妓
伊那弥彪
DONE宇妓(♀)、妓女体化、何でも許せる方向け鬼妓(♀)ちゃん幸せにしたくて。
お前の魅力は俺が知ってる吉原近くの出会茶屋で、密会をする二人がいた。
銀糸のような艶のある白髪の美丈夫鬼殺隊音柱・宇髄天元は、色鮮やかな着流しに身を包んで密会の部屋へと入る。そこには、小柄な者が紺色の着流しに身を包んで座っていた。
「お前、また男物着てきたのか?」
「はぁ?俺が着るんだ。男物に決まってんだろぉ」
そう眉間にシワを寄せ、甲高い声で反論してきたのは上弦の陸・妓夫太郎。姉弟鬼の姉である。
「いや女物着てこいよ。勿体無ぇな」
「俺が似合うわけねぇだろぉ?」
「似合うに決まってんだろ。俺の目を疑うのか?」
宇髄は妓夫太郎の前に片膝をついて、妓夫太郎の顎をクイッと指で上げ、視線を自分に向けさせては、その宝石のような赤い瞳を見つめさせる。
3045銀糸のような艶のある白髪の美丈夫鬼殺隊音柱・宇髄天元は、色鮮やかな着流しに身を包んで密会の部屋へと入る。そこには、小柄な者が紺色の着流しに身を包んで座っていた。
「お前、また男物着てきたのか?」
「はぁ?俺が着るんだ。男物に決まってんだろぉ」
そう眉間にシワを寄せ、甲高い声で反論してきたのは上弦の陸・妓夫太郎。姉弟鬼の姉である。
「いや女物着てこいよ。勿体無ぇな」
「俺が似合うわけねぇだろぉ?」
「似合うに決まってんだろ。俺の目を疑うのか?」
宇髄は妓夫太郎の前に片膝をついて、妓夫太郎の顎をクイッと指で上げ、視線を自分に向けさせては、その宝石のような赤い瞳を見つめさせる。
伊那弥彪
DONE学パロ宇妓最近、妓が猫になってきている。
甘えるお前、甘やかす俺放課後の美術準備室で、部屋の主が持ち込んだ大きめのソファーに座り、互いの肩をくっつけ合う2人。
1人は部屋の主である美術教師・宇髄天元。もう1人は3年の生徒・謝花妓夫太郎。2人は特に何も話さぬまま、互いにスマホを弄っては宇髄の用意した菓子を食べたり、ペットボトルのお茶や紙パックジュースを飲んだりと個々の時間を過ごしていた。
そんな状態に飽きてきたのか、妓夫太郎はスマホの画面を閉じ、ポフッと頭を宇髄の肩に乗せてくる。妓夫太郎のくせ毛が頬に触れ、宇髄はスマホから視線を妓夫太郎へと移す。
「どうした?」
「ん〜…」
宇髄の問いに妓夫太郎は答えぬまま、頭をグリグリと宇髄の肩に押し付けてくる。まるで猫が構って欲しいような仕草をしてくる妓夫太郎に、宇髄は思わずクスッと笑ってしまう。
20971人は部屋の主である美術教師・宇髄天元。もう1人は3年の生徒・謝花妓夫太郎。2人は特に何も話さぬまま、互いにスマホを弄っては宇髄の用意した菓子を食べたり、ペットボトルのお茶や紙パックジュースを飲んだりと個々の時間を過ごしていた。
そんな状態に飽きてきたのか、妓夫太郎はスマホの画面を閉じ、ポフッと頭を宇髄の肩に乗せてくる。妓夫太郎のくせ毛が頬に触れ、宇髄はスマホから視線を妓夫太郎へと移す。
「どうした?」
「ん〜…」
宇髄の問いに妓夫太郎は答えぬまま、頭をグリグリと宇髄の肩に押し付けてくる。まるで猫が構って欲しいような仕草をしてくる妓夫太郎に、宇髄は思わずクスッと笑ってしまう。
伊那弥彪
DONE宇妓、直接描写は無いけどヤッてる、何でも許せる方向け最近少しスランプ気味
幸せな音を奏でようもし俺がもっと早く生まれていたのなら、お前を救えただろうか…
もしお前がもっと遅くに生まれていたのなら、俺がお前の元に行けただろうか…
そんな事考えても無駄だという事は分かってる。
お前が今まで食らってきた命は数知れない。
それは決して許されない事だ。
だが、俺だけはお前を許しても良いんじゃないか。
俺だけはお前を幸せにしても良いんじゃないか。
愛おしそうに俺を見つめ、俺に救いを求める手を差し伸べてくるお前を…。
俺はその手をそっと握り締める。
握り締めて、お前の唇に唇を落としていく。
重なる身体。感じる体温。
この体温を感じる度に、嗚呼…お前に出会えて良かったと思う。
人と鬼…決して交わる事が許されないと知っていても、俺はもう止まらない。止まれねぇんだ。
1715もしお前がもっと遅くに生まれていたのなら、俺がお前の元に行けただろうか…
そんな事考えても無駄だという事は分かってる。
お前が今まで食らってきた命は数知れない。
それは決して許されない事だ。
だが、俺だけはお前を許しても良いんじゃないか。
俺だけはお前を幸せにしても良いんじゃないか。
愛おしそうに俺を見つめ、俺に救いを求める手を差し伸べてくるお前を…。
俺はその手をそっと握り締める。
握り締めて、お前の唇に唇を落としていく。
重なる身体。感じる体温。
この体温を感じる度に、嗚呼…お前に出会えて良かったと思う。
人と鬼…決して交わる事が許されないと知っていても、俺はもう止まらない。止まれねぇんだ。
伊那弥彪
DONE学パロ宇妓(♀)、妓女体化学パロでは初めてのにょた妓ちゃん。
友達感覚もうすぐ午後の授業のチャイムが鳴ろうとしている頃、午後は授業の予定が無い美術室へやって来た生徒がいた。
「うぅぅずぅぅいぃぃぃぃ……」
「いやお前、何今にも死にそうな顔して来てんだよ…」
明日の授業の準備を始めようとしていた美術教師・宇髄は、青ざめた顔をしてやって来た3年の女子生徒・謝花妓夫太郎を心配そうに見つめた。体がきついのかいつも以上の猫背で、小柄な体が更に小さくなってしまっている妓夫太郎。フラフラと覚束ない足取りで宇髄の側にやって来ては、ボフッとその逞しい胸に顔を埋めていく。
「オイッ。大丈夫かッ?」
「うぅぅ…大丈夫じゃねぇ…だから準備室で寝かせてくれぇぇ…」
「いや、そんなきちぃなら保健室で寝た方が良いだろ。連れてってやっからよ」
3086「うぅぅずぅぅいぃぃぃぃ……」
「いやお前、何今にも死にそうな顔して来てんだよ…」
明日の授業の準備を始めようとしていた美術教師・宇髄は、青ざめた顔をしてやって来た3年の女子生徒・謝花妓夫太郎を心配そうに見つめた。体がきついのかいつも以上の猫背で、小柄な体が更に小さくなってしまっている妓夫太郎。フラフラと覚束ない足取りで宇髄の側にやって来ては、ボフッとその逞しい胸に顔を埋めていく。
「オイッ。大丈夫かッ?」
「うぅぅ…大丈夫じゃねぇ…だから準備室で寝かせてくれぇぇ…」
「いや、そんなきちぃなら保健室で寝た方が良いだろ。連れてってやっからよ」
伊那弥彪
DONE隊士if宇妓(♀)、妓女体化、何でも許せる方向け。かなり趣味に走った作品。好き勝手に書いてますごめんなさい。
誰が被害者?「嫌だ!離せッ!離せぇぇえッ!!」
床に這いつくばり、手足をジタバタと激しく動かしては自分に覆い被さる者に必死に抵抗する妓夫太郎…。普段強気な彼女のその目には薄っすらと涙が浮かんでいる。
「嫌だッ!ヤダッ!ヤダヤダヤダァァァッ!!」
「駄々こねてんじゃねぇよ。大人しくしやがれ」
妓夫太郎に冷たい言葉が落ちてくる…それは、いつもは優しい言葉をくれる人…音柱・宇髄は、冷めた様な視線を妓夫太郎へ向けて、床に這いつくばる彼女の小さな身体を組み敷いていく。
「ヤダッ!ヤダヤダヤダァァァッ!本当に嫌だってばぁぁぁぁッ!!柱ぁぁぁぁッ!!」
妓夫太郎の目から大粒の涙が溢れ始める。それでも宇髄は妓夫太郎の身体を離さない。決して…
2873床に這いつくばり、手足をジタバタと激しく動かしては自分に覆い被さる者に必死に抵抗する妓夫太郎…。普段強気な彼女のその目には薄っすらと涙が浮かんでいる。
「嫌だッ!ヤダッ!ヤダヤダヤダァァァッ!!」
「駄々こねてんじゃねぇよ。大人しくしやがれ」
妓夫太郎に冷たい言葉が落ちてくる…それは、いつもは優しい言葉をくれる人…音柱・宇髄は、冷めた様な視線を妓夫太郎へ向けて、床に這いつくばる彼女の小さな身体を組み敷いていく。
「ヤダッ!ヤダヤダヤダァァァッ!本当に嫌だってばぁぁぁぁッ!!柱ぁぁぁぁッ!!」
妓夫太郎の目から大粒の涙が溢れ始める。それでも宇髄は妓夫太郎の身体を離さない。決して…
伊那弥彪
DONE隊士if宇妓、妓隊士化、色々捏造、何でも許せる方向け。書きたいものを書いた。最後にあとがき的なもの書いてます。
色とりどりの空を見つめよう全てが終わった。鬼舞辻無惨はもうこの世にいない。
鬼殺隊の存在意義も無くなり、隊は解散した。
『鬼に恨みはねぇ。鬼狩りが性に合ってた。んで賃金も貰える。だから俺は隊に入ったんだ』
そう言っていた鬼殺隊屈指の男・謝花妓夫太郎は、着流しに身を包んで遠くの空を見つめていた。
「こんなとこに居たか」
妓夫太郎の背中に語り掛けてきたのは、音柱・宇髄天元。彼もまた、着流しに身を包んでいた。
彼等がもうあの服を着る事はない。長年着続けたあの黒い隊服を。
「何の用だぁ、色男ぉ」
宇髄に声を掛けられても、妓夫太郎は後ろを振り向く事をせず、ただじっと空を見つめ続けている。
「迎えに来たに決まってんだろ」
「誰を」
「いや、お前以外に誰がいんだ」
4298鬼殺隊の存在意義も無くなり、隊は解散した。
『鬼に恨みはねぇ。鬼狩りが性に合ってた。んで賃金も貰える。だから俺は隊に入ったんだ』
そう言っていた鬼殺隊屈指の男・謝花妓夫太郎は、着流しに身を包んで遠くの空を見つめていた。
「こんなとこに居たか」
妓夫太郎の背中に語り掛けてきたのは、音柱・宇髄天元。彼もまた、着流しに身を包んでいた。
彼等がもうあの服を着る事はない。長年着続けたあの黒い隊服を。
「何の用だぁ、色男ぉ」
宇髄に声を掛けられても、妓夫太郎は後ろを振り向く事をせず、ただじっと空を見つめ続けている。
「迎えに来たに決まってんだろ」
「誰を」
「いや、お前以外に誰がいんだ」
伊那弥彪
DONE0721の日短編宇妓2本、1話目継子if、2話目宇犬化パロ。何でも許せる方向け。パッと思い付いてササッと書いた短文2本です。
0721の日短編2本継子if
「やけに長風呂だなぁと思ったら…」
ニヤニヤと意地の悪い笑みを浮かべ、宇髄は浴室の扉に寄り掛かっては湯船に浸かっている継子・妓夫太郎を見つめていた。見つめられている妓夫太郎は顔を真っ赤にして顔半分をお湯に沈めてしまっている…顔が真っ赤なのは決してのぼせているわけではない。
「そんな恥ずかしがんなよ。自慰なんて誰だってやってんだから」
「言うなぁぁぁッ」
師である宇髄に自身の恥ずかしい行為を見られ、いたたまれなくなった妓夫太郎はブクブクと泡を立てながら顔全部を沈めていく。湯船には妓夫太郎の黒髪がゆらゆらと浮き、そんな妓夫太郎に宇髄はクスクスと笑って服を脱いでいく。
「ほら。溺死する前に顔出せよ」
お湯の中、かろうじて聞こえた宇髄の声に妓夫太郎は顔を出して上目で視線を向ける。そこには髪を解き、筋肉隆々の身体を顕にした師匠の姿。よく目にしているその美しいまでの肉体を、妓夫太郎は今は直視できずに視線を逸らしてしまう。
2352「やけに長風呂だなぁと思ったら…」
ニヤニヤと意地の悪い笑みを浮かべ、宇髄は浴室の扉に寄り掛かっては湯船に浸かっている継子・妓夫太郎を見つめていた。見つめられている妓夫太郎は顔を真っ赤にして顔半分をお湯に沈めてしまっている…顔が真っ赤なのは決してのぼせているわけではない。
「そんな恥ずかしがんなよ。自慰なんて誰だってやってんだから」
「言うなぁぁぁッ」
師である宇髄に自身の恥ずかしい行為を見られ、いたたまれなくなった妓夫太郎はブクブクと泡を立てながら顔全部を沈めていく。湯船には妓夫太郎の黒髪がゆらゆらと浮き、そんな妓夫太郎に宇髄はクスクスと笑って服を脱いでいく。
「ほら。溺死する前に顔出せよ」
お湯の中、かろうじて聞こえた宇髄の声に妓夫太郎は顔を出して上目で視線を向ける。そこには髪を解き、筋肉隆々の身体を顕にした師匠の姿。よく目にしているその美しいまでの肉体を、妓夫太郎は今は直視できずに視線を逸らしてしまう。
伊那弥彪
DONE隊士ifにょた化宇妓、妓隊士化、妓女体化、梅男化(本人登場無し)、何でも許せる方向けたまにはこんなにょた妓ちゃん書きたい。にょた妓は身長148cmの小柄なイメージです。
一大事春の心地良い日和…自身の屋敷の縁側で宇髄はお茶をしていた。日が暮れれば再び鬼狩りの任務に出掛けなければならない。ゆっくりと過ごせる内はゆっくりしなきゃな…と、目を閉じては長閑な空気を楽しむ。
聴覚の優れた宇髄の耳には、春の穏やかな音だけが聞こえ……
「……ん?」
たまには穏やかな音を楽しむかと思っていたが、何やらけたたましい音がこちらに近付いてくるのを感じた宇髄は目を開き、屋敷の塀へと視線を向けた。その瞬間…
「柱ぁぁぁぁぁぁッ!!!!」
ピョンと身軽な動きで高い塀を乗り越えて来たかと思えば、一瞬の速さで宇髄の懐に突進してきた黒い小柄な影…その小柄な影を宇髄はその逞しい胸で受け止め、深い溜め息をつく。
「妓夫太郎…お前なぁぁ…」
3660聴覚の優れた宇髄の耳には、春の穏やかな音だけが聞こえ……
「……ん?」
たまには穏やかな音を楽しむかと思っていたが、何やらけたたましい音がこちらに近付いてくるのを感じた宇髄は目を開き、屋敷の塀へと視線を向けた。その瞬間…
「柱ぁぁぁぁぁぁッ!!!!」
ピョンと身軽な動きで高い塀を乗り越えて来たかと思えば、一瞬の速さで宇髄の懐に突進してきた黒い小柄な影…その小柄な影を宇髄はその逞しい胸で受け止め、深い溜め息をつく。
「妓夫太郎…お前なぁぁ…」
伊那弥彪
DONEお題箱から頂いたお題の現パロ宇妓、同性婚が普通にある。お題→専業主夫妓夫太郎だったのに、ただの宇妓夫夫イチャラブになりました。
宇髄夫夫のとある朝の出来事「お前に苦労はさせねぇ。辛い思いもぜってぇさせねぇ。だから俺の嫁になれ、妓夫太郎」
妹が自立した年に恋人から贈られたのは、青い宝石の付いた指輪と誓いの言葉だった。「嫁になれ」という横柄な感じにも受け取れるプロポーズ…そんなプロポーズに妓夫太郎は「アンタらしいなぁぁ」と満面の笑みを浮かべて、差し出された指輪を受け取り、恋人・天元からのプロポーズを承諾した。
そんなプロポーズから1年が経ったある日…
朝、人々が街へと駆り出す通勤時間。都内のマンションのとある一室で、その夫夫は今日も慌ただしい朝を迎えていた。
「だぁから!何で最初のアラームで起きねぇんだよッ!今日もギリギリでの出勤じゃねぇかッ!」
「しょうがねぇだろ。最近忙しくて疲れてんだから」
5234妹が自立した年に恋人から贈られたのは、青い宝石の付いた指輪と誓いの言葉だった。「嫁になれ」という横柄な感じにも受け取れるプロポーズ…そんなプロポーズに妓夫太郎は「アンタらしいなぁぁ」と満面の笑みを浮かべて、差し出された指輪を受け取り、恋人・天元からのプロポーズを承諾した。
そんなプロポーズから1年が経ったある日…
朝、人々が街へと駆り出す通勤時間。都内のマンションのとある一室で、その夫夫は今日も慌ただしい朝を迎えていた。
「だぁから!何で最初のアラームで起きねぇんだよッ!今日もギリギリでの出勤じゃねぇかッ!」
「しょうがねぇだろ。最近忙しくて疲れてんだから」
伊那弥彪
DONE犬化宇妓、宇犬化(not擬人化)、現パロ、何でも許せる方向け。カッコイイ宇はいません。本当に何でも許せる方向け。推敲して「自分何書いてんだ」って思った作品。犬宇は大型の長毛種をイメージして書きました。
わん!ダフルラブ俺の名は「てんげん」。すれ違えば誰もが振り向く、きらびやでド派手なイカす男(犬)だ。見ろ。この手入れの届いた銀糸のような白毛。触れてみりゃさらっさらだぜ。この毛並みでどれだけの女を惚れさせた事か。そして何より…他の奴(犬)は決して持ってないこの宝石のような赤い瞳。俺の最大の自慢だぜ。この瞳で睨み付けりゃどんな野郎だってたじろぎ、この瞳で熱視線を送りゃどんな女だって惚れる。……まぁ、俺が熱視線を送るのはこの世でたった一人だけどな。
「てんげん…オメェは本当にモテモテだなぁぁ」
散歩から帰って早々、そう言いながら俺の頭を撫でてくるのは「妓夫太郎」。俺の"番"だ。決して"飼い主"じゃねぇ。
3431「てんげん…オメェは本当にモテモテだなぁぁ」
散歩から帰って早々、そう言いながら俺の頭を撫でてくるのは「妓夫太郎」。俺の"番"だ。決して"飼い主"じゃねぇ。
伊那弥彪
DONE学パロ宇妓、勢いで書いた、何でも許せる方向け。勢いで書いたので締めは乱文。
彼パーカー「おぉ〜ぃ宇髄ぃ〜」
放課後、妓夫太郎はいつものように美術室へとやって来ては、その教室の主の姿を探した。美術室にその姿はなく、だったら準備室か…と何の遠慮もなくズカズカと美術室に入室してはそのドアを開ける。
「おぉ〜ぃ…」
居ると思っていた筈の姿はそこにもなく、妓夫太郎の声だけが虚しく部屋に響く。
「んだよ…いねぇのかよぉ…」
チッと舌打ちをし、不満気な表情を浮かべては宇髄が持ち込んだソファーにドカッと座り込む。
一体何処に行ったんだよ…と口を尖らせる妓夫太郎。そんな彼の視線の端にある物が映る。それは白い大きなパーカー。宇髄がいつも着ている物だった。ソファーの肘掛けに投げ捨てられたように掛かっているそのパーカーを、妓夫太郎はジッと見つめる。
3190放課後、妓夫太郎はいつものように美術室へとやって来ては、その教室の主の姿を探した。美術室にその姿はなく、だったら準備室か…と何の遠慮もなくズカズカと美術室に入室してはそのドアを開ける。
「おぉ〜ぃ…」
居ると思っていた筈の姿はそこにもなく、妓夫太郎の声だけが虚しく部屋に響く。
「んだよ…いねぇのかよぉ…」
チッと舌打ちをし、不満気な表情を浮かべては宇髄が持ち込んだソファーにドカッと座り込む。
一体何処に行ったんだよ…と口を尖らせる妓夫太郎。そんな彼の視線の端にある物が映る。それは白い大きなパーカー。宇髄がいつも着ている物だった。ソファーの肘掛けに投げ捨てられたように掛かっているそのパーカーを、妓夫太郎はジッと見つめる。
伊那弥彪
DONE鬼化if宇妓、宇鬼化、何でも許せる方向け。お題箱からのお題の没ネタ。没ネタを先に書いてしまうという。
訳あり下弦様の奥方下弦の壱・天元は自由気ままな鬼である。人間時代に忍びという上の命令は絶対の掟に縛られていた反動か、誰かに従う事を嫌っていた。故に鬼の絶対的君主である鬼舞辻無惨の干渉を弾く術を常に発動し、悠々自適な鬼の生活を楽しんでいる。だが、流石に毎回呼び出しに応えないとなると無惨の怒りを買ってしまう。そうなるとややこしい事になると思い、天元はたまにではあるが無惨からの呼び出しに応える事にしていた。そして今日がその「たまに」の日。実力は認められている為、その身を八つ裂きにされる事は無いが、小言は多く貰って来てしまった天元。「干渉を弾く術を解け」「青い彼岸花は見つかったか」「元忍びなら鬼狩りの本拠地を暴け」「妓夫太郎に変な事を吹き込むな」等々…
3161伊那弥彪
DONE宇妓短文、ご都合主義、妓夫の満面の笑顔で癒やされたい咲き誇る笑顔「なぁ、天元…」
「ん?」
月明かりだけが辺りを照らす夜更け…俺は、コイツの屋敷の縁側に座っては、コイツ…天元と二人きりの夜を過ごしていた…
「俺はよ鬼だ」
「あぁそうだな」
「オメェなんかよりずっとずっと長く生きてきた鬼だ」
「おう」
「見た目だって生まれながらに不健康で、鬼になってからは骨がゴツゴツ出てきて正に異形だ」
膝を抱えて俯く俺…最初こそはその紅い瞳を見つめてた話してたが、今はどうしても見る事ができねぇ。瞳を見ればコイツの言ってる事が嘘かどうか分かっちまうから。
何でかな…コイツに嘘をつかれんのだけは堪えちまう…。
だから、この本題の真意だけはどうしても知りたくなかった…。
「そんな俺を、オメェは抱くって言うのか?」
1644「ん?」
月明かりだけが辺りを照らす夜更け…俺は、コイツの屋敷の縁側に座っては、コイツ…天元と二人きりの夜を過ごしていた…
「俺はよ鬼だ」
「あぁそうだな」
「オメェなんかよりずっとずっと長く生きてきた鬼だ」
「おう」
「見た目だって生まれながらに不健康で、鬼になってからは骨がゴツゴツ出てきて正に異形だ」
膝を抱えて俯く俺…最初こそはその紅い瞳を見つめてた話してたが、今はどうしても見る事ができねぇ。瞳を見ればコイツの言ってる事が嘘かどうか分かっちまうから。
何でかな…コイツに嘘をつかれんのだけは堪えちまう…。
だから、この本題の真意だけはどうしても知りたくなかった…。
「そんな俺を、オメェは抱くって言うのか?」
伊那弥彪
DONE隊士if宇妓(♀)、宇弟→妓、妓女体化、妓隊士化、何でも許せる方向け魅力的な君謝花妓夫太郎は任務を終え、弟・梅に自分の無事を伝えると、急ぎ足である場所に向かった。そこは、世話になっている音柱・宇髄の屋敷。弟と同様に何かと心配してくる宇髄へは任務が終わる度に顔を出すという事が恒例となっていた。その道の途中、妓夫太郎はあるものを発見する。
「…ん?何だありゃぁぁ」
それは妓夫太郎にしては珍しい気まぐれだった。いつもなら道端に何が落ちていようと見て見ぬふりをするのだが、今日だけは何となく見ておこうと思ったのだ。妓夫太郎は歩み寄っては覗き込む。その道端に落ちていた大きなものを……。
宇髄は屋敷で今夜からの任務の準備をしながら妓夫太郎の帰りを待っていた。無事に任務を果たしたという報せは既に受けている。だが、その無事な姿を見るまでは安心できない…
4702「…ん?何だありゃぁぁ」
それは妓夫太郎にしては珍しい気まぐれだった。いつもなら道端に何が落ちていようと見て見ぬふりをするのだが、今日だけは何となく見ておこうと思ったのだ。妓夫太郎は歩み寄っては覗き込む。その道端に落ちていた大きなものを……。
宇髄は屋敷で今夜からの任務の準備をしながら妓夫太郎の帰りを待っていた。無事に任務を果たしたという報せは既に受けている。だが、その無事な姿を見るまでは安心できない…
伊那弥彪
DONE現パロ宇妓青い宝石に想いを込めて「妓夫太郎…これを受け取れ」
そう告げられて、差し出されたのは赤いリングケースに入った、青い宝石の付いた指輪だった。
正直驚いた。驚いて目ん玉ひんむいた。いやだって、普通にリビングでお互いにソファーに座ってテレビ見てる時に急に出してんくだもんなぁぁ。
俺が驚愕してその指輪を見つめてると、指輪を差し出してきた俺の同居人&恋人・天元は続けて言葉を告げてくる。
「この石を見た時、お前のその瞳が頭から離れなくなっちまった。離れなくて、お前のその澄んだ青い瞳を独り占めしたくなっちまってな…これからは、お前のその瞳に俺だけを映してくれ」
赤い宝石のような瞳が俺を見つめてる…その瞳は真っ直ぐで真剣で、俺は吸い込まれそうになるかと思った。
1366そう告げられて、差し出されたのは赤いリングケースに入った、青い宝石の付いた指輪だった。
正直驚いた。驚いて目ん玉ひんむいた。いやだって、普通にリビングでお互いにソファーに座ってテレビ見てる時に急に出してんくだもんなぁぁ。
俺が驚愕してその指輪を見つめてると、指輪を差し出してきた俺の同居人&恋人・天元は続けて言葉を告げてくる。
「この石を見た時、お前のその瞳が頭から離れなくなっちまった。離れなくて、お前のその澄んだ青い瞳を独り占めしたくなっちまってな…これからは、お前のその瞳に俺だけを映してくれ」
赤い宝石のような瞳が俺を見つめてる…その瞳は真っ直ぐで真剣で、俺は吸い込まれそうになるかと思った。
伊那弥彪
DONE原作軸宇妓、オメガバース、超ご都合主義、何でも許せる方向け運命の番は鬼だった運命の番は鬼だった…
鬼殺隊音柱・宇髄天元はアルファ性である。アルファ・ベータ・オメガの第二の性の情報が日本に伝わったのは開国してから数年後の事で、今の日本では既に常識の範囲であった。
そんな中、アルファの宇髄はまことしやかに噂されていた"運命の番"という存在に出くわしてしまった。それも戦火の中で……
「ッ、ぁっ…く、クソぉぉ…ッ何で今頃ッ…!」
上弦の陸・妓夫太郎との熾烈な戦いの最中、劣勢だった宇髄に好機が訪れた。突然妓夫太郎が自分の身体を抱き締め、悶え苦しみだしたのだ。上弦の陸は兄妹二人で一つの鬼…どちらの頸も斬らねば滅殺できない。だが、この兄・妓夫太郎の頸さえ斬れば後は簡単だ。宇髄と妹・堕姫には歴然とした力の差があるからだ。千載一遇の好機…逃すわけにはいかないと、宇髄は地べたに蹲る妓夫太郎の頸へ刃を向けた…だが、
5913鬼殺隊音柱・宇髄天元はアルファ性である。アルファ・ベータ・オメガの第二の性の情報が日本に伝わったのは開国してから数年後の事で、今の日本では既に常識の範囲であった。
そんな中、アルファの宇髄はまことしやかに噂されていた"運命の番"という存在に出くわしてしまった。それも戦火の中で……
「ッ、ぁっ…く、クソぉぉ…ッ何で今頃ッ…!」
上弦の陸・妓夫太郎との熾烈な戦いの最中、劣勢だった宇髄に好機が訪れた。突然妓夫太郎が自分の身体を抱き締め、悶え苦しみだしたのだ。上弦の陸は兄妹二人で一つの鬼…どちらの頸も斬らねば滅殺できない。だが、この兄・妓夫太郎の頸さえ斬れば後は簡単だ。宇髄と妹・堕姫には歴然とした力の差があるからだ。千載一遇の好機…逃すわけにはいかないと、宇髄は地べたに蹲る妓夫太郎の頸へ刃を向けた…だが、
タカ_
DONE苺と眼鏡と妓苺の花言葉は「愛情」や「幸福の家庭」等で素敵な意味合いでいいなぁと更にググってたら、ヘビイチゴの花言葉が「小悪魔の様な魅力」とあって妓にピッタリ!調べてから描けばよかったなと反省!
伊那弥彪
DONE宇妓、ご都合主義、何でも許せる方向け、勢いで書いた文元柱・宇髄天元が猫を飼い始めた話元柱・宇髄天元が猫を飼い始めた。その噂は一気に鬼殺隊士の間で広まった。何故なら、最近の宇髄は世間話では必ず「俺の猫可愛くてなぁ」と話し始めるからだ。その後は宇髄の独壇場…
「アイツ、俺にメチャクチャ甘えてくんだよ。布団の中にも潜ってくるし。でもぜってぇ背中向けてくんだよな。まぁ向き直させるけど」
「昼間は部屋ん中で俺に寄りかかったりしてぐてぇ〜って過ごすんだけど、夜になると外で遊ばせたりすんだわ。遠くにいかねぇように俺が毎回付き合うハメになっちまったけどな。夜行性だからしょうがねぇんだけど」
「実はな、戯れてる最中に背中引っ掻かれちまったんだよ。後、噛まれて痕が残っちまったりもしてなぁ。まぁ可愛いから全然良いんだけどよ」
4457「アイツ、俺にメチャクチャ甘えてくんだよ。布団の中にも潜ってくるし。でもぜってぇ背中向けてくんだよな。まぁ向き直させるけど」
「昼間は部屋ん中で俺に寄りかかったりしてぐてぇ〜って過ごすんだけど、夜になると外で遊ばせたりすんだわ。遠くにいかねぇように俺が毎回付き合うハメになっちまったけどな。夜行性だからしょうがねぇんだけど」
「実はな、戯れてる最中に背中引っ掻かれちまったんだよ。後、噛まれて痕が残っちまったりもしてなぁ。まぁ可愛いから全然良いんだけどよ」
伊那弥彪
DONE墓海様からうぎゅにゃんお借りしました。解釈違い大いにあると思います_(._.)_宇妓、死描写有り、擬人化、何でも許せる方向け
巡る想いは光に包まれて宇髄天元は猫を飼わない。もう二度と。
子供や孫に何故?と聞かれたら「俺の猫はアイツだけだから」と変わらない答えを告げていた。
そんな彼の部屋には猫の写真が飾られている。まるで毛玉のようなもふもふな緑毛に黒の斑点模様のある特徴的な猫。それは彼が飼っていた猫「ぎゅうたろう」だった。そして部屋に飾られている写真は1枚だけではない。若かりし頃の彼や妻と一緒に写ったぎゅうたろう。妹猫「うめ」と一緒に寝ているぎゅうたろう。頭に飾りを付けられ戸惑っているぎゅうたろう。何枚ものぎゅうたろうが飾られていた。
そんな部屋で高齢となった天元はロッキングチェアに座り、自分の死を待っていた。己の身体だ。もう死がそこまで来ている事ぐらい分かっている。本来なら愛する家族に囲まれて看取られる事を望むのだろうが、天元は違った。
3266子供や孫に何故?と聞かれたら「俺の猫はアイツだけだから」と変わらない答えを告げていた。
そんな彼の部屋には猫の写真が飾られている。まるで毛玉のようなもふもふな緑毛に黒の斑点模様のある特徴的な猫。それは彼が飼っていた猫「ぎゅうたろう」だった。そして部屋に飾られている写真は1枚だけではない。若かりし頃の彼や妻と一緒に写ったぎゅうたろう。妹猫「うめ」と一緒に寝ているぎゅうたろう。頭に飾りを付けられ戸惑っているぎゅうたろう。何枚ものぎゅうたろうが飾られていた。
そんな部屋で高齢となった天元はロッキングチェアに座り、自分の死を待っていた。己の身体だ。もう死がそこまで来ている事ぐらい分かっている。本来なら愛する家族に囲まれて看取られる事を望むのだろうが、天元は違った。
伊那弥彪
DONE継子if宇妓、会話中心短文喧嘩中…なんですか?雪がちらつき出す冬のある日…ここ宇髄邸では怒号が飛び交っていた。
「あっ!?テメェ誰に対して口きいてんだ!?」
「るっせぇぇッ!この筋肉ダルマがぁぁ!!」
「テメェ…それが師匠に対する態度かッ!?」
「ハッ!!師匠面されてもなぁぁッ!!アンタなんか師匠として失格だろうがぁぁッ!!」
「んだとゴルァァァッ!!」
音柱・宇髄天元と、その継子・謝花妓夫太郎が激しく言い争う声が響き渡る…額に青筋を立て、目を血走らせては掴みかからん勢いの二人…
「テメェにはまだまだ教育が必要みてぇだな!?あぁッ!?」
「アンタみてぇな自分勝手な野郎から教わる事なんてねぇんだよなぁぁ!!」
「言いやがったな!?そこまで言うならさっさと出ていけや!!」
1520「あっ!?テメェ誰に対して口きいてんだ!?」
「るっせぇぇッ!この筋肉ダルマがぁぁ!!」
「テメェ…それが師匠に対する態度かッ!?」
「ハッ!!師匠面されてもなぁぁッ!!アンタなんか師匠として失格だろうがぁぁッ!!」
「んだとゴルァァァッ!!」
音柱・宇髄天元と、その継子・謝花妓夫太郎が激しく言い争う声が響き渡る…額に青筋を立て、目を血走らせては掴みかからん勢いの二人…
「テメェにはまだまだ教育が必要みてぇだな!?あぁッ!?」
「アンタみてぇな自分勝手な野郎から教わる事なんてねぇんだよなぁぁ!!」
「言いやがったな!?そこまで言うならさっさと出ていけや!!」
伊那弥彪
DONE学パロ宇妓甘酸っぱくない初恋「なぁ…男が男を好きになるって、やっぱ気持ちわりぃかぁぁ?」
放課後、自分の教室で宇髄は、椅子に座った生徒にそう唐突に聞かれた。生徒の名は謝花妓夫太郎。放課後によくこの教室にやって来ては、宇髄と雑談をしていく生徒だ。
そんな妓夫太郎からの質問に、宇髄は一瞬目を丸したが、フッと笑みを溢してその質問に返答していく。
「別に気持ち悪くなんかねぇよ。他人を好きになるって良い事じゃねぇか」
そう笑顔で告げて、用意したコーヒーを妓夫太郎へと差し出す。差し出されたコーヒーに妓夫太郎は視線を向け、「そっか…」と呟き、コーヒーに映る自分の姿を見つめた。
「男の事が好きなのか?」
宇髄からの質問に妓夫太郎は体をビクッと震わせる。そんな図星をつかれたと言わんばかりの妓夫太郎の横に宇髄はドカッと座り、持ってきたコーヒーに口を当て、言葉を続けていく。
2525放課後、自分の教室で宇髄は、椅子に座った生徒にそう唐突に聞かれた。生徒の名は謝花妓夫太郎。放課後によくこの教室にやって来ては、宇髄と雑談をしていく生徒だ。
そんな妓夫太郎からの質問に、宇髄は一瞬目を丸したが、フッと笑みを溢してその質問に返答していく。
「別に気持ち悪くなんかねぇよ。他人を好きになるって良い事じゃねぇか」
そう笑顔で告げて、用意したコーヒーを妓夫太郎へと差し出す。差し出されたコーヒーに妓夫太郎は視線を向け、「そっか…」と呟き、コーヒーに映る自分の姿を見つめた。
「男の事が好きなのか?」
宇髄からの質問に妓夫太郎は体をビクッと震わせる。そんな図星をつかれたと言わんばかりの妓夫太郎の横に宇髄はドカッと座り、持ってきたコーヒーに口を当て、言葉を続けていく。
伊那弥彪
DONE兄妹性転換宇妓、妓女体化、堕男体化、ご都合主義、何でも許せる方向けオチが分かりきった話「これからは人間様にその身を捧げんだなッ」
そう見下ろされながら吐き捨てられた。
負けた…この俺が人間如きに…
弟を守れなかった…守ると決めたのに…
「お姉ちゃんッ!お姉ちゃんッ!」
捕縛されて連れて来られた屋敷で、柱が弟を俺とは別の場所に連れて行く…
「ッぁ、ぁぁ…」
投与された薬によって声を上げる事すらできない。弟を呼ぶ事もできない。
頼む…頼むから…弟には酷ぇ事しねぇでくれ…
目の前が霞みだす…それが涙のせいだって気付くのに時間はかからなかった…
「はぁい!貴女はこっちですよ〜!」
柱の女房の一人である黒髪の結ってない方の女に連れられていく。こんな非力な女にも抗えない程、あの投与された薬は俺から力を奪っていきやがった。クソッ…クソォォッ!
4412そう見下ろされながら吐き捨てられた。
負けた…この俺が人間如きに…
弟を守れなかった…守ると決めたのに…
「お姉ちゃんッ!お姉ちゃんッ!」
捕縛されて連れて来られた屋敷で、柱が弟を俺とは別の場所に連れて行く…
「ッぁ、ぁぁ…」
投与された薬によって声を上げる事すらできない。弟を呼ぶ事もできない。
頼む…頼むから…弟には酷ぇ事しねぇでくれ…
目の前が霞みだす…それが涙のせいだって気付くのに時間はかからなかった…
「はぁい!貴女はこっちですよ〜!」
柱の女房の一人である黒髪の結ってない方の女に連れられていく。こんな非力な女にも抗えない程、あの投与された薬は俺から力を奪っていきやがった。クソッ…クソォォッ!
伊那弥彪
DONE隊士if宇妓、宇弟→妓(ほぼ空気)、暴力表現、何でも許せる方向け。青い鳥で会話していて妄想した話。何 故 こ う な っ たド派手な兄弟喧嘩「妓夫太郎と奴の音がするッ…」
そう血相を変え、森の中へと駆け出した宇髄を、炭治郎と善逸は追った。追って辿り着いたお堂の前で、静かに立ち尽くしている宇髄…尋常ではない宇髄の様子に、炭治郎と善逸はお堂の中を覗いた。そこには、宇髄の顔によく似た黒髪の男が、宇髄の愛する男・謝花妓夫太郎を押し倒している光景…黒髪の男が乱れた妓夫太郎の服に手をかけているその光景は、まだ少年である炭治郎と善逸でも何が行われようとしていたのか察する事のできる状況であった。
「一体何をしッ…!」
炭治郎が黒髪の男を問いただそうと言葉を発した時、鈍い音と共に黒髪の男の身体がお堂の奥へと飛んでいく。
一瞬だった。一瞬の出来事で、炭治郎と善逸は目を丸くした。
4453そう血相を変え、森の中へと駆け出した宇髄を、炭治郎と善逸は追った。追って辿り着いたお堂の前で、静かに立ち尽くしている宇髄…尋常ではない宇髄の様子に、炭治郎と善逸はお堂の中を覗いた。そこには、宇髄の顔によく似た黒髪の男が、宇髄の愛する男・謝花妓夫太郎を押し倒している光景…黒髪の男が乱れた妓夫太郎の服に手をかけているその光景は、まだ少年である炭治郎と善逸でも何が行われようとしていたのか察する事のできる状況であった。
「一体何をしッ…!」
炭治郎が黒髪の男を問いただそうと言葉を発した時、鈍い音と共に黒髪の男の身体がお堂の奥へと飛んでいく。
一瞬だった。一瞬の出来事で、炭治郎と善逸は目を丸くした。
伊那弥彪
DONE隊士if宇妓(♀)短文、妓女体化、会話中心文、何でも許せる方向け豊満誘惑「なぁ柱ぁぁ」
「何だ?」
鬼殺隊隊士である妓夫太郎は、よく面倒を見てくれる音柱・宇髄の屋敷に只今お邪魔中。縁側で隣同士に座り茶を飲んでいた。
「男ってのは、何で女の乳房に弱ぇんだぁぁ?」
妓夫太郎の予想だにしない質問に宇髄は飲んでいた茶を噴き出しそうになったのをギリギリ堪え、ゴホッゴホッと咳き込んでしまう。
「お前ッ…まさか誰かに何かされたのか!?」
「いんやぁぁ。どいつもこいつも恋柱の胸見まくってるから疑問に思っただけだぞ?」
「あ、あぁぁ。甘露寺か……いやそれならそれで伊黒がキレるな」
妓夫太郎の身に何も起きていない事を知り安心した宇髄だが、蛇柱・伊黒が恋柱・甘露寺の胸を凝視する隊士たちに睨みをきかせている姿を想像し、「伊黒頑張れよ…」と本人には聞こえないエールを遠い目をし送るのだった。
1421「何だ?」
鬼殺隊隊士である妓夫太郎は、よく面倒を見てくれる音柱・宇髄の屋敷に只今お邪魔中。縁側で隣同士に座り茶を飲んでいた。
「男ってのは、何で女の乳房に弱ぇんだぁぁ?」
妓夫太郎の予想だにしない質問に宇髄は飲んでいた茶を噴き出しそうになったのをギリギリ堪え、ゴホッゴホッと咳き込んでしまう。
「お前ッ…まさか誰かに何かされたのか!?」
「いんやぁぁ。どいつもこいつも恋柱の胸見まくってるから疑問に思っただけだぞ?」
「あ、あぁぁ。甘露寺か……いやそれならそれで伊黒がキレるな」
妓夫太郎の身に何も起きていない事を知り安心した宇髄だが、蛇柱・伊黒が恋柱・甘露寺の胸を凝視する隊士たちに睨みをきかせている姿を想像し、「伊黒頑張れよ…」と本人には聞こえないエールを遠い目をし送るのだった。
伊那弥彪
DONE短文宇妓、ナチュラルにイチャついてます、原作無視の何でも許せる方向け安眠湯たんぽ夜になるとそいつはやってくる。
気配を消して部屋に侵入してきたそいつは布団に眠る俺の元に足音を立てないよう近寄ってくる。気付かれてねぇとでも思ってんだろうな…俺はお前が部屋に侵入してきた時から気付いてんだよ。
俺が起きてるとも知らず、もぞもぞと俺の布団に侵入してきて、その丸まった背中を俺の背にくっつけてくる。コイツの温もりが背中にじんわりと伝わる。背中越しなんて、本当素直じゃねぇなぁ。しょうがねぇ…俺からお前に振り向いてやるか。
俺は起きてる事を悟られぬように、寝返りをうつフリをして、俺の隣で背を丸めて横になっているコイツへと身体を向けた。そして、その背に身体を寄せていく。身体を寄せ、その細い腰に腕を回せば、コイツはビクッと身体を震わせた。
1268気配を消して部屋に侵入してきたそいつは布団に眠る俺の元に足音を立てないよう近寄ってくる。気付かれてねぇとでも思ってんだろうな…俺はお前が部屋に侵入してきた時から気付いてんだよ。
俺が起きてるとも知らず、もぞもぞと俺の布団に侵入してきて、その丸まった背中を俺の背にくっつけてくる。コイツの温もりが背中にじんわりと伝わる。背中越しなんて、本当素直じゃねぇなぁ。しょうがねぇ…俺からお前に振り向いてやるか。
俺は起きてる事を悟られぬように、寝返りをうつフリをして、俺の隣で背を丸めて横になっているコイツへと身体を向けた。そして、その背に身体を寄せていく。身体を寄せ、その細い腰に腕を回せば、コイツはビクッと身体を震わせた。
伊那弥彪
DONE勢いで書いた宇妓、何でも許せる方向け、ご都合主義、本当に勢いで書いたやつ来訪者決死の覚悟だった…俺も竈門も…我妻も嘴平も……
そして確実に追い詰めた。その頸を斬れるとこまで……そして斬り落とした。竈門の渾身の一振りで。
そう思ったが、俺の瞳にはしっかり映っていた……
奴が妹の帯を使って自分の頸を斬り落としやがった光景が……
奴の頸を斬ったのは竈門の刀じゃねぇ…妹の帯だ。それはつまり…奴はまだ生きてる……
毒が回って言うことが聞かなくなってきた身体で、必死に頸の無い奴の身体を羽交い締めにする。せめてもの時間稼ぎのつもりだった。女房達と、あいつ等三人…いや、竈門禰豆子を入れて四人がこの吉原一帯から逃げ出す為の。だが、そんな俺の悪あがきは通じなかった。頸の無い奴の身体は俺の身体を蹴飛ばし、自由を得て頸の元へと駆けていく。
5368そして確実に追い詰めた。その頸を斬れるとこまで……そして斬り落とした。竈門の渾身の一振りで。
そう思ったが、俺の瞳にはしっかり映っていた……
奴が妹の帯を使って自分の頸を斬り落としやがった光景が……
奴の頸を斬ったのは竈門の刀じゃねぇ…妹の帯だ。それはつまり…奴はまだ生きてる……
毒が回って言うことが聞かなくなってきた身体で、必死に頸の無い奴の身体を羽交い締めにする。せめてもの時間稼ぎのつもりだった。女房達と、あいつ等三人…いや、竈門禰豆子を入れて四人がこの吉原一帯から逃げ出す為の。だが、そんな俺の悪あがきは通じなかった。頸の無い奴の身体は俺の身体を蹴飛ばし、自由を得て頸の元へと駆けていく。
タカ_
MEMO宇夫妻の息子が天満の世界線育児放棄されてた謝花兄妹引き取って反抗期の息子共々可愛がり倒す宇パパと嫁達。
美形美人に囲まれて妓が周囲から色々言われるけど、全力で愛されてるので気にしない。寧ろそんな事言ったモブをボコる天満止めるのが大変で苦労してる妓。
伊那弥彪
DONE「生まれ変わったら娘でした」軸、オメガバース宇妓、転生パロ、のほほん系オメガバ宇髄家短編集【どっちに似てる?】
「ねぇママ…」
「どうしたぁ梅ぇ」
買い物から帰ってきた妓夫太郎を愛娘・梅が浮かない顔をして出迎えた。
「前、梅が歌が上手なのはパパに似てるからって言ってたよね?」
「ん。そうだなぁぁ」
「…絶対ママに似たんだと思う」
「……へ?」
「だってパパのハーモニカおかしすぎる」
遡る事、十数分前…リビングでハーモニカの練習をしていた梅の元に父親の天元がやってきた。
「お、ハーモニカの練習か?」
「うん。今度幼稚園で発表会あるの」
「そっかぁ。思い出すなぁ。パパも高校の時、バンド組んでハーモニカもやってたんだぞ」
「そうなの?」
「おう。何なら吹いてみようか?」
「うん!お願い!」
梅からハーモニカを受け取り、口を付ける所をハンカチで拭ってから、天元はハーモニカを吹き始めた……その音色は……
3594「ねぇママ…」
「どうしたぁ梅ぇ」
買い物から帰ってきた妓夫太郎を愛娘・梅が浮かない顔をして出迎えた。
「前、梅が歌が上手なのはパパに似てるからって言ってたよね?」
「ん。そうだなぁぁ」
「…絶対ママに似たんだと思う」
「……へ?」
「だってパパのハーモニカおかしすぎる」
遡る事、十数分前…リビングでハーモニカの練習をしていた梅の元に父親の天元がやってきた。
「お、ハーモニカの練習か?」
「うん。今度幼稚園で発表会あるの」
「そっかぁ。思い出すなぁ。パパも高校の時、バンド組んでハーモニカもやってたんだぞ」
「そうなの?」
「おう。何なら吹いてみようか?」
「うん!お願い!」
梅からハーモニカを受け取り、口を付ける所をハンカチで拭ってから、天元はハーモニカを吹き始めた……その音色は……
伊那弥彪
DONEオメガバース、転生パロ宇妓、梅ちゃん主役話。ある方のツイートネタをお借りしました(*˘︶˘人)感謝☆オメガバースについての説明はかなり割愛してます…生まれ変わったら娘でした何回生まれ変わってもアタシはお兄ちゃんの妹になる絶対に
そう誓ったもの。だからアタシはまたお兄ちゃんの妹に生まれ変わるって信じてた。
妹に生まれ変わって、またずっとお兄ちゃんと一緒にいる。絶対離れない。今度こそ2人で幸せになるんだって。
そう信じてたのに……
艶のある美しい白髪の少女・梅は、テーブルに並べられた朝食を前に深い溜息をついた。別に朝食に対してついたわけではない。寧ろ並べられた朝食は大好きなものだった。何故ならその朝食は梅が最も大好きな者が作ったものなのだから。
「どうしたぁ梅ぇ?溜息なんかついて。何か幼稚園で嫌な事でもあったのかぁぁ?」
エプロン姿の、うねりのある特徴的な黒髪と、個性的な痣を顔に持つ男が梅の顔を心配そうに覗き込む。
5238そう誓ったもの。だからアタシはまたお兄ちゃんの妹に生まれ変わるって信じてた。
妹に生まれ変わって、またずっとお兄ちゃんと一緒にいる。絶対離れない。今度こそ2人で幸せになるんだって。
そう信じてたのに……
艶のある美しい白髪の少女・梅は、テーブルに並べられた朝食を前に深い溜息をついた。別に朝食に対してついたわけではない。寧ろ並べられた朝食は大好きなものだった。何故ならその朝食は梅が最も大好きな者が作ったものなのだから。
「どうしたぁ梅ぇ?溜息なんかついて。何か幼稚園で嫌な事でもあったのかぁぁ?」
エプロン姿の、うねりのある特徴的な黒髪と、個性的な痣を顔に持つ男が梅の顔を心配そうに覗き込む。
伊那弥彪
DONEドラマパロうぎゅ。キャラ違い注意、何でも許せる方向け。軽く説明
謝花妓夫太郎・本職はスーツアクターやスタントマン。生まれつき顔に痣がある為、顔出しの役を引き受けるのは最初躊躇ったが、妓夫太郎のキャラ設定が自分と被り引き受ける。メチャクチャ身体能力高い。性格メチャクチャ優しい。
宇髄天元・モデルと俳優をこなす超人気イケメンアクション俳優。通称うずてん。あまり性格は変わらない。
キメツのお仕事「謝花妓夫太郎さん、謝花梅さん、クランクアップでーす!!」
その声と共に現場全体から拍手が巻き起こる。
本日は「鬼滅の刃 遊郭編」の最大の敵、上弦の陸兄妹の最後の撮影だった。その最後の撮影を無事に終え、妓夫太郎と梅は笑顔を浮かべ、渡された花束を嬉しそうに抱えた。特に兄妓夫太郎は、アクションはお手の物だったが、顔出しと台詞有りの役はこれが初めての事で、自分なんかが出て大人気ドラマに傷を付けないかハラハラしていた。まぁ蓋を開けてみれば、上弦の陸・妓夫太郎を見事に怪演し、ネットでは「妓夫太郎すげー!」「妓夫太郎メチャクチャ不気味…だがそれがいい」「え?梅ちゃんの本物のお兄ちゃんなの!?」「このアクションCGじゃないの!?」等々高評価ばかりだった。そんな妓夫太郎の元へ、主演の炭治郎と準主役の善逸、伊之助が涙を流しながら駆け寄ってくる。
3106その声と共に現場全体から拍手が巻き起こる。
本日は「鬼滅の刃 遊郭編」の最大の敵、上弦の陸兄妹の最後の撮影だった。その最後の撮影を無事に終え、妓夫太郎と梅は笑顔を浮かべ、渡された花束を嬉しそうに抱えた。特に兄妓夫太郎は、アクションはお手の物だったが、顔出しと台詞有りの役はこれが初めての事で、自分なんかが出て大人気ドラマに傷を付けないかハラハラしていた。まぁ蓋を開けてみれば、上弦の陸・妓夫太郎を見事に怪演し、ネットでは「妓夫太郎すげー!」「妓夫太郎メチャクチャ不気味…だがそれがいい」「え?梅ちゃんの本物のお兄ちゃんなの!?」「このアクションCGじゃないの!?」等々高評価ばかりだった。そんな妓夫太郎の元へ、主演の炭治郎と準主役の善逸、伊之助が涙を流しながら駆け寄ってくる。
伊那弥彪
DONE支部に投稿した妓人化ifうぎゅ取り立てのお時間ですここは独身者向けの一般的な長屋…吉原遊廓の近くにあるこの長屋の一室で、朝日が差し込み目を覚ます者がいた。その男は「朝かぁぁ」と呟き、身体を起こそうとするがそれを阻まれてしまう。自身に覆い被さるように寝ている大柄な男によって。
「おぉーい…起きろぉぉ」
先に目を覚ましたこの部屋の主、痩せ型の男妓夫太郎は、自身に覆い被さっている男の背中をパシパシと叩き、起きるよう促す。一糸纏わぬその男の艶の良い肌に、妓夫太郎が叩いた痕が赤く残っていく。
「んっ…んん〜…」
大柄な男は妓夫太郎に背中を叩かれ身動ぐも、未だ目を開けようとせず、妓夫太郎の首元に顔を埋め、差し込む朝日から逃れていく。
「いや起きろよなぁぁ。俺、取り立ての仕事があんだがぁぁ?」
4668「おぉーい…起きろぉぉ」
先に目を覚ましたこの部屋の主、痩せ型の男妓夫太郎は、自身に覆い被さっている男の背中をパシパシと叩き、起きるよう促す。一糸纏わぬその男の艶の良い肌に、妓夫太郎が叩いた痕が赤く残っていく。
「んっ…んん〜…」
大柄な男は妓夫太郎に背中を叩かれ身動ぐも、未だ目を開けようとせず、妓夫太郎の首元に顔を埋め、差し込む朝日から逃れていく。
「いや起きろよなぁぁ。俺、取り立ての仕事があんだがぁぁ?」
伊那弥彪
DONE支部に投稿した妓妓のホモ百合、あるキャラの死ネタ有り同族愛好地下のひんやりとした空間に、唾液が絡む音が俺の耳に響く。
地べたに座らせた目の前の"存在"に俺は唇を重ねて、その口内を舌で犯していく。
互いの乾いた唇が唾液で濡れていき、口角からは唾液が溢れ、唇と唇の間からは互いの熱い吐息が漏れていく。その熱い吐息は互いの頬を段々と紅潮させていき、身体の熱も上げていく。
最初は俺だけが絡めていた舌を、いつの間にか目の前の"存在"も俺の舌に舌を絡ませていき、俺の口内を犯し始めてきた。
コイツ…慣れてやがるなぁ…
こんな口づけをやった事なさそうな顔してんのに、目の前の"存在"は慣れた様子で舌を絡ませてくる。
おそらく誰かとよくやってんだろなぁあ…んな顔をして……
4508地べたに座らせた目の前の"存在"に俺は唇を重ねて、その口内を舌で犯していく。
互いの乾いた唇が唾液で濡れていき、口角からは唾液が溢れ、唇と唇の間からは互いの熱い吐息が漏れていく。その熱い吐息は互いの頬を段々と紅潮させていき、身体の熱も上げていく。
最初は俺だけが絡めていた舌を、いつの間にか目の前の"存在"も俺の舌に舌を絡ませていき、俺の口内を犯し始めてきた。
コイツ…慣れてやがるなぁ…
こんな口づけをやった事なさそうな顔してんのに、目の前の"存在"は慣れた様子で舌を絡ませてくる。
おそらく誰かとよくやってんだろなぁあ…んな顔をして……
伊那弥彪
DONE支部に投稿した妓鬼殺隊ifうぎゅ、死ネタ要素ありどこまでも取り立てに逝ってやる明るい日差しが差す部屋…昔ながらの日本家屋の座敷。そこには愛する者を抱き締める年老いた姿があった。
「悪ぃな…もう立つこともできねぇ…」
老人となっても肉付きの良い体と190を超える長身の宇髄天元は、自身を抱き締めている男の顔へ手を差し伸べる。
「何でそんな肉付き良いのに俺より先に逝こうとしてんだよぉ…」
シワの増えた顔をくしゃりと歪め、かつては黒髪だった白髪を風になびかせながら、謝花妓夫太郎は差し伸べられた愛する男の手を取る。
「そんな顔すんなよ。笑っていてくれ」
シワが増えても変わらない整った顔に笑みを浮かべ、宇髄は妓夫太郎へ語りかける。
「色々あったな…俺達の人生…」
「あぁ…」
「出会いは最悪だったなぁ」
5256「悪ぃな…もう立つこともできねぇ…」
老人となっても肉付きの良い体と190を超える長身の宇髄天元は、自身を抱き締めている男の顔へ手を差し伸べる。
「何でそんな肉付き良いのに俺より先に逝こうとしてんだよぉ…」
シワの増えた顔をくしゃりと歪め、かつては黒髪だった白髪を風になびかせながら、謝花妓夫太郎は差し伸べられた愛する男の手を取る。
「そんな顔すんなよ。笑っていてくれ」
シワが増えても変わらない整った顔に笑みを浮かべ、宇髄は妓夫太郎へ語りかける。
「色々あったな…俺達の人生…」
「あぁ…」
「出会いは最悪だったなぁ」
伊那弥彪
DONE支部に投稿した妓鬼殺隊ifうぎゅ何だかんだ仲良しです鬼殺隊音柱・宇髄天元は今、眉間にシワを寄せていた。
それは、隣の男から聞こえてくる、ガリガリッと肌を引っ掻く音と、「妬ましい…妬ましいなぁぁ…」というブツブツとつぶやく声が原因だった。
「オイッ謝花。お前久しぶりに町に出て来たんだからもうちょっと楽しめよッ」
「あ"ぁッ!?」
宇髄に「謝花」と呼ばれた男、宇髄と同じく鬼殺隊に属する謝花妓夫太郎は、宇髄の言葉に苛立ちの声を上げる。己より上背のある宇髄を見上げ、ギロリと睨みつける妓夫太郎。
「だから、久しぶりに町に出て来たんだ。もう少し派手に楽しく…」
「お前が無理矢理連れて来たんだろうがぁぁぁあッ」
昼食を町で取ろうとした宇髄がちょうど見かけたのが、任務帰りの妓夫太郎だった。「昼飯奢ってやるから一緒に来いよ」と誘うも、「腹減ってねぇからいい」と即断られたが、そのまま妓夫太郎をヒョイッと肩に担ぎ上げ町まで連れ出してきて今に至る。妓夫太郎の意思を完全に無視した強制連行である。
3854それは、隣の男から聞こえてくる、ガリガリッと肌を引っ掻く音と、「妬ましい…妬ましいなぁぁ…」というブツブツとつぶやく声が原因だった。
「オイッ謝花。お前久しぶりに町に出て来たんだからもうちょっと楽しめよッ」
「あ"ぁッ!?」
宇髄に「謝花」と呼ばれた男、宇髄と同じく鬼殺隊に属する謝花妓夫太郎は、宇髄の言葉に苛立ちの声を上げる。己より上背のある宇髄を見上げ、ギロリと睨みつける妓夫太郎。
「だから、久しぶりに町に出て来たんだ。もう少し派手に楽しく…」
「お前が無理矢理連れて来たんだろうがぁぁぁあッ」
昼食を町で取ろうとした宇髄がちょうど見かけたのが、任務帰りの妓夫太郎だった。「昼飯奢ってやるから一緒に来いよ」と誘うも、「腹減ってねぇからいい」と即断られたが、そのまま妓夫太郎をヒョイッと肩に担ぎ上げ町まで連れ出してきて今に至る。妓夫太郎の意思を完全に無視した強制連行である。