記憶喪失
mochikaeru193
DOODLEhttps://poipiku.com/7954671/9324682.html の続き。八×怪異/記憶喪失真(その7)
以前pixivにあげたものの改稿版です。
真がまだ生きていた頃(約一年前)の話。オリキャラ出ます。
もうちっとだけ続くんじゃよ。 9453
花月ゆき
DONE秀零の日。記憶喪失&身体だけ縮んだ赤安(中学生)が、工藤邸で一緒に住んでいる設定です。
②:https://poipiku.com/1436391/9538548.html
Heartfelt Memories(旧題:記憶は心の底に)①―コナンSide 10月―
コナンが工藤邸を訪れると、赤井と降谷の二人の声が玄関まで漏れ聞こえてきた。
毒薬を飲んで身体が縮み、記憶まで失くして中学生となってしまった二人の声は、自分が知るそれと比べると随分と幼い。しかし、話し方も話す内容も、小学生である自分よりはるかに大人びている。大人の赤井と降谷の姿が頭の中に散らつくせいで、最初は違和感が凄まじかったが、最近は不思議と慣れつつあった。
二人はコナンが部屋に入ってきたことを気にも留めず、壁に視線を向けたまま、あーでもないこーでもないと言い合っている。
「二人ともいったいどうしたの?」
コナンが話しかけると、ようやく二人がこちらを意識する。降谷が壁にかかった日めくりカレンダーから視線を外して言った。
2016コナンが工藤邸を訪れると、赤井と降谷の二人の声が玄関まで漏れ聞こえてきた。
毒薬を飲んで身体が縮み、記憶まで失くして中学生となってしまった二人の声は、自分が知るそれと比べると随分と幼い。しかし、話し方も話す内容も、小学生である自分よりはるかに大人びている。大人の赤井と降谷の姿が頭の中に散らつくせいで、最初は違和感が凄まじかったが、最近は不思議と慣れつつあった。
二人はコナンが部屋に入ってきたことを気にも留めず、壁に視線を向けたまま、あーでもないこーでもないと言い合っている。
「二人ともいったいどうしたの?」
コナンが話しかけると、ようやく二人がこちらを意識する。降谷が壁にかかった日めくりカレンダーから視線を外して言った。
みっけ
DONE🐺杉と😈尾のsgoの出会いの話です。【雑設定】
⭐️杉は二重人格(狼と人間の時)
⭐️尾は記憶喪失気味で、昔🐺杉にそっくりな人間と一緒だった。
前作はたぶん下にある…
【注意】
♡&濁点喘ぎ
結腸抜き
ちょっとハード気味?
18↑? 1990
otoson
INFO2023年10月21日MP43で頒布予定の新刊ルスハン小説、書き出しの少量サンプルです。新婚のルスハン、ルスが訓練中の事故で記憶喪失に。
自分は23歳だと言うルスにハンは……?
本はR18ですが、そのシーンは軽いです。
パス:本はR18です。18歳以上ですか?→yes/no 3559
sayu
PROGRESS陽介記憶喪失話。10 慎重派なので
もしも記憶が消せたなら 何もない暗闇から、ぼんやりと人の姿が浮かび出る。
「思い出した?」
スカートを翻し、小西先輩と同じ姿をしたそいつはニコニコと笑う。
キリキリと脳みそを縛られるような痛みを堪えながら、何のことだと問うた。
「んー、色々あるけど。花ちゃんはどれだと思う?」
要領を得ない会話だ。会話をするだけ無駄。なのにどうして俺はこいつの相手をしてしまうのか。
「酷い大雨のときに、二人でモップ掛けをしたときのこととか?」
あの時は結露が凄くてさぁととぼけた顔をする。やめろ。お前がそれを語るんじゃない。
「どうして? だって私も【私】でしょ?」
花ちゃんだって覚えてるくせに、と唇を尖らせる。
それはお前ではない。お前じゃないんだ。
4424「思い出した?」
スカートを翻し、小西先輩と同じ姿をしたそいつはニコニコと笑う。
キリキリと脳みそを縛られるような痛みを堪えながら、何のことだと問うた。
「んー、色々あるけど。花ちゃんはどれだと思う?」
要領を得ない会話だ。会話をするだけ無駄。なのにどうして俺はこいつの相手をしてしまうのか。
「酷い大雨のときに、二人でモップ掛けをしたときのこととか?」
あの時は結露が凄くてさぁととぼけた顔をする。やめろ。お前がそれを語るんじゃない。
「どうして? だって私も【私】でしょ?」
花ちゃんだって覚えてるくせに、と唇を尖らせる。
それはお前ではない。お前じゃないんだ。
sayu
PROGRESS陽介記憶喪失話。8 糸
もしも記憶が消せたなら「来て、アマテラス!」
女教皇のカードを扇子で割り、辺り一帯を業火で燃やし尽くす。
陽介の影は疾風属性だ。火に風を繰り出しても火の勢いを加速させるだけ。火炎耐性を持っているのでダメージソースにはならないが、しばらくはこれで目眩ましになるだろう。
「今のうちにりせちゃんを」
「オッケー、やっちゃって!スズカゴンゲン!」
戦車のカードを回し蹴りで叩き割り、りせの拘束を解く。
「ありがとう雪子先輩、千枝先輩」
拘束されただけで、特に怪我はしていないようだ。
だが、俺に対しては確実に首を狙ってきていた。どういうことだろうか。
「間違いなく花村先輩のスサノオだよ。でもなんだろう。なんか変……」
「属性も弱点もなんにも変わってないクマね。スサノオそのものクマ」
5675女教皇のカードを扇子で割り、辺り一帯を業火で燃やし尽くす。
陽介の影は疾風属性だ。火に風を繰り出しても火の勢いを加速させるだけ。火炎耐性を持っているのでダメージソースにはならないが、しばらくはこれで目眩ましになるだろう。
「今のうちにりせちゃんを」
「オッケー、やっちゃって!スズカゴンゲン!」
戦車のカードを回し蹴りで叩き割り、りせの拘束を解く。
「ありがとう雪子先輩、千枝先輩」
拘束されただけで、特に怪我はしていないようだ。
だが、俺に対しては確実に首を狙ってきていた。どういうことだろうか。
「間違いなく花村先輩のスサノオだよ。でもなんだろう。なんか変……」
「属性も弱点もなんにも変わってないクマね。スサノオそのものクマ」
sayu
PROGRESS陽介記憶喪失話。7 死んでくれる?
もしも記憶が消せたなら クマは一目散に走り出し、家電コーナーへ真っ直ぐ向かっていった。
ゴールデンウィークで人の賑わいがあり、なりふり構わずにテレビの中に入るクマを慌てて壁を作って隠しつつ、先導隊として俺は里中と天城を連れ、完二りせ直斗の三人は人気がひいたらりせのナビで合流することにした。
「ちょっとクマくん! 誰かがテレビの中に入ったってどういうこと!?」
いざという時用に持ち歩いていた眼鏡をしたものの、霧は晴れているので無用だったかもしれない。イザナミを倒して以来、テレビの中は平和そのものであった。クマを追いかけて走っている今もなお、シャドウは一切見当たらない。
里中の声が聞こえているのかいないのかはわからない。クマはただ真っ直ぐに、一心不乱に何かを探して走り続ける。
5726ゴールデンウィークで人の賑わいがあり、なりふり構わずにテレビの中に入るクマを慌てて壁を作って隠しつつ、先導隊として俺は里中と天城を連れ、完二りせ直斗の三人は人気がひいたらりせのナビで合流することにした。
「ちょっとクマくん! 誰かがテレビの中に入ったってどういうこと!?」
いざという時用に持ち歩いていた眼鏡をしたものの、霧は晴れているので無用だったかもしれない。イザナミを倒して以来、テレビの中は平和そのものであった。クマを追いかけて走っている今もなお、シャドウは一切見当たらない。
里中の声が聞こえているのかいないのかはわからない。クマはただ真っ直ぐに、一心不乱に何かを探して走り続ける。
sayu
PROGRESS陽介記憶喪失話。6 ゴールデンウィークの始まり
もしも記憶を消せたなら ゴールデンウィークといえばジュネスのかきいれ時だ。大分マシにはなった腕の痛みを加減しながら、一人でバイトをこなしていた。熊田が側についていなくても簡単な仕事程度であれば覚えた。
大型連休だとやはり様々な人間が出入りするのか、歳のいった老人、カップルや家族連れが多く、山盛りに品出しした特売品もあっという間に減っていく。在庫を開けるかと台車をひくと、エプロンの裾をくいっと引っ張られ、後ろを振り返るとそこには見知らぬ客人が立っていた。
◆
「月森ー!おかえりー!」
いつも側にいた親友の声は無いのに、どこか幻聴のように耳に響くような気がする。
ゴールデンウィークの始まり。三月の別れ以降、八十稲羽にようやく帰ってきた。たった一ヶ月くらいの別離であったが遠い距離に感じる。ジュネスのフードコートで飲み物を持ちより、乾杯の音頭を取る。
4086大型連休だとやはり様々な人間が出入りするのか、歳のいった老人、カップルや家族連れが多く、山盛りに品出しした特売品もあっという間に減っていく。在庫を開けるかと台車をひくと、エプロンの裾をくいっと引っ張られ、後ろを振り返るとそこには見知らぬ客人が立っていた。
◆
「月森ー!おかえりー!」
いつも側にいた親友の声は無いのに、どこか幻聴のように耳に響くような気がする。
ゴールデンウィークの始まり。三月の別れ以降、八十稲羽にようやく帰ってきた。たった一ヶ月くらいの別離であったが遠い距離に感じる。ジュネスのフードコートで飲み物を持ちより、乾杯の音頭を取る。
sayu
PROGRESS陽介記憶喪失話。5 思い出せない記憶
もしも記憶が消せたなら 体があちこち痛い。頭も割れそうに痛い。手を動かそうと思ったが痛くて動かせそうもない。足はどうか。足はどうやらそこまで痛くはないようだ。
足先をもじもじを動かすと、意識がだんだんハッキリとしてきた。ぼやけながらも何らかの白いものが見えた。頭が働かないがなんとなくどこかで見たようなシチェーションな気がする。そうだこれは「天井」だ。白い天井。ああ、自分の家というものがあったはずだ。ぼんやりと思い出そうとすると頭がズキりと痛みだす。
自分の部屋の天井は何色だったか。そんな単純なことも思い出せない。
そんなことを考えながら目を開ける。真っ白な部屋かと思ったがそうでもない。金色が見える。金箔の部屋か? なんと豪勢な部屋なのかと思えば、それは部屋ではなかった。
7597足先をもじもじを動かすと、意識がだんだんハッキリとしてきた。ぼやけながらも何らかの白いものが見えた。頭が働かないがなんとなくどこかで見たようなシチェーションな気がする。そうだこれは「天井」だ。白い天井。ああ、自分の家というものがあったはずだ。ぼんやりと思い出そうとすると頭がズキりと痛みだす。
自分の部屋の天井は何色だったか。そんな単純なことも思い出せない。
そんなことを考えながら目を開ける。真っ白な部屋かと思ったがそうでもない。金色が見える。金箔の部屋か? なんと豪勢な部屋なのかと思えば、それは部屋ではなかった。
sayu
PROGRESS陽介記憶喪失話。4 だってダチだから
もしも記憶が消せたならゴールデンウィークも間近に迫ったある日のこと。完二から電話がかかってきた。
「元気そうでなによりッスよ」
「俺は大丈夫。変わりはないよ。ゴールデンウィークには予定通りそっちに帰れそうだ。それよりも……」
「花村先輩、ッスよね」
完二の困った声から察するに、事態は一向に良くはなっていないのだろう。
「まぁ流石に事故なんで花村先輩の親と警察で捜査はしてっかもしんねーんスけど、花村先輩の親には面識ねぇんでそっちはどうなってっかはサッパリ。で、里中先輩も天城先輩もなーんか変なんスよね。まるで先輩らもおかしくなっちまったみてーで」
「里中達が?」
「はい。あ、別に里中先輩達まで何か事故ったワケじゃね-ッスよ? でもなんかよそよそしいっつーか。こないだなんか「捜査をやめようか」とか言い出して」
1709「元気そうでなによりッスよ」
「俺は大丈夫。変わりはないよ。ゴールデンウィークには予定通りそっちに帰れそうだ。それよりも……」
「花村先輩、ッスよね」
完二の困った声から察するに、事態は一向に良くはなっていないのだろう。
「まぁ流石に事故なんで花村先輩の親と警察で捜査はしてっかもしんねーんスけど、花村先輩の親には面識ねぇんでそっちはどうなってっかはサッパリ。で、里中先輩も天城先輩もなーんか変なんスよね。まるで先輩らもおかしくなっちまったみてーで」
「里中達が?」
「はい。あ、別に里中先輩達まで何か事故ったワケじゃね-ッスよ? でもなんかよそよそしいっつーか。こないだなんか「捜査をやめようか」とか言い出して」
sayu
PROGRESS陽介記憶喪失話。3 知らない人みたいに
もしも記憶が消せたなら 雪子達と約束した通り、翌日から町中で聞き込み捜査を行った。
しかし人通りのないタイミングで事故が起きたのか、有力な証言を持つ人間は現れなかった。
そうこうしている内に花村は退院し、朝から教室で雪子にお礼を述べていた。
「いやぁ天城さんの書いてくれた地図のおかげで助かったー。おぼろげに覚えてっけど、本当にこっちの方向であってるのかとかちょっと自信なかったし」
「念のために学校までの地図渡しておいたけど、役に立って良かった。体の調子はどう?」
「まだあちこちいてーから走ったりは無理そうだけど、そっと歩くくらいなら大丈夫」
「そっか、じゃあまだしばらくは安静だね。何かあったら言ってね」
病室で話した時から二人でなーんか雰囲気出ちゃってるような気がしないでもないけど、それはそれで記憶を失う前の花村と変わらないような気もして微妙な気持ちであった。雪子が花村にそういう意味で興味がないのはよく知っていたので不安にはならないけども、花村はそうではない。記憶を失っているのだから、これまで何を雪子と話してきたのかも覚えてはいないだろう。
2090しかし人通りのないタイミングで事故が起きたのか、有力な証言を持つ人間は現れなかった。
そうこうしている内に花村は退院し、朝から教室で雪子にお礼を述べていた。
「いやぁ天城さんの書いてくれた地図のおかげで助かったー。おぼろげに覚えてっけど、本当にこっちの方向であってるのかとかちょっと自信なかったし」
「念のために学校までの地図渡しておいたけど、役に立って良かった。体の調子はどう?」
「まだあちこちいてーから走ったりは無理そうだけど、そっと歩くくらいなら大丈夫」
「そっか、じゃあまだしばらくは安静だね。何かあったら言ってね」
病室で話した時から二人でなーんか雰囲気出ちゃってるような気がしないでもないけど、それはそれで記憶を失う前の花村と変わらないような気もして微妙な気持ちであった。雪子が花村にそういう意味で興味がないのはよく知っていたので不安にはならないけども、花村はそうではない。記憶を失っているのだから、これまで何を雪子と話してきたのかも覚えてはいないだろう。
sayu
PROGRESS陽介記憶喪失話。番長&女子は友情ルート。2 クマも記憶が消せたなら
もしも記憶が消せたなら 月森くんへの電話を切ると、完二くんの大きな声が響き渡る。
「だぁから! オメーのせいじゃねぇっつってんだろ!」
「クマのせいクマ……。クマなんにもできんかったクマ」
巽屋の台所に集まっていたのだが、電話をするために少し場所を離れていた。離れている間に何かを作っていたらしい完二くんは鍋にお玉を入れ、クマさんの持っているお椀へ何かを運ぶ。そしてクマさんはその度にお箸で何かを口に運んでいた。
「何をしているの二人共」
「あ、雪子。月森くんと電話繋がった?」
ダイニングテーブルに腰掛けていた千枝が話しかける。
「うん。全部伝えてきた」
「そっか。ま、花村自体は無事だからね。そこまで心配することじゃないけど、月森くんだけ知らないってのもなんか変だし。ちょっと話をしようと思って電話掛けたら、花村に「誰?」とか言われるわけでしょ? それじゃ月森くんが可哀想だしね」
2434「だぁから! オメーのせいじゃねぇっつってんだろ!」
「クマのせいクマ……。クマなんにもできんかったクマ」
巽屋の台所に集まっていたのだが、電話をするために少し場所を離れていた。離れている間に何かを作っていたらしい完二くんは鍋にお玉を入れ、クマさんの持っているお椀へ何かを運ぶ。そしてクマさんはその度にお箸で何かを口に運んでいた。
「何をしているの二人共」
「あ、雪子。月森くんと電話繋がった?」
ダイニングテーブルに腰掛けていた千枝が話しかける。
「うん。全部伝えてきた」
「そっか。ま、花村自体は無事だからね。そこまで心配することじゃないけど、月森くんだけ知らないってのもなんか変だし。ちょっと話をしようと思って電話掛けたら、花村に「誰?」とか言われるわけでしょ? それじゃ月森くんが可哀想だしね」
sayu
PROGRESS陽介記憶喪失話。番長&女子は友情ルート。1 事の始まり
もしも記憶が消せたなら「落ち着いて聞いてね月森くん」
突然かかった電話の主の声は微かに震えていた。ただならぬことが起きたことを予見する。
「花村くんが事故に遭ったの」
全身に走る稲妻のような鳥肌が立つ。青天の霹靂とはよく言ったものだ。実際自分の身に予想もしなかったことが起きると、パニックを通り越して冷静になってしまう。自分が取り乱していては何も始まらないからだ。
「でも、大丈夫。奇跡的に打撲や軽い内出血で済んだみたい。しばらく入院はするけど意識はあるし、命に別状はないよ」
しかしそれならわざわざ都会にいる俺に電話してくることもないだろう。陽介には意識がある。つまり、陽介から俺に電話をすることが出来るはずなのだ。それを天城から電話してきたということは、陽介本人から言えないような何かは起きているのだ。
1527突然かかった電話の主の声は微かに震えていた。ただならぬことが起きたことを予見する。
「花村くんが事故に遭ったの」
全身に走る稲妻のような鳥肌が立つ。青天の霹靂とはよく言ったものだ。実際自分の身に予想もしなかったことが起きると、パニックを通り越して冷静になってしまう。自分が取り乱していては何も始まらないからだ。
「でも、大丈夫。奇跡的に打撲や軽い内出血で済んだみたい。しばらく入院はするけど意識はあるし、命に別状はないよ」
しかしそれならわざわざ都会にいる俺に電話してくることもないだろう。陽介には意識がある。つまり、陽介から俺に電話をすることが出来るはずなのだ。それを天城から電話してきたということは、陽介本人から言えないような何かは起きているのだ。
へけつみゅん
DONEX(Twitter)に載せている守護獣ファンタジー現パロ風小説の第2話です。恒刃です。この世界線の刃ちゃんは記憶喪失です。雨脚その日は雨が降っていた。
「あら、捨てワンちゃんが…2匹も。可哀想に」
スーツを着た赤紫の髪の女に話しかけられるまで、俺は気を失っていたようだった。どうやって此処に来たのか思い出せない。思い出そうとしてもズキズキと頭が痛むばかり。俺の横には見覚えの無い、半透明の大きな狼が横たわっていた。弱っているようだが、決して側から離れようとしない。
「しかもうちの事務所の前でだなんて。これも運命というものかしら」
俺の背にある建物には、どうやらこの女の事務所があるらしい。
「まずは中に入りましょうか。君、名前は?」
「………分からない」
俺はそう答えるのが精一杯だった。
俺はそんな経緯で赤紫の髪の女…カフカに拾われ、病院に連れて行かれ精密検査を受けた。体や脳に特別な異常や外傷は無かったが、記憶障害だと診断された。
2502「あら、捨てワンちゃんが…2匹も。可哀想に」
スーツを着た赤紫の髪の女に話しかけられるまで、俺は気を失っていたようだった。どうやって此処に来たのか思い出せない。思い出そうとしてもズキズキと頭が痛むばかり。俺の横には見覚えの無い、半透明の大きな狼が横たわっていた。弱っているようだが、決して側から離れようとしない。
「しかもうちの事務所の前でだなんて。これも運命というものかしら」
俺の背にある建物には、どうやらこの女の事務所があるらしい。
「まずは中に入りましょうか。君、名前は?」
「………分からない」
俺はそう答えるのが精一杯だった。
俺はそんな経緯で赤紫の髪の女…カフカに拾われ、病院に連れて行かれ精密検査を受けた。体や脳に特別な異常や外傷は無かったが、記憶障害だと診断された。
( ˙👅˙ )
PROGRESS無性に続きを書きたくなったはいいけどフレンちゃんの口調が分からず心が折れた記憶喪失なディミレス。光の人② 翌朝目覚めたベレスは、公務がすべて取りやめになったと知らされて目を丸くした。
「どうして」
「近ごろは体調がすぐれず、昨日はとうとうお倒れになられたんですもの。今日は大事を取ってお休みなさってくださいまし」
テキパキとベレスを診ながら答えたフレンは、安堵したようにふうと息を吐いた。
「猊下はいつも真面目にお仕事なさっていますわ。数日お休みをとられたって、誰も文句は言いませんことよ」
「うーん。それはどうだろう」
実際、教団への不満があるようだという報告書を先日目にしたばかりだ。それらの対処もあるし、政策では行き届かない面など気を配らなければならないことも多々ある。のんびりと無駄にできる時間はないのだ。
1405「どうして」
「近ごろは体調がすぐれず、昨日はとうとうお倒れになられたんですもの。今日は大事を取ってお休みなさってくださいまし」
テキパキとベレスを診ながら答えたフレンは、安堵したようにふうと息を吐いた。
「猊下はいつも真面目にお仕事なさっていますわ。数日お休みをとられたって、誰も文句は言いませんことよ」
「うーん。それはどうだろう」
実際、教団への不満があるようだという報告書を先日目にしたばかりだ。それらの対処もあるし、政策では行き届かない面など気を配らなければならないことも多々ある。のんびりと無駄にできる時間はないのだ。
kroc_f
DONE現パロポカソソ←モブくん。大学生モブくんの隣に住んでる記憶喪失ソソとたまにやってくる怖い金髪のお兄さんの現パロ。
お隣さんは怖いけど優しくて、どうやら記憶喪失&記憶障害があるらしい。
たまに来る怖い金髪の人とはどういう関係なんだろう……モブくんの脳が焼かれるまであと10日(続かない) 4
yakumo
PROGRESS今書いてるゲドジャ文の冒頭。割とじめっとしている。死についての話ですが死ネタではない。シンダルの遺跡後の話でいわゆる記憶喪失ネタです。冒頭なのでまだ記憶あるけど。
現在の話と過去回想が入り混じりますがCPを意識してるのはゲドジャだけ。でもいちゃいちゃはしてません。
無題 湖から吹き付ける湿った風の匂いに紛れて、独特の刺激臭が鼻をついた。
酒の匂いだ、とすぐに気が付いたのはジャックがそれをあまり好まないからだ。苦手なものに対する人間の嗅覚は敏感であり、好ましくないからこそ無意識にそれを避けるための警戒心が働くものだった。そうでなくともジャックの鼻は利く。仲間達と行動するようになって身近なものになったその香りを間違えるなどということはなかった。
目に見えないものに誘われるようにジャックは船の甲板に上がる階段に足をかける。段を登った先には、遥かに広がる闇夜を背景に一つの影が立っていた。
「――隊長」
「……ジャックか」
声をかけると、酒瓶を片手に、船縁に手をかけていた影――ゲドの黒い瞳がこちらを見た。月が雲の向こうに隠された闇の中で、男の瞳はなおいっそう深深と暗い色を湛えている。見つめていると吸い込まれてしまいそうだ、と幾度となく思った事があったが、ジャックはその男の、まるで黒曜を思わせるような瞳を好ましく思っていた。
8639酒の匂いだ、とすぐに気が付いたのはジャックがそれをあまり好まないからだ。苦手なものに対する人間の嗅覚は敏感であり、好ましくないからこそ無意識にそれを避けるための警戒心が働くものだった。そうでなくともジャックの鼻は利く。仲間達と行動するようになって身近なものになったその香りを間違えるなどということはなかった。
目に見えないものに誘われるようにジャックは船の甲板に上がる階段に足をかける。段を登った先には、遥かに広がる闇夜を背景に一つの影が立っていた。
「――隊長」
「……ジャックか」
声をかけると、酒瓶を片手に、船縁に手をかけていた影――ゲドの黒い瞳がこちらを見た。月が雲の向こうに隠された闇の中で、男の瞳はなおいっそう深深と暗い色を湛えている。見つめていると吸い込まれてしまいそうだ、と幾度となく思った事があったが、ジャックはその男の、まるで黒曜を思わせるような瞳を好ましく思っていた。
白猫さん
TRAINING『夜明け』のお題での創作。丁度時期だったので、3.11の東日本大震災の日にちなんで創作。クラシック&役者音楽シリーズと、海のお題と他人様のご結婚前のエピソードに着想を得た、二次創作するカップルのお話の小説のコラボ的外伝的小説。クラシック音楽&役者シリーズの主人公天宮潤の過去のイタリアでの出来事での記憶喪失の顛末。 31447
KSDxxx95
MEMO男主人公(モブ)×氵尺夢的ななにか的なあれのメモです
正直バスケ部員じゃない方がしっくり来るのでまた再考しなきゃ…
思いのほか長くメモ書いてて自分で少し怖くなった
記憶喪失ネタがみたくて
この氵尺は好かれていることに自信満々な氵尺
だけどモブが記憶喪失になった時に○からの記憶が無いと聞いて怖がる姿を見たい
(モブが○の前は氵尺のこと苦手だったよって言ってたの覚えてたから) 5