verace1511
PROGRESS5月ブリデ新刊進捗(凪茨)※しょっぱなからやってるだけ
無事に…出たら…いいな…
ゼウスの憂鬱「ひっ、ぁ……あぁッ、ん……!」
「っ、は……ぁ、茨……」
どうしてこうなってしまったのだろう
もう何度目かわからない自問を、茨は今日も繰り返している。勿論セックスの最中なので、胸の内で、だが。
「ぁっ、そこ、ばっか……んぁあ、ア……ッ!」
「ふふ、茨はここが好きだよね……とんとんしてあげると、私のに絡みついてくるよ」
「やぁっ、言わなくていい……ッあ!」
何でもできる万能神。まさにその名を欲しいままにする凪砂は、色事においても優秀で完璧だった。最初こそインターネットや文献で見聞きしたものを真似て試している素振りはあったものの、すぐに茨の体の悦いところを覚え込んでしまったのだ。
今では抵抗も逃げる事も許されず、毎度高みへと導かれてしまう。男同士のセックスなんていいものではないだろう、などとタカを括っていた自分を過去に戻れるならぶん殴ってやりたい程だ。
1653「っ、は……ぁ、茨……」
どうしてこうなってしまったのだろう
もう何度目かわからない自問を、茨は今日も繰り返している。勿論セックスの最中なので、胸の内で、だが。
「ぁっ、そこ、ばっか……んぁあ、ア……ッ!」
「ふふ、茨はここが好きだよね……とんとんしてあげると、私のに絡みついてくるよ」
「やぁっ、言わなくていい……ッあ!」
何でもできる万能神。まさにその名を欲しいままにする凪砂は、色事においても優秀で完璧だった。最初こそインターネットや文献で見聞きしたものを真似て試している素振りはあったものの、すぐに茨の体の悦いところを覚え込んでしまったのだ。
今では抵抗も逃げる事も許されず、毎度高みへと導かれてしまう。男同士のセックスなんていいものではないだろう、などとタカを括っていた自分を過去に戻れるならぶん殴ってやりたい程だ。
みひろ
DONE夜編 ※お触りがあるのでR15まだ続きます( ˇωˇ )
Evening 夜、時刻は20時くらい。
夕飯を済ませて食器を洗い終え、閣下が座って読書をしている間に自分は風呂の支度だ。洗って、湯を張るために浴室リモコンの電源を押して温度設定を見直す。大体42度~43度に設定をしてあるから余程のことで上げたり下げたりしなければ変わっていないはずだ。変わっていないことを確認してお湯はりボタンを押下すればリモコンが喋り出してお湯が出る音が聞こえる。栓もしてあるのは確認済みだから数分もすれば沸くだろう。その間に閣下の着替えとバスタオルを脱衣所に用意して、まだ寒いということも考慮し、浴室ドアの横にあるスイッチで浴室暖房を付けておく。そうして戻れば気がついた閣下が本から視線をあげてポンと自身の隣を叩いた。おいで、という仕草だ。いつもならタブレットを持ちながらなんでしょう、と行くが今日は仕事禁止令をこの人から出されているため自分の体だけで隣に腰を下ろす。
2735夕飯を済ませて食器を洗い終え、閣下が座って読書をしている間に自分は風呂の支度だ。洗って、湯を張るために浴室リモコンの電源を押して温度設定を見直す。大体42度~43度に設定をしてあるから余程のことで上げたり下げたりしなければ変わっていないはずだ。変わっていないことを確認してお湯はりボタンを押下すればリモコンが喋り出してお湯が出る音が聞こえる。栓もしてあるのは確認済みだから数分もすれば沸くだろう。その間に閣下の着替えとバスタオルを脱衣所に用意して、まだ寒いということも考慮し、浴室ドアの横にあるスイッチで浴室暖房を付けておく。そうして戻れば気がついた閣下が本から視線をあげてポンと自身の隣を叩いた。おいで、という仕草だ。いつもならタブレットを持ちながらなんでしょう、と行くが今日は仕事禁止令をこの人から出されているため自分の体だけで隣に腰を下ろす。
みひろ
DONEhttps://poipiku.com/1213840/6399414.html昼編~続き
ゲームとか漫画のネタがありますがわかる人にはわかるはず……
夜編あります!
Afternoon 午後、そろそろ15時となる頃。
午前中は何をしていたかと言えば朝食を終えて片付けをし閣下の身だしなみを整えてさて、業務連絡はどうなっているのかと端末を手に取った所でその手を閣下の手に掴まれた。
「今日はオフでしょう?」
「そうですが念のため確認を……」
「だめ。君は確認と言いながら仕事をしてしまうから、今日はこれは没収だよ」
ひょいと軽々端末を取られてしまう。いや待て、せめて今来ているメールだけでも確認させて欲しい。そう思って手を伸ばすが時は既に遅く、届かない所にあった。爪先を伸ばしても閣下が腕を上げて空振り、意地でもと閣下の肩を片手で使っても容易に逃げられる。そういった攻防を繰り返して要約時間の無駄であることを悟って、やめた。
2475午前中は何をしていたかと言えば朝食を終えて片付けをし閣下の身だしなみを整えてさて、業務連絡はどうなっているのかと端末を手に取った所でその手を閣下の手に掴まれた。
「今日はオフでしょう?」
「そうですが念のため確認を……」
「だめ。君は確認と言いながら仕事をしてしまうから、今日はこれは没収だよ」
ひょいと軽々端末を取られてしまう。いや待て、せめて今来ているメールだけでも確認させて欲しい。そう思って手を伸ばすが時は既に遅く、届かない所にあった。爪先を伸ばしても閣下が腕を上げて空振り、意地でもと閣下の肩を片手で使っても容易に逃げられる。そういった攻防を繰り返して要約時間の無駄であることを悟って、やめた。
うとき
PROGRESS【凪茨♀️・ジュン茨♀️・ひよ茨♀️】Q/Alia(クアリア)[クオリア(Qualia)]
感覚的な意識や経験のこと、また意識的・主観的に感じたり経験したりする質
──「どうなってもいい関係になりたいんです」
心の歪みから狂った関係に堕ちていく、凪砂・ジュン・日和の話。
※キャプション・更新についてはTwitterの固定ツイートを参照してください(更新途中であれば含まない可能性もあります) 3194
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TRAININGAdam秀越学園時代戦争映画大画面のモニターから土煙が舞う。時代を感じさせる白黒の世界、その画面の向こう側から息も絶え絶えに這い蹲る兵士が塹壕から銃を構えた。鋭い銃声が一面に鳴り響く。
敵を殲滅した兵士が生気のない目を携えたままゆっくりと立ち上がる。まわりを見渡し何かに気づく。遠くから乾いた銃声がひとつ。
それまでずっと彼を映していたカメラが、仰向けに倒れた彼の目線の先を辿るように大空を映した。皮肉なほど美しい。
ピッとエンドロールが流れる前にリモコンで消された映画は第一次世界大戦の異国の地に生まれたひとりの青年の人生を描いたものだった。リモコンを持ち上げた茨はそのつまらなそうな顔を一転させ、いつも通り貼り付いた笑顔を見せた。
「閣っ~下?んもう、レッスンの時間ですよ!ここ最近のブームは戦争映画なのでしょうが時間は平等に有限であります!ご趣味は程々にと口酸っぱくして言ってますよね!?」
1416敵を殲滅した兵士が生気のない目を携えたままゆっくりと立ち上がる。まわりを見渡し何かに気づく。遠くから乾いた銃声がひとつ。
それまでずっと彼を映していたカメラが、仰向けに倒れた彼の目線の先を辿るように大空を映した。皮肉なほど美しい。
ピッとエンドロールが流れる前にリモコンで消された映画は第一次世界大戦の異国の地に生まれたひとりの青年の人生を描いたものだった。リモコンを持ち上げた茨はそのつまらなそうな顔を一転させ、いつも通り貼り付いた笑顔を見せた。
「閣っ~下?んもう、レッスンの時間ですよ!ここ最近のブームは戦争映画なのでしょうが時間は平等に有限であります!ご趣味は程々にと口酸っぱくして言ってますよね!?」
verace1511
PROGRESS凪茨新刊の冒頭。卒業後同居中の二人新刊進捗 火照る体に冷えた水が染み渡る。長湯でのぼせかけた体が欲するがままにごくごくとそれを飲み干していると、カウンター越しに恨みがましい視線と目が合った。長湯となった原因である彼の視線はできれば気づかなかったふりをしたいが、もはやこのやり取りも日課になりつつある事からそうもいかないだろう。彼――自分の敬愛する乱凪砂はすこぶる不機嫌だ。
彼の言いたいことはなんとなくわかっている。だがそれには触れず「どうかされましたか?」と白々しくも問えば、頬の一つでも膨らましそうな凪砂が拗ねたような表情を浮かべた。
「……乾かしちゃったんだ。やってあげるっていつも言ってるのに」
「いえいえ、とんでもない! 閣下のお手を煩わせるわけにはいきません! お気持ちだけ有難く頂戴致します!」
2613彼の言いたいことはなんとなくわかっている。だがそれには触れず「どうかされましたか?」と白々しくも問えば、頬の一つでも膨らましそうな凪砂が拗ねたような表情を浮かべた。
「……乾かしちゃったんだ。やってあげるっていつも言ってるのに」
「いえいえ、とんでもない! 閣下のお手を煩わせるわけにはいきません! お気持ちだけ有難く頂戴致します!」
きみどり
DONE凪茨利き小説企画さん(@718kiki)に投稿した小説です。普段の凪茨よりも距離感近めのイチャイチャした全年齢の話はなんか自分で書いてても新鮮な気持ちになったので、楽しかったです!
時間と場所と愛情を君に「……茨、誕生日当日の予定、教えて貰えないかな?」
事務所のスタッフブログをタブレットで確認していた茨は凪砂の問いかけに顔を上げ、少し間をおいてから首を傾げる。
「誕生日……?」
「……自分の誕生日、忘れちゃった?」
「あぁ! 確認しますので、少々お待ち下さい……日中はESの共通行事として、バースデーイベント。夜は会食の招待が二つほど、ですね」
「……招待? 出席にしていないの?」
茨は基本、予定は保留にせず早い段階で決めている。既に決まっている予定を言われると思っていた凪砂はぱちくりと瞬きをし、戸惑いを露わにする。決めずに保留にしているなんて、茨にしては珍しい。
「何ですか……、その顔。出席する、で伝えると、後から断るのが大変ですし面倒なので……」
2812事務所のスタッフブログをタブレットで確認していた茨は凪砂の問いかけに顔を上げ、少し間をおいてから首を傾げる。
「誕生日……?」
「……自分の誕生日、忘れちゃった?」
「あぁ! 確認しますので、少々お待ち下さい……日中はESの共通行事として、バースデーイベント。夜は会食の招待が二つほど、ですね」
「……招待? 出席にしていないの?」
茨は基本、予定は保留にせず早い段階で決めている。既に決まっている予定を言われると思っていた凪砂はぱちくりと瞬きをし、戸惑いを露わにする。決めずに保留にしているなんて、茨にしては珍しい。
「何ですか……、その顔。出席する、で伝えると、後から断るのが大変ですし面倒なので……」
きみどり
MOURNING作品に昇華できなかった茨の誕生日ネタの凪茨を供養のつもりでAIのべりすとくんに調理してもらったら思いのほかいい感じにしてくれたので、せっかくなのでシェアします。AIのべりすとくんに調理してもらった凪茨 今日は茨の誕生日だから、茨のお願い聞いてあげるよ?と言って、凪砂は長い脚を組み直した。
「お願い、ですか……?」
唐突に言われ、何も言葉が出てこない。否、別にあれが欲しい、とか、そういう物欲はそもそも茨には無い。なぜなら、大抵のものは金さえあればどうにかなる事を知っているからだ。
「えっ、と…………閣下の残りの人生」
「……それは、茨にもう売約済み。これ、渡す時に言ったと思うんだけど、忘れちゃった?」
凪砂は自分の左手の薬指を撫で、指輪を指す。揃いの銀の指輪は茨の薬指にもある。
「……信じられない?」
「まぁ、そう、ですね……」
信用はされてるけど、信頼されていないんだね。と、悲しそうに笑う凪砂の表情に、きゅうと胸が苦しくなる。なんで自分が悪者みたいな気持ちにならなければならないんだ。おかしいだろう
2913「お願い、ですか……?」
唐突に言われ、何も言葉が出てこない。否、別にあれが欲しい、とか、そういう物欲はそもそも茨には無い。なぜなら、大抵のものは金さえあればどうにかなる事を知っているからだ。
「えっ、と…………閣下の残りの人生」
「……それは、茨にもう売約済み。これ、渡す時に言ったと思うんだけど、忘れちゃった?」
凪砂は自分の左手の薬指を撫で、指輪を指す。揃いの銀の指輪は茨の薬指にもある。
「……信じられない?」
「まぁ、そう、ですね……」
信用はされてるけど、信頼されていないんだね。と、悲しそうに笑う凪砂の表情に、きゅうと胸が苦しくなる。なんで自分が悪者みたいな気持ちにならなければならないんだ。おかしいだろう
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DONE凪砂くん誕生日おめでとー!🎉✨閣下を全力で祝いたい茨の小話にしようと思ったのにトンチキな方向にぶっ飛びかけた凪茨です
閣下誕生日凪砂の逞しい腕が茨の腰のあたりをぎゅうと抱きしめる。茨が着ているパジャマ代わりのライブTシャツの裾にすっぽりと頭を入れて、静かに息を吸い込んだ。ボディーソープの甘い香りの中に茨の匂いを嗅ぎつけて一息つく。可哀想に伸びきったTシャツはもう使い捨てるほかないだろう。
素肌の腹に顔をぴったりとくっつけられて、茨は落ち着かないようだ。
退避したい気持ちをじりっとした身動ぎで誤魔化せば、察しの良い最終兵器は拘束具ばりにぎゅうううっと締めつけを強めた。
腕の力強さに反して、腹を撫でる頬は幼子が母親に戯れるようにくすぐったい。こちょこちょに弱いジュンならば大爆笑してたかもしれない。……などと、茨の頭に他の男が過ぎったことすらも察した凪砂は頬を徐々に膨らませ「私は怒っているよ」という主張を腹越しに伝えた。
2116素肌の腹に顔をぴったりとくっつけられて、茨は落ち着かないようだ。
退避したい気持ちをじりっとした身動ぎで誤魔化せば、察しの良い最終兵器は拘束具ばりにぎゅうううっと締めつけを強めた。
腕の力強さに反して、腹を撫でる頬は幼子が母親に戯れるようにくすぐったい。こちょこちょに弱いジュンならば大爆笑してたかもしれない。……などと、茨の頭に他の男が過ぎったことすらも察した凪砂は頬を徐々に膨らませ「私は怒っているよ」という主張を腹越しに伝えた。
きみどり
MAIKING1→https://poipiku.com/2533984/5282574.html次の話3(※R18です)→https://poipiku.com/2533984/5313190.html
媚薬を飲み干さないと出られない部屋2 こぽ、こぽ、と気泡が淡いピンク色の液体の中を踊り、昇ってゆく。隣で豪快に飲む茨の姿に圧倒されてしまい、おもわず凪砂の手が止まる。
いや、こんな事で止まってなんかいられない。今、手に握られているのは三本目。茨は既に二十本の内の半分をボトルに全て注いでしまっているので、机の上にある小瓶は全て凪砂が飲み干さなければならない分だ。茨はいつだって凪砂に優しく、気遣いを忘れない。無理をしないようにと声を掛けてくれたが、それはお互い様なのに……そんな思考を挟んでる間にも刻一刻と時間は過ぎ、茨のボトルの中身も減ってゆく。
慌てて三本目を飲み干し、四本目のアルミキャップを開けた。
***
「ぷ、は。甘ッッッッッッたるい! やー、これはカロリー考えたくないですねぇー!」
1770いや、こんな事で止まってなんかいられない。今、手に握られているのは三本目。茨は既に二十本の内の半分をボトルに全て注いでしまっているので、机の上にある小瓶は全て凪砂が飲み干さなければならない分だ。茨はいつだって凪砂に優しく、気遣いを忘れない。無理をしないようにと声を掛けてくれたが、それはお互い様なのに……そんな思考を挟んでる間にも刻一刻と時間は過ぎ、茨のボトルの中身も減ってゆく。
慌てて三本目を飲み干し、四本目のアルミキャップを開けた。
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「ぷ、は。甘ッッッッッッたるい! やー、これはカロリー考えたくないですねぇー!」
きみどり
MAIKING凪茨お遊びアンケートネタその1。縦書きテスト。TRPGの毒入りスープの導入かと思うくらいにはビックリするほど色気のない導入。
次の話2→https://poipiku.com/2533984/5313151.html
媚薬を飲み干さないと出られない部屋「「媚薬を飲み干さないと出られない部屋??????」」
二人は扉の上に掛けられた部屋の名前と思しき言葉を、一言一句間違えることなく、ライブの時に歌声を重ねるように一人分の声で読み上げた。
「えっ、セックスしないと出られない部屋ではなく?」
「……どういう部屋なの、それ」
「あぁ、いえ、閣下はお気になさらず。なにやらそういうイタズラめいた部屋がある、という都市伝説みたいなものです」
茨と凪砂は己の置かれている状況を把握しようと、今居る部屋の様子を観察する。
真っ白で殺風景な部屋。壁に窓は無く、一つだけ出口と思われる扉がある。簡易的なベッドが部屋の隅にあり、中央には机が一つと、椅子二脚。
それと、机の上に置かれた茶色い小瓶、計二十本。大きさは市販の栄養ドリンク剤と同じぐらいだが、ラベルは無い。開封された跡も無いため、完全に謎の液体としか言い様が無かった。
1865二人は扉の上に掛けられた部屋の名前と思しき言葉を、一言一句間違えることなく、ライブの時に歌声を重ねるように一人分の声で読み上げた。
「えっ、セックスしないと出られない部屋ではなく?」
「……どういう部屋なの、それ」
「あぁ、いえ、閣下はお気になさらず。なにやらそういうイタズラめいた部屋がある、という都市伝説みたいなものです」
茨と凪砂は己の置かれている状況を把握しようと、今居る部屋の様子を観察する。
真っ白で殺風景な部屋。壁に窓は無く、一つだけ出口と思われる扉がある。簡易的なベッドが部屋の隅にあり、中央には机が一つと、椅子二脚。
それと、机の上に置かれた茶色い小瓶、計二十本。大きさは市販の栄養ドリンク剤と同じぐらいだが、ラベルは無い。開封された跡も無いため、完全に謎の液体としか言い様が無かった。