2k000ng
MOURNING前にベッターでメイドの日に上げた、五にご奉仕する乙のお話の再掲になります。メイド服の意味とは?フェラしかしてないです。
色々付けたしたいと言っておきながら、全く手つかず…
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DONEとっても遅れたキスの日のお話。五乙の一日と言うような感じです。不意打ち時々、気まぐれのち、本命。 優しい音色を刻む目覚まし時計を止め、眩しい朝日から逃れるように布団を引き上げる。ふかふかのベッドはキングサイズで、首が痛くならない枕は特注品だったか。滑らかなシーツは肌触りが良く、起きるのが億劫になってしまう。あと少しだけ――そう言い聞かせて寝入ろうとすれば、おもむろに扉が開いた。
ペタペタと足音を鳴らしながら、近付いて来る人の気配。誰か、なんて確認するまでもない。ぎしりとマットレスが沈み、「憂太」と呼ぶ声は低く穏やかだ。僅かな呪力の変化に気付いて、起こしに来たのだろう。そうとなれば寝た振りが通用するわけもなく、横になったまま渋々顔を出す。
アイマスクやサングラスで隠れていない瞳は、いつも通り澄んだ青空のように綺麗だ。そんな呪術師たちが忌み嫌う六眼を、恐れることなく直視してムッと尖らせた唇。「まだ寝れました」と駄々を捏ねれば、「朝ご飯が食べられなくなるでしょ」と正論を突き付けられて口を噤む。年上で一枚も二枚も上手な五条を、言い包めるなど至難の業か。
6007ペタペタと足音を鳴らしながら、近付いて来る人の気配。誰か、なんて確認するまでもない。ぎしりとマットレスが沈み、「憂太」と呼ぶ声は低く穏やかだ。僅かな呪力の変化に気付いて、起こしに来たのだろう。そうとなれば寝た振りが通用するわけもなく、横になったまま渋々顔を出す。
アイマスクやサングラスで隠れていない瞳は、いつも通り澄んだ青空のように綺麗だ。そんな呪術師たちが忌み嫌う六眼を、恐れることなく直視してムッと尖らせた唇。「まだ寝れました」と駄々を捏ねれば、「朝ご飯が食べられなくなるでしょ」と正論を突き付けられて口を噤む。年上で一枚も二枚も上手な五条を、言い包めるなど至難の業か。
2k000ng
DONE呪霊退治したり、呪力譲渡したりするお話。五条にとっての乙骨とは。※付き合ってはいないので、五乙未満みたいな感じです。
切り札は手の中に 内気なタイプであることは自覚していた。否、里香を失う前までは至って普通の、活発な子供だったと思う。肺炎をこじらせて入院したこともあるけれど、外で遊ぶのが大好きな男の子。病院であの子と出会ったのは、運命だったのかもしれない。なんて、あの時は考えもしていなかったが。一緒に居られるのが楽しくて、嬉しくて、こんな日々がずっと続くと思っていた。
突如として襲った受け入れ難い現実が、自然と心を閉ざすきっかけとなってしまったのかもしれない。学校と言う小さな社会にすら馴染めず、周りと壁を作ったのは己の意思。幼い乙骨が背負ったのは、手に余る強大な力だ。
激しく雨粒が窓を叩く音と、教室内に漂う鉄錆のニオイ。気弱だった自分は、嗜虐性を持つ人間にとって恰好の的だったのだろう。恍惚とした表情を浮かべながら詰め寄られ、恐怖を抱いたが最後。乙骨の制止も空しく、同級生を掴んだのは人ならざる手。下劣な笑い声は途絶え、悲鳴が掻き消されていく。そこからの記憶は曖昧で、ただただ壊れた機械のように謝っていた気がする。
11240突如として襲った受け入れ難い現実が、自然と心を閉ざすきっかけとなってしまったのかもしれない。学校と言う小さな社会にすら馴染めず、周りと壁を作ったのは己の意思。幼い乙骨が背負ったのは、手に余る強大な力だ。
激しく雨粒が窓を叩く音と、教室内に漂う鉄錆のニオイ。気弱だった自分は、嗜虐性を持つ人間にとって恰好の的だったのだろう。恍惚とした表情を浮かべながら詰め寄られ、恐怖を抱いたが最後。乙骨の制止も空しく、同級生を掴んだのは人ならざる手。下劣な笑い声は途絶え、悲鳴が掻き消されていく。そこからの記憶は曖昧で、ただただ壊れた機械のように謝っていた気がする。
2k000ng
DONETwitterで公開した、熱中症で倒れた乙骨君を五条先生が膝枕する話です。不器用な君だから「遅い」
「っう……」
「ほらほら、どんどん仕掛けてきなよ」
じりじりと照り付ける日差しの下、五条との組手は激しさを増していた。術式は使わず、呪力も制限された中での手合わせは、分が悪いとは言えやりがいがある。己の未熟さを実感できる上に、見えてくる課題。重たい蹴りをかろうじて防ぎながら、額に滲む汗を拭う。
寒い冬が終わり、色鮮やかな春も後半。桃色の絨毯が出来ていたのは一ヶ月前、鯉のぼりが泳いでいたのはつい最近のことだ。四季の移り変わりなんてものは、十歳の時から止まっている。今まで目に映るものすべてがモノクロだった。それが呪術高専に来てからと言うもの、少しずつながらも彩を取り戻してきた世界。諦めて、捨てたものが多かったのかもしれない。
4837「っう……」
「ほらほら、どんどん仕掛けてきなよ」
じりじりと照り付ける日差しの下、五条との組手は激しさを増していた。術式は使わず、呪力も制限された中での手合わせは、分が悪いとは言えやりがいがある。己の未熟さを実感できる上に、見えてくる課題。重たい蹴りをかろうじて防ぎながら、額に滲む汗を拭う。
寒い冬が終わり、色鮮やかな春も後半。桃色の絨毯が出来ていたのは一ヶ月前、鯉のぼりが泳いでいたのはつい最近のことだ。四季の移り変わりなんてものは、十歳の時から止まっている。今まで目に映るものすべてがモノクロだった。それが呪術高専に来てからと言うもの、少しずつながらも彩を取り戻してきた世界。諦めて、捨てたものが多かったのかもしれない。
miomiowo
DONE現パロ(エクソシスト五乙)五乙になるなら何でも許せる方向きです!
Last drop of my blood3目覚めの嵐。
それは夜の帳の中で殻を破ろうと閃光の罅を走らせる。
地下の大聖堂には雷光は届かず、ただ重い沈黙が時折雷鳴で揺らめくくらいであった。日本支部上層部も流石に管轄区域の本部からの来賓にモニター越しとはいかず、主祭壇前に設置されたテーブル前で彼らを出迎える。中央通路右手に日本支部の幹部祓魔官たちが控え、左手にエクソシスム・アクシズのアジア・オセアニア環太平洋本部のエクソシストたちが控え、緊迫感で沈黙が更に重く感じる空間になっていた。
「ようこそ。遠路遥々おいでくださいました。枢機卿」
日本側から歓迎の言葉が掛けられるが、枢機卿は微動だにしない。初老とは思えない鋭い眼差しが出迎えた3人の大司教に突き刺さる。
8641それは夜の帳の中で殻を破ろうと閃光の罅を走らせる。
地下の大聖堂には雷光は届かず、ただ重い沈黙が時折雷鳴で揺らめくくらいであった。日本支部上層部も流石に管轄区域の本部からの来賓にモニター越しとはいかず、主祭壇前に設置されたテーブル前で彼らを出迎える。中央通路右手に日本支部の幹部祓魔官たちが控え、左手にエクソシスム・アクシズのアジア・オセアニア環太平洋本部のエクソシストたちが控え、緊迫感で沈黙が更に重く感じる空間になっていた。
「ようこそ。遠路遥々おいでくださいました。枢機卿」
日本側から歓迎の言葉が掛けられるが、枢機卿は微動だにしない。初老とは思えない鋭い眼差しが出迎えた3人の大司教に突き刺さる。
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DONE【R18】戦いで興奮が冷めず、浴室で一人エッチをしてしまう乙骨。その様子を五条に見られてしまい……
私が見たいエロを詰め込みました。5年ぶりに書いたのでさらっと読んでください。
※再度公開にしました。
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しかおっち
DOODLEにょた五乙 苦手な方いたらと思ってじゅ垢じゃなくこっちに特級師弟どっちもパイオツカイデーチャンネーしてそう にょた五ぜってぇセクハラ言動してそう
にょ五はにょた乙より細くて尻も小さそうでなのに適度なパイとかいう最強スタイルで、にょた乙はにょ五より大きめで尻もあるムチムチ感ありそう toLOVEってほしい…
yuino8na
DONE獣人パロ五乙。これにて全年齢部分は完結です。(もしかしたら、後日談を書くかもですが、書いたらまたポイピクに投げます)
こちらにRシーンを追加した本を5月1日のぼくとくにて頒布予定です。
空に誓い6 家まで送りとどけられ、寝室に入っても、悟は憂太の腕の中でぐっすりと眠っていた。
かなり強力な麻酔らしいが、それでも三十分程度しか効果はないと教えてくれたのは夏油だ。それほどまでに、悟は強く特別な獣人なのだという。
(……あと、五分)
夏油が麻酔銃を撃ってから、まもなく三十分が経つ。
窓の外はすっかり夜で、カーテンの隙間から十六夜の月明かりが寝室に差し込んでいた。昨夜が満月で、今日はその翌日。だから、昨日よりは悟もマシな状態だ、と教えてくれたのも夏油だ。
(僕は、なにも知らなかったんだ……)
ゆっくりと悟の大きな身体をベッドに下ろし、その毛並みを優しく撫でる。狼、なんて想像の中でしか知らないが、両腕でやっと抱えられるほどの大きな体躯と、鋭くも凛々しい顔立ちは、まさに想像の中の狼の姿だ。
3114かなり強力な麻酔らしいが、それでも三十分程度しか効果はないと教えてくれたのは夏油だ。それほどまでに、悟は強く特別な獣人なのだという。
(……あと、五分)
夏油が麻酔銃を撃ってから、まもなく三十分が経つ。
窓の外はすっかり夜で、カーテンの隙間から十六夜の月明かりが寝室に差し込んでいた。昨夜が満月で、今日はその翌日。だから、昨日よりは悟もマシな状態だ、と教えてくれたのも夏油だ。
(僕は、なにも知らなかったんだ……)
ゆっくりと悟の大きな身体をベッドに下ろし、その毛並みを優しく撫でる。狼、なんて想像の中でしか知らないが、両腕でやっと抱えられるほどの大きな体躯と、鋭くも凛々しい顔立ちは、まさに想像の中の狼の姿だ。
yuino8na
DONE獣人パロ五乙の続きです。獣人五✕人間乙。
全年齢部分はあと1話か2話で終わります。
空に誓い5 近所のスーパー、お気に入りのパン屋、いつも行く花屋。
思い当たる場所を駆け回ったけど、どこにも悟が居ない。あんなに抱きしめ合って、キスをして、側に居る存在の幸せを感じたはずなのに、朝になったら姿が消えているなんて。そんなの、まるで――。
パチン、と両頬を叩いて憂太は浮かんだ思考を打ち消す。
悟が居なくなって二日。この二日間、悟は一度も家に帰ってきていない。二、三日で帰る。その言葉を信じたくても、湧きあがる不安の方が大きくて、仕事の合間を縫っては悟を探していた。
そして思い知った。自分は、出会ってからの悟しか知らないということ。
一緒に行ったスーパーやパン屋や花屋以外の、悟が好きな場所、一人で行きそうな場所に一切心当たりがないのだ。
5334思い当たる場所を駆け回ったけど、どこにも悟が居ない。あんなに抱きしめ合って、キスをして、側に居る存在の幸せを感じたはずなのに、朝になったら姿が消えているなんて。そんなの、まるで――。
パチン、と両頬を叩いて憂太は浮かんだ思考を打ち消す。
悟が居なくなって二日。この二日間、悟は一度も家に帰ってきていない。二、三日で帰る。その言葉を信じたくても、湧きあがる不安の方が大きくて、仕事の合間を縫っては悟を探していた。
そして思い知った。自分は、出会ってからの悟しか知らないということ。
一緒に行ったスーパーやパン屋や花屋以外の、悟が好きな場所、一人で行きそうな場所に一切心当たりがないのだ。
yuino8na
DONE獣人パロ五乙の続き。獣人五×人間乙。まだ続きます。
空に誓い4 抱き上げられ、風を切るような速さで帰宅してきた。
帰宅までの間にも、悟の荒い呼吸をずっと肌に感じていて、それだけ我慢をさせていたことを、今更思い知る。
「さとるっ、待って」
「もう十分待ったでしょ」
「ちがっ、そうじゃ……、んっ!」
玄関に入るなり、アイマスクを剥ぎ取った悟に押し倒されて唇を塞がれた。舌を差し込まれぐちゃぐちゃに掻き回されるせいで、溢れた唾液が頬や顎を伝う。獣人ゆえか、悟の舌は自分のそれよりも大きくて長い。そんな舌に口腔を貪られ続けているので、息が苦しい。
一度息を整えさせて欲しい。ただそれだけなのに、悟の肩を押した手が不満だったようで、手首を掴まれ床に押し付けられた。
「んんっ、ふっ……、は、っ……、っ」
3883帰宅までの間にも、悟の荒い呼吸をずっと肌に感じていて、それだけ我慢をさせていたことを、今更思い知る。
「さとるっ、待って」
「もう十分待ったでしょ」
「ちがっ、そうじゃ……、んっ!」
玄関に入るなり、アイマスクを剥ぎ取った悟に押し倒されて唇を塞がれた。舌を差し込まれぐちゃぐちゃに掻き回されるせいで、溢れた唾液が頬や顎を伝う。獣人ゆえか、悟の舌は自分のそれよりも大きくて長い。そんな舌に口腔を貪られ続けているので、息が苦しい。
一度息を整えさせて欲しい。ただそれだけなのに、悟の肩を押した手が不満だったようで、手首を掴まれ床に押し付けられた。
「んんっ、ふっ……、は、っ……、っ」
yuino8na
DONE獣人パロの続きです。獣人五✕人間乙。
前回までのは支部にまとめています。
こちらを完結まで書き上げてぼくとくオンリーで頒布予定です。
空に誓い3 狼族、五条悟の朝は早い。早すぎるほど早い。
日照時間により変動はあるらしいが、まだ寒さの残る冬の終わりに六時前に起きるのだから、これから春夏と季節が進むと、もっと早起きになるのかもしれない。はじめの頃は悟と一緒に起きようとしていた乙骨憂太も、今は目覚ましが鳴るまでベッドの中で眠るようになった。
そうさせてくれたのは、悟だ。
無理に起きようとすると、ベッドの中で抱きしめられ、もう一度眠るまでずっと頭を撫でられる。そんな風に甘やかされるから、もう無理するのもやめた。
獣族は愛情を求めるなんていうが、どう考えても自分の方が愛情を注がれていると思う。
そんなことを考えながら布団の中で微睡んでいると、ほんの僅かに冷たい風が布団の中に入ってきた。そしてすぐに、温かくて大きな腕に抱きしめられる。
4349日照時間により変動はあるらしいが、まだ寒さの残る冬の終わりに六時前に起きるのだから、これから春夏と季節が進むと、もっと早起きになるのかもしれない。はじめの頃は悟と一緒に起きようとしていた乙骨憂太も、今は目覚ましが鳴るまでベッドの中で眠るようになった。
そうさせてくれたのは、悟だ。
無理に起きようとすると、ベッドの中で抱きしめられ、もう一度眠るまでずっと頭を撫でられる。そんな風に甘やかされるから、もう無理するのもやめた。
獣族は愛情を求めるなんていうが、どう考えても自分の方が愛情を注がれていると思う。
そんなことを考えながら布団の中で微睡んでいると、ほんの僅かに冷たい風が布団の中に入ってきた。そしてすぐに、温かくて大きな腕に抱きしめられる。
yuino8na
DONE遅くなりましたが、お題箱に頂いた「独占欲強めな五」というリクエストで書かせていただきました!卒業後、一緒に住んでる五乙です。Rではないんですけど、一応脱いでるのでポイピクに置きます🙇♀️
刻む「脱いで」
五条悟と乙骨憂太が二人で暮らす家。
帰宅した憂太を出迎えたのは、不機嫌を隠そうとしない仁王立ちの五条だ。そして、いきなりの第一声に、憂太は眉を寄せて苦笑する。
「あとで、じゃダメですか? 少し疲れたので、休みたいんですけど」
「じゃあベッドに寝れば? 勝手にひっぺがすから」
「……自分で、脱ぎます」
ベッドでなんて、ただ脱がされるだけで終わらないのが目に見えている。肩にかけていた竹刀袋を外して玄関に置くと、廊下を歩いてリビングへと入る。その間も、五条はぴったりと側についてきて決して離れない。
リビングに入ると、今度は腕を掴まれた。そのままソファへと連れていかれ、ソファに座った五条の前に立たされる。
3952五条悟と乙骨憂太が二人で暮らす家。
帰宅した憂太を出迎えたのは、不機嫌を隠そうとしない仁王立ちの五条だ。そして、いきなりの第一声に、憂太は眉を寄せて苦笑する。
「あとで、じゃダメですか? 少し疲れたので、休みたいんですけど」
「じゃあベッドに寝れば? 勝手にひっぺがすから」
「……自分で、脱ぎます」
ベッドでなんて、ただ脱がされるだけで終わらないのが目に見えている。肩にかけていた竹刀袋を外して玄関に置くと、廊下を歩いてリビングへと入る。その間も、五条はぴったりと側についてきて決して離れない。
リビングに入ると、今度は腕を掴まれた。そのままソファへと連れていかれ、ソファに座った五条の前に立たされる。
yuino8na
MOURNING付き合っているかどうかはともかく、ナチュラルに在学中から身体の関係がある五乙。乙が海外に行く前の話。
五が子供っぽくなったり、甘えたり、な表現があります。苦手(解釈違い)な方はご注意ください。
独占欲強めな五っていうリクエストを頂いていたのですが、全然そうならなかったので、ボツにしました…。こそっとこちらに置いておきます。
我儘『いつ来れる?』
そう五条悟が乙骨憂太にメッセージを送ったのは十日前。
自分を慕ってくれている憂太からは当然のようにすぐに返信が来た。
『今出張中なので、明日の夜なら』
『明日から三日間は僕が出張』
『ごめんなさい。三日後からはまた出張の予定が入っていて』
そんなやり取りを繰り返し、ようやく予定があったのは最初にメッセージを送った日からなんと十二日後の夜。しかもやっと時間が合ったというのに、ついさっきまた憂太からメッセージが届いた。
『伏黒君に手合わせを頼まれたので、一時間ほど遅れます』
五条の方から会いたいという意思表示をしたにも関わらず、十二日と一時間も待たされているのだ。これで不機嫌にならないはずが無い。
4066そう五条悟が乙骨憂太にメッセージを送ったのは十日前。
自分を慕ってくれている憂太からは当然のようにすぐに返信が来た。
『今出張中なので、明日の夜なら』
『明日から三日間は僕が出張』
『ごめんなさい。三日後からはまた出張の予定が入っていて』
そんなやり取りを繰り返し、ようやく予定があったのは最初にメッセージを送った日からなんと十二日後の夜。しかもやっと時間が合ったというのに、ついさっきまた憂太からメッセージが届いた。
『伏黒君に手合わせを頼まれたので、一時間ほど遅れます』
五条の方から会いたいという意思表示をしたにも関わらず、十二日と一時間も待たされているのだ。これで不機嫌にならないはずが無い。
miomiowo
DONE趣味の詰め込み。エクソシスト五とストリッパー乙のパロです。五乙固定ですが、ちょこっとモブとの絡み(諭吉を巡って)があったりしますLast drop of my blood1エクソシスム・アクシズ。
日本では東京と京都に拠点を構え、各国にも拠点を持つ国際的組織。エクソシスト達が管轄区画にて発生した悪魔関連の一切を執り行うのが専らの活動内容だ。
ちなみにエクソシスム・アクシズに加入前から独自に活動をしていた帝国時代の特殊祓魔局の名残で、日本ではエクソシストを祓魔官と呼んでいる。
エクソシスム・アクシズ東京支部は他の省庁と同じく千代田区にビルを構えている。一見他の官公庁やオフィスビルと変わらないが、その地下最下層には内部でも秘密裏になっている大聖堂がある。
日本に二人しかいない特級祓魔官、五条悟が制服である黒のキャソックを纏い、エレベーターケージのボタンを押す。エレベーターが上昇を始めて最下層から脱すると五条は漸く一息吐いてやれやれと肩を竦めた。隠しエレベーターから降りて地下駐車場に着くと1台のセダンが五条の前に近づく。リアシートに乗り込んだ五条は、組んだ脚の上にスマホを放り出してシートポケットからキャンディ包みのチョコレートを取り出した。
6698日本では東京と京都に拠点を構え、各国にも拠点を持つ国際的組織。エクソシスト達が管轄区画にて発生した悪魔関連の一切を執り行うのが専らの活動内容だ。
ちなみにエクソシスム・アクシズに加入前から独自に活動をしていた帝国時代の特殊祓魔局の名残で、日本ではエクソシストを祓魔官と呼んでいる。
エクソシスム・アクシズ東京支部は他の省庁と同じく千代田区にビルを構えている。一見他の官公庁やオフィスビルと変わらないが、その地下最下層には内部でも秘密裏になっている大聖堂がある。
日本に二人しかいない特級祓魔官、五条悟が制服である黒のキャソックを纏い、エレベーターケージのボタンを押す。エレベーターが上昇を始めて最下層から脱すると五条は漸く一息吐いてやれやれと肩を竦めた。隠しエレベーターから降りて地下駐車場に着くと1台のセダンが五条の前に近づく。リアシートに乗り込んだ五条は、組んだ脚の上にスマホを放り出してシートポケットからキャンディ包みのチョコレートを取り出した。
ひなた
DONE呪術廻戦 五条悟×乙骨憂太(CP)まとめ①蒼薔薇【1.バカな大人に引っ掛かった子供】
高専を卒業して補助監督になったばかりの先輩が呪霊に殺されてた。
僕が到着した頃には人間の形を到底保てて無いまま微かな残穢で先輩だったことを確認して任務は終わった。
鉄の匂いと悪臭、見慣れていたはずだったのに知り合いだと変わるものらしい、泣くことが出来ない、だって僕は冷めた人間だから。
呪術師とは思えない優しく人だった。
言葉足らずだったけど、コーヒーを淹れてくれたり見守ってくれてた無口だけど一緒に居ると暖かい先輩だった。
────────────────
久しぶりのブランコは乗ると、小さい頃は足がギリギリで着くくらいで、
あんなにも楽しそうに乗っていたのに、今は足が余ってしまっている。
5317高専を卒業して補助監督になったばかりの先輩が呪霊に殺されてた。
僕が到着した頃には人間の形を到底保てて無いまま微かな残穢で先輩だったことを確認して任務は終わった。
鉄の匂いと悪臭、見慣れていたはずだったのに知り合いだと変わるものらしい、泣くことが出来ない、だって僕は冷めた人間だから。
呪術師とは思えない優しく人だった。
言葉足らずだったけど、コーヒーを淹れてくれたり見守ってくれてた無口だけど一緒に居ると暖かい先輩だった。
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久しぶりのブランコは乗ると、小さい頃は足がギリギリで着くくらいで、
あんなにも楽しそうに乗っていたのに、今は足が余ってしまっている。
miomiowo
DONE五乙。支部にも上げてる乙骨誕生日目前の2月下旬頃のお話です。
Attractionそういえば10歳のとき、誕生日の週の日曜は家族で遊園地に行こうって約束をしたのに叶わなかったな。
そんなことを思い出しながら、乙骨は廃墟となったテーマパークを駆け抜けていた。
今朝のホームルームはいつも以上に騒がしかった。まず五条が教室のドアを開けると、その場で校門への移動が告げられる。ここで全員強制参加の1000メートル走が繰り広げられ、到着した校門にはいつものセダンではなくワンボックスカーが待ち構えていて、一人ずつに五条のお手製のしおりが渡されてから乗車した。
「で?今日はなんだ?」
渡されたしおりをシートバックポケットに突っ込んだ真希が助手席に座った五条に訊ねる。
「みんなで遠足だよ!しおり!読もう!?」
10988そんなことを思い出しながら、乙骨は廃墟となったテーマパークを駆け抜けていた。
今朝のホームルームはいつも以上に騒がしかった。まず五条が教室のドアを開けると、その場で校門への移動が告げられる。ここで全員強制参加の1000メートル走が繰り広げられ、到着した校門にはいつものセダンではなくワンボックスカーが待ち構えていて、一人ずつに五条のお手製のしおりが渡されてから乗車した。
「で?今日はなんだ?」
渡されたしおりをシートバックポケットに突っ込んだ真希が助手席に座った五条に訊ねる。
「みんなで遠足だよ!しおり!読もう!?」