置き場
MEMOアテンション・K暁
・生存if
・KK奥さんと離婚済み
・同棲したばかりな2人
・K→→→→→←←←←←←暁
普段文字を書かない者です、拙い文章で申し訳ありません
愛を忘れようとした臆病な鬼の話人を愛することが下手なんだと感じていた
俺には生涯全てを捧げてもいいと思った女がいた
俺なりに愛し守り、側にいたつもりだった
子供が産まれた時、年甲斐もなく喜び泣いた
小さな命と、懸命に命を育み産んでくれた妻に、
心からの愛と感謝があった
いつからだろう
積み上げた積み木が、音を立てて落ちていったのは
ガラガラと、止めようとしても次から次へと積み木が崩れゆき
妻の声、息子の声がその音で掻き消され
なにも聞こえなくなり、伝えられなくなったのは
分かっている、俺自身のせいだと
仕事にかまけて、俺が家族という絆を解いていたことを
ただ、認めなくなかったんだ
間違いなく愛していた、2人を幸せにだってしたかった
2人のために街を、世界を、死ぬ気で守り抜いてきたと思っていた
2711俺には生涯全てを捧げてもいいと思った女がいた
俺なりに愛し守り、側にいたつもりだった
子供が産まれた時、年甲斐もなく喜び泣いた
小さな命と、懸命に命を育み産んでくれた妻に、
心からの愛と感謝があった
いつからだろう
積み上げた積み木が、音を立てて落ちていったのは
ガラガラと、止めようとしても次から次へと積み木が崩れゆき
妻の声、息子の声がその音で掻き消され
なにも聞こえなくなり、伝えられなくなったのは
分かっている、俺自身のせいだと
仕事にかまけて、俺が家族という絆を解いていたことを
ただ、認めなくなかったんだ
間違いなく愛していた、2人を幸せにだってしたかった
2人のために街を、世界を、死ぬ気で守り抜いてきたと思っていた
32honeymoon
MOURNINGゲームをプレイしてみて、昔書いたものを少しだけ書き直してみましたので再上げ。ED後if世界で相変わらずの二心同体軸です。
あまいちゃわーるど糖度100%。
かるーいえっち表現ありますので苦手な方はご注意ください。
秘密の暗号は例のあまーい飲み物に入っているアレ。「○○○○って何かの卵か?」カタカナ4文字でドウゾ。 4129
ねこまんま
MOURNINGマレビトのコアに関する小さな妄想(昔々の再放送ちょっとだけ追記)
最後の一人指先に触れたコアの残滓は術者の体内に時間をかけて蓄積し、やがて精神を冒す。さながら重金属が人間の身体を蝕むように。
「KKはやっぱりすごいなぁ」
マレビト退治の依頼をこなしたところでようやく一服。誰にも邪魔されずにこの街を一望できるこのビルの上はオレと暁人のお気にいりの場所だ。普段オレがタバコを吸えば必ず一言言う暁人だが、ここにいるときだけはただただ静かに煙の流れて行く先を眺めている。
「なんだ?急に褒められてもなんも出ないぞ」
「さっきマレビト倒してる時5体同時にコア引き抜いてたから」コアの引き抜き方を思い出しているのだろう、左手で何かをつかむ動作を繰り返している。
「あの夜はできたから当たり前にできるものだと思ってさ。今は一体引き抜くので精一杯だよ」
557「KKはやっぱりすごいなぁ」
マレビト退治の依頼をこなしたところでようやく一服。誰にも邪魔されずにこの街を一望できるこのビルの上はオレと暁人のお気にいりの場所だ。普段オレがタバコを吸えば必ず一言言う暁人だが、ここにいるときだけはただただ静かに煙の流れて行く先を眺めている。
「なんだ?急に褒められてもなんも出ないぞ」
「さっきマレビト倒してる時5体同時にコア引き抜いてたから」コアの引き抜き方を思い出しているのだろう、左手で何かをつかむ動作を繰り返している。
「あの夜はできたから当たり前にできるものだと思ってさ。今は一体引き抜くので精一杯だよ」
ねこまんま
SPOILER暁人が古傷に苛まれるだけの話.雨の日は古傷が痛む。
あの日。
僕は麻里が入院する病院に向かっている途中で事故にあった。
バイクから投げ出された瞬間、麻里が生まれてから母さんが亡くなるまでのことが頭を駆け巡った。なるほど、あれが走馬灯か。
病院で目覚めたとき「どうして無傷なのかさっぱり分からない」と医者に告げられた。
警察の現場検証によると事故の衝撃でヘルメットが外れ、そのまま地面に叩きつけられたらしい。事故現場にも僕の血の跡が残っていたそうだ。本来であれば「とても見れたものではない」顔になっているはずだ、と。
もう一つ「大変残念なことですが…」と前置きがあり、麻里が亡くなったことを知らされた。僕は別段驚かなかった。おかしな話ではあるが麻里が息を引き取る瞬間、確かに彼女は僕の腕の中にいた。しかし、夢の中だったんだろう、と一蹴されることはわかっているのでこのことは僕の胸中にとどめている。ただ、麻里の温かさとその重みは今もまだ僕の腕の中に残されている。
1228あの日。
僕は麻里が入院する病院に向かっている途中で事故にあった。
バイクから投げ出された瞬間、麻里が生まれてから母さんが亡くなるまでのことが頭を駆け巡った。なるほど、あれが走馬灯か。
病院で目覚めたとき「どうして無傷なのかさっぱり分からない」と医者に告げられた。
警察の現場検証によると事故の衝撃でヘルメットが外れ、そのまま地面に叩きつけられたらしい。事故現場にも僕の血の跡が残っていたそうだ。本来であれば「とても見れたものではない」顔になっているはずだ、と。
もう一つ「大変残念なことですが…」と前置きがあり、麻里が亡くなったことを知らされた。僕は別段驚かなかった。おかしな話ではあるが麻里が息を引き取る瞬間、確かに彼女は僕の腕の中にいた。しかし、夢の中だったんだろう、と一蹴されることはわかっているのでこのことは僕の胸中にとどめている。ただ、麻里の温かさとその重みは今もまだ僕の腕の中に残されている。
32honeymoon
MOURNING・マンネリ防止のために少しだけ変わり種。K暁。痩男が名前だけ登場します・二心同体軸ですがご都合主義でKKが体を得てます
・ゲーム内時間で言うと5章の終わりくらいの時間軸
・暁→K、K→暁の両片想い、とみせかけた完全両想い
・最初やや無理強い表現はありますが基本的には愛し合ってます
!最後中出し表現あります苦手な方はご無理なさらずそっ閉じで。
PASS→20歳以上ですか?英語3文字でどうぞ。 7478
ねこまんま
MOURNINGKKと暁人が連休の予定を立てるだけの話「なんかこんなに休むと会社行きたくなくなりそう。」
KKの膝を枕にしつつ暁人がポケットカレンダーを指で辿る。29、30、1…8。
2022年のゴールデンウィークは10連休。大学を卒業した暁人は今年から社会人1年生。初めての長期休暇。
「刑事時代は休みなんてなかったな。」家に帰ることすらままならなかった。ゴーストハンター業に身を置いてからも次々と舞い込む事件に翻弄され、立ち食いそばにすらゆっくりとありつけなかったほどだ。
KKは読んでいた本の隙間からちらと暁人の顔を覗く。
「せっかくなら何処か行こうか、海か、山か、テーマパーク…っていう年でもないか?」
暁人は「それってなんか家族サービスみたい」と揶揄うように笑った。
961KKの膝を枕にしつつ暁人がポケットカレンダーを指で辿る。29、30、1…8。
2022年のゴールデンウィークは10連休。大学を卒業した暁人は今年から社会人1年生。初めての長期休暇。
「刑事時代は休みなんてなかったな。」家に帰ることすらままならなかった。ゴーストハンター業に身を置いてからも次々と舞い込む事件に翻弄され、立ち食いそばにすらゆっくりとありつけなかったほどだ。
KKは読んでいた本の隙間からちらと暁人の顔を覗く。
「せっかくなら何処か行こうか、海か、山か、テーマパーク…っていう年でもないか?」
暁人は「それってなんか家族サービスみたい」と揶揄うように笑った。
32honeymoon
CAN’T MAKE『どこまでもふかく、君と一緒に。』のつづき。完全えろぱーとですので注意です。気持ちR20指定。4/28加筆修正アリ。
・Kおじ視点。台詞回しに違和感あったらごめんなさい
・暁人くんがtntnとか連呼してるうえときどき♡喘ぎしてます。嫌な方はまわれみぎー。
・糖分120ぱーせんと。とにかく愛され暁人くんと、とにかく愛したいKおじが好きなかた向け。pass:アナタは20歳以上?yes/no 4398
32honeymoon
CAN’T MAKEたまには肉体アリif世界のけけあきちゃんたち。・Kも暁もお互いべた惚れです。あまあま砂糖吐きちゅうい。
・常にKおじ視点です。台詞回しに違和感があったらごめんなさい。
・特に本編のネタバレはありません。あまいちゃパラレルワールドの2人だと思っていただければ。
・えちえちシーンはまた別途。というわけでとても短いです。えち期待してたひと、明日までお預けね。
『どこまでもふかく、きみと一緒に』「なあ、明日は外食でもしようぜ?たまにはいいだろ」
ふと思い立ってかわいい恋人をデートに誘ってみたというのに、返ってきたのはつれない答えだった。
「ごめん、夜コンビニのバイト入れちゃってさ。人足りないって言うから、引き受けちゃったんだよね」
「はあ?前もンな事言って無かったか」
「うん。まあ、この時間その分時給もいいしね。明後日は3限からだから、遅くなってもなんとかなるかなって」
…全く。お人好しも大概にしろよ。折角の誘い断りやがって。
何となく面白くなくて、オレはふと、こんなことを聞いてみた。
「なあ。暁人クーン。オレとバイトと、どっちが大事なんだよぉー」
「…は?」
突然の言葉に、文字通り目をまん丸くして、皿洗いを終えたばかりでエプロンを外す手が止まる。
1529ふと思い立ってかわいい恋人をデートに誘ってみたというのに、返ってきたのはつれない答えだった。
「ごめん、夜コンビニのバイト入れちゃってさ。人足りないって言うから、引き受けちゃったんだよね」
「はあ?前もンな事言って無かったか」
「うん。まあ、この時間その分時給もいいしね。明後日は3限からだから、遅くなってもなんとかなるかなって」
…全く。お人好しも大概にしろよ。折角の誘い断りやがって。
何となく面白くなくて、オレはふと、こんなことを聞いてみた。
「なあ。暁人クーン。オレとバイトと、どっちが大事なんだよぉー」
「…は?」
突然の言葉に、文字通り目をまん丸くして、皿洗いを終えたばかりでエプロンを外す手が止まる。
ねこまんま
MEMO初めてのキスはタバコのflavorがするだけの話「あんまり吸うと身体に悪いよ」
夕暮れ時、ベランダで一服しているKKに暁人が声を掛ける。
「こうやって身体に溜まった穢れを祓ってんだよ、お前も吸うか?」暁人は煙草を勧めてくる手を払い除けながらKKの隣に立ち、人が行き交う街を見下ろす。煙草にそんな効果があったなんて知らなかったな。それにしても。
「…KKってさ、そうやってまめに祓ってた割には悪霊じみてたよね」
そう言ってKKの目の前で暁人が右手をひらひらさせると、KKが暁人の脇腹を肘でどつく。あんときは仕方なかったんだよ。
「マレビトのコアってのは穢れの塊みたいなもんだ。あんまり触ると穢れがこっちにも伝染っちまうんだよ」
しばらく自分の左手を矯めつ眇めつ眺めていた暁人がKKの横顔を見てポツリとつぶやく。
730夕暮れ時、ベランダで一服しているKKに暁人が声を掛ける。
「こうやって身体に溜まった穢れを祓ってんだよ、お前も吸うか?」暁人は煙草を勧めてくる手を払い除けながらKKの隣に立ち、人が行き交う街を見下ろす。煙草にそんな効果があったなんて知らなかったな。それにしても。
「…KKってさ、そうやってまめに祓ってた割には悪霊じみてたよね」
そう言ってKKの目の前で暁人が右手をひらひらさせると、KKが暁人の脇腹を肘でどつく。あんときは仕方なかったんだよ。
「マレビトのコアってのは穢れの塊みたいなもんだ。あんまり触ると穢れがこっちにも伝染っちまうんだよ」
しばらく自分の左手を矯めつ眇めつ眺めていた暁人がKKの横顔を見てポツリとつぶやく。
kg4awt108
DONEhttps://poipiku.com/5145619/6633247.html の続きです。さよなら、俺の(2)そう言って、席を立つ暁人さんに母はでは、玄関までと言って、玄関へ案内する。
俺はもうちょっと、暁人さんと話していたくて、コンビニ行くので途中まで一緒に行くことにする。丁度和歌コーラが切れてたのだった。
「旦那のこと、ありがとうございます。どうか、どうか元気で…」
「ありがとうございます。」
暁人さんはぺこりと頭を下げ、歩き始めた。
自分も途中のコンビニまで行くことを母に伝えて、暁人さんの隣まで走って並ぶ。
「コンビニまで送ります。」
「ありがとう。」
それから、また少し色んなことを話していると、急にピタリと暁人さんが歩みを止める。
どうかしたの?と聞こうとすると、暁人さんが人差し指立てて口元に持ってく。
「静かに…。いる…どこだ?」
2268俺はもうちょっと、暁人さんと話していたくて、コンビニ行くので途中まで一緒に行くことにする。丁度和歌コーラが切れてたのだった。
「旦那のこと、ありがとうございます。どうか、どうか元気で…」
「ありがとうございます。」
暁人さんはぺこりと頭を下げ、歩き始めた。
自分も途中のコンビニまで行くことを母に伝えて、暁人さんの隣まで走って並ぶ。
「コンビニまで送ります。」
「ありがとう。」
それから、また少し色んなことを話していると、急にピタリと暁人さんが歩みを止める。
どうかしたの?と聞こうとすると、暁人さんが人差し指立てて口元に持ってく。
「静かに…。いる…どこだ?」
kg4awt108
DONEマシュマロのリクで頂いた、K暁前提の息子→暁人の小説。4500文字近くになりましたので、キリのいいところでふたつに分けて出します。さよなら、俺の(1)土曜の昼下がり、母の洗い物のカチャカチャと鳴る音と、自分が読んでいる雑誌がめくれる音がする中、突然インターホンが鳴る。
「なにかしら?ちょっと出て」
「わかった」
どうせ宅配か、なにかの勧誘だろうとインターホンに、今出まーすと返事をして、玄関を開けた。するとそこには、いつもの宅配のおっさんや、勧誘のおばさんではなく、一見普通の青年が立っている。でも、俺は目を奪われた。
長いまつ毛に縁取られた瞳は曇りなく、そして優しげにこちらを見据え、綺麗に微笑んでいるが、どこか哀愁が漂っており、そして自分を見た時にその笑みが悲しげに、崩れそうになる。
そんな青年をただただ言葉なく見つめていると、彼が口を開く。
「えっと…ーーさんのお宅で間違いないでしょうか?」
2168「なにかしら?ちょっと出て」
「わかった」
どうせ宅配か、なにかの勧誘だろうとインターホンに、今出まーすと返事をして、玄関を開けた。するとそこには、いつもの宅配のおっさんや、勧誘のおばさんではなく、一見普通の青年が立っている。でも、俺は目を奪われた。
長いまつ毛に縁取られた瞳は曇りなく、そして優しげにこちらを見据え、綺麗に微笑んでいるが、どこか哀愁が漂っており、そして自分を見た時にその笑みが悲しげに、崩れそうになる。
そんな青年をただただ言葉なく見つめていると、彼が口を開く。
「えっと…ーーさんのお宅で間違いないでしょうか?」
ねこまんま
MOURNING暁人が高いところに上るだけの話。ずっと避けていた。
渋谷スクランブル交差点。
もう彼がこの世にいない事は僕が一番知っている。
それでも行き交う人の波間に彼の姿を探してしまう。これが未練か。
(やっぱり辛いな。)
なるべく足元を見るように心掛け、早足で歩く。人混みを避け裏道に入ると独特の湿った匂いが鼻につく。あぁ、駄目だ。こんなところにも彼との思い出が残っている。このまま僕はどこへ向かえば良い?
(あれ…)
路地を抜けると満開の桜。いたずらに吹いた春の風が桜の花びらを舞い上げる。こんなところに桜の木があっただろうかと、彼と歩いた記憶をたどる。
突然小さな旋風。思わずかざした左手が何者かに引き上げら僕の身体は風となり、宙を翔ける。
彼と渋谷の街を駆け巡ったあの夜。一等高いビルの上から霧に包まれた渋谷の街を見下ろし、彼はこういった。
597渋谷スクランブル交差点。
もう彼がこの世にいない事は僕が一番知っている。
それでも行き交う人の波間に彼の姿を探してしまう。これが未練か。
(やっぱり辛いな。)
なるべく足元を見るように心掛け、早足で歩く。人混みを避け裏道に入ると独特の湿った匂いが鼻につく。あぁ、駄目だ。こんなところにも彼との思い出が残っている。このまま僕はどこへ向かえば良い?
(あれ…)
路地を抜けると満開の桜。いたずらに吹いた春の風が桜の花びらを舞い上げる。こんなところに桜の木があっただろうかと、彼と歩いた記憶をたどる。
突然小さな旋風。思わずかざした左手が何者かに引き上げら僕の身体は風となり、宙を翔ける。
彼と渋谷の街を駆け巡ったあの夜。一等高いビルの上から霧に包まれた渋谷の街を見下ろし、彼はこういった。
ねこまんま
MOURNINGKK無駄に視力良さそうだよね。視えすぎるのは疲れるんだよ。
「見えざるもの」の周りには大抵そいつらの「念」が蠢いている。視界に映り込むそれは知らずしらずのうちにオレの精神をすり減らしていく。
ある夜、オレがソファに横たわりぐったりしてるとエドが何かの箱を手渡してきた。同時にボイスレコーダーが再生される。
[これを掛けてみてほしい。レンズにエーテルの透過率を下げるコーティングを施してある。全く視えなくなるわけではないがね。]
[たまには情報を遮断して休息することも必要だ。ちなみにデザインは凛子が選んでくれた。早速試してみてくれ。]
箱を開けると中に入っていたのはなんの変哲もない伊達眼鏡。エドに言われるままに眼鏡をかけ霊視をすると、先程からエドの後ろをふらついている霊の輪郭がぼんやりと霞んだ。
733「見えざるもの」の周りには大抵そいつらの「念」が蠢いている。視界に映り込むそれは知らずしらずのうちにオレの精神をすり減らしていく。
ある夜、オレがソファに横たわりぐったりしてるとエドが何かの箱を手渡してきた。同時にボイスレコーダーが再生される。
[これを掛けてみてほしい。レンズにエーテルの透過率を下げるコーティングを施してある。全く視えなくなるわけではないがね。]
[たまには情報を遮断して休息することも必要だ。ちなみにデザインは凛子が選んでくれた。早速試してみてくれ。]
箱を開けると中に入っていたのはなんの変哲もない伊達眼鏡。エドに言われるままに眼鏡をかけ霊視をすると、先程からエドの後ろをふらついている霊の輪郭がぼんやりと霞んだ。
32honeymoon
CAN’T MAKE1日1K暁妄想昨日ふせったーであげた切なK暁の続きのようなもの。
相変わらずニ心同体軸/ED後世界
K暁がお互いを愛しすぎているのであまあま苦手な方はばっくおーらい
名前を呼ぶー愛情とは、物質に向けるモノでは無い。あの日、あの男が言い残した言葉。
それを否定するつもりはない。
でも、僕はやっぱり。
触れられたいし、触れていたい。
身体が無い恋人に触れることが出来ないのは、とてもつらい。言っても仕方の無いことだと分かっていても。
我儘な僕はいつだってこんなふうに彼を困らせてしまうけれど、それでも僕らは存外、上手く愛し合えている、と、思っている。
ー彼がどう思っているかは…聞いてないけど、きっと、たぶん、同じように感じてくれているから、僕たちはこうして今日もふたりで、いきている。
ーーー
「伊月、今日飲みいかねーか?」
その日最後の講義が終わって一息ついた途端、隣に座る男に唐突にそう声をかけられて、暁人はうーん、と首を傾げた。確か、冷蔵庫に使いかけの鶏肉があったことを思い出す。
2714それを否定するつもりはない。
でも、僕はやっぱり。
触れられたいし、触れていたい。
身体が無い恋人に触れることが出来ないのは、とてもつらい。言っても仕方の無いことだと分かっていても。
我儘な僕はいつだってこんなふうに彼を困らせてしまうけれど、それでも僕らは存外、上手く愛し合えている、と、思っている。
ー彼がどう思っているかは…聞いてないけど、きっと、たぶん、同じように感じてくれているから、僕たちはこうして今日もふたりで、いきている。
ーーー
「伊月、今日飲みいかねーか?」
その日最後の講義が終わって一息ついた途端、隣に座る男に唐突にそう声をかけられて、暁人はうーん、と首を傾げた。確か、冷蔵庫に使いかけの鶏肉があったことを思い出す。
kg4awt108
DONEマシュマロのリクで頂いた、K暁のオメガバース。皆様に読んでいただけるよう、R指定はカット✂️でお送りしております🙇♀️
あの夜、死にかけていた暁人に入ったKKは、Ωに入ってしまった事を最初は悔やんだが、
今となっては暁人で良かったと思った。
霊体になっても、フェロモンを嗅ぎ分けられるらしく、暁人が運命の番だったことがすぐ分かった。だが、最初は結婚もしてたし、般若の男を倒す為に暁人が煩わしく、殺そうとまでしてしまったのだが、今となっては暁人が運命の相手で良かったとさえ思える。
だいぶ打ち解けた時に、暁人にはそれとなく伝えた。何故なら、般若の男に奪われた自分の身体が、まさか暁人のフェロモンに反応するとは誰が思おうか。
必要も無いのに痩男が出てきては、何度も暁人にアプローチをかけてきた。その度暁人がヒートを起こしかけるので、暁人の身体を使って威嚇フェロモンを出すが、相手は自分。
1494今となっては暁人で良かったと思った。
霊体になっても、フェロモンを嗅ぎ分けられるらしく、暁人が運命の番だったことがすぐ分かった。だが、最初は結婚もしてたし、般若の男を倒す為に暁人が煩わしく、殺そうとまでしてしまったのだが、今となっては暁人が運命の相手で良かったとさえ思える。
だいぶ打ち解けた時に、暁人にはそれとなく伝えた。何故なら、般若の男に奪われた自分の身体が、まさか暁人のフェロモンに反応するとは誰が思おうか。
必要も無いのに痩男が出てきては、何度も暁人にアプローチをかけてきた。その度暁人がヒートを起こしかけるので、暁人の身体を使って威嚇フェロモンを出すが、相手は自分。
kg4awt108
DONEマシュマロのリクりくで頂いた、痩男→暁人←KKの小説です!普段K暁しか書かないので書いててとても楽しかったです🎶雨の振る中、暁人は霊体の回収とマレビトを倒す為に濡れるのもお構い無しに渋谷の街を、走り回っていた。五体いたうちの最後の焔女のコアを引き抜いたら終了。
とりあえず、霊視をして他に敵がいないことを確認してほっと一息ついた。
『だいぶ上達したな。』
「あれだけの数こなせばいやでも上達するよ」
『まぁ、それもそうだな。次行こうぜ』
「うん」
KKもだいぶ褒めてくれるようになり、少し気分が上昇した。
マップを見ながら次は…と足をそちらの方向に向けようとしたその時、KKが鋭い声を上げた。
『暁人!やつが来た!』
ばっとそちらを急いで見るとそこには、痩男が少し離れた距離に立っている。
襲ってくると思い、風のエーテルショットを指先に纏わせ、打つが避けるばかりで全く攻撃をしてこない。様子がおかしい。
1737とりあえず、霊視をして他に敵がいないことを確認してほっと一息ついた。
『だいぶ上達したな。』
「あれだけの数こなせばいやでも上達するよ」
『まぁ、それもそうだな。次行こうぜ』
「うん」
KKもだいぶ褒めてくれるようになり、少し気分が上昇した。
マップを見ながら次は…と足をそちらの方向に向けようとしたその時、KKが鋭い声を上げた。
『暁人!やつが来た!』
ばっとそちらを急いで見るとそこには、痩男が少し離れた距離に立っている。
襲ってくると思い、風のエーテルショットを指先に纏わせ、打つが避けるばかりで全く攻撃をしてこない。様子がおかしい。
ねこまんま
MOURNINGKKと暁人が寝るだけの話2。本当に寝るだけ。「おやすみ、KK」
KKの頬に軽くキスをして僕は布団を頭まで引っ張り上げる。膝を丸め周りが闇に包まれると僕はようやく安心して眠りにつくことができる。
母さんが亡くなってからだろうか。泣いているのを麻里に気づかれないように堪えているうちに、この姿勢で寝るのが一番楽だということに気づいた。闇の中なら誰にも顔を見られない。誰に同情されることもない。
一度だけKKには窒息していないか心配された。こうしていないと寝れなくて、と伝えたら「…まぁ人それぞれだしな」と若干呆れたような声で返された。
たまに寝息を確認されている気配は感じてるけど。
ある寒い夜。お互いに肌を重ね、一通りキスをして眠りに就こうとするとKKが布団の中まで着いてきた。
717KKの頬に軽くキスをして僕は布団を頭まで引っ張り上げる。膝を丸め周りが闇に包まれると僕はようやく安心して眠りにつくことができる。
母さんが亡くなってからだろうか。泣いているのを麻里に気づかれないように堪えているうちに、この姿勢で寝るのが一番楽だということに気づいた。闇の中なら誰にも顔を見られない。誰に同情されることもない。
一度だけKKには窒息していないか心配された。こうしていないと寝れなくて、と伝えたら「…まぁ人それぞれだしな」と若干呆れたような声で返された。
たまに寝息を確認されている気配は感じてるけど。
ある寒い夜。お互いに肌を重ね、一通りキスをして眠りに就こうとするとKKが布団の中まで着いてきた。
ねこまんま
MOURNINGKKと暁人が寝るだけの話1。本当に寝るだけ。一緒に暮らしてみないと分からない相手の癖、というものがある。
食器の並べ方や洗濯物の干し方、果てはトイレの蓋の開け閉めなどなど上げてみれば枚挙にいとまがないが、これはわからないなと思ったのは寝るときの姿勢だ。
「おやすみ、KK」そう言って俺の頬にキスをするとそのまま暁人は布団に潜り込む。そうして頭まですっぽりと布団を被り手足を丸めるとこちらに背を向け、眠る。
おいおい、それじゃかわいい寝顔が見れねぇじゃねえか…。
というのもなんとなく憚られたので、窒息しないのか、と聞いてみた。「昔からこうしてないと寝れなくて」と照れたような声で言われると、寝顔が見たいのに、なんてことは言えなくなってしまう。
…まぁ人それぞれだしな。小動物のように丸まった暁人の寝息と体温を感じているうちに俺もつられて眠ってしまう。
705食器の並べ方や洗濯物の干し方、果てはトイレの蓋の開け閉めなどなど上げてみれば枚挙にいとまがないが、これはわからないなと思ったのは寝るときの姿勢だ。
「おやすみ、KK」そう言って俺の頬にキスをするとそのまま暁人は布団に潜り込む。そうして頭まですっぽりと布団を被り手足を丸めるとこちらに背を向け、眠る。
おいおい、それじゃかわいい寝顔が見れねぇじゃねえか…。
というのもなんとなく憚られたので、窒息しないのか、と聞いてみた。「昔からこうしてないと寝れなくて」と照れたような声で言われると、寝顔が見たいのに、なんてことは言えなくなってしまう。
…まぁ人それぞれだしな。小動物のように丸まった暁人の寝息と体温を感じているうちに俺もつられて眠ってしまう。
kg4awt108
DONEいちゃらぶ第2弾のK暁どうぞ、勝手にお幸せに!!!あの夜が終わり、麻里の葬儀や引越しを終えた暁人は色んな人に手伝ってもらいながら無事に大学に復帰した。
前の自分だったら、この手を無視して1人で全部やろうとしてたんだろうなと、考えながらその手の温もりを思い返していた。
友達は暁人が休学してる間のレポートやノートをくれたし、学校の先生は何かあれば言えよと声をかけてくれた。
前もそうやって声を同じように掛けられてたはずなのに、今ではそれを素直に受け取れるようになった。本当に人は1人では生きていけないことを実感させられる。
1番それを教えてくれたのは、やはりKKの存在だった。死にかけた自分を乗っ取ろうとしたが、右も左も分からない暁人を根性強く、一つ一つ丁寧に教えてくれた大切な相棒。
1401前の自分だったら、この手を無視して1人で全部やろうとしてたんだろうなと、考えながらその手の温もりを思い返していた。
友達は暁人が休学してる間のレポートやノートをくれたし、学校の先生は何かあれば言えよと声をかけてくれた。
前もそうやって声を同じように掛けられてたはずなのに、今ではそれを素直に受け取れるようになった。本当に人は1人では生きていけないことを実感させられる。
1番それを教えてくれたのは、やはりKKの存在だった。死にかけた自分を乗っ取ろうとしたが、右も左も分からない暁人を根性強く、一つ一つ丁寧に教えてくれた大切な相棒。
ねこまんま
MOURNINGKKと暁人が映画を見るだけの話。暁人が借りてきた映画のラインナップを見て思わず眉をひそめる。
「だって夏といえばホラーじゃない?」
ったく誰が決めたんだよ、そんなこと。
オレの気も知らず暁人はいそいそとプロジェクターの電源を入れ部屋の照明を落とし、定位置につく。
テーブルの上にはいつの間にか和歌コーラの缶が2つと開かれたウーマチップスが並べられていた。
オレはなぁ、こういうのが苦手なんだよ。
もともと「視る」ことができる体質のオレは並み大抵の怪奇現象で驚かされることはない。だいたいあの手のモノは居そうなところにいるし、よっぽど厄介なやつじゃない限りわざわざ脅かしに来るやつなんかそうそういない。
しかし映画は違う。
暁人がリモコンのボタンを押すと画面いっぱいにおどろおどろしいタイトルが表示された。
626「だって夏といえばホラーじゃない?」
ったく誰が決めたんだよ、そんなこと。
オレの気も知らず暁人はいそいそとプロジェクターの電源を入れ部屋の照明を落とし、定位置につく。
テーブルの上にはいつの間にか和歌コーラの缶が2つと開かれたウーマチップスが並べられていた。
オレはなぁ、こういうのが苦手なんだよ。
もともと「視る」ことができる体質のオレは並み大抵の怪奇現象で驚かされることはない。だいたいあの手のモノは居そうなところにいるし、よっぽど厄介なやつじゃない限りわざわざ脅かしに来るやつなんかそうそういない。
しかし映画は違う。
暁人がリモコンのボタンを押すと画面いっぱいにおどろおどろしいタイトルが表示された。
omoti_022
DOODLE即席SS。書きたいところだけのK暁。本編ネタバレ注意⚠️
愛を呪いとして繋がるふたり。
暁人は涙で濡れたぐしゃぐしゃの顔で、太陽のように笑った。
「KK、言って」
生者を死者に縛り付ける言葉を言えと、彼は残酷な事を言う。
自身で枷を作ろうとしているのだ。ただ、彼の事を一生忘れず、姿形無き後も共に歩むと誓うため。
そして、KKもまた。
粒子となって消えゆく最中、静かな夜の静寂のように微笑んだ。
「暁人」
「なぁに?」
「愛してる。ずっと」
「ぼくも!」
生と死の境界で二人は永遠の愛を誓い合った。
冥府に堕ちた渋谷の街で育んだ愛など、到底"普通"ではない。
2人だけしか分からぬ愛で、2人だけの世界で、二人は笑い合う。
275「KK、言って」
生者を死者に縛り付ける言葉を言えと、彼は残酷な事を言う。
自身で枷を作ろうとしているのだ。ただ、彼の事を一生忘れず、姿形無き後も共に歩むと誓うため。
そして、KKもまた。
粒子となって消えゆく最中、静かな夜の静寂のように微笑んだ。
「暁人」
「なぁに?」
「愛してる。ずっと」
「ぼくも!」
生と死の境界で二人は永遠の愛を誓い合った。
冥府に堕ちた渋谷の街で育んだ愛など、到底"普通"ではない。
2人だけしか分からぬ愛で、2人だけの世界で、二人は笑い合う。
kg4awt108
DONEとにかくいちゃらぶしてるK暁のお話です。今度の土曜日に「あ、KKだ」
ベランダから洗濯物を取り込んでいた暁人は、ちょうど帰ってきたKKを見つけた。
普段家の中のダラりとした感じとは違い、少し張り詰めた空気を纏うKKも暁人は好きだ。
後数分で玄関が開くことを予想した暁人は、洗濯物をソファの上へ放り、先回りして玄関の戸を開けてKKを待った。
「お、出迎えとは嬉しいねぇ。ただいま」
「おかえり、ベランダから帰ってくるの見えたんだ」
「なるほどな。」
KKが無事玄関内に入ったのを確認して鍵を閉めると、後ろから抱きしめられた。そのまま横を向くとKKの顔があり、どちらともなくキスをする。
「はぁ〜、やっと一息つけるぜ」
「お疲れ様。今日の相手は厄介だったの?」
「いや、雑魚ばかりだったがなんせ数がな。」
1327ベランダから洗濯物を取り込んでいた暁人は、ちょうど帰ってきたKKを見つけた。
普段家の中のダラりとした感じとは違い、少し張り詰めた空気を纏うKKも暁人は好きだ。
後数分で玄関が開くことを予想した暁人は、洗濯物をソファの上へ放り、先回りして玄関の戸を開けてKKを待った。
「お、出迎えとは嬉しいねぇ。ただいま」
「おかえり、ベランダから帰ってくるの見えたんだ」
「なるほどな。」
KKが無事玄関内に入ったのを確認して鍵を閉めると、後ろから抱きしめられた。そのまま横を向くとKKの顔があり、どちらともなくキスをする。
「はぁ〜、やっと一息つけるぜ」
「お疲れ様。今日の相手は厄介だったの?」
「いや、雑魚ばかりだったがなんせ数がな。」
コクシ
DOODLE🤘パスは当ゲーム最高難易度をローマ字6文字いつも優しくしてくれるKKおじに、我慢しないでほしくて溶けた語彙で誘ってみた暁人くん~言葉のチョイスを盛大にミスるの巻~
翌日22歳の若さで腰を庇いながら過ごす羽目になるとは思っていない😘
ねこまんま
MOURNINGKKと暁人がお風呂に入る話。「暁人、なんだそりゃ、菓子か?」
「違うよ、入浴剤」ホントはバスボムって呼ぶんだけど。
机に置かれたそれからは、たしかに綿菓子のような甘い香りが漂う。
「ほーん、なんかそれ、却って疲れそうだな」
KKはいかにもおじさん臭いことを言いながらなにやらスンスンしている。
「じゃあ一緒に入ってみる?」KKは渋い顔をしているようだが気づかない振りをしてお湯をためた。
バスボムを湯に落とすとシュワシュワと音を立てながら溶け、中から桜の花びらがひらりひらりと広がっていく。
「…どう?」
肩まで浸かったまま湯船に視線を落とす。
水面に映る亡霊はまとわりつく花びらに顔を顰めながら「やっぱり柚子かヒノキだよなぁ」とぼやく。
──桜の木の下には死体が埋められてるんだ
413「違うよ、入浴剤」ホントはバスボムって呼ぶんだけど。
机に置かれたそれからは、たしかに綿菓子のような甘い香りが漂う。
「ほーん、なんかそれ、却って疲れそうだな」
KKはいかにもおじさん臭いことを言いながらなにやらスンスンしている。
「じゃあ一緒に入ってみる?」KKは渋い顔をしているようだが気づかない振りをしてお湯をためた。
バスボムを湯に落とすとシュワシュワと音を立てながら溶け、中から桜の花びらがひらりひらりと広がっていく。
「…どう?」
肩まで浸かったまま湯船に視線を落とす。
水面に映る亡霊はまとわりつく花びらに顔を顰めながら「やっぱり柚子かヒノキだよなぁ」とぼやく。
──桜の木の下には死体が埋められてるんだ