TG
乙麻呂
DONETwitterで呟いた、殿下が風信と慕情に向かって南風と扶揺を褒める話です。時間軸的に、半月国後くらいをイメージしてます。やや距離のある仙楽トリオです。大きなネタバレはありませんが、日本語版小説を参考にした描写があります。
将軍と二人の小神官そもそも、全ては成り行きだった。
たまたま太子殿下が仙京に任務の報告の為に戻っており、たまたま太子殿下と南陽将軍と玄真将軍が霊文殿で鉢合わせした。
その瞬間の気まずさときたら相当なものだったし、周りの神官達は好奇と不安で遠ざかてこちらを見ていた。
何人かの神官は慌ててどこかへ行った。
あれはきっと『太子殿下と南陽将軍と玄真将軍が闘り合うかどうか』、そして『その勝敗』を賭けに行ったに違いない。
常日頃から好奇の目に晒され、賭けの対象にされてきた謝憐はそう思って苦笑いしながら頬を掻いた。
南陽はチラッと謝憐を見て眉を寄せ、玄真は二人の存在など見えていないかのように冷たい表情のまま正面を見ていた。
三人が今にも殴り合うんじゃ無いかと言わんばかりにヒヤヒヤとした表情でこちらを見ていた霊文殿の神官達だったが、女傑と名高い霊文真君は器が違った。
3989たまたま太子殿下が仙京に任務の報告の為に戻っており、たまたま太子殿下と南陽将軍と玄真将軍が霊文殿で鉢合わせした。
その瞬間の気まずさときたら相当なものだったし、周りの神官達は好奇と不安で遠ざかてこちらを見ていた。
何人かの神官は慌ててどこかへ行った。
あれはきっと『太子殿下と南陽将軍と玄真将軍が闘り合うかどうか』、そして『その勝敗』を賭けに行ったに違いない。
常日頃から好奇の目に晒され、賭けの対象にされてきた謝憐はそう思って苦笑いしながら頬を掻いた。
南陽はチラッと謝憐を見て眉を寄せ、玄真は二人の存在など見えていないかのように冷たい表情のまま正面を見ていた。
三人が今にも殴り合うんじゃ無いかと言わんばかりにヒヤヒヤとした表情でこちらを見ていた霊文殿の神官達だったが、女傑と名高い霊文真君は器が違った。
mimico_mochi3
TRAININGTG本編後。キャロル目線。グースを失くしたあとの、ブラッドリーとマーヴェリックの話。
大幅加筆修正版を含め、短編を一冊にまとめて2022年10月に通頒します。 3113
bko
SPOILERポイピク登録してみました(2022/08/16)以前描いた花憐漫画(pixivにUPしてた)、ポイピク投稿テスト。
他にも試しに、過去作UPしてみたり消したり設定変更でUPし直してみたりTwitterとの関連性とか試してみたり等々、余分な投稿もしてみるかもしれません。適当にスルーして下さい。 7
1230_2013
DONE小説メーカーにあげてたの!!やっぱりうまく反映されてなかったから、こっちに上げるね!!
深爪「ブラッドショーって深爪ね」
ガヤガヤとする食堂で、銀のトレーを掴み座る席の向かい、フォーク片手にフェニックスはそう言った。
「爪柔くてさ、すぐ二枚爪になるんだよ」
「あ~、私と逆ね。私硬くて割れるの」
フォークを掴む手を開き見せてくる彼女の手は、俺よりも少し長い爪が切り揃えられていた。
掴むスプーンでチリコンカンを掬い、口に運びながら彼女の指と自分の指を見比べる。フェニックスの爪は、俺よりは長いが女性にしては短く少し雑に切られていた。細く長い指はそのまま再度フォークを掴み、チキンを突き刺し口へと運ぶ。何というか、彼女はその辺の男のより男勝りで、いい意味で格好いいと思う。
「始めさ、随分大事な恋人がいるんだと思ってた」
2059ガヤガヤとする食堂で、銀のトレーを掴み座る席の向かい、フォーク片手にフェニックスはそう言った。
「爪柔くてさ、すぐ二枚爪になるんだよ」
「あ~、私と逆ね。私硬くて割れるの」
フォークを掴む手を開き見せてくる彼女の手は、俺よりも少し長い爪が切り揃えられていた。
掴むスプーンでチリコンカンを掬い、口に運びながら彼女の指と自分の指を見比べる。フェニックスの爪は、俺よりは長いが女性にしては短く少し雑に切られていた。細く長い指はそのまま再度フォークを掴み、チキンを突き刺し口へと運ぶ。何というか、彼女はその辺の男のより男勝りで、いい意味で格好いいと思う。
「始めさ、随分大事な恋人がいるんだと思ってた」
塵鱗(chililing69)
DONEリンクス次元のTG-EXに捧げる小話です。『託した未来のその先』 さながら、闇を照らす光の標のようだった。
「カモン! シューティング・スター・ドラゴン・テックジーナス-エクスパンション!」
電子の夜空へと遊星が手をかざせば、耳朶に響く咆哮が喚ぶ声に応える。刹那、彼の頭上に銀翼の竜が現出した。
片腕の武装から一直線に迸る光を受けて、人の何倍もある機械の巨躯が鈍く輝く。翼から溢れた光は細氷の如く、粒となってきらきらと零れ落ちていた。
粛然と主の命を待つ竜を見上げ、遊星の傍らにいた決闘者――ブルーノは感嘆の息をついた。
タッグデュエル大会の場へと足を運んだのは、決闘者としての好奇心からだ。再び記憶を取り戻したばかりで平時の時間を持て余していた、という部分もある。パートナーはランダムに選ばれると聞き、どんな決闘者と組めるか心躍らせていたところに巡り合ったのが遊星だった。
1018「カモン! シューティング・スター・ドラゴン・テックジーナス-エクスパンション!」
電子の夜空へと遊星が手をかざせば、耳朶に響く咆哮が喚ぶ声に応える。刹那、彼の頭上に銀翼の竜が現出した。
片腕の武装から一直線に迸る光を受けて、人の何倍もある機械の巨躯が鈍く輝く。翼から溢れた光は細氷の如く、粒となってきらきらと零れ落ちていた。
粛然と主の命を待つ竜を見上げ、遊星の傍らにいた決闘者――ブルーノは感嘆の息をついた。
タッグデュエル大会の場へと足を運んだのは、決闘者としての好奇心からだ。再び記憶を取り戻したばかりで平時の時間を持て余していた、という部分もある。パートナーはランダムに選ばれると聞き、どんな決闘者と組めるか心躍らせていたところに巡り合ったのが遊星だった。
ぺにちゅあ
DOODLEがっつりかなはる注意前の話(はるれん)→https://twitter.com/pe2pe22a/status/1552290020211695617?s=21&t=vEnVqlpfaCsP4r1W6TG9Sw 5
ichi_osushi
DOODLE【花怜SS】”喧嘩するほど仲がいい”に憧れる殿下と振り回されるセコム
#TGCF #天官賜福 #花怜
あなたにあげたいわたしのぜんぶ 久しぶりに菩提観を訪ねてきた風信と慕情は顔を合わせるなり喧嘩をはじめた。なら一緒に来なければいいのに、苦笑しながらぽつりと零すと、一緒に来たんじゃありませんこいつが着いてきたんですと異口同音に訴える。こういうやりとりも慣れたものだ。八百年経っても変わらない二人の関係に、諦めと呆れと、最近はそこに少しの羨ましさを感じる。
「そうやって毎回飽きずに喧嘩できるのが羨ましいよ」
「皮肉ですか? こんな時間の浪費、なにが羨ましいっていうんですか」
「お前が先に突っかかってきたんだろうが!」
風信の噛みつきをさらっと流して慕情は続ける。
「あなただって喧嘩くらいするでしょう。四六時中一緒にいるんだから」
誰と、とは言わずもがな。
3152「そうやって毎回飽きずに喧嘩できるのが羨ましいよ」
「皮肉ですか? こんな時間の浪費、なにが羨ましいっていうんですか」
「お前が先に突っかかってきたんだろうが!」
風信の噛みつきをさらっと流して慕情は続ける。
「あなただって喧嘩くらいするでしょう。四六時中一緒にいるんだから」
誰と、とは言わずもがな。
PADA🐼
DONE花憐オンリー開催おめでとうございます!!三郎がお風呂上がりの殿下どきどきしちゃうお話4ページです!
背景は描き方わからないので心の目で見てください♪
パスワードは全年齢なので特に設定しません!ゆっくりしていってください♪ 4
Sketch1008
DONE【まとめ】パロとかMXTX作品関係今年に入ってTwitterに投げていたイラストをまとめてみました。
城主のポ〇モンパロを考えていたちょうどその時に、☆先生も殿下のパロ絵をあげてらして、胸が高鳴っちゃったな… 6
yeti
DONE7/16-17開催オンラインイベント「花憐日和2」展示用「城主と小殿下の10日間ー1日目ー」
※殿下が7歳になります。
※大きなネタバレはありませんが原作後設定です。
※風信と慕情と下弦月使が少し出ます。
※続きものの第一話となります。
7/19パスワード解除しました。 22
ryo-t
DONErio(おっぽ)さん(@rio_danmei)のお話のダイジェストとして描かせていただきました。
ぽいぴくに置いておきます😊😊
花城がとっても我慢したので偉かったね(^▽^)/という話
https://twitter.com/rio_danmei/status/1531654892280246272?s=20&t=iwZnAyFvL2j388TlyNL8tw 2
theblackbox58
REHABILI【ボブハン】猫ちゃん画像にかわいいって笑うボブを見て、ねこちゃんに対抗するハンです。ついったのつぶやきから妄想広げたはずが、元ツイからだいぶかわってしまった。 21230_2013
DONEルスマヴェのプローポーズこまこ@komako_robin さんの呟かれていた怪我したマーヴと泣くスルが性癖に刺さりすぎたので、許可を得て書かさていただきました!!
こまこさん、ありがとうございます!
帰る場所に 配属された基地から、遠く離れた恋人の格納庫。長期休暇が貰える度にやってくるここは、もはや家の様によく知っている。
「マーヴ! 来たよ!」
広い格納庫に置かれた機体を避ける様に車を置き、マーヴェリックの趣味のバイクが置かれる棚を見上げ、奥に置かれた彼の住居へ声をかける。しかし、トレーラハウスのドアを開け覗く中は蛻の殻で、俺は小首を傾げてしまう。
「マーヴ?」
どこかへ出かけているのだろうか。
浮かぶ疑問に首を傾げつつ、いない家主に辺りを見回せば、彼のお気に入りのバイクが一台いないことに気づく。そして、バイクの特徴あるエンジン音が遠くの方から聞こえてくることにも。
「…いくらなんでも物騒すぎない?」
軍の基地内の格納庫に住んでいるからと言っても、流石に鍵もかけずに出掛けているのは不用心だ。呆れる恋人の行動に溜息を付き、それでも帰ってくる彼を待つべく、鞄を足元へ投げ、近くの椅子に腰掛けて開きかけのゲートを見つめた。遠くの方から砂埃を巻き上げ、格納庫内に流れる様にバイクで戻ってきたマーヴェリックは乱れた髪をかき上げながらこちらを見て笑う。
4554「マーヴ! 来たよ!」
広い格納庫に置かれた機体を避ける様に車を置き、マーヴェリックの趣味のバイクが置かれる棚を見上げ、奥に置かれた彼の住居へ声をかける。しかし、トレーラハウスのドアを開け覗く中は蛻の殻で、俺は小首を傾げてしまう。
「マーヴ?」
どこかへ出かけているのだろうか。
浮かぶ疑問に首を傾げつつ、いない家主に辺りを見回せば、彼のお気に入りのバイクが一台いないことに気づく。そして、バイクの特徴あるエンジン音が遠くの方から聞こえてくることにも。
「…いくらなんでも物騒すぎない?」
軍の基地内の格納庫に住んでいるからと言っても、流石に鍵もかけずに出掛けているのは不用心だ。呆れる恋人の行動に溜息を付き、それでも帰ってくる彼を待つべく、鞄を足元へ投げ、近くの椅子に腰掛けて開きかけのゲートを見つめた。遠くの方から砂埃を巻き上げ、格納庫内に流れる様にバイクで戻ってきたマーヴェリックは乱れた髪をかき上げながらこちらを見て笑う。