真夜
483_nico
MEMO𝐂𝐨𝐂 ❚ 「真夜中のサルーテ」KPPC:ひる(♑:アーサー=ブレイク=カプリコーン)
PLPC:あしや(♉:アルキオーネ=トーラス)
──────────────────
良さしか詰まってなくて、話しても話したりない
沢山お話しできて本当に嬉しかった~!
tangmocco
MEMO夜中に呟き恥ずかしくなり消した呟きその柔肌を埋める醜悪な軟体の物質 真っ当に対峙するには強大過ぎる享楽 口蓋はとめどなく悲鳴を撒き散らすが 真夜中の虚空が君の全てを衰弱させる
結局何をいってるんですか?
ひのえとり
MOURNING虚淮さんが真夜中にパンケーキ作るおはなし。+翌朝のおはなし。爆炒江湖の风息がスキル極めると「场上所有库克烤+45:料理してるキャラの烤技能+45」となるのが有能だし妄想捗るしでたまらないのです。虚淮さんは烤技能持ってないけど风息と一緒なら簡単な烤レシピ(食パンとか)が作れるようになるのがとてもよい。 7
矢ツ霧アロー
SPOILERゆめのかなたメルアンヌのあとがきとか自分が使ってた資料とかあとがき真夜中にぐだぐだ打ってたので変な事書いてたらすいません。そして提出前に読んでコメントくれた友人や、途中経過見ててくれた人達への感謝を書き忘れました。ハイパー土下座。 5
sasa
TRAINING【カイアサ】吸血鬼パロのようなもの。カイン12〜14歳、アーサーはそれより少し年下くらいのイメージです。
ネトフリの真夜中のミサというドラマに大大大ハマりして連続2周した勢いだけで書きました。パロとかではないけど観た人が読んだら影響受けてるな〜とわかるくらい。
Holy, Holy, Holy聖なるかな、
聖なるかな、
聖なるかな。
聖致命者ファウスト様、
どうかお救いください。
彼を悪よりお救いください。
*
少年の肌は透き通るように白く、まるで肌の内から光を放っているかのようだった。少年の寝室は常に分厚いカーテンによって外界から完全に閉ざされており、日中でも太陽の光は全く入ってこない。暗闇の中で蝋燭の炎が仄かに灯るばかりの室内は、まさに彼のための常夜の国であった。
カインは生来活発な質で、部屋で本を読むよりも外を駆け回るほうが好きだった。それでも少年の待つ小さな部屋へと、カインは足繁く通った。少年は決して外へ出ない。大人たちから落ち着きがないと評されることも多いカインだったが、少年と共にいるときにはただ静かに本を読むことが苦ではなかった。ここにいる限りは、ふたりきり。ふたりのための、常夜の国。
2157聖なるかな、
聖なるかな。
聖致命者ファウスト様、
どうかお救いください。
彼を悪よりお救いください。
*
少年の肌は透き通るように白く、まるで肌の内から光を放っているかのようだった。少年の寝室は常に分厚いカーテンによって外界から完全に閉ざされており、日中でも太陽の光は全く入ってこない。暗闇の中で蝋燭の炎が仄かに灯るばかりの室内は、まさに彼のための常夜の国であった。
カインは生来活発な質で、部屋で本を読むよりも外を駆け回るほうが好きだった。それでも少年の待つ小さな部屋へと、カインは足繁く通った。少年は決して外へ出ない。大人たちから落ち着きがないと評されることも多いカインだったが、少年と共にいるときにはただ静かに本を読むことが苦ではなかった。ここにいる限りは、ふたりきり。ふたりのための、常夜の国。
yuyushinkaz
DONE健全って書かないとRだと思われてしまう題名…(泣き笑い)ハナタイのショートです。
『真夜中は別の顔』
真夜中は別の顔(健全) さっきまでぐっすり眠っていたのに、急に目が覚めた。皆を起こさないようにそおっと布団から出る。立ち上がり、体がまだ眠っているのか少しふらつきながら足を進める。
「わ……っ、とと……」
布団に足を取られ、つんのめりそうになりながら部屋を出た。
部屋に戻ると、隣で寝ていたハナビがアイマスクを外して座っていた。起こしてしまったかとタイジュは焦る。
「ハナビくん」
小声で話しかける。反応がない。眠っているのか?
「……ハナビくん?」
少しボリュームを上げて声をかける。ゆっくりとタイジュの方を向き、目が後から顔を追いかける。タイジュと目が合い、ふ、とハナビは笑った。
「ハナビくん、起こしてしまいましたか? すまねぇです」
870「わ……っ、とと……」
布団に足を取られ、つんのめりそうになりながら部屋を出た。
部屋に戻ると、隣で寝ていたハナビがアイマスクを外して座っていた。起こしてしまったかとタイジュは焦る。
「ハナビくん」
小声で話しかける。反応がない。眠っているのか?
「……ハナビくん?」
少しボリュームを上げて声をかける。ゆっくりとタイジュの方を向き、目が後から顔を追いかける。タイジュと目が合い、ふ、とハナビは笑った。
「ハナビくん、起こしてしまいましたか? すまねぇです」
いなほのほ
DONEヤス不在の🍱⚖️。真夜中のキッチンにて。⚖️とべっこう飴のはなし。
作中のスプーンで混ぜて〜のくだりは衝撃で再結晶した場合じゃりじゃり食感になりやすいというアレです。気にならなければ混ぜても大丈夫。
今回はプロットがありました。
しょばやってなくて腐男子でもない彼氏から突然送られてきたやつです(いや何で?????)
ミリしらにつき自由改変の許可が出ていたので好き勝手に肉付けしました
夜更かしのべっこう飴ぺらり、はらり。
秒針音に時折混じる、紙の擦れる[[rb:微 > かす]]かなノイズ。
「…………ふぅ。」
集中の切れ間にふと顔を上げれば、時刻はもうすぐ午前2時になろうとしていた。
——もう、こんな時間か…。何か、甘いもの……。
リカオは空になったマグカップを片手に、のそのそと立ち上がってキッチンに向かう。
冷蔵庫にはドリンクと、それからキャンディチーズがひとつだけ。リカオは一度扉を閉めて、天井を仰ぎ見る。そのまま深く息を吸って、ゆっくり[[rb:吐 > は]]く。
[[rb:一縷 > いちる]]の望みを抱きながら…今度は冷凍室を開けるも[[rb:氷菓 > アイス]]の類は何もなく。リカオは結局、深々と溜息を[[rb:吐 > つ]]きながら扉を閉める羽目になった。
2646秒針音に時折混じる、紙の擦れる[[rb:微 > かす]]かなノイズ。
「…………ふぅ。」
集中の切れ間にふと顔を上げれば、時刻はもうすぐ午前2時になろうとしていた。
——もう、こんな時間か…。何か、甘いもの……。
リカオは空になったマグカップを片手に、のそのそと立ち上がってキッチンに向かう。
冷蔵庫にはドリンクと、それからキャンディチーズがひとつだけ。リカオは一度扉を閉めて、天井を仰ぎ見る。そのまま深く息を吸って、ゆっくり[[rb:吐 > は]]く。
[[rb:一縷 > いちる]]の望みを抱きながら…今度は冷凍室を開けるも[[rb:氷菓 > アイス]]の類は何もなく。リカオは結局、深々と溜息を[[rb:吐 > つ]]きながら扉を閉める羽目になった。
ガー
DOODLEお化けが出るのは真夜中過ぎリバーに来るせーいちろー(出所後)
せーいちろーさんは金カム家永のように獄中で皆んなの生気を吸ってるから年取らへんねん マイアース
組合の人らはこいつやばいやつだって肌で感じているのでいつも遠巻き
天然くにちゃんは綺麗な人やなあ?て思てる
せーいちろー関西弁も合うと思うw
&配信してくれるメスお兄さんも
(顔が決まらん描き直したい泣
&くにちゃん詰め 5
mitochiyo
DONE今週のネロファウ「真夜中のキッチン」真夜中のキッチン 深い夜。建物全体が眠ったような静けさに足音も溶け込む。目が覚めて喉が渇いていた。自室の水差しにはまだ半分程水が残っていたが、足がキッチンへ向かった。月は随分と高い位置にいるのにその輝きと大きさのせいでキッチンの中は夕闇に置き去りにされたような暗さと明るさの間にあった。影もまるで生まれたばかりのようにぼんやりとしている。
作業台の側にある椅子に座って喉を潤した。今夜は本当に静かだ。日が昇っている間のこの場所とは別世界のようにも思えた。
ふと、鍋が目に付く。朝食用のスープの仕込みだろうか。誰よりも早く誰よりも遅くまでこの場所にいる数時間前の彼を想像する。鍋の前に立ち、火加減を見つつ時折混ぜ込み、小皿に取って一口味見する。うーん、と首を傾げて綺麗に並べられた調味料の瓶に手を伸ばす。迷わず一つを手に取り、鍋に少量振り入れた。何度目かの味見で静かに笑い、火を消す。鍋に蓋をして寝かせる。道具を洗い、水を切った皿を拭く。食器棚へ皿をしまう。作業スペースを布巾で拭く。床にゴミが落ちていないか確認する。汚れていれば軽く掃除。使った布巾を洗い、布巾用の物干しに広げた。両手を腰につけて辺りを見渡して頷く。エプロンの結び目を解き、手早く折り畳む。畳んだエプロンを片手に掛けて、キッチンを出ていく。
882作業台の側にある椅子に座って喉を潤した。今夜は本当に静かだ。日が昇っている間のこの場所とは別世界のようにも思えた。
ふと、鍋が目に付く。朝食用のスープの仕込みだろうか。誰よりも早く誰よりも遅くまでこの場所にいる数時間前の彼を想像する。鍋の前に立ち、火加減を見つつ時折混ぜ込み、小皿に取って一口味見する。うーん、と首を傾げて綺麗に並べられた調味料の瓶に手を伸ばす。迷わず一つを手に取り、鍋に少量振り入れた。何度目かの味見で静かに笑い、火を消す。鍋に蓋をして寝かせる。道具を洗い、水を切った皿を拭く。食器棚へ皿をしまう。作業スペースを布巾で拭く。床にゴミが落ちていないか確認する。汚れていれば軽く掃除。使った布巾を洗い、布巾用の物干しに広げた。両手を腰につけて辺りを見渡して頷く。エプロンの結び目を解き、手早く折り畳む。畳んだエプロンを片手に掛けて、キッチンを出ていく。
neko
DOODLEニル主。「真夜中の来訪者」と対になっている話。
どちらから読んでも大丈夫・・・なように・・・している・・・つもりです・・・。
いちゃいちゃしてるニル主はいいですね。書いてて楽しい。
早朝の住人達 目を覚ますと、そこには目映いほどの光景が広がっていた。
窓から注がれる朝日のきらめき。レースのカーテンを揺らす涼やかな風。
清潔に保たれた白いシーツ。柔らかく上質な毛布。
それらに包まれている黒真珠の肌を惜しげもなく陽の下に晒して眠る彼。
得も言われぬ美しさがそこにはあった。
「…僕はいつの間に楽園の扉を開いたんだ?」
そんな一言が呆然としているニールの口からポロッと転がり出ていた。
この場に第三者が存在してそれを聞いていたならば間違いなく何を言っているんだと吹き出すか、張り手を繰り出して突っ込むかの行動をしたであろう。当然ながら、そんな者はいない。ここは厳重に守られたセキュリティールームであり、尚且つ自分以外に彼のこんなあられもない姿を見る者がいたら罪深き二つの目玉を瞬時に抉り抜いて絶命させるからである。
3400窓から注がれる朝日のきらめき。レースのカーテンを揺らす涼やかな風。
清潔に保たれた白いシーツ。柔らかく上質な毛布。
それらに包まれている黒真珠の肌を惜しげもなく陽の下に晒して眠る彼。
得も言われぬ美しさがそこにはあった。
「…僕はいつの間に楽園の扉を開いたんだ?」
そんな一言が呆然としているニールの口からポロッと転がり出ていた。
この場に第三者が存在してそれを聞いていたならば間違いなく何を言っているんだと吹き出すか、張り手を繰り出して突っ込むかの行動をしたであろう。当然ながら、そんな者はいない。ここは厳重に守られたセキュリティールームであり、尚且つ自分以外に彼のこんなあられもない姿を見る者がいたら罪深き二つの目玉を瞬時に抉り抜いて絶命させるからである。
あるぱ
DONE一次創作/誕生日になると別れた彼女からハガキが送られてくる男の真夜中午前三時(BLではない)誕生日効果って知ってる? 誕生日には死亡する確率が上がるらしい。そう言っていたのは倫子で倫子は五年前俺が付き合っていた女で、俺と別れたあとはドイツで暮らしている。ドイツのシュヴァルツヴァルトとかいう広大な森のなかにある都市で働いているそうで、時々送られてくるポストカードにはいつも真っ黒な森の写真が印刷されている。思い出してもおかしな女だった。とにかく洋服の趣味は普通とはかけ離れていて、その上言うことが突飛だ。真夏にスキーをしたいといい、その足で実際南半球にスキーをしにいくような女だった。平凡な俺に付き合いきれるわけもなかった。
コンビニの前の自動販売機はなぜかだいたい売り切れていて、冷たいブラックコーヒーしかない。俺は舌打ちしながら硬貨を投入してボタンを押す。いつもコンビニで買えばいいのに、出てから気がつくのでまたレジに並ぶのが億劫になってしまう。俺はカフェオレ党なのに。
2673コンビニの前の自動販売機はなぜかだいたい売り切れていて、冷たいブラックコーヒーしかない。俺は舌打ちしながら硬貨を投入してボタンを押す。いつもコンビニで買えばいいのに、出てから気がつくのでまたレジに並ぶのが億劫になってしまう。俺はカフェオレ党なのに。
晴れ🌞
DONEガスマリワンライ「真夜中」「熱」(+1h)押忍ガスマリですがずっとモブ男子大学生目線です。ガスマリほぼ出ません…
一瞬ですがそういうシーンがあるのでR18でお願いします!
🍃🌹「朝早くからすみません。上の階の者なんですが、先ほどベランダに洗濯物を落としてしまったのでお伺いしました」
深夜までのコンビニバイト明けの目に朝日が眩しい。いや、眩しいのは朝日のせいだけではない。あくびを咬み殺しながら玄関を開けたら、そこにめちゃめちゃかわいい子が立っていた。
(まじか、オレの上の階に住んでるのこんなかわいい子だったのかよ。なんでクソダサいTシャツのまま寝ちゃったんだよ昨日のオレ……いや、この子もなかなか尖ったTシャツ着てるけど、なんで“Take it easy”……?)
「あの、すみませんが落としてしまったシャツを取っていただいてもいいでしょうか?」
「あ、あぁ!すぐ取ってきます!そこで待ってて!」
3472深夜までのコンビニバイト明けの目に朝日が眩しい。いや、眩しいのは朝日のせいだけではない。あくびを咬み殺しながら玄関を開けたら、そこにめちゃめちゃかわいい子が立っていた。
(まじか、オレの上の階に住んでるのこんなかわいい子だったのかよ。なんでクソダサいTシャツのまま寝ちゃったんだよ昨日のオレ……いや、この子もなかなか尖ったTシャツ着てるけど、なんで“Take it easy”……?)
「あの、すみませんが落としてしまったシャツを取っていただいてもいいでしょうか?」
「あ、あぁ!すぐ取ってきます!そこで待ってて!」
ねねねのね
SPUR ME試しに投稿してみる。副タイトル・真夜中の杏さん小芭さん (それじゃ腐向けだよ、タイトル詐欺だよ😂)
煉獄歌舞伎 千両役者ああ。人生を巻き戻したい。
この時ほどそう、思ったことはなかった。今のこの知識を持ったまま、十代の頃に巻き戻りたい。そうすれば私は『あの時』選択を間違ったりしなかっただろう。
ほんの少しの無知、ちょっとしたすれ違い、そんなもので人生の舵は簡単に変わってしまう。それはいい方向のこともあるし、悪い方向の時もある。けれども大概は、あの時が分かれ目だった、と気づいた時には、すでにどうしようもないくらい進んでしまっている。全ては後の祭りなのだ。
彼は、平伏し頭を地面につけたまま、畳の匂いを吸い込んだ。真新しい藺草の青臭い匂いに混じって、微かに香る甘い匂い。それは彼の前に居るあるじが放つ香りだった。どこでも嗅いだことのない、高貴さと酷薄さが混じった匂い。あるじの匂いは誰とも違う、唯我独尊の匂いであった。
2772この時ほどそう、思ったことはなかった。今のこの知識を持ったまま、十代の頃に巻き戻りたい。そうすれば私は『あの時』選択を間違ったりしなかっただろう。
ほんの少しの無知、ちょっとしたすれ違い、そんなもので人生の舵は簡単に変わってしまう。それはいい方向のこともあるし、悪い方向の時もある。けれども大概は、あの時が分かれ目だった、と気づいた時には、すでにどうしようもないくらい進んでしまっている。全ては後の祭りなのだ。
彼は、平伏し頭を地面につけたまま、畳の匂いを吸い込んだ。真新しい藺草の青臭い匂いに混じって、微かに香る甘い匂い。それは彼の前に居るあるじが放つ香りだった。どこでも嗅いだことのない、高貴さと酷薄さが混じった匂い。あるじの匂いは誰とも違う、唯我独尊の匂いであった。
MuRon_2
DONE🌺金糸雀先生との共通お題テーマ「海の家(真夜中編)」合同ペーパーお隣の金糸雀先生との共通合同テーマ「海の家」を真夜中陣営で
わいわいさせていただきました2頁のペーパーです。フラのの。
お隣の金糸雀先生のペーパー作品も合わせて楽しんで頂けたなら幸いです。 2
seiyuusuki2525
DOODLE※まだ付き合ってない頃のぴゅあぴゅあな同棲時代のユモ※両片思い
真夜中の熱帯夜、眠れなくて起きてしまったふたりが夜中のコンビニへ行ってアイスを買いに行く。
半分こ今日は熱帯夜だ。
既に日付が変わり、深夜帯の時間なのに蒸し蒸しとした熱気が部屋中を覆い尽くしていた。
いつもは窓を開けながら扇風機を首振り設定にして眠っているのに、今回ばかりは扇風機の不調により外からの空気でしか涼しさを得ることが出来なかった。
しかも熱帯夜だけあって外からの空気も暑く、寝苦しい時間を過ごしていた。
「……ん…眠れない…」
畳の上に薄めの敷布団を敷き、その上に、これも薄い掛け布団を羽織っていたが、あまりの暑さに耐えきれず、モモは掛け布団を剥がし熱を放出させた。
そしてムクリと起き上がり、手を団扇の代わりにパタパタと仰ぎながらシャツの隙間から風を送る。
暑さを凌ぐため台所へ行き水分を取ろうと起き上がった時、隣で寝ていた相方が薄い掛布団から身動ぎをし、目を覚ました。
2110既に日付が変わり、深夜帯の時間なのに蒸し蒸しとした熱気が部屋中を覆い尽くしていた。
いつもは窓を開けながら扇風機を首振り設定にして眠っているのに、今回ばかりは扇風機の不調により外からの空気でしか涼しさを得ることが出来なかった。
しかも熱帯夜だけあって外からの空気も暑く、寝苦しい時間を過ごしていた。
「……ん…眠れない…」
畳の上に薄めの敷布団を敷き、その上に、これも薄い掛け布団を羽織っていたが、あまりの暑さに耐えきれず、モモは掛け布団を剥がし熱を放出させた。
そしてムクリと起き上がり、手を団扇の代わりにパタパタと仰ぎながらシャツの隙間から風を送る。
暑さを凌ぐため台所へ行き水分を取ろうと起き上がった時、隣で寝ていた相方が薄い掛布団から身動ぎをし、目を覚ました。
takibi0308
DONE誘い文句はもっと考えろ五悠
五条先生、悪意を向けられたり打算で労われたりすることはあってもまごごろをもって労われることは滅多になさそうと思ったりしたお話
真夜中にお茶会してるだけ
誘い文句はもっと考えろ「ねぇ悠仁、僕とちょっと悪いことしない?」
大きな口許の両端がいまこのとき夜空に浮かぶ妖しげな三日月めいた弧を描いてつり上がる。
世間一般の環境とはかけ離れた呪術師育成の専門校。いくら非日常が常であっても仮にも教員であり、師でもあり、自身の担任でもある当代最強とされる呪術師の口から飛び出た突拍子もないひとことに
「へ…?」
なんとも間の抜けた単語にもならない音で悠仁は返事をすることしかできなかった。
高速道路のアスファルトの真上でも寝られるという自信のある者でも寝付きの浅い夜のひとつやふたつはあるもので。今日は悠仁にとってそのような夜だったらしい。
ごろごろと寝返りをうちつつ、目を瞑れどいくら待っても訪れない眠気に痺れを切らした。
4194大きな口許の両端がいまこのとき夜空に浮かぶ妖しげな三日月めいた弧を描いてつり上がる。
世間一般の環境とはかけ離れた呪術師育成の専門校。いくら非日常が常であっても仮にも教員であり、師でもあり、自身の担任でもある当代最強とされる呪術師の口から飛び出た突拍子もないひとことに
「へ…?」
なんとも間の抜けた単語にもならない音で悠仁は返事をすることしかできなかった。
高速道路のアスファルトの真上でも寝られるという自信のある者でも寝付きの浅い夜のひとつやふたつはあるもので。今日は悠仁にとってそのような夜だったらしい。
ごろごろと寝返りをうちつつ、目を瞑れどいくら待っても訪れない眠気に痺れを切らした。