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    bell39399

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    れんごくばんちゃん13にちめ

    あらすじ。
    エレインちゃんまだおねむです。バンさんははらいっぱいでおねむです。
    私は久々に狩りに行ったら酔いました。

    #バンエレ

    バンさんRE:BORNじゅーさん お腹はくちくなったし、ぽかぽか陽気で何よりエレインのふわふわいい匂いに包まれて。
     当然の結果として、バンは眠たくなってきた。煉獄の生活にもすっかり慣れたものだと己のことながら感心する。
     ん? 煉獄? じゃあなんでエレインがいるんだ? 団ちょは? ……イヤそうだった、何考えてんだ。ここは煉獄なんかじゃない、俺の《家》だ。
    「いいお天気で眠くなっちゃうわね」
     バンが睡魔で混濁した思考を巡らせていると、エレインが見透かしたようなタイミングで口を開いた。
    「こんな日はのんびりしちゃうわね。さっきから眠たくて」
     そんな彼女の声色にも、睡魔の色が混じっている。
    「のんびりしてももう、いいのよね」
     もちろん森とみんなは守らなきゃならないけど、と続け、
    「でも」
     バンをギュッと抱いたまま、木陰にごろっと横になった。
    「もう少しだけ、ね……」
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    bell39399

    MAIKINGバンエレ水浴び一人アンソロその1(2以降があるかは謎)

    途中まで書いたやつポイ。
    一人称に直すかも。なんとなく
    それを見た時、バンは幻を見たのかと思った。もしくはまだ寝ぼけているのか。
     

     夜中、水音を聞いた気がしてふと目が覚めた。もとより熟睡することのないたちだったが、この森に来てからは妙によく眠れる。にもかかわらず、だ。それに何故か少し冷える。
     その原因に気づき、思わず自嘲した。なんの事はない、隣で寝ていたこの森の聖女がいなかっただけの事だ。
     この森も、この森である秘宝を守っているという少女も奇妙な事だらけだった。安らぎやぬくもりとは無縁の生活を送ってきたバンだったが、ここに来てからは気持ちが凪いでいる。不思議なことだが本能で警戒する必要がないと感じていた。
     エレインと名乗る妖精少女(本人曰く千年は生きているらしいが)とのやり取りも実に愉快だった。彼女はバンの他愛のない話を夢中で聞いて、四季のようにくるくると表情を変えながらバンの言葉の一つ一つにいちいち反応する。時には金色の睫毛を伏せ、時には頬を膨らませ、そして何よりよく笑った。バンは彼女の笑顔で初めて「花が綻ぶような」という形容の意味を知った。
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