しゃむ
MAIKING最初の世界線の中学に行っていないグレ場地と9軸の反社千冬が出会うお話です。詳細設定捏造。パラレル的なやつです。
12/18に新刊出せれば!西4J31ab _caprie...
【グレ場地×反社千冬】君の知らない物語 ① -I've seen you from many ang「ふぅ…」
とため息をつき、松野千冬は椅子の背もたれに背中を預け、窓の外を見た。
部屋の時計はてっぺんを越えており、深夜なのか明け方なのか曖昧な時間だった。窓の外はそこここに明かりがともり、渋谷の街は不夜城のごとく輝いていた。
「あれ?松野さんまだ居たんですか?」
部屋の扉が開き、武道のお気に入りの舎弟が顔を覗かせた。
「あぁ、書類が終わらなくって。」
デスクの上に積み重なった紙の山を見つめた。
「大変っスね。俺にはムリっスわ。松野さん意外とこういうの得意だったんっスね。」
と彼は言った。彼は東京卍會が暴走族だった頃からの舎弟だった。彼は書類をペラペラとめくっていた。
「おい、あんま見んな!まぁ、やんなきゃ仕方ねぇだろ。そういえばタケミっちは?」
5489とため息をつき、松野千冬は椅子の背もたれに背中を預け、窓の外を見た。
部屋の時計はてっぺんを越えており、深夜なのか明け方なのか曖昧な時間だった。窓の外はそこここに明かりがともり、渋谷の街は不夜城のごとく輝いていた。
「あれ?松野さんまだ居たんですか?」
部屋の扉が開き、武道のお気に入りの舎弟が顔を覗かせた。
「あぁ、書類が終わらなくって。」
デスクの上に積み重なった紙の山を見つめた。
「大変っスね。俺にはムリっスわ。松野さん意外とこういうの得意だったんっスね。」
と彼は言った。彼は東京卍會が暴走族だった頃からの舎弟だった。彼は書類をペラペラとめくっていた。
「おい、あんま見んな!まぁ、やんなきゃ仕方ねぇだろ。そういえばタケミっちは?」
shippoken_hq
MAIKINGぼくたちの赤いいと7開催おめでとうございます!描きかけになってしまいましたが、いつもとちょっと違うバレーをして遊ぶ兎赤の二人のお話です。
パスワードは会場の「赤か6」に貼ってあるリットリンクにあります。
続きができたら上げます! 5
mamegohan54
MAIKINGいつか書くかもしれないマブ軸ココイヌ、たぶんメリバ予定です。。聖夜アニメで元気を出しながら書いていきたい……いつか書くかもココイヌ「ココ、次の月曜日空いてるか?」
メールより電話が楽。なのは相変わらずのようで、乾からの連絡は決まって何コールかの着信だった。段ボールまみれの部屋の真ん中で埃のついた手を払い、ぶんぶんと震えたスマホを取る。耳馴染みのいい声を聞いたら、自然と頬が緩むのは不可抗力だった。
「空いてるよ。事務所の整理も終わったし、あとは新居の片付けくれぇ。なんならイヌピーが手伝ってくれると嬉しいんだけど」
「いやだ」
オレから誘ってんのに。電話の向こうで口を尖らせているのが丸分かりで、こちらはヘラヘラしてしまう。
乾からの誘いはめずらしい。記憶のなかでも数えるほどしかないから、空いてる? の言葉は九井にとって棚から牡丹餅だった。つまらない軽口で彼の機嫌を損ねるのも本意では無いし、素直に冗談だと謝罪する。それに、この牡丹餅はもう何年と口にしていない代物だったから。
1639メールより電話が楽。なのは相変わらずのようで、乾からの連絡は決まって何コールかの着信だった。段ボールまみれの部屋の真ん中で埃のついた手を払い、ぶんぶんと震えたスマホを取る。耳馴染みのいい声を聞いたら、自然と頬が緩むのは不可抗力だった。
「空いてるよ。事務所の整理も終わったし、あとは新居の片付けくれぇ。なんならイヌピーが手伝ってくれると嬉しいんだけど」
「いやだ」
オレから誘ってんのに。電話の向こうで口を尖らせているのが丸分かりで、こちらはヘラヘラしてしまう。
乾からの誘いはめずらしい。記憶のなかでも数えるほどしかないから、空いてる? の言葉は九井にとって棚から牡丹餅だった。つまらない軽口で彼の機嫌を損ねるのも本意では無いし、素直に冗談だと謝罪する。それに、この牡丹餅はもう何年と口にしていない代物だったから。
nekomata002
MAIKING酒場のロシーさん2ロシーさん炊飯器を抱えて走るの回
酒場のロシーさん2「ポーラータング号ね…」
ローとローのクルーの前から逃げた俺はトットと初めて出会った浜辺に来ていた。
浜辺近くの船着場には黄色の潜水艦が浮かんでおり、ハートの海賊団のクルーたちが荷物を次々と潜水艦の中に運んでいる。
「へぇ…女の子もいるのか…
ローの彼女かなぁ?」
ローの船が潜水艦なのは知ってはいたが、こうしてジョリーロジャーを掲げた実物を見れば嫌でもローが海賊になってしまったのだと現実を突き付けられる。
「…潜水艦なのも、きっとオペオペだから
…なんだよなぁ…」
はぁ、と深いため息をついて項垂れる。
原因である俺が落ち込む資格なんてないのに、目の前の潜水艦を見てるだけで辛くなってしまう。
だって海賊なら普通はデカイ船だ、海賊船が潜水艦なのは世界広し、海賊十色なれどローの船だけ。俺と別れてからローに何があって、何がどうして海賊になったのかは知らない…だけど、潜水艦の理由には絶対にローの 実が関連していると思ってる。
8630ローとローのクルーの前から逃げた俺はトットと初めて出会った浜辺に来ていた。
浜辺近くの船着場には黄色の潜水艦が浮かんでおり、ハートの海賊団のクルーたちが荷物を次々と潜水艦の中に運んでいる。
「へぇ…女の子もいるのか…
ローの彼女かなぁ?」
ローの船が潜水艦なのは知ってはいたが、こうしてジョリーロジャーを掲げた実物を見れば嫌でもローが海賊になってしまったのだと現実を突き付けられる。
「…潜水艦なのも、きっとオペオペだから
…なんだよなぁ…」
はぁ、と深いため息をついて項垂れる。
原因である俺が落ち込む資格なんてないのに、目の前の潜水艦を見てるだけで辛くなってしまう。
だって海賊なら普通はデカイ船だ、海賊船が潜水艦なのは世界広し、海賊十色なれどローの船だけ。俺と別れてからローに何があって、何がどうして海賊になったのかは知らない…だけど、潜水艦の理由には絶対にローの 実が関連していると思ってる。
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MAIKING女神の徒から孤独で冷酷と称された我が国の未来の民に我々は何を遺すことが出来るだろうか。神を汚し罵る趣味と全ての悪徳だろうかクロロレワンドロワンライ第46回「花畑」 ミルディン大橋のレスター諸侯同盟側にある砦近辺には花畑が広がっている。休耕地の花々は人間の都合など知らず咲き誇っていた。
「この辺は休耕地が多いから少しだけ気が楽だ」
「多いだけだ。一面でも二面でも収穫前の麦畑が荒らされれば一年間の苦労が水の泡となって消えその一家は破綻する。絶対に食い止めねば」
ローレンツの発言はクロードに対する嫌味ではない。事実を指摘し己に気合を入れているだけだ。しかしローレンツの個性を受け入れていない者が聞けば単なる嫌味と受け取るだろう。
「魔法や火薬で土壌が汚染されるのは分かってるさ。安心させてやれないこの身の非才さが歯痒いな」
クロードたちは砦を出て橋の付近に陣を敷き帝国軍を待ち構えている。先ほど戻ってきた斥候によるとカスパルとリンハルトがいるらしい。
1547「この辺は休耕地が多いから少しだけ気が楽だ」
「多いだけだ。一面でも二面でも収穫前の麦畑が荒らされれば一年間の苦労が水の泡となって消えその一家は破綻する。絶対に食い止めねば」
ローレンツの発言はクロードに対する嫌味ではない。事実を指摘し己に気合を入れているだけだ。しかしローレンツの個性を受け入れていない者が聞けば単なる嫌味と受け取るだろう。
「魔法や火薬で土壌が汚染されるのは分かってるさ。安心させてやれないこの身の非才さが歯痒いな」
クロードたちは砦を出て橋の付近に陣を敷き帝国軍を待ち構えている。先ほど戻ってきた斥候によるとカスパルとリンハルトがいるらしい。
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MAIKING現代AU 拗れ練習用に書いた曦澄③彼女がいる曦への片想いに苦しむ澄ですがある日同僚の男に呼び出されます
そろそろ展開が動き出す…かな
想・喪・葬・相 ③「疲れた…」
一人暮らしを始めてから「ただいま」という言葉を使ったことはほとんどない。
実家を出る際、「一人の寂しさに耐えきれなくなってそのうちぬいぐるみや家電に話しかけるようになるぞ」と揶揄われたことがあったが、そんな気持ちになったことは一度たりともない。元々寂しがり屋なわけではないし、定期的に話す者もいる。ここしばらくお互いに連絡を取れていなかったが、今日は久しぶりに曦臣から着信が入っていた。
話す前にまずは喉を潤そうと、冷蔵庫からロング缶のレモンハイを取り出し一気に三分の一程飲み干した。強炭酸が喉を刺激すると、一時的に疲労を忘れさせてくれる。いつもならこのまま全部飲み干してしまうところだが、今夜は思いとどまった。
3839一人暮らしを始めてから「ただいま」という言葉を使ったことはほとんどない。
実家を出る際、「一人の寂しさに耐えきれなくなってそのうちぬいぐるみや家電に話しかけるようになるぞ」と揶揄われたことがあったが、そんな気持ちになったことは一度たりともない。元々寂しがり屋なわけではないし、定期的に話す者もいる。ここしばらくお互いに連絡を取れていなかったが、今日は久しぶりに曦臣から着信が入っていた。
話す前にまずは喉を潤そうと、冷蔵庫からロング缶のレモンハイを取り出し一気に三分の一程飲み干した。強炭酸が喉を刺激すると、一時的に疲労を忘れさせてくれる。いつもならこのまま全部飲み干してしまうところだが、今夜は思いとどまった。
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MAIKING▼世界弾丸ツアー中の付き合ってない東西に起こるハプニングの序盤▼いい竿(30)の日らしいので東峰さんちの息子(ダブルミーニング)をたたえたくて書きかけのネタから突貫工事▼この後R18になる予定▼名前のあるモブが喋ってそこそこ出張ります【HQ】解放(仮) ――タダほど怖いものはない。それは、己や周囲の安全を守るためにも大事な教訓だ。ともあれ東峰がそんな反省を抱いたときにはすでに、事は取り返しがつかないところまで進み、そして果てた後だった。
その夜、東峰と西谷は宿泊二日目のホテルを出て近場のダンスバーに入っていた。夜の熱気が狭い店内に充満して、大人しく座っていても肌にじんわりと汗が滲む。東峰はひとり、カウンター席で水パイプを嗜みながら階下で踊る人の群れをぼんやりと眺めていた。そこへ喧騒をかき分けて陽気な英語が響くと同時に親しげに肩を叩かれる。
「やあ、アサヒ! 君のハニーはどうしたんだい?」
振り返るとくるりと跳ねる焦茶色の髪に同じ色の瞳を輝かせ、健康的な褐色の肌をネオンに彩られながら見覚えのある男が立っていた。同じホテルの宿泊客で昨晩夕食をとった店で偶然居合わせ意気投合、その後パブまで同行し親睦を深めたスペイン人のアルベルト……だったはずだ。
2633その夜、東峰と西谷は宿泊二日目のホテルを出て近場のダンスバーに入っていた。夜の熱気が狭い店内に充満して、大人しく座っていても肌にじんわりと汗が滲む。東峰はひとり、カウンター席で水パイプを嗜みながら階下で踊る人の群れをぼんやりと眺めていた。そこへ喧騒をかき分けて陽気な英語が響くと同時に親しげに肩を叩かれる。
「やあ、アサヒ! 君のハニーはどうしたんだい?」
振り返るとくるりと跳ねる焦茶色の髪に同じ色の瞳を輝かせ、健康的な褐色の肌をネオンに彩られながら見覚えのある男が立っていた。同じホテルの宿泊客で昨晩夕食をとった店で偶然居合わせ意気投合、その後パブまで同行し親睦を深めたスペイン人のアルベルト……だったはずだ。