ringofeb9
DONE吹奏楽部の麿水と沖田組の話です。朝の気分 いつもより早く目が覚めてしまった。水心子正秀はまだ布団で寝息を立てている源清麿を起こさないよう楽器ケースを持って部屋を出た。3泊4日の合宿も今日で終わりを迎える。起床時間にはまだ早いから練習場には誰もいないはずだ。他人の音に邪魔されずに練習出来そうだ。水心子は靴を脱いで練習場所となっている体育館に入る。フルートの音が聞こえた。カルメンの間奏曲を吹いている。可愛く着飾ったような華のある音で誰が演奏しているのかすぐにわかった。水心子が自分の席にケースを置いたタイミングで曲が終わった。
「おはよう加州。今日は随分と早いな」
音の主はフルートを担当している加州清光だった。パートリーダーも務めていて、1年生の時からコンクールの舞台に乗っている実力者だ。
2646「おはよう加州。今日は随分と早いな」
音の主はフルートを担当している加州清光だった。パートリーダーも務めていて、1年生の時からコンクールの舞台に乗っている実力者だ。
ringofeb9
DOODLEかき氷食べる麿水です。佳人薄命「清麿。僕の格好、変じゃない?」
「全然。よく似合ってるよ」
「そ、そうか……」
紫の襟巻きで口元を隠しながら嬉しそうに水心子は笑みを零した。
「浴衣で花火大会を楽しむのもいいね。雨が上がってよかった」
清麿は水心子の隣を歩いた。朝まで雨が降っていたから開催されるか不安だったが無事に取り行われるようだ。周りは花火大会に向かう客で溢れている。
「ねえ水心子。君が良かったらでいいんだけど……」
「どうした? 私と清麿の仲だろう? 遠慮しなくていい」
「……手、繋いでもいいかい? 人が多いからはぐれてしまわないように」
「確かに、この人混みだとはぐれてしまいそうだな……。わかった」
水心子は手を差し出した。
「ありがとう」
1617「全然。よく似合ってるよ」
「そ、そうか……」
紫の襟巻きで口元を隠しながら嬉しそうに水心子は笑みを零した。
「浴衣で花火大会を楽しむのもいいね。雨が上がってよかった」
清麿は水心子の隣を歩いた。朝まで雨が降っていたから開催されるか不安だったが無事に取り行われるようだ。周りは花火大会に向かう客で溢れている。
「ねえ水心子。君が良かったらでいいんだけど……」
「どうした? 私と清麿の仲だろう? 遠慮しなくていい」
「……手、繋いでもいいかい? 人が多いからはぐれてしまわないように」
「確かに、この人混みだとはぐれてしまいそうだな……。わかった」
水心子は手を差し出した。
「ありがとう」
ringofeb9
MEMO清麿先生と水心子先生のあったかもしれないお話です。イメソンは「ひまわりの約束」清麿先生と水心子先生の話彼は太陽に向かって背を伸ばす向日葵のように真っ直ぐで、一生懸命な人だからずっと応援したくなる。
「……あれ。灯り、消し忘れたのかな」
ある日の深夜、目が覚めた清麿はリビングの灯りがついていることに気がついた。照明を消しておこうとリビングに向かうと水心子がテーブルに突っ伏して眠っていた。久々に彼のこんな姿を見た気がする。
「……論文の査読をしていたみたいだね」
床に落ちた用紙を清麿は拾い上げた。びっしりと英文が書かれてあり、ところどころに赤ペンで線が引かれてあり、走り書きのような水心子のメモが余白に書かれてある。
「なるほど。今回は和訳されていないものを読んでいたんだね」
テーブルには開きっぱなしの電子辞書と医療スタッフ向けの図書室で借りてきた医学書が数冊、積まれていた。
861「……あれ。灯り、消し忘れたのかな」
ある日の深夜、目が覚めた清麿はリビングの灯りがついていることに気がついた。照明を消しておこうとリビングに向かうと水心子がテーブルに突っ伏して眠っていた。久々に彼のこんな姿を見た気がする。
「……論文の査読をしていたみたいだね」
床に落ちた用紙を清麿は拾い上げた。びっしりと英文が書かれてあり、ところどころに赤ペンで線が引かれてあり、走り書きのような水心子のメモが余白に書かれてある。
「なるほど。今回は和訳されていないものを読んでいたんだね」
テーブルには開きっぱなしの電子辞書と医療スタッフ向けの図書室で借りてきた医学書が数冊、積まれていた。
ringofeb9
DOODLEワードパレット24番「ラーメン」で書きました。深夜にラーメン食べる麿水です。ご査収ください。使った言葉「二人並んで」「考えない」「シメ」
夜の厨「「あ」」
深夜の厨で水心子正秀と源清麿は偶然顔を合わせた。
「新選組刀との飲み会はもうお開きか?」
「うん。ほとんどの刀が酔い潰れちゃったからね。堀川国広と長曽祢虎徹と一緒に酔っ払いたちを寝かせて部屋を片付けてそれがさっき終わったところ。水心子は?」
「わ、私は……」
水心子は目を逸らすもすぐに清麿と向き直った。
「……の、喉が渇いたから水を貰いに来ただけだ!」
「……本当は?」
じっ、と清麿は親友の顔を見つめる。
「……ほ、本当にそれだけだ! 新々刀の祖である私が小腹が空いたからと言って深夜の厨へ何か食べるものを探そうと足を運ぶはずなどないからな!」
強い口調で言っているが腹の虫が鳴く音が僅かに聞こえた気がする。清麿は微笑んだ。
1205深夜の厨で水心子正秀と源清麿は偶然顔を合わせた。
「新選組刀との飲み会はもうお開きか?」
「うん。ほとんどの刀が酔い潰れちゃったからね。堀川国広と長曽祢虎徹と一緒に酔っ払いたちを寝かせて部屋を片付けてそれがさっき終わったところ。水心子は?」
「わ、私は……」
水心子は目を逸らすもすぐに清麿と向き直った。
「……の、喉が渇いたから水を貰いに来ただけだ!」
「……本当は?」
じっ、と清麿は親友の顔を見つめる。
「……ほ、本当にそれだけだ! 新々刀の祖である私が小腹が空いたからと言って深夜の厨へ何か食べるものを探そうと足を運ぶはずなどないからな!」
強い口調で言っているが腹の虫が鳴く音が僅かに聞こえた気がする。清麿は微笑んだ。
ringofeb9
DOODLE暑さにやられる水心子先生を書きました。水心子先生、痛いの嫌そう。ERの話はみんな30代くらいの設定で書いてます。(一部例外あり)。清麿先生のスクラブを紫にしようとしたけど黒が似合いそうだから黒にした。暑い時は白衣とインナー着ずに腕を露出してたら(私が)喜ぶ。
その熱は何処へ これは駄目かもしれない。
タイムカードを押してから水心子正秀は職員用通路を入ったところでしゃがみ込んだ。原因には幾つか心当たりがある。
「……私としたことが、情けないな」
このまま出勤しても迷惑がかかるだけだ。今日は休みを貰おう。その前に一度、救急外来を受診しておきたい。このままでは帰り道で間違いなく倒れる。壁を支えに水心子は立ち上がった。頭も痛いし気分も悪いし熱っぽい。ゆっくり歩いて職員用の通路を抜けて救急外来の待合室へ向かった。
「水心子?」
受付を済ませようとしていた時に名前を呼ばれた。
「今日、救急の日直だっけ? シフトが変わったとか……ではなさそうだね」
じっ、と親友の顔を清麿は覗き込んだ。
1789タイムカードを押してから水心子正秀は職員用通路を入ったところでしゃがみ込んだ。原因には幾つか心当たりがある。
「……私としたことが、情けないな」
このまま出勤しても迷惑がかかるだけだ。今日は休みを貰おう。その前に一度、救急外来を受診しておきたい。このままでは帰り道で間違いなく倒れる。壁を支えに水心子は立ち上がった。頭も痛いし気分も悪いし熱っぽい。ゆっくり歩いて職員用の通路を抜けて救急外来の待合室へ向かった。
「水心子?」
受付を済ませようとしていた時に名前を呼ばれた。
「今日、救急の日直だっけ? シフトが変わったとか……ではなさそうだね」
じっ、と親友の顔を清麿は覗き込んだ。
おむさわ
DOODLE//2022.5.18//現パロ注意です!! どう考えてもとーりべの影響。
この後すぐに麿がニコッて笑ってフレンドリーになって、すいくんが余計にええ…!?ってなる。悪い事はしないんだけど喧嘩がめちゃくちゃ強くて、売られた喧嘩を買ってたうちに不良として有名になっちゃった麿……に夢を見ています。
//応援絵文字?ありがとうございます…!😢✨
ochaduke_oekaki
DONE※麿水※特殊設定(政府所属の欠陥持ち麿 × シール産(予定)の水)
麿さん視点。
これをハッピーエンドになる展開を付け足して本にします。これから書くのでどうなるかはわかりません。
僕達は親友ではないけれど(略) 僕は僕について、ここに記そうと思う。僕は政府権限により顕現され、放棄された天保江戸へ先行調査員として派遣される───はずだった。
けれど重大な欠陥が見つかり、僕は部隊から外された。僕は始めからインプットされている情報以上の記憶を翌日に引き継げない、らしい。僕自身、特に不都合は感じていないし、その方が扱う側としても好都合なのではと思うが、今回の任務においては不適合だとみなされたようだ。だからといって、それに何の感情も沸かず、近いうちに僕は刀解されるのだろうなと漠然と思う程度だった。
他の個体が先行調査員として派遣されていく中、僕は別の任務を与えられていた。果たしてその頃の僕が何をしていたのか、僕自身は覚えていないし、正直そこまで興味も沸かない。おそらくそれなりの任務を任されていたのだろうな、とは思うけれど。
8575けれど重大な欠陥が見つかり、僕は部隊から外された。僕は始めからインプットされている情報以上の記憶を翌日に引き継げない、らしい。僕自身、特に不都合は感じていないし、その方が扱う側としても好都合なのではと思うが、今回の任務においては不適合だとみなされたようだ。だからといって、それに何の感情も沸かず、近いうちに僕は刀解されるのだろうなと漠然と思う程度だった。
他の個体が先行調査員として派遣されていく中、僕は別の任務を与えられていた。果たしてその頃の僕が何をしていたのか、僕自身は覚えていないし、正直そこまで興味も沸かない。おそらくそれなりの任務を任されていたのだろうな、とは思うけれど。
ochaduke_oekaki
DONE政府所属で欠陥のある麿さんとシール産(予定)の水くんの出会いと別れ的な話です。長くなったのでこっちにまとめます。僕達は親友ではないけれど(略) 今こうして肉体を得たばかりの僕は、言うなれば、贈答品なのだろう。僕はそれに値する価値を見出だされた。それは物として、刀として、誇るべきことと言える。けれど、些か違和感を覚えてしまうのは、僕が刀としてではなく、肉体を得て、或は人を模した存在となってしまったからなのだろう。
(僕はこれからどうなるんだろう…)
これは政府より審神者への感謝と労いという体で行われる、戦力拡大を目的としたもの。特定の条件を満たした本丸へと、希望の刀が一振ずつ配給されるという制度の元、僕は一時的に権限された。たった今から、僕達は『試運転』をされるらしい。
簡単な戦闘と身体検査を受けた後、僕たちは各々指定された施設へと連れてこられる。周囲の刀達を見渡す限り、数多ある本丸の数と比較しても少なすぎるのは明白だ。また、不可解な符号が刻まれていることから、同じような施設が複数存在するだろうと推測できた。
7733(僕はこれからどうなるんだろう…)
これは政府より審神者への感謝と労いという体で行われる、戦力拡大を目的としたもの。特定の条件を満たした本丸へと、希望の刀が一振ずつ配給されるという制度の元、僕は一時的に権限された。たった今から、僕達は『試運転』をされるらしい。
簡単な戦闘と身体検査を受けた後、僕たちは各々指定された施設へと連れてこられる。周囲の刀達を見渡す限り、数多ある本丸の数と比較しても少なすぎるのは明白だ。また、不可解な符号が刻まれていることから、同じような施設が複数存在するだろうと推測できた。
Plough_Pleiades
MOURNINGデータを整理していたら出てきた、夜露華の恋で端折った水くんと麿くんの再会シーン。今のところシリーズの作中に入れ込む場所もないかなあと思うので(予定は未定)ここに置いてみます。
※途中で終わっています。 4316
kotatu_muri03
DONE自分の本丸のてんえどちゃんの仲間入り記念日11/23にクッキーを焼いてお祝いしました。そのクッキーをあげたうち本丸のまろすいちゃんのお話。重複してもいいじゃない「二周年祝いにまさかの主から菓子をもらってしまったわけだが……」
「あの面倒くさがり主がよくやってくれたよね」
「こら清麿!」
事実じゃない、と笑いながら、歪な形のチョコチップクッキーを齧る親友に水心子は返す言葉がない。彼のいう通りであったからだ。自分達の主は、料理は外食、テイクアウトが基本。菓子は買うもの、というスタンスであり、本丸で刀剣男士たちが作るご飯に常に涙しながら食べるような人間である。
曲がった線の三角形のクッキーを一枚手に、水心子は恐る恐る口をつけた。ざく、と砕けパラパラと粉が落ちるのにあーーと遠い目をする。あとでコロコロをかけなければ。あれはいい、スイッチもなく、電池もいらず、一目で使い方がわかる。
2617「あの面倒くさがり主がよくやってくれたよね」
「こら清麿!」
事実じゃない、と笑いながら、歪な形のチョコチップクッキーを齧る親友に水心子は返す言葉がない。彼のいう通りであったからだ。自分達の主は、料理は外食、テイクアウトが基本。菓子は買うもの、というスタンスであり、本丸で刀剣男士たちが作るご飯に常に涙しながら食べるような人間である。
曲がった線の三角形のクッキーを一枚手に、水心子は恐る恐る口をつけた。ざく、と砕けパラパラと粉が落ちるのにあーーと遠い目をする。あとでコロコロをかけなければ。あれはいい、スイッチもなく、電池もいらず、一目で使い方がわかる。
Plough_Pleiades
MOURNING以前書いていた、ブラックマトリクスパロの麿水。書き切るタイミングを失ってしまったので供養。
短いうえに中途半端に終わってます。こんな雰囲気で続く予定だったよっていうもの。 2
Tears_reality
MEMO家政夫パロ家政夫パロ「朝ごはんは冷蔵庫の一番上に置いてあるからちゃんと温めて食べてね、あとスーツはシワになるからちゃんとかけて」
水心子正秀。25歳。ブラック企業に務めて早数年。いとこが心配して雇った家政婦に胃袋を掴まれました。
水心子が彼と出会ったのは悪夢の6連勤が終わった時だった。帰ってきて適当に風呂に入ろうとしたその時ベルがなってそれで、その後の記憶が無い。気づいた時はベッドの上で真横に知らない男。知らない男を連れ込む趣味はないが昨日は疲れていたし、もしかしたらと考えていたら寝ていた相手が目を覚ました。
「おはよう」
「…ええと、その君は一体」
「僕はね、君の従兄弟に雇われた家政夫だよ」
「家政婦??」
水心子の記憶違いでなければ家政婦というのは女性がやるものではなかっただろうか。目の前にいる性別不明の人間は胸がないところを見る限りどう見ても自分と同じ男だ。じっと見つめていたら青年はくすくす笑いながら「今はそういうの関係ないんだよ。僕の他にも家政夫やってる人いるから」と答える。どうやら考えていたことが顔に出てしまったらしい。それからお互い自己紹介を済ませ、彼の作った朝食をすませると、自身の名を名乗った彼、源清麿はここに来た経緯を語った。
1173水心子正秀。25歳。ブラック企業に務めて早数年。いとこが心配して雇った家政婦に胃袋を掴まれました。
水心子が彼と出会ったのは悪夢の6連勤が終わった時だった。帰ってきて適当に風呂に入ろうとしたその時ベルがなってそれで、その後の記憶が無い。気づいた時はベッドの上で真横に知らない男。知らない男を連れ込む趣味はないが昨日は疲れていたし、もしかしたらと考えていたら寝ていた相手が目を覚ました。
「おはよう」
「…ええと、その君は一体」
「僕はね、君の従兄弟に雇われた家政夫だよ」
「家政婦??」
水心子の記憶違いでなければ家政婦というのは女性がやるものではなかっただろうか。目の前にいる性別不明の人間は胸がないところを見る限りどう見ても自分と同じ男だ。じっと見つめていたら青年はくすくす笑いながら「今はそういうの関係ないんだよ。僕の他にも家政夫やってる人いるから」と答える。どうやら考えていたことが顔に出てしまったらしい。それからお互い自己紹介を済ませ、彼の作った朝食をすませると、自身の名を名乗った彼、源清麿はここに来た経緯を語った。
Tears_reality
MEMO刑事パロてんえどてんえどけいじパロ「源先輩、すっごい顔ですけど」
「家、帰れてないからねぇ」
最近家に帰れてない。原因は仕事。最初はすぐ終わると思っていたら被害は大きくなって気づいたら連続殺人に発展していた。手がかりは見つかったけど証拠とかアリバイの確認でなかなか終わらない。早く家に帰りたい。帰れないことは事前に伝えてあるけどさすがに2週間も恋人に会えないのは辛い。それこそ顔に出てしまうくらいには。
「水心子…早く君に会いたいよ…」
「清麿?」
「す、水心子?」
僕は幻覚を見てるのだろうか。だって彼は家で。と思っていたら水心子がぽんと僕の頭を撫でて言う。
「そろそろ限界だと思ってな。お前は私が足りないと態度に出るからな」
あぁ、もうほんとに。ここに来るのだって大変だったはずなのに。しばらく頭を撫でて渡されたのは着替えと水心子特製のお弁当。お昼まではまだ時間がある。上司に頼んで時間を作ってもらい場所を移動して二週間ぶりの彼を堪能する。
651「家、帰れてないからねぇ」
最近家に帰れてない。原因は仕事。最初はすぐ終わると思っていたら被害は大きくなって気づいたら連続殺人に発展していた。手がかりは見つかったけど証拠とかアリバイの確認でなかなか終わらない。早く家に帰りたい。帰れないことは事前に伝えてあるけどさすがに2週間も恋人に会えないのは辛い。それこそ顔に出てしまうくらいには。
「水心子…早く君に会いたいよ…」
「清麿?」
「す、水心子?」
僕は幻覚を見てるのだろうか。だって彼は家で。と思っていたら水心子がぽんと僕の頭を撫でて言う。
「そろそろ限界だと思ってな。お前は私が足りないと態度に出るからな」
あぁ、もうほんとに。ここに来るのだって大変だったはずなのに。しばらく頭を撫でて渡されたのは着替えと水心子特製のお弁当。お昼まではまだ時間がある。上司に頼んで時間を作ってもらい場所を移動して二週間ぶりの彼を堪能する。
ryo_nieg
DONE以前ふせに書いた媚薬ネタを膨らませたもの。R-15。直接的な性表現を含みますが本番はないです。水心子はただ受けよう、というだけという感じではないですが最終的に受けです。
他CP(にゃんちょぎ)の匂わせを含みます。
現状に満足してたけどあることを聞いて頑張る水心子と、いろいろ思う清麿の話。
ちょっと泣きますが最終的にはハッピーです。 8283
Tears_reality
MEMO水心子くんが猫になりました。猫化した祖を描きたかっただけの話「水心子、肩から降りて欲しいんだけど」
「にゃー!」
僕の肩の上には水心子が爪を立てて乗っている。そして僕は今料理中だ。まだ子猫だけど長毛種なだけあってそれなりに重い。どうにか降りて欲しいと頼んでるけど言うことを聞いてくれない。ここに来たばかりの頃は言うことを聞いてくれる良い子だったのに。
最近の水心子は猫動画に夢中だ。操作方法はいつの間にか覚えたようでいくつかチャンネルを登録していた。猫動画以外にも色々と。中でもお気にや入りなのは刀の出てくる動画だ。色んなことに興味を持つのは僕も嬉しいんだけどそのせいで困ったこともあって。風呂場に連れていこうとするとどこかに逃げてしまうのだ。理由は多分猫動画で見たお風呂の動画。お風呂気持ちがいいのに。一緒に暮らし始めてから半年。すきなものもきらいなものもだいぶ分かるようになってきた。甘いものが好きでカリカリは嫌い。お気に入りの場所は僕の膝の上とお腹の上。あとは猫なのに高所恐怖症。以前カーテンのヘリに乗っかった時降りられなくて下ろしてあげたらしがみついて離れなくなった。それと少し甘えん坊なとこ。
624「にゃー!」
僕の肩の上には水心子が爪を立てて乗っている。そして僕は今料理中だ。まだ子猫だけど長毛種なだけあってそれなりに重い。どうにか降りて欲しいと頼んでるけど言うことを聞いてくれない。ここに来たばかりの頃は言うことを聞いてくれる良い子だったのに。
最近の水心子は猫動画に夢中だ。操作方法はいつの間にか覚えたようでいくつかチャンネルを登録していた。猫動画以外にも色々と。中でもお気にや入りなのは刀の出てくる動画だ。色んなことに興味を持つのは僕も嬉しいんだけどそのせいで困ったこともあって。風呂場に連れていこうとするとどこかに逃げてしまうのだ。理由は多分猫動画で見たお風呂の動画。お風呂気持ちがいいのに。一緒に暮らし始めてから半年。すきなものもきらいなものもだいぶ分かるようになってきた。甘いものが好きでカリカリは嫌い。お気に入りの場所は僕の膝の上とお腹の上。あとは猫なのに高所恐怖症。以前カーテンのヘリに乗っかった時降りられなくて下ろしてあげたらしがみついて離れなくなった。それと少し甘えん坊なとこ。
Tears_reality
MEMOフォロワーさんのお出かけを引き止める水くんを見て思いついたネタペット麿水(お出かけの段)「清麿、行ってはダメだ!」
「え、いきなりどうしたの?水心子」
「今出かけたら清麿は雨に濡れる」
「こんないい天気なのに?」
「猫が顔を洗うと雨が降るんだ」
「うん、知ってる。でも水心子は毎日顔を洗ってるよね」
「なっ…」
清麿の返事に水心子は答えにつまる。今日は久々の休みで甘え倒そうと思っていたのに清麿は出かけようとしている。すぐ帰ってくると言うが清麿不足の水心子は甘えたくて仕方がない。かと言って素直に甘えたいと言えるかと思えばやはりプライドが邪魔をする。ここで自分が本当に猫だったら足にしがみついて邪魔するのに。このからだでも出来なくはないがやはり恥ずかしい。ということで最もらしいいいわけを思いついて出かけるのを邪魔してるのだがそう簡単にはいかないわけで。
819「え、いきなりどうしたの?水心子」
「今出かけたら清麿は雨に濡れる」
「こんないい天気なのに?」
「猫が顔を洗うと雨が降るんだ」
「うん、知ってる。でも水心子は毎日顔を洗ってるよね」
「なっ…」
清麿の返事に水心子は答えにつまる。今日は久々の休みで甘え倒そうと思っていたのに清麿は出かけようとしている。すぐ帰ってくると言うが清麿不足の水心子は甘えたくて仕方がない。かと言って素直に甘えたいと言えるかと思えばやはりプライドが邪魔をする。ここで自分が本当に猫だったら足にしがみついて邪魔するのに。このからだでも出来なくはないがやはり恥ずかしい。ということで最もらしいいいわけを思いついて出かけるのを邪魔してるのだがそう簡単にはいかないわけで。
Tears_reality
MEMOペットパロ麿水黒猫は砂糖菓子の夢を見る。うろうろ。
うろうろ。
「一体いつになったら帰ってくるんだ!」
物音がする度に玄関が開かれることを期待すること数回。水心子は飼い主に対する不満を口にしてしまった。いつもだったらとっくのとうに帰ってきて遊んでくれるのにその気配すらない。水心子はペットショップの売れ残りだった。血統書付きで可愛い盛りの子猫といえば誰でも飛びつくだろうと思いきや水心子にはいつまでたっても買い手がつくことがなかった。なのに買い手がつかなかったのは飼い主の都合である。水心子は知らないが飼い主と水心子の出会いは今から3ヶ月前。そしてそれから3ヶ月経って水心子は今の飼い主に迎えられた。
水心子の飼い主はモデルという職業をやっているらしく仕事の時間はサラリーマンと違ってとても不規則だ。なのに水心子を大切にしてくれている。夜遅くなる時はご飯を用意してくれるし、仕事の合間にビデオ通話もしてくれる。とても優しい飼い主だ。なのに今日に限ってそれすらない。思わず悪い方向に想像してしまったがそれは無い。清麿に限って自分を捨てるなど。
1801うろうろ。
「一体いつになったら帰ってくるんだ!」
物音がする度に玄関が開かれることを期待すること数回。水心子は飼い主に対する不満を口にしてしまった。いつもだったらとっくのとうに帰ってきて遊んでくれるのにその気配すらない。水心子はペットショップの売れ残りだった。血統書付きで可愛い盛りの子猫といえば誰でも飛びつくだろうと思いきや水心子にはいつまでたっても買い手がつくことがなかった。なのに買い手がつかなかったのは飼い主の都合である。水心子は知らないが飼い主と水心子の出会いは今から3ヶ月前。そしてそれから3ヶ月経って水心子は今の飼い主に迎えられた。
水心子の飼い主はモデルという職業をやっているらしく仕事の時間はサラリーマンと違ってとても不規則だ。なのに水心子を大切にしてくれている。夜遅くなる時はご飯を用意してくれるし、仕事の合間にビデオ通話もしてくれる。とても優しい飼い主だ。なのに今日に限ってそれすらない。思わず悪い方向に想像してしまったがそれは無い。清麿に限って自分を捨てるなど。