松井
hydroxidestar
DONE松井と清光の組み合わせが可愛いしで好きなので苦手なものを交換してもらいました長谷部は見た俺たち本丸のお昼休憩は12時~15時の間で各自摂る決まりになっている。遠征に行くもの、出陣するもの、畑で野菜や果物と語り合うなどの仕事があり、決まった時間に摂れないことが多いからだ。
食堂に入ると、松井がひとりで食事を摂っていた。珍しいこともあるものだ。いつもは隣に豊前がいるのだが。
ああ、紹介が遅れた。俺の名はへし切長谷部だ。いまは主のお世話係を任せられ、幸せな毎日を送っている。今日も先ほどまで三鳥毛や日光一文字を交えての検非違使突破会議を行っていたところだ。
「あー、お腹すいたー」
「加州。出陣からの戻りか?」
「そう。やっと上田城攻略できたんだからっ。お手入れもしたいけど、お腹すいちゃったから先にこっちに来たってワケ」
1268食堂に入ると、松井がひとりで食事を摂っていた。珍しいこともあるものだ。いつもは隣に豊前がいるのだが。
ああ、紹介が遅れた。俺の名はへし切長谷部だ。いまは主のお世話係を任せられ、幸せな毎日を送っている。今日も先ほどまで三鳥毛や日光一文字を交えての検非違使突破会議を行っていたところだ。
「あー、お腹すいたー」
「加州。出陣からの戻りか?」
「そう。やっと上田城攻略できたんだからっ。お手入れもしたいけど、お腹すいちゃったから先にこっちに来たってワケ」
Lope
DONE「松井江には好いている相手がいるらしい」と小耳に挟んだりいだあが、居ても立ってもいられなくなって、せめて松井くんのファーストキスだけは自分で奪おうと思い立つところから始まるぶぜまつです。甘々です。↓下記のフォームから、項目を選択するだけでざっくりとした感想が送れます。
是非ご利用ください。
https://goo.gl/forms/R1YISsW68hwCQEdj2
プリーズ・キス・ミー 愛機が仕舞ってある納屋で、内番着の豊前江が片恋相手を待っている。豊前はそわそわとしながら、外を通る足音が聞こえる度に外をちらりと見てしまう。
松井江には、どうやら意中の者が居るらしい。他の刀剣男士の談笑で小耳に挟んだ情報に、豊前の心が掻き乱されている。自分を慕う松井の眼差しや言葉が、自分以外の誰かに向けられるのは我慢ならない。豊前は、そう思ってしまう自分の狭量さにも嫌気が差していた。
今の気持ちのままでは、きっと松井の恋を応援できない。では、どうすれば心から松井のことを応援できるようになるだろうか。それをずっと考えていた豊前は、己の中でようやく答えを出した。
ふと、豊前の耳が、一人分の足音を聞き取った。聞こえた方を向いた瞬間、豊前の胸が一瞬だけ張り詰めて、そして高鳴りはじめる。
3188松井江には、どうやら意中の者が居るらしい。他の刀剣男士の談笑で小耳に挟んだ情報に、豊前の心が掻き乱されている。自分を慕う松井の眼差しや言葉が、自分以外の誰かに向けられるのは我慢ならない。豊前は、そう思ってしまう自分の狭量さにも嫌気が差していた。
今の気持ちのままでは、きっと松井の恋を応援できない。では、どうすれば心から松井のことを応援できるようになるだろうか。それをずっと考えていた豊前は、己の中でようやく答えを出した。
ふと、豊前の耳が、一人分の足音を聞き取った。聞こえた方を向いた瞬間、豊前の胸が一瞬だけ張り詰めて、そして高鳴りはじめる。
もどりっち
DONE松井江実装2周年記念絵何もかも未熟なわたしがそれでも二次創作らくがきをネットに晒すようになったのは松井くんがいたからです。相変わらず技術は成長しないけど絵を描くのも妄想文を書くのも楽しんでいます。創作の楽しさを再び教えてくれて本当にありがとう。そしてこれからもよろしくね。大好きです。
nekoruru_haya
DOODLEフォロワーさんからのリクエスト。【まついをめちゃくちゃ甘やかすくわな】
松井をめちゃめちゃに甘やかす桑名はデフォですよね。
https://poipiku.com/423378/5711720.html の続きです。
「本当にごめんてば」
でも、僕だけが悪いんじゃあないと思うんだけれど、と続く台詞は松井の研ぎ澄まされた視線に制されてしまった。
手桶に湯を入れて部屋に戻ってきた桑名を一睨みした松井が布団の中でくるりと背を向ける。居心地が悪そうに身動ぎ続けているのは、先程までの名残が敷布のあちこちに有る所為だ。
枕元に手桶を置いた桑名は押し入れへと向かい、中からもう一組の布団を取り出して今あるものの隣へと敷く。それからいつまでも布団の中に籠城続ける松井の横に膝を付いた。
「ほら、起きて」
声を掛けるが起き上がる気配がない。ただちらりとだけその碧色の視線を桑名へとやった。
「……起きられなくしたのは、誰?」
「はいはい。僕、だよね」
1125でも、僕だけが悪いんじゃあないと思うんだけれど、と続く台詞は松井の研ぎ澄まされた視線に制されてしまった。
手桶に湯を入れて部屋に戻ってきた桑名を一睨みした松井が布団の中でくるりと背を向ける。居心地が悪そうに身動ぎ続けているのは、先程までの名残が敷布のあちこちに有る所為だ。
枕元に手桶を置いた桑名は押し入れへと向かい、中からもう一組の布団を取り出して今あるものの隣へと敷く。それからいつまでも布団の中に籠城続ける松井の横に膝を付いた。
「ほら、起きて」
声を掛けるが起き上がる気配がない。ただちらりとだけその碧色の視線を桑名へとやった。
「……起きられなくしたのは、誰?」
「はいはい。僕、だよね」
kana
MAIKING元893で組長のボディガードだった雨さんと、組長の息子だけど訳あって縁を切られたくもちゃんの、ふわっとした893パロ妄想殴り書きです。※さみくもですが、くもちゃんは名前だけしか出てきません。
※松井くんの喫煙描写があります。
※謎設定な部分が多いです。
多分いろんな地雷を土足で踏み抜いていく話になりそうなので、何でも許せる方のみでお願いします。 7
Lope
DONE長義くんから「松井の様子が変だけど何か知らないか」と相談されたりいだあ、しかしりいだあも近頃松井くんに避けられていて……というところから始まるぶぜまつです。↓下記のフォームから、項目を選択するだけでざっくりとした感想が送れます。
是非ご利用ください。
https://goo.gl/forms/R1YISsW68hwCQEdj2
欲求強めの松井くん「最近、松井の様子が変なのだけど」
昼食時の賑わう食堂にて、山姥切長義が豊前江に問いかける。この日は珍しく長義の方から豊前に声をかけて、昼餉を共にしていた。
「え、どんな感じで?」
「何というか……時折ぼんやりして、作業に身が入っていないように見えるな」
山姥切長義と松井江は、共にこの本丸での実務を執り行っている。他にも実務に当たっている刀剣男士はいるものの、この二振は顕現時期も近く、かなり親しい関係になっていた。
「豊前の目から見てどうだろう、眠れてないとか具合が悪そうとか、そんな感じはあるか?」
「……んー、」
「もし松井の体調に問題があるとしたら、すぐにでも休暇を申請できるけれど」
豊前が軽くこめかみを掻く。
3811昼食時の賑わう食堂にて、山姥切長義が豊前江に問いかける。この日は珍しく長義の方から豊前に声をかけて、昼餉を共にしていた。
「え、どんな感じで?」
「何というか……時折ぼんやりして、作業に身が入っていないように見えるな」
山姥切長義と松井江は、共にこの本丸での実務を執り行っている。他にも実務に当たっている刀剣男士はいるものの、この二振は顕現時期も近く、かなり親しい関係になっていた。
「豊前の目から見てどうだろう、眠れてないとか具合が悪そうとか、そんな感じはあるか?」
「……んー、」
「もし松井の体調に問題があるとしたら、すぐにでも休暇を申請できるけれど」
豊前が軽くこめかみを掻く。
hydroxidestar
DONE刀剣乱舞ぶ.ぜ.ま.つR18です。吸血鬼の格好をした松井が部屋に行き寝ている豊前にあることを言ったら――
お菓子をくれなきゃ血を吸うよ?【お菓子くれなきゃ血を吸うよ?】
「ハッピーハロウィーン!お菓子をくれなきゃいたずらしちゃいますよ!」
「おかしくださーい!」
「おかしもらいにきたばい!」
経理処理をしていると、部屋の前に仮装をした短刀の子らがいた。今日はなんかの祭日かい?と聞いたところ、ハロウィンという答えが返ってきた。はろうぃん?初めて聞く言葉だ。博多によると、古代ケルト人が起源と考えられている祭りらしい。カボチャをくりぬいて「ジャック・オー・ランタン」を作って飾ったり、子どもたちが魔女やお化けに仮装して近くの家々を訪れてお菓子をもらったりする風習などがあるようだ。ああ、だから玄関にカボチャが飾ってあったのか。理解した。
「お菓子、お菓子……あったあった。この前特売だからって買ってきたものがあったんだ。はい、どうぞ」
1714「ハッピーハロウィーン!お菓子をくれなきゃいたずらしちゃいますよ!」
「おかしくださーい!」
「おかしもらいにきたばい!」
経理処理をしていると、部屋の前に仮装をした短刀の子らがいた。今日はなんかの祭日かい?と聞いたところ、ハロウィンという答えが返ってきた。はろうぃん?初めて聞く言葉だ。博多によると、古代ケルト人が起源と考えられている祭りらしい。カボチャをくりぬいて「ジャック・オー・ランタン」を作って飾ったり、子どもたちが魔女やお化けに仮装して近くの家々を訪れてお菓子をもらったりする風習などがあるようだ。ああ、だから玄関にカボチャが飾ってあったのか。理解した。
「お菓子、お菓子……あったあった。この前特売だからって買ってきたものがあったんだ。はい、どうぞ」
hydroxidestar
DONER18. ハニートラップを使った松井を心配すると同時にやきもきする豊前。タイトルはまだない帰還中から豊前の機嫌が悪い。理由は判っている。今回の任務で僕が坊主に色仕掛けをしたからだ。本番まではしていないから僕は別に構わないのだけど、豊前は最後まで反対していた。ずっと口を聞いてくれていないから、相当怒っているのは伝わってくる。なんというか、びりびりとした怒り。
あの生臭坊主を始末するには、この方法が手っ取り早かったんだ。
部隊長である山姥切長義が主に報告に行くと言うので、僕はそのまま部屋に戻ることにした。部屋に戻る間も、豊前は黙ったままだ。ああ、これはしばらく口を聞いてくれないだろうなあ。仕方ないか……。
「シャツが血でべとべとだ。漂白しないと……」
部屋の入口でコートを脱いでいると、いきなり腕を掴まれたと思えば壁に押しつけられた。眼前には、燃えるような瞳をした豊前の顔。てっきり怒っているのかと思ったのだけど、どちらかと言えば悲しいような、切ない表情で。
1928あの生臭坊主を始末するには、この方法が手っ取り早かったんだ。
部隊長である山姥切長義が主に報告に行くと言うので、僕はそのまま部屋に戻ることにした。部屋に戻る間も、豊前は黙ったままだ。ああ、これはしばらく口を聞いてくれないだろうなあ。仕方ないか……。
「シャツが血でべとべとだ。漂白しないと……」
部屋の入口でコートを脱いでいると、いきなり腕を掴まれたと思えば壁に押しつけられた。眼前には、燃えるような瞳をした豊前の顔。てっきり怒っているのかと思ったのだけど、どちらかと言えば悲しいような、切ない表情で。
hydroxidestar
CAN’T MAKEハニートラップを使った松井を心配するのとでやきもきしている豊前を書きたいR18になる、はず、、、
タイトルはまだない帰還中から豊前の機嫌が悪い。理由は判っている。今回の任務で僕が坊主に色仕掛けをしたからだ。本番まではしていないから僕は別に構わないのだけど、豊前は最後まで反対していた。ずっと口を聞いてくれていないから、相当怒っているのは伝わってくる。なんというか、びりびりとした怒り。
あの生臭坊主を始末するには、この方法が手っ取り早かったんだ。
部隊長である山姥切長義が主に報告に行くと言うので、僕はそのまま部屋に戻ることにした。部屋に戻る間も、豊前は黙ったままだ。ああ、これはしばらく口を聞いてくれないだろうなあ。仕方ないか……。
「シャツが血でべとべとだ。漂白しないと……」
部屋の入口でコートを脱いでいると、いきなり腕を掴まれたと思えば壁に押しつけられた。眼前には、燃えるような瞳をした豊前の顔。てっきり怒っているのかと思ったのだけど、どちらかと言えば悲しいような、切ない表情で。
878あの生臭坊主を始末するには、この方法が手っ取り早かったんだ。
部隊長である山姥切長義が主に報告に行くと言うので、僕はそのまま部屋に戻ることにした。部屋に戻る間も、豊前は黙ったままだ。ああ、これはしばらく口を聞いてくれないだろうなあ。仕方ないか……。
「シャツが血でべとべとだ。漂白しないと……」
部屋の入口でコートを脱いでいると、いきなり腕を掴まれたと思えば壁に押しつけられた。眼前には、燃えるような瞳をした豊前の顔。てっきり怒っているのかと思ったのだけど、どちらかと言えば悲しいような、切ない表情で。
Lope
DONEりいだあが抱いた「キスで子どもはできるのか」という疑問に対して、実際に実験してみようと持ちかける松井くんの話です。↓下記のフォームから、項目を選択するだけでざっくりとした感想が送れます。
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ふたりだけのひみつのじっけん「まつ、あのさ」
「うん」
「『きす』で子供ってできると思うか?」
大部屋でのんびりしている最中、唐突に投げかけられた質問。松井は思わず目を丸くして、近くで座っている豊前の顔を見た。二人は好い仲ではあるが、性的な接触には未だ至っていない。
豊前は特に冗談を言っている様子ではなく、真面目な顔で松井を見つめ返している。一応の性知識はある松井はどう言えばいいのかわからず、曖昧な答えを返した。
「えっと……うーん……どう、だろう?」
「まあ、よくわっかんねーよな。そういうのは」
「そ、そう、だね……」
豊前のあっけらかんとした言葉を聞いて、松井の胸に安堵の気持ちが広がっていく。それと同時に、性知識に疎い豊前に対しての悪戯心がむくむくと湧いてくる。
3786「うん」
「『きす』で子供ってできると思うか?」
大部屋でのんびりしている最中、唐突に投げかけられた質問。松井は思わず目を丸くして、近くで座っている豊前の顔を見た。二人は好い仲ではあるが、性的な接触には未だ至っていない。
豊前は特に冗談を言っている様子ではなく、真面目な顔で松井を見つめ返している。一応の性知識はある松井はどう言えばいいのかわからず、曖昧な答えを返した。
「えっと……うーん……どう、だろう?」
「まあ、よくわっかんねーよな。そういうのは」
「そ、そう、だね……」
豊前のあっけらかんとした言葉を聞いて、松井の胸に安堵の気持ちが広がっていく。それと同時に、性知識に疎い豊前に対しての悪戯心がむくむくと湧いてくる。
hydroxidestar
DONEパライソをみてからのぶぜとまつ。刀剣男士辞めるかい?の言葉は呪いのように松井の中をぐるぐるしていたその時――Unchained world『刀剣男士、辞めるかい?』
あの言葉が頭をぐるぐるしている。重くのしかかる言葉に僕は眠れず、ただ海を眺めるしかできなかった。
鶴丸国永の意図が読み取れない。いつもは簡単に読み取れるのに、今回ばかりはうまくいかない。何故か、心がざわざわして痛いんだ。
「よう、誰彼てんなあ」
「豊前……と、大倶利伽羅」
「邪魔するぞ」
「やっぱりここにいたか」
「いたら悪い?」
「うんにゃ、全然。まつのことだから、食うの忘れてそうだなあと思ってよ。ほら」
豊前が僕に渡してきたのは、
「おにぎり?」
「まあ食ってみろよ!大倶利伽羅と俺で作ったから旨いぜ!」
大倶利伽羅はぷいと顔を背けた。ああ、あれが彼なりの愛情表現なのか。見ていないようで、よく周りを見ている。豊前と同じだ。
1471あの言葉が頭をぐるぐるしている。重くのしかかる言葉に僕は眠れず、ただ海を眺めるしかできなかった。
鶴丸国永の意図が読み取れない。いつもは簡単に読み取れるのに、今回ばかりはうまくいかない。何故か、心がざわざわして痛いんだ。
「よう、誰彼てんなあ」
「豊前……と、大倶利伽羅」
「邪魔するぞ」
「やっぱりここにいたか」
「いたら悪い?」
「うんにゃ、全然。まつのことだから、食うの忘れてそうだなあと思ってよ。ほら」
豊前が僕に渡してきたのは、
「おにぎり?」
「まあ食ってみろよ!大倶利伽羅と俺で作ったから旨いぜ!」
大倶利伽羅はぷいと顔を背けた。ああ、あれが彼なりの愛情表現なのか。見ていないようで、よく周りを見ている。豊前と同じだ。
hydroxidestar
DONER18.刀/剣/乱/舞ぶ.ぜ.ま.つ。酒盛りをしている時に、豊前は媚薬成分が入ったお酒を飲んでしまったようで。松井が様子を見に行くと豊前は苦しそうにしていた。部屋を出ていけと言う豊前に対して松井は――。豊前が媚薬を飲んでしまった「松井、すまねえ!」
部屋に来た和泉守兼定が両手を合わせていきなり謝るものだから、僕はつい首を傾げてしまった。
聞けば、昨日は新選組、三名槍、太郎次郎のメンバーで酒盛りをしていたらしい。そこへ遠征を終えた豊前と桑名が加わってすごいことになったらしい。騒ぎすぎて、へし切長谷部が怒っていたのはそのせいか。
実はその中に媚薬成分が入ったお酒が混じっていようで。万屋でジョークグッズと思い買ったのだが、遅効性のガチのものらしく……それを豊前が飲んでしまったと言うのが顛末だ。
「道理で、今朝は起きてこないわけだ」
「面白がって買ってしまった私たちも悪いのです。松井江、申し訳ありません」
太郎太刀が深々と頭を下げてきた。お酒の席なのだし、ハメを外したくなる気持ちは分からないでもない。
2388部屋に来た和泉守兼定が両手を合わせていきなり謝るものだから、僕はつい首を傾げてしまった。
聞けば、昨日は新選組、三名槍、太郎次郎のメンバーで酒盛りをしていたらしい。そこへ遠征を終えた豊前と桑名が加わってすごいことになったらしい。騒ぎすぎて、へし切長谷部が怒っていたのはそのせいか。
実はその中に媚薬成分が入ったお酒が混じっていようで。万屋でジョークグッズと思い買ったのだが、遅効性のガチのものらしく……それを豊前が飲んでしまったと言うのが顛末だ。
「道理で、今朝は起きてこないわけだ」
「面白がって買ってしまった私たちも悪いのです。松井江、申し訳ありません」
太郎太刀が深々と頭を下げてきた。お酒の席なのだし、ハメを外したくなる気持ちは分からないでもない。
hydroxidestar
DONER18.刀剣乱舞ぶぜまつ。酒盛りをしている時に、豊前は媚薬成分が入ったお酒を飲んでしまったようで。松井が様子を見に行くと豊前は苦しそうにしていた。部屋を出ていけと言う豊前に対して松井は――。冷静と情熱の間「松井、すまねえ!」
部屋に来た和泉守兼定が両手を合わせていきなり謝るものだから、僕はつい首を傾げてしまった。
聞けば、昨日は新選組、三名槍、太郎次郎のメンバーで酒盛りをしていたらしい。そこへ遠征を終えた豊前と桑名が加わってすごいことになったらしい。騒ぎすぎて、へし切長谷部が怒っていたのはそのせいか。
実はその中に媚薬成分が入ったお酒が混じっていようで。万屋でジョークグッズと思い買ったのだが、遅効性のガチのものらしく……それを豊前が飲んでしまったと言うのが顛末だ。
「道理で、今朝は起きてこないわけだ」
「面白がって買ってしまった私たちも悪いのです。松井江、申し訳ありません」
太郎太刀が深々と頭を下げてきた。お酒の席なのだし、ハメを外したくなる気持ちは分からないでもない。
1912部屋に来た和泉守兼定が両手を合わせていきなり謝るものだから、僕はつい首を傾げてしまった。
聞けば、昨日は新選組、三名槍、太郎次郎のメンバーで酒盛りをしていたらしい。そこへ遠征を終えた豊前と桑名が加わってすごいことになったらしい。騒ぎすぎて、へし切長谷部が怒っていたのはそのせいか。
実はその中に媚薬成分が入ったお酒が混じっていようで。万屋でジョークグッズと思い買ったのだが、遅効性のガチのものらしく……それを豊前が飲んでしまったと言うのが顛末だ。
「道理で、今朝は起きてこないわけだ」
「面白がって買ってしまった私たちも悪いのです。松井江、申し訳ありません」
太郎太刀が深々と頭を下げてきた。お酒の席なのだし、ハメを外したくなる気持ちは分からないでもない。
hydroxidestar
DONER18.刀剣乱舞ぶぜまつ。豊前が長期遠征に行ってしまい松井はひとり寂しく過ごしていた。ふと、箪笥から豊前のジャージを取り出してみると豊前の匂いがして懐かしくなり――。僕と豊前と豊前のジャージ「ふう」
「やあ松井。いま戻りかい?」
「ええ。今日は出陣だけだったので。ご飯を食べる前にお風呂をいただいても?」
「ああ、いっておいで。ほら、顔を上げて。君は笑顔が似合うのだから」
今日は君の好物だよと言う歌仙の言葉に、僕の心は踊った。泥やホコリで汚れた体を早く洗い流してスッキリしたい。――豊前とはまだ会えないのだし、ささっと済ませてしまおう。
「今日の昼餉は幸せだった……」
歌仙は神か、と思った(みな付喪神だから神には違いないのだが)
今日のメニューはカツカレーに唐揚げ、大根とツナのサラダ。美味しくてついおかわりまでしてしまった。最近顕現した仲間たちに小食と思われていたことに驚いた。何を隠そう僕は食べることが大好きだ。
2006「やあ松井。いま戻りかい?」
「ええ。今日は出陣だけだったので。ご飯を食べる前にお風呂をいただいても?」
「ああ、いっておいで。ほら、顔を上げて。君は笑顔が似合うのだから」
今日は君の好物だよと言う歌仙の言葉に、僕の心は踊った。泥やホコリで汚れた体を早く洗い流してスッキリしたい。――豊前とはまだ会えないのだし、ささっと済ませてしまおう。
「今日の昼餉は幸せだった……」
歌仙は神か、と思った(みな付喪神だから神には違いないのだが)
今日のメニューはカツカレーに唐揚げ、大根とツナのサラダ。美味しくてついおかわりまでしてしまった。最近顕現した仲間たちに小食と思われていたことに驚いた。何を隠そう僕は食べることが大好きだ。
ざらめ
SPOILERパライソで観たことの心覚。キリシタンと戦うシーンの松井が、閉じた目をゆっくりと開く様があまりにも美しかったことを忘れないために描いた。
追記
東京凱旋初日配信で確認したら、顔に血痕があったのをすっかり忘れてた🤭
Lope
DONEりいだあに伝えたい想いがある松井くんの話です。勢いだけで書いた青春甘々イチャラブのぶぜまつで、諸々のネタバレはありません。
りいだあの彼氏力(かれしぢから)は盛っても盛りすぎるということはないなと思いました(作文)
↓項目を選択するだけでざっくりとした感想が送れます。ご利用ください。
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ストロベリー・スカッシュ! 急に自分の気持ちを伝えようと思い立って、松井江は豊前江の姿を探していた。今日は完全に非番の日だから本丸内を歩いていれば出会えるだろうが、それでも自分の中の想いがまだ鮮明に言葉にできるうちに、松井は豊前を見つけてしまいたかった。
しかし目星をつけていた厩舎にもその姿は見えなかったため、松井は次に庭へと向かう。その途中、松井は廊下の曲がり角でばったりと鶴丸国永に出くわした。
「おっと、」
松井は少しだけ目を丸くしたが、目礼だけしてその場を去ろうとした。しかし、
「なんだなんだ、豊前でも探してんのか?」
自分の目的をズバリ言い当てられ、松井は思わず鶴丸の方を振り向いてしまった。
「おっ、図星か」
「……何故、わかった?」
3548しかし目星をつけていた厩舎にもその姿は見えなかったため、松井は次に庭へと向かう。その途中、松井は廊下の曲がり角でばったりと鶴丸国永に出くわした。
「おっと、」
松井は少しだけ目を丸くしたが、目礼だけしてその場を去ろうとした。しかし、
「なんだなんだ、豊前でも探してんのか?」
自分の目的をズバリ言い当てられ、松井は思わず鶴丸の方を振り向いてしまった。
「おっ、図星か」
「……何故、わかった?」
hydroxidestar
DONEパライソを見ての、松井と鶴丸の話。(CP的にはぶぜまつ)松井が月を見てひとりお茶会をしているとそこへ鶴丸国永が現れた。二人は月を見ながら、話をすることにした。強さとは、弱さとは。
Navigatoria「よう。隣いいかい?」
「鶴丸国永……どうぞ。僕でよければだけど」
「松井と話がしたかったんだよ」
まんまるい月が浮かぶ夜。部屋から外をのぞいてお茶をしていた松井の隣に、鶴丸はどっこいしょ……と言って腰を下ろした。鶴丸の腕の中にはこぼれそうなほどの茶菓子が乗っていた。あとで燭台切と歌仙に怒られないだろうか、と松井はすこし心配になる。
「……月がきれいだなあ」
「うん…ほんとに。僕らの存在なんて、ちっぽけだと言わんばかりなくらい」
「……荒療治なことをして済まなかったな」
「鶴丸国永、謝らないでいいよ。僕はあのとき、まだ未熟だったんだ。今なら、主の気持ちも貴方の考えも理解できる。鬼役大変だったんだろう?……三日月さんとは会えたのかい?」
2117「鶴丸国永……どうぞ。僕でよければだけど」
「松井と話がしたかったんだよ」
まんまるい月が浮かぶ夜。部屋から外をのぞいてお茶をしていた松井の隣に、鶴丸はどっこいしょ……と言って腰を下ろした。鶴丸の腕の中にはこぼれそうなほどの茶菓子が乗っていた。あとで燭台切と歌仙に怒られないだろうか、と松井はすこし心配になる。
「……月がきれいだなあ」
「うん…ほんとに。僕らの存在なんて、ちっぽけだと言わんばかりなくらい」
「……荒療治なことをして済まなかったな」
「鶴丸国永、謝らないでいいよ。僕はあのとき、まだ未熟だったんだ。今なら、主の気持ちも貴方の考えも理解できる。鬼役大変だったんだろう?……三日月さんとは会えたのかい?」
hydroxidestar
DONEパライソを見てのぶぜまつ。村正が海を見ていると、そこへ松井江がやってきた。彼はどうやら悩んでいるようで、村正に話を聞いてもらいたいようだった。Amensia風は季節を巡らせる…春を目覚めさせ、夏を呼び秋に染まり冬を連れてくる…回れよ回れ、風車…からからと、からからと…回れよ回れ…幾年月
村正は風車を持ちながら海を見つけていた。ざざ…ざざ…と波の凪いだ音が穏やかだ。
「村正さん、隣…いいですか?」
「おや、あなたは……」
村正が顔を上げると、隣に立っていたのは昨年顕現した松井江だった。表情は悲しいような、切ないような、ふたつが入り混じった表情をしている。
「どうぞ。一緒に海を見ましょうカ」
「はい。……その、風車は……」
「ああ、コレデスカ?これは、私が大好きだった人がくれたんです。くるくる回るのが、なんか人生みたいですよね」
「人生……」
「松井江、豊前江とケンカでもしましたか?」
1489村正は風車を持ちながら海を見つけていた。ざざ…ざざ…と波の凪いだ音が穏やかだ。
「村正さん、隣…いいですか?」
「おや、あなたは……」
村正が顔を上げると、隣に立っていたのは昨年顕現した松井江だった。表情は悲しいような、切ないような、ふたつが入り混じった表情をしている。
「どうぞ。一緒に海を見ましょうカ」
「はい。……その、風車は……」
「ああ、コレデスカ?これは、私が大好きだった人がくれたんです。くるくる回るのが、なんか人生みたいですよね」
「人生……」
「松井江、豊前江とケンカでもしましたか?」
hydroxidestar
INFO3月の新刊に向けて。さわりだけ。刀剣乱舞のぶぜまつ。松井が竜人族の王で、豊前が人間界の騎士。松井は世界を救うために人間界に来ていた。自らの命と引き換えに世界を救うために。そこで騎士の豊前と出会った松井は―― lacrime dolci...Come salvare un drago tristeむかし、むかし。地上ではまだヒトと竜人族は共に暮らしていた。しかし、食糧が尽きたころからヒトは竜人族を襲いだした――食糧とするために。
事態を重く見た竜人族の長は陽界をヒトの住む世界、陰界を竜人が住む世界に分けることで戦を回避した。だが、数百年に一度この陽と陰のバランスが崩れることがあった。そのままにしておくと世界は破滅に向かう。そのため、陰界からは王が陽界に出向き、自らの命と引き換えに陽・陰界を救ってきた。
それが住む世界を別々にしたときの誓いだったからだ。
はい!3月の新刊はこれになります!!!
254事態を重く見た竜人族の長は陽界をヒトの住む世界、陰界を竜人が住む世界に分けることで戦を回避した。だが、数百年に一度この陽と陰のバランスが崩れることがあった。そのままにしておくと世界は破滅に向かう。そのため、陰界からは王が陽界に出向き、自らの命と引き換えに陽・陰界を救ってきた。
それが住む世界を別々にしたときの誓いだったからだ。
はい!3月の新刊はこれになります!!!
hydroxidestar
PROGRESSR18。刀剣乱舞のぶぜまつ。豊前が戦闘中に記憶を奪われて松井のことだけ忘れてしまうことが起きた。本丸の皆は心配するが、松井は平気な顔をしていて?Lost THE Memory――ぜってえに忘れねえって約束したんだ。俺の守りたいモンは...。
朝の畑当番を終えて身支度を整えていると、遠征に行く予定の豊前が部屋に入ってきた。
「松うう」
「おはよう、豊前。どうしたの?もうすぐ遠征に出る時間だろう」
「今回はちと長えからさ、充電しに来た」
「充電って...」
そう言うなり、豊前は僕を背中から抱き締める。豊前の前髪が少しだけ首に触れてくすぐったい。いつもより強く抱き締められているからなのか、豊前の香りが強く香る。
今日の香りはいつも違う。何て言うか、リキュールとナッツを効かせたバニラような...... 甘さと香ばしさに少しの苦味を忍ばせた大人の男の香りがしてクラクラした。
「豊前、おまじないするから目を閉じてほしい」
9055朝の畑当番を終えて身支度を整えていると、遠征に行く予定の豊前が部屋に入ってきた。
「松うう」
「おはよう、豊前。どうしたの?もうすぐ遠征に出る時間だろう」
「今回はちと長えからさ、充電しに来た」
「充電って...」
そう言うなり、豊前は僕を背中から抱き締める。豊前の前髪が少しだけ首に触れてくすぐったい。いつもより強く抱き締められているからなのか、豊前の香りが強く香る。
今日の香りはいつも違う。何て言うか、リキュールとナッツを効かせたバニラような...... 甘さと香ばしさに少しの苦味を忍ばせた大人の男の香りがしてクラクラした。
「豊前、おまじないするから目を閉じてほしい」