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    とぷす

    sofi9617

    MOURNINGこの前のトプステの無配。次に出すオメガバ本の冒頭部分ってつもりで書いたけど、多分全部書き直す。タイトルももっといいの探してるところ。
    α×α。
    運命の番(仮)の許嫁を喪ってる未亡人とらぴと、運命の番同士で結ばれた両親から生まれたはるたゃの話。また人を選ぶ話を書いている。推しカプを普通に幸せにしてあげられない。
    着地点が見つからなくてプロット作り難航中。
    運命のクオリア(仮)運命は扉を叩かない。
    扉を叩くなんて親切なことはしてくれない。予感なんて全くないまま、運命は人を轢き潰す。何もわからないのが運命、誰も抗えないのが運命なのだ。俺はそれをよく知っている。ベートーヴェンは何もわかっていない、と笑ったことを今でもよく覚えている。

    「これからの活動にあたって、改めて皆さんに確認したいことがあります」
     宇都木さんが神妙な顔で話を切り出す。マネージャーとして出会ってすぐのことだった。四人で警戒したまま顔を見合わせる。それにも構わず話を続けた。
    「皆さんの番のことです。全員がαであることは了くんから聞いていますが、番については確認されていないでしょう?」
    「……了さんだったら、わざわざ俺たちに確認しなくても知ってたんじゃないですか?」
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