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    natukimai

    DONE99歳で大往生した宇髄が地獄へ行って妓夫太郎とダベるだけのお話です。
    アニメの「あのセリフ」について悶々とした結果、生まれました。宇妓なんですが、ものすごーーくカプ色が薄いので萌え成分はないかな?いや!この二人が並んでおしゃべりしているだけで十分萌えなんですけど!わたしてきには!ここから始まる二人の地獄ライフ!ってことで!
    初出:PIXIV 2022年3月6日
    地獄で茶飲み話でもしようか自分を見下ろす、沢山の取り囲む人の顔があった。
     窓から差す光は暖かい色を帯びて、どこか物寂しげで。思い思いの感情をこめて自分を見下ろす人々の顔を照らしてた。
     誰もが目に一杯の涙を溜めて、「よく頑張ったねぇ」と褒めてくれる。
    「大震災を生き抜き、太平洋戦争をくぐり抜けてきた。父さんの生き方は私たちの誇りです」
    「長い間、頑張って……本当にありがとうございます」
     甲高い電子音がゆっくりと生命の終わりを告げる。
     ああ、こんな最期を迎えられることが出来るなんて、あの頃は想像もつかなかった。
    「これだけ命を残すことが出来たんだ。地獄なんて行けないよ、父さん」
    「子供が8人に孫が18人、玄孫が6人。充分だよねぇ」
    「じいじの口癖は『どうせ、俺は地獄に行く』だったけど」
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    伊那弥彪

    MOURNING青い鳥にアップしたドラマパロ宇妓小ネタ集。キャラ違い注意、何でも許せる方向け、「キメツのお仕事」の設定です。
    謝花妓夫太郎・本職はスーツアクターやスタントマン。生まれつき顔に痣がある為、顔出しの役を引き受けるのは最初躊躇ったが、妓夫太郎のキャラ設定が自分と被り引き受ける。メチャクチャ身体能力高い。性格メチャクチャ優しい。
    宇髄天元・モデルと俳優をこなす超人気イケメンアクション俳優。通称うずてん。
    ドラマパロ小ネタ集(箇条書き)ド派手に参上だぜ!


    休日偶然ゲーセンの前を通り掛かった妓。目に飛び込んできたのでは特大の宇髄ぬいぐるみのクレーンゲーム。「取ろうとしてっとこ見られたら恥ずぃなぁ…」と思いながらも、ウズウズしてしまって、「……1回だけなら」とクレーンゲームにお金を投入。「最近のは1回じゃ取れないからなぁぁ」と半ば諦めながらやるが、意外や意外。クレーンはガッシリと宇髄ぬいをホールド。「……いやいや。こういうのって、クレーンが緩かったりで途中で落とs…」そのまま景品Get口へ落ちていく宇髄ぬい。妓の元へとやって来た宇髄ぬい。待たせたな!と言っているような宇髄ぬい。
    「………」
    無言のまま、心の中でヨッシャッ!と叫び、ガッツポーズする妓。そして宇髄に「天元君のぬいぐるみ1回でGetできたよ!」とLINE送る妓。そのまま特大宇髄ぬいを嬉しそうに抱き締めながら帰る妓。
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    伊那弥彪

    DONE鬼化if宇妓、宇鬼化、モブ鬼♀出てきます、何でも許せる方向け。
    下弦様シリーズ。下弦様は結構性格悪いです。
    訳あり下弦様の愛しい者その鬼は恋に落ちた。鬼狩りと出会し、頸を斬られようとしたその時、颯爽と現れた鬼に…。
    美しいと思った。月の光に照らされたその白髪は銀糸のように輝いて靡き、血の海に沈んだ鬼狩りを見つめる赤い瞳はまるで宝石のように煌めいていて……その瞳に刻まれた文字を見た瞬間、鬼は胸を高鳴らせた……

    「下弦の壱、様……」

    十二鬼月…鬼ならば目指したい称号……その称号を得た鬼を、彼女は今日も探す。
    あの時、少しだけ会話をした。「助けていただき、ありがとうございます」と告げれば「ん?…あぁ、別に構わねぇよ」と微笑みを浮かべて返してくれた下弦の壱…たったそれだけの会話だったが、彼女にとってその一時が今も忘れられない…。
    下弦の壱はこの森をよく通る。遊郭・吉原の街を見下ろせるこの森を。その姿を何度も目にした。目にしては話し掛けようとしたが、その度に颯爽とその場から街へと降りていく下弦の壱。その速さは目で追うことができない程で、彼がこの場からどこに行ったのかは毎度分からずにいた。今日こそはッと意気込む彼女。自身の容姿には自信がある。整った顔、男が欲するような肉付きの良い身体…人間の男を虜にしてきた彼女ならではの自信だった。あの方もきっと自分を気に入ってくれる筈ッ…と自分に向けてくれた微笑みを思い浮かべる。その微笑みにうっとりとしていて、彼女は気付かなかった……背後に迫る異様な雰囲気に……
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    伊那弥彪

    DONE現パロ宇兄弟×妓、宇妓、宇弟妓。青い鳥である方のツイートに影響受けて書いたチャラ男クズ宇兄弟ネタ。何でも許せる方向け。チャラいかクズいかは知らん!
    クズ兄弟に挟まれてどうしてこうなったのだろうと少女は考えた…考えても考えても答えは出ない。自分はただ、カラオケでストレス発散をしたかっただけだ。辛い毎日…溜まる鬱憤…それを唯一発散できるのがヒトカラだったのに…

    「あれ?もう歌わねぇの?君の歌声もっと聞かせてくれよ」
    「…この曲とか良いんじゃないか?」

    ソファーに座る少女を2人の大柄な男が挟んで座っている。1人は、艶のある長い白髪を結び、左眼に赤いタトゥーを施した男…もう1人は、黒の短髪で常に表情を崩さない男…その2人の男はそっくりな顔からして血縁である事は伺える。
    少女はこの2人と一緒に来たわけではない。先程も言ったが1人でこのカラオケにやって来た。歌い始めて十数分経った頃か…部屋のドアが突然開いたのは。少女がまず思ったのは、店員の存在だった。自分は何も頼んでいないが、部屋を間違えたのかな?と…だが、振り向いた先にいたのは、店員とは思えない私服を着たこの2人組だった。少女は硬直した。見ず知らずの男2人が急に入室してきたのだから当たり前だ。少女は勇気を振り絞り、「へ、部屋間違えてますよ」と告げた。だが、白髪の男はニッコリと笑って「いいや?間違えてねぇよ?」と答え、そのまま少女の隣に座った。黒髪の男もそれに続き、白髪の男の反対側に座っては、2人で少女を挟む形を取る。突然の事で少女はただただ身体を硬直させた。意味が分からない…と。
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