛がってたけど、羂に横恋慕してた呪術師に殺されちゃって千年間髙が戻ってくるの待ってたってやつをやりたかったんだけど(説明が長い)可愛がっていた子が居りました。
「羂索が子を可愛がるなんて珍しい」
「小猿みたいなモノさ」
可愛がっていた子は、貴族ではなくそこら辺に居る平民の子でした。
屋敷に入れるなど言語道断でしょうが、私は特別に許しておりました。
遊びに来れば食い物くらいはやると言えば、子は嬉しそうに笑ったのです。
貴族同士のいざこざにも、呪術師同士の小競合いにも何一つ愉しく思えず飽きを感じておりました。
だからこそ、小猿の様な子供を可愛がって暇を潰していたのです。
「けんじゃく、さま?」
「畏まられると何か嫌だな。われの事は、羂索で良い」
「けんじゃく!」
「われを呼び捨てで呼んでいいのは、天元とそなただけだ」
名を呼ぶ事を赦し、御簾の中にも入れる事を許容する程には子を可愛がって居たのです。
1153「羂索が子を可愛がるなんて珍しい」
「小猿みたいなモノさ」
可愛がっていた子は、貴族ではなくそこら辺に居る平民の子でした。
屋敷に入れるなど言語道断でしょうが、私は特別に許しておりました。
遊びに来れば食い物くらいはやると言えば、子は嬉しそうに笑ったのです。
貴族同士のいざこざにも、呪術師同士の小競合いにも何一つ愉しく思えず飽きを感じておりました。
だからこそ、小猿の様な子供を可愛がって暇を潰していたのです。
「けんじゃく、さま?」
「畏まられると何か嫌だな。われの事は、羂索で良い」
「けんじゃく!」
「われを呼び捨てで呼んでいいのは、天元とそなただけだ」
名を呼ぶ事を赦し、御簾の中にも入れる事を許容する程には子を可愛がって居たのです。
石榴(ざくろ)
DONE5/13🐍🍡イベント用展示作品「戀を詠えば」
平安時代のおばみつです。(🐍さん序盤出番少なくてごめんなさい)
続きはお昼12時以降に描けた分を加えて再UP致します。
少しでも楽しんで頂けたら・・・
感想も何よりの栄養です♪(#^^#)
一言でも小躍りする位喜びます!!! 11
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DONEみかつるみつかる6パスワードは「まんまるてん」です。
○短いお話
平安時代のぴよぴよ鶴丸(捏造)がいます。
○ネットプリント
小さいみかつるのシール
ローソン
ユーザー番号【F74HKLJPK5】
シール紙 L判 200円 フチなしがおすすめです。
⚠️画像より色が薄く印刷されます!
〜4/2 23時頃まで 3
あっこ
MOURNINGみずおきの平安パロが…見たい…という狂いに突然襲われ…さとしは教養があるので好きなのは漢学だけど読もうと思えば和歌が読めいこさんの代筆してて欲しい ぉきは…語彙がふんわりしてるので…平安時代だともてるのはさとしだぁ…とおもいました 狂いでした
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MAIKING晴明と道満は関係を持っていないモブ陰陽師?が道満に片想いしてる話
平安時代のことよく知らない無知アホ人間が書いたラフ
宮中で接する機会・町での道満を見る機会もあるモブ
宮中での作り笑いのように張り付いた笑顔と、宮中の人間達の根も葉もないものの悪く噂される道満にはあまり近寄らないようにしていたものの頭のどこかで同情の気持ちを持っていた。
そんな中、町に用事があったモブは人々と交流する道満をみかける。
宮中で見せるような貼り付けた笑顔は無く、おそらく依頼人であろう人間から籠いっぱいに詰まった野菜を押し付けられ、困惑した顔で受け取っていた
「お礼といえど、これほどの量を頂くわけには…」
「こんなものしか無いですが、どうか受け取ってもらいたく!」
「法師様いつもありがとうー!」
「ン…ンン…ではありがたく頂きまする」
困ったように、しかし嬉しそうに優しく微笑む道満は何よりも美しく見えた
2801宮中での作り笑いのように張り付いた笑顔と、宮中の人間達の根も葉もないものの悪く噂される道満にはあまり近寄らないようにしていたものの頭のどこかで同情の気持ちを持っていた。
そんな中、町に用事があったモブは人々と交流する道満をみかける。
宮中で見せるような貼り付けた笑顔は無く、おそらく依頼人であろう人間から籠いっぱいに詰まった野菜を押し付けられ、困惑した顔で受け取っていた
「お礼といえど、これほどの量を頂くわけには…」
「こんなものしか無いですが、どうか受け取ってもらいたく!」
「法師様いつもありがとうー!」
「ン…ンン…ではありがたく頂きまする」
困ったように、しかし嬉しそうに優しく微笑む道満は何よりも美しく見えた
2familyKuta
DONE『けものがたり』ラブ♥️コレ2022winter展示漫画。(30p)
続きの完全版はエア♥️コレ2023.2.12にて本として頒布予定です。
平安時代、狼の御影とマリィの恋物語です。
いつも不穏な私にしてはうぶラブです(笑) 30
浅葱あや
DONEコナアイアーサー×アイザック 平安時代パロ
アーサーの和名はイベントの通り朝霧(あさぎり)、アイザックの和名は私がつけた愛璃(あいり)です。
いつか本にしたいと思っているコナアイ平安時代パロの中の一部。時代考証は甘めです。
タイトルは吹奏楽の曲名っぽくしました。よければモチーフ元の伊勢物語第三十八段も読んでくださると嬉しいです。
アイちゃんの従者の従者のモデルはジャミル・バイパーです。 1129
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INFO永年百鬼夜行 説明ページwebイベント『永年百鬼夜行(えいねんひゃっきやぎょう)』のリンク集です
金曜日没後、ゆるゆるお散歩タイムをお楽しみください!
お散歩&交流メインのイベントですが、展示物がないのも寂しいので、以下に色々おいておきます。お時間ございましたらどうぞ楽しんでいってください!
🌸2023/6/25に頒布した同人誌の通販ページ(夢友くん×むざさま)
https://booth.pm/ja/items/4892007
💠嘉辰盈月リンク集: 2022/12/30に展示した夢友くん×むざさまの絵や文字が見れます!
https://poipiku.com/1791508/8065402.html
📚夢友くん資料: 一緒に幻覚を見てくれる優しい方々、このページの画像欄に資料になりそうな画像をちょこっと置いておきますので、どうぞ想像の足掛かりにお役立てください🥰
↓ここにもあります
https://poipiku.com/1791508/7203598.html
おしらせ
2022/12/16 会場にBGMを追加しました! アバター選択画面または会場にて、左上のスピーカーアイコンをクリックorタップするとBGMのオン・オフを変更できます。
2022/12/23 クリスマス直前🎄 会場になにか変化があるかも……?
2023/1/13
2023/1/27 映画まであと7日! 会場デザインの一部を変更しました
2023/2/3 祝 映画公開! 会場デザインの一部とBGM(4種)を変更しました
2023/3/24 春分を過ぎたので日の出・日の入に合わせて開催時間を短縮しました
2023/4/7 アニメ放映まであと2日! 会場デザインの一部を変更しました
2023/6/24 アニメ里編最終話記念として新エリア(平安時代某所)を追加しました
最新のイベントページ
🌸永年百鬼夜行 巻第十二
https://pictsquare.net/y0wj99yrnlhf5aror0vg6rx5j9ok709w
過去のイベントページ
🌸永年百鬼夜行 巻第三
https://pictsquare.net/xcirxagwpqeljzoza3pol6faopx7don1
💠嘉辰盈月
https://pictsquare.net/gxin3q0je5e49emce5ciq3dtf4xfrl9x 11
よぞら
DONE※式神パロディ※後半、微エロ
無駄に平安時代っぽさを目指してはみましたが、どうでしょうか……💦
平安時代は、3日夜這いしてお餅を食べたら結婚成立だよ!
頑張れ❣️
式神vsrと夢主昔々あるところに式神を使役する術師の姫君がおりました。世が世なれば姫君の一族は陰陽寮に勤める貴族の末席でしたが、落ちぶれてしまい、京から遠く離れた神社に、式神と暮らしておりました……。
日も沈み、月灯りも無い夜……つい先程まで庭を照らし出していた灯籠も消え、完全な暗闇が支配する。
人である姫君……夢主が床につく時間。
もう身軽な単姿になって布団代わりの衣を掛け、あとは横になって寝るだけだ。
「 Добрый вечер (ドーブライ ヴェーチェル) 夢主」
「ゔぁーしゃ。お庭の灯り消してくれたのね。ありがとう」
この土地の言葉ではない不思議な呪文を唱えたのは、夢主の使役する美しい式神。いつもは濃い檜皮色や玄に純白の衣を重ねて着ているが、いつの間にか藤紫がかった月白の衣に着替えている。口元は袖と同じく白い色の布で隠し、今は烏帽子で見えはしないが、その下には……鬼である証の角が生えている。
4091日も沈み、月灯りも無い夜……つい先程まで庭を照らし出していた灯籠も消え、完全な暗闇が支配する。
人である姫君……夢主が床につく時間。
もう身軽な単姿になって布団代わりの衣を掛け、あとは横になって寝るだけだ。
「 Добрый вечер (ドーブライ ヴェーチェル) 夢主」
「ゔぁーしゃ。お庭の灯り消してくれたのね。ありがとう」
この土地の言葉ではない不思議な呪文を唱えたのは、夢主の使役する美しい式神。いつもは濃い檜皮色や玄に純白の衣を重ねて着ているが、いつの間にか藤紫がかった月白の衣に着替えている。口元は袖と同じく白い色の布で隠し、今は烏帽子で見えはしないが、その下には……鬼である証の角が生えている。
しらたきは解いてから@TRPG垢
Reuse Halloween君は100憶万ドル未通過×フジワラノ・シアワセマル・モリタカ
平安時代からタイムスリップしてきたけど殺人鬼だし大和が大好き
まじわりクロスエックスをリスペクトしたひらひらをつけている
KEMARIがすごく強い 2
ingenmamesa
MOURNINGタマシイの「イ」①あの箱の中の夏五。全部捏造。夏がひどくて五がかわいそう。
原作軸でハピエンではないですが②で力技でハピエンにします、一応…
お盆に描いたけど、結局出せなかったので、こっそりと供養。
※読後用の捕捉※
平安時代は「夢に出てくるのは、夢に出てきた人が、夢を見ている人を想っているから」と思われていました。 7
くまぐま
DONE平安時代のモブ(山賊)が道満に遭遇し、百鬼夜行に巻き込まれる話。何でも許せる方向け。
・山賊の視点ですが、血生臭い事などは起こりません。
・妖怪が出たり、喋ったりします。
・最後あたりに晴明が出ます。
・蘆屋道満が出て来る物語ではありませんが、「今昔物語集」巻27・第44話、「宇治拾遺物語」巻1・第17話、「百鬼夜行絵巻」などをベースにさせて頂きました。
初出 pixiv 2021.5.29
うたげの夜に
鈴鹿峠は、杉の木立の鬱蒼と茂る、昼なお暗い山路だった。
伊勢の国と、近江の国の境。
平安京の遷都に伴って開かれたこの峠道は、東国へ向かう都人、京へ上る旅人などが行き交うが、勾配の険しい坂が右へ左へ折れ曲がる、数ある街道の中でも屈指の難所である。
それに加えて、山賊の横行が[[rb:甚 > はなは]]だしく、人々を悩ませていた。
◇
しとしとと小雨降る或る日の夜半、鈴鹿の山に棲まう山賊の男が、雨宿りの場所を探して峠を駆けていた。
深山では、急な悪天候に見舞われる事も珍しくない。
初夏といえども、しんと冷えた夜気が肌を刺す。降り注ぐ雨が、少しずつ体の熱を奪う。
あちこちから囁きのように、木々の打ち震える音が聞こえる。
くまぐま
DONE平安時代のモブが、道満に遭遇する話。猫などが出ます。平安庶民の視点。
初出 pixiv 2021.3.26
袖に飼う猫のこと
茜の空に淡い藍の滲みはじめた、誰そ彼時の朱雀大路を行く、ひとりの牛飼童があった。
童とは云っても、幼子という訳ではない。
牛を引き、車に付き添う牛飼の者たちは元服をせず、成人であっても烏帽子を被らぬ童形であるのが習わしだった。
一見すると童子のような、簡素な水干姿をした彼もまた、本来ならとうに元服を済ませている年齢である。
牛飼は、烏の濡れ羽のように艶やかな毛並みをした牛を連れていた。
蹄の先まで手入れの行き届いた牛は、彼にとって何よりも大切な相方だった。
牛のほうでも彼を慕い、むやみに暴れる事もなく、まるで言葉の通じるように息が合った。
時の移ろいと共に、ますます荒廃の進む右京は、南にゆくほどに人の通いの絶えた物寂しい土地が広がる。
くまぐま
DONE晴明と道満と子ども。捏造の平安時代。ゆるい晴道です。
初出 pixiv 2021.4.24
今は昔の
どことなく湿りを帯びた、春の気配が漂う。
月もないのに、不思議と明るい夜だった。
黒と白の石が並べられた遊戯盤は、淡い燈火に煽られている。
蘆屋道満は爪の長い指先を細やかに動かして、駒を進めていた。
少しの間を置いて、向かい合う相手の振る筒の音を、どうにも釈然としない思いで聴いていた。
やあ良い目が出た、ついている等と言い、呑気に駒石を置くその手元を見つめる。
長く深い溜め息が出た。
道満はこのような遊びをする為に訪れたのではなかったが、いつの間にやら安倍晴明の邸で双六をする羽目になっていた。
双六といっても、後世に伝わる絵双六とは異なる。
上下に十二ずつ区切られた遊戯盤で行う、盤双六である。
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MAIKING平安時代AUの曦×澄♀ ⑦曦臣によって別邸に連れ去られ寵愛を受けるも不安が拭えない江澄
次くらいで最終話になる予定ですが長くなってしまったので最後はまとめて支部にあげようかと思ってます。ここまで読んでくれた方々を裏切らないようなラストにします!
平安時代AU 第7話三日目の晩が明ける頃、江澄は準備していた言葉をやっと曦臣に伝えた。
「曦臣、そろそろ私も宮中に戻ります。これ程長くお休みをいただいたのは初めてですし、もう仕事に戻らないと」
金家に行かずに帝の別邸に行った。しかもそこで三日も過ごしたことが宮中でどう広まっているか予想はできる。きっと入宮した時以上に悪い噂が広まり腫物のように扱われるだろうとわかっていた。しかし、江澄の居場所は宮中にしかなく、時が経てば経つほどに戻りづらくなるだろうと、悩んだ末にその言葉を発したのだ。
その言葉を聞いた途端、それまで心底嬉しそうに腕の中の江澄の髪を撫でていた曦臣が少し困った顔をした。
「まだ色々と準備を整えないといけないから、私が呼び寄せるまではここにいて。宮中のことも阿澄が心配することは何もないよ。」
4862「曦臣、そろそろ私も宮中に戻ります。これ程長くお休みをいただいたのは初めてですし、もう仕事に戻らないと」
金家に行かずに帝の別邸に行った。しかもそこで三日も過ごしたことが宮中でどう広まっているか予想はできる。きっと入宮した時以上に悪い噂が広まり腫物のように扱われるだろうとわかっていた。しかし、江澄の居場所は宮中にしかなく、時が経てば経つほどに戻りづらくなるだろうと、悩んだ末にその言葉を発したのだ。
その言葉を聞いた途端、それまで心底嬉しそうに腕の中の江澄の髪を撫でていた曦臣が少し困った顔をした。
「まだ色々と準備を整えないといけないから、私が呼び寄せるまではここにいて。宮中のことも阿澄が心配することは何もないよ。」
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MAIKING平安時代AUの曦×澄♀ ⑥今回ちょっとだけセンシティブな表現があります。
江澄を絶対逃がしたくないという独占欲ゆえに宮中から江澄を攫って隠しちゃう曦臣
平安時代AU 第6話「あなたは物の怪の気に当てられたのでしばらく宮中を出ていなさい」
自分より高位の女官に突然そんなことを言われ江澄は途方に暮れた。
普通であれば実家に里帰りをすれば済む話なのだが、あの実家に戻りたくはない。入宮してから一度も帰っていないのだ。
幼い子がいる姉には悪いと思ったが、数日だけ金家の広大な屋敷の片隅に置いてもらおうと早馬で文を出すと、優しい姉は是非屋敷にいらっしゃいと快諾してくれた。姉の香がする手紙を見ると懐かしさに胸がきゅっと締め付けられてしまい、すぐに仕度をして牛車に乗った。
「姫様、一の姫様にお会いするのは左大臣家の姫君の裳着の式以来でございますね」
「ええ」
「若君も大きくおなりでしょう。お会いするのが楽しみでございますね」
3595自分より高位の女官に突然そんなことを言われ江澄は途方に暮れた。
普通であれば実家に里帰りをすれば済む話なのだが、あの実家に戻りたくはない。入宮してから一度も帰っていないのだ。
幼い子がいる姉には悪いと思ったが、数日だけ金家の広大な屋敷の片隅に置いてもらおうと早馬で文を出すと、優しい姉は是非屋敷にいらっしゃいと快諾してくれた。姉の香がする手紙を見ると懐かしさに胸がきゅっと締め付けられてしまい、すぐに仕度をして牛車に乗った。
「姫様、一の姫様にお会いするのは左大臣家の姫君の裳着の式以来でございますね」
「ええ」
「若君も大きくおなりでしょう。お会いするのが楽しみでございますね」
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MAIKING平安時代AUの曦×澄♀ ⑤曦臣の元を離れようと画策する江澄とそれを知ってしまった曦臣
すれ違いが加速してます
平安時代AU 第5話江澄は朝の光がさす部屋で文机に向かい、さらさらと返歌をしたためていた。
「姫様、そろそろ宮殿に向かいませんと」
「今行く」
侍女に呼ばれ部屋を出ようとして、ふと振り返る。曦臣から贈られた部屋、逢瀬の思い出に満ちた場所がきらきらと光を取り込んでいた。
(この部屋で暮らすのも、蓮花の香を纏うのも後少しになるだろう。宮中を去ることをいつ曦臣に切り出そうか。)
女官の職を辞し宮中を去ることを告げた時、曦臣はどんな反応をするだろうか。引き留められるのも辛いし、実父のように無関心に振舞われるのも辛い。では快く送り出されれば辛くないのだろうか、きっとそれも違う。
結局どんな反応にせよ江澄の心は乱れ、生涯乱れた心が凪ぐことはないのかもしれない。それ程に曦臣のことを想っている。本当は曦臣の反応を目にするのが怖くて、何も言わずにひっそりと宮中を去ってしまいたい。けれど今日まで情けをかけてくれた曦臣に何も告げないという不義理を働き、その元を辞する真似はしたくなかった。
2147「姫様、そろそろ宮殿に向かいませんと」
「今行く」
侍女に呼ばれ部屋を出ようとして、ふと振り返る。曦臣から贈られた部屋、逢瀬の思い出に満ちた場所がきらきらと光を取り込んでいた。
(この部屋で暮らすのも、蓮花の香を纏うのも後少しになるだろう。宮中を去ることをいつ曦臣に切り出そうか。)
女官の職を辞し宮中を去ることを告げた時、曦臣はどんな反応をするだろうか。引き留められるのも辛いし、実父のように無関心に振舞われるのも辛い。では快く送り出されれば辛くないのだろうか、きっとそれも違う。
結局どんな反応にせよ江澄の心は乱れ、生涯乱れた心が凪ぐことはないのかもしれない。それ程に曦臣のことを想っている。本当は曦臣の反応を目にするのが怖くて、何も言わずにひっそりと宮中を去ってしまいたい。けれど今日まで情けをかけてくれた曦臣に何も告げないという不義理を働き、その元を辞する真似はしたくなかった。
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MAIKING平安時代AUの曦×澄♀ ④両想いなのに徐々にすれ違いが生じてきました。
ちゃんとハピエンにしますので…!
平安時代AU 第4話昼間は帝と女官という関係だが、夜になれば曦臣は江澄の部屋に訪れ二人は逢瀬を楽しんでいた。曦臣の寝所から江澄への部屋へは外からは決してわからない秘密の廊下で繋がっており、二人の逢瀬を知っているのはお互いの最も近しい侍女のみだった。
「阿澄、最近困ったことはない?」
「何も。次の祭事も問題なく準備できています。」
「ふふっ、祭事のことではなくあなた自身のことだよ。」
「私の?」
頭を僅かに横に傾け涼やかな目をきょとんとさせている様がどうにも愛らしく、抱きしめる腕につい力が入ってしまう。抱き寄せた身体から蓮花の香がすることがただただ幸せだった。最初に調合した蓮花の香にわずかに自分の香も混ぜて江澄に贈っており、江澄は毎日その香を使ってくれている。逢瀬の時に自分の香が江澄に移り周囲にそれを指摘されることを危惧して調合を変えたのだが、昼間も自分と同じ香を纏っていると思うと、秘めていた独占欲が満たされていくようだった。
3370「阿澄、最近困ったことはない?」
「何も。次の祭事も問題なく準備できています。」
「ふふっ、祭事のことではなくあなた自身のことだよ。」
「私の?」
頭を僅かに横に傾け涼やかな目をきょとんとさせている様がどうにも愛らしく、抱きしめる腕につい力が入ってしまう。抱き寄せた身体から蓮花の香がすることがただただ幸せだった。最初に調合した蓮花の香にわずかに自分の香も混ぜて江澄に贈っており、江澄は毎日その香を使ってくれている。逢瀬の時に自分の香が江澄に移り周囲にそれを指摘されることを危惧して調合を変えたのだが、昼間も自分と同じ香を纏っていると思うと、秘めていた独占欲が満たされていくようだった。
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MAIKING平安時代AUの曦×澄♀ ③好きな子には貢ぎまくりたい帝(曦臣)と困惑する江澄♀
ようやく距離も縮まって曦澄♀っぽくなったところまでです
平安時代AU 第3話「あの蓮花の衣装、どちらの姫君に贈るのかと気になっていましたが。江家の末の姫君でしたか」
衣装だけではない。蓮花の香も当代一の名人と謳われる者にわざわざ調合させ、しかも御簾の内から江澄を眺められるようにと江澄の席までも指示を出していた。
曦臣が幼少の時より仕えている侍女はその執心に正直驚いていた。今まで弟君と同様、特段女性に好意を示したことがなかったというのに江家の末の姫君にすっかり心奪われている様子だ。
「紫の重ねを好んで着ているようだけれど、あの色合いの衣装も清らかでよく似合っている。まるで宮中に美しい蓮の花が咲いたよう」
江澄は女性にしては背が高めで、紫色がよく似合う高雅な美しさを持っていた。その隙の無い佇まいは人を寄せ付けにくく、しかも婚姻が破断した姫として宮中でも遠巻きにされていることが多かった。
3094衣装だけではない。蓮花の香も当代一の名人と謳われる者にわざわざ調合させ、しかも御簾の内から江澄を眺められるようにと江澄の席までも指示を出していた。
曦臣が幼少の時より仕えている侍女はその執心に正直驚いていた。今まで弟君と同様、特段女性に好意を示したことがなかったというのに江家の末の姫君にすっかり心奪われている様子だ。
「紫の重ねを好んで着ているようだけれど、あの色合いの衣装も清らかでよく似合っている。まるで宮中に美しい蓮の花が咲いたよう」
江澄は女性にしては背が高めで、紫色がよく似合う高雅な美しさを持っていた。その隙の無い佇まいは人を寄せ付けにくく、しかも婚姻が破断した姫として宮中でも遠巻きにされていることが多かった。
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MAIKING平安時代AUの曦×澄♀ ②今回は帝(主上)曦臣が女官の中から江澄♀を探し出します。
ちょこちょこ続きを書いていこうと思っているのでお付き合いいただけると嬉しいです。
平安時代の衣装や行事等そんなに知識なく書いているのでそのあたりはスルーしてください。
平安時代AU 第2話「大変ですっ!主上がこちらに向かっていらっしゃいます」
女官達が集まり、次の宮中行事の衣装を準備していた時だ。まだ年若い女官がばたばたと慌てて入ってきた。常なら大きな足音をさせてはしたないと叱るだろう古株の女官達も、主上のお出ましとあっては目を白黒させている。
すぐに衣装を片付けるように指示が出たが、片づけ終わる間もなく主上が入室した。
「忙しいところに急に来てしまって悪かったね。」
「主上、とんでもないことでございます。御見苦しいところをお見せしてしまいました、お許しください。」
女官達がひれ伏していると、皆顔をあげるようにと言われた。
主上を間近で見ることなどそうないことであったため、皆が好奇心を抑えられずにそろそろと顔を上げる。後方に控えていた江澄も前の女官達にならって顔をあげると、驚いたことに主上がこちらをじっと見ていた。
2894女官達が集まり、次の宮中行事の衣装を準備していた時だ。まだ年若い女官がばたばたと慌てて入ってきた。常なら大きな足音をさせてはしたないと叱るだろう古株の女官達も、主上のお出ましとあっては目を白黒させている。
すぐに衣装を片付けるように指示が出たが、片づけ終わる間もなく主上が入室した。
「忙しいところに急に来てしまって悪かったね。」
「主上、とんでもないことでございます。御見苦しいところをお見せしてしまいました、お許しください。」
女官達がひれ伏していると、皆顔をあげるようにと言われた。
主上を間近で見ることなどそうないことであったため、皆が好奇心を抑えられずにそろそろと顔を上げる。後方に控えていた江澄も前の女官達にならって顔をあげると、驚いたことに主上がこちらをじっと見ていた。
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MAIKING平安時代AUの曦×澄♀ ①他の方々が書かれていた平安時代AUの曦澄が素晴らしくて心があれでそれなことになって書きました
帝(曦臣)に見初められた女官(江澄♀)の話です
なお平安時代の知識はあんまりないのでその辺はお目こぼしください
平安時代AU夢のような御殿、天上の如き世界、花の宮。
様々な呼び名を持つこの場所が今日から江澄の居場所となる。
江澄は江家の末の姫だ。江家は貴族の中でも有力な家で、その家の姫ともなればとっくに貴公子と結婚していい年頃だったし、そうでなければ女御として入内することもできた身分だった。
しかし、あくまで宮仕えという形で入宮したのには訳がある。
江澄も年頃となれば、様々な貴公子から文をもらった。何度か文のやり取りとしていく中で身分や評判の良い者の中から父母が結婚相手を選び、会ったこともない殿方との婚姻話はとんとん拍子に進んでいった。
左大臣家の嫡男と幼馴染で恋愛結婚をした姉が異例だっただけで、結婚とはこんなものだろうと思っていたので特に何の抵抗もなかった。相手も熱心に文を送ってきたので、後は婚姻の日を待つだけだった。
2636様々な呼び名を持つこの場所が今日から江澄の居場所となる。
江澄は江家の末の姫だ。江家は貴族の中でも有力な家で、その家の姫ともなればとっくに貴公子と結婚していい年頃だったし、そうでなければ女御として入内することもできた身分だった。
しかし、あくまで宮仕えという形で入宮したのには訳がある。
江澄も年頃となれば、様々な貴公子から文をもらった。何度か文のやり取りとしていく中で身分や評判の良い者の中から父母が結婚相手を選び、会ったこともない殿方との婚姻話はとんとん拍子に進んでいった。
左大臣家の嫡男と幼馴染で恋愛結婚をした姉が異例だっただけで、結婚とはこんなものだろうと思っていたので特に何の抵抗もなかった。相手も熱心に文を送ってきたので、後は婚姻の日を待つだけだった。
赤ずきん
SPUR ME鶴の折り紙※ちょっとした小話
親戚に鶴の折り紙の折り方を教えて貰った時、機械のように降り続けていたらしいです。
コピー用紙を切り取って鶴を作る毎日…
実は…平安時代などの絵巻物を見ると、懐かしいという気持ちに何故かなります。
自分は前世とか信じませんが、友達に「前世調べてもらいなよ!」と言われ、調べた結果、西洋風の建物に住んでおり、糸を作っていました。
鶴と関係無…分からないです 3
hagiw0
DOODLE平安時代に思い合っていたけど何もなかった金綱が、カルデアで結ばれる話のダイジェストみたいななんか。平安時代のモブ貴族からあれやこれやあり。
白の秘匿大きな手が、ゆっくりと白い首に触れた。まるで、触れたら壊してしまうとでも言うように。指先は哀れなほどに緊張している。首の筋を辿り、詰め襟の隙間に潜り込む。
そして、止まる。
こくん、と雄々しく盛り上がった喉仏が上下するのをみて、綱は己の手で詰め襟の留め具を外した。
ぷつん、ぷつん、と。
徐々に面積を広げていく白に、金時は大きく息を吸った。
「金時、」
「っ」
「金時、見ろ」
「あっ」
はっと、目を見開くのがわかる。夕暮れ色をした硝子に阻まれて、その美しい碧が見られないことが、綱は不満だった。
「……まっさらだ」
「ああ」
「ああ、兄貴……兄ィっ!」
がばりと抱きしめられる。軋むほどに抱かれ、綱はほうっと息を吐いた。重なり合った胸がじわりと体温を伝えてくる。混じり合った熱は次第に温度を上げ、ジンジンと痺れるようだ。
2559そして、止まる。
こくん、と雄々しく盛り上がった喉仏が上下するのをみて、綱は己の手で詰め襟の留め具を外した。
ぷつん、ぷつん、と。
徐々に面積を広げていく白に、金時は大きく息を吸った。
「金時、」
「っ」
「金時、見ろ」
「あっ」
はっと、目を見開くのがわかる。夕暮れ色をした硝子に阻まれて、その美しい碧が見られないことが、綱は不満だった。
「……まっさらだ」
「ああ」
「ああ、兄貴……兄ィっ!」
がばりと抱きしめられる。軋むほどに抱かれ、綱はほうっと息を吐いた。重なり合った胸がじわりと体温を伝えてくる。混じり合った熱は次第に温度を上げ、ジンジンと痺れるようだ。