白流 龍 @houhoupoteto @houhoupotetoヌヴィリオ、タル鍾SS置き場 ☆quiet follow Send AirSkeb request Yell with Emoji POIPOI 66
ALL ヌヴィリオ レイチュリ タル鍾 カヴェアル 鍾タル ディルガイ 白流 龍DONEヌヴィリオワンライ『天気予報』自然なアンタが好きだから。※付き合ってないこの国の新聞には、天気予報が無い。 基本的に公判が有る前に小ぶりに降る程度だから裁判予定を見たほうが雨の降る確率がわかるくらいだ。…だった。と言うべきか。 噂では、月一でカラリと晴天になるようだ。…それは決まって四週おきで。それは、今日。 ソレに自惚れていた俺は今、土砂降りにあっている。普段ならば迎えに来てくれているメリュジーヌすらいない。 「あー…地味に距離あるんだよなぁ…はぁ、走るか」 バチャバチャと、水を跳ねさせながら向かう先は遥か遠い執務室。 「あっリオセスリ様!!申し訳ありませんお迎えに行けなくて…」 入口でずぶ濡れになったコートを脱いでいると声がかかった。 「あぁ、いや気にしなくていいさ。悪いがタオルはあるかい?」 1623 白流 龍DONEヌヴィリオ お題:熱愛報道己の気持ちに蓋を※両片思い「…さて、今回はこのくらいか。特に問題がなければ俺は戻るがどうだ?」 眼前広がる大きな窓に打ち付ける大粒の雨。 「…一つ、」 「おっと待った。それは『コレ』に関係のあることかい?」 口を開こうとするヌヴィレットさんを遮り、卓上の今しがた説明した書類の上に指を立てる。 「…違う」 「はは、それじゃ応えるかどうかは俺次第ってことになるな」 「誤魔化そうとするな」 俺の手に重ねられる薄っすらと冷たい掌。 それをさらりとすり抜けてポケットへ。 …耐えられない。 不満そうな顔。隠そうともしない。受け取れないというのに。 「…これは、事実、だろうか」 事務所類を差し出すような仕草でこの部屋、この人には似つかわしく無い…俗に言うゴシップを扱うような雑誌のあるページを差し出される。 3317 白流 龍DONEヌヴィレット誕生日/ヌヴィリオ/🌧️⛓️特別な日を、あなたへ※おめでとうーーー!!※付き合ってる※リ誕続き「んじゃ行ってくる」 「こっちは大丈夫なのよ。安心して行ってらっしゃい」 「はは、頼もしいな」 年に一度、俺が自ら上に出る日。贈り物は自分で選びたい。この日付が近付くと、一日休みをもらって上に出る。 今までは、それを箱に入れて、送っていたが、今年は… 「…バレるな」 腰に手を当ててそのどデカい扉を見上げる。 パレ・メルモニア前、明日のヌヴィレットさんの予定を聞こうかとも思ったが、万が一バレては意味がない。 俺の時に驚かせられたから、一泡吹かせてやりたいんだが。 「…まぁ朝イチで乗り込めばいいか」 そう独り言を漏らして、予約しておいた品物を取りに店へと向かう。 ◆ 夜、十一時。 普段ならば既にプレゼントは手元にないが、今年はまだ、部屋にある。 2925 白流 龍DONEヌヴィリオ/🌧️⛓️君に捧ぐ※付き合ってる※眷属について捏造ありコチコチという時計の音と、時折カチャと陶器が少しぶつかる音 前かがみで頬杖をついて、ぼーっと眺める。 それが許されるようになって、改めてこの人はとてもキレイだと認識している。 「…顔に何かついているだろうか?」 視線はこちらを見ずに。 「…んぇ、あ、いや…悪ぃ」 手を伸ばせば届く距離のその横顔を、余りにも見つめすぎていて変な声が出た そしてそんな俺の姿を見ていたずらに微笑むその顔がまた。 つい数ヶ月前までは、来て、報告して、帰る。それだけでもう充分だと思っていた。 それがその後に茶会をするようになって。 始めは正面に座っていたのに。 『そこでは君に触れられない』と言われて。隣に座るようになって。 …そう、ずっと手を繋いでいて。お互い手袋外して。手汗とか、なんか、色々気にはなるんだが、離し難い。 3498 白流 龍DONEヌヴィリオ /🌧️⛓️/リオセスリ誕生日何も無い日、特別な日※付き合ってる※誕生日おめでとう!!大好きだ!誕生日。それは概ねその人物がこの世に産まれ出た日を言うだろう。 誕生日。…俺にとってはなんの意味もない日。ただ、収監される時に必要な情報だと聞かれたから、今日だと答えただけ。 だから、ここの管理者になった時から。その日付は全く意味のないものになった。 「ふぁー…おはよ、看護師ちょ…」 なった、はずだったんだ。 「たんじょーびおめでとう公爵」 「おめでとう」 「…あぁ、ありがとう。朝の六時はやめてくれ…眠いんだこっちは…」 師長と、クロリンデさん。それとメリュジーヌ達。 「だってこれからみんな仕事なんだもの。」 「だからだよ。いつも夜だろ?まぁ、でも、嬉しいよ。ありがとうな」 頭の上に、優しく手を乗せる。 「よっしゃ朝飯にケーキでも食うか」 3609 白流 龍DONEヌヴィリオ /🌧️⛓️君を、想う※付き合ってない※メ口ピテ就任後半年くらいの捏造氷のその目を、君が背中に飾っているのを見かけて、やはり天理などは信用が出来ないと改めて感じたものだ。 「…最近、彼はどうしているだろうか」 「彼?」 シグウィンと、久しく出来ていなかった茶会。 彼が下に行った時、シグウィンも下に送ったのだが余りにも話題に出ない。管理者としての責務が重くなっているのではないだろうか。 「えっと…公爵のこと?」 「そうだ」 あれは余りにも、自らを卑下しすぎるその姿が危う過ぎる。彼は人間ではあるが、まだ若いというのに修羅場をいくらもくぐって来ている。 そういった者は、奢り、傲慢、自惚れ、そういったものに溺れている者を多く見かけるが彼は違った。 この舞台に、まるで立ちたくないかのように。 4062 白流 龍DONEヌヴィリオ /🌧️⛓️※中身はない※🌧️に尻の話をさせたかっただけ※だいぶ⛓️が🌧️に慣れた頃「あんた、結構セクハラするよな」 「何の話だろうか」 「ほら、しょっちゅう俺の尻触るだろ…今とか」 3人で茶会中であるにもかかわらず、師長が見てない時にちょこちょこと触ってくるので気が気ではなかった。 今は、2人なので、膝の上に乗っているが。 「俺の硬い尻なんて触って何の特があんだ?」 「君も私の頬を良く触るだろう」 「そんなの気持ちいいからに決まってるだろ」 ほら、というような表情。いやいや。 「そういう気もないのに触るんだなぁあんた」 「君が私の頬を触る時はそういう気ということか」 「い、や違う。そうとは限らない。」 くくと笑われてしまった。 「君の臀部は…」 「待った待て待てやめてくれあんたからそんな言葉聞きたくない」 897 白流 龍DONEヌヴィリオ /🌧️⛓️天候に左右される※付き合ってない※触れ合いすらない※🐰ちゃんは全て知っているまぁ…あとから聞いたんだが。 「やぁ、こんにちはお嬢さん。どうしたんだい?わざわざ俺に話しかけてくるなんて」 「あのっ公爵様こ、今度私と…お茶を一緒に飲んでくださいませんかっ」 唐突な提案だが、地上に出るとこういう物好きな誘いがよくある。 「お、ははっ俺が茶が好きだって知っててくれたのか?それは嬉しいなぁ。だが…んーそうだな、俺はこう見えても忙しいから…」 …正直な話、全く知らない奴と会話することほど疲れることはない。 「君が俺のところまで泳いで来てくれるか、今度俺が上がってくれる日を当てられたら…ってのはどうだい?」 上には俺の知らない奴が沢山い過ぎる。心ばかし申し訳ないとは、思うがな。 笑顔で、頭を下げるその子に手を振り替えして、俺は俺のいるべき場所に戻る。 4007 白流 龍DONEヌヴィリオ /🌧️⛓️心、澄清※告白※⛓️🌧️要素あり、リバ☓の方注意※喘ぎ、行為表現あり 5693 白流 龍DONEヌヴィリオ /🌧️⛓️喰うか喰われるか※付き合ってない※少し喘ぎあり※⛓️の攻め心情、行動あり※🌧️若干人外捏造あり毎回毎回、毎月毎月この日を心待ちにしてる。 長くて30分そこいらの現状報告。 それだけ。 それ以上なんて望まない。望んだ所で困らせるだけ。 毎回帰る時に曇り空になるのは、少なからず俺を特別視はしてくれているという証拠。それだけで俺は。 …なんて、カッコつけて言い訳して。 触れたことのないその肌を、夜な夜な汚しているなんて死んでも言えない。 本当は、触れたい、抱きしめたい、キスもしたい。…もちろんそれ以上も。 何度も何度も既に頭の中では乱しているのに。実物に会うと、その清潔な姿に罪悪感すら覚える。 厄介な人を好きになってしまった。 ただひたすらに、少しでも同じ空間に居られれば。 …そんな理由。 「…本多すぎるだろ」 「すまない。確かその当たりだと思うのだが」 3173 白流 龍DONEヌヴィリオ +フリ+🐰/🌧️⛓️心、快晴となれ※頼むフリちゃんに救いがあって、笑って欲しいの意を込めて※フリメインのためヌヴィリオ要素かなり薄め(しかも付き合ってない)※保護者的なヌヴィフリ※相変わらずヌリ任務未ですがちょっと要素あり同日、正午。 「…と、報告はこんなところかな。」 リオセスリは定期の報告を終えたところだった。 「んじゃ…俺は戻るとするかね。」 意味深な間を開けて、書類を纏め振り返ろうとしたその時、 「リオセスリ殿、少々頼みがある」 「…ん、何だ珍しいな。あんたがそんなかしこまって。どうしたんだ?」 珍しい、ヌヴィレットの神妙な視線でそう言われ、リオセスリはあらぬ期待を少しばかり持ってしまうがなんのことはなく表に出さないよう気を付ける。 「フリーナが…そちらを視察したいと言っていてな」 「はぁ?視察?」 唐突な提案に間の抜けた声が鳴る。水神がこちらの環境を気にかけるなんて聞いたこともなかったのだ。 「まぁ、ただの見学と言って差し支えないだろう。あまり難しく考えないで欲しい。あれは、少しでも自分にできることを探しているのだろう。…ご協力願えるだろうか」 6145 白流 龍DONEヌヴィリオ /🌧️⛓️暖かくて冷たい思い出※まだ付き合ってない※チューも未※自分の思いに気付いてない🌧️と、好きだけど⛓️🌧️だと思ってる⛓️※ヌリ任務未ですが色々見て入るので一応ネタバレ有※色々捏造※作者が風邪(どうでもいい)ここはどうしてくらいの? 「どうしてこんな事を…っ」 どうしてみんなはなれていくの? 「こんな子供が」 「まさかそんな訳」 「でもこの血は…」 「人殺し」 あぁそうか びちゃ、と一歩踏み出した足音は、昔々に聞いたことのある音だった。 その日は、真っ赤な真っ赤な、晴れた日だった。 「有罪だ」 瞬きをすればそこは昔々に見た眺め。 見下げられるその目に、発せられた言葉とは真反対の感情が生まれていた。 「こんな子供になんてことを」 「取り消せ」 はっと振り向くと、顔の見えない観衆共がいらない正義感を振りかざしている やめろ、やめてくれ 「…黙れよ」 その言葉は誰にも届かない 「静粛に。静粛にしたまえ」 聞き慣れた、変わらないその姿から感情のない言葉が吐き出され 3026 白流 龍DONEヌヴィリオ/🌧️⛓️置き土産※🐰ちゃん視点※まだ付き合ってないし自覚してるのは⛓️だけ※種捏造「こいつぁ…どうするかな。」 しばらく、ガラス越しの海の空を見上げながらそう漏らした。 ◆ コンコン 自分の背よりも高いドアノブ それをわかってるから開けてくれるヌヴィレット様 「久しいなシグウィン。息災か?」 「えぇもちろん。うちはずっと元気なのよ」 実のところ、最近元気な人たちが多くて医務室にひっきりなしにけが人が来てたから、無理やり休みを取って『あの人も寂しがってるだろうから会いに行ってこい』って言ってくれたのよね。 今頃その人達はお灸を据えられているんでしょうけど。 「久々の空は気持ちがいいわねー。あ、これ、お土産なのよ」 「ほう。さっそく頂こう」 ヌヴィレット様が手に持っていたものを窓辺に置いて、公爵からの茶葉を受け取り準備をする。 1512 白流 龍DONEヌヴィリオ/🌧️⛓️待てを喰らわば※少し⛓️🌧️描写ありうなじ。 ヌヴィレットさんの、うなじ。 俺は今、ヌヴィレットさんのうなじを見ている。 そう、何故こんな事になったかというと、二徹目の俺の所にヌヴィレットさんが来たから。 …明日が辛くなっちまうから今日はそういう雰囲気にならないようにと思って、たまに看護師長にするみたいに三つ編みにでもしてやろうかと思っただけで… ゴクリ、と喉が鳴る 俺自身に対する考え方を改めないといけないらしい。 ソファに座り、優雅に本を読んでいるそのうなじに、かぶり付くかのように顔を寄せ 「…っ」 必死に抑え込んで、頭を垂れる。 「ふふ…どうしたのだリオセスリ殿」 髪がくすぐたかったのか、透き通った笑い声が耳元でする 「…あんたが欲しくなった」 カチャリ、とカップをソーサーに置く音。 1644 白流 龍DONEヌヴィリオ/🌧️⛓️心の曇りが晴れる時※⛓️の脳内が⛓️🌧️なのでそのような表現あり。「公爵様大変です」 唐突な大声 生産エリアの管理について話し合っていたため、その急な訪れに少々驚く 「なんだ大声で。どうした?」 「ヌヴィレット様がっいらっしゃってます」 「はぁ?今日は何も…まさか何かあったのか…にしても他の新入り達と一緒に来たのか…?」 「それがその…管理エリアの方からで…」 「はぁ泳いできたってことか」 「そうみたいで…濡れてましたから…」 「どこだ」 「執務室にいらっしゃいます」 ◆ 「ヌヴィレットさんどうした」 勢いよくドアを開け、鉄製の階段を駆け上がるとそこには、 「あら公爵?急いでどうかしたの?」 「あぁリオセスリ殿、急いでどうかしたか?」 ……はぁ? 「いや、だってあんた…海から来たってよっぽどの事があったのかと…」 4319 白流 龍DONEヌヴィリオ/🌧️⛓️⛓️→🌧️雨のち心「うぉ…マジかよ…」 いつも通り、定期の『仕事』として久々に上がってきたんだが、 「リオセスリ様、こちらをお使いくださいっ」 ちぃちゃな背を伸ばして渡してくれる傘 「おう、サンキュ。悪いな」 それを受け取り、差してさほど遠くはない目的地へ歩き出す。 「あの…リオセスリ様、我々は濡れても問題がありませんので、そんな気を遣って下さらなくても良いのです」 おずおずとそう言われる。 俺が腰をかがめているのに絶えられなかったのだろう。…自分は傘を使わずにびしょ濡れで待っていてくれたメリュジーヌちゃん 「いやいや、そうもいかないさ…『雨』に濡れるのはイヤだろう?」 「…すみません」 「気にすんな。謝りすぎると表情も暗くなって可愛い顔が台無しだぜ?」 3262 白流 龍DONEヌヴィリオ/🌧️⛓️ある日の天気前半:リオセスリ後半:ヌヴィレット「あっリオセスリ様いらっしゃいませ」 元気な声で、まだ距離があるというのにぴょこぴょこと手を振ってくれる受付のセドナちゃん 「よ。お疲れさん。今ヌヴィレットさんいるか?一応アポは取ってあるんだが…」 「大丈夫ですよ今はお一人、執務室で書類整理を行なってらっしゃいます」 「そうか、ありがとよ…あぁそれと、」 そう言って数歩歩き出してから振り向く 「…ヌヴィレット様の前に通すなら形式上でも名前と職業、具体的な内容は確認したほうが安全のためだと思うがな、セドナちゃん?」 そう言ってはっとした表情を確認して振り返る 「すみません気をつけます」 「俺だから油断したんだろ?まぁ一生懸命なのは伝わってるから気にするな」 2667 1