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    書いてみた

    梅雨@brille2525

    TRAINING学園ヘヴン 〈和希×啓太〉
    和希の誕生日おめでとう!もうこの二人はどれだけ遠くにいて、どれだけ長い期間を隣にいなかったとしても、決して離れることは出来ないんです。

    久しぶりに学へヴ書いてみたけど、離れた期間が長すぎてズレが起きてる気がします。本編をもう一度やり直して、アニメ見て、ドラマCDを再履修したいと思います。
    不離一体ベルリバティスクール、通称BL学園。自身の母校であるこの学園の教師に就任してからもう数か月が経っていた。
    「それじゃあ皆、来週までにレポートを提出するように!」
    そう伝えるのと同時に、校舎内に授業終了の鐘が鳴り響く。生徒たちはその合図を聞き、それぞれ別の行動を始める。例えば部活動のため教室を後にする生徒やクラスメイト同士で集まって雑談に花を咲かせ、また別の生徒は机で突っ伏して眠っていた友人の元へ駆け寄って授業を終えたことを知らせていた。
    「…トーモー!授業終わったぞー!」
    「んー…、もう少し…」
    俺はそんな微笑ましい光景を見守りながら、開いていたテキストを片付けていく。そして、不意に窓の外へ視線を向けると、ついこの間まで桜色に彩られていた校内の木々が、いつの間にか新緑に変わっていることに気づいた。
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    chinotto

    PASTR6ハトルル展示作品。
    いなくなった監督生をエースが探して見つける話。

    エースのボイスキャストを務めてくださってる山下誠一郎さんが歌う「夜に駆ける」を聞いてからずっと書いてみたかったお話です。あまり詰められてないので、雰囲気で読んでください。
    駆け抜けて夜を選んで嫌な予感がしたんだ。
    思えばそれはとてもささいなことで、いつものように別れ際にした交わした「バイバイ」のあとに「またあしたね」の言葉がなかった、ただそれだけだった。
    部活が終わった後の帰り道、ふとそれに気がついたオレが、オンボロ寮に足を向けかけたまさにそのとき、スマホが鳴った。ディスプレイに表示される監督生の名前を確認して出てみると相手はグリムで、「昼寝から起きたら子分が見当たらないんだゾ。おまえといっしょじゃないのか」と言う。「違う」と答えて電話を切ると、オレはとっさに走り出していた。


    入学式の翌日、メインストリートにグリムと佇む監督生を見たとき、どうしても目が離せなくなった。そのまなざしが、あまりにもさみしそうだったから。気がついたら、声をかけてしまっていたんだ。入学式で騒ぎを起こした得体の知れないやつになんか、絶対に関わるつもりなんてなかったのに。なにも考えずに話しかけてしまったものだから、思いつくままにからかってバカにして、我ながら最悪な態度だったな、と今になって思う。それでも、その後のいろいろをグリムやデュースも含めていっしょに乗り越えて、いつのまにかなかよくなっていた。
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