片思い
s666_ren
DONE残桜夜話3/17春コミ発行「内緒のおもてなし」(ヴィク勇とのクロスオーバー小説)の幕間のお話。話の流れ上、本文に差し込めなかった父水サイドの小話です。
本編最後では覚醒してますが、幕間の時点での水木は意識が無い状態。どちらかというと、この時点では父→←水の両片思いに近いかも?
本文未読でも問題はありませんが、最初の用語説明を一読していただけるとわかりやすいかと思います。 8
浮き流し
DONEイチ→松(全2枚)イチの片思い、ドノンケただの友人✌️😊松
埃 さんの短歌より着想
「 夢に出てこないでください
置き去りにされる痛みも知らないくせに 」
ttps://x.com/hokoriest/status/1771866325368930352?s=20 2
hairia_hairia
DONE現パロ オフィスラブ 片思い 名前のことその人の名前は 今日から新しい職場へと配属になる。気分を引き締めたくて、メイクは深めの暖色系でまとめてみた。少しはキリっとなったなと、鏡の中の自分に自画自賛する。新しいことが始まる時はもちろん緊張もするが、なにか胸躍ることも起こるのではと嬉々とした高揚感も感じることができる。我ながら、この前向きな性格がありがたいと思う。
配属場所へと出向き、部署総括の鶴見部長に今日から配属となります、よろしくお願いしますと挨拶をした。鶴見部長はよろしくと一言だけ言い、皆に私を紹介してくれた。その後、月島課長から部署の概要説明を受けたあと、
「夢主さんの指導係は、そうだな…ヒャクノスケでいこう」
ヒャクノスケ⁉頭の中に奇妙を表す符号が飛んだ。それもそのはず、若い人が大半の部署と聞いていたからだ。しかし、私が勤めている会社は、かなりの歴史があると聞いているので、部署にベテランの人がいてもおかしくない。どんな、お爺ちゃんがやってくるのかと思っていたら、呼ばれた彼は、白い肌に黒い大きな瞳、整った鼻筋に髭を生やし、髪はオールバックに整えられて、濃紺色のスーツは本人のためだけに作られたのではと思うほど綺麗に着こなしている若い男性だった。さらに特筆すれば、両頬にある縫合跡がどこか憂いのある表情を醸し出していた。彼は低く艶のある声でよろしくとだけ言って、仕事の説明を始めた。尾形百之助、古風な名前に興味を持ったが、それ以上に存在自体が私の好みで…一目惚れだった。
1104配属場所へと出向き、部署総括の鶴見部長に今日から配属となります、よろしくお願いしますと挨拶をした。鶴見部長はよろしくと一言だけ言い、皆に私を紹介してくれた。その後、月島課長から部署の概要説明を受けたあと、
「夢主さんの指導係は、そうだな…ヒャクノスケでいこう」
ヒャクノスケ⁉頭の中に奇妙を表す符号が飛んだ。それもそのはず、若い人が大半の部署と聞いていたからだ。しかし、私が勤めている会社は、かなりの歴史があると聞いているので、部署にベテランの人がいてもおかしくない。どんな、お爺ちゃんがやってくるのかと思っていたら、呼ばれた彼は、白い肌に黒い大きな瞳、整った鼻筋に髭を生やし、髪はオールバックに整えられて、濃紺色のスーツは本人のためだけに作られたのではと思うほど綺麗に着こなしている若い男性だった。さらに特筆すれば、両頬にある縫合跡がどこか憂いのある表情を醸し出していた。彼は低く艶のある声でよろしくとだけ言って、仕事の説明を始めた。尾形百之助、古風な名前に興味を持ったが、それ以上に存在自体が私の好みで…一目惚れだった。
Takumi
MAIKING邪竜の章、聖職者になれず家を出た邪パンドロが邪フォガートの臣下になる話。途中まで。最終的にはフォガパン。片思いしていた少年とパンドロが再会するお話。
⚠️邪竜の章、独自設定です。
※ソルム王族と臣下は本編と性格や嗜好立場が反転している認識。
⚠️少年との軽い性行為あり(前戯のみ)
前の話→https://poipiku.com/232584/9835188.html 8550
irohamommiji
DONEフリリコwebオンリー新刊サンプルポーラスター/全年齢/文庫サイズ/72p
本編軸~n年後/恋愛未満だったふたりが両片思いを経て両想いになるまで
りこちゃんが博士と夜中こっそり会ってたりいったん船を降りたり学園の卒業プロムに出たり将来の夢決めたりとかいろいろ捏造してます。
ポーラスタープロローグ
『リコ。ロイくんとフリードさんにも渡してくれないか』
父アレックスから電話でそんなふうに頼まれたのは、パルデアに滞在中のときだった。
新しい絵本が出たんだ、という父に言われてベリッパー郵便を受け取ったとき、リコはふしぎだった。父の絵本をたくさん読んでいたロイにというのはわかる。けれど、どうしてフリードにも?
そんな疑問が解決したのは、絵本を読みきったロイが、「見てよ、リコ!」と目をキラキラさせながら、リコに伝えて来たときだ。ホンゲ、ホンゲ、とうれしそうにホゲータが鳴く。
「これ、ここ! フリードの名前がある!」
「え? ほんとだ……!」
著者である父アレックスの写真の下、監修にフリードの名前が並んでいる。ミーティングルームで、ニャオハとリコが、ロイが指さしたところをいっしょに本をのぞきこんでいるときに入ってきたのは、話題の主だった。
2887『リコ。ロイくんとフリードさんにも渡してくれないか』
父アレックスから電話でそんなふうに頼まれたのは、パルデアに滞在中のときだった。
新しい絵本が出たんだ、という父に言われてベリッパー郵便を受け取ったとき、リコはふしぎだった。父の絵本をたくさん読んでいたロイにというのはわかる。けれど、どうしてフリードにも?
そんな疑問が解決したのは、絵本を読みきったロイが、「見てよ、リコ!」と目をキラキラさせながら、リコに伝えて来たときだ。ホンゲ、ホンゲ、とうれしそうにホゲータが鳴く。
「これ、ここ! フリードの名前がある!」
「え? ほんとだ……!」
著者である父アレックスの写真の下、監修にフリードの名前が並んでいる。ミーティングルームで、ニャオハとリコが、ロイが指さしたところをいっしょに本をのぞきこんでいるときに入ってきたのは、話題の主だった。
aiprl
DONE時系列はノヴァくんエピソード1の後、アルクくんに片思いしているノヴァくんがアルクくんのところにお泊りした話Heart Beat (ノヴァアル) どうやら僕の身体は人間になったらしい。
らしい、なのはまだいまいち実感がないから。
髪も伸びるようになって身長も少し伸びて、これからも伸びるだろうと言われた。
前は食べなくても眠らなくても普通に活動できたし怪我もすぐに治った。
今は、食べないとお腹が減るし動きも鈍るし眠らないと頭が重くなっていくし怪我も流石にすぐは治らない。
それでも普通の人間と比べると結構丈夫らしくて。
レーヴェが戦う力を今も持っているのと同じで、不死性以外は殆ど変わらないのかもしれない。
身長が伸びることは嬉しい、けれど食べず眠らずができなくなったのは今は少し困る。
だって、休まず朝昼夜動ければパルペブラの復興をもっと手伝えるのに。
6891らしい、なのはまだいまいち実感がないから。
髪も伸びるようになって身長も少し伸びて、これからも伸びるだろうと言われた。
前は食べなくても眠らなくても普通に活動できたし怪我もすぐに治った。
今は、食べないとお腹が減るし動きも鈍るし眠らないと頭が重くなっていくし怪我も流石にすぐは治らない。
それでも普通の人間と比べると結構丈夫らしくて。
レーヴェが戦う力を今も持っているのと同じで、不死性以外は殆ど変わらないのかもしれない。
身長が伸びることは嬉しい、けれど食べず眠らずができなくなったのは今は少し困る。
だって、休まず朝昼夜動ければパルペブラの復興をもっと手伝えるのに。
takeka_miki
DONEオンラインゲームで出会うマゼヴェル〜オフ編〜馴れ初め(両片思い)ゲーム編はこちら(https://poipiku.com/2529/9529884.html)
番外編(https://poipiku.com/2529/9529902.html)
イラスト(https://poipiku.com/2529/9529859.html)
オフ編は漫画です。オリキャラいます
とりあえずくっつくまで。 25
shi18ba
PAST以前旧ツイで上げさせていただいた#たいみつ版ワンドロライ お題「紅葉」の作品です。
初めて書いた黒🍯です。
いつも書かせていただいているたいみつは若い内から出来上がっちゃっているので
せっかくの機会だと思い『付き合ってはいないけど両片思い』という大人の設定で書いてみました💕
#たいみつ版ワンドロライ お題「紅葉」ある秋晴れの白日。オレのスマホへ一枚の写真が送りつけられてきた。
逆さまに落ちちまいそうなほど澄んだ青空に映り込んでいるのは……。
覚えがあるその場所まで行ってみると、芝生を染め上げる紅葉の錦の上にポツンと黒い塊が見えた。
黒髪で黒ずくめの服を着て、まるで地面に空いた穴のように転がっている塊。オレはその側まで近寄り、黙ってそいつを見下ろした。
「大寿君?」
よく分かったじゃん。と大の字で寝転がったまま垂れた目をクルリと丸くしたのは、オレに写真を送りつけてきた張本人。三ツ谷隆だった。
ガキの頃からの因縁の相手だが、ヤツは裏原宿で自身のブランドを扱うショップオーナー。オレも飲食の経営なんかをやっていて、それぞれそれなりに歳を食った。
2378逆さまに落ちちまいそうなほど澄んだ青空に映り込んでいるのは……。
覚えがあるその場所まで行ってみると、芝生を染め上げる紅葉の錦の上にポツンと黒い塊が見えた。
黒髪で黒ずくめの服を着て、まるで地面に空いた穴のように転がっている塊。オレはその側まで近寄り、黙ってそいつを見下ろした。
「大寿君?」
よく分かったじゃん。と大の字で寝転がったまま垂れた目をクルリと丸くしたのは、オレに写真を送りつけてきた張本人。三ツ谷隆だった。
ガキの頃からの因縁の相手だが、ヤツは裏原宿で自身のブランドを扱うショップオーナー。オレも飲食の経営なんかをやっていて、それぞれそれなりに歳を食った。
巻🔞
DONEバレンタインデー&ホワイトデー漫画詰め合わせ。それぞれ4Pずつ。本編より1年前の出来事です。
なので春海さんはずっと片思いで緊張しているし、
赤城さんはWDのとき女性への警戒心から緊張している。
(普段は職員として接しているため平気)
この時点では職場の人間として接して終わっています。 8
つなみ
DONE #ささろワンドロライ3月16日お題
「マシュマロ」
簓の片思いなささろ。零視点です。
悪さをして盧笙に怒られる簓の話。
今回の話でワンドロライに参加して1年過ぎました…!ささろの魅力ゆえだなぁとしみじみしてしまった(笑)
これからもどうぞよろしくお願いいたします! 8
mayo
DONEさめしししょくさい2展示作品①
片思いをあきらめようとする臆病な🦁と追いかける☔先生の話
雨のなかで踊れ この恋を終わらせよう。
獅子神敬一が思いついたのは、なんてことのない朝だった。久しぶりの晴れ間。抜けるような青空には雲ひとつない。余裕をもって建てられた家並みの向こうに銀杏の大木が青々とした葉を茂らせていた。変わりない、一日の始まり。
いつも通りに起きていつも通りの朝食を作る。フライパンの上のベーコンの脂がいい香りをたて、空いたスペースに卵を割り入れる。考える必要もない。決まりきった作業の合間にその考えは降って湧いた。
――まるで天啓のように。
実際のところ、天啓というにはいささか軽い。
神を自称する友人が耳にしたら威光を侮るなと説教をくらうだろう。しかし思いつきというにはあまりに重すぎた。サイコロの出目やコインの裏表で決められる勝負とは違う。運もコントロールも関係ない。獅子神にとっては一世一代の決意だった。
22509獅子神敬一が思いついたのは、なんてことのない朝だった。久しぶりの晴れ間。抜けるような青空には雲ひとつない。余裕をもって建てられた家並みの向こうに銀杏の大木が青々とした葉を茂らせていた。変わりない、一日の始まり。
いつも通りに起きていつも通りの朝食を作る。フライパンの上のベーコンの脂がいい香りをたて、空いたスペースに卵を割り入れる。考える必要もない。決まりきった作業の合間にその考えは降って湧いた。
――まるで天啓のように。
実際のところ、天啓というにはいささか軽い。
神を自称する友人が耳にしたら威光を侮るなと説教をくらうだろう。しかし思いつきというにはあまりに重すぎた。サイコロの出目やコインの裏表で決められる勝負とは違う。運もコントロールも関係ない。獅子神にとっては一世一代の決意だった。
nuchatea3
DONE⚠️🔴🔵♀ホワイトデー(全5p)
バレンタインの続き。(最後2枚がバレンタインのやつ)
両片思いで周りが早くくっつけよって思ってるタイプのやつ〜🤦♀️
付き合ってないけど距離感はバグってる。
マカロンチョイスは佐助にそれでいいんじゃない?って言われたやつなので深い意味はないし🔵♀さまも実はわかってなかったりしたら可愛い。佐助は知ってる。 7
Irusu3U
DONE🐼誕生日おめでとう!!ルチスパジュンブラ先行サンプル!!ンピパ🐆🐼で没落した🐼と🐆が偽装婚約するけど、結局ラブラブ両片思いで、陰謀をラブパワーでぶっ飛ばしちゃう話!
お願い!恋して、偽装婚約者様!「だ、旦那、あの、何で…」
「フッ…それはどれに対してだ?」
ベッドで所在無さげに座っていたスパンダムは呆然としたようによく見知った美しい顔を見上げる。
そして、大股で歩み寄ったルッチは、スパンダムの隣に腰掛け、楽しげに喉を鳴らした。
優しく紫の髪先を節ばった男らしい指がくるくると弄ぶ。
それは猫がご機嫌そうにのどを鳴らし、獲物をいたぶるような動きで、スパンダムは体が固まった。
何故ならば、あのロブ・ルッチが目の前に居る。
超名門校、CP学園が始まって以来の完璧超人、最高傑作と名高い生徒会長、通称、総監がスパンダムの隣に座り、ゴロゴロと喉を鳴らしていた。
いや、なんでこいつが居る?
スパンダムの自宅、と言うか、スパンダムの部屋、それも深夜にだ。
8742「フッ…それはどれに対してだ?」
ベッドで所在無さげに座っていたスパンダムは呆然としたようによく見知った美しい顔を見上げる。
そして、大股で歩み寄ったルッチは、スパンダムの隣に腰掛け、楽しげに喉を鳴らした。
優しく紫の髪先を節ばった男らしい指がくるくると弄ぶ。
それは猫がご機嫌そうにのどを鳴らし、獲物をいたぶるような動きで、スパンダムは体が固まった。
何故ならば、あのロブ・ルッチが目の前に居る。
超名門校、CP学園が始まって以来の完璧超人、最高傑作と名高い生徒会長、通称、総監がスパンダムの隣に座り、ゴロゴロと喉を鳴らしていた。
いや、なんでこいつが居る?
スパンダムの自宅、と言うか、スパンダムの部屋、それも深夜にだ。
A1N0_Y
MEMO表面張力通過シナリオ※順不同
関係性が選択できる場合、表示優先順位は
恋愛>片思い>親密な二人にしています
選択肢がない場合も、恋愛っぽいな……と思ったら恋愛にしています(主観重視) 7
天海とっこ
DONE秘密の領域、第二回お疲れさまでした!最終日までには間に合わなかったのですが完成したので見せびらかします。
イベント、すべて回りきることは出来なかったのですがとても楽しかったです。
秋ごろに発行予定の三→リョが三リョになるお話の導入部分です。
※今回掲載する分では三の片思いの描写のみになります。
※リョ→彩要素が含まれます。 29
kikimachigai2
DONE戦後処理(書類)を一緒にしてるディミレト (ディミトリ無自覚片思い)触れたいひと「ディミトリ」
先生の声色が少し優しげなものに変わったことを察知して、心臓の鼓動が跳ねた。二度も手を引いてもらったその日から、先生との接触がより近しくなっている。まるで親猫が子猫を毛づくろいするように、俺に触れることが多くなった。
多くなったと言っても、時折戦後処理のための書類やら報告書の類に忙殺されている時、折を見て「少し休め」とでも言っているかのように手を重ねるのだ。
そして先生は、何も言わない。ただ、うっすらと微笑んで、数秒俺の手の甲に手のひらを重ねてじわりと熱を伝えるだけなのだ。なぜこのようなことをする? と聞いたら、やめてしまいそうで尋ねられずにいた。
「少しお茶にしないか。だいぶ根を詰めていただろう」
1063先生の声色が少し優しげなものに変わったことを察知して、心臓の鼓動が跳ねた。二度も手を引いてもらったその日から、先生との接触がより近しくなっている。まるで親猫が子猫を毛づくろいするように、俺に触れることが多くなった。
多くなったと言っても、時折戦後処理のための書類やら報告書の類に忙殺されている時、折を見て「少し休め」とでも言っているかのように手を重ねるのだ。
そして先生は、何も言わない。ただ、うっすらと微笑んで、数秒俺の手の甲に手のひらを重ねてじわりと熱を伝えるだけなのだ。なぜこのようなことをする? と聞いたら、やめてしまいそうで尋ねられずにいた。
「少しお茶にしないか。だいぶ根を詰めていただろう」
ur6ue
DOODLE8回くらい書き直してる過去最高に難産な父水。そろぼちラストっぽいから尻叩きに置いときます。地獄に落ちた水木が相棒の身体取り戻す為に頑張る話。ネタばらしすると両片思い。
水木と目玉の辺獄カラダ探しア、綺麗だなと。
ゲゲ郎は視界に映る自分の相棒を見て、無意識下でポツリ思う。
黴臭い安宿。
水木はボロボロの障子を背景に燭台の横で煙草を吸っていた。半分ほど開かれた障子の向こうの空は気持ちのいい土砂降りで、湿った空気が窓の隙間から畳に落ちて、触れる箇所を冷たくさせる。
ぼんやりと部屋を照らす慎ましやかな光の傍らに座り、大きく乱れた寝巻きの胸元すら正そうともせず。水木は首筋を晒して、いっそ官能的に煙を吐き出す。
部屋に甘い香りが満ちる。それは遠くの記憶にある彼の縁深い匂いとはかけ離れていて、今はその頃とは違うんだと、勝手にショックを受けそうになる。
「……どしたぃ。ゲゲ郎」
こちらに向いた碧眼は、しかし疲労を纏っていた。水木は寝相のようにゆっくりと、煙草を指先に持ったままの手を顎に添えた。
55194ゲゲ郎は視界に映る自分の相棒を見て、無意識下でポツリ思う。
黴臭い安宿。
水木はボロボロの障子を背景に燭台の横で煙草を吸っていた。半分ほど開かれた障子の向こうの空は気持ちのいい土砂降りで、湿った空気が窓の隙間から畳に落ちて、触れる箇所を冷たくさせる。
ぼんやりと部屋を照らす慎ましやかな光の傍らに座り、大きく乱れた寝巻きの胸元すら正そうともせず。水木は首筋を晒して、いっそ官能的に煙を吐き出す。
部屋に甘い香りが満ちる。それは遠くの記憶にある彼の縁深い匂いとはかけ離れていて、今はその頃とは違うんだと、勝手にショックを受けそうになる。
「……どしたぃ。ゲゲ郎」
こちらに向いた碧眼は、しかし疲労を纏っていた。水木は寝相のようにゆっくりと、煙草を指先に持ったままの手を顎に添えた。
urocoro
DONE沢深ワンドロライお題【卒業式】【寄せ書き】(+5h)
沢🇺🇸高2 深サン🇯🇵高3
両片思い
遅刻参加&初心者の投稿でごめんなさい🙇
いつも素敵なお題をありがとうございます✨
沢北の将来を考えて健気に気持ちを抑える深サン大好きですが、欲しいものは手にいれたい、色々乗り越えていきたい強めの深サンも応援したくて描きました
漫画難しい…
Henanananhe
DONEkbdnワンドロ_183お題『両片思い・すれ違い』
両片思いセキュリティ万全のマンションの玄関にキバナは一人立っていた。流石に合鍵は持っていないから正面玄関にあるオートロックでダンデの住む部屋の番号を押す。
寝ていたら出てくれないかもしれない、けれども
しかしたら出てくれるかもしれない。少ない望み
かけ待っていれば、マイク越しにダンデの声が聞
こえてきた。
「キバナ...。なんでキミが。」
「具合悪いんだろ?様子見にきてやったんだよ。
ロック解除してくれ。 」
「キバナにうつったら大変だ。だから「大丈夫だ
って、オレさまそんな柔じゃねえから。」
キバナの言葉に圧倒されたダンデは、渋々マンシ
ョンのロックを解除しキバナを招き入れてやる。
フフンと鼻歌でもでそうなキバナは颯爽とマンシ
6672寝ていたら出てくれないかもしれない、けれども
しかしたら出てくれるかもしれない。少ない望み
かけ待っていれば、マイク越しにダンデの声が聞
こえてきた。
「キバナ...。なんでキミが。」
「具合悪いんだろ?様子見にきてやったんだよ。
ロック解除してくれ。 」
「キバナにうつったら大変だ。だから「大丈夫だ
って、オレさまそんな柔じゃねえから。」
キバナの言葉に圧倒されたダンデは、渋々マンシ
ョンのロックを解除しキバナを招き入れてやる。
フフンと鼻歌でもでそうなキバナは颯爽とマンシ
せっちん
DOODLE黄色のミモザの花言葉は『秘密の恋』ミモザの花言葉は『友情』なんですが、色によって変わるのがエモい…
あと両片思いは何度描いても良い💐
最近本当絵が描けてないのでリハビリに…あわよくばイベントのサクカにしよって思って😇
kototo7777
MOURNINGクロイン。グロンダーズ会戦後、祝勝会の時の2人。関係としては両片思いの状態。もっと手直ししたり、もう少し色々書き加えたいと思っていたのですが長らく放置していたため供養。仲間だから 同盟、帝国、王国……三つ巴の戦いとなったグロンダーズ会戦。深い霧が立ち込める中、敵味方がはっきりと認識できない中でのその凄惨な戦いは同盟軍の勝利に終わった。ファーガスの王子ディミトリは帝国兵に討たれた。アドラステア皇帝エーデルガルトは退却し、帝国はメリセウス要塞の守りを固めつつある状態だった。
会戦から数日後、ガルグ=マク大修道院の大広間では此度の戦の祝勝会が行われていた。討つことは叶わなかったものの皇帝自らが出陣してきた戦いで勝利を収めたことは大きい。まだ戦いは終わっていないという緊張感は持ちつつも、同盟の兵達はこの勝利の宴で、束の間の休息ともいえる時を過ごしていた。
「盟主殿!ベレト殿!」
祝勝会では当然、同盟軍の中心的立場である盟主のクロード、そして的確な指揮で同盟軍を勝利に導いたベレトの2人が兵士達から引っ張りだこの状態だった。2人も勿論兵士達を労うために忙しく大広間内を駆け回っていた。そして、ようやく乾杯の音頭からしばらく続いていた盛り上がりが落ち着いた頃、クロードは大広間を見渡して、ある人物の姿がないことに気付く。
7435会戦から数日後、ガルグ=マク大修道院の大広間では此度の戦の祝勝会が行われていた。討つことは叶わなかったものの皇帝自らが出陣してきた戦いで勝利を収めたことは大きい。まだ戦いは終わっていないという緊張感は持ちつつも、同盟の兵達はこの勝利の宴で、束の間の休息ともいえる時を過ごしていた。
「盟主殿!ベレト殿!」
祝勝会では当然、同盟軍の中心的立場である盟主のクロード、そして的確な指揮で同盟軍を勝利に導いたベレトの2人が兵士達から引っ張りだこの状態だった。2人も勿論兵士達を労うために忙しく大広間内を駆け回っていた。そして、ようやく乾杯の音頭からしばらく続いていた盛り上がりが落ち着いた頃、クロードは大広間を見渡して、ある人物の姿がないことに気付く。
kurosiro_ei
DONE丹穹悪夢を見がちな丹恒と夢を見れない(無空間はある)穹くん、添い寝はするし距離は近いけど付き合ってはいないけど無自覚両片思いな二人のぴのこにー前夜
それが戀だとしらぬまま「お前の髪が長ければ」
「ん?」
「組紐でも良かったんだがな」
ピノコニーに向かう少し前のことだった。一緒に行きたそうにしていた穹に気が付きながら緩く首を振った後にしたのは、面倒ごとに巻き込まれるなよ、という話だった。ナナシビトの痕跡を辿る以上、面倒ごとが何もない、とも言い切れないだろうが、それにしてもこいつは何かと巻き込まれることも頼られることも多かった。
少なくとも丹恒の感覚からすれば、この記憶の無い青年——友人は、常に話の中心になりがちなのだ。
「お守り?」
緩く穹が首を傾ぐ。さらさらと揺れる灰色の髪は、髪飾りを結ぶには向かないだろう。軽く手を伸ばせば、猫がそうするように穹は首筋を晒す。
「あぁ、身に着けておくものの方が良いだろう。なくさないからな」
2651「ん?」
「組紐でも良かったんだがな」
ピノコニーに向かう少し前のことだった。一緒に行きたそうにしていた穹に気が付きながら緩く首を振った後にしたのは、面倒ごとに巻き込まれるなよ、という話だった。ナナシビトの痕跡を辿る以上、面倒ごとが何もない、とも言い切れないだろうが、それにしてもこいつは何かと巻き込まれることも頼られることも多かった。
少なくとも丹恒の感覚からすれば、この記憶の無い青年——友人は、常に話の中心になりがちなのだ。
「お守り?」
緩く穹が首を傾ぐ。さらさらと揺れる灰色の髪は、髪飾りを結ぶには向かないだろう。軽く手を伸ばせば、猫がそうするように穹は首筋を晒す。
「あぁ、身に着けておくものの方が良いだろう。なくさないからな」
kh0810kh
DONE炭善前提宇善炭善は両片思いだけどまた、無自覚です。
誰にでも好かれる🎴にモヤモヤ⚡️。
💎が出張ります。
タラシはそっちでしょ!?「はぁ~疲れた今日も生きてるよ~それよりお腹減ったよ~」
大嫌いな任務を終え腹ペコの身体で蝶屋敷に戻るとあれ?炭治郎の声がする。炭治郎の奴今日は任務無かったんだなぁ~ちょっと羨ましく思いながら声が聴こえる縁側に向かう。
「お~い、炭治郎ただい…ま…」
声を掛けようとしたがついやめてしまった。
炭治郎の他に縁側にはもう一人いた、あれ確かは霞柱…時透無一郎。
刀鍛冶の里から戻って来て以来炭治郎と霞柱が仲良く話している姿を時々みかけるようになった。自分よりも年下だが相手は柱だ挨拶すべきだと言うことは重々承知しているが、なんか…行けない…しかも霞柱ってちょっとオレの苦手なタイプなんだよなぁ…炭治郎はいい奴だ、一度でも一緒に任務に着けば誰だって炭治郎を好きなるのは分かる。分かるけど…
3156大嫌いな任務を終え腹ペコの身体で蝶屋敷に戻るとあれ?炭治郎の声がする。炭治郎の奴今日は任務無かったんだなぁ~ちょっと羨ましく思いながら声が聴こえる縁側に向かう。
「お~い、炭治郎ただい…ま…」
声を掛けようとしたがついやめてしまった。
炭治郎の他に縁側にはもう一人いた、あれ確かは霞柱…時透無一郎。
刀鍛冶の里から戻って来て以来炭治郎と霞柱が仲良く話している姿を時々みかけるようになった。自分よりも年下だが相手は柱だ挨拶すべきだと言うことは重々承知しているが、なんか…行けない…しかも霞柱ってちょっとオレの苦手なタイプなんだよなぁ…炭治郎はいい奴だ、一度でも一緒に任務に着けば誰だって炭治郎を好きなるのは分かる。分かるけど…
TExxxxxchaxxxxx
DOODLE👑オージャーのギラコガ展開になる導入までみたいな落書き。この後すったもんだあって結局ギラコガオチになるといいな…(ギラは無自覚、コガネちゃんは自覚あるけどギラがその気ないと思ってるからずっと片思い隠してる)(ギラは婚活相手はどうせ王族貴族系って言われるんだろうなと思って一般市民のコガネの名前出してもこういう騒動には巻き込まれないだろうって思って言っちゃったんだけど、別にそんな決まりなかったオチ)あいあおえ
DOODLEとはステ展示悠の片思い小説
*前にUPしたものの再掲・加筆版
*完成が間に合わず未完です
*完結したらpixivにUPするのでそちらで読んでもらったほうがいいかも…!
(ほんとにめっちゃ途中で終わってます)
恋なんてもしかしたら、トウマはオレのことが好きなのかもしれない。
悠がそう思ったのは、自分の肩を抱く熱を意識したからだ。
歌番組の収録終わり。
機材トラブルで時間が押して、TV局を出たのはもうすぐ二十二時を超えようかという時間だった。
家の近い者から順番に、巳波、虎於、と送られ、残ったのは悠とトウマふたり。
車内に会話という会話は特にない。夜も遅いし、騒ぎたい気分ではない。それを誰も気にしていなかった。
車の走行音だけがBGMだ。何を言わなくてもいい、心地よさ。
その居心地の良さに意識がうつらうつらしてきた頃、「ハル」と名前を呼ばれた。
うとうとしながらトウマのほうへ顔を向ける。
「寝るなら俺の肩使って寝ろよ」
トウマはそう言うと、悠をぐっと引き寄せて自分の肩に寝かせた。
15412悠がそう思ったのは、自分の肩を抱く熱を意識したからだ。
歌番組の収録終わり。
機材トラブルで時間が押して、TV局を出たのはもうすぐ二十二時を超えようかという時間だった。
家の近い者から順番に、巳波、虎於、と送られ、残ったのは悠とトウマふたり。
車内に会話という会話は特にない。夜も遅いし、騒ぎたい気分ではない。それを誰も気にしていなかった。
車の走行音だけがBGMだ。何を言わなくてもいい、心地よさ。
その居心地の良さに意識がうつらうつらしてきた頃、「ハル」と名前を呼ばれた。
うとうとしながらトウマのほうへ顔を向ける。
「寝るなら俺の肩使って寝ろよ」
トウマはそう言うと、悠をぐっと引き寄せて自分の肩に寝かせた。