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    #すぎさく

    tooLateBlooming

    Shino

    CAN’T MAKE1123(いい兄さん)の日遅刻
    🌸の成長とそれに伴う懸念を示すことがあるように、🌲の成長、変化について語る兄(🍅と💊)がいてもいいじゃないか…と筆を執りましたが相棒🌲🌸を語る相棒🍅💊になりました。おかしい。
    もしかしたら書き直すかもしれません

    話の根底に🌲🌸がありますが二人はでてきません
    構成上🍅🌲ぽさもなくはないかも
    🍅にだいぶ夢を見てる
    独自解釈、捏造あり
    ただ一つの世界に囚われた迷い子と導になりし桜「…梅宮、お前どこまで考えて動いてた?」

     さわさわと穏やかな風の吹く風鈴高校の屋上。
    今日は見回りの当番だという杉下を見送って、屋上には梅宮と柊、二人の姿だけが残っている。
    そんな穏やかな空気の屋上には似つかわしくない、ぎゅっと眉をひそめた少し厳めしい顔で梅宮を見る柊に、しゃがみこんでいそいそと畑いじりをしていた梅宮はその手を止めてきょとりと柊を見上げた。

    「何のことだ?」

    本当にわかっていないのか、それともわかっていて答える気がないのか。
    ちゃらんぽらんそうに見えてその実言動にしっかりとした芯を持ち合わているこの男は、大抵明け透けな物言いをするくせに時に全くその真意を汲み取らせてくれないこともある。
    ふぅ、と息を吐いた柊はそもそもの発端と思われる出来事に思いを馳せる。
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    Tofu_funya2

    DONEお誕生日おめでとう、🌲

    ⚠️🌲の祖父が出てきます
    ⚠️勝手に🌲の赤子の頃の思い出を語っています
    ⚠️ほんのり香る程度の🌲🌸
    藤黄色の祝福を 夏のあの嫌になるくらいの蒸し暑さは何処へやら。
     空は澄み渡り、空気がカラッとしている。所謂、秋晴れというやつだ。緑の多かった木々たちはその多くが色褪せており、はらはらと葉を落とし始めている。
     そんな中、老人はとある神社へ来ていた。腕の中には藍白のおくるみに包まれたまだ生まれて間もない赤子。老人の腕の中がよっぽど心地好いのか、ぐずりもせず朗らかな顔を見せている。老人はそんな赤子の鼻を指先でちょん、と一つ触れてやる。赤子はふにゃりと笑った。
     ざっざっ、と神社の砂利を踏みしめながらとある場所へ向かう。少しばかり歩いた所、あまり人気の無いところにソレはあった。
     それはそれは立派なイチョウの木である。
     見上げれば鮮やかな黄色が空を彩っている。一つ、二つと落ちるイチョウの葉がまるで赤子を祝福しているかのように思えた。老人が赤子の顔を見遣ると、赤子は舞い落ちるイチョウの葉が気になるのか目をいっぱいに見開いている。老人の目と同じ色をした瞳は陽の光を受けきらきらと輝き、まるで宝石のようだ。ふ、と老人は笑みを零しながら赤子を抱え直す。イチョウの木の周りをゆっくりと歩きながら赤子へ声を掛けた。
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    らんじゅ

    DOODLE息抜きのポーパロ小話
    薔薇に囲まれる🍅🌲はきっと耽美
    🍅💊もガッツリ
    ⚠️🌲🌸前提

    ざっくりとしたポーの一族
    簡単に言うと吸血鬼、血そのものを吸うのではなく生気を糧とする
    何処かに薔薇の咲き誇る不思議な村があり、そこには「キング・ポー」と呼ばれる始まりのポーと一族が薔薇を摘みながら穏やかに暮らしている。時々人間が迷い込む。
    人間の中に紛れて暮らすポーもいる。
    薔薇の香りのする街2 この街には強きものが掲げた看板がある。

    『これより先
    人を傷つけるもの
    物を壊すもの
    悪意を持ち込むもの
    何人も例外なく
    ボウフウリンが粛清する』

     それは頂点に座す龍が敷いた、たったひとつの掟。懐に囲うものたちを害する者に宛てた修羅からの最後の警告。

    『梅宮一』それが龍の名前である。

     龍の元には、実に多くの少年たちが集う。その全てを龍は快活に笑い、慈愛でもって固く握る拳を解き、優しく触れる。龍にとってこの街で息づく全てが加護対象であり、集う少年たちは須く弟妹であるのだ。
     この街にはもうひとつだけ掟がある。

    『この街に漂う薔薇の芳香の理由を口にしてはならない』

     この街はいつも微かに薔薇の香りがする。花屋には常に新鮮な薔薇が置いてあるし、薔薇の香料は何処ででも手に入る。そして、梅宮一からは薔薇の香りがする。白い髪が揺れるたび、翠緑色が瞬くたび、彼の象徴たる学ランの裾が靡くたび、甘くその芳香が花開くのだ。
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