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    読んでみた

    片海鏡

    PROGRESS前回のsqsqの二次創作妄想小説の続きです。捏造の山です。人それぞれの解釈を読んでみたいなぁ、と毎回思います。支部にもまとめたものを投稿しようと思いますが、きりが良い所で行う予定なので先の話です
    今のところ無し その3 文化祭当日。校門には、色とりどりの風船とペーパーフラワーで飾られた手作りのゲートが設置され、来客を出迎える。校舎の中も輪飾りなど手作りの装飾が施され、クラスや部活ごとにお化け屋敷やミサンガ作りのコーナー、ドーナツ屋等が開かれている。中学でありながら、祭り好きが多勢のために気合いが入っている。

    「イチヤもバンドで応募すれば良かったのに」
    「メンバーがいない」
    「ベースやってるって、あいつ言ってたよ」
    「やだ」
    「まぁ、ドラムやシンセサイザーもいないから、出来なよな」
    「シンセサイザー??」
    「えっ、イチヤは知らないの」
    「キーボード使うやつの事だろ」
    「へぇー」
    「シンセサイザーはシンセサイザーって楽器!」

     クラス展示の接客当番の時間が終わったイチヤはイカボーイ2人と一緒に、ブラブラと文化祭を回った。あのベースを演奏していると自称したイカボーイの姿は無い。同じクラスでも仲が良いわけではないイチヤは、以前の衝突もあり、特に気に掛けなかった。
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