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    いい夫婦の日

    いととととととと

    DOODLEいい夫婦の日のジョウタツ
    なんてことない特別な日カチッ

    白い蒸気とともに沸騰を知らせるケトル。それを持って、テーブルに置いたカップに中のお湯を注ぐと香ってくる芳ばしい香り。
    どこかの兄貴は、豆から挽いたもんしか飲まんとか贅沢なことを口にしてたけど、インスタントでも充分満たせる。

    きっとそう思えるようになったのはこの生活を始めたからだろうとジョウは思う。
    テーブルに並べられたふたつのプレート。その上にはトースト、目玉焼き、ウィンナーと昨晩作っておいたコールスロー。プレートの横のカップにはコンソメスープ。また、片方にだけ置かれた丼に山盛りに盛られた白ご飯。そして、インスタントコーヒー
    「準備完了っちゃ」
    エプロンを外し、椅子の背もたれに引っ掛ける。この流れだと、某番組のように寝ている最愛の人を、おはようのキスで起こしに行くのが王道だろう。しかし、最愛の人は今、家には居ない。日課であるランニングに出かけている為だ。そして、見計らったかのようにタイミング良くガチャりとドアが開く音が聞こえた。……なんて、本当はウソ。相手が帰ってくるタイミングに合わせて、ジョウが朝ごはんを作るようにしている。大好きな人に、1番美味しいタイミングで、1番お腹がすいているタイミングで食べて欲しいから。
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    hiyoko_2piyo

    DOODLE視点:泰然。永美子ちゃんいる
    いい夫婦の日ですやん!(当日)
    ふとたいえみを摂取したくなったので自給した。付き合ってんだったら夫婦になるのも誤差だろ(?)全CP、付き合う前のところから付き合ってそこからプロポーズして結婚して子供産んで子供が成長して孫で来ておじいちゃんおばあちゃんになるまで2人でのんびり過ごしてみたいな過程を教えてくれ。俺はお前らがどうやって愛を育んだのか知りてぇんだ後生だ
    いい夫婦の日、泰然パチリと、意識が浮上して目が開く。部屋はまだ薄暗く、自分の横の布団で寝ている少女を見て、まだ朝日も出ていない時間である事を理解する。早く目が覚めて、しまいには肌寒さにあてられて眠気がどこかに飛んでいってしまった。今日、なんか用事あったかな。公演はないし、お店も休みだったっけ。なら1日永美子ちゃんと過ごしたいな。なんて事を考えながら話題に上がった少女を見る。少女と言うよりは女性と言うべきだし、結婚したのだから妻と言うのが正しいのは分かっているけど、この幼さが残る表情は、どうしても可愛らしい女の子にしか見えない。もしかしたら、これが前におにぃさんが言ってた「好きな人は魅力的に見える」てやつなのかも。今度会ったら聞いてみよう。
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