ポエム
まるやま
DOODLE正義くんのポエム。続きがあったけど、書かなさそうなので供養。【谷元さんと正義】クリームソーダな関係俺が出会ってきた、たくさんのひとたちのなかで、優しくて、かっこよくて、ほんとうに素敵な、ただひとりの天使といえば。
そう、谷本さんだ。
俺は彼女が大好きだ。
以前の俺は、出来れば彼女と恋愛をしてみたかったな、と思っていた。
そういう時期が、あった。
だけど、おたがいの話をたくさんして、優しい時間を何度も過ごして、今は恋愛という関係を超えて、それ以上に深く心を通わせられたと思っているから、そういう思いはゆっくりじんわり溶けて馴染んで、いまでは新しいすてきなかたちに形成されていった。
彼女と築きつづけているこの関係は、すごく素敵なものだ。俺が彼女の中の特別なひととして存在できることは、とても嬉しいことだと思う。彼女の人生のなかに、俺という人間が存在できることが、うれしくてたまらない。
808そう、谷本さんだ。
俺は彼女が大好きだ。
以前の俺は、出来れば彼女と恋愛をしてみたかったな、と思っていた。
そういう時期が、あった。
だけど、おたがいの話をたくさんして、優しい時間を何度も過ごして、今は恋愛という関係を超えて、それ以上に深く心を通わせられたと思っているから、そういう思いはゆっくりじんわり溶けて馴染んで、いまでは新しいすてきなかたちに形成されていった。
彼女と築きつづけているこの関係は、すごく素敵なものだ。俺が彼女の中の特別なひととして存在できることは、とても嬉しいことだと思う。彼女の人生のなかに、俺という人間が存在できることが、うれしくてたまらない。
hoshitosatou
DONE晶くんオンリー2展示作品フィガ晶♂1P漫画、雰囲気漫画です。
ポエムっちゃってるので何でも許してくださる方向け。
パスはお品書きに記載してあります。
追記
イベントが終了したので全体公開に切り替えました。
すずめ
MEMOほんとうにメモなだけでらくがき入ってないですえつむの自己解釈こないだつぶやいて結構いいかんじにマイ解釈をポエム化できたんだぞいって思ったはいいもののさかのぼるのめんどくさそうだなってなったのでこっちにもおいて、精神的なもずのはやにえにしとく魂胆
あげてるおえかき画像はこことあっちほとんど同じっていうかなんなら供養の影響でこっちのが多いまであるのであっちのわたしのことは探さなくていいやつです
morfifibpg
MOURNING続きが上手くまとめられず、描き切れてないドロテアとイングリットの漫画です…(ドロテアの「嫌いなもの」を見てワッとなって描き始めたものの突き詰めることができず無念)ドロテアちゃんからイングリットに向けられてる感情がすごく複雑で、深掘りのためにも支援Sまでくれよ…という感じ…
いつかもう少し続き描きたいポエム漫画 3
azu_2905
DONE《いいねしてくれた人に書いて欲しい架空の同人誌のタイトルを考える》というタグでしおみさんに考えてもらった『イマジナリー・ガーデン』の表紙的なもの…見た瞬間イメージが浮かんできて作業がとっても楽しかったです✨
タイトル考えるの超絶苦手マンなのでしおみさんのポエム力を分けて欲しい…!
『ようこそ、いらっしゃい 私の庭へーーーー…』
madam_summy
DONE年明け頒布予定の五夏短歌集のサンプルです!劇場版をお祝いしたいので教師教祖縛りで書いてます!
短歌とポエムじみたSSがちょこっと着く、ペラペラの本です!よろしくお願いします! 5
ぐねぽい
DOODLEポエムまいにち、まいにち
「明日も生きて行こう」
と決意することもなく
夜寝ると朝が来て
日々の営みを繰り返し
息をすること
きっと当たり前ではなくて
僕は何度でも生まれ変わる
思っていたことが思い通りにならなかった時
苦しみや悲しみの暗い闇からふと抜けた時
誰かがくれた愛に触れて自分自身を知った時
新しい命が、身体の中で目を覚ます
そうやって、そうやって
いつか訪れる終わりの日まで
失いたくないものばかりを詰め込んで
時に取りこぼしたり
落としたことに気づかなかったり
そんな命を
世界に刻み込んでいく
僕の世界に
260「明日も生きて行こう」
と決意することもなく
夜寝ると朝が来て
日々の営みを繰り返し
息をすること
きっと当たり前ではなくて
僕は何度でも生まれ変わる
思っていたことが思い通りにならなかった時
苦しみや悲しみの暗い闇からふと抜けた時
誰かがくれた愛に触れて自分自身を知った時
新しい命が、身体の中で目を覚ます
そうやって、そうやって
いつか訪れる終わりの日まで
失いたくないものばかりを詰め込んで
時に取りこぼしたり
落としたことに気づかなかったり
そんな命を
世界に刻み込んでいく
僕の世界に
あ🐧🐧🐧
DOODLE他国フェリイン傭兵しながら恋仲になってた場合、いざ子ができたってなった時に人を斬り続けている手では我が子を抱けないって傭兵業やめたとかでもエモだよな〜
このペアエンドの最高ポイントのうちの1つは何もかも捨ててついていくと決めたインと、それに対して突き放すことをしなかった・できなかったであろうフェリだな〜。それは何かって…愛だね…(オタクポエム)
enokoro_TRPG
MEMO真鶴冬樹の書きかけ文体はリズム重視で柔らかめ、ポエムとか私小説から始まってミステリもたまに挑戦してる。純文学も恋愛も同じくらいわかんない。
本を読まなすぎる。兄に近付きたくてミステリを読む。
窓から見える空は白い。遠くのほうで木が揺れる。チョークが黒板を滑り、教科書を捲る音が連鎖する。私は待つ。時計の針が一歩ずつ進み、また戻ってきて、私を解放するのを待っている。教師の言葉は聞こえない。どこかから響く足音も耳に入らない。私はただひたすら待つ。そしてとうとう時間が止まった。しんと静まり返る教室にファンファーレが鳴り、世界がもう一度動き出す。私は静かに鞄を手に取った。あの場所まで歩く。早く早くと急かされてもつれそうになる足が、羽に変われば良いと思う。扉を開くと君がいる。君はずっとここにいる。一人で本を読んでいる。
ここからどうしよ
はらへったな
誰かになんかもらうか
(てか、日常を文字に起こすってこんなんであってんのかな……)
321ここからどうしよ
はらへったな
誰かになんかもらうか
(てか、日常を文字に起こすってこんなんであってんのかな……)
きゅうり
DOODLEキスしてるだけですが恥ずかしいので一旦ここに載せます(?)君の命の色…泣(クソポエム)
(@ syuwapp_ シュワさんところの飛鳥くんをお借りしました…泣)⚠️うちよそです 4
bell39399
DOODLE転生バンとまだ生きているエレインの世界線バンエレぽえむっぽいらくがきジバゴおじさんに頼まれて沢に水を汲みに来たバンは、そこに女の子がいたので思わず目を擦った。
が、夢ではない。金色の髪に白いワンピースを纏った女の子が確かにいる。バンより少し歳上に見えるその子は、まるで水面の上を滑るようにしてバンに近づいてきた。
「バン…」
「なんで俺の名前知ってるんだ?ジバゴおじさんの知り合い?」
バンは更に驚いた。女の子は首を横にふる。金色の髪がキラキラ揺れた。
「昔ね、会ったことがあるのよ、私達」
バンは一生懸命考えたが思い出せない。俺はこんなにきれいな人を忘れてしまったのだろうか。
「悪いィ…。おねえさん、名前は?」
女の子は嬉しそうに、けれども少し寂しそうに笑い、透き通った美しい声で答えた。
349が、夢ではない。金色の髪に白いワンピースを纏った女の子が確かにいる。バンより少し歳上に見えるその子は、まるで水面の上を滑るようにしてバンに近づいてきた。
「バン…」
「なんで俺の名前知ってるんだ?ジバゴおじさんの知り合い?」
バンは更に驚いた。女の子は首を横にふる。金色の髪がキラキラ揺れた。
「昔ね、会ったことがあるのよ、私達」
バンは一生懸命考えたが思い出せない。俺はこんなにきれいな人を忘れてしまったのだろうか。
「悪いィ…。おねえさん、名前は?」
女の子は嬉しそうに、けれども少し寂しそうに笑い、透き通った美しい声で答えた。
bell39399
MEMO欲望の迷い子エレインちゃんと人の話を聞かないごきげんバンさんぽえむ 盗賊バンは今日もお酒を飲んでウハウハです。まいにちが酒宴で酒さえあれば割とハッピーでした。
「ほんとうにそうかしら?」
突然目の前に現れたのは、布面積微少レオタードを着たたぶん女の子でした。たぶんというのは、余りにも胸がペタンなので性別の断定できなかったからです。コウモリ的な羽も生えてます。変わった格好だな、とバンは思いました。酔っぱらいなので突然現れた事に関するツッコミは無しでした。
「本当にって?」
「本当に満たされてる? 私なら貴方に今よりもっと極上の夢見せてあげられる」
「おおう♫」
もっといい酒が飲めるのか、とバンは喜びました。誰もそんな事はいっていないのですが。一方で、そんなうまい話があるのか、とも思いました。
935「ほんとうにそうかしら?」
突然目の前に現れたのは、布面積微少レオタードを着たたぶん女の子でした。たぶんというのは、余りにも胸がペタンなので性別の断定できなかったからです。コウモリ的な羽も生えてます。変わった格好だな、とバンは思いました。酔っぱらいなので突然現れた事に関するツッコミは無しでした。
「本当にって?」
「本当に満たされてる? 私なら貴方に今よりもっと極上の夢見せてあげられる」
「おおう♫」
もっといい酒が飲めるのか、とバンは喜びました。誰もそんな事はいっていないのですが。一方で、そんなうまい話があるのか、とも思いました。
bell39399
MEMOバンエレ旅シリーズかきたいな〜まんがたいへんなのでメモがてらポエムる
バンと旅に出たエレインが改めて強く感じたのが《金》と言う物の魔力だ。比喩でなく街の人間はこれなしに生きていくのは困難なのだと知ったし、この為にいきいきと働く人間もいる。そして、身を持ち崩す人も。
バンはゲームが好きらしい。エレインにもいろんなゲームを教えてくれたし、二人で遊びもした。エレインは心が読めてしまうので圧倒的に有利に見えたが、
一喜一憂がまるごと顔に出るので勝敗はトントンだ。
酒場でもしばしばエレインを膝に乗せたまま、他の客ともゲームをしては旅の小銭を稼いでいた。
しかしその日は良くない日らしく、バンは負け続けだった。賭け事に強い方だが、酔っぱらいの上に万能ではない。そんな日もある。
「なぁエレイン……いや、俺は何考えてんだ、お前にそんな事させられねぇ♪」
630バンはゲームが好きらしい。エレインにもいろんなゲームを教えてくれたし、二人で遊びもした。エレインは心が読めてしまうので圧倒的に有利に見えたが、
一喜一憂がまるごと顔に出るので勝敗はトントンだ。
酒場でもしばしばエレインを膝に乗せたまま、他の客ともゲームをしては旅の小銭を稼いでいた。
しかしその日は良くない日らしく、バンは負け続けだった。賭け事に強い方だが、酔っぱらいの上に万能ではない。そんな日もある。
「なぁエレイン……いや、俺は何考えてんだ、お前にそんな事させられねぇ♪」
ぐねぽい
DOODLE数日前から通勤経路の道路交通看板にスニーカーが吊るされてて怖いのでポエムを書きました吊された靴空を歩きたかった。
私はお気に入りの靴を電柱に吊るした。
私は空を歩けないから、
せめて私の靴くらいは空を知っていてね、と。
君は馬鹿にした顔で笑った。
空はと飛ぶもんだよ、って。
むかついたから、丸めた靴下を投げてやった。
それはひらり躱されて、かすりもしなかったけど。
ねぇ私の靴、空を踏むとどんな音がするの?
空は爪先をどんなふうに汚すの?
教えてね。
裸の足を宙にぶらぶらと動かす。
足の裏が汚れるのは嫌。
だから私はもうここから動けない。
私の背の半分くらいの塀の上。
242私はお気に入りの靴を電柱に吊るした。
私は空を歩けないから、
せめて私の靴くらいは空を知っていてね、と。
君は馬鹿にした顔で笑った。
空はと飛ぶもんだよ、って。
むかついたから、丸めた靴下を投げてやった。
それはひらり躱されて、かすりもしなかったけど。
ねぇ私の靴、空を踏むとどんな音がするの?
空は爪先をどんなふうに汚すの?
教えてね。
裸の足を宙にぶらぶらと動かす。
足の裏が汚れるのは嫌。
だから私はもうここから動けない。
私の背の半分くらいの塀の上。
セプナ
SPOILERずっと頭の中にあった最初の一行。何故か文が続いてポエムになってしまった……比喩表現たっぷりなので気をつけて。遠回しなネタバレがあるので注意⚠️
解説メモ【https://twitter.com/sepuna_ntbr/status/1450305858320044033?s=21】
ぐねぽい
DOODLE殴り書き系ポエム月明かり月の光の冷たさが心地良くて目を閉じた
太陽になりたいと
温もりで心を覆いたいとあなたは泣いていたけれど
それではきっと私は火傷してしまう
闇を照らす眩い光になりたいとあなたは呟いたけれど
そしたら私の目は潰れてしまう
闇に身を横たえる
誰も私を脅かさない
それでも少しだけ怖くて
完全な暗闇では
私が本当にここにいるのかわからなくなって
ただ思考だけが
この暗闇にぽとりと落ちているのではないかと
不安になった
白く柔らかな光は私の輪郭を映し出す
私が確かにここにいると教えてくれる
闇に溶けてしまいそうなほど曖昧でも
私の目には私の指先が映る
それだけでよかった
あなたは風を温めないから
冷たい風が頬に触れると
私は生きてるって思えた
自分の体温の在り処を知った
337太陽になりたいと
温もりで心を覆いたいとあなたは泣いていたけれど
それではきっと私は火傷してしまう
闇を照らす眩い光になりたいとあなたは呟いたけれど
そしたら私の目は潰れてしまう
闇に身を横たえる
誰も私を脅かさない
それでも少しだけ怖くて
完全な暗闇では
私が本当にここにいるのかわからなくなって
ただ思考だけが
この暗闇にぽとりと落ちているのではないかと
不安になった
白く柔らかな光は私の輪郭を映し出す
私が確かにここにいると教えてくれる
闇に溶けてしまいそうなほど曖昧でも
私の目には私の指先が映る
それだけでよかった
あなたは風を温めないから
冷たい風が頬に触れると
私は生きてるって思えた
自分の体温の在り処を知った
はつみ
DOODLE天獄 宗→守まんが(大体ポエム)※めちゃめちゃ舞台本編の内容を含むしオリキャラも出ますがあくまでもキャラクターとしての二次創作です※
例のシーンは何回描いてもいいって偉い人が言ってた。 11
kapiokunn2
DONE12幕を読んで。丞紬のポエムスタンドバイミー 一度だけ、振り返った。豪華な装飾の施されたきらびやかな劇場。俺の居場所はそこにはない。あのステージに俺が立つことは、叶わぬ夢だったのだ。丞が初めて主演を務める舞台を見た帰り道。久々に芝居を見た充実感と高揚感、丞の演技を見ることのできた喜びが胸の中をぐるぐると回っていた。しかし、自分はもう舞台に立つことはないのだという寂しさ、演劇をやめた後ろめたさ、それらもいなくなってはくれなかった。思ったことは全てアンケートの用紙に書いた。自分の字ではわかられてしまうかもしれないから、冬雪くんにお願いして。まだ書くのかよ、なんて驚かれたけどあれでも足りないくらいだ。
ひとつ、印象に残った台詞を小さく口に出してみた。あの堂々として華のある丞が言うとなんて格好いいのだろう。女性ファンがどんどん増えるのも納得してしまう。
2488ひとつ、印象に残った台詞を小さく口に出してみた。あの堂々として華のある丞が言うとなんて格好いいのだろう。女性ファンがどんどん増えるのも納得してしまう。
riri@(リリア)
SPUR MEジャスティスバトジョ書きたいけど、話がそこまで進んでないから何書けば良いかわからない😩と思いつつ、バットマンのポエムみたいなのが出来てしまったやーつテスト用に縦書きにしました
あいつは敵を容赦なく殺す 私は敵を殺さない
あいつが敵を殺すその動作を、私は横で見る
正義のヒーローというより、残虐な悪人(ヴィラン)が似合うその顔つき
なぜ奴はヒーローなのか
なぜ私に付き纏うのか
それはわからない
私は私の目的を実行するだけだ
あいつの目的がなんであれ、私には関係ない
しかしもしあいつが私の目的を邪魔するのなら
その時は────
184あいつが敵を殺すその動作を、私は横で見る
正義のヒーローというより、残虐な悪人(ヴィラン)が似合うその顔つき
なぜ奴はヒーローなのか
なぜ私に付き纏うのか
それはわからない
私は私の目的を実行するだけだ
あいつの目的がなんであれ、私には関係ない
しかしもしあいつが私の目的を邪魔するのなら
その時は────
ame_bmb
MOURNING遅刻しましたがアロルクワンライ参加作品です。お題は「再会」とすこしだけ「歌」をお借りしました。好きな曲からのイメージ先行で書いたため、雰囲気だけのポエムSSです。いちおう過去に書いたおはなし(https://poipiku.com/2889208/4698861.html)のその後のつもりで書いておりますが、読まなくてもまったく問題ありません。 12
miyu_me
DOODLEシャムスが洗脳される話。出演・シャムス・シリウス
めっちゃ短い。
見ようによってはウィルシャムウィルっぽさとシリシャムっぽいところとシリシンシリみたいなものがありますが、あくまで+程度。左右の概念は特にない。注意。
あととてもキャラ崩壊&雰囲気ぽえむ注意
ズキズキと全身が痛んでいる。
体の内側で反響するほどの痛みに蝕まれ、
声も出せぬほどに苦しみもがいた。
悲鳴をあげる情けない口元を塞ごうとのたうつ指先が頬を掠る。
さり
触れるだけで崩れるほどに膿んだ肌の中で滑らかな感触がひとつ、そこにあった。
確かに存在する小さなそれに触れた瞬間、
じわりと全身が心地の良い温かさに包まれた。
鉄錆に浸った世界の中で
凛と透き通るような花の香を拾い上げる。
痛みを掬いあげるような柔らかな声がした。
……………………
ぱちり、開いた目に映るのは見慣れた天井だ。
体がべたついていてまたいつもの夢を見たのだろうことはわかるのに寝起きは異様な程にスッキリとしていた。
「目が覚めたかい?」
柔らかく滑らかでいて寒気のするような声を掛けられて振り返る。
1097体の内側で反響するほどの痛みに蝕まれ、
声も出せぬほどに苦しみもがいた。
悲鳴をあげる情けない口元を塞ごうとのたうつ指先が頬を掠る。
さり
触れるだけで崩れるほどに膿んだ肌の中で滑らかな感触がひとつ、そこにあった。
確かに存在する小さなそれに触れた瞬間、
じわりと全身が心地の良い温かさに包まれた。
鉄錆に浸った世界の中で
凛と透き通るような花の香を拾い上げる。
痛みを掬いあげるような柔らかな声がした。
……………………
ぱちり、開いた目に映るのは見慣れた天井だ。
体がべたついていてまたいつもの夢を見たのだろうことはわかるのに寝起きは異様な程にスッキリとしていた。
「目が覚めたかい?」
柔らかく滑らかでいて寒気のするような声を掛けられて振り返る。
Runagr
MOURNINGフィガファウ/ポエム/死ネタ/捏造書きたいところだけ書いたやつ
なんか最期くらいは穏やかであってほしい~……というのと髪のくだりを書きたかっただけのやつです……
夏空に散る「髪、伸びたね」
フィガロの声に振り向くファウストの、ゆるやかにウェーブを描く髪はひとつに束ねられても彼の背中の中心まであった。それはふわりと夏風に揺れている。
「……伸ばしているんだ」
「なぜ?」
「あなた、何度も聞くけど、飽きないの」
「飽きないね。嬉しいから」
ファウストは呆れたような表情を形作ったけれど、すぐにふっ、と微笑みながら、顎にかかる髪の毛をゆったりと耳に掛けた。それはまさに語り継がれる中央の国の聖人らしいうつくしい所作だった。
「しょうがない人」
まだ夜が明けたばかりだというのに、眩すぎる旭光が嵐の谷に生い茂る芝生の全てを照らしている。いつもはそれを避けるように木陰にて土いじりをするファウストを見守るフィガロだったが、今日は珍しく近くにいた。その理由がわからないファウストではない。
2378フィガロの声に振り向くファウストの、ゆるやかにウェーブを描く髪はひとつに束ねられても彼の背中の中心まであった。それはふわりと夏風に揺れている。
「……伸ばしているんだ」
「なぜ?」
「あなた、何度も聞くけど、飽きないの」
「飽きないね。嬉しいから」
ファウストは呆れたような表情を形作ったけれど、すぐにふっ、と微笑みながら、顎にかかる髪の毛をゆったりと耳に掛けた。それはまさに語り継がれる中央の国の聖人らしいうつくしい所作だった。
「しょうがない人」
まだ夜が明けたばかりだというのに、眩すぎる旭光が嵐の谷に生い茂る芝生の全てを照らしている。いつもはそれを避けるように木陰にて土いじりをするファウストを見守るフィガロだったが、今日は珍しく近くにいた。その理由がわからないファウストではない。