長谷部
いなばリチウム
DONE情けない攻めはかわいいねお題ガチャより最高なので皆推しCPで是非
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>長谷部のことがずっと昔から大好きなので今が信じられなくなるも、そのたびに長谷部から熱いキスをかまされて”理解”する審神者
>長谷部からどんなときでも何をしてても生まれ変わっても見つけると宣言されて抱いて……となる審神者(もちろん抱かれるのは長谷部)
情けない攻めの審神者×長谷部シリーズ②「……信じられないなあ」
思わず零れた、それは独り言だった。けれど聞きつけた長谷部が顔を上げて、「何がですか?」と首を傾げたので、俺は他意なく、昔のことを思い出して、と話す。
「きみが、俺のことを好きだってことが。……あっ、長谷部を信じてないとかそういう話じゃなくてね。この状況が、嬉しすぎて信じられないというか……」
思い出せば赤面ものだけど、長谷部に好きだと伝えた時のことを思い出す。告白の目的は、付き合おうとかそういう感じではなく、俺は想いを告げることで長谷部を遠ざけようとしていた。主である俺が臣下である長谷部のことを好きになってしまったという告白で、引かれるとか蔑まれるとかは想定していても、まさか「俺もあなたのことが好きです」なんて言われた上に行動で示されるなんて夢にも思わなかったのだ。俺がきみを好きで、きみも俺のことを好きだなんて、すごくすごく、信じられないくらいの幸福だ。毎日目覚める度に、俺はめちゃくちゃ自分に都合の良い夢を見ていたのでは? もしくは妄想では? と考え込んでしまう。長谷部を信じていないということでは断じてない。言葉で伝えあって、唇を重ねて、何ならもっと先までしているのに、実感を上回る幸福量に、なんというか、完全にキャパオーバーになっているのだと思う。
2694思わず零れた、それは独り言だった。けれど聞きつけた長谷部が顔を上げて、「何がですか?」と首を傾げたので、俺は他意なく、昔のことを思い出して、と話す。
「きみが、俺のことを好きだってことが。……あっ、長谷部を信じてないとかそういう話じゃなくてね。この状況が、嬉しすぎて信じられないというか……」
思い出せば赤面ものだけど、長谷部に好きだと伝えた時のことを思い出す。告白の目的は、付き合おうとかそういう感じではなく、俺は想いを告げることで長谷部を遠ざけようとしていた。主である俺が臣下である長谷部のことを好きになってしまったという告白で、引かれるとか蔑まれるとかは想定していても、まさか「俺もあなたのことが好きです」なんて言われた上に行動で示されるなんて夢にも思わなかったのだ。俺がきみを好きで、きみも俺のことを好きだなんて、すごくすごく、信じられないくらいの幸福だ。毎日目覚める度に、俺はめちゃくちゃ自分に都合の良い夢を見ていたのでは? もしくは妄想では? と考え込んでしまう。長谷部を信じていないということでは断じてない。言葉で伝えあって、唇を重ねて、何ならもっと先までしているのに、実感を上回る幸福量に、なんというか、完全にキャパオーバーになっているのだと思う。
a_darkblack
DONE三池兄弟。短刀たちが羽子板やってる所を眺めてたら
「お2人もやってみますか?」と言われ、
じゃあ少しだけ…とやり始めたらめちゃくちゃ白熱して喧嘩寸前までいけばいい!!!(何)
数分後通りかかった長谷部に叱られればいい!!!(どうした)
※羽織りは早い段階で脱いだの…かき忘れた訳では無い( ;˙³˙)
いなばリチウム
DONE情けない攻めはかわいいね お題ガチャよりhttps://odaibako.net/gacha/1462?share=tw
>長谷部に告白している最中、好きすぎて感情が溢れて泣き出す審神者
情けない攻めの審神者×長谷部シリーズ① 長谷部のことが、ずっと好きだった。顕現した瞬間に綺麗で頼りになりそうな人が来てくれて良かった、好き、って思ったし、出陣すれば、時には無茶することもあったけどいつだって部隊長として他のみんなを引っ張ってくれたし、戦う姿は凛々しくてかっこよくて好き、って思ったし、近侍になって細かな事務作業やサポートを丁寧にしてくれる上にいつも俺のことを気遣ってくれて優しい、好き、って思ったし、とにかく好きじゃない瞬間がなかった。最初は、単純に臣下への好意だと思っていたけれど、そうじゃないよこしまな気持ちが溢れてくるのを止められなくて、枕や下着を濡らすことも一度や二度じゃなくて、そんな自分が嫌で嫌で仕方なかった。俺は主で、長谷部は臣下なのに、いわば上司が部下によこしまな気持ちを抱いているなんて、それも抑えられている内はいいけれど、いつか勢い余って長谷部を押し倒してしまいそうでこわかった。こわいのは、そんな自分もだけど、超絶仕事が出来て優秀で気遣いの天才の長谷部のことだから、主の俺に対しても気遣って拒絶しないかもしれないことだ。そんなの、長谷部が可哀想だし、俺は世界一最低の主だ。だから、せめて勢い余らない内に長谷部に心の内を明かして、落ち着いて話が出来るうちに長谷部を遠ざけるしかないと思ったのだ。理由を言わずにそうすることも出来たけど、長いこと近侍を務めている彼を急に遠ざけたりすれば彼自身が自分の中に非を探して気落ちしてしまうと思った。長谷部は全然悪くないのだから、理由を言わないのはあまりにも自分勝手だ。嫌われてもいい。気持ち悪がられてもいい。俺の耳に入らない範囲なら、「上司に性的な目で見られてるらしくてまじさいあくきもい」みたいな陰口叩いててもいい。一方的な好意の吐露って時点で絶対きもいよなとは思うけど、俺が過ちを犯す前に手を打つしかない。
2719Hoopono41030595
DONE2022年くわぶぜの書初めです。よっぱらっていちゃいちゃするくわぶぜです。
(被害者は長谷部。)
キスだけだから、R18ではないけど……。
寿ぎの日【くわぶぜ】俺は今、何を見せられているのだ?
この本丸ができて6年目の正月だ。刀たちの数も増え、宴会の賑わいはそれは華やかなものだ。しかし、昼間から続いている宴は、すでにもうグダグダで、一部の酒に強い仲間たちが積極的に酒を酌み交わしているほかは、ゲームに興じるもの、普通に食事をしだすもの、座布団を枕に寝始めるもの、さっさと部屋に戻るものなどさまざまでもうすでに「お開き」に近い状態であった。
このへし切長谷部は、そんな中にあってもいつ何時どんな事態が起ころうとも対処できるよう、酒はセーブし、主の要望に応えられるように全体を見回している。とはいえ、せっかくの正月だ。カリカリと皆を𠮟りつけるのも空気が悪くなる。よほどのことがない限り、大きな声などは出さず、楽しく談笑するように努めている。
1592この本丸ができて6年目の正月だ。刀たちの数も増え、宴会の賑わいはそれは華やかなものだ。しかし、昼間から続いている宴は、すでにもうグダグダで、一部の酒に強い仲間たちが積極的に酒を酌み交わしているほかは、ゲームに興じるもの、普通に食事をしだすもの、座布団を枕に寝始めるもの、さっさと部屋に戻るものなどさまざまでもうすでに「お開き」に近い状態であった。
このへし切長谷部は、そんな中にあってもいつ何時どんな事態が起ころうとも対処できるよう、酒はセーブし、主の要望に応えられるように全体を見回している。とはいえ、せっかくの正月だ。カリカリと皆を𠮟りつけるのも空気が悪くなる。よほどのことがない限り、大きな声などは出さず、楽しく談笑するように努めている。
906
DONE伽羅ちゃんが年長さんくらいの謎時空ネタ2作目。何でも許せる方向けの遅刻クリスマス話。
かっこいい長谷部が好きな方には向かない傾向があります。
サンタクロースとからちゃんそれは師走のある日のことーーーー
「伽羅ちゃん?」
光忠は縁側で思いつめた顔で絵本を見つめる大倶利伽羅を見つけた。
手に持っている絵本は、図書館から借りてきたのだろうか。確か今日の午前中は短刀たちと図書館へ行っていたはずだ。
「光忠。」
手元の絵本から視線を上げると、ちいさな大倶利伽羅は、眉間にきゅっと皺を寄せて尋ねた。
「本丸にえんとつはあるだろうか。」
「サンタクロース?」
本丸内でも特に賑やかな伊達組の部屋であるが、今日はとびきり騒がしかった。
ちいさな大倶利伽羅を囲む面々は、聞きなれないその言葉に一様に首をかしげた。
「クリスマスに、プレゼントをくれるんだ。」
「栗をすます?ってのはなんなんだ??光坊。」
「クリスマスだぜ、鶴さん。確か切支丹のお祭りだよな、みっちゃん!」
4777「伽羅ちゃん?」
光忠は縁側で思いつめた顔で絵本を見つめる大倶利伽羅を見つけた。
手に持っている絵本は、図書館から借りてきたのだろうか。確か今日の午前中は短刀たちと図書館へ行っていたはずだ。
「光忠。」
手元の絵本から視線を上げると、ちいさな大倶利伽羅は、眉間にきゅっと皺を寄せて尋ねた。
「本丸にえんとつはあるだろうか。」
「サンタクロース?」
本丸内でも特に賑やかな伊達組の部屋であるが、今日はとびきり騒がしかった。
ちいさな大倶利伽羅を囲む面々は、聞きなれないその言葉に一様に首をかしげた。
「クリスマスに、プレゼントをくれるんだ。」
「栗をすます?ってのはなんなんだ??光坊。」
「クリスマスだぜ、鶴さん。確か切支丹のお祭りだよな、みっちゃん!」
luco_tr
Reuse Christmas12月のカレンダーに添えた小話でした。両片想いの燭台切と長谷部くんがプレゼントを贈り合う話。真心のひかり「長谷部くん、トナカイ組もう準備できた?」
「まだ全員は揃っていないんだが。サンタ組は揃ったか」
クリスマスパーティーの配役はくじ引きで決まる。中でも審神者からのプレゼント運搬係は数名ずつサンタとトナカイに扮し、皆がまだ起きている最中に手分けして配ることになっていた。
夜中に忍び込んで敵襲と間違えられては厄介なので、この方法が一番平和的で良いのだ。今年の燭台切はサンタ側、長谷部はトナカイ側だった。
「よし、準備できたな」
大きな袋を抱え、プレゼント配りが始まる。広間の向こうにはサンタの格好をした一期一振がトナカイの薬研を引き連れて練り歩いていた。
「ありがとういち兄!」
乱が喜びの声を上げた瞬間、きらりと何かが光った。咄嗟に顔をそちらに向けると、乱の手のひらの上に片手大の星が乗っている。贈り物の中に星形の包装なんてあっただろうか。
1940「まだ全員は揃っていないんだが。サンタ組は揃ったか」
クリスマスパーティーの配役はくじ引きで決まる。中でも審神者からのプレゼント運搬係は数名ずつサンタとトナカイに扮し、皆がまだ起きている最中に手分けして配ることになっていた。
夜中に忍び込んで敵襲と間違えられては厄介なので、この方法が一番平和的で良いのだ。今年の燭台切はサンタ側、長谷部はトナカイ側だった。
「よし、準備できたな」
大きな袋を抱え、プレゼント配りが始まる。広間の向こうにはサンタの格好をした一期一振がトナカイの薬研を引き連れて練り歩いていた。
「ありがとういち兄!」
乱が喜びの声を上げた瞬間、きらりと何かが光った。咄嗟に顔をそちらに向けると、乱の手のひらの上に片手大の星が乗っている。贈り物の中に星形の包装なんてあっただろうか。
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MOURNINGとある本丸のへし切長谷部を書きました。CP要素はなく、オールキャラ的要素多めです。とはいってもへし切長谷部メインで、山姥切国広/乱藤四郎/宗三左文字の4振り中心に話が進みます。女審神者が登場して、少し話します。ご注意下さい。
本当は漫画描くつもりでしたが、無理でした…という事で供養。小説もどきでお恥ずかしいですが、宜しければ読んで下さい…
あわよくばマシュマロに感想お願いします!
とある本丸のへし切長谷部の話「何故、主にお会いできないのだ」
へし切長谷部は広間に入るなり不満を口にした。眉間に深い皺を寄せ、ドカりと音を立てて座り長谷部らしくない所作を見せる。広間にはおやつを楽しむもの、折り紙やカルタを楽しむもの、うたた寝するもの…と長閑な雰囲気から一変、独り言にも問い掛けにも取れる言葉に広間に居合わせた刀たちは、顔を見合わせた。
へし切長谷部は顕現してから一ヶ月経つが、未だにこの本丸の審神者と対面した事がなかったから当然の不満と言えるだろう。
「へし切、短刀たちを困らせるものじゃ無いですよ。いつか一期一振が顕現した暁には真っ先に斬られますよ。」
続いて広間へとやってきた宗三左文字が長谷部を諌めた。
座る長谷部を見下ろす宗三は、内番着を纏ってはいるが、たすき掛けをしておらず、女性と見間違うような出で立ちであった。
5150へし切長谷部は広間に入るなり不満を口にした。眉間に深い皺を寄せ、ドカりと音を立てて座り長谷部らしくない所作を見せる。広間にはおやつを楽しむもの、折り紙やカルタを楽しむもの、うたた寝するもの…と長閑な雰囲気から一変、独り言にも問い掛けにも取れる言葉に広間に居合わせた刀たちは、顔を見合わせた。
へし切長谷部は顕現してから一ヶ月経つが、未だにこの本丸の審神者と対面した事がなかったから当然の不満と言えるだろう。
「へし切、短刀たちを困らせるものじゃ無いですよ。いつか一期一振が顕現した暁には真っ先に斬られますよ。」
続いて広間へとやってきた宗三左文字が長谷部を諌めた。
座る長谷部を見下ろす宗三は、内番着を纏ってはいるが、たすき掛けをしておらず、女性と見間違うような出で立ちであった。
turubamitanbo
MEMO長谷部の肖像「あれ? 誰が描いたんだろう……? でも、いい絵だなあ」
サインは誰かのペンネームだろうか。
もしかしたら、長谷部さんの私物かもしれない。ぼくはスケッチブックを小脇に挟むと、長谷部さん宛に落とし物のメッセージを打ったのだった。
turubamitanbo
MEMO長谷部くんの軽装の模様の描き方にいつも四苦八苦しているので、描き方メモ伝統の模様、というか全てのデザインって法則があって成り立っているんだな…と改めて感じました
他の模様も描けるようになりたい…!
しうち野
DONEできてそれほど時間の経っていない本丸の、まだ付き合ってないへし宗の話です。何か謎っぽいスタートをしますが、単純に長谷部のぐずぐずした気持ちを追っただけの暗めの話です。
・審神者が少し出てきます。
・オリジナルのキャラがそこそこ出ます。
・設定のオリジナル解釈があります。
パスはイベント会場、お品書きにあります。
告白 一 ことの始まり
それはうんざりするほど威圧的だった。ただ息を長めに吐き出すだけの行為のはずなのに、宗三左文字が行うとなぜこんなにも攻撃的になるのだろうかとへし切長谷部は常々疑問に思っている。宗三の毒を孕んだ鬱積が撒き散らされているようだ。宗三の向かいに座るまだ経験が浅い審神者は、気圧されたかのように体をこわばらせ俯いた。
「宗三左文字、主に向かってなんだその態度はッ」
審神者の脇に近侍として控える長谷部が腹の底から絞り出した威圧する声に、宗三はちらりと視線をやるだけでなんの感情も示さず、手持ちぶさたとでも言いたげに髪の毛をいじる。おい、という部屋に響きわたる怒声に、今度はめんどくさいと顔に出して長いため息を吐いた。
11394それはうんざりするほど威圧的だった。ただ息を長めに吐き出すだけの行為のはずなのに、宗三左文字が行うとなぜこんなにも攻撃的になるのだろうかとへし切長谷部は常々疑問に思っている。宗三の毒を孕んだ鬱積が撒き散らされているようだ。宗三の向かいに座るまだ経験が浅い審神者は、気圧されたかのように体をこわばらせ俯いた。
「宗三左文字、主に向かってなんだその態度はッ」
審神者の脇に近侍として控える長谷部が腹の底から絞り出した威圧する声に、宗三はちらりと視線をやるだけでなんの感情も示さず、手持ちぶさたとでも言いたげに髪の毛をいじる。おい、という部屋に響きわたる怒声に、今度はめんどくさいと顔に出して長いため息を吐いた。
pokachiyo
DONEへしちよ人魚パロ 最終話前回までのあらすじ:長谷部はちよ人魚に自由になれと言うが、ちよ人魚は長谷部と別れたくはなかった。また飼われる身で構わないからそばにいたいという気持ちをぶつけるも、長谷部は拒否し… 12
xxx_depend
PAST2017年の蜜藤での無配です。オーナーシェフ光忠×サラリーマン長谷部です。
仕事帰りにレストランにご飯を食べに行く小話です。
平凡で幸福な金曜日『すまん、今日も会えそうにない』
『了解、残業頑張ってね』
『そっちもな』
定時の鐘が鳴り、じわじわと人が減っていく社内。シャットダウン音がまばらに重なるフロアで、長谷部は目頭に手をやりながら、ゆっくりと椅子へ体重を預けた。
ここ数日は、毎日同じやりとりを繰り返している気がする。なんて、考えても仕方ないことだけれど。
恋人とは長いこと会えていなかった。
夕方から仕事の彼とは生活リズムも正反対だから、せめて同じ部屋へ帰るようにしようと決めたのは三か月ほど前のことだ。家へ帰ってから、出勤前の彼と忙しなく食事をする。そんなどうでも良いくらいに小さなことが、幸せすぎて、身に余るくらいで、眩暈がした。
それでも最近はめっきり仕事が忙しくて、二週間は顔を合せていない。
3874『了解、残業頑張ってね』
『そっちもな』
定時の鐘が鳴り、じわじわと人が減っていく社内。シャットダウン音がまばらに重なるフロアで、長谷部は目頭に手をやりながら、ゆっくりと椅子へ体重を預けた。
ここ数日は、毎日同じやりとりを繰り返している気がする。なんて、考えても仕方ないことだけれど。
恋人とは長いこと会えていなかった。
夕方から仕事の彼とは生活リズムも正反対だから、せめて同じ部屋へ帰るようにしようと決めたのは三か月ほど前のことだ。家へ帰ってから、出勤前の彼と忙しなく食事をする。そんなどうでも良いくらいに小さなことが、幸せすぎて、身に余るくらいで、眩暈がした。
それでも最近はめっきり仕事が忙しくて、二週間は顔を合せていない。
pokachiyo
DONEへしちよ人魚パロその18。前回までのあらすじ:人魚を海に逃すことができた長谷部。怪我をして養生の生活を送っている彼の住処にちよ人魚は食料を運び通ってくれた。だがついに長谷部はちよ人魚に自由になってほしいと切り出す。 8
mona5770
DONE(燭へし)毎年恒例誕生日に性癖を露呈するSS今年は可愛い下着を買ってしまった長谷部くんの話。
(燭へし)いつだってお前だけだ「え、これ可愛くない?」
「そういうのはダメ!絶対こっちだよ」
「ええこっちのほうが可愛いじゃん」
「彼氏が喜ぶのはこっちだって!ねえ長谷部主任もそう思いますよね!」
おいおい俺を巻き込むなよ。
昼休みのオフィスフロア、ミーティング用テーブルで弁当を広げながらああだこうだと話をしていた女性たちの声は、静かなフロアで嫌でも耳に入ってきていた。
営業アシスタントの佐藤さんに彼氏ができたこと、佐藤さんが好む服とその彼氏が好む服の方向性が違うことも、そしてどうやら次のデートではもう一段階先に進みたいと思っていることまで全部聞きたくもないのに把握していた。
まあそれはいい。聞こえてない顔をしていたから。
次のデートに何を着ていくのかって話を雑誌を片手にしていたはずだったのに、いやいや振り向いた俺の目に入ったのは机に広げられた下着のカタログだった。
4790「そういうのはダメ!絶対こっちだよ」
「ええこっちのほうが可愛いじゃん」
「彼氏が喜ぶのはこっちだって!ねえ長谷部主任もそう思いますよね!」
おいおい俺を巻き込むなよ。
昼休みのオフィスフロア、ミーティング用テーブルで弁当を広げながらああだこうだと話をしていた女性たちの声は、静かなフロアで嫌でも耳に入ってきていた。
営業アシスタントの佐藤さんに彼氏ができたこと、佐藤さんが好む服とその彼氏が好む服の方向性が違うことも、そしてどうやら次のデートではもう一段階先に進みたいと思っていることまで全部聞きたくもないのに把握していた。
まあそれはいい。聞こえてない顔をしていたから。
次のデートに何を着ていくのかって話を雑誌を片手にしていたはずだったのに、いやいや振り向いた俺の目に入ったのは机に広げられた下着のカタログだった。