橙
ろまん
DONE橙真が飴職人になる夢とともにまつりちゃんを見つめてきたこと、そしてそんな橙真を見つめるひゅーいとの交流を書いた話です。主に前半がまつりちゃん、中盤以降がひゅーいとのやりとりです。恋愛、友情、親愛、共闘心、よくわからない感情が色々ごった煮の橙まつであり橙ひゅです。
時間軸としては24話と28話の間になります。
pixivにも同じものを投稿しています。
ブルーキャンディの虹彩 俺の日常は、輝きを目に焼き付けることの連続だ。
飴細工を手掛ける師匠の手さばきや、飴を渡したときのお客さんの笑顔。幼馴染の魔法のようなプリマジや、その努力する姿。
飴職人になりたいと夢を持ったときから、そして、幼馴染への気持ちを自覚したその日から、俺はその眩しさに必死に向き合ってきた。
――だから、考えもしなかったのだ。
何かを眺めてばかりの俺のことを、瞳を煌めかせながら見つめてくる存在が現れるなんて。
ブルーキャンディの虹彩
ホームルームが終わると同時に、放課後を知らせるチャイムが校内に鳴り響いた。静かだった教室が堰を切ったように生徒の話し声で満ちていく。
「あれ、伊吹もう帰んの?」
16136飴細工を手掛ける師匠の手さばきや、飴を渡したときのお客さんの笑顔。幼馴染の魔法のようなプリマジや、その努力する姿。
飴職人になりたいと夢を持ったときから、そして、幼馴染への気持ちを自覚したその日から、俺はその眩しさに必死に向き合ってきた。
――だから、考えもしなかったのだ。
何かを眺めてばかりの俺のことを、瞳を煌めかせながら見つめてくる存在が現れるなんて。
ブルーキャンディの虹彩
ホームルームが終わると同時に、放課後を知らせるチャイムが校内に鳴り響いた。静かだった教室が堰を切ったように生徒の話し声で満ちていく。
「あれ、伊吹もう帰んの?」
ろまん
DONE【TrutH】飴は湿気に弱いので梅雨入りにどんよりする橙真と、そんな橙真を見て色々考えているひゅーいの話です。Rain Drops「……ハァ」
レッスン室に入ると、橙真が窓の外を眺めて溜息をついていた。オメガ・コーポレーションの高層ビルの上階から見える空は、本日も灰色の雲で覆い尽くされている。
最近「梅雨入り」を果たしたばかりの人間界は、連日大雨に見舞われており、街を歩くチュッピ達の表情も心なしか暗かった。
「今日も早いね」
「ひゅーい……。来てたのか」
「うん、たった今ね。今日もすごい雨だねえ」
「ああ。雨もそうだけど、湿度がな……」
「湿度? 橙真、さらさらのストレートじゃない」
「いや、俺の髪じゃなくて……。湿度が高いとさ、飴を作るのが大変なんだ」
「へぇ」
橙真いわく、飴作りは湿気が天敵らしい。湿度が高いと、飴は大気中の水分を含んでべったりと形を崩してしまいやすいのだとか。
2068レッスン室に入ると、橙真が窓の外を眺めて溜息をついていた。オメガ・コーポレーションの高層ビルの上階から見える空は、本日も灰色の雲で覆い尽くされている。
最近「梅雨入り」を果たしたばかりの人間界は、連日大雨に見舞われており、街を歩くチュッピ達の表情も心なしか暗かった。
「今日も早いね」
「ひゅーい……。来てたのか」
「うん、たった今ね。今日もすごい雨だねえ」
「ああ。雨もそうだけど、湿度がな……」
「湿度? 橙真、さらさらのストレートじゃない」
「いや、俺の髪じゃなくて……。湿度が高いとさ、飴を作るのが大変なんだ」
「へぇ」
橙真いわく、飴作りは湿気が天敵らしい。湿度が高いと、飴は大気中の水分を含んでべったりと形を崩してしまいやすいのだとか。
Hotate_Whisky
DOODLE橙星あかつき(@Akasora_channel )さん。天瀬怜(@u0_amase )さん。黒鉄メタル(@kurogane_metalV)さん。自立思考型電脳人形No.217(@No_217_ )さんの二次創作です。※五十音順
第二部 第一話『rock 'n' roll star』「あ、もしもし博士? 元気ぃ?
あはは、ほんとニーナ以外に『博士』って呼ばれると露骨に嫌そうな声出すよね。潔くて逆に好きだよもう。
そんな事を言ったら、そっちだって私の事を『ひな』って呼んだことないじゃん。お互い様でしょ。
え? 嫌だよ勘弁してよ。アンタとファーストネームで呼び合うなんて考えただけで鳥肌モノだよ。アンタだってそうでしょ。ん、同意見で何より。
あはは、まあ本題いこうか。
詳しくは言わないけど、近い内にニーナから大事な報告があるだろうから忙しくても時間作って話を聞いてあげなよ。私が言いたいのはそれだけ。
え? そんなん私の口から言える訳ないじゃん。今頃あの子はアンタにどう話すか必死で頭を悩ませてるんだろうからさ。あの子から直接聞くのがそれに対する誠意ってもんだよ。
5844あはは、ほんとニーナ以外に『博士』って呼ばれると露骨に嫌そうな声出すよね。潔くて逆に好きだよもう。
そんな事を言ったら、そっちだって私の事を『ひな』って呼んだことないじゃん。お互い様でしょ。
え? 嫌だよ勘弁してよ。アンタとファーストネームで呼び合うなんて考えただけで鳥肌モノだよ。アンタだってそうでしょ。ん、同意見で何より。
あはは、まあ本題いこうか。
詳しくは言わないけど、近い内にニーナから大事な報告があるだろうから忙しくても時間作って話を聞いてあげなよ。私が言いたいのはそれだけ。
え? そんなん私の口から言える訳ないじゃん。今頃あの子はアンタにどう話すか必死で頭を悩ませてるんだろうからさ。あの子から直接聞くのがそれに対する誠意ってもんだよ。
Hotate_Whisky
DOODLE橙星あかつき(@Akasora_channel )さん。天瀬怜(@u0_amase )さん。黒鉄メタル(@kurogane_metalV)さん。自立思考型電脳人形No.217(@No_217_ )さんの二次創作です。※五十音順
第二部 プロローグ 電子の海の中で、「それ」は宛ら藻屑の様だった。
十分な形を形成する事も出来ないまま靄の如く周辺に散らばり、集まる事さえ出来ずに漂い続けていた。
「ュ調・a・絏O碾&a ・Wc・3夾・・ヌ・・・香ワ・e^チ・w・ Ch$碓・蟯rx・・」
時折、意味も成さないそんな言葉を吐きながら。
そんな「何か」に、一人の少女が目を向けていた。憐憫と、憐れみを感じさせる表情をしながらも、それでもそのまま通り過ぎようとした。
眼前の「何か」に対して、なにも出来ない訳ではなかった。ただそれは、他者の協力を得た場合に限った話だ。この少女は、他者に迷惑をかける事を嫌う性分であり、それがまた美徳であった。
しかし、そんな彼女の足を止めたのは––––
636十分な形を形成する事も出来ないまま靄の如く周辺に散らばり、集まる事さえ出来ずに漂い続けていた。
「ュ調・a・絏O碾&a ・Wc・3夾・・ヌ・・・香ワ・e^チ・w・ Ch$碓・蟯rx・・」
時折、意味も成さないそんな言葉を吐きながら。
そんな「何か」に、一人の少女が目を向けていた。憐憫と、憐れみを感じさせる表情をしながらも、それでもそのまま通り過ぎようとした。
眼前の「何か」に対して、なにも出来ない訳ではなかった。ただそれは、他者の協力を得た場合に限った話だ。この少女は、他者に迷惑をかける事を嫌う性分であり、それがまた美徳であった。
しかし、そんな彼女の足を止めたのは––––
まる|ポスト
SPOILER【トライアングルージュ】|HO2 Orange
|甘橙 百弐(こんとう はくじ )
物静かな穏やかな青年。姉が居なくなってしまってやや傷心気味。
季節問わず厚着をしているタイプ。
オレンジの妖精ではないです。 7
ろまん
DONE【とうひゅ】橙真に恋するクラスメイトの女の子が主人公です。橙真がTrutHとしてプリマジデビューする前後の様子を、彼に片想いをしている中学一年生の女の子の視点で見ていきます。つやつやした林檎みたいな赤色の本をきっかけに燃やされていく彼女の恋心の話でもあります。
pixivにもおなじものを投稿しています。
イン・ラブ・ライブラリー「どういうこと………?」
ステージ上で起こっている現実が、まったく理解できない。
なんで? なんでそこに立ってるの? たくさんの歓声が、私をすり抜けて彼らの元に注がれていく。視界が赤と青の光で塗り潰されていく。頭がクラクラしてきた。その姿は何? これは夢? 夢なら早く覚めてほしかった。だって。だって私………あんな伊吹くん、知らない。ずっと見てきたはずなのに、ステージに立っている彼が何を思ってあそこにいるのか、私には全然分からなかった。
◇
窓際から二列目、一番後ろ。私の特等席。この前の席替えで、私はこの席を勝ち取った。窓際の後ろ席なんてそれだけでアタリだけど、今回はそれだけじゃない。
先生の板書を眺めるふりをして、右斜め前に意識を集中する。すると、彼の姿が自然と目に入った。これが一番のラッキー。顔を上げれば彼が視界に映り込むなんて、これだけで毎日学校に来る意味がある。
14015ステージ上で起こっている現実が、まったく理解できない。
なんで? なんでそこに立ってるの? たくさんの歓声が、私をすり抜けて彼らの元に注がれていく。視界が赤と青の光で塗り潰されていく。頭がクラクラしてきた。その姿は何? これは夢? 夢なら早く覚めてほしかった。だって。だって私………あんな伊吹くん、知らない。ずっと見てきたはずなのに、ステージに立っている彼が何を思ってあそこにいるのか、私には全然分からなかった。
◇
窓際から二列目、一番後ろ。私の特等席。この前の席替えで、私はこの席を勝ち取った。窓際の後ろ席なんてそれだけでアタリだけど、今回はそれだけじゃない。
先生の板書を眺めるふりをして、右斜め前に意識を集中する。すると、彼の姿が自然と目に入った。これが一番のラッキー。顔を上げれば彼が視界に映り込むなんて、これだけで毎日学校に来る意味がある。
ろまん
DONE【とうひゅ】TrutHの初プリマジの終了後、舞台裏。念願を叶えた結果、ひゅーいは橙真を巻き込む形になってしまったこと。そして橙真がそれも含めて2人で歩んでいく覚悟を決めていることについての話です。
pixivにも同じものを投稿しています。
True Heart「――ありがとうございました!」
ステージが終わり舞台裏へと移動すると、身体の強張りが一気に弛緩した。
初ステージで柄にもなく緊張していたのか、心音がまるで血流を通って伝播しているかのように、身体中で大きく響いている。汗も止まる気配がなく、衣装の内側も蒸れて、酷く熱い。
しかし不思議と疲れはなく、爽やかな達成感だけがとめどなく湧き上がっていた。
舞台袖からそっと観客席を覗き見る。
赤と青で彩られたペンライトの海にはたくさんの笑顔が浮かんでいて、僕はそのあまりの眩しさに思わず目を細めた。目線を少し上に動かせば、みゃむやまつりちゃん達の姿も見える。
……ああ、このステージからは、こんなにもはっきり顔が見えるのか。
10110ステージが終わり舞台裏へと移動すると、身体の強張りが一気に弛緩した。
初ステージで柄にもなく緊張していたのか、心音がまるで血流を通って伝播しているかのように、身体中で大きく響いている。汗も止まる気配がなく、衣装の内側も蒸れて、酷く熱い。
しかし不思議と疲れはなく、爽やかな達成感だけがとめどなく湧き上がっていた。
舞台袖からそっと観客席を覗き見る。
赤と青で彩られたペンライトの海にはたくさんの笑顔が浮かんでいて、僕はそのあまりの眩しさに思わず目を細めた。目線を少し上に動かせば、みゃむやまつりちゃん達の姿も見える。
……ああ、このステージからは、こんなにもはっきり顔が見えるのか。
hanamizukicandy
DOODLE橙真にとってのひゅーいとは作中のオブジェはまつみゃむ初デートの場所
命綱と死神 知らない場所のはずなのに、どこか懐かしい気がして立ち止まる。人間界の森の奥に広がる、石でできたオブジェが並ぶ拓けた場所は、まるでそこだけ魔法界から切り取られたかのような印象を僕に与えてくれた。静かな森の中に、二人分の呼吸と木々のざわめきと、鳥の囀りだけが響いている。
「ひゅーい?ここ、来たことあるのか?」
前を歩いていた橙真が、僕に気づいて立ち止まってくれた。「なんだか懐かしい感じがしたから。」そういえば、わざわざこっちまで戻ってきてくれる。
「なんだろうな、ここ。公園……じゃなさそうだし。魔法界にもこういうの、あるのか?」
「う〜ん……見かけは魔法界のものに近いし、マナマナがいた気配も感じるけどこれは魔法界のものじゃないね。チュッピが作って、ここに置いていったものだよ」
1703「ひゅーい?ここ、来たことあるのか?」
前を歩いていた橙真が、僕に気づいて立ち止まってくれた。「なんだか懐かしい感じがしたから。」そういえば、わざわざこっちまで戻ってきてくれる。
「なんだろうな、ここ。公園……じゃなさそうだし。魔法界にもこういうの、あるのか?」
「う〜ん……見かけは魔法界のものに近いし、マナマナがいた気配も感じるけどこれは魔法界のものじゃないね。チュッピが作って、ここに置いていったものだよ」
へいどぅー
DOODLE #アタシロ橙ネタバレありの感想らくがき。失礼ながらカズくんのTRPG初めて見たんですけど、めっっっっちゃ良かったなあ…!!高生くんの演出も最高でした👏✨
アタシロ今後も楽しみ! 3
балала́йка
DONEアバン先生に監禁された夢主カール城庭園内の離宮なので泣こうが喚こうが助けは来ません。
わかりにくいけど手に持ってるのは乗馬用短鞭
たくさん調教されてください
2.3枚目は台詞違い差分 4
宇都宮
DONE橙さんの「ありきたりな呪いをひとつ」より描かせていただきました。「そんな訳がないのに「自分の恋は特別なものだ」と感じてしまっていた初恋のtと過去に付き合ってた彼女とよりを戻したgのお話」です。(引用)
尚、一部フリートレス素材をお借りしております。
パスは固定に。
レトロ
MEMO人物紹介加賀美橙子さん 17才。高校生。
星座は蟹座。血液型はAB型。
※私本人が描いたイラストです。
小さな頃は貧しかったけど父の成功でセレブに。本人は明るく素直な性格だけど気弱泣き虫なので下品な父と生い立ちを恥じていたが、そんな折本場モンの御令嬢椿子に心を救われ椿子に恩義と強い憧れを持つ。男主人公の太郎に想いを寄せるが椿子への想いと義理で男の子への自分の恋は諦める。
レトロ
MEMO西園寺椿子さん 17才。高校生。星座は水瓶座。血液型はO型。
白馬家と縁の深い家柄のお嬢様。こちらも元華族様。現役で財閥様。たいへん高圧的で気が強いが面倒見は良い。一本筋が通っている性格だが言うことキツくて意地悪も言うので誤解されがち。翁二が苦手。硝子之はしぬほど大嫌い。女主人公のヒロイン子も意味わからなくて苦手。でも橙子は可愛い妹分。悪役令嬢ポジション。
daidaishikibu
PROGRESS一階には、母親と叔母さん。遊びに来た親戚の子と二階で行われる催眠遊び。ーーー
主にこちらで活動させていただいています!
■橙式部
------
Twitter→@daidaishikibu
Pixiv→user/72664400
FANBOX→https://daidaishikibu.fanbox.cc/
FANZA→https://www.dmm.co.jp/dc/doujin/-/li 2
daidaishikibu
PROGRESS親戚の女の子にも「強力な催眠術」を行使ーーー
主にこちらで活動させていただいています!
■橙式部
------
Twitter→@daidaishikibu
Pixiv→https://www.pixiv.net/users/72664400
FANBOX→https://daidaishikibu.fanbox.cc/
FANZA→https://www.dmm.co.jp/dc/douji 4
daidaishikibu
PROGRESS催眠術によって、スケベにしたお母さんにしてもらう、フェラチオ。ーーー
主にこちらで活動させていただいています!
宜しくお願いします<(_ _)>
■橙式部
------
Twitter→twitter/daidaishikibu
FANBOX→https://daidaishikibu.fanbox.cc/
FANZA→https://www.dmm.co.jp/dc/doujin/-/li
kohiruno
MOURNING元勇者と地底魔城で育った子供が、天才無免許医と旅先で出会う話橙✕BJクロスオーバー。
タイトル通りのお話です。誰でも一度はこの時点の和解を願うのではと思い、私の心の供養のために書きました。
手塚神に寄せたパロディ絵の漫画で描ききって完成されればこそ意味があるので、アイデア供養。ご自身の記憶の中の間黒男先生とともに再生してくださる、何でも許せる方に見ていただければ嬉しいです。
川辺にて※医療に関する記載は、ファンのBJ愛の代物として寛容に見てくださると幸いです。
曇り空の昼の宿場町。豪雨による増水で渡し船が欠航になっていて足止めを食らう旅人たち。混み合う宿屋の食堂。眼鏡を掛けた青年と銀髪の子供が食事をしている。子供は一礼して席を立つ。そこに相席をするBJ。
「失礼。お気を使わせましたね。弟さんですか」
「いえ、彼は弟子なんです。世間を知る旅の途中でして」
「へえ、では武者修行の先生だ」
「まあ、そんなところです」
ワインを酌み交わす二人。
「賢そうなお子さんですね」
「彼はね、私の敵の根城で育てられた子供なんです。父親代わりの幹部を見逃す際、託されました」
BJはじっと青年を見つめる。
宿屋の裏で、剣の稽古に励む少年。
1698曇り空の昼の宿場町。豪雨による増水で渡し船が欠航になっていて足止めを食らう旅人たち。混み合う宿屋の食堂。眼鏡を掛けた青年と銀髪の子供が食事をしている。子供は一礼して席を立つ。そこに相席をするBJ。
「失礼。お気を使わせましたね。弟さんですか」
「いえ、彼は弟子なんです。世間を知る旅の途中でして」
「へえ、では武者修行の先生だ」
「まあ、そんなところです」
ワインを酌み交わす二人。
「賢そうなお子さんですね」
「彼はね、私の敵の根城で育てられた子供なんです。父親代わりの幹部を見逃す際、託されました」
BJはじっと青年を見つめる。
宿屋の裏で、剣の稽古に励む少年。
chunpepyun
MAIKING暁月バレ注意ヘル光書きかけ
花を見せた後〜ヴェーネスに会うまで数日。
弊創作ヒカセン
コレー・ポラリ
ムンキミコッテ♀
金髪、橙色瞳
書きかけヘル光 空に煌々と星が瞬きはじめてそれなりの時間が経った夜更け。ヘルメスは眠る事ができずに自室の窓から外を眺めていた。
穏やかで美しい、誰もが幸せそうに笑っている世界。その中で違和感ばかりを感じて立ち止まり続けている自分。人々は、この星をより善くしようと絶えず進もうとする。けれども自分はその中で切り捨てられたものをずっと振り返り、手を伸ばし、進む先が描けないでいる。どうして、どうして苦しみながら消え行く生物達を終わらせてさぁ次はもっと善くしようと言えるんだ。星の益にならないものはこの世界に必要ないと切り捨てるのか。自分達の都合で生み出して自分達の都合で命を奪って。なんで。そう叫びたいのに、それを理解して隣に立ち止まってくれる人は誰もいなかった。その想いをずっと胸の中に抱え続けて、その黒い感情を胸に燻らせて、どれだけの時間が経ったのだろう。そんな自分が施設を統括する所長という座を与えられて、どうにも動くことさえままならなくなった。その思いを吐露できる友や同僚と呼べる立場の者もいないまま全ての想いを一人で完結させるしかなかった。割り切るのが正しいと理解してそうしたかった、けれどもできなかった。弁論をしてもきっとこの想いはそんな考えもあるのだねと言われるだけなのだ。本質を、自分が何に憤っているのかを理解する者は見つからない。
2945穏やかで美しい、誰もが幸せそうに笑っている世界。その中で違和感ばかりを感じて立ち止まり続けている自分。人々は、この星をより善くしようと絶えず進もうとする。けれども自分はその中で切り捨てられたものをずっと振り返り、手を伸ばし、進む先が描けないでいる。どうして、どうして苦しみながら消え行く生物達を終わらせてさぁ次はもっと善くしようと言えるんだ。星の益にならないものはこの世界に必要ないと切り捨てるのか。自分達の都合で生み出して自分達の都合で命を奪って。なんで。そう叫びたいのに、それを理解して隣に立ち止まってくれる人は誰もいなかった。その想いをずっと胸の中に抱え続けて、その黒い感情を胸に燻らせて、どれだけの時間が経ったのだろう。そんな自分が施設を統括する所長という座を与えられて、どうにも動くことさえままならなくなった。その思いを吐露できる友や同僚と呼べる立場の者もいないまま全ての想いを一人で完結させるしかなかった。割り切るのが正しいと理解してそうしたかった、けれどもできなかった。弁論をしてもきっとこの想いはそんな考えもあるのだねと言われるだけなのだ。本質を、自分が何に憤っているのかを理解する者は見つからない。
kohiruno
TRAININGここ数日拝見した橙×日本文学に心揺さぶられたので、昭和初期の童話風に書いた、幼い勇者とその金色の友達の出会いと別れ。冒頭だけ新美南吉リスペクトした昭和の童話の文体パロディです。勢いで書いたので、何でも許せる方向け。
※原作ネタバレがあります。
金のしずく これは、私が小さいときに、城の大魔道士のおじいさんから聞いたお話です。
この国のちかくの海岸から船を出した、ずっとずっと南にいったところに魔物たちがすむ、小さな島があります。
むかし、ふしぎなしずくが空からその島にこぼれ落ちました。それは水でも石でもない、誰も見たことがない形のないすがたをしておりました。
それを草のしげみのなかから、はじめてみつけたのは、小さな男の子でした。
「ぼくと、ともだちになってよ」
その日から、ふしぎなしずくはぴかぴかと金いろにかがやき、体はやわらかなおもちのようなめずらしい金属となり、男の子と一緒にどこにでも行けるよううつくしい翼がはえました。
朝に夕に、しずくはぴぃぴぃと鳴き、男の子と野や山をあちらこちらと飛び回ります。
1089この国のちかくの海岸から船を出した、ずっとずっと南にいったところに魔物たちがすむ、小さな島があります。
むかし、ふしぎなしずくが空からその島にこぼれ落ちました。それは水でも石でもない、誰も見たことがない形のないすがたをしておりました。
それを草のしげみのなかから、はじめてみつけたのは、小さな男の子でした。
「ぼくと、ともだちになってよ」
その日から、ふしぎなしずくはぴかぴかと金いろにかがやき、体はやわらかなおもちのようなめずらしい金属となり、男の子と一緒にどこにでも行けるよううつくしい翼がはえました。
朝に夕に、しずくはぴぃぴぃと鳴き、男の子と野や山をあちらこちらと飛び回ります。
takatukimaria1
DOODLE前垢の時に描いたものwwwまだ橙アニメ始まったからかなぁ……?
この頃からフローラ様はイケメン!って、意識はあったようですwwww
男装フローラ様とか女装アバン先生描きたいとか言ってたなぁ……ww 2