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    テイスト

    るいㅤ

    DONE不思議な仮装グッズ

    依頼小説
    ハロウィン第二弾。第一弾と全く同じプロットを別の出品者様に提出したものです。
    例によってTF描写をしっかりと書いていただきました。テイストの違いをお楽しみいただければ幸いです。
    先行公開という形でこちらで公開します。

    スマホよりPCの方が読みやすいと思います。無断転載厳禁です。
    当作品の著作権は作者様に帰属します。
    作者:riu様
    不思議な仮装グッズ 平井桃香の住むこの町では、今年も駅前のイベントホールで小さなハロウィンパーティーが開催されることになった。参加者はこの場所で様々な仮装を披露したり、また鑑賞したりする。毎年とても賑わう恒例の催しである。
     そしてそれに備えるべく、桃香は今日、幼馴染の横山徹平と共に、近所にある大型の雑貨屋にやってきていた。陳列棚には様々なコスプレグッズが置かれ、店内はハロウィン一色。当日まで一週間を切ったこともあり、かなり気合いの入った内装になっている。
    「もう何でもいいんじゃないのか?」
     楽しそうに品物を物色する桃香の横で、徹平が退屈そうに言った。
    「そんなに迷う必要ないだろ」
    「いやいや迷うって! だって年に一度なんだよ? とっておきのやつで参加したいじゃん!」
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    kuusui

    PROGRESSスープジャーのくりみつ01
    保温できるスープジャーはいいぞ!という話の影に匂う現パロ会社員くりみつのお話。大倶利伽羅さん本人は出て来ないので燭台切呼び。続き物で今回は光忠さんと御手杵君と乾燥エビと海苔のおかゆ(中華がゆテイスト)のお話。
     会社には色々な人が集まる。それは仕事が出来る出来ないに関わらず、仕事という山を乗り越えるごとに見えて来る素顔のようなものかもしれない。
     御手杵はこの会社に勤めて数年経っているが、大抵の人とはすぐ打ち解けられる性質を持つ。御手杵自身は大して仕事はできないと思っている。けれど気安く怒られたり、また困った時に拝み倒したりといったことを繰り返すうちに、元々の気質もあってそういうタチになってきたのかもしれない。けれど同じフロアにいる違う部署の二枚目の先輩、燭台切さんとはいまいち馴染めない。
     燭台切さんは美術品のように整った顔を持つ、いわゆるイケメンという奴だ。青鈍色を纏う美しい黒髪がその右目を隠しており、浮世離れした美貌からどこか近寄りがたさを御手杵は勝手に感じてしまう。けれど彼とたまたま目が合ったりすれば、人好きのする顔で気持ちのよいほどよく笑ってくれる。だからきっと普通にいい人なのだと思う。問題はその後だ。
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    saku_hpyuri

    MAIKING孤独を愛する彼女と帰る場所の書き下ろし部分一部抜粋
    こんな感じにややオカルト?テイスト入ります。
    どこんっ!

     “それ”は、突如として地上へ振り落ちた。誰もが興味を持ち、誰もが関心を持った。人の手ほどの大きさをした“それ”は真っ黒い塊としてガラル地方のとある場所に落下した。
     それがなにか、この場にいる誰も知らなかった。ただただ、好奇心に駆られてしまい“それ”が落ちた場所に人々は集まる。
     ふと、人々は口を開く。
    『これはなんだろう』
    『隕石だろうか』
    『ずいぶんと小さいな』
    『ポケモンの隕石かな』
     口々に声を上げ、各々好き勝手な感想を述べる。
     そうして、誰かが言った。

    『触ってみよう』

     一人の若者が好奇心に駆られ、落下した“それ”に触れた。なんともない、ただの石にしか見えない“それ”は触れた途端、ぴきっと歪な音を響かせた。割れ目がめきめきと嫌な音をたてながらその場に木霊する。
     そして聞こえたのは、絶叫。

    『――――――――――――――――――ッ!』

     地上を振るわせる絶叫がその場に振り落ちる。
     鼓膜が振るえ、立っていることすらできない。
     絶叫を発しているのは若者ではない。歪な悲鳴を響かせながら、隕石と思われた“それ”が地鳴りを轟かせる。地面が揺れ、地割れが起 1299