りま!
DOODLE宗雲お誕生日おめでとう!戴天のバースデーボイスを秒で覆してしまうくらいイチャついてます。
仕組まれた夜 戴天が仕事から帰宅すると、先に返した雨竜がパタパタとスリッパの音を響かせてこちらへ走ってくる音がした。
「おかえりなさい、兄さん」
「ええ、ただいま。そんなに急いでどうしたのですか?」
雨竜を先に返した日は、玄関まで迎えに来る日もあれば先に自室で休んでいる日もある。今日は前者だったようだ。ただ、小走りに出迎えをするのは珍しい。何かトラブルでもあったのかと心配な表情を滲ませる戴天に、雨竜は慌てる。
「あ、いえ……!何かあった訳ではないのですが……兄さん」
きゅっと一度口を結んでから、意を決したように口を開く。
「これを持って、何も言わずに車に乗ってください!」
ずいっと差し出された紙袋と雨竜を交互に見て、戴天は混乱する。
5695「おかえりなさい、兄さん」
「ええ、ただいま。そんなに急いでどうしたのですか?」
雨竜を先に返した日は、玄関まで迎えに来る日もあれば先に自室で休んでいる日もある。今日は前者だったようだ。ただ、小走りに出迎えをするのは珍しい。何かトラブルでもあったのかと心配な表情を滲ませる戴天に、雨竜は慌てる。
「あ、いえ……!何かあった訳ではないのですが……兄さん」
きゅっと一度口を結んでから、意を決したように口を開く。
「これを持って、何も言わずに車に乗ってください!」
ずいっと差し出された紙袋と雨竜を交互に見て、戴天は混乱する。
りま!
DOODLE宗戴+浄拗れたり喧嘩したりします。
名前があるモブ女性が出てきます。
赦し 仕事がひと段落つき、戴天がふとスマホを確認すると宗雲からメッセージが届いていた。
「土曜日の21時××後援に来れるか?」
相変わらず誤字が多いことにいちいち訂正は入れない。この人の誤字はもう治らないと思っているからだ。簡潔に空いている旨だけを返信してから、残りの仕事を片付けるためにパソコンへ向かう。
宗雲からの誘いはこれが始めてではない。彼とは紆余曲折あり、再び親交を深めるようになった。時間があれば肌を重ね、キスもする。ただ、私も彼も愛を囁くことはしなかった。世間一般ではこのような関係を恋人と呼ぶのかは分からない。きっと私は確かめるのが怖いのだと思う。もし彼に抱いている感情が一方通行だとしたら、虚しさだけが残るから。
7388「土曜日の21時××後援に来れるか?」
相変わらず誤字が多いことにいちいち訂正は入れない。この人の誤字はもう治らないと思っているからだ。簡潔に空いている旨だけを返信してから、残りの仕事を片付けるためにパソコンへ向かう。
宗雲からの誘いはこれが始めてではない。彼とは紆余曲折あり、再び親交を深めるようになった。時間があれば肌を重ね、キスもする。ただ、私も彼も愛を囁くことはしなかった。世間一般ではこのような関係を恋人と呼ぶのかは分からない。きっと私は確かめるのが怖いのだと思う。もし彼に抱いている感情が一方通行だとしたら、虚しさだけが残るから。
りま!
DOODLE宗雲×戴天カオスワールドに閉じ込められた宗雲と戴天が奇妙な同居をする話です。
奇妙な楽園 商業地区でカオストーンの目撃情報が出た、とエージェントから連絡がきた。場所がちょうど近かったこともあり、宗雲が調査へ向かうこととなった。他のウィズダムシンクスのメンバーには、応援が必要な場合は連絡する、と待機を命じ、1人その場所へ向かった。
目撃情報があった場所へ向かうと、すでにカオスワールドへの扉が出現しており、宗雲は迷うことなく足を踏み入れた。いつでも変身できるようにとカオスリングを指にはめ、ゆっくりと辺りを見回す。
まるで下町地区のようなカオスワールドは、だが宗雲が見たことのない景色が広がっていた。近くにはカオスワールドの主も見当たらず、ひとまず情報収集をするために近くの人間に話しかけようとした時、見知った後ろ姿を見つける。
11932目撃情報があった場所へ向かうと、すでにカオスワールドへの扉が出現しており、宗雲は迷うことなく足を踏み入れた。いつでも変身できるようにとカオスリングを指にはめ、ゆっくりと辺りを見回す。
まるで下町地区のようなカオスワールドは、だが宗雲が見たことのない景色が広がっていた。近くにはカオスワールドの主も見当たらず、ひとまず情報収集をするために近くの人間に話しかけようとした時、見知った後ろ姿を見つける。
りま!
DOODLE⚠︎宗戴(未満かもしれない)⚠︎モブとして女性の社長と秘書の男が出てきます(しかもよく喋ります)
⚠︎秘書の男に戴天が気に入られる話
適材適所「雨竜くん、今日の会食はお酒を伴いますので同行は不要ですよ」
嫌悪感が滲み出ないようになんでもないような顔をして雨竜に告げる。雨竜は幸運なことに気づかなかったようで「はい、お気をつけて」といつものように言葉を返してきた。
先方が指定した待ち合わせ場所に向かうと、ちょうど会食相手の女性社長と秘書の男が車から降りてくるところだった。
「良いタイミングでしたね、今夜はご招待いただきありがとうございます。秘密の場所、とは?」
向こうが指定してきたのは待ち合わせ場所のみで、肝心な会食をおこなう場所はついぞ明かされなかった。ビジネスにおいては優秀であり学ぶべき点も多いが、サプライズであったり、突拍子もない提案を挙げてくることもある少し癖のある女性だった。
3772嫌悪感が滲み出ないようになんでもないような顔をして雨竜に告げる。雨竜は幸運なことに気づかなかったようで「はい、お気をつけて」といつものように言葉を返してきた。
先方が指定した待ち合わせ場所に向かうと、ちょうど会食相手の女性社長と秘書の男が車から降りてくるところだった。
「良いタイミングでしたね、今夜はご招待いただきありがとうございます。秘密の場所、とは?」
向こうが指定してきたのは待ち合わせ場所のみで、肝心な会食をおこなう場所はついぞ明かされなかった。ビジネスにおいては優秀であり学ぶべき点も多いが、サプライズであったり、突拍子もない提案を挙げてくることもある少し癖のある女性だった。
りま!
DOODLE一時的に記憶を失った戴天を自宅に連れ帰る宗雲の話。腹の底「──危ないッ!」
鋭い声が辺りに響き渡る。ドンッと肩に衝撃が走り、一緒にいた男、高塔戴天に抱き締められる。戴天の頭へ何かがぶつかるのが見えたと同時にバランスを崩して倒れ込む。覆い被さるように倒れた戴天を見ると、彼はぐったりとして目を閉じていた。
「おい、大丈夫か?!」
肩を叩いてみるものの反応は無く、仰向けにすると頬を数回叩く。
「しっかりしろ!」
う、と呻き声をあげながら戴天が目を開く。数回瞬きをすると辺りを見回して「ここは……」と呟いた。
「気分は?」
「気分……?体調は悪くありませんが……ええと……あなたは?ここはどこでしょうか」
「……正気か?」
「すみません……。何も覚えていなくて、自分の名前も……」
6116鋭い声が辺りに響き渡る。ドンッと肩に衝撃が走り、一緒にいた男、高塔戴天に抱き締められる。戴天の頭へ何かがぶつかるのが見えたと同時にバランスを崩して倒れ込む。覆い被さるように倒れた戴天を見ると、彼はぐったりとして目を閉じていた。
「おい、大丈夫か?!」
肩を叩いてみるものの反応は無く、仰向けにすると頬を数回叩く。
「しっかりしろ!」
う、と呻き声をあげながら戴天が目を開く。数回瞬きをすると辺りを見回して「ここは……」と呟いた。
「気分は?」
「気分……?体調は悪くありませんが……ええと……あなたは?ここはどこでしょうか」
「……正気か?」
「すみません……。何も覚えていなくて、自分の名前も……」
りま!
DOODLE示談後、距離が近くなった宗戴。宗雲が戴天不足で会いに行くお話。
職場の裏口で待ち伏せするのは良くないです。
衝動 今ものすごく戴天が足りない。そう思った宗雲は、気がついたら商業地区から離れた企業地区まで足を運んでいた。
戴天がいるであろう高塔エンタープライズ本社の前で、ビルを見上げる。深夜に差し掛かる時間、一室だけ明かりが付いている。しかし特に連絡もしていないので、戴天がそこにいる確証は無かった。
恋は盲目という言葉があるが、この歳にして本当だなと思うことがある。普段であればこのような賭けのような行動には出ない。ただ今は戴天に会いたい、その一心だった。
表の扉は既にシャッターが閉まっている。つまり裏口から戴天は出てくる。裏口へ回ると、薄暗い社内が見えた。向こうから人ではない何かが出てきそうだ……と思って慌てて目を逸らした。
1422戴天がいるであろう高塔エンタープライズ本社の前で、ビルを見上げる。深夜に差し掛かる時間、一室だけ明かりが付いている。しかし特に連絡もしていないので、戴天がそこにいる確証は無かった。
恋は盲目という言葉があるが、この歳にして本当だなと思うことがある。普段であればこのような賭けのような行動には出ない。ただ今は戴天に会いたい、その一心だった。
表の扉は既にシャッターが閉まっている。つまり裏口から戴天は出てくる。裏口へ回ると、薄暗い社内が見えた。向こうから人ではない何かが出てきそうだ……と思って慌てて目を逸らした。
りま!
DOODLE2部の結末次第では有り得たやつ(無いです)宗雲に捉えられてどこにも出してもらえず、全てを取り上げられた戴天が壊れちゃって、宗雲のことしか考えられなくなったやつ。
背景の文字は
必要なのは
あなただけ
もうどこにも
行かないで
です。
りま!
DOODLE⚠︎2部ネタバレを含みます。示談(まじで示談ってなんだよ…ww)を経て、仮面の宴での距離感がなんかもうほんとおかしかったので、絶対何かあったでしょというのとで落書き。
宗雲が話しかける時に異様に距離が近くて、周りから(距離近くないか?)と思われているやつ。
りま!
MOURNING•欠けた月(前編)の続きです。•後編は宗雲視点
•注意書きは前編にて!
▼以下独り言なので読み飛ばしてOK!
某雑誌の朝の一コマに影響されまくっていますww
2部が始まる前にどうにか終わらせたくて少し駆け足になってしまった…!2部が怖い。
欠けた月(後編) 完全に戴天の意識が落ちたことを確認してから、宗雲は立ち上がる。本当は水を飲ませたいし、何か腹に入れて薬も飲ませたい。ただ、今はせっかく眠った戴天を起こしたくなかった。
冷たい水を絞ったタオルをそっと戴天の額に乗せる。そのまま頭を撫でて、作り物のように整った戴天の寝顔を見つめていた。
申し訳ない、とは思う。記憶が全てあるわけではないが、確実に戴天を傷つけた自信はある。高塔の秘密を暴くために生きている自分では、この男と共に生きることはきっとできない。それでも欲しいと思うのもまた真実だった。どうしても手に入れたい。隣に居た頃も今も。戴天への執着を、真実を知るためだと自分に言い聞かせでもしないとこの男に何をしでかすか分からない。二重にも三重にも真実に鍵をかけている戴天の、簡単には手に入らないであろう心の奥底を素手で掴んで引き摺り出してやりたい。高塔という檻の中で生きているこいつの羽を全て毟り取って飛べなくなった時に縋るのが自分であってほしい。
5945冷たい水を絞ったタオルをそっと戴天の額に乗せる。そのまま頭を撫でて、作り物のように整った戴天の寝顔を見つめていた。
申し訳ない、とは思う。記憶が全てあるわけではないが、確実に戴天を傷つけた自信はある。高塔の秘密を暴くために生きている自分では、この男と共に生きることはきっとできない。それでも欲しいと思うのもまた真実だった。どうしても手に入れたい。隣に居た頃も今も。戴天への執着を、真実を知るためだと自分に言い聞かせでもしないとこの男に何をしでかすか分からない。二重にも三重にも真実に鍵をかけている戴天の、簡単には手に入らないであろう心の奥底を素手で掴んで引き摺り出してやりたい。高塔という檻の中で生きているこいつの羽を全て毟り取って飛べなくなった時に縋るのが自分であってほしい。
りま!
MOURNING・嘔吐(体調不良)表現があります・宗雲=叢雲の設定
・宗雲(叢雲)は高塔の一族でありながら高塔の隠された秘密を暴く側の派閥の生まれで、子供の頃から秘密を探っており、旧タワエンは探っていたのがバレて解散したという特殊設定(ですがあんまり関係ない)
•戴天がヒスり、宗雲が少し暴力的かも
•宗戴ですが糖度は低め
欠けた月(前編) 広い屋敷の庭に面した縁側で、あなたは花の茎をパチンと花鋏で切り、花器に生ける。それを私はとても嬉しそうな顔をして見ている。できたぞ、と言って完成した作品はとても私の心を踊らせた。
「ねぇ叢雲、もう一度お願いします」
「戴天は本当に花を生けるのを見るのが好きだな。仕方ない、もう一度だけだぞ。ただし、」
そう言ってあなたがこちらを見た瞬間、ゾクリと悪寒が走る。あどけない顔をしていたあなたが、立派な大人に見えた。まるでこちらを責め立てているような。
「対価が必要だ。お前の隠していることを教えろ」
「──ッ!」
目が覚めるとそこは見慣れた自室で、戴天ははぁと短く息をつく。もう何度も何度も見た夢。幸せだったと同時に嘘で塗り固められたあの頃。全てが嘘だったとしても、優しさだけは確かにそこにあったと、今でもそれだけを大事に抱えている。
6665「ねぇ叢雲、もう一度お願いします」
「戴天は本当に花を生けるのを見るのが好きだな。仕方ない、もう一度だけだぞ。ただし、」
そう言ってあなたがこちらを見た瞬間、ゾクリと悪寒が走る。あどけない顔をしていたあなたが、立派な大人に見えた。まるでこちらを責め立てているような。
「対価が必要だ。お前の隠していることを教えろ」
「──ッ!」
目が覚めるとそこは見慣れた自室で、戴天ははぁと短く息をつく。もう何度も何度も見た夢。幸せだったと同時に嘘で塗り固められたあの頃。全てが嘘だったとしても、優しさだけは確かにそこにあったと、今でもそれだけを大事に抱えている。
りま!
DOODLE▼ご注意ください。戴天の女装
宗戴が牛丼を食べる
ちょっと危ないモブ女がいます
ギャグ(にしたかった)
宗戴がほんの少し仲良しです
叢雲=宗雲の前提
残り香 すまない、本当にすまないと何度も謝る宗雲にいいですよと返すしか出来ず、戴天は通話を切った。
事の発端は宗雲からの電話だった。着信を知らせる画面を見て、戴天は目を疑った。宗雲からの着信は仮面ライダーとなってから片手で足りる程しか無い。何か緊急の用事かも知れないと思い無視することはできず、素直に通話ボタンを押す。
「もしもし…どうしました?」
「今忙しいか?」
「3分程度なら大丈夫です。手短にお願いします」
「助けて欲しいんだ」
「は?」
「今夜、俺の恋人のフリをしてくれ」
「……は?」
「……」
「……」
珍しく宗雲も焦っているのか、なかなか話が掴めない。さらに恋人のフリをしてくれ、なんて突拍子もないお願いに戴天ですら電話する相手が間違っているのでは?ということを言うことも出来ずに沈黙が流れる。
5406事の発端は宗雲からの電話だった。着信を知らせる画面を見て、戴天は目を疑った。宗雲からの着信は仮面ライダーとなってから片手で足りる程しか無い。何か緊急の用事かも知れないと思い無視することはできず、素直に通話ボタンを押す。
「もしもし…どうしました?」
「今忙しいか?」
「3分程度なら大丈夫です。手短にお願いします」
「助けて欲しいんだ」
「は?」
「今夜、俺の恋人のフリをしてくれ」
「……は?」
「……」
「……」
珍しく宗雲も焦っているのか、なかなか話が掴めない。さらに恋人のフリをしてくれ、なんて突拍子もないお願いに戴天ですら電話する相手が間違っているのでは?ということを言うことも出来ずに沈黙が流れる。
りま!
DONE宗戴です。宗雲=叢雲の設定で書いています。
ふせにも上げましたがこちらにも。
ゆりかご「どうしてあなたがいるんですか」
戴天がエージェントから呼び出しがあった場所へ行くと、そこには宗雲が立っていた。場所は商業地区なので、彼がいること自体には何も不思議なことはない。今が調査のための待ち合わせ場所でなければ。
「エージェントから話があったから来ただけだ」
どういうことだ、とエージェントに連絡しようとした戴天のライダーフォンが着信を告げる。
「はい、どうしましたか?」
「すみません、戴天さん。もう場所には着きましたか?」
「ええ。今着きました…しかし何故彼がここに?」
「彼?…あぁ宗雲さんですか?無事に合流できたみたいで良かったです。実はカオストーンを持っていると思われる方が高塔エンタープライズの社員さんで」
2534戴天がエージェントから呼び出しがあった場所へ行くと、そこには宗雲が立っていた。場所は商業地区なので、彼がいること自体には何も不思議なことはない。今が調査のための待ち合わせ場所でなければ。
「エージェントから話があったから来ただけだ」
どういうことだ、とエージェントに連絡しようとした戴天のライダーフォンが着信を告げる。
「はい、どうしましたか?」
「すみません、戴天さん。もう場所には着きましたか?」
「ええ。今着きました…しかし何故彼がここに?」
「彼?…あぁ宗雲さんですか?無事に合流できたみたいで良かったです。実はカオストーンを持っていると思われる方が高塔エンタープライズの社員さんで」