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    キッカ

    kimuranatsuno

    DOODLE複座スミイサ。ギスギスしている。クヌに目を付けられたきっかけのようなもの妄想。
    【複座】ヒーローはユーサネイジアの夢を見るか 洗っても洗っても拭えない、走っても走っても振り切ることができない、目を閉じても消えていかない濃密な死の予感に囚われたとき、何を望むのが人間か。

     XM3ライジング・オルトス。日米が極秘に開発していた複座式TSには、日本とアメリカからパイロットが一人ずつ選ばれた。まずはシステムを運用できる数少ない適合者であるイサミ・アオ三尉。そして、そのイサミに『ついていける』人間、ルイス・スミス少尉だ。
     前線に投入されたライジング・オルトスは、希望をつなぐのに十分な初陣を飾った。それまではどうにか凌ぐしかなかった敵の攻撃を押し切り、バリアを破って撃破したのだ。それも、何体も。
     ライジング・オルトスの活躍、そして必死にかき集めた情報、部隊の練度向上もあり、一進一退ではあったが人類は未知の敵に対抗できるまでになった。作戦を牽引するのは、もちろんイサミとスミスだ。しかし敵を退けたあとに行われる二人の反省会は、もっぱら言い争いで終わることのほうが多い。その多くはイサミの独断専行に端を発するものだったが、今回は違っていた。
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    尚 道

    DONEエスデュWEBオンリー開催おめでとうございます~!
    今回も小説と漫画を書きました。少しでも賑やかしになれば嬉しいです!

    ・エースがデュースを好きになったきっかけをベッドでだらだら話すお話です。
    ・R指定な描写はありませんが、全部ピロートークなのでご注意ください。
    いつから、だなんて「……こういうことを聞くのは、嫌がるかもしれないのだが」
    「…………うん?」

     いつものオンボロ寮の一室で、どこか湿り気を帯びた空気の中、全裸のまま仰向けに寝そべるデュースは、妙な前置きをして話し始めた。
     情事の余韻を楽しむように擦り合わせていた指先から、躊躇いが伝わってくる。


     オレたちにとっては、……いや、少なくともオレにとっては、デュースとのセックスは少しスポーツに似ていた。開始時のテンションに応じて、いきなり全力を出したり、相手の出方を見ながら慎重に進めたり。お互いの欲望っていうボールをぽこん、ぽこん、と投げ合うような。そういう時の事後は、甘い空気というより爽快感の方が強い。まるで一勝負終えたかのように、キスのひとつもせず、とっとと片付けて服を着て、「じゃあ寝るか!」って感じですぐに眠りにつく。酷い時は背中合わせでぐーすか寝たりする。
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    てぬたろ

    DONE #TPVワンドロライ
    4月20日、お題「蜘蛛」「ヒーロー」より
    ATSV ミゲミゲ(パパ×928)

    ※いずれミゲミゲになるミゲとミゲ
    ※99ミゲがパパミゲを特別だと意識するきっかけのお話
    君がそう呼ぶのならばモニターとスクリーンだらけのオフィスでミゲルは今日も仕事をしていた。オレンジ色に発光する光の粒子ばかりを見続けていると、太陽の陽の色を忘れてしまいそうになる。それが健全が不健全で言ったらもちろん後者なわけなのだけど、使命に駆り立てられているミゲルにとってはどうでもいいことだった。
    あらゆる次元のスパイダーマンを観測できるようになってわかったことがある。
    ひとつはあらゆる次元の『ミゲル・オハラ』を観測してみてもスーパーパワーを得るのはこのアース928の『ミゲル・オハラ』、つまり自分だけだということ。
    ふたつめは蜘蛛から直接スーパーパワーを得ていないのは自分だけだということ。
    無限に広がる数えることもバカバカしくなるの次元のすべてを見たわけではないのだから、本当にミゲルが一人きりであるとは言い切れないにしても、ミゲルに孤独感を感じさせるには十分だった。孤独は胸を押しつぶすような不安をミゲルに与え、安らぎから遠ざける。他の次元のスパイダーマンと関わるようになって少しは孤独感が薄れているかもと思うこともあったが、顔色は一向に悪いままだった。
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    なんこつ

    DONE昭アニのつばめ×サクラ(×つばめ?)設定。
    昭アニ12話から34話の間くらいの話です。
    ディスコでのサクラ先生はあまり婚約に乗り気ではなさそうだったのに、34話の海回ではやけに仲がいいし、後に惚れ薬を使用した疑惑も出てくるのはなんなんだ?と思い、むしろ惚れ薬を使いかけたのがつばめだったらどうだろう?というのが書いてみたきっかけでした。
    つばめがだいぶ情緒不安定です。捏造設定も多々あるので注意。
    愛に気づいてください彼女を愛していた。心の底から愛していた。
    この先、一生を共にする覚悟だってできていた。
    それは彼女も同じだと思っていた。
    あの時、二人は正式に結ばれるはずだったのだ。


    『おぬしと婚約すると完全に決めたわけではないぞ』
    『つばめよ、修行しなおしてこい』



    どうしてこうなってしまったのだろう―


    友引にひっそりと佇む洋館。その寝室に男が一人。尾津乃つばめは、まるで生気を失ったかのように無気力に横たわっていた。

    とある日のディスコでの出来事。彼は愛する彼女であるサクラとの婚約を認めてもらうため、その伯父である錯乱坊に霊能力の腕を披露する予定であった。彼女のために西洋へ留学し修行も積んできた。ここで華麗に術を披露し、婚約を成立させる。はずだった。
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    odgr

    SPOILER2014.4.14開催、ウィリアムズ親子オンリーイベント「My Shining Blue star」での無配ペーパーでした。雨で外に出られない休みの日、父さんの身の上話したり『父さんの父さん』の話をしたりする親子の話です。実際こういうシーンがあったら、父さんは『ヒーローを目指すきっかけになった人』みたいな感じで己の父親像を語ってくれそうな気もしつつ。市民を守って殉職した警官だった、みたいな…………
    水底の日 雨樋からひっきりなしに流れ落ちる水が、排水溝に飲み込まれていく。
     あまりにも量が多すぎて溢れそうになっているのか、空気を含んだ水が排水管の上で波を立て、とぷとぷという音がしている。まるでプールに潜っている時に聞くような音に、ルークが唇を尖らせた。
    「午後だけど、全然止まないね……」
     カーテンを開けて確かめるまでもない土砂降りの音に、ルークは八つ当たりのようにソファのクッションに背中から重さを預ける。雷こそ鳴っていないが、春の空は昼前ごろからずっと厚い雨雲に覆われていて暗い。それがまた、憂鬱に拍車をかける。
    「久々の父さんの休みだったのに」
    「まあな。だが、外に行けなかったのは残念だが、こんな風に家でのんびり過ごすのもいいもんだぞ」
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    asoso9353

    DONE最終回視聴後
    本編終了後のイサルイ
    円盤特典で後日談がおまけにつくっぽいですが、それを楽しみにしつつ本編後にこんなことになってるといいなあという小話。CP要素はほぼゼロ
    最終回最高でしたね! これからもイサルイ推して参ります! ブレはディド(スパロボDD)方式で何かのきっかけで可変できると思っています
    分かっていないのはおまえの方 自分はブレイバーンと共に消えるものだと思っていた。
     それなのに気づいたら大地に降り立ち、目の前には世界を救ったばかりのイサミとルルが項垂れている姿が見えて、思わず声を掛けたらちゃんと声も出て。
     俺は、この世界に戻ってくることが出来たのだとようやく理解した。

    ***

     クーヌスとの戦いの後に自分はKIAつまり戦死扱いとなっていたようで、それは当然なんだが、戻ってきたら戻ってきたでまずは身体検査を呆れるほど受けさせられた(ルルを保護した時の比ではなかった)。結果は、身体は99.9%人間であることは間違いないとのことだが、身体機能はことごとく弱っていると診断された。しばらくは安静にしていなさい、とのドクからのお墨付きをいただいたことで、今はATFの中の病棟で落ち着いて過ごせている。
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