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    なつとまと

    レオ司の字書き

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    なつとまと

    PAST昨年の猫の日に投稿したものです。投稿した際のアカウントを削除しており、残っていないのでこちらで再掲させていただきます。
    *結婚しているレオ司
    *ギャグ風味
    *いずまこ、りつまおりつ、つむ夏要素あります。
    猫の日騒動チーンとオーブンが鳴り、扉を開けば漂っていた香ばしい匂いが強くなる。
    「うん。いい香りだねぇ。味も悪くなさそう。」
    見た目は独特だが、味は問題ないはず。残念ながら諸事情で味見は出来ないが…。
    「あの魔法使いから貰ったシロップと俺の作ったシロップが入ったお菓子。果たしてどうなるかな。」
    凛月は紅い瞳を光らせ、にんまりと笑った。

    「セナ!助けて!!スオ〜が猫になっちゃった!!」
    「は?」
    れおくんからそんな訳の分からない電話が来たのは早朝。ゆうくんを抱きしめて幸せな気分で寝ていたというのに、その時間をぶち壊された俺は当然怒ったわけで。
    「朝っぱらから変な電話掛けてこないで!!」
    電話先で喚く声を無視して通話をぶった切り、再び寝ようと布団に潜った時、ホールハンズの通知が鳴る。れおくんからだろうと無視しようかと思ったが、一応確認しておこうと開くと、そこには猫耳としっぽが生えて、見た目も幼くなったかさくんの写真が送られてきていた。
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    なつとまと

    DONE世界猫の日というわけで書きました(大遅刻)
    進捗垢の方に昨日載せたお話です。
    後編はWebオンリーで展示予定です。
    *レオ視点 おまけは司視点
    *キャットバースパロディ
    *『少しでも君の隣で』『甘い猫ちゃん』の前日譚で付き合う前のレオ司です。
    悪戯の結末(前編)「ふんふんふ〜ん♪〜〜〜♪」
    その日もいつものように学内を作曲しながらぶらついていたおれは、気まぐれに弓道場へと立ち寄った。もしかしたら誰か居るかもなんて思いながら、靴をポイポイっと適当に脱いで射場に足を踏み入れる。
    そこに居たのはちょうど陽のあたる場所で丸まってすぴすぴと眠るスオ〜。そのまろい頭には猫の耳、お尻の辺りからはしっぽが出ていた。
    「わっ……と。」
    思わず大きな声をあげそうになって自分の口を手で抑える。
    「そういやスオ〜はキャットだったな。」
    この世界に存在する猫耳やしっぽが生えている人達キャットと呼ぶ。生まれつきの人もいればスオ〜のように成長してから突然生えてくる人もいる。基本的にキャットの人々は訓練することで自由に耳としっぽを出し入れできるようになる(原理は未だに分かってないらしい)のだけれど、寝ている時とか意識していない時は出てきてしまう。
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    なつとまと

    DONEライオンの獣人レオ×スナネコの獣人司
    【敵将の血筋のサラブレッドなくっころ戦士朱桜司を気に入って、それまで妃の一人もいなかった後宮《ハレム》に連れて帰っちゃう王さま月永レオっていう王国パロが読みたい。】という妄想ツイートを頑張って発展させて書いてみました。
    色々設定盛り込んじゃったので後日設定資料ちゃんと作って出します。
    花盗人は愛を詠う獣人たちの住む大陸、ディール。その東側に位置する花の国ニャフラと音楽の国ミュゼカは領土を争い、戦いを繰り広げてきた。そんな中、ニャフラの若き将でスナネコの獣人、朱桜司は数人の部下を連れて国境の森に敵国の偵察のため訪れていた。
    耳をピンと立てて鼻を動かす。
    「ふむ…特に怪しい匂いなどないですね。みなさん、なにか痕跡は見つかりましたか。」
    部下たちに呼びかけると一様に首を横に振る。
    猫の嗅覚は犬ほどではないが優れている。人口に占める猫の獣人の数が多いニャフラではこうして足音を潜め、匂いを辿ることが基本的な偵察方法だ。
    「よぉ。おまえらここで何してんの?」
    「誰です!?」
    緑の狩人服に顔には仮面、耳としっぽはライオンの男が木から降りて司たちの前に立ちはだかった。司たちは声をかけられるまで気配に全く気づけなかった。
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    なつとまと

    MOURNINGワンライのお題「シャワー室」で書いたものです。お題に沿ってない気がしたので供養。
    知らない方がいいこともある「おっミドリじゃん。うっちゅ〜☆」
    「ど、どもっす。」
    個人レッスン後、翠がシャワー室に行くとそこにはまだ練習着を着たこれからシャワーを浴びるであろうレオが居た。
    「おまえもシャワー浴びに来たのか〜?」
    「そうですけど。それ以外にシャワー室に来る理由ってあります……」
    「ん〜。ここの場所だけカメラが無いって前に聞いたし、秘密の会話をする時とか?」
    「ここは利用者多いし、そんな事する人いるんっスかね。」
    「さぁ?知らな〜い。あっなんか霊感が湧いてきそう!」
    ふんふふ〜んと鼻歌を歌いながら服を脱ぎ始めたレオを見ていると、どっと疲労が襲いかかってくる。
    (やっぱりこの人よく分からない…)
    少し前にSVRSで『ぜんぜん知らない人』から『ちょっと知ってる人』になったとはいえ、まだまだ関わりは浅い。それに人見知りな翠にとって『陽キャ』『テンションの高い人』な部類に入るレオに話しかけられてグイグイこられるのは少し怖い。先にレオがブースに入ってから自分は離れた所に入ろうと思って目の前の空いているロッカーを開ける。
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