na2me84
DONEK暁ワンライ企画に参加させて頂きました。宜しくお願いいたします。花火「ねぇ、KK、花火やろうよ」
「は?んなもん、どこでやるんだよ?」
生憎と都会のど真ん中では花火をやれるような場所はない。公園は火気厳禁がほとんどだし、住宅密集地では家の前でも難しい。ましてや集合住宅では。
「ベランダでやろ、これなら大丈夫でしょ」
手には線香花火。確かに、それならたいして煙も音も出ないし、火薬の匂いもエアコンをいれて閉めきっている近隣には影響しないだろう。
水をいれたバケツを用意し、ベランダにでる。外はベタベタと肌に纏わりつくような空気で、早くも室内のエアコンの効いた空間が恋しくなった。
暁人は嬉しそうに、線香花火をベランダの床に並べる。
「どっちが長く落とさずにいられるか、勝負しようよ」
1328「は?んなもん、どこでやるんだよ?」
生憎と都会のど真ん中では花火をやれるような場所はない。公園は火気厳禁がほとんどだし、住宅密集地では家の前でも難しい。ましてや集合住宅では。
「ベランダでやろ、これなら大丈夫でしょ」
手には線香花火。確かに、それならたいして煙も音も出ないし、火薬の匂いもエアコンをいれて閉めきっている近隣には影響しないだろう。
水をいれたバケツを用意し、ベランダにでる。外はベタベタと肌に纏わりつくような空気で、早くも室内のエアコンの効いた空間が恋しくなった。
暁人は嬉しそうに、線香花火をベランダの床に並べる。
「どっちが長く落とさずにいられるか、勝負しようよ」
みらい
DONE両片思いのK暁ポンコツになる暁人とKKのお話
両片思い 今回の依頼は、都内から少し離れた場所にあり、KKの所有する自動車で向かった。中々、手強く、終わったのは夕方頃であった為、暁人の住居に送ることとなった。「気にしなくていいのに」という暁人に対して、「妹が心配するだろう」のKKの言葉に、彼は頷くしかなかった。他愛もない話の中、渋滞に巻き込まれず、スムーズに帰宅することができた。
「暁人」
「何?」
暁人と麻里が住むアパート前に到着する。シートベルトを外し、助手席から降りようとドアノブに手を付けると、KKに呼び止められた。
「いや、その…」
「KK?」
ハンドルを握ったり、指でトントン叩いたり繰り返す、歯切りの悪いKKに何かあったのだろうかと心配になる。静かな車内に二人。暁人はKKを見つめたまま、じっと待っている。
3077「暁人」
「何?」
暁人と麻里が住むアパート前に到着する。シートベルトを外し、助手席から降りようとドアノブに手を付けると、KKに呼び止められた。
「いや、その…」
「KK?」
ハンドルを握ったり、指でトントン叩いたり繰り返す、歯切りの悪いKKに何かあったのだろうかと心配になる。静かな車内に二人。暁人はKKを見つめたまま、じっと待っている。
na2me84
DONE暁人くんに「そんなの今更だよ」と言わせてみた。けのさんにお題の台詞を頂きました!ありがとうございます!
とりあえず甘口にしてみましたが、暇潰しにでもなれば幸いです。
そんなの今更だよ 最初は多分、ただの憧れだった。今まで身近に、指針となるような大人の男性がいなかったから。早くに亡くした両親の代わりに妹を守ろうと、気を張っていた僕にとってあの時出会った彼は、まさに想い描いていた父親像そのものだった。
正しく厳しさと優しさが混在する、理想の父親。時には親友のようにふざけあいながら、時には師のように導いてくれる、最高の相棒。
彼に出会えたことはまさしく奇跡だった。
無事に事件は片付いて、妹以外の人々が戻ってきて、何だかんだで、僕はまだ彼の側に居られている。調査の仕事を手伝ったり、彼のだらしない生活の質を上げるために、世話を焼いたり。そんな風に過ごすうちに、自分の中で、今まで経験したことの無い感情に気づいてしまった。
3849正しく厳しさと優しさが混在する、理想の父親。時には親友のようにふざけあいながら、時には師のように導いてくれる、最高の相棒。
彼に出会えたことはまさしく奇跡だった。
無事に事件は片付いて、妹以外の人々が戻ってきて、何だかんだで、僕はまだ彼の側に居られている。調査の仕事を手伝ったり、彼のだらしない生活の質を上げるために、世話を焼いたり。そんな風に過ごすうちに、自分の中で、今まで経験したことの無い感情に気づいてしまった。
みらい
DONE女装ネタのK暁ツイッターでツリー小説として書いていた話をまとめました!
少し書き直してあります。
いらっしゃいませ 昼下がりの土曜日。暁人は凛子に呼び出された。アジトには凛子以外誰も居らず、書類を持った彼女が静かに待っていた。
「女装カフェですか?」
「そうよ、女装カフェで霊が出たらしくてね、しかも悪霊っぽいのよ…」
申し訳なさそうな顔をした凛子が依頼内容を告げてきた。依頼内容だけに態々、人がいない時を狙ってくれたようだ。
「何で僕が…」
「仕事中のスタッフの前に出るらしいのよ」
「仕事中…」
「スタッフは皆、若い子しか募集してないって言うから」
「な、なるほど…」
不服が残りはするものの、スタッフ募集の年齢が決まっているのなら仕方がないと無理に納得する。問題はそれよりも、ある人物が知っているかだ。
「って、事で悪いんだけど…」
6385「女装カフェですか?」
「そうよ、女装カフェで霊が出たらしくてね、しかも悪霊っぽいのよ…」
申し訳なさそうな顔をした凛子が依頼内容を告げてきた。依頼内容だけに態々、人がいない時を狙ってくれたようだ。
「何で僕が…」
「仕事中のスタッフの前に出るらしいのよ」
「仕事中…」
「スタッフは皆、若い子しか募集してないって言うから」
「な、なるほど…」
不服が残りはするものの、スタッフ募集の年齢が決まっているのなら仕方がないと無理に納得する。問題はそれよりも、ある人物が知っているかだ。
「って、事で悪いんだけど…」
32honeymoon
MOURNINGフォロワー様からのリクエスト消化編◆Twitterでのやり取りで生まれたコスプレHのおはなし。
脳ではなくもはや本能のみで書かれたあほえろSSになりました。
前回のメイド服のはなしと同じ世界線のK暁のおはなしです。
暁人くん♡濁点喘ぎしてますので苦手な方はご注意を・・・
あとKがやっぱりただのエロオヤジです。
パスワード→貴方は20歳以上?y/n 10079
na2me84
DOODLE星に祈る暁人くんが可愛かったので、そういう感じにしたかったのに、何か違うものになりましたね。七夕 7月になったばかりだというのに、日中の暑さはもはや異常だ。空調の効いた学内から外に出ると、尚更その温度差に嫌気が差す。だからといってずっと大学に居るわけにもいかない。今日はバイトは無いけれど、やるべき事は溜まっている。家に着いてからの段取りを考えながら、傾いて和らいだ日射しの中、家路を辿っていく。
夕方になってようやく、風が涼しく感じられてきた。首元を吹き抜ける微風が、ほんの少しの涼を運んでくれる。買い物客で賑わう商店街を通りかかると、店前に七夕の笹飾りがあるのが目に入った。風鈴の澄んだ音と共に風に葉を揺らして、道行く人々の目を引いている。折り紙で作られた様々な飾りと、いくつもの色とりどりの短冊がぶら下がっていた。そうか、今日は七夕だったな。もう何年もそういった行事とは無縁になっていたから、忘れていた。
2776夕方になってようやく、風が涼しく感じられてきた。首元を吹き抜ける微風が、ほんの少しの涼を運んでくれる。買い物客で賑わう商店街を通りかかると、店前に七夕の笹飾りがあるのが目に入った。風鈴の澄んだ音と共に風に葉を揺らして、道行く人々の目を引いている。折り紙で作られた様々な飾りと、いくつもの色とりどりの短冊がぶら下がっていた。そうか、今日は七夕だったな。もう何年もそういった行事とは無縁になっていたから、忘れていた。
ちはや
DONEたぬきさんのイラストにSS付けさせていただきました!短くてごめんなさい!愛し愛され「これでも僕は真剣なんだよ。」
暁人は言った。
「僕だって男だから、KKに……その、抱かれるようになってからも。僕がKKを抱いてみたいってずっと思ってるんだ。」
モゴモゴと膨らんだ口内で言いづらそうに、けれども視線は真っ直ぐこちらへ向けながら暁人は言った。
「おーおー。わかったわかった。もう遅いんだ、オマエももう寝ろ。」
そんな暁人の頭を軽く撫で、引き寄せる。さした抵抗もなく、体勢を変えた暁人はすっぽりとオレの腕の中に収まってくれた。そして当たり前だと言わんばかりにオレの腰に暁人の腕が回される、閉じた足の間に暁人の足が差し込まれ、絡み合い、二人の間の隙間が埋まっていく。
「……誤魔化しただろ。」
「なんのことだか。」
674暁人は言った。
「僕だって男だから、KKに……その、抱かれるようになってからも。僕がKKを抱いてみたいってずっと思ってるんだ。」
モゴモゴと膨らんだ口内で言いづらそうに、けれども視線は真っ直ぐこちらへ向けながら暁人は言った。
「おーおー。わかったわかった。もう遅いんだ、オマエももう寝ろ。」
そんな暁人の頭を軽く撫で、引き寄せる。さした抵抗もなく、体勢を変えた暁人はすっぽりとオレの腕の中に収まってくれた。そして当たり前だと言わんばかりにオレの腰に暁人の腕が回される、閉じた足の間に暁人の足が差し込まれ、絡み合い、二人の間の隙間が埋まっていく。
「……誤魔化しただろ。」
「なんのことだか。」
32honeymoon
CAN’T MAKE1日1K暁◇リクエスト消化編たけさんからのリクエストで、
「暁くんに素直なKK」
久しぶりの二心同体軸。
ゲーム内時間でちょうどバイクに乗る直前あたり。
やや不調なせいで起承転結上手くないかも…すみません💦スランプかなぁ😭
たけさんリクエストありがとうございました!
結び目は胸の奥に隠して。『暁人!上だッ!』
引き剝がされ宙に浮いたままのKKが言葉を発するとほぼ同時。
暁人の放った矢が、照法師へと命中する。
「お前はこうだッ!」
引き剥がした本体である口裂に麻痺札を喰らわせ、続けざまに脳天に2発。がらがらと崩れ行くそれにはもう目もくれず次の矢をつがえるその瞳は、真っ直ぐに次なる敵を見据えて。
引き絞られた弦から放たれた矢が、まるで雷のように、側に迫るマレビトの体を貫いた。
霧散していく敵の姿と、零れ落ちるエーテル結晶体がキラキラと目の前で反射して、暁人の体に吸収され、また消えていく。
『いやー上手いことやるもんじゃねえか、暁人くんよ。こりゃオレなんてもうお呼びじゃねえってか?』
「やめてくれよ大変だったんだぞ…」
5080引き剝がされ宙に浮いたままのKKが言葉を発するとほぼ同時。
暁人の放った矢が、照法師へと命中する。
「お前はこうだッ!」
引き剥がした本体である口裂に麻痺札を喰らわせ、続けざまに脳天に2発。がらがらと崩れ行くそれにはもう目もくれず次の矢をつがえるその瞳は、真っ直ぐに次なる敵を見据えて。
引き絞られた弦から放たれた矢が、まるで雷のように、側に迫るマレビトの体を貫いた。
霧散していく敵の姿と、零れ落ちるエーテル結晶体がキラキラと目の前で反射して、暁人の体に吸収され、また消えていく。
『いやー上手いことやるもんじゃねえか、暁人くんよ。こりゃオレなんてもうお呼びじゃねえってか?』
「やめてくれよ大変だったんだぞ…」
アカリ
MEMOリクで頂いたオメガバ設定のK暁話です(アジトメンバー生存してます)。あまり明るい展開ではないですがハッピーエンド目指しました!直接じゃないものの痩暁の行為匂わせと妊娠描写があるのでご注意ください。大変お待たせしてすいません、リクエストありがとうございました!!
※風のエーテル最大数+暁の年齢 10157
momigarasan
DOODLEK暁 ED後ふたりが再会する話※ED後の捏造、元々両想いだった設定
※直接的ではないがアレな描写あり
※文章書きなれてない人が書きました。ハイパー短い
※※一部修正しました。 1307
RoM442244
DONEたぬきさんのイラストにssつけるやつ、お借りしました!https://twitter.com/itazotanuki/status/1542494572151836672?s=21&t=_565pxyJEzbGuzjJ1KRZyA明日はデート。たぬきさんちのけあき K暁
美味しいご飯を食べて、ゆっくりお風呂に入って、寝るまでの時間を穏やかに過ごして、新しく買った広いベッドに枕を二つ並べて好きな人の隣で眠りにつく。それがどれだけ幸せなことか。ベッドサイドテーブルにコトリと数珠を置く音。前に僕の背中に数珠の跡がついてしまってから外してくれるようになった。僕もそれに倣う。寝る前の儀式のようでそれはそれで気に入ってる。以前は離れ難くて抱きつくようにして眠っていたけど、時期が時期故に暑いから今はそうしない。冬はまたくっつき虫になるのだけれど。
「KK、明日はデート行きたい」
「デート?どこにだ」
「うーん、横浜とか?美味しいもの食べに行きたいな」
「中華街散策か。いいだろう」
943美味しいご飯を食べて、ゆっくりお風呂に入って、寝るまでの時間を穏やかに過ごして、新しく買った広いベッドに枕を二つ並べて好きな人の隣で眠りにつく。それがどれだけ幸せなことか。ベッドサイドテーブルにコトリと数珠を置く音。前に僕の背中に数珠の跡がついてしまってから外してくれるようになった。僕もそれに倣う。寝る前の儀式のようでそれはそれで気に入ってる。以前は離れ難くて抱きつくようにして眠っていたけど、時期が時期故に暑いから今はそうしない。冬はまたくっつき虫になるのだけれど。
「KK、明日はデート行きたい」
「デート?どこにだ」
「うーん、横浜とか?美味しいもの食べに行きたいな」
「中華街散策か。いいだろう」
32honeymoon
MENUジューンブライド小説、後編。初夜後から式を挙げるまでの話になります。
直接的な描写はありませんが、凛子と恵梨佳、エドとデイルが恋仲のように書かれる部分があります。また、デイルの性格(セリフ)にある程度の捏造がありますのでその辺注意。
雨が連れてきたはじまり<後編>新たなる決意、そして始まり【第四夜◇◆◇ 重(かさね)】
「ん・・・・・」
優しい重みで暁人は目を覚ました。身じろぎしてほんの少しだけ重いまぶたをひらけば、目の前に裸のまま自分を抱きしめて眠るKKの姿がある。
途端に昨日のことを思い出して、暁人は思わずもう一度ぎゅっと眼を閉じた。
(・・・・あんなの反則だろ・・・!)
昨晩ーいや正確にはつい先刻まで。散々啼かされて喘がされて、身体の奥の奥まで何度も穿たれて。
思い出せばそれだけで、また身体が反応してしまう。待って待って待ち焦がれて、やっと得たものは、愛されているという実感そのもので、そして何よりも。
(・・・こんなに、気持ちいいなんて)
ほう、と思わず吐息が漏れる。本当なら昨日はまずは「お試し」であって、またこれから少しづつ何度も身体を重ねて気持ち良くなって行ければいい、なんて思っていたし、そうKKにも言われていたから安心していたのに。
10747「ん・・・・・」
優しい重みで暁人は目を覚ました。身じろぎしてほんの少しだけ重いまぶたをひらけば、目の前に裸のまま自分を抱きしめて眠るKKの姿がある。
途端に昨日のことを思い出して、暁人は思わずもう一度ぎゅっと眼を閉じた。
(・・・・あんなの反則だろ・・・!)
昨晩ーいや正確にはつい先刻まで。散々啼かされて喘がされて、身体の奥の奥まで何度も穿たれて。
思い出せばそれだけで、また身体が反応してしまう。待って待って待ち焦がれて、やっと得たものは、愛されているという実感そのもので、そして何よりも。
(・・・こんなに、気持ちいいなんて)
ほう、と思わず吐息が漏れる。本当なら昨日はまずは「お試し」であって、またこれから少しづつ何度も身体を重ねて気持ち良くなって行ければいい、なんて思っていたし、そうKKにも言われていたから安心していたのに。
takeke_919
DONE #毎月25日はK暁デー素敵タグにギリギリ間に合いました💦
お題は「おはよう」
Kは成仏したのではなく、暁の中で眠りに付いたという説を添えて。
毛色の違う話が書きたいなぁと思い至ったまでは良いものの、毎度のことながらお題に添えているかは迷走してます🤣
目醒めの言の葉 東京の街を覆っていた濃く暗い霧は晴れ、東の空からは眩い光を放つ日輪が顔を覗かせている。
幾重にも連立する朱鳥居を潜り、石燈籠の淡く揺らめく灯りに照らされた石階段を登る暁人の胸中には全てを終わらせた事による達成感と、追い求めた者を失ってしまった喪失感。そして、自身の中に宿る男への寂寥感が入り混じっていた。男の悲願は達成され、その魂が刻一刻と眠りに就こうとしているのを肌身に感じる。
本当に独りぼっちになってしまう。
そうは思うものの、妹に、両親に誓った。泣いても、みっともなくても生きていくのだと。次に会うのは、最後の最後まで生き抜いた、その後なのだと。
一歩一歩、階段を登る最中にKKから彼の妻子に向けての言伝を預かった。『最後まで、あきらめずに生き抜いた』と、そう語られた言葉は、彼の想いが沢山、たくさん詰まった大切なモノだ。何があっても絶対に伝えなくてはと、しかと心に刻み込んだ。
5216幾重にも連立する朱鳥居を潜り、石燈籠の淡く揺らめく灯りに照らされた石階段を登る暁人の胸中には全てを終わらせた事による達成感と、追い求めた者を失ってしまった喪失感。そして、自身の中に宿る男への寂寥感が入り混じっていた。男の悲願は達成され、その魂が刻一刻と眠りに就こうとしているのを肌身に感じる。
本当に独りぼっちになってしまう。
そうは思うものの、妹に、両親に誓った。泣いても、みっともなくても生きていくのだと。次に会うのは、最後の最後まで生き抜いた、その後なのだと。
一歩一歩、階段を登る最中にKKから彼の妻子に向けての言伝を預かった。『最後まで、あきらめずに生き抜いた』と、そう語られた言葉は、彼の想いが沢山、たくさん詰まった大切なモノだ。何があっても絶対に伝えなくてはと、しかと心に刻み込んだ。
amberheart_kak
DONE # 毎月25日はK暁デー 6月のお題『おはよう』SSKK視点
暁人くん視点も書きたかったけど力尽きました
とある早朝夢だコレは夢だ
アイツが俺に言い放つ言葉、言われた事がある物から無い物まで。
言いたい事を言って満足したのか去って行く後ろ姿を動けずに見守る、夢なのに融通は効かない…いや、夢だからこそ融通が効かないのだろう。
夢らしく急に場面が変わり、気付くと自分の胸を般若の腕が貫いている…痛みは無い。
般若は何か言っているようだが聞き取れず意識が遠のく…誰かが俺を呼んでいる……
「…ぇ……けぇ…………KK…!!!!」
「っかは…っ!」
「起きた!良かったぁ…」
「はっ…は…あき、と?」
まるで溺れていたかの様な息苦しさに襲われながら、俺を夢から掬い上げた張本人を見る。
「おはよう、KK」
「あぁ…おはよう…って今何時だ?」
少し不機嫌そうな暁人に何かしたか?と思いつつ枕元の携帯を探す。
1236アイツが俺に言い放つ言葉、言われた事がある物から無い物まで。
言いたい事を言って満足したのか去って行く後ろ姿を動けずに見守る、夢なのに融通は効かない…いや、夢だからこそ融通が効かないのだろう。
夢らしく急に場面が変わり、気付くと自分の胸を般若の腕が貫いている…痛みは無い。
般若は何か言っているようだが聞き取れず意識が遠のく…誰かが俺を呼んでいる……
「…ぇ……けぇ…………KK…!!!!」
「っかは…っ!」
「起きた!良かったぁ…」
「はっ…は…あき、と?」
まるで溺れていたかの様な息苦しさに襲われながら、俺を夢から掬い上げた張本人を見る。
「おはよう、KK」
「あぁ…おはよう…って今何時だ?」
少し不機嫌そうな暁人に何かしたか?と思いつつ枕元の携帯を探す。
みらい
DONE@25K_Aki様の企画です。第1回目のお題は「おはよう」
#毎月25日はK暁デー
https://poipiku.com/5178582/7007768.html←クッキーのレシピ
おはよう「ちょっと、柔らかくない?」
「大丈夫だよ、後から冷蔵庫で休ませるから」
「こっちはチョコチップ入れてもいいかな?」
「じゃあ、ナッツも入れようよ!」
音が響く。複数人の声が聞こえてくる。和気あいあいとした会話に意識が浮上し、目が覚めた。眩しい日差しに手で目を覆いながら、KKは寝がえりを打ち、窓に背を向けた。光に目を慣らすと、ゆっくりと起き上がる。
「あー、いま、なんじだ?」
壁掛けの時計を目にする。時刻は昼の11時を過ぎたところであった。大きく欠伸をしたKKは眠たそうに、後頭部とお尻をかく姿はおっさんそのものである。暁人が用意したお揃いのスウェットを着たまま、寝室から出ていくと、賑やかな声が聞こえる方へと足を運ぶ。
1765「大丈夫だよ、後から冷蔵庫で休ませるから」
「こっちはチョコチップ入れてもいいかな?」
「じゃあ、ナッツも入れようよ!」
音が響く。複数人の声が聞こえてくる。和気あいあいとした会話に意識が浮上し、目が覚めた。眩しい日差しに手で目を覆いながら、KKは寝がえりを打ち、窓に背を向けた。光に目を慣らすと、ゆっくりと起き上がる。
「あー、いま、なんじだ?」
壁掛けの時計を目にする。時刻は昼の11時を過ぎたところであった。大きく欠伸をしたKKは眠たそうに、後頭部とお尻をかく姿はおっさんそのものである。暁人が用意したお揃いのスウェットを着たまま、寝室から出ていくと、賑やかな声が聞こえる方へと足を運ぶ。
na2me84
DOODLEK暁「おはよう」なのに「おやすみ」から始まってしまいました…。最後はちゃんと「おはよう」です。
愛の挨拶 死者に対して「おやすみ」と言うときは、その意味は大抵安らかに、と死後の安寧を願うものだろう。でも、KKとの最期の時に言った僕から彼への「おやすみ」は、またいつかの再会を願う、暫しのお別れのための「おやすみ」だった。
その願いは案外早く叶って、彼は程無く現世の僕のもとに帰ってきてくれた。それだけでも嬉しいのに、KKは僕と共に生きる事を選んでくれた。大切な人と過ごす時間は当たり前に存在するものじゃない。それを痛感しているから、僕にとっては日常の何気無い挨拶はとても大切なもので、日々欠かさないようにしている。最初はおう、とか気の無い返事を返していたKKも、僕のあまりの律儀さに感化されたのか最近はちゃんと返してくれるようになった。
2391その願いは案外早く叶って、彼は程無く現世の僕のもとに帰ってきてくれた。それだけでも嬉しいのに、KKは僕と共に生きる事を選んでくれた。大切な人と過ごす時間は当たり前に存在するものじゃない。それを痛感しているから、僕にとっては日常の何気無い挨拶はとても大切なもので、日々欠かさないようにしている。最初はおう、とか気の無い返事を返していたKKも、僕のあまりの律儀さに感化されたのか最近はちゃんと返してくれるようになった。