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    らいか⛩

    @raikasandesuyo

    25↑腐のもの大好き
    今はK暁の二次創作ばかりの書いてますが新人(?)……。
    2022年に書き始めたばかりなので至らない所が沢山ありますがご了承下さい…。

    リアクションや応援絵文字ありがとうございます。いつも励みにさせて頂いております

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    POIPOI 24

    らいか⛩

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    初めて参加させて頂きました
    お題:「匂い」

    お題ちゃんとできてるか不安極まりない…
    当たり前のように受肉してるけけです

    #K暁
    #毎月25日はK暁デー

    全ての片付けを終えると時計が0時を知らせる。暁人は時計を見ると何かを考え家の鍵だけ持ち外に出た。

    ー最初はどこに行こうかな?やっぱりあそこかな…ー

    暁人は思いつくままに目的地に向かう、そこは渋谷のスクランブル交差点。

    ーここで僕は事故を起こし…瀕死の状態であんたに会った…状況は最悪で不思議な霧は出るしあんたは僕の体を乗っ取ろうと首を絞めるし本当に印象が悪かったなー

    暁人はあの日を思い出すとクスッと笑う。あの時は最悪で大変で笑い話じゃないのに人間っていうものは不思議とそういう記憶でさえも笑い話にしてしまうんだなと暁人は思った。
    スクランブル交差点に背を向け歩き出し次の目的地は「カゲリエ」
    KKが体に入っていた名残なのかエーテルや霊視、グラップルも使えるがエーテルに関してはあの日程威力も無ければ弾数さえ少ない。だからここぞと言う時以外は弓と札を使っている暁人の今の手持ちは家の鍵のみ。カゲリエに着くと暁人はグラップルで頂上に向かう。勿論監視カメラなどに配慮して隠れながらだが…
    頂上に着くと暁人はポツリと「絶景かな絶景かな」と呟く。
    これはKKがあの日渋谷の街並みを見ながら言っていたセリフだった。

    ーあの日は雨ばかり降っていてマレビト達のせいで街並みも華やかさが欠けていたけれど、KKとの記憶は大事なものなんだよー

    一度深呼吸すると暁人は下に降りた。次の目的地に向かう為だ、そして暁人が向かった先は「代山神社」
    沢山並ぶ出店には今の時間人はいない。だが暁人の脳裏には猫又が浮かんでいた。

    ーここで狸の親分に出会って色々探し回ったなぁ…狸に似たポメラニアンとか見つけちゃってKK困惑してたなー

    あの日の出来事が鮮明に思い出せる今寂しさもあり切なさもありKKが側にいない辛さがある。
    だが暁人は前を見つめ神社で御詣りをすると最後の場所に向かう。

    目的地に着くと鍵を出しドアを開け奥に進む。

    「ただいま」
    「おう、おかえり。随分長い時間出掛けてたじゃねぇか」

    目的地はKKのアジト。
    中に入るとタバコをふかしテレビを見ていたKKが暁人の方を見た。

    「あの日の思い出を振り返ってたんだ。でもやっぱり今の方が良い。だってあんたに触れるから」

    そう言うと暁人は思い切りKKに抱き着き肺いっぱいにKKの匂いを吸う。

    「おーおー、お暁人くんは積極的だねぇ?」
    「茶化すなよ、僕だって恥ずかしいんだから」

    少し頬を赤らめた暁人は頬を膨らませながらもKKから離れようとはしない。KKも満更でもなさそうな顔をしながら暁人の頭をポンポンと軽く撫でているとまさか暁人から爆弾発言が飛んでくるとは露ほど思っていなかった。

    「やっぱりKKの匂いは落ち着くよ、ずっと吸っていたい」
    「おまっ…!!!お前…!!!!」

    今夜は寝かせねぇと強く誓うKKだった。
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    らいか⛩

    DONE25日はK暁デーのお題「犬or猫」です

    素敵なお題ありがとうございました!
    とても楽しかったです
    「お、いたいた、俺の話聞いてくれるか?」

    煙草を吸いながら隣に来た中年男は自分に目もくれず話し始めた。
    聞いてくれるか?と言っているが実際返事を聞く前に語り始めているのを見ると聞かないという選択肢はないようで男をジッと見つめる。

    「俺の恋人兼相棒がそこにいるんだが、あいつはやたらと犬や猫に好かれやがる。あの日も…おっと、あの日って言ってもわからんだろうが、簡単に言えば命懸けの共同作業をしたんだよ。で、あの日もあいつは犬を見たらドッグフードを与え猫を見たら撫でたり声をかけたりと俺が引くぐらいさ。つまり恋人さまは根が優しくてなぁ…そこにマレビトも妖怪も寄っちまう程で俺ぁ心配でたまんねぇ。今もマレビトに怯えて逃げてた犬やら猫がマレビトを祓ったお陰なのか戻って来て恋人さまを奪いやがる。正直面白くねぇな。あいつの良さと言えば聞こえはいいが、俺だって…あ、いや、なんでもねぇ。……話を戻すが、俺は犬や猫に好かれねぇ質でな、こっちには来やがらねぇ。俺にとっちゃ良いことだがな。おい、今苦手なんだろとか思っただろ?苦手じゃねぇよ、あいつらが俺を苦手なんだ。そんなに好きなら自分家で飼えばいいだろって言ってみたがたまに触るから良いんだとよ。本当に人並みの好きなのか?まぁ、そこはいい。別に議論するつもりもねぇしな。っと、俺は餌なんて持ってねぇよあっちいけ」
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    subaccount3210

    DONE #毎月25日はK暁デー
    【ジューンブライド】【ボーナス】【願い事】

    ※純度100%けあきです!!!
    ※ナチュラルに全員生きています
    白いタキシード姿の若い男が赤い絨毯に片膝をつき恭しく目の前の人の左手を掬い上げる。
    「僕と結婚してください」
    普段は柔和な印象を受ける目は真剣な色で己の指先を見つめている。シンプルだが決して安物ではないプラチナリングはステンドグラスから差す陽を受け一段と光輝いて見える。それがゆっくりと慎重に左手薬指に納められる。サイズもピッタリだ。秘かに安堵する息を飲み込んでセットした髪が崩れぬよう気を遣いながら愛する人の顔を見上げる。
    指輪と同じように陽光を背に受け輝くその人はしっかりとした声で応えた。
    「いや、何でオレがプロポーズされる側なんだよ」

    このチャペルはとある観光地のホテルに併設されたもので大々的に結婚式をするよりもブライドフォトを撮る場所である。勿論ここでプロポーズをする恋人たちもいて、ホテルスタッフは翌年の予約を楽しみにしていたのだが数ヵ月前から『このチャペルでプロポーズすると不幸が起こる』という噂がまことしやかに囁かれるようになった。『このチャペルでプロポーズすると破局する』という噂ならデートスポットでよくある嫌なタイプの通過儀礼のようなものではね除けようと思うのだが『不幸が起こる』という文言が気にかかった。しかも実際に『事故に合った』『病気が見つかった』といった実例も挙がるのだから噂は信憑性を増してしまい終いには『あのチャペルにはプロポーズして結婚間近で死んだ霊がいる』とインターネットに書き込みがされた。
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