みすみ
REHABILI大遅刻のクリスマス愛暦、年内滑り込みの投稿です💦お付き合いしている2人のお話です。
なんやかんやイチャイチャしてます☺️
聖なる夜だから(愛暦) 温暖な沖縄も、十二月ともなればそれなりに肌寒くなってくる。
少し前までハロウィン一色だった街が、今度はイルミネーションに彩られ、あちらこちらの店先にクリスマスツリーやリースといったわかりやすい装飾が施される。
キラキラと華やかな空気に、街行く人々もどこか浮き足立って見える。
そんないつもとは違う装いの通りをいつも通りにスケートで滑りながら、暦は飲み込みきれなかったため息を吐き出した。
――折角のクリスマスだっていうのに。
段差を飛び越えて綺麗な着地を決められても、今日はどうにも気分が上がらない。
原因は、暦が一番分かっている。
***
「……え、東京?」
「あぁ。仕事の付き合いでな」
呼び出されたホテルの一室。
6121少し前までハロウィン一色だった街が、今度はイルミネーションに彩られ、あちらこちらの店先にクリスマスツリーやリースといったわかりやすい装飾が施される。
キラキラと華やかな空気に、街行く人々もどこか浮き足立って見える。
そんないつもとは違う装いの通りをいつも通りにスケートで滑りながら、暦は飲み込みきれなかったため息を吐き出した。
――折角のクリスマスだっていうのに。
段差を飛び越えて綺麗な着地を決められても、今日はどうにも気分が上がらない。
原因は、暦が一番分かっている。
***
「……え、東京?」
「あぁ。仕事の付き合いでな」
呼び出されたホテルの一室。
みすみ
DONE同学年アダ暦(愛暦)パロ、頭痛もち🌺くん設定の❤️さん視点。高校生❤️さんの、まだ擦れてない感じが出したくて頑張りました笑
どちらも書いててとても楽しかったです☺️
そのぬくもりに、癒されて side A 最近、天気予報を確認する癖がついた。
「おはようございます、愛之介様」
「……今日は」
「降水確率は六十パーセントです」
「昼食は購買で買うか、学食で食べる」
「かしこまりました」
起床してすぐ、カーテンの開けられた窓から見えた空模様を確認し、自分を起こしにきた青年に言葉少なに尋ねれば簡潔な返事が返ってくる。
ベッドから降りて身だしなみを整えながら思わず口元が緩むのを感じて、意識的に表情を繕う。
――今日も、会えるかもしれない。
それだけでこんなに胸が弾んで苦しくなるなんて、我ながら単純なものだ。
朝食に向かいながら、愛之介の意識は既に昼休みに飛んでいた。
******
その生徒を見かけたのは、偶然だった。
4901「おはようございます、愛之介様」
「……今日は」
「降水確率は六十パーセントです」
「昼食は購買で買うか、学食で食べる」
「かしこまりました」
起床してすぐ、カーテンの開けられた窓から見えた空模様を確認し、自分を起こしにきた青年に言葉少なに尋ねれば簡潔な返事が返ってくる。
ベッドから降りて身だしなみを整えながら思わず口元が緩むのを感じて、意識的に表情を繕う。
――今日も、会えるかもしれない。
それだけでこんなに胸が弾んで苦しくなるなんて、我ながら単純なものだ。
朝食に向かいながら、愛之介の意識は既に昼休みに飛んでいた。
******
その生徒を見かけたのは、偶然だった。
みすみ
DONE同学年のアダ暦(愛暦)を書く練習に、書いてみたかった頭痛もちの🌺くん設定も追加して書いてみた習作。折角なのでこそっと投稿。同じ学校の同級生パロ。🌺くん視点。
書いてて楽しくなったので、調子に乗って❤️さん視点も書いてしまいました☺️💦
なんでも許せる方向けです。
そのぬくもりに、癒されて side R 授業と授業の合間。
束の間の自由に賑わう教室で、次の授業で使う教科書を出しながら、チリ、とこめかみの辺りを掠めた痛みに暦は顔を顰めた。
窓の外を見上げると、黒い雲が重たく広がっている。五月に入ってすぐ梅雨入りした沖縄では、六月に入っても連日じっとりと湿気の多い空気と、重たい雲、突然の雨がセットでやってくる。
チリチリと強くなってきた感覚に思わずきつく目を閉じて、次の授業は寝て過ごそうと決めると、教科書を申し訳程度に立ててもぞりと己の腕を枕に机に伏せた。
なんとか授業をやり過ごし、明確に痛みを主張し始めた頭を片手で抑えながら、弁当箱を片手にふらりと教室を出る。授業中に降りだした雨はまだ勢いが衰えず、このまま暫く降りそうだ。
4476束の間の自由に賑わう教室で、次の授業で使う教科書を出しながら、チリ、とこめかみの辺りを掠めた痛みに暦は顔を顰めた。
窓の外を見上げると、黒い雲が重たく広がっている。五月に入ってすぐ梅雨入りした沖縄では、六月に入っても連日じっとりと湿気の多い空気と、重たい雲、突然の雨がセットでやってくる。
チリチリと強くなってきた感覚に思わずきつく目を閉じて、次の授業は寝て過ごそうと決めると、教科書を申し訳程度に立ててもぞりと己の腕を枕に机に伏せた。
なんとか授業をやり過ごし、明確に痛みを主張し始めた頭を片手で抑えながら、弁当箱を片手にふらりと教室を出る。授業中に降りだした雨はまだ勢いが衰えず、このまま暫く降りそうだ。
みすみ
DONEサキュバスな🌺くんも見たいけど、インキュバスな🌹さんも見たい……‼︎という衝動で書いた、インキュバスな🌹さんと、人間な🌺くんのお話の冒頭。(アダ暦/愛暦)まだ、🌹さんは気配しかしません☺️💦
人を選ぶ気がするので、なんでも許せる方向けです。パスワードは、🌹さんのお誕生日4桁です。 3669
みすみ
DONEネコの日、パート2。🌺くんの家に、飼育放棄された❤️にゃんがやってくる話。
世界線としては、人間とにゃんこでそれぞれ❤️🌺が存在してます。全く出てこないけど、人間は❤️🌺でお付き合いしてる前提。(アダ暦/愛暦)
🌺くんの家族とモブさんが普通に出てくるので、なんでも許せる方向けです💦
にゃんともすてきな日々 自宅の作業部屋でボードのメンテナンスをしながら、暦は隣の椅子に視線をやる。
硬い椅子の上にクッションを乗せたそこに我が物顔で座り込み、ふんわりとした毛並みの尻尾を揺らしながら優雅にこちらを眺めている雄猫に、暦は首を傾げながら声をかける。
「ここに居て楽しいか?」
すると意味が通じているのかいないのか、目を閉じてふいと顔を背け、前足に頭を乗せて寝る姿勢を取り始めた彼に、そうですかと肩をすくめて作業に集中する事にした。
メンテナンスを一通り終えてオイルのついた手をタオルで拭っていると、徐に立ち上がった彼が作業机に飛び乗る。止める間もなくボードの上に乗ってすんすんと鼻を近づけるのを眺めて、暦は首を傾げた。
7071硬い椅子の上にクッションを乗せたそこに我が物顔で座り込み、ふんわりとした毛並みの尻尾を揺らしながら優雅にこちらを眺めている雄猫に、暦は首を傾げながら声をかける。
「ここに居て楽しいか?」
すると意味が通じているのかいないのか、目を閉じてふいと顔を背け、前足に頭を乗せて寝る姿勢を取り始めた彼に、そうですかと肩をすくめて作業に集中する事にした。
メンテナンスを一通り終えてオイルのついた手をタオルで拭っていると、徐に立ち上がった彼が作業机に飛び乗る。止める間もなくボードの上に乗ってすんすんと鼻を近づけるのを眺めて、暦は首を傾げた。
みすみ
Valentine遅刻してしまいましたが、こっそりバレンタイン愛暦(アダ暦)。付き合っていないけど無自覚片思いの🌺くんと、ちょっとばかり策士な💓さん。
まだ、知りたくない「今日は何の日か、知っているかい?」
「……バレンタインデーだろ?」
「なるほど、君にもそれは分かるんだね」
「どういう意味だよ」
「そのままの意味さ」
クレイジーロックの開放日。ランガと思いっきり滑るつもりでわくわくしながらやって来たというのに、コースを何度か滑って、ゴールの廃工場からスタート地点に戻ろうとしたところで、見慣れぬ車に連れ込まれた。
エスでもビーフでもないのに、一体何が起こったのかと警戒した暦の隣に座っていた人物を見て、暦の警戒心が最大まで上がる。
後部座席に並んで座る形で、長い脚を組む男。見慣れた赤い衣装を身にまとい、仮面で顔を隠した男――愛抱夢――に、警戒しながらも疑問が沸く。
――なんかあったっけ?
2288「……バレンタインデーだろ?」
「なるほど、君にもそれは分かるんだね」
「どういう意味だよ」
「そのままの意味さ」
クレイジーロックの開放日。ランガと思いっきり滑るつもりでわくわくしながらやって来たというのに、コースを何度か滑って、ゴールの廃工場からスタート地点に戻ろうとしたところで、見慣れぬ車に連れ込まれた。
エスでもビーフでもないのに、一体何が起こったのかと警戒した暦の隣に座っていた人物を見て、暦の警戒心が最大まで上がる。
後部座席に並んで座る形で、長い脚を組む男。見慣れた赤い衣装を身にまとい、仮面で顔を隠した男――愛抱夢――に、警戒しながらも疑問が沸く。
――なんかあったっけ?
みすみ
DONEおねショタな愛暦(アダ暦)というリクエストをいただいたので、挑戦してみました☺️おねショタ、読むのは好きだけど書くの難しかったです💦
甘くて、アマイ 歳の差というものが、こんなにもどかしいと思う日が来るなんて。暦は内心で歯噛みをしながら、チラリと目の前の男を見る。
普段はきっちりとセットされている鮮やかな藍色の髪は、休日という事で緩く流されている。秀でた額にかかる藍色が何やら艶めいて、それが普段よりも無防備に見えて思わず喉が鳴った。
手元の本を眺めている紅い瞳に、伏せられたまつ毛が目元に影をつける。ソファに座って、長い足を組んでリラックスしているようで、けれどほんの僅か、どこか物憂げに見えるその姿は、まるで完成された絵画のようだ。
今日も変わらず美しいと、思わずほぅと息をため息を吐いてしまう暦は、そんな彼の側に居る事を許されている存在なのだと思うと、誇らしいような、畏れ多いような、でも嬉しいような、複雑な気持ちを抱いてしまう。
3283普段はきっちりとセットされている鮮やかな藍色の髪は、休日という事で緩く流されている。秀でた額にかかる藍色が何やら艶めいて、それが普段よりも無防備に見えて思わず喉が鳴った。
手元の本を眺めている紅い瞳に、伏せられたまつ毛が目元に影をつける。ソファに座って、長い足を組んでリラックスしているようで、けれどほんの僅か、どこか物憂げに見えるその姿は、まるで完成された絵画のようだ。
今日も変わらず美しいと、思わずほぅと息をため息を吐いてしまう暦は、そんな彼の側に居る事を許されている存在なのだと思うと、誇らしいような、畏れ多いような、でも嬉しいような、複雑な気持ちを抱いてしまう。
みすみ
1111ポッキーの日!ですね!つい出来心で書いてしまった愛暦(アダ暦)です☺️
結局いつもの感じになってしまったのですが、雰囲気だけ感じていただけたらと……‼︎
きみに触れたい、だけ「暦は、菓子をよく食べる方か?」
突然愛之介に呼び出されて、何ごとかとホテルにやってくると、開口一番にそう聞かれた。暦は意図を図り兼ねて、首を傾げながら答える。
「まぁ、それなりに?」
「そうか」
「でも、なんで?」
「いや、後援会の会長から差し入れをもらったんだが……」
珍しくはっきりしない物言いの愛之介に、ふうんと相槌を打つ。一体何をもらったのか分からないが、珍しいものを見たなと得をした気分になる。
「これだ」
ひょい、と手品の様に取り出されたのは、誰もが一度は食べた事のある赤いパッケージのチョコレート菓子だ。
「あぁ、これ。美味いよなー」
「そうか、なら持ち帰ってくれると助かる。ご家族や友人にも配ってもらって構わないから」
3566突然愛之介に呼び出されて、何ごとかとホテルにやってくると、開口一番にそう聞かれた。暦は意図を図り兼ねて、首を傾げながら答える。
「まぁ、それなりに?」
「そうか」
「でも、なんで?」
「いや、後援会の会長から差し入れをもらったんだが……」
珍しくはっきりしない物言いの愛之介に、ふうんと相槌を打つ。一体何をもらったのか分からないが、珍しいものを見たなと得をした気分になる。
「これだ」
ひょい、と手品の様に取り出されたのは、誰もが一度は食べた事のある赤いパッケージのチョコレート菓子だ。
「あぁ、これ。美味いよなー」
「そうか、なら持ち帰ってくれると助かる。ご家族や友人にも配ってもらって構わないから」
みすみ
MOURNING最早、ハロウィンてなんだろう、なネタその2(愛暦/アダ暦)です。書いて行くうちに、予定とだいぶ変わってしまいました……。
🧛♂️の❤️さんと、その使い魔な🐱🌺くん。それと、🐺な🐍さんも登場します。
パロな上にかなりの独自設定が入ってますので、いつも通りなんでも許せる方向けです。ぼんやりと中世ヨーロッパ辺りをご想像いただけますと幸いです💦
そのままの君で 暦は、所謂使い魔と呼ばれる存在である。
使い魔と言っても、種族も様々、誰に仕えるかも様々だ。猫魔族である暦が契約しているのは、吸血鬼の男だ。
普通、猫魔族を使い魔に選ぶのは魔法使いが多い。人間の間でも、魔法使いと言えば黒猫、と連想するくらいだ。暦も、そう思う。
けれど、それは叶わなかった。
猫魔族は一般的に黒毛の者が多く、次いで白、茶やサビ柄が僅かに居る程度。そんな中、暦は生まれついての赤毛だった。
いつからかは覚えていない。気がついた時には、路地裏でゴミを漁る生活をしていた。
恐らく捨てられたのだろうというのは、暦を見た同族の反応でぼんやりと理解した。街中で使い魔として見かける猫魔族の中に、暦と同じ色をした者は居なかったから。
9613使い魔と言っても、種族も様々、誰に仕えるかも様々だ。猫魔族である暦が契約しているのは、吸血鬼の男だ。
普通、猫魔族を使い魔に選ぶのは魔法使いが多い。人間の間でも、魔法使いと言えば黒猫、と連想するくらいだ。暦も、そう思う。
けれど、それは叶わなかった。
猫魔族は一般的に黒毛の者が多く、次いで白、茶やサビ柄が僅かに居る程度。そんな中、暦は生まれついての赤毛だった。
いつからかは覚えていない。気がついた時には、路地裏でゴミを漁る生活をしていた。
恐らく捨てられたのだろうというのは、暦を見た同族の反応でぼんやりと理解した。街中で使い魔として見かける猫魔族の中に、暦と同じ色をした者は居なかったから。
みすみ
MOURNINGアダ暦(愛暦)ハロウィンネタを書こうとしたら、少し暗い(?)不思議な?お話しになりました。最終的に、ハロウィン……?となったので、ハロウィン要素は期待せずにお読みいただけますと幸いです☺️💦
10/31限定公開でしたが、再公開しました。
トリックだったら、良かった カボチャにコウモリに、吸血鬼。果てにはゾンビやフランケンシュタイン、かと思えば愛らしいネコミミを付けて。
あちこちでイベントが企画され、飲食店でも特別なメニューを提供する。
そう、これは最早祭りだ。
公務で関係のあるイベントにいくつか顔を出して、どこを見ても仮装だらけの浮き足立った空気に、愛之介は車に戻ったとたん深いため息を吐いた。
「本日の予定は、以上です」
「ああ」
「事務所へ寄りますか」
「いや、今日は直帰する」
「かしこまりました」
いくつか事務所に寄って確認しておきたい事もあったが、それよりもこの空気に辟易していた。早く帰宅して、こういった空気を断ち切りたい。
確認は、明日で問題ないだろう。
そんな愛之介の空気を察したのか、忠は無言でアクセルを踏んだ。
6572あちこちでイベントが企画され、飲食店でも特別なメニューを提供する。
そう、これは最早祭りだ。
公務で関係のあるイベントにいくつか顔を出して、どこを見ても仮装だらけの浮き足立った空気に、愛之介は車に戻ったとたん深いため息を吐いた。
「本日の予定は、以上です」
「ああ」
「事務所へ寄りますか」
「いや、今日は直帰する」
「かしこまりました」
いくつか事務所に寄って確認しておきたい事もあったが、それよりもこの空気に辟易していた。早く帰宅して、こういった空気を断ち切りたい。
確認は、明日で問題ないだろう。
そんな愛之介の空気を察したのか、忠は無言でアクセルを踏んだ。
みすみ
DONE❤️🌺が対のシーiサーiだったら可愛くない?先日、寝入り端にふと降りてきたそんな妄想を、形にしてみました。
ふわっと降りてきたので、設定もふわっとしております。なんでも許せる方向け。
書き始めてみたら、意外と楽しくて長くなってしまいました☺️💦
ずっと、一緒に「……今日もいい天気だなぁ」
晴れ渡った空を眺めて、暦はうんと伸びをすると屋根の上に寝転がった。のんびり流れていく雲を眺めて、聞こえてくる家人の生活音や、道を行く人の声に耳を傾けるのが、暦のお気に入りの過ごし方だった。
暦がこの家の守り神としてやってきてから、もうどのくらい経っただろう。昔ながらの建築様式のこの家は、多少傷んだ部分があっても、家人によって丁寧に手入れをされて大切にされている。
屋根の上に据えられている自分たちの本体も、時折梯子をかけて屋根に登ってきては、綺麗に磨いてくれるのだ。お陰で、暦の本体はボロボロになることも無く、綺麗に形を保てている。
親から子へ、子から孫へ。そうして受け継がれても変わらない人の温かさが、暦は大好きだ。
9430晴れ渡った空を眺めて、暦はうんと伸びをすると屋根の上に寝転がった。のんびり流れていく雲を眺めて、聞こえてくる家人の生活音や、道を行く人の声に耳を傾けるのが、暦のお気に入りの過ごし方だった。
暦がこの家の守り神としてやってきてから、もうどのくらい経っただろう。昔ながらの建築様式のこの家は、多少傷んだ部分があっても、家人によって丁寧に手入れをされて大切にされている。
屋根の上に据えられている自分たちの本体も、時折梯子をかけて屋根に登ってきては、綺麗に磨いてくれるのだ。お陰で、暦の本体はボロボロになることも無く、綺麗に形を保てている。
親から子へ、子から孫へ。そうして受け継がれても変わらない人の温かさが、暦は大好きだ。
みすみ
DONE以前あげた「夢の話。」の続きのような、そうでもないようなお話。(愛暦/アダ暦)少し暗めです。
少し支離滅裂かもしれません。
プライベッターにもあげたのですが、関連してるから一応こちらにも。内容は変わりません。
その傷に爪を立てて さよならだ、と愛之介は呟いた。
はじめは、ほんの気まぐれのつもりだった。
目当ての少年の隣に居座る、気に食わない存在が目障りで、少し遊んで手酷く捨ててやろうと気まぐれに手を出した。
近づいて触れてみれば、存外悪いものでもなく。態と煽るような言い方をすれば、ムキになって噛み付いて来る子供が。組み伏せれば、意外にも健気な面を覗かせる子供が。少しばかり、可愛げがあるのではないかと。そう思えてきて。
毒されている。
個別のメッセージ画面を開き、ふと何度も繰り返される呼び出しとそれに応じるやりとりを見て、そんな考えが過った。
そんな馬鹿なことがあるか。思わず、スマートフォンを握る手に力が入り、みしりと本体が音を立てる。
6383はじめは、ほんの気まぐれのつもりだった。
目当ての少年の隣に居座る、気に食わない存在が目障りで、少し遊んで手酷く捨ててやろうと気まぐれに手を出した。
近づいて触れてみれば、存外悪いものでもなく。態と煽るような言い方をすれば、ムキになって噛み付いて来る子供が。組み伏せれば、意外にも健気な面を覗かせる子供が。少しばかり、可愛げがあるのではないかと。そう思えてきて。
毒されている。
個別のメッセージ画面を開き、ふと何度も繰り返される呼び出しとそれに応じるやりとりを見て、そんな考えが過った。
そんな馬鹿なことがあるか。思わず、スマートフォンを握る手に力が入り、みしりと本体が音を立てる。
みすみ
MOURNINGアダ暦未満。❤️さんが、🌺くんを壊そうとする話。
あまり書かない方向のお話しなので、続きません。
そのうち消すかも……。
夢の話。 雨が、降っている。
見慣れた山道に、自分は佇んでいる。
夜の山道は暗く、降り続ける大粒の雨で視界は悪い。
何度も滑った道の途中で、ただ一人、立ち尽くしている。
ーー違う。
仮面で狭まっている視界が、急に開ける。その先に、人が倒れていた。
黒い学ランに、鮮やかな色のパーカー。暗がりの中でも映える赤毛が、雨に濡れてやけに艶めいて見える。力なく投げ出された手のひらは、静かに雨を受け止めるだけだ。
普段なら強い感情を向けてくる琥珀色の目は、硝子玉のように虚ろに、ただ空を見上げている。
側に落ちたスケートのウィールが空回りする音が、雨音に紛れて聞こえてくる。
少年の体から赤いものがじわりと滲んで、雨で濡れた地面に溶け出していく。
3211見慣れた山道に、自分は佇んでいる。
夜の山道は暗く、降り続ける大粒の雨で視界は悪い。
何度も滑った道の途中で、ただ一人、立ち尽くしている。
ーー違う。
仮面で狭まっている視界が、急に開ける。その先に、人が倒れていた。
黒い学ランに、鮮やかな色のパーカー。暗がりの中でも映える赤毛が、雨に濡れてやけに艶めいて見える。力なく投げ出された手のひらは、静かに雨を受け止めるだけだ。
普段なら強い感情を向けてくる琥珀色の目は、硝子玉のように虚ろに、ただ空を見上げている。
側に落ちたスケートのウィールが空回りする音が、雨音に紛れて聞こえてくる。
少年の体から赤いものがじわりと滲んで、雨で濡れた地面に溶け出していく。
HASITAのらくがき置き
DOODLEパンフレットが届いて我慢たまらず。愛抱夢から暦!に!表に穴!!胸元に穴!!!愛抱夢と裏表で対になるやんけ!!!愛抱夢による暦っぱいむき出し供給ホントに本当にほんっっっっっとうにありがとうございます……アダ暦だいしゅき…… 2
HASITAのらくがき置き
DOODLE神道議員×暦……愛暦……またいらん喧嘩を売られてモブにボコされた暦を嬉々として連れ帰る愛之助様的な。
らくがきはできるだけ鉛筆描きだけで終わらせるようにしたいけどままならぬ……