69
小さな葉っぱ
DOODLESB69よりクロシア&ヤスほわ。ハロウィン小ネタです。
ツイッターに画像小説として投稿したものと同じです。
恋色ハロウィン・クロシア
「にゃにゃーん! 化け猫参上にゃ! あれ、クロウちゃん、なんでこっち見てくれないにゃん?」
背かれた顔の方へタタッと移動すると、またそっぽを向かれた。
「ちょっとクロウちゃん!」
何度かそうする内に、痺れを切らしたシアンは怒気を滲ませて名前を呼ぶ。
「だー、もう! 可愛過ぎて直視出来ねえんだよ! バカヤロ!」
「にゃ!?」
お互い気まずく俯く。照れ臭そうにうねうねと落ち着かないクロウとシアンの尻尾。
「あ、ありがとにゃん……」
「お、おう……」
――百秒後にケータイでめっちゃ撮影会するカップル――
・ヤスほわ
「ヤスくん! トリックオアトリートだよー、がおー!」
「のわ!?」
肉球付き手袋で覆われた両手を構えるほわんに、飛び退くほど驚くヤス。
456「にゃにゃーん! 化け猫参上にゃ! あれ、クロウちゃん、なんでこっち見てくれないにゃん?」
背かれた顔の方へタタッと移動すると、またそっぽを向かれた。
「ちょっとクロウちゃん!」
何度かそうする内に、痺れを切らしたシアンは怒気を滲ませて名前を呼ぶ。
「だー、もう! 可愛過ぎて直視出来ねえんだよ! バカヤロ!」
「にゃ!?」
お互い気まずく俯く。照れ臭そうにうねうねと落ち着かないクロウとシアンの尻尾。
「あ、ありがとにゃん……」
「お、おう……」
――百秒後にケータイでめっちゃ撮影会するカップル――
・ヤスほわ
「ヤスくん! トリックオアトリートだよー、がおー!」
「のわ!?」
肉球付き手袋で覆われた両手を構えるほわんに、飛び退くほど驚くヤス。
KAMUI
DONE⚠カップリング前提【ショバロ】ヤイバ、ロム/アダム、イヴ
ヤイバ喫煙者設定は今じゃすっかり鳴りを潜めている。
ショバフェスのサ終が決まってしまったというに、ここに来て追加のシンガン新曲が良曲すぎて無限に出荷されてる…名残惜しい。
シリーズ最新コンテンツは終わってもSB69は終わりません。
いつかまた動きがある時は家畜としていっぱいロックします。
(2022/10/28) 2
小さな葉っぱ
DOODLESB69よりヤスほわ。ツイッターに画像小説で投稿したものと同じです。
キミの名前『ヤスくん!』『ヤスくん?』『ほわあ、ヤスくんってすごい!』
あの子は多彩な感情を乗せて自分の名をよく呼んでくれる。呼ばれる度に、総てに赦しを与えそうな柔らかく優しい彼女の歌声を独り占め出来ている気がして、胸が熱くなった。
彼らの間に存在する関係性は“同じスタジオを利用するただの音楽仲間”という、至極シンプルなものだ。
たまに互いのライブを見学に行くくらいのなんでもない仲間。ただ一つ違うのは、自分があの子にどうしようもなく惹かれている事。
自然と癒されてしまう歌声、柔和な人柄に見えて遠方の故郷から此処まで一人旅して来た度胸、周りの空気を自然と解きほぐす明るい笑顔。それらへと触れる度に、彼の心拍数と体の熱は上がるばかりだ。
1622あの子は多彩な感情を乗せて自分の名をよく呼んでくれる。呼ばれる度に、総てに赦しを与えそうな柔らかく優しい彼女の歌声を独り占め出来ている気がして、胸が熱くなった。
彼らの間に存在する関係性は“同じスタジオを利用するただの音楽仲間”という、至極シンプルなものだ。
たまに互いのライブを見学に行くくらいのなんでもない仲間。ただ一つ違うのは、自分があの子にどうしようもなく惹かれている事。
自然と癒されてしまう歌声、柔和な人柄に見えて遠方の故郷から此処まで一人旅して来た度胸、周りの空気を自然と解きほぐす明るい笑顔。それらへと触れる度に、彼の心拍数と体の熱は上がるばかりだ。
小さな葉っぱ
DOODLESB69より双ルフ。※ショバフェスメインストーリーのネタバレ注意。
ツイッターに画像小説として投稿したもの同じです。
ただひとつのねがい双循さんが919って人のネクタイを掴んで動きを止める。
こんな状況で危険な敵前に飛び出すなんて。ほわんとシアンちゃんの歌をサポートする為にドラムを叩くけど、双循さんの事も気になって手元が狂いそうになる。
直後に聞こえて来たのは『すまんかった』って言葉。そして『帰って来い』という訴え。
いつもは人を喰ったような発言ばかりのあの人。でも、その願いが純粋で、切実で、真剣だって事が声の色から痛いほど伝わる。
この日食で隠れている太陽がもし見ているのなら、お願い。どうか、弟さんに戻って来て欲しい双循さんの、自分の存在をも懸けたたった一つの願いを叶えてあげて。
心の中で唱えながら、ドラムスティックを握る私の手には祈りによる力が籠っていた。
325こんな状況で危険な敵前に飛び出すなんて。ほわんとシアンちゃんの歌をサポートする為にドラムを叩くけど、双循さんの事も気になって手元が狂いそうになる。
直後に聞こえて来たのは『すまんかった』って言葉。そして『帰って来い』という訴え。
いつもは人を喰ったような発言ばかりのあの人。でも、その願いが純粋で、切実で、真剣だって事が声の色から痛いほど伝わる。
この日食で隠れている太陽がもし見ているのなら、お願い。どうか、弟さんに戻って来て欲しい双循さんの、自分の存在をも懸けたたった一つの願いを叶えてあげて。
心の中で唱えながら、ドラムスティックを握る私の手には祈りによる力が籠っていた。
小さな葉っぱ
DOODLESB69より91しま。お題を頂きました。クロモスとゼロホリ(ゼロティク)に共通の敵が現れ、共闘潜入する事になった二人。
ツイッターで投稿した画像小説と同じものです。
頂いたお題:私は、貴方に守られなきゃ生きていけないような弱い人間じゃないわ
お題配布元:夢見月*
偽カップルパーティー会場へ続く長い廊下を二人並んで歩む。進む二人分の靴を赤い絨毯が鈍い音で受け止めていた。
カップル役としてこの宴に潜入し、情報を得て来る事が919としまっくに与えられた任務だ。
「ちっ、なんでてめえなんかと恋人役を……。13の野郎の指示とはいえ、イラつくぜ」
ダークグレーの背広姿をした919が前頭部に手を置き、頭を抱える。
「私だって潜入するならハカセとが良かったわよ。ま、四の五の言ったってしょうがないわ」
「おい、潜入がバレても自分のケツは自分で拭けよ?」
919が横目で鋭い視線を向ける。肩出しの深い紫色をしたマーメイドドレス姿に、心臓がおかしな音を立てた事にイラつきながら。
「あーらお生憎様。私はあんたに護ってもらうほど弱いミューモンじゃないの。それより、ちゃんとバレないようエスコートしなさいよ?」
575カップル役としてこの宴に潜入し、情報を得て来る事が919としまっくに与えられた任務だ。
「ちっ、なんでてめえなんかと恋人役を……。13の野郎の指示とはいえ、イラつくぜ」
ダークグレーの背広姿をした919が前頭部に手を置き、頭を抱える。
「私だって潜入するならハカセとが良かったわよ。ま、四の五の言ったってしょうがないわ」
「おい、潜入がバレても自分のケツは自分で拭けよ?」
919が横目で鋭い視線を向ける。肩出しの深い紫色をしたマーメイドドレス姿に、心臓がおかしな音を立てた事にイラつきながら。
「あーらお生憎様。私はあんたに護ってもらうほど弱いミューモンじゃないの。それより、ちゃんとバレないようエスコートしなさいよ?」
小さな葉っぱ
DOODLESB69よりクロシア。口の悪いカフェ店員×常連さんパラレル。
ツイッターで投稿した画像小説と同じものです。
公式のギャルソンミニキャラクロウちゃんから着想を得ました。
ストロベリーフラワーまたあの子は自分の腰の辺りを見つめている。可愛らしい真ん丸な目をして。
何故そんなに注目して来るのか、ある日いつものイチゴパフェをテーブルへ届ける時に尋ねてみた。
「お兄さんのそれ! イチゴのお花みたいで可愛いにゃ!」
綺麗にネイルの塗れられた人差し指が彼の腰の紐飾りを示す。その中央には小さな花のような飾りが。
急にかあっと顔が熱くなる。
「なっ、バカちげーよ!」
パフェを置いて足早にその場を去る。
――イチゴ好きな君を近くに感じたかった。
『見抜かれてた!』と恥ずかしくなり、テーブルを振り向けないままトレイでストロベリーカラーの顔を必死に隠した。
(おわり)
285何故そんなに注目して来るのか、ある日いつものイチゴパフェをテーブルへ届ける時に尋ねてみた。
「お兄さんのそれ! イチゴのお花みたいで可愛いにゃ!」
綺麗にネイルの塗れられた人差し指が彼の腰の紐飾りを示す。その中央には小さな花のような飾りが。
急にかあっと顔が熱くなる。
「なっ、バカちげーよ!」
パフェを置いて足早にその場を去る。
――イチゴ好きな君を近くに感じたかった。
『見抜かれてた!』と恥ずかしくなり、テーブルを振り向けないままトレイでストロベリーカラーの顔を必死に隠した。
(おわり)
小さな葉っぱ
DOODLESB69よりハチデル。ツイッターで投稿した画像小説と同じものです。
花屋の蜂さん遠く離れた父へ花でも――と思い、入った花屋。
そこに店員として店番をしていたのは、マスターにチケットを貰ってかつてライブを見に行ったどこ指のメンバーの一人。
「父親への贈りもんならやっぱこれだな! 白いバラ! ほんとは父の日向けの花だけどよ、娘からのプレゼントならファーッと喜んで貰えるに決まってるぜ!」
「では、白バラの花束をください」
彼はレジ打ちも花束を包むのも手馴れたもので、見惚れるような手捌きだ。
ライブ中、いきなり喧嘩を始めた時は怖そうだと思ったのに――。
「親父さんに喜んで貰えるたらいーな!」
ニカッとギザギザの歯を覗かせる白バラ越しの純粋な笑顔が、輝くものとして彼女の朱色の瞳に映る。
何故かどきりと心臓が跳ねた。
326そこに店員として店番をしていたのは、マスターにチケットを貰ってかつてライブを見に行ったどこ指のメンバーの一人。
「父親への贈りもんならやっぱこれだな! 白いバラ! ほんとは父の日向けの花だけどよ、娘からのプレゼントならファーッと喜んで貰えるに決まってるぜ!」
「では、白バラの花束をください」
彼はレジ打ちも花束を包むのも手馴れたもので、見惚れるような手捌きだ。
ライブ中、いきなり喧嘩を始めた時は怖そうだと思ったのに――。
「親父さんに喜んで貰えるたらいーな!」
ニカッとギザギザの歯を覗かせる白バラ越しの純粋な笑顔が、輝くものとして彼女の朱色の瞳に映る。
何故かどきりと心臓が跳ねた。
Mutsu
PAST2015ツナ誕生日お祝いのムクツナ。69(→→→)(←)27なイメージ。
無自覚なのに思わず手を出しちゃうツンデレな骸さん。少しシリアスめ
2015.10.14
変わらないもの意味が分からない。
僕は溜息を吐き出した。
今日は10月14日。
当たり前だが、昨日は10月13日だった。
そして何の因果か、その2日間は自分の標的である沢田綱吉と、その家庭教師であるアルコバレーノ、リボーンの誕生日が続いていたらしいのだ。
リボーン、沢田綱吉、の順で。
そしてどうやらそのたった1日の差を利用して、リボーンは年功序列だのと訳の分からない理由をつけて、沢田綱吉を強制的に鍛えようとしていたらしい。
よりにもよって彼の誕生日である、この10月14日に。
そうとはつゆ知らず、並中に来た僕が見たのは、誰もいない校庭で必死の形相でリボーンからの銃撃から逃げ回る沢田綱吉の姿だった。
思わず呆気にとられて、うさぎのように跳ね回って逃げる彼を見ていると、がむしゃらに向きを変えた彼がこちらに接近してきたのだ。
4409僕は溜息を吐き出した。
今日は10月14日。
当たり前だが、昨日は10月13日だった。
そして何の因果か、その2日間は自分の標的である沢田綱吉と、その家庭教師であるアルコバレーノ、リボーンの誕生日が続いていたらしいのだ。
リボーン、沢田綱吉、の順で。
そしてどうやらそのたった1日の差を利用して、リボーンは年功序列だのと訳の分からない理由をつけて、沢田綱吉を強制的に鍛えようとしていたらしい。
よりにもよって彼の誕生日である、この10月14日に。
そうとはつゆ知らず、並中に来た僕が見たのは、誰もいない校庭で必死の形相でリボーンからの銃撃から逃げ回る沢田綱吉の姿だった。
思わず呆気にとられて、うさぎのように跳ね回って逃げる彼を見ていると、がむしゃらに向きを変えた彼がこちらに接近してきたのだ。
BIGneko1111
DONE逆69忘羨のSSです。「んっ……んぶっ……♡」
藍湛の大きな物が口いっぱいに入り込み、腰がゆるゆると動くと喉奥に先端がゴツゴツと当たる。呼吸が苦しくて、鼻で忙しなく息をする度藍湛の濃い匂いが通り抜けドロリと脳髄を溶かしていった。
(くるし……♡)
苦しいが口内の物がピクピクと動く度、苦しさが悦びに変わる。ちゅうちゅうと吸い付くと顔の横の足がピクリと動いた。
「ぁむっ……♡ぢゅっ……♡ん……♡ん〜〜っ……♡♡」
夢中になって舐めていると、自分の股間に顔を埋めていた藍湛の舌も動き出し陰茎を嬲る。体の上に乗られ足を両手で掴まれた状態ではどんなに気持ちよくても満足に動くことは出来ない。
「んっ………んんっ……♡♡」
気持ちがよくて舌が止まりそうになるのを必死で動かすが濡れた後孔に指が侵入してきて、思わず動きを止めてしまう。
1207藍湛の大きな物が口いっぱいに入り込み、腰がゆるゆると動くと喉奥に先端がゴツゴツと当たる。呼吸が苦しくて、鼻で忙しなく息をする度藍湛の濃い匂いが通り抜けドロリと脳髄を溶かしていった。
(くるし……♡)
苦しいが口内の物がピクピクと動く度、苦しさが悦びに変わる。ちゅうちゅうと吸い付くと顔の横の足がピクリと動いた。
「ぁむっ……♡ぢゅっ……♡ん……♡ん〜〜っ……♡♡」
夢中になって舐めていると、自分の股間に顔を埋めていた藍湛の舌も動き出し陰茎を嬲る。体の上に乗られ足を両手で掴まれた状態ではどんなに気持ちよくても満足に動くことは出来ない。
「んっ………んんっ……♡♡」
気持ちがよくて舌が止まりそうになるのを必死で動かすが濡れた後孔に指が侵入してきて、思わず動きを止めてしまう。
小さな葉っぱ
DOODLESB69よりみこラパ(キャプテンみこみこ×キャンディラパン)。ツイッターで投稿した画像小説と同じものです。
かわいいのは禊を終えた夕暮れの波止場のコンクリートの上。明日の出航に備えた積み荷のチェックをしていた。
「あの!」
ソプラノの声に突然呼び止められてそちらを見る。そこには垂れた大きな黄色い耳が特徴の女性が立っていた。耳から察するに自分と同じウサギ系の種族だろか。
「今日のライブ――じゃなかった、禊すっごく良かったです! 褒め言葉になってなかったらごめんなさい、とっても可愛かったです!」
夕暮れの景色を写し出す、意思の強い煌めく瞳。
「えっと、それだけ伝えたかったんです! では失礼しますッ!」
彼女は踵を返して軽快なステップで走り去って行く。
彼の手は自ずと引き止めるように伸ばされていた。しかし揺れるあの大きな耳は、既に届かないほど遠くに居た。
384「あの!」
ソプラノの声に突然呼び止められてそちらを見る。そこには垂れた大きな黄色い耳が特徴の女性が立っていた。耳から察するに自分と同じウサギ系の種族だろか。
「今日のライブ――じゃなかった、禊すっごく良かったです! 褒め言葉になってなかったらごめんなさい、とっても可愛かったです!」
夕暮れの景色を写し出す、意思の強い煌めく瞳。
「えっと、それだけ伝えたかったんです! では失礼しますッ!」
彼女は踵を返して軽快なステップで走り去って行く。
彼の手は自ずと引き止めるように伸ばされていた。しかし揺れるあの大きな耳は、既に届かないほど遠くに居た。
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DONE前夜に突貫で作りました。カルデア時空のほのぼの小話です。折本ネットプリントもあります。【ID】7M55MHR69G
【店舗】ファミマ・ポプラ・ローソン
【金額】白黒:20円 フルカラー:60円
【期間】2022/10/02 11時頃まで
天草の海産グルメ、本当に美味しいです。クルマエビの踊り食いもなかなかインパクトが(検索注意)。お出かけの機会があればぜひ!
天文台のキセキの灯4 鯖ぐだごはん企画「天草のご当地グルメと天ぐだ♀」 カルデアのマスター・藤丸立香はその日のミッションと訓練が終わり、いつものように食堂に向かっていた。今日の夕食は何だろう。歩きながらぼんやり考えていると、「マスター、お疲れ様です」と声をかけられた。
「天草、食堂に来るなんて珍しいね。もしかして厨房から出てきた?」
陣羽織姿の天草は立香に「はい」と微笑みかけた。
「今日はとっておきの企画を用意していまして」
「企みじゃなくて?」
「さらっと疑われてますね……まあ、とにかく中へどうぞ」
天草は立香の手を取ると、食堂へと案内した。
食堂の中央には大きな生け簀が用意されていた。中には大小さまざまな魚が泳ぎ、底には伊勢海老が悠然と動いている。
「天草フェアです」
「……はい?」
2185「天草、食堂に来るなんて珍しいね。もしかして厨房から出てきた?」
陣羽織姿の天草は立香に「はい」と微笑みかけた。
「今日はとっておきの企画を用意していまして」
「企みじゃなくて?」
「さらっと疑われてますね……まあ、とにかく中へどうぞ」
天草は立香の手を取ると、食堂へと案内した。
食堂の中央には大きな生け簀が用意されていた。中には大小さまざまな魚が泳ぎ、底には伊勢海老が悠然と動いている。
「天草フェアです」
「……はい?」
小さな葉っぱ
DOODLESB69よりクロシア。ツイッターに画像小説として投稿したものと同じ作品です。
寝姿ドキリ事務所内の長椅子に座る彼を見かけ、ぴょこぴょことした軽快な足取りで近づいた。
「クロウちゃん! って、あれ?」
彼は腕を組み、少し俯いて眠りの世界に居た。
彼女は揺れがなるべく起こらないよう静かに隣へ座る。睡眠から覚醒させて話を――とは思わなかった。
体を少し前に乗り出し、舟を漕ぐその横顔を見る。
男性にしては長く瑞々しいまつ毛、『顔はやめてくれ』とロムに言うだけあるきめ細かい玉肌、普段深紅の情熱の歌が迸る唇は今は静かに形良く閉じている。
綺麗――横顔だけでなく、髪の赤い部分と黒い部分の境目にすらそう感じた。
自分の心が、瞳が、潤うのが分かる。
うるさい筈の心音も気にならないほど恍惚をまとった指先が、ゆっくり彼の頬に伸びた。
324「クロウちゃん! って、あれ?」
彼は腕を組み、少し俯いて眠りの世界に居た。
彼女は揺れがなるべく起こらないよう静かに隣へ座る。睡眠から覚醒させて話を――とは思わなかった。
体を少し前に乗り出し、舟を漕ぐその横顔を見る。
男性にしては長く瑞々しいまつ毛、『顔はやめてくれ』とロムに言うだけあるきめ細かい玉肌、普段深紅の情熱の歌が迸る唇は今は静かに形良く閉じている。
綺麗――横顔だけでなく、髪の赤い部分と黒い部分の境目にすらそう感じた。
自分の心が、瞳が、潤うのが分かる。
うるさい筈の心音も気にならないほど恍惚をまとった指先が、ゆっくり彼の頬に伸びた。
小さな葉っぱ
DOODLESB69よりヤスほわ。ツイッターに画像小説として投稿したものと同じです。
【お題ひねりだしてみた】
小さな葉っぱへのお題は『境界線なんていらない』です。
#shindanmaker
https://shindanmaker.com/392860
境界線なんていらない(ヤスほわ)年端の変わらぬ都会の男の子に話し掛けるなど初めてで、飛び切りの緊張を抱えながら思い切って彼の前へ飛び出して行く。
今日のライブにも心動かされた、痺れた、それをどうしても伝えたくて。
髪に隠れていない方の隻眼に始めは驚きが浮かんでいたが、彼女だと認識するとその眼圧は幾分か緩んだ。
「お前、確か一緒のスタジオ使ってる……」
挨拶もそこそこに辿々しくあたふたしながら用件を伝える。
勇気を振り絞った言葉たちを受けた彼は、
『そっか、ありがとよ』
と照れ臭そうに微笑んでくれた。
それは、“境界線はいらない”と気さくに語らってくれているようで、いつまでも眺めていたい。そう本能の部分が小さく揺れ動く笑みだった。
(おわり)
310今日のライブにも心動かされた、痺れた、それをどうしても伝えたくて。
髪に隠れていない方の隻眼に始めは驚きが浮かんでいたが、彼女だと認識するとその眼圧は幾分か緩んだ。
「お前、確か一緒のスタジオ使ってる……」
挨拶もそこそこに辿々しくあたふたしながら用件を伝える。
勇気を振り絞った言葉たちを受けた彼は、
『そっか、ありがとよ』
と照れ臭そうに微笑んでくれた。
それは、“境界線はいらない”と気さくに語らってくれているようで、いつまでも眺めていたい。そう本能の部分が小さく揺れ動く笑みだった。
(おわり)
小さな葉っぱ
DONESB69よりクロシア。クロウちゃんお誕生日おめでとう黙示録!
ツイッターで投稿した画像小説と同じものです。
クロウ誕生祭2022『街外れの丘の上で星を見よう』
メンバーたちの輪から抜け出すように彼女に手を引かれて自然豊かな場所までやって来た。
何処まで行きなにをするのか、そんな無粋な事は聞かない。誕生日パーティーから二人で逃げ出してしまった背徳感と彼女の優しい手の体温。それに伴う心音の高鳴りに、ただ今は従っていたい。
ようやく立ち止まった彼女がこちらを向き、少し申し訳なさそうに笑う。
「ごめんにゃ。ライブの準備が忙しくて、実はお誕生日プレゼント用意出来なかったにゃ。だから、せめて綺麗な星空を贈り物に出来たらにゃって」
二人で空を見る。ダークネイビーのスクリーンへ溢したように広がる白く神秘的な光たち。
彼が星空を見上げる彼女の顔に視線を移動させると、その潤んだ艶やかな瞳に輝く粒子たちが映り込んでいる。
591メンバーたちの輪から抜け出すように彼女に手を引かれて自然豊かな場所までやって来た。
何処まで行きなにをするのか、そんな無粋な事は聞かない。誕生日パーティーから二人で逃げ出してしまった背徳感と彼女の優しい手の体温。それに伴う心音の高鳴りに、ただ今は従っていたい。
ようやく立ち止まった彼女がこちらを向き、少し申し訳なさそうに笑う。
「ごめんにゃ。ライブの準備が忙しくて、実はお誕生日プレゼント用意出来なかったにゃ。だから、せめて綺麗な星空を贈り物に出来たらにゃって」
二人で空を見る。ダークネイビーのスクリーンへ溢したように広がる白く神秘的な光たち。
彼が星空を見上げる彼女の顔に視線を移動させると、その潤んだ艶やかな瞳に輝く粒子たちが映り込んでいる。
memonock
DONE9/4 68-69追加9/10 70-71追加
9/19 72-73
9/24 74-79追加(おわり)
前→https://poipiku.com/573357/6137535.html 13
gori_rarira_99
DONEゆる伊ワンドロライ七伊第69回 お題「台風・雨漏り」
※オメガバースα七×Ω伊 両片想い
『あiらiしiのiよiるiに』イメージです
作業時間一時間どころじゃねえ 時間制限むず…
1h+2.5h 1834
小さな葉っぱ
DOODLESB69よりクロシア。押し掛け女房シアンちゃん。
この作品でのクロウちゃんの家は実家ではなく一人暮らしと仮定。
蝶々結び「今日はあたしがクロウちゃんの為にごはん作ってあげるにゃ!」
銀のお玉をぎゅっと握って、片手では買い物袋をガサガサ云わせて部屋に押し掛けた彼女。
「お玉くらいうちにあるっつーの! てか突然だなオイ!」
「クロウちゃんはお昼即決しがちだから早く来たにゃ」
お玉と買い出したものをダイニングテーブルに置くと、持参のピンクのエプロンをバッと広げる。
颯爽と着けてかっこよく――なんて思っていたのだが。
「あ、あれ?? あれ?」
腰のところでの蝶々結びが上手く行かない。するりするりと指を抜けて行く。
「あー! もう! オレがやってやる!」
痺れを切らした彼が近寄って来て紐を手に掛ける。
「すまんにゃん……」
「へいへい、良いって事よ」
387銀のお玉をぎゅっと握って、片手では買い物袋をガサガサ云わせて部屋に押し掛けた彼女。
「お玉くらいうちにあるっつーの! てか突然だなオイ!」
「クロウちゃんはお昼即決しがちだから早く来たにゃ」
お玉と買い出したものをダイニングテーブルに置くと、持参のピンクのエプロンをバッと広げる。
颯爽と着けてかっこよく――なんて思っていたのだが。
「あ、あれ?? あれ?」
腰のところでの蝶々結びが上手く行かない。するりするりと指を抜けて行く。
「あー! もう! オレがやってやる!」
痺れを切らした彼が近寄って来て紐を手に掛ける。
「すまんにゃん……」
「へいへい、良いって事よ」
sigu_mhyk
DONE1日1ネファネチャレンジ 69現パロ ネロファウ
表裏一体の寂しさ『今日は残業せずに済んだ?』
「今週は多分大丈夫だと思うよ。月初はまた忙しくなるだろうけど」
『あー……。来月は俺もばたつくかなぁ……』
「きみの方は?今日は上司と喧嘩してない?」
『あいつとはいつもあんな感じだって。まあ、今日は明日の準備が殆どだったから、ほぼ会議で終わったけど』
小さな画面に映るネロは当然画面に合わせて縮小されていて、音声も機械を通しているから普段と少し違って聴こえる。背後に映るホテルの部屋も二人の家と違うから、テレビドラマの一幕を観ているような感じさえする。
ホテル備え付けの寝間着を身に着けて、ホテルのロゴの付いたタオルを肩に乗せているネロとは、新幹線で三時間弱の距離を隔てている。絶賛、数日間の遠距離恋愛中だ。出張が決まるときまって「行きたくない」とめそめそするネロを宥めた回数も、片手では足りなくなってきた。
1885「今週は多分大丈夫だと思うよ。月初はまた忙しくなるだろうけど」
『あー……。来月は俺もばたつくかなぁ……』
「きみの方は?今日は上司と喧嘩してない?」
『あいつとはいつもあんな感じだって。まあ、今日は明日の準備が殆どだったから、ほぼ会議で終わったけど』
小さな画面に映るネロは当然画面に合わせて縮小されていて、音声も機械を通しているから普段と少し違って聴こえる。背後に映るホテルの部屋も二人の家と違うから、テレビドラマの一幕を観ているような感じさえする。
ホテル備え付けの寝間着を身に着けて、ホテルのロゴの付いたタオルを肩に乗せているネロとは、新幹線で三時間弱の距離を隔てている。絶賛、数日間の遠距離恋愛中だ。出張が決まるときまって「行きたくない」とめそめそするネロを宥めた回数も、片手では足りなくなってきた。
小さな葉っぱ
DOODLESB69よりアイチュチュ。バニーの日。
Twitterで画像小説として投稿したものと同じになります。
バニーの日2022「いらっしゃいませ!」
練習後の喉の渇きを癒そうかと喫茶アンゼリカに入ったアイオーンは、目を丸くしてぱちくりとした。
そこでは銀のトレイを掌に乗せたチュチュが立っていた。
普段の姿ならこんなに驚きはしない。
彼女の様相は露出の高い真っ赤なレオタードに、ただでさえスタイルの良い脚をよりスレンダーに魅せる黒いタイツ、そしてハイヒール。いつだったか見た事のあるバニーガールの格好だった。
「そ、その聖衣は?」
「本日はこのお店で一日アルバイト体験をさせて貰ってますの。これは今日という日がバニーの日という事で、再び着てみましたの。さあ、お席へどうぞ」
「あ、ああ」
彼女と二人きりの時には行わないいつものポーズが自然と出る。
479練習後の喉の渇きを癒そうかと喫茶アンゼリカに入ったアイオーンは、目を丸くしてぱちくりとした。
そこでは銀のトレイを掌に乗せたチュチュが立っていた。
普段の姿ならこんなに驚きはしない。
彼女の様相は露出の高い真っ赤なレオタードに、ただでさえスタイルの良い脚をよりスレンダーに魅せる黒いタイツ、そしてハイヒール。いつだったか見た事のあるバニーガールの格好だった。
「そ、その聖衣は?」
「本日はこのお店で一日アルバイト体験をさせて貰ってますの。これは今日という日がバニーの日という事で、再び着てみましたの。さあ、お席へどうぞ」
「あ、ああ」
彼女と二人きりの時には行わないいつものポーズが自然と出る。
xxxmrn64
DONEhitn*弟*に*は*最*強*の*女*がい*るら*しい 69⚠️注意*軽い👊元*同*級*生 / 恋*人
家*庭内*環*境最*悪 暴*力 D:V 怪*我 など
名*前有*モ*ブ出*てき*ます*色々注意
なんでも許せる方向け
rind
#tkrvプラス
まとめはモーメントへ
ハピエン目指してます 3
孤宮カヅキ
DONE #SB69版深夜の真剣お絵描き60分一本勝負S久々参戦!
-----------Twitterここまで-----------
投稿前にゆがみツールでガッと変えたら思わぬところまで歪んだので、pixivにまとめる時は直したやつを載せる。
シュウ☆ゾーくんのスカーフはどこから出てんねやろ🤔
あとアニメカラーは首にヘッドホンないと結構地味になるね。
頭部が派手なので良いのですが。
小さな葉っぱ
DONESB69よりロムモア。Twitterでモアちゃん誕生祭2022に投稿した画像小説と同じものになります。
この星で出会えたあなた彼はバンドマンでもあり、会社で働く社会人でもある。日曜である今日も片付けたい仕事があると事前に聞かされていた。
だから昼間に会う事は叶わない。そう諦めていた。筈だった。
寮のインターホンが鳴って応対してみると、汗だくで息を切らせたクールビズな半袖カッターシャツの彼がそこに立っていた。
「これ、ケーキだ。誕生日リアルにおめでとう。メンバーにも作って貰うかも知れねえから、小さいのにしたけどよ」
「もしかして、休憩時間に急いで来てくれたぴゅる?」
「そういう事は男に言わせねえのがお約束だぜ?」
『水も滴るいい男』、最近覚えたこの星の言葉。汗水垂らす中ニッと笑う彼はまさにそれだった。
心が喜びで高鳴る。嬉しいのはケーキもだが、誕生日である自分の為に必死となって駆け付けてくれた心と姿に胸を打たれた。
478だから昼間に会う事は叶わない。そう諦めていた。筈だった。
寮のインターホンが鳴って応対してみると、汗だくで息を切らせたクールビズな半袖カッターシャツの彼がそこに立っていた。
「これ、ケーキだ。誕生日リアルにおめでとう。メンバーにも作って貰うかも知れねえから、小さいのにしたけどよ」
「もしかして、休憩時間に急いで来てくれたぴゅる?」
「そういう事は男に言わせねえのがお約束だぜ?」
『水も滴るいい男』、最近覚えたこの星の言葉。汗水垂らす中ニッと笑う彼はまさにそれだった。
心が喜びで高鳴る。嬉しいのはケーキもだが、誕生日である自分の為に必死となって駆け付けてくれた心と姿に胸を打たれた。
小さな葉っぱ
DONESB69よりヤスほわ。Twitterでヤスくん誕生祭2022に投稿した画像小説と同じものです。
メンバーにも内緒の秘密の恋設定。
手遊びキッス「ヤスくん!」
振り返ったのは名前を呼ばれたからだけじゃない。好きなあの娘の、頭に付いた紐リボンの音が聞こえて来たから。
振り返った瞬間に唇に柔く当たるなにか。驚きつつ動けないまま、寄り目気味に見下ろして確認する。
それはキツネを形作った彼女の手。口に該当する部分にキスをされていた。
「いきなりごめんね。誕生日のキスに憧れもあったんだけど、このスタジオの中だとみんなに見られちゃうかも知れないから」
『誕生日おめでとう』と、いつも通りほわほわな笑顔を向けてくれる彼女。
「まあ、なんていうか……ありがとよ」
自分もキツネを手で作り、手遊びの接吻を一瞬だけ彼女のキツネへ贈り返した。
(おわり)
299振り返ったのは名前を呼ばれたからだけじゃない。好きなあの娘の、頭に付いた紐リボンの音が聞こえて来たから。
振り返った瞬間に唇に柔く当たるなにか。驚きつつ動けないまま、寄り目気味に見下ろして確認する。
それはキツネを形作った彼女の手。口に該当する部分にキスをされていた。
「いきなりごめんね。誕生日のキスに憧れもあったんだけど、このスタジオの中だとみんなに見られちゃうかも知れないから」
『誕生日おめでとう』と、いつも通りほわほわな笑顔を向けてくれる彼女。
「まあ、なんていうか……ありがとよ」
自分もキツネを手で作り、手遊びの接吻を一瞬だけ彼女のキツネへ贈り返した。
(おわり)