特務支援課
ゆきこ
DOODLE支援課、というか出てくるのはほぼロイド君とリュウとアンリで、普段はランディが近くにいるせいで小柄に見られてるロイド君の話。あとついでに私服が子供っぽいと可愛いな、という夢も詰め込みました!いや、エナミさんの描かれた私服も素敵なんですが、普段ロイド君にはこういう気取らないというかファッション性なんて欠片もない(けどそれが良く似合うし可愛いと思う)格好してて欲しいみたいな願望がですね(^_^;)
ランディが側にいるせいで小柄に見られがちなロイドの話「なあ、兄ちゃん。今日は他のやつらは一緒じゃないのか?」
休日なのに街の見回りをしていたロイドに、そう声をかけてきたのは、いつもは西通りで元気に走り回っているリュウだった。その後ろからアンリも顔を覗かせている。
「今日は休みなんだ。だから別々に行動してるんだけど、もしかして俺以外の誰かに用事だったのかな?」
「それでいつもと違う服を着てるのか。最初てっきり別の人かと思ったぜ。……その格好だとますます警察官に見えない――」
「あ、ちょっと、リュウ! すみません、ロイドさんっ。リュウが失礼なことをっ」
「あ、ああ、いや。……ランディにも笑われたし、もう少し大人っぽい服の方が良いのかな」
休日ということもあってさすがにいつもの格好ではなく、ジーパンにTシャツ、その上からパーカーを羽織りスニーカーを履いたロイドは、どこからどう見ても青年というより少年で。支援課ビルを出る直前、昨夜は遅くまで飲んでいたのかようやく起きてきたランディにも盛大に笑われたのだ。
1267休日なのに街の見回りをしていたロイドに、そう声をかけてきたのは、いつもは西通りで元気に走り回っているリュウだった。その後ろからアンリも顔を覗かせている。
「今日は休みなんだ。だから別々に行動してるんだけど、もしかして俺以外の誰かに用事だったのかな?」
「それでいつもと違う服を着てるのか。最初てっきり別の人かと思ったぜ。……その格好だとますます警察官に見えない――」
「あ、ちょっと、リュウ! すみません、ロイドさんっ。リュウが失礼なことをっ」
「あ、ああ、いや。……ランディにも笑われたし、もう少し大人っぽい服の方が良いのかな」
休日ということもあってさすがにいつもの格好ではなく、ジーパンにTシャツ、その上からパーカーを羽織りスニーカーを履いたロイドは、どこからどう見ても青年というより少年で。支援課ビルを出る直前、昨夜は遅くまで飲んでいたのかようやく起きてきたランディにも盛大に笑われたのだ。
ゆきこ
DOODLEタイトルまんま、支援課がわちゃわちゃっとしてるいぬの日に因んだらくがき。前に上げたねこの日を踏まえた話だけど、ねこの日にキーアに押しきられて全員(課長やツァイト含む)でねこみみをつけた事だけ押さえておけば読めるはず。なお今回はノエルとワジは欠席です(^_^;)初期面子でわちゃわちゃしてるの、やっぱり好きだなあ。人数的にも動かしやすくて丁度良いんですよね。またそのうち何か書けたら良いな!
支援課でいぬの日の話 2022秋も深まってきた11月1日。
この日も朝から忙しく支援要請をこなしていたロイドたちがビルへと戻ったのは、夕刻、もう日が沈んだ後の事だった。
今日の夕食当番はロイドとティオだったが時間も気力もあまりなくて。少し寒いし簡単に鍋にでもしようかと話をしながら入り口の扉を潜れば、途端に4人の鼻孔を良い匂いがくすぐり。
もしかして、と顔を見合わせた彼らがキッチンを覗けば、そこには予想通りエプロンをつけたキーアの姿があった。
「おかえり、みんなっ! 疲れてるだろうし、今日はキーアがごはん、作ったよ?」
「ただいま、キーア。助かるよ。帰りも遅くなっちゃったし、正直今日はあまり作る気力もなかったからな」
にこにこと笑顔を浮かべるキーアとその頭をなでるロイドという何とも癒される光景に自然と全員が笑顔になり、その後和やかに夕食の時間は過ぎていったのだが。
2254この日も朝から忙しく支援要請をこなしていたロイドたちがビルへと戻ったのは、夕刻、もう日が沈んだ後の事だった。
今日の夕食当番はロイドとティオだったが時間も気力もあまりなくて。少し寒いし簡単に鍋にでもしようかと話をしながら入り口の扉を潜れば、途端に4人の鼻孔を良い匂いがくすぐり。
もしかして、と顔を見合わせた彼らがキッチンを覗けば、そこには予想通りエプロンをつけたキーアの姿があった。
「おかえり、みんなっ! 疲れてるだろうし、今日はキーアがごはん、作ったよ?」
「ただいま、キーア。助かるよ。帰りも遅くなっちゃったし、正直今日はあまり作る気力もなかったからな」
にこにこと笑顔を浮かべるキーアとその頭をなでるロイドという何とも癒される光景に自然と全員が笑顔になり、その後和やかに夕食の時間は過ぎていったのだが。
ゆきこ
DOODLE支援課がわちゃわちゃしてるだけの短い話。フォロワーさんがロイド君の上着について呟いておられたので、私はこう思ってるよ、というのを書いてみました。いやだって、最初からロゴ入りのジャケット着てるのはおかしいし、きっとこういうやり取りがあったのではと。ちなみにバッジも各々どこかにつけてはいるけど、一緒に行動してる時はロイド君が手帳を見せれば身分証明は終わるのであまり出番はない、かもしれないですね!ここに残るかどうか迷っていたロイドも腹を括り、特務支援課が発足し。本格的に業務を始めようかというこの日、端末を確認したロイドたちが出掛けようとしたところでセルゲイから待ったがかかった。
「おい。お前らに渡すモンがあるからちょっと待て」
「渡す物、ですか?」
「ああ。業務上、お前らは一般市民と接する機会が多くなる訳だが、警察官の制服じゃ威圧感を与えちまうかもしれねえ。かといってその格好じゃ警察とは信じてもらえねえ可能性もある。なんで一応、C.S.P.D.――クロスベル警察のロゴの入った揃いのジャケットと、SSS――特務支援課のバッジを用意させた」
「あら。確か服は自由だって聞いた覚えがあるのですが」
「ああ、自由だ。だから着たくなきゃ別に着なくてもいい。……が、ロイド。せめてお前ひとりくらいは着とけ」
2110「おい。お前らに渡すモンがあるからちょっと待て」
「渡す物、ですか?」
「ああ。業務上、お前らは一般市民と接する機会が多くなる訳だが、警察官の制服じゃ威圧感を与えちまうかもしれねえ。かといってその格好じゃ警察とは信じてもらえねえ可能性もある。なんで一応、C.S.P.D.――クロスベル警察のロゴの入った揃いのジャケットと、SSS――特務支援課のバッジを用意させた」
「あら。確か服は自由だって聞いた覚えがあるのですが」
「ああ、自由だ。だから着たくなきゃ別に着なくてもいい。……が、ロイド。せめてお前ひとりくらいは着とけ」
ゆきこ
DOODLE支援課で、今日は休養の日らしいので突然明日は休みなって言われたら、という短い落書きをしてみました。時期は創後、業務を再開した後は忙しくてみんな交代で休んでるんじゃないか、とかノエルは警備隊、ワジは聖杯騎士としての仕事をしてるだろ、というマイ設定(というか妄想)が強めの話となっております。久しぶりに支援課でわちゃわちゃしてる話が書けて楽しかった!
「ああ、そうだ。お前ら全員、明日は休みな」
「…………へ?」
クロスベル警察、特務支援課ビル。
いつものように始業前のミーティングをしていた最中、突如発せられたセルゲイの言葉に呆気に取られたロイドの口をついて出たのは、何とも間抜けな声だった。とはいえ、他のメンバーもポカンとした顔をしていたため、誰からも笑われることはなかったのだが。
「あの、課長。なぜ突然、そんなことを?」
「ここんとこずっと働き詰めだったからな。本部からの特別な計らい、らしいぞ」
「そ、そうですか。でも課長、そういう事はもう少し早く言って頂けると助かるのですが……」
「そうですね。エリィさんの言う通り、早めに言って頂ければ予定も立てやすいのですし」
1510「…………へ?」
クロスベル警察、特務支援課ビル。
いつものように始業前のミーティングをしていた最中、突如発せられたセルゲイの言葉に呆気に取られたロイドの口をついて出たのは、何とも間抜けな声だった。とはいえ、他のメンバーもポカンとした顔をしていたため、誰からも笑われることはなかったのだが。
「あの、課長。なぜ突然、そんなことを?」
「ここんとこずっと働き詰めだったからな。本部からの特別な計らい、らしいぞ」
「そ、そうですか。でも課長、そういう事はもう少し早く言って頂けると助かるのですが……」
「そうですね。エリィさんの言う通り、早めに言って頂ければ予定も立てやすいのですし」
ゆきこ
DOODLE支援課で、キスにまつわる小噺を1本。多分健全のはず。時期は、碧のどこか(ただしワジとノエルはいません! うまく話に組み込めなかった(泣))1時間クオリティですが、読んだ方に少しでも楽しんでいただけたなら嬉しいです!
キスの日 支援課ver「ねえ、ロイド。仲良しだとキスするのはどうして?」
キーアからそんな発言が飛び出したのは、日曜学校から帰ってきてすぐの事だった。
その内容に、ロイドはぶふっ、と飲んでいたコーヒーを吹き出し、エリィは手元が狂ってカップに注ごうとしていたコーヒーをこぼし。ランディとティオは比較的冷静に見えたが、やはり動揺はしているのかカップを持つ手が震えている。
「げほっ、ごほっ、ごほっ」
「だ、大丈夫? ロイド」
「エリィさん、落ち着いてください。それは台拭きです」
「お前の持ってるのは雑巾だぞ、ティオすけ」
そんな阿鼻叫喚を眺めながら首を傾げたキーアは答えが返ってこないため再び同じ質問を繰り返し。
どうにか立ち直ったロイドは、どうしてそんな事を聞くんだ? と尋ねた。
1650キーアからそんな発言が飛び出したのは、日曜学校から帰ってきてすぐの事だった。
その内容に、ロイドはぶふっ、と飲んでいたコーヒーを吹き出し、エリィは手元が狂ってカップに注ごうとしていたコーヒーをこぼし。ランディとティオは比較的冷静に見えたが、やはり動揺はしているのかカップを持つ手が震えている。
「げほっ、ごほっ、ごほっ」
「だ、大丈夫? ロイド」
「エリィさん、落ち着いてください。それは台拭きです」
「お前の持ってるのは雑巾だぞ、ティオすけ」
そんな阿鼻叫喚を眺めながら首を傾げたキーアは答えが返ってこないため再び同じ質問を繰り返し。
どうにか立ち直ったロイドは、どうしてそんな事を聞くんだ? と尋ねた。
ゆきこ
DOODLEエアスケブ4本目。くだらない事で喧嘩するロイドとランディと、仲裁しようと頑張るノエルとそれを見守るその他の面々の話。時期は碧の全員揃った後まだ比較的平和な頃でしょうか。リクは男性陣ということでしたがワジ君はこういう喧嘩には混ざりそうになかったので、結局喧嘩してるのはふたりだけになりました。
短時間で書いたので色々荒いですが、読んだ方に少しでも楽しんでいただければ嬉しいです!
くだらない事で喧嘩するロイドとランディの話支援要請の数も比較的少なく、またようやく全員揃ったメンバーにとって手配魔獣など敵ではなく。
夕方、比較的早い時間に仕事が終わった後、それぞれくつろいでいたところで突如響き渡った大声に、エリィは驚いて一階へと下りた。
するとキッチンの入り口では既に騒ぎを聞きつけて下りて来ていたらしいティオが中を覗いていて、その後ろからエリィも覗き込んだところ見えたのは、ロイドとランディが睨み合い、その間でノエルがおろおろとしている光景だった。
「ねえ、ティオちゃん」
「何でしょう、エリィさん」
「今日の夕食当番って、確かロイドとノエルさんだったはずよね?」
「ええ、そうです」
「なら、どうしてこんな事になっているのかしら?」
「それについては僕が説明してあげるよ」
2017夕方、比較的早い時間に仕事が終わった後、それぞれくつろいでいたところで突如響き渡った大声に、エリィは驚いて一階へと下りた。
するとキッチンの入り口では既に騒ぎを聞きつけて下りて来ていたらしいティオが中を覗いていて、その後ろからエリィも覗き込んだところ見えたのは、ロイドとランディが睨み合い、その間でノエルがおろおろとしている光景だった。
「ねえ、ティオちゃん」
「何でしょう、エリィさん」
「今日の夕食当番って、確かロイドとノエルさんだったはずよね?」
「ええ、そうです」
「なら、どうしてこんな事になっているのかしら?」
「それについては僕が説明してあげるよ」
ゆきこ
DOODLEエアスケブ2本目は初書きロイエリ(というか支援課+ロイエリ?)です。リクを見ててパッとネタが浮かんだので書いてみましたがどんなもんでしょう(汗)そもそも日頃ほとんど男女カプを書かないので、果たしてこれで良いのか? 大丈夫なのか? と今プルプルしてますが、せっかく書いたので上げてしまいます!
ふたりの服装はHSのあれのような感じ(ただしエリィさんはもう少し露出は控えめ)かなと思います。
わざわざ休みを合わせ、ロイドに買い物につき合ってもらう約束をし。今日はデートだと実家のクローゼットから可愛いワンピースを引っ張り出して、いつもより気合いを入れてメイクをしたエリィだったが、待ち合わせ場所に現れたロイドを見て思わずため息をつく。
「はあ……」
「え、エリィ? ため息なんかついて、どうしたんだ?」
「……ねえ、ロイド。私ね、今日はデートだからと思って、頑張ってお洒落してきたの」
「え? あ、ああ、とても綺麗だ」
「ふふ、ありがとう。……なのに貴方の格好はいつもとあまり変わらないじゃない? もう少しお洒落して欲しかったなって、ちょっと思ってしまったの」
「ぐ。……すまない、エリィ」
「まあいいわ。貴方がそういう事に疎いのは良く知っているから。なら、そうね……」
2620「はあ……」
「え、エリィ? ため息なんかついて、どうしたんだ?」
「……ねえ、ロイド。私ね、今日はデートだからと思って、頑張ってお洒落してきたの」
「え? あ、ああ、とても綺麗だ」
「ふふ、ありがとう。……なのに貴方の格好はいつもとあまり変わらないじゃない? もう少しお洒落して欲しかったなって、ちょっと思ってしまったの」
「ぐ。……すまない、エリィ」
「まあいいわ。貴方がそういう事に疎いのは良く知っているから。なら、そうね……」
ゆきこ
DOODLE支援課で、キーアの誕生日のお話です。そして家族の話でもあるかな。仲良し支援課家族、大好き!キーアの本当の誕生日ってもう知りようがないと思うので、ならやっぱりこの日しかないだろうと書いてみました。相変わらずの会話文な上キーアちゃんの台詞って難しくて(あの漢字とひらがなのバランスが)偽物感あるかもしれませんが、読んだ方に少しでも楽しんでいただけたなら嬉しいです!
キーアと誕生日今後のためと一時支援課が解散し。そして新しいメンバーを迎えて再始動してすぐの頃。
日曜学校から帰ってきたキーアはどこか元気がなく、しょんぼりとしていて、お帰り、と言いながら手を広げ、いつものように突進してくるのを待ち構えていたロイドは目を瞬かせた。
「どうしたんだ? キーア。なんだか元気がないみたいだけど」
「ロイド。……ねえ、ロイドにも、エリィやティオやランディにも、みんなおたんじょうびがあるんだよね?」
「あ、ああ、そうだな?」
「きょうね、おたんじょうびだから、おうちでお祝いしてもらうんだってうれしそうにしてる子がいたの。けど、キーアのおたんじょうびはだれも知らないでしょ? だから、だれにも祝ってもらえないのかなあって」
1836日曜学校から帰ってきたキーアはどこか元気がなく、しょんぼりとしていて、お帰り、と言いながら手を広げ、いつものように突進してくるのを待ち構えていたロイドは目を瞬かせた。
「どうしたんだ? キーア。なんだか元気がないみたいだけど」
「ロイド。……ねえ、ロイドにも、エリィやティオやランディにも、みんなおたんじょうびがあるんだよね?」
「あ、ああ、そうだな?」
「きょうね、おたんじょうびだから、おうちでお祝いしてもらうんだってうれしそうにしてる子がいたの。けど、キーアのおたんじょうびはだれも知らないでしょ? だから、だれにも祝ってもらえないのかなあって」
ゆきこ
DOODLE支援課、というよりロイドとキーアで、今日が養子の日で幸せの日だと知ってどうにか捻り出した話。なんというか、ありきたりな話になったなあとは思いますが、キーアにとっての幸せはきっと、支援課のメンバーと、特にロイドと一緒に笑い合える事だろうなと思います。書類上の立場がどうかなんて関係ないよ、きっと!なおロイド君はその辺りも結構重視してそうなので、出来るようになったらするんじゃないですかね、養子縁組。
幸せは、ここにある特務支援課のビルの一階。日頃ミーティングを行ったり食事を取ったりする場所で、ロイドが書類を眺め始めてから一時間が過ぎようとしていた。
こうしてロイドが何事かを考えているのはそう珍しい風景ではない。特務支援課は今やクロスベル警察の中でも一番の知名度と人気を誇っており、持ち込まれる支援要請の数々に加えて緊急事態ともなれば他部署へと駆り出される事も珍しくはなく。
持ち前の洞察力や推理力を当てにされる事も多いロイドは、時おり資料や手帳をテーブルに広げ、こうしてあれこれと考えを巡らせるのだ。
だが今日はいつもと少し様子が違う、とキーアは思う。ロイドの目の前にあるのは書類が一枚だけ。いつも肌身離さず持ち歩いている手帳も広げてはいないのだ。
2429こうしてロイドが何事かを考えているのはそう珍しい風景ではない。特務支援課は今やクロスベル警察の中でも一番の知名度と人気を誇っており、持ち込まれる支援要請の数々に加えて緊急事態ともなれば他部署へと駆り出される事も珍しくはなく。
持ち前の洞察力や推理力を当てにされる事も多いロイドは、時おり資料や手帳をテーブルに広げ、こうしてあれこれと考えを巡らせるのだ。
だが今日はいつもと少し様子が違う、とキーアは思う。ロイドの目の前にあるのは書類が一枚だけ。いつも肌身離さず持ち歩いている手帳も広げてはいないのだ。
ゆきこ
DOODLE支援課でひな祭りの話。まああの世界にひな祭りがあるのかどうかはわかりませんが(汗)今回若干ロイド←リーシャみたいな表現があります。とはいえほんの微々たるものだし、彼女がロイド君にそういう感情を抱いているのは公式、のはず。
そして力尽きて最後がいまいちまとまってないですが、読んだ方に少しでも楽しんでいただければ嬉しいです!
「ねえ、ロイド。ひな祭りって、知ってる?」
キーアが突然そんな事を言い出したのは、2月も終わりに近づいた頃だった。どうやら日曜学校で、東方では3月3日に女の子の健やかな成長と健康を、そして5月5日には男の子のそれを願い、祝う風習があるという話が出たらしい。
「うーん。しばらく共和国で暮らしてたけど、聞いたことはないな」
「私も知らないわね。ふたりはどう?」
「さあ、知らねえな。聞いたこともねえ」
「私も知りません。そうですね。東方の事なら、リーシャさんに聞いてみてはどうでしょうか」
ロイドだけでなく他のメンバーも知らないと首を傾げるなか出てきたのは、《アルカンシェル》の看板女優のひとり、リーシャ・マオの名前だった。
3018キーアが突然そんな事を言い出したのは、2月も終わりに近づいた頃だった。どうやら日曜学校で、東方では3月3日に女の子の健やかな成長と健康を、そして5月5日には男の子のそれを願い、祝う風習があるという話が出たらしい。
「うーん。しばらく共和国で暮らしてたけど、聞いたことはないな」
「私も知らないわね。ふたりはどう?」
「さあ、知らねえな。聞いたこともねえ」
「私も知りません。そうですね。東方の事なら、リーシャさんに聞いてみてはどうでしょうか」
ロイドだけでなく他のメンバーも知らないと首を傾げるなか出てきたのは、《アルカンシェル》の看板女優のひとり、リーシャ・マオの名前だった。
ゆきこ
DOODLE支援課がわちゃわちゃしてるねこの日にちなんだ落書き。作中ロイド君が呟いた猫耳と尻尾が生えたというのは、支部に結構前に上げた話の事です。しかし肝心のコッペは人間の騒動など我関せずとばかりにどこかへ行ってしまいました。自由気ままな猫だからね、仕方ないね!
支援課でねこの日の話 2022この日、キーアは朝からずいぶんご機嫌で。
一体どうしたのかと尋ねても内緒と言われたため、ロイドたちはいつも通り別れて支援要請をこなし、その後全員が揃ったのは夕方の事だった。
食事当番が夕食の支度をしている間、ミーティングルームではそれぞれ今日の要請についての報告を兼ねた雑談になり、今日はノエルとワジもいたためいつもに輪をかけて話に花が咲く。するとそこへ、キーアが何やら大きな箱を抱えて下りて来た。
「キーア? それは一体何なんだ?」
「いいものだよ、ロイド! ではここで問題です、今日はなんの日でしょうかっ!」
「え?」
突然の質問にその場にいたメンバーは顔を見合わせる。
今日は誰かの誕生日でもなければ何かの記念日でもない、はずだ。
1566一体どうしたのかと尋ねても内緒と言われたため、ロイドたちはいつも通り別れて支援要請をこなし、その後全員が揃ったのは夕方の事だった。
食事当番が夕食の支度をしている間、ミーティングルームではそれぞれ今日の要請についての報告を兼ねた雑談になり、今日はノエルとワジもいたためいつもに輪をかけて話に花が咲く。するとそこへ、キーアが何やら大きな箱を抱えて下りて来た。
「キーア? それは一体何なんだ?」
「いいものだよ、ロイド! ではここで問題です、今日はなんの日でしょうかっ!」
「え?」
突然の質問にその場にいたメンバーは顔を見合わせる。
今日は誰かの誕生日でもなければ何かの記念日でもない、はずだ。
ゆきこ
DOODLE支援課で、風呂の日なのでそういう話。困ったらミシュラムに新しい施設や設備を増やせばいいとか思っている節がありますが、すべて捏造でございます。支援課と言いつつもメインはロイドとランディかもしれません。そんなにランロイな香りはしてないと思いますが(汗)
「これは……」
「一風変わった支援要請ですね」
「時間指定つきか。それも夕方、他の要請が終わった後。可能なら課長や、ワジやノエルも一緒にって、何なんだろうな」
「課長は……。書類の山が出来てたし、昼から会議だって言ってたな。ワジも任務中だから無理だが、ノエルには後で通信を入れてみるか」
「そうね、そうしましょうか。にしても、試してもらいたいものって何なのかしら……」
「キーアもいっしょに行っていいの? 危ないことじゃないのかな?」
その日も特務支援課に来た支援要請はたくさんあり。ひとつひとつ内容を確認しながら今日はどういう組み合わせで要請に当たるか考えていたロイドたちだったが、最後の要請に首を傾げる。
詳しい内容には触れずただ、夕方試して欲しいものがあるので、他の要請が済んだ後に着替えを持ってミシュラムに来てください、とだけ書かれていたからだ。
2851「一風変わった支援要請ですね」
「時間指定つきか。それも夕方、他の要請が終わった後。可能なら課長や、ワジやノエルも一緒にって、何なんだろうな」
「課長は……。書類の山が出来てたし、昼から会議だって言ってたな。ワジも任務中だから無理だが、ノエルには後で通信を入れてみるか」
「そうね、そうしましょうか。にしても、試してもらいたいものって何なのかしら……」
「キーアもいっしょに行っていいの? 危ないことじゃないのかな?」
その日も特務支援課に来た支援要請はたくさんあり。ひとつひとつ内容を確認しながら今日はどういう組み合わせで要請に当たるか考えていたロイドたちだったが、最後の要請に首を傾げる。
詳しい内容には触れずただ、夕方試して欲しいものがあるので、他の要請が済んだ後に着替えを持ってミシュラムに来てください、とだけ書かれていたからだ。
ゆきこ
DOODLE支援課初期メンバーでツインテールの日らしいのでそういう話。最終的にはツインテールじゃなくなってますが(汗)この後、どこに行くかにもよりますが相手によって大笑いされたり可愛いって言われたりからかわれたりして散々な一日になると思います(それでも外さないし、もし魔獣の攻撃で外れでもしたらおこになる)
その日、朝食の後片付けを済ませたロイドはミーティングルームで、目の前に広がる光景に目を瞬かせた。
「どうしたんだ? みんな揃って髪を二つ結びにして」
「ツインテール、ですよ、ロイドさん」
「キーアちゃんがお揃いにしたいって言って結んでくれたのだけど。しなれない髪型は少し恥ずかしいわね」
「いや、ふたりともよく似合ってる。とっても可愛いよ」
ロイドの口から無自覚に放たれる言葉にはあ、とふたりはため息をつく。それに、何かおかしな事を言っただろうか、と首を傾げた後、少し言いにくそうにランディの方を向いたロイドは、疑問をぶつける。
「……その、どうしてランディまでその髪型なんだ?」
「んなの、俺の方が聞きてーよ」
そう、女性陣だけでなく、なぜかランディまで髪をくくられ、更に可愛らしいリボンまでつけられていて。納得いかないのかぶすっとした表情で答えたランディがキーアに目を向けると、あっけらかんとした答えが帰ってきた。
1413「どうしたんだ? みんな揃って髪を二つ結びにして」
「ツインテール、ですよ、ロイドさん」
「キーアちゃんがお揃いにしたいって言って結んでくれたのだけど。しなれない髪型は少し恥ずかしいわね」
「いや、ふたりともよく似合ってる。とっても可愛いよ」
ロイドの口から無自覚に放たれる言葉にはあ、とふたりはため息をつく。それに、何かおかしな事を言っただろうか、と首を傾げた後、少し言いにくそうにランディの方を向いたロイドは、疑問をぶつける。
「……その、どうしてランディまでその髪型なんだ?」
「んなの、俺の方が聞きてーよ」
そう、女性陣だけでなく、なぜかランディまで髪をくくられ、更に可愛らしいリボンまでつけられていて。納得いかないのかぶすっとした表情で答えたランディがキーアに目を向けると、あっけらかんとした答えが帰ってきた。
ゆきこ
DOODLE支援課で、初日の出を見に行く話。多分位置関係から港湾区から見えるだろうと考えて書いてますが、違ったらどうしよう(汗)支援課が発足してから初めて、平穏に迎えられた1208年のお正月。果たしてあの世界に初日の出を拝むという風習があるのかは謎ですが(さすがにおせちやお雑煮はないだろうと省いた)あるという事にしておいてください。
それでは今年もよろしくお願いいたします!
みんなで一緒に日の出が見たい。
そうキーアが言い出したのは大晦日、あと数時間経てば年が明けるという時間だった。
「突然どうしたんだ?キーア」
キョトリとした顔でそう尋ねるロイドに、なんとなく、とキーアは返す。
そういえば、彼女が来てから、というより支援課が発足してから、みんなでゆっくり正月を祝った事などなかったかと思ったロイドは、ならみんなで明日の朝、見に行こうか、と言い置くと、ランディと共に深夜の巡回に出ていく。年末年始、特に今夜はトラブルも増えるだろうと、広域防犯課から手伝いの要請があったためだ。
後に残った面々は行ってらっしゃい、気をつけてね、と見送ると、日の出を見るためには早く寝ないとね、とキーアを寝かしつけにかかり、彼女も素直にそれを聞き入れる。
1318そうキーアが言い出したのは大晦日、あと数時間経てば年が明けるという時間だった。
「突然どうしたんだ?キーア」
キョトリとした顔でそう尋ねるロイドに、なんとなく、とキーアは返す。
そういえば、彼女が来てから、というより支援課が発足してから、みんなでゆっくり正月を祝った事などなかったかと思ったロイドは、ならみんなで明日の朝、見に行こうか、と言い置くと、ランディと共に深夜の巡回に出ていく。年末年始、特に今夜はトラブルも増えるだろうと、広域防犯課から手伝いの要請があったためだ。
後に残った面々は行ってらっしゃい、気をつけてね、と見送ると、日の出を見るためには早く寝ないとね、とキーアを寝かしつけにかかり、彼女も素直にそれを聞き入れる。
ゆきこ
DOODLE支援課でロイド君のスーツを選ぶ話。昨日はスーツセレクトの日でもあったらしいので一日遅れだけど落書きしたやつ。時期は零の記念祭より少し前くらい?ロイド君のスーツ姿が見たいと思いつつ書いたけど、結局スーツ着てない(汗)というどうしようもない話です。なお、ロイド君は私服も割とラフ、ランディについては結構お洒落というか、スーツの一着くらい持ってそうだなあというイメージで書いておりますのでご了承ください。
「そう言えば、ロイドのスーツ姿って見たことない気がするわね?」
エリィのその一言に支援課のメンバーの視線はロイドに集中し、俺?とロイドは首を傾げる。
「急にどうしたんだ?エリィ」
「いえ、ふと思い浮かんだだけなのだけど。でも実際、いつもラフというか、動きやすい格好が多いわよね?ランディは持ってるみたいだけれども」
「まあ、こういう仕事だからなあ。うーん。警察学校ではきちんと制服を着てたけど、それ以外となると確かにあまり着たことはないかもしれない。そういう機会もなかったし」
「そう。…なら、この機会に一着、誂えてみない?持っていて損はないと思うし」
ロイドは別にいいよ、と手を振るが、いつになく強く言うエリィに押し負けて、近いうちに百貨店へ行こうという事になる。
1518エリィのその一言に支援課のメンバーの視線はロイドに集中し、俺?とロイドは首を傾げる。
「急にどうしたんだ?エリィ」
「いえ、ふと思い浮かんだだけなのだけど。でも実際、いつもラフというか、動きやすい格好が多いわよね?ランディは持ってるみたいだけれども」
「まあ、こういう仕事だからなあ。うーん。警察学校ではきちんと制服を着てたけど、それ以外となると確かにあまり着たことはないかもしれない。そういう機会もなかったし」
「そう。…なら、この機会に一着、誂えてみない?持っていて損はないと思うし」
ロイドは別にいいよ、と手を振るが、いつになく強く言うエリィに押し負けて、近いうちに百貨店へ行こうという事になる。
ゆきこ
DOODLE支援課の4人で、ハンドクリームの日に因んだ落書き。皆で同じクリーム使って、同じ匂いさせてたら可愛いんじゃないかと思いながら書いた。ワジやノエルは、支援課に来た時には使ってる。課長は…、皆さんのご想像にお任せします。ハンドクリームの日11月に入り、寒くなってきたな、なんていう会話が街のあちこちで聞こえてくるこの頃。支援課も例外ではなく(むしろ割と古い建物のため隙間風も吹き込んできて結構冷える)、昼食の片付けを済ませてから特に炊事は手が冷える、と皆して話をしていた時に、エリィがある事に気付き、あら、と言った。
「ねえ、ロイド。手が荒れてない?」
「ん?ああ、寒くなってきたし、乾燥してるからな。水仕事をすると、どうしてもこうなってしまうんだ」
「ティオちゃん。ランディも、ちょっと手を見せて?」
「俺ら?」
「ええ、構いませんが」
「やだ、貴方たちもじゃない。このまま放っておいたら、どんどん酷くなって切れちゃうわよ?」
「それは、ちょっと困りますね」
1262「ねえ、ロイド。手が荒れてない?」
「ん?ああ、寒くなってきたし、乾燥してるからな。水仕事をすると、どうしてもこうなってしまうんだ」
「ティオちゃん。ランディも、ちょっと手を見せて?」
「俺ら?」
「ええ、構いませんが」
「やだ、貴方たちもじゃない。このまま放っておいたら、どんどん酷くなって切れちゃうわよ?」
「それは、ちょっと困りますね」
ゆきこ
TRAINING支援課とセシル姉で、支援課に来たセシル姉に1日振り回されるロイド君というお題をいただいて書いたもの。セシル姉は結構難しくて、あの天然ほわほわ具合とか上手く表現出来ませんでした(泣)。振り回され具合とか色々物足りないなあと思うけど、これ以上思いつかなかったので今回はここまでという事にさせてください!今回ロイド君の口調はあえて零に寄せてます。セシル姉の前だと弟君が強く出るんじゃないかなと思ったので。
「ねえ、ロイド。次のお休みの日に、支援課にお邪魔しても構わないかしら?」
ロイドにとって姉のような存在であるセシルがそんな事を言い出したのは、支援要請を受けてロイド達がウルスラ病院に顔を出した時の事だった。近頃はアルモリカ村の療養所にいる事の方が多いのだが、この日はたまたま病院にいたらしい。
彼女の突飛な言動にある程度慣れているメンバーだが、予想もしていなかった言葉にさすがに驚き、どうしてか、と尋ねれば、意外と(というと失礼だが)まともな答えが返ってきた。
「だって貴方たち、ずいぶん忙しいんでしょう?だから、みんなのお仕事の様子をちょっと確認したいと思って」
「いや、大丈夫だから、セシル姉…」
「過労で倒れてしまったら元も子もないわ、ロイド」
2769ロイドにとって姉のような存在であるセシルがそんな事を言い出したのは、支援要請を受けてロイド達がウルスラ病院に顔を出した時の事だった。近頃はアルモリカ村の療養所にいる事の方が多いのだが、この日はたまたま病院にいたらしい。
彼女の突飛な言動にある程度慣れているメンバーだが、予想もしていなかった言葉にさすがに驚き、どうしてか、と尋ねれば、意外と(というと失礼だが)まともな答えが返ってきた。
「だって貴方たち、ずいぶん忙しいんでしょう?だから、みんなのお仕事の様子をちょっと確認したいと思って」
「いや、大丈夫だから、セシル姉…」
「過労で倒れてしまったら元も子もないわ、ロイド」
ゆきこ
DOODLE支援課でハロウィンネタ。とはいえあの世界にハロウィンがあるのかは謎なので収穫祭を兼ねた仮装パーティーという事にしました。まあ最後にキーアがトリックorトリートって言ってますけど。彼女にこれを教えた人は一体どこから聞いたんでしょうね。ロイド君がくすぐったがりというのは捏造です。そうだと可愛いかなと。そしてゲスト出演の方々はこういう場が好きそうで現れそうな人という私の偏見と独断に基づいております。
「仮装パーティーの手伝い、ですか?」
マクダエル議長からの直々の要請という事で彼の執務室へと出向けば、その口からは意外な言葉が飛び出した。そのため、パチパチと瞬きをしながらロイドが聞き返せば、そうだ、と頷かれる。
ここ数年は色々あり、そういった催し物どころではなかったのだが、再独立を果たし、クロスベル内に限れば、の話ではあるが情勢も幾分落ち着いているため、久々に賑やかな事をしたい。そこで思い付いたのが、収穫祭を兼ねた仮装パーティーという事らしい。
そして特務支援課には、当日の場内での警備兼手伝いを頼みたいという事で、断る理由もないため二つ返事で引き受ける。
となると次の話題は当然何の仮装をしようかという事だ。
2830マクダエル議長からの直々の要請という事で彼の執務室へと出向けば、その口からは意外な言葉が飛び出した。そのため、パチパチと瞬きをしながらロイドが聞き返せば、そうだ、と頷かれる。
ここ数年は色々あり、そういった催し物どころではなかったのだが、再独立を果たし、クロスベル内に限れば、の話ではあるが情勢も幾分落ち着いているため、久々に賑やかな事をしたい。そこで思い付いたのが、収穫祭を兼ねた仮装パーティーという事らしい。
そして特務支援課には、当日の場内での警備兼手伝いを頼みたいという事で、断る理由もないため二つ返事で引き受ける。
となると次の話題は当然何の仮装をしようかという事だ。
ゆきこ
DOODLE支援課で現パロで鬼ごっこする話?ランロイで引いたお題だったけど支援課の面子で追いかけっこしてる図が思い浮かんでこうなった。何のゼミかとか詳しい事はあまり考えてない。キーアはさすがにロイドの養女は年齢的に無理なので先生の娘って事にした。この後の結果まで一旦書いたけどいまいちまとまらなかったので消した結果短くなってしまった。まだまだ精進が必要ですね。ランディが真顔でサングラスをかけると、「ハンターだ!!」ってロイドが叫んでどったんばったん追いかけっこが始まった
天気が良いからと、セルゲイが受け持っているゼミの仲間は、公園にピクニックにやって来た。
メンバーはセルゲイとその養女であるキーア、助手のランディ、そして学生のロイド、エリィ、ティオ、ノエルに、何故かゼミのメンバーでもないのに入り浸っている(どうもロイドの事を随分気に入っているらしい)ワジも一緒だ。
お弁当は、ロイドがおにぎりにウインナーや卵焼きといったオーソドックスなもの、エリィがサンドイッチをメインとした洋風のものをそれぞれ用意し、レジャーシートを敷いてその上に荷物を置けば、準備は万端整う。
804天気が良いからと、セルゲイが受け持っているゼミの仲間は、公園にピクニックにやって来た。
メンバーはセルゲイとその養女であるキーア、助手のランディ、そして学生のロイド、エリィ、ティオ、ノエルに、何故かゼミのメンバーでもないのに入り浸っている(どうもロイドの事を随分気に入っているらしい)ワジも一緒だ。
お弁当は、ロイドがおにぎりにウインナーや卵焼きといったオーソドックスなもの、エリィがサンドイッチをメインとした洋風のものをそれぞれ用意し、レジャーシートを敷いてその上に荷物を置けば、準備は万端整う。
ゆきこ
TRAINING支援課でごはんにまつわる話。いまいち纏まりきらなかった気もするけど楽しく書けたのでまあいいか。キーアにあーんってされるティオちゃんは可愛いね!特務支援課のリーダー、ロイド・バニングスには悩みがある。
近頃ようやく仲間との距離は縮まってきたと思うのだが、その仲間の食事について少し悩んでいるのだ。
ロイド自身とエリィは全く問題はない。休みの日でも規則正しい生活をし、食事もきちんと取っている。
課長とランディは少しばかり難がある(課長はたまに朝を食べずに出ていくし、ランディは休みの日は起きるのが遅くて朝昼一緒になる事が多い)が、まあまだ良い。
問題はティオで、業務のある日はほぼ一緒に行動するため、少食気味ではあるものの3食ちゃんと食べている。だが、休みの日ともなれば、何かに熱中する余り1食や酷い時には2食抜いたり、あるいは栄養補助食品で済ませてしまうのだ。
2771近頃ようやく仲間との距離は縮まってきたと思うのだが、その仲間の食事について少し悩んでいるのだ。
ロイド自身とエリィは全く問題はない。休みの日でも規則正しい生活をし、食事もきちんと取っている。
課長とランディは少しばかり難がある(課長はたまに朝を食べずに出ていくし、ランディは休みの日は起きるのが遅くて朝昼一緒になる事が多い)が、まあまだ良い。
問題はティオで、業務のある日はほぼ一緒に行動するため、少食気味ではあるものの3食ちゃんと食べている。だが、休みの日ともなれば、何かに熱中する余り1食や酷い時には2食抜いたり、あるいは栄養補助食品で済ませてしまうのだ。
ゆきこ
TRAINING支援課(ノエルと課長を除く)がわちゃわちゃしてる話。本当は課長とノエルも出したかったけど上手く組み込めなかったので無念!なお、課長は場面の外で呆れながら傍観していると思われます。キーアの反抗期かと気を揉む支援課(と書いて親バカと読む)一同最近キーアの帰りが遅い。どこに行っているのか聞いても、はぐらかされてしまう。
近頃、特務支援課の親バ…、保護者組は、そんな悩みを抱えている。
それ以外は至って普通なのだが、とにかくどこに行っているのか、何をしているのか。それだけは頑として言おうとしないのだ。
こうなれば後を尾けるしかないかとも思うが、業務のある日は難しいしキーアは意外と敏い。
ツァイトに頼もうにもこの図体ではどうしたって目立つし、一体どうしたものかと一同が悩んでいると、そこへひょっこりと顔を出したのは、今やアルカンシェルの看板女優でもあるリーシャ・マオだった。
「こんにちは。今日は少し時間があるので顔を出しに来たんですが。…あの、どうかなさいましたか?」
2294近頃、特務支援課の親バ…、保護者組は、そんな悩みを抱えている。
それ以外は至って普通なのだが、とにかくどこに行っているのか、何をしているのか。それだけは頑として言おうとしないのだ。
こうなれば後を尾けるしかないかとも思うが、業務のある日は難しいしキーアは意外と敏い。
ツァイトに頼もうにもこの図体ではどうしたって目立つし、一体どうしたものかと一同が悩んでいると、そこへひょっこりと顔を出したのは、今やアルカンシェルの看板女優でもあるリーシャ・マオだった。
「こんにちは。今日は少し時間があるので顔を出しに来たんですが。…あの、どうかなさいましたか?」
ゆきこ
MOURNING一人称僕なロイド君が書きたかっただけのヤツ。落ちまで考えてたけどロイド君の喋り方が難しくて断念。いずれ書き直したい気持ちはある。記憶が退行したロイド君特務支援課のリーダー、ロイド・バニングスがウルスラ病院に運ばれたのは、頭を強く打った後、意識が戻らなかったからだった。
きっかけはいつもの如く手配魔獣を退治していた時。
ふと何かに気を取られたような素振りを見せ、その隙に魔獣の攻撃を受けて吹っ飛ばされて、近くの壁に頭から叩き付けられたのだ。
他のメンバーは大急ぎで魔獣を倒すとロイドへとかけ寄り、回復のクラフトやアーツをかけるが、意識を取り戻さなかったため、慌ててウルスラ病院へと連絡し、やってきた救急車で運ばれる事態となってしまったのだった。
ウルスラ病院、待合室。
大勢の人が行き交う賑やかな場所だが、その一画では支援課の面々が暗い空気を纏っており、周りの人々も遠巻きにしている。
2069きっかけはいつもの如く手配魔獣を退治していた時。
ふと何かに気を取られたような素振りを見せ、その隙に魔獣の攻撃を受けて吹っ飛ばされて、近くの壁に頭から叩き付けられたのだ。
他のメンバーは大急ぎで魔獣を倒すとロイドへとかけ寄り、回復のクラフトやアーツをかけるが、意識を取り戻さなかったため、慌ててウルスラ病院へと連絡し、やってきた救急車で運ばれる事態となってしまったのだった。
ウルスラ病院、待合室。
大勢の人が行き交う賑やかな場所だが、その一画では支援課の面々が暗い空気を纏っており、周りの人々も遠巻きにしている。