Recent Search
    Create an account to bookmark works.
    Sign Up, Sign In
    影山茂夫×霊幻新隆

    humi0312

    DONE1427で、かわいいものを抱っこしないとだめな呪いにかかった師匠の話。

    *書き上がりました!
     モブ霊タグをつけていますが、師弟みが強いです。
     孤独なホワイティ以前で、エクボがいる時期の相談所。
    かわいいもの「師匠? 師匠、聞こえますか? ……どうなってるの」
    「どうもこうも……」
     ぼんやりとした意識の中に声が聞こえる。眠っていたのか、何やら妙に思考が鈍くて働かない。
    「憑かれちまったみたいなんだがなあ……。何するでもなくこの通りだんまりでよ」
    「いったい何でまた」
    「わからん。依頼人は水子かもしれんと言ってたんだが……、それにしちゃあガキの気配じゃないんだよ」
    「依頼の方はどうしたの」
    「こいつに憑いちまったからか、あっちは霊障も治まったみたいでな。な〜んも感じなかったぞ」
    「そう……。どうしよっか……」
     お手上げ状態といった調子の声ともう一つの声が何か話しているのだが、いまいち内容が頭に入ってこない。状況が掴めないと言わんばかりの声の方は少し苛立った気配を見せていて、厄介事になる前にどうにかしようと顔を上げる。寝ていたからか、ずっと下を向いてたが、見慣れた床から慣れ親しんだ事務所にいるんだと分かった。
    5604

    328db

    DONE飲まれていない【B面】
    大人モブ霊
    「飲まれた」の師匠酔ってないver.
    ちょっといかがわしい

    途中まで↓と一緒です
    ▼「飲まれた」
    https://poipiku.com/2622890/4984703.html

    師匠っていうか、私が我に返った……
    飲まれていない 今回は旅館で悪霊退治の仕事だった。芹沢に同行を頼もうと思っていたが、生憎その日は学校の友達と旅行の予定が入っていたらしく、急遽モブに連絡した。モブは本当に急だなと零したが引き受けてくれた。
     仕事は滞りなく片付いた。依頼主である女将から大変感謝され、グレードの高い部屋が用意された。もちろん料金は旅館持ちだ。今座ってお茶を飲んでいる広い和室、奥にはデカいベッドがある洋室、景色の良い広縁、部屋付き露天風呂。こんなスイートルームには中々実費で泊まるのは難しい。部屋に通された瞬間、モブとふたりで荷物を取り落しそうになった。

     早めに仕事が終わったため、のんびり露天風呂に浸かって部屋でごろごろしていた。モブは景色、洋室、風呂を見てひとつひとつに「すごい」と目を輝かせていた。大人になっても素直に感嘆を表せるモブは変わらず可愛いと思う。運ばれて来た豪華な夕食を目の前にして、また「すごい」と口を開けていた。
    2794