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    心中

    lychee_lulled

    DONE書き直したらまとまり良くなって書き終われるかなって思ったらまだ全然終わらないみか宗の心中ごっこのやつ→完成した「おれたちは、多分まだ死なへんと思うから、お師さんと死にかけてみたい」

     どうして、と尋ねたのに影片は答えなかった。君はいつも、自分の考えをまとめて言葉にするのが下手だ。うーん、とひとしきり悩んだ後、そうしたいっておれが思ったからかも、そう言って僕を抱き寄せて、首筋に顔を埋める。

    「……僕は君に何か心配をかけた? 不安になった?」
    「そんなんじゃないよ」

     湿った吐息が肌をくすぐった。視界の端で跳ねている髪を落ち着かせるように、頭を撫でてやる。指を入れて髪を梳くと、首筋の皮膚の柔らかいところに影片の鼻先が押しつけられた。彼の鼻の形が歪むといけないからやめさせたいけれど、頭を退かせたあと、影片の目を見たらなんとなく僕はだめになってしまいそうで。

    「そんなんじゃないんやけど、なあ」

     いつのまにか僕の背に回されていた影片の腕の力が強まる。ああ、君も。僕にその顔を見せたくないのなら無理にそうしなくてよかったと思う。



    ==========


     『僕と死にかける』ために、練られた企画書を差し出されたけれど、中身は確かめないまま影片にそれを返した。見んのか、と影片は少し残念そうな 7034

    pagupagu14

    DONE死がふたりを分かつまで/愛忠
    DRパロ。未来編izrrパロです。当然の通り死ネタです。心中してほし~~~~~~~~という気持ちから。
    死がふたりを分かつまで 愛忠
     「忠」
    「はい」
    「僕の名前を呼べ」
    「できません」
    「忠」
    「嫌です」
    「たーだーし…」
    「あなた様が何をしようと、何を言おうと絶対に呼びません」
    そう言って愛之介の目の前の秘書兼犬は断固として拒否した。いつも、忠は愛之介至上主義で愛之介が言うことを最優先する。だからこそそれだけ、よっぽどの理由があるとして愛之介ははっとした。
    「忠、やっぱりお前のNG行動…」
    「……」
    顔を逸らす忠の顎を掴む。若緑色の瞳がゆらゆらと揺れ、それでもなお愛之介ただ一人を見つめている。
    「なんだ、そういう…そういうことか…」
    ハハ、と愛之介が笑うのを忠は普通に見つめていた。
    「…お前が僕の名を呼ぼうとしないから、何なんだって思ったじゃないか…」
    「申し訳ありません…」
    「まあ、いいか。ここから出られる手立てがあるわけでもなし、きっといつか僕らは餓死で死ぬだろう」
    「そんな…希望を捨てては…!」
    「僕のNG行動、知りたくはないか?」
    「え?」
    「【何か食べ物を口にすること】」
    「!そ、それは…あまりにも」
    「ここから出られなくても餓死で死ぬし、生き延びるために食べても死ぬ。だ 1157