工場
コルテナ
DONE生産工場は勇尾ですが、これは勇尾として成立しないふたりのお話です。おがたがゆうさくさんから確かに受け取ったものがあるし、それを受け取ったことを認められたのが310という解釈で、二度目は受け取ったそれをゆうさくさんにもかえしたいと思ったりしてほしいな、というきもちで書きました。ただ受け取ったものをかえすだけ腕時計に目を落とす。夏季休暇の空港を少々甘く見ていた。あとは搭乗するだけとはいえ、待つ身には気が気ではないだろう。足を早めて、人混みを少々強引に進む。ふと、後ろから自分を呼ぶ声がした。
「勇作殿」
決して大きな声ではないのに、よく通る低い声。足が止まる。振り返ると、歳のあまり変わらない男がこちらをまっすぐに見ていた。光を通さないような、真っ黒の瞳が、ひどく印象に残る。
「あの、すみません……どこかでお会いしたでしょうか」
人の顔と名前を覚えることは、不得手なほうではないというのに、彼の顔も名前も、全く出てこない。ならば初対面と断じていいはずなのに、なぜかためらってしまう。彼は小さく首を振った。
「今から俺が言うことは、聞き流して頂いて結構です。なに、時間はかかりません。再びこうして姿を見ることになるとは思っていなかった。ただ、こうして向かい合った以上、俺はあなたに、伝えなければならないことがある。ははあ、戸惑ってますね。いいんですよ。狂人の戯言と思って頂いてかまいません。……俺は、かつて、あなたに多くのものを貰いました。その時は欲しくもないと思っていたんです。捨ててしまいたいとすら、いや、捨てたのだと思っていました。でも、本当は違っていた。あなたに貰ったものは、確かに俺の、“よすが”になった。本当です。それを直視したら、生きていけないと思っていたのに。……今でも俺は、あなたに貰ったものを抱えて生きています」
1055「勇作殿」
決して大きな声ではないのに、よく通る低い声。足が止まる。振り返ると、歳のあまり変わらない男がこちらをまっすぐに見ていた。光を通さないような、真っ黒の瞳が、ひどく印象に残る。
「あの、すみません……どこかでお会いしたでしょうか」
人の顔と名前を覚えることは、不得手なほうではないというのに、彼の顔も名前も、全く出てこない。ならば初対面と断じていいはずなのに、なぜかためらってしまう。彼は小さく首を振った。
「今から俺が言うことは、聞き流して頂いて結構です。なに、時間はかかりません。再びこうして姿を見ることになるとは思っていなかった。ただ、こうして向かい合った以上、俺はあなたに、伝えなければならないことがある。ははあ、戸惑ってますね。いいんですよ。狂人の戯言と思って頂いてかまいません。……俺は、かつて、あなたに多くのものを貰いました。その時は欲しくもないと思っていたんです。捨ててしまいたいとすら、いや、捨てたのだと思っていました。でも、本当は違っていた。あなたに貰ったものは、確かに俺の、“よすが”になった。本当です。それを直視したら、生きていけないと思っていたのに。……今でも俺は、あなたに貰ったものを抱えて生きています」
ミサオ
MOURNING描き直し。等身が少し高いかなと思い没。彼にはデカいたらいにぶち込まれて大型犬を洗うように泡まみれになって洗われてほしさがある。でも廃工場にはドラム缶があったからやるとしたらドラム缶風呂になるのかな。ドラム缶風呂の比治沖かあ………ありですねえ!
終末工房
DOODLE工場浮在と夏の記憶キャラクター紹介
『工場浮在と夏の記憶』
○ウトネ
烏ト根 夏記(ウトネ ナツキ)
烏ト根財閥の御曹司で与えられた会社で社長職をしている。
移動中に出身高の前を通りかかると大きなひまわり達が咲き誇っており、昔死んだ幼馴染のことを思い出した。
誘われるように昔彼が手入れをしていた花壇に行くと、そこにはあの日と変わらないままの幼馴染がひまわりに水を遣っていたのだった。
「……そうかよ」
「枯れたら来年も植えりゃいいだろうが」
「僕がお前を必要とするんじゃ駄目かよ!」
委員会 生徒会長
一人称 僕
家族構成 父、母、弟
趣味 洋画鑑賞(表向きには)
特技 勉強運動全般
好きなもの なし
仕事 家業の補佐
3132○ウトネ
烏ト根 夏記(ウトネ ナツキ)
烏ト根財閥の御曹司で与えられた会社で社長職をしている。
移動中に出身高の前を通りかかると大きなひまわり達が咲き誇っており、昔死んだ幼馴染のことを思い出した。
誘われるように昔彼が手入れをしていた花壇に行くと、そこにはあの日と変わらないままの幼馴染がひまわりに水を遣っていたのだった。
「……そうかよ」
「枯れたら来年も植えりゃいいだろうが」
「僕がお前を必要とするんじゃ駄目かよ!」
委員会 生徒会長
一人称 僕
家族構成 父、母、弟
趣味 洋画鑑賞(表向きには)
特技 勉強運動全般
好きなもの なし
仕事 家業の補佐
gomokux
DOODLE🐟漁師宿儺さんとお嫁ちゃん🐟⚠︎生前様現パロ
⚠︎夢主います
漁師の宿儺さんと港の水産加工工場で働く嫁ちゃんネタ🐟
無口むっつり宿儺さんを全力で推す💪🔥🐟
増えるかもしれないし増えないかもしれない… 6
橘こうじ
PROGRESS時系列みたいな何か全然埋まってない
黒塗り部分は個人的メモ
大きく白系、黒系、彩色系に分かれていて、
白系の子たちはいぬめる爆誕後に魔法少女になる
黒系の子たちは工場出現後
彩色系はこの世界線(?)だと滅多に生まれない魔法少女なので、何かしら背景がある
wombat
DONE頑張って完成させたので比較画像。描きかけ量産工場の自覚はあるんですが、描きながら(おそらく辛くなると)すぐ違う絵描きにいってしまうんですよね…下書きが1番楽しい…
今回の塗り方は時間がかかってしまったので、前回のキースちゃんくらいのラフさで、もっとたくさん描けたらいいなとおもいました。ラフ完成品増やす!今考えた下半期の抱負。 2
onikusuking
DONE6/18今日はしないぞ!!て誓う仕事帰りのトレサヤちゃん(トーレスはネェルアーガマ降りてかは普段コロニー間を行き来する貨物運送会社所属の艦に乗ってる設定で今日はフォンブラウンの支店から2人のアパートに帰るところ)(サヤちゃんもそこの整備で働いてるけど整備工場からの帰り)かない
DONE【ドールハウス製作-010 ブルックリン風ハウス】2022年2月22日
裏さびれた路地裏の元活版印刷工場。ここを🦅ちゃのアトリエに。
【ドールハウス製作-009 着せ替えドールハウスのベース】を元に、男前インテリアを表現しました。
①床板にフローリングを貼り汚す。
②ドア・窓・腰壁を作り、レンガを施した壁板に貼る。
③組み立てて、角をマジックテープで留めて完成。 21
irohani8316
DONE94の小説です。ロド風味……というかCP要素がほぼないですが、ロド推し工場から出荷されています。街を常に昼状態にしてしまう「吸血鬼日光浴大好き」のせいでシンヨコが大変なことに……というエンタメ(?)小説になりました。ラブというかブロマンスな味わいが強いかも知れません。長い昼の日 汗ばむくらいに燦々と照りつける太陽の下、俺はレンタカーのバンを路肩に留めると運転席から降りて、荷室のバックドアを開けた。そこには、青天にまったく似つかわしくない黒々とした棺桶が横たわっている。
「おい、動かすからな」
一応声をかけるも返事はない。聞いているのか聞いていないのかわからないが、別に構いはしない、俺は両手で棺桶の底を摑み、バンの荷室から引きずり下ろした。ゴリラゴリラと揶揄されるくらいに鍛えてはいるものの、さすがにこの体勢から、ひとりきりで重い棺桶を丁寧に扱うのは難しい。半田でも連れてくればよかったが、あいつも他のやつらと同じく街中を駆けずり回っていて、手伝ってもらうのは忍びなかった。
案の定、無駄に長い棺桶は向こう側の端の方が落ち、地面に当たってガツンと派手な音を立てた。この衝撃であいつは一度死んだな、たぶん。俺の肩に乗って見守っていた愛すべきイデアの丸、もといアルマジロのジョンが「ヌー!」と泣いている。
19518「おい、動かすからな」
一応声をかけるも返事はない。聞いているのか聞いていないのかわからないが、別に構いはしない、俺は両手で棺桶の底を摑み、バンの荷室から引きずり下ろした。ゴリラゴリラと揶揄されるくらいに鍛えてはいるものの、さすがにこの体勢から、ひとりきりで重い棺桶を丁寧に扱うのは難しい。半田でも連れてくればよかったが、あいつも他のやつらと同じく街中を駆けずり回っていて、手伝ってもらうのは忍びなかった。
案の定、無駄に長い棺桶は向こう側の端の方が落ち、地面に当たってガツンと派手な音を立てた。この衝撃であいつは一度死んだな、たぶん。俺の肩に乗って見守っていた愛すべきイデアの丸、もといアルマジロのジョンが「ヌー!」と泣いている。
usiyakude187
PASTピと若ブさんの話。webイベントで出してから、どっかで出したか忘れたので。支部にまとめるにはタグどうすればいいかわからんし、腐ってないけど生産工場は腐だし、女装してるし〜!と出来なかった。 9
青(あお/青沼工郎)
DOODLEカカシさん体型練習'22・▽
・首~肩~二の腕が発達
・腰細めだけどものすごく細くはない
・今年はマッパやめてズボンはかせてみた
同一工場製造ラインなのでタグをカカイルにします
subaru_no_iine
DONE書けばが出ると信じたい。岡田とコン陛下(マイケル)と神祖が謎の共闘をしています。ロムコンにはならなかった。ぐだはノーネーム・性別不詳ですが以ぐだ♀と同じ工場産です。こういうシチュエーションが見たかった ざぐ、と革靴の裏で小さな土くれが潰れる。[[rb:二重廻し > インバネスコート]]の裾を揺らし、以蔵は小さく息を吐く。
「前進のみだ!」
ライダー・コンスタンティノス11世は赤いマントを翻して高らかに叫んだ。
発動させたスキルは『ハギア・ソフィアの祈り』――己にターゲットを集中させつつクリティカルスターを獲得する。生前、王都コンスタンティノープルを枕として討死した最後のローマ皇帝にふさわしいものだ。
「ここは私が守る! オカダ殿は構わず敵を!」
「わかっちゅう!」
同じくスキルでスターを集中させ、クリティカル威力も上げた以蔵は、刀の柄を握り直して細かく散らばる砂粒を踏みしめた。
以蔵たちは城壁を背に陣取り、原野の向こうではウェアウルフの群れがこちらをにらんでいる。畜生どもは手に棍棒を持ち、獣の耳を立てて半開きの口からよだれを垂らしている。十体を優に超える、こちらへ敵意をむき出しにしている連中から、マスターを守らなければならない。
4651「前進のみだ!」
ライダー・コンスタンティノス11世は赤いマントを翻して高らかに叫んだ。
発動させたスキルは『ハギア・ソフィアの祈り』――己にターゲットを集中させつつクリティカルスターを獲得する。生前、王都コンスタンティノープルを枕として討死した最後のローマ皇帝にふさわしいものだ。
「ここは私が守る! オカダ殿は構わず敵を!」
「わかっちゅう!」
同じくスキルでスターを集中させ、クリティカル威力も上げた以蔵は、刀の柄を握り直して細かく散らばる砂粒を踏みしめた。
以蔵たちは城壁を背に陣取り、原野の向こうではウェアウルフの群れがこちらをにらんでいる。畜生どもは手に棍棒を持ち、獣の耳を立てて半開きの口からよだれを垂らしている。十体を優に超える、こちらへ敵意をむき出しにしている連中から、マスターを守らなければならない。
佳芙司(kafukafuji)
TRAINING本作品の製造をしている弊社工場では月渡りギルドを含む製品を主に生産していますため意図せずグラエマが含まれている可能性があります。元ネタ【https://twitter.com/kafukafuji/status/1514082199523704833?s=21&t=tBlwin5QJSrJnprcQp6q9g】
得難き香辛料(オスカー+エマ) 曰く、定期的に味の品質を確認する為に抜き打ち検査をしている。と、オスカーは球状のクロケットを器用に四等分にした。きつね色の揚げ衣の中から鮮やかな緑が現れ、エマは思わず小さく声を弾ませた。
「すごく綺麗な色……! 見た目からは想像出来ないですね」
「このキッチンカーの主人はディレッタントの生まれではなくてな。生まれ故郷の料理をアレンジして振る舞っている。これは、ひよこ豆とそら豆をすり潰しペーストにしたものを丸めて揚げた『ファラフェル』という揚げ物料理だ」
店を訪ね席を取りテーブルマナーを守って食するような料理ではなく、青空の下の路上で手軽に買えるような庶民的料理も躊躇なく口にするオスカーをエマはまじまじと見た。不意に視線が合ったが黙したまま使い捨てのフォークを差し出される。切り分けたそれを食え、という事らしくエマは慌ててそれを受け取り一口齧った。顔を近付けただけで香辛料の香りを感じるが、それに反して舌には辛さの刺激はあまり感じない。
2737「すごく綺麗な色……! 見た目からは想像出来ないですね」
「このキッチンカーの主人はディレッタントの生まれではなくてな。生まれ故郷の料理をアレンジして振る舞っている。これは、ひよこ豆とそら豆をすり潰しペーストにしたものを丸めて揚げた『ファラフェル』という揚げ物料理だ」
店を訪ね席を取りテーブルマナーを守って食するような料理ではなく、青空の下の路上で手軽に買えるような庶民的料理も躊躇なく口にするオスカーをエマはまじまじと見た。不意に視線が合ったが黙したまま使い捨てのフォークを差し出される。切り分けたそれを食え、という事らしくエマは慌ててそれを受け取り一口齧った。顔を近付けただけで香辛料の香りを感じるが、それに反して舌には辛さの刺激はあまり感じない。
minorigi
DOODLEチャーリーとチョコレート工場 ウォンカマロありがとうございました!🙏💕
ウォンカこの人であってますか!?実写を絵にすることあまりなかったので相当迷いながら描きつつもジョ●デのお顔の美しさを堪能しておりました!!
heshi_penguin
PROGRESS最近やっと書き始めたゲンドウ編2話の前半です。なかなか書き終わらないので、モチベーションを上げるために一度上げることにします。コンプライアンスチェックが不十分なので、気になった点があったら是非教えてください。同人的な注意事項としてはユイゲンと冬ゲンがめちゃくちゃ好きな工場で産生しているという一点です。「それでは、今月の教授会を始めます、初めにー……」
今日の教授会も、学部生の間で起きていることと学生と院生の復学状況の話で終わるのだろうと高をくくっていた、前回もそうだったからだ。しかしその見通しが甘かったことを冬月は知ることになる。
「先のゴールデンウィークなんですが、学部生がちょっと……東北行って具合悪うなったのが何人かおるんです」
聞けば、岩手まで出稼ぎのバイトに出た学部生の一団が(名前こそ出なかったが皆なんとなく見当はついていた)、どうやら恐ろしい目に遭ってしまい、今授業に参加するのが難しいとのことだ。
「東北にそんなに割のええバイトなんてあるんですかねぇ、最低賃金この辺よりだいぶ低いでしょう、大阪とかのほうがましなんとちゃいますか」
8712今日の教授会も、学部生の間で起きていることと学生と院生の復学状況の話で終わるのだろうと高をくくっていた、前回もそうだったからだ。しかしその見通しが甘かったことを冬月は知ることになる。
「先のゴールデンウィークなんですが、学部生がちょっと……東北行って具合悪うなったのが何人かおるんです」
聞けば、岩手まで出稼ぎのバイトに出た学部生の一団が(名前こそ出なかったが皆なんとなく見当はついていた)、どうやら恐ろしい目に遭ってしまい、今授業に参加するのが難しいとのことだ。
「東北にそんなに割のええバイトなんてあるんですかねぇ、最低賃金この辺よりだいぶ低いでしょう、大阪とかのほうがましなんとちゃいますか」
itsu_yamazaki
SPOILER吸死の最新刊(19巻)買いました。電書です。感想を書きました。
腐関係の感想はないと思う。が、工場には腐のラインがございます。
いちおう完成形といたしますが、思い付いたらまたなにか追加するかも。
吸死19巻感想Twitterにあげたとりあえずの感想↓
チノイケ君ますますかわいくなったな。
アブラムシ回のくっそくだらなさが大好き。
嘘予告のロナルドくん美形やな……。
昔話回の主従イチャイチャだけでご飯が何杯も食える。完璧な永遠がここにあった。
表紙裏表紙折り返し
キックボードのガキさん、ちょっと見ない間に成長してないか?
裏の折り返しは、おお、女帝&アダムっぴ。これってやっぱりタロットカードのパロ…?と思ったらそのままずばり『女帝(エンプレス)』のカードか。
第225死
サブタイ通りの『へんな1日』
ムダ毛が絡むとショットさんは無駄に(ムダ毛だけに←笑えねえよ)強キャラ感が出るのはなんで?
褐色女戦士によるケツ表現は不意を突かれた。たしかにありだわ。
2138チノイケ君ますますかわいくなったな。
アブラムシ回のくっそくだらなさが大好き。
嘘予告のロナルドくん美形やな……。
昔話回の主従イチャイチャだけでご飯が何杯も食える。完璧な永遠がここにあった。
表紙裏表紙折り返し
キックボードのガキさん、ちょっと見ない間に成長してないか?
裏の折り返しは、おお、女帝&アダムっぴ。これってやっぱりタロットカードのパロ…?と思ったらそのままずばり『女帝(エンプレス)』のカードか。
第225死
サブタイ通りの『へんな1日』
ムダ毛が絡むとショットさんは無駄に(ムダ毛だけに←笑えねえよ)強キャラ感が出るのはなんで?
褐色女戦士によるケツ表現は不意を突かれた。たしかにありだわ。
da0ma
MEMO竜王と和解する世界線を考える。※捏造設定、妄想。
※セリフの書き殴り。いつか何かにするかもしれないししないかもしれない。
※りゅうゆう要素はないがりゅうゆうと同じ製造工場で生産しています。
竜王と和解する世界線を考える。*
「勇者さま…いえ、今はアレフさまと呼ばせてください。」
「アレフさま、これからローラは…ひとりごとを言います。ラダトームの王女としてではなく、ひとりのローラという娘として…。」
「かつて竜は世界を守る存在だったと、古い書物に書いてありました。」
「竜の王とまで呼ばれる竜が何故ひとに仇なす存在になってしまったのか…その理由は私には分かりませんが…」
「もしも…もしも意思を交わすことが出来るなら、和解する事が出来るのではと、そんな夢のような事を願わずにはいられないのです。」
「どうかご武運を、アレフさま。」
*
「世界の半分などいらない。そもそも世界はお前のものではない。」
「だが竜の王よ、私はお前と取引がしたい。」
1575「勇者さま…いえ、今はアレフさまと呼ばせてください。」
「アレフさま、これからローラは…ひとりごとを言います。ラダトームの王女としてではなく、ひとりのローラという娘として…。」
「かつて竜は世界を守る存在だったと、古い書物に書いてありました。」
「竜の王とまで呼ばれる竜が何故ひとに仇なす存在になってしまったのか…その理由は私には分かりませんが…」
「もしも…もしも意思を交わすことが出来るなら、和解する事が出来るのではと、そんな夢のような事を願わずにはいられないのです。」
「どうかご武運を、アレフさま。」
*
「世界の半分などいらない。そもそも世界はお前のものではない。」
「だが竜の王よ、私はお前と取引がしたい。」
ameko
DONE何もかも捏造な2022書き初めです。月日ちゃんとモブの先生しか出てこないけど製造工場がラン暦です!
月日ちゃんが中学生になった話「えー……喜屋武、喜屋武つき……」
「せんせー、こよみです。きゃん、こ・よ・み!」
いっつも思うんだけど、先生たちの持ってる名簿って読み仮名振ってないのかな? 読み方が難しい名前なんてずっと昔からあるんだし、絶対あった方がいいと思う。
「おお、悪いな。えーと、喜屋武月日……こよみ、と」
「はーい」
このやり取りも慣れっこ。月も日も小学校に入ってすぐ習うけれど、もちろん月日でこよみとは読まない。名前そのものは気に入っているけれど、初対面の人に間違われたり、からかわれたりするのはもちろんイヤ。
喜屋武って苗字も、沖縄じゃ当たり前だけど、他では珍しいんだって。それじゃ東京行ったらますます面倒。って家で言ったら、東京行くのか!? って大騒ぎになった。主にお兄ちゃんとお父さんがね。今すぐじゃないけど、そのうち行くかもしれないでしょ。ほんとうちの家族ってうるさいの。みんな好きだけどね。
2313「せんせー、こよみです。きゃん、こ・よ・み!」
いっつも思うんだけど、先生たちの持ってる名簿って読み仮名振ってないのかな? 読み方が難しい名前なんてずっと昔からあるんだし、絶対あった方がいいと思う。
「おお、悪いな。えーと、喜屋武月日……こよみ、と」
「はーい」
このやり取りも慣れっこ。月も日も小学校に入ってすぐ習うけれど、もちろん月日でこよみとは読まない。名前そのものは気に入っているけれど、初対面の人に間違われたり、からかわれたりするのはもちろんイヤ。
喜屋武って苗字も、沖縄じゃ当たり前だけど、他では珍しいんだって。それじゃ東京行ったらますます面倒。って家で言ったら、東京行くのか!? って大騒ぎになった。主にお兄ちゃんとお父さんがね。今すぐじゃないけど、そのうち行くかもしれないでしょ。ほんとうちの家族ってうるさいの。みんな好きだけどね。
badger_0107
DONE2022新年快楽!変瞼の動画見過ぎて、あのBGM(「変瞼」)が耳から離れない😊👂🏻
※師弟ですが、黑限工場で生産されてます
※捏造ゴリゴリ
※なんでも許せる方向け
変瞼 暦を意識していたわけではない。
本人は苦とするどころか楽しそうなばかりだが、まだ8才の幼い弟子をたまには暖かな布団で寝かせてやろうと、岩穴を寝床に修行していた山奥から昼過ぎに下りてきた。跨年の当日と気づいたのは、村の様子からだ。雪深い山中とは違い、きれいに除雪された道を忙しげに行き交う人々の顔は楽しげで、「新年快楽!」や双喜そのほかの吉祥文様の赤と金の聯、あるいは提灯や飾り物が、積もる雪に覆われた白い小さな村に彩りを添えている。
昔ながらの石壁の建物が並ぶ道筋を手を繋いで歩きながら、小黒がニット帽の下の大きな耳を小さく動かした。人間である無限の耳にも微かに聞こえる囃子の音色が、猫の小黒の耳に聞こえないはずもない。
8863本人は苦とするどころか楽しそうなばかりだが、まだ8才の幼い弟子をたまには暖かな布団で寝かせてやろうと、岩穴を寝床に修行していた山奥から昼過ぎに下りてきた。跨年の当日と気づいたのは、村の様子からだ。雪深い山中とは違い、きれいに除雪された道を忙しげに行き交う人々の顔は楽しげで、「新年快楽!」や双喜そのほかの吉祥文様の赤と金の聯、あるいは提灯や飾り物が、積もる雪に覆われた白い小さな村に彩りを添えている。
昔ながらの石壁の建物が並ぶ道筋を手を繋いで歩きながら、小黒がニット帽の下の大きな耳を小さく動かした。人間である無限の耳にも微かに聞こえる囃子の音色が、猫の小黒の耳に聞こえないはずもない。
wanon
TRAININGパッションのままに書いた……最初の長セリフ読む必要ありません。エメヒュ工場産だけどたぶんカプはないと思います(たぶん)
推敲や読み直しもあんまりできておりません。ほんと、勢いままです。よしなに。
アゼとヒュが飯つくってエ巻き込んで食べるだけ「つまり、エーテルの操作が下手っていうのは短所ではあるけど同時に長所にもなるわけ。工夫をするからね。私はそれを君や他の魔法を苦手とする多くの人たちから学んだ。過去の私はそりゃもう自分が魔法の天才であることを鼻にかけていたし、何もかもを魔法で済ませてしまっていて、その不便さを楽しむとかそういうことをやろうとしたことさえなかったんだけれど、心を入れ替えて、そう、ちょうど先節まで環境に適するためのエーテルを使わないっていう実験をやってみたんだよね。手紙にも書いたとおりに。これがすごくしんどくて、特に酷かったのは火のエーテルが極性になる季節と氷のエーテルが極性になる季節でさ。これが正反対のつらさなんだよ。火のエーテルが極性のときはとにかく熱いし、さんさんと降り注ぐ太陽を恨まずには居られなくて、かと思えば氷のエーテルが極性のときは本当に本当に寒くって! 火の極性のときにはあんなに恨んだ太陽が恋しくて仕方ないんだもの。耐えかねて温かさを感じられそうなイデアをたくさん創造してしまったし、君にもいくつか送ってもらったけれど、あれは本当によかったよ。あの、火のクリスタルを入れて持ち歩くランタンのイデア。あれを君が送ってくれて私は本当に助かったんだ。正しく命が助かったね。ランタンのなかで煌々と燃える炎に顔がにやけるなんてはじめての気持ちだったし、いやあ貴重な経験だった。逆に言えばアーモロートは快適すぎて経験の機会を損失していると言えるかも知れないね。それはそれでゆゆしき事態……って、そうじゃなくて。つまりその一環で私もあれをやってみたんだよ。そう、料理。でもどうしていいかわかんなくて。とりあえず君が作っていた手順とかを思い出しながらやってみたんだ。それでね、それらしいモノは出来たけど食べてみたらまるで別物で、控えめに言ってとてもマズかった。結局一回で懲りて、そこから食事だけは魔法を解禁することにしたんだ。それでそれで、改めて魔法で作った料理を食べて、どうだったと思う? やっぱりマズかったのさ! つまりそれだけ君の作ったものがおいしいってこと。だから、覚えているかい? そう、君に手料理のイデアを送ってもらった。それでわかったことなんだけど、君の料理のイデアでも、魔法で作った食事ってあまりおいしくなかったんだ。不思議だよねえどちらも君の料理なのに。それで仮説を立てた。思うに、手料理にはその
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