がんま
ぐみ助(フグミ)
DONEしょうもないケンカするガンマズの話。その原因を聞いた博士は何を伝える?とっくみあいするような激しいケンカをする2人見てぇ〜〜!!と思いましたが、シリアス展開にする才がないので申し訳()
※CCで都合良く3人でお世話になってる。
「よし、終わった!」
PCのエンターキーを軽快に押し、ゲーミングチェアを回転させて後ろを向くヘド博士。壁にかかっている時計の針は午後3時を示している。本日も予定通りに仕事を片せた。自分の有能さに笑みを溢さずにはいられない。
再度PCの方へ振り向き、席を外す前にデータの保存も抜かりなく行い、一時シャットダウン。陽気に鼻歌を歌いながらヘド博士は立ち上がり、とある場所へと足を運ぶ。
「今日は何を食べるかな〜っと」
歩きながら背伸びをしつつ、頭の中で大好きな甘いお菓子を思い描く。CCでお世話になって以降、ヘド博士の3時のおやつタイムはグレードアップされ、仕事への意欲が劇的に変わった。ブルマ博士の計らいでヘド博士のお気に入りのお菓子が全て、毎日常備されている。RR軍にいた頃は最推しのクッキーはあったものの、他のお菓子はマゼンタの好みのものばかりで、食べられる量も限られていた。
3019「よし、終わった!」
PCのエンターキーを軽快に押し、ゲーミングチェアを回転させて後ろを向くヘド博士。壁にかかっている時計の針は午後3時を示している。本日も予定通りに仕事を片せた。自分の有能さに笑みを溢さずにはいられない。
再度PCの方へ振り向き、席を外す前にデータの保存も抜かりなく行い、一時シャットダウン。陽気に鼻歌を歌いながらヘド博士は立ち上がり、とある場所へと足を運ぶ。
「今日は何を食べるかな〜っと」
歩きながら背伸びをしつつ、頭の中で大好きな甘いお菓子を思い描く。CCでお世話になって以降、ヘド博士の3時のおやつタイムはグレードアップされ、仕事への意欲が劇的に変わった。ブルマ博士の計らいでヘド博士のお気に入りのお菓子が全て、毎日常備されている。RR軍にいた頃は最推しのクッキーはあったものの、他のお菓子はマゼンタの好みのものばかりで、食べられる量も限られていた。
なりひさ
DONEガンマト。現パロで同棲している二人の嫉妬と独占欲三度の食事に君を食べたい 朝、起きると真っ先にマトリフを見る。宵っ張りのマトリフはまだ熟睡中だ。昨夜は何時まで起きていたのか、ベッドのそばにはノートパソコンと空のマグカップが置いたままだ。
私は起きて湯を沸かす。電気ケトルは好きではなくて、鉄瓶を使っているのだがマトリフには不評だ。マトリフは自分用の電気ケトルで湯を沸かす。コーヒーもインスタントでいいと言い、そのくせ味にはうるさくて、自分が気に入ったメーカーのしか飲まない。私はマトリフが使ったまま捨てていないシュガーの袋を摘んでゴミ箱に捨てた。
こだわりの強い無精者との生活は、いくつもの拾い物をする。それがシュガーの袋であり、何もついていない鍵であり、サイン入りの本だったりする。私はそれらをひとつひとつ拾っては、なぜ彼がそれを置いたままにしたのかを考える。
2360私は起きて湯を沸かす。電気ケトルは好きではなくて、鉄瓶を使っているのだがマトリフには不評だ。マトリフは自分用の電気ケトルで湯を沸かす。コーヒーもインスタントでいいと言い、そのくせ味にはうるさくて、自分が気に入ったメーカーのしか飲まない。私はマトリフが使ったまま捨てていないシュガーの袋を摘んでゴミ箱に捨てた。
こだわりの強い無精者との生活は、いくつもの拾い物をする。それがシュガーの袋であり、何もついていない鍵であり、サイン入りの本だったりする。私はそれらをひとつひとつ拾っては、なぜ彼がそれを置いたままにしたのかを考える。
ぐみ助(フグミ)
DONE耳責め(声責め?)するガンマズ(ガンヘド?)のボイス💿(のようなもの)誰得謎シチュエーション。なんかもう色々と恥ずかしいのでワンクッション。シチュボイスCD風なので博士の台詞はほぼ皆無です。脳内で神◯さんと宮◯さんの声を再生してください。 2211kisaragi_hotaru
DONEガンマト前提で破邪の洞窟内でわちゃわちゃしてるポプとラーとヒムちゃんのお話です。ネタバレ捏造妄想満載なのでご容赦くださいm(_ _)m ズドォン、と相当な重量音を轟かせて巨大なモンスターが地に沈んだ。
完全に動かなくなったモンスターの側でたった今決め手の一撃を食らわせた人型の金属生命体が銀色の拳を振り翳して声を上げた。
「よっしゃあ!!」
「ナイスだぜヒム!!」
少し離れたところからポップが嬉々として声をかければヒムが振り返って鼻を指先で擦りながら「へへっ」と笑う。
「おめえのサポートのおかげだぜ。ありがとよポップ」
「確かに。あのままではオレもコイツもこのモンスターに手傷を負わされていたところだった」
ヒムの側で魔槍を携えて軽く息を吐き出しながらそう言ったのはラーハルトだ。その目線は屍と化したモンスターを見下ろしている。
ここは破邪の洞窟。その最下層近くまでポップたちは来ていた。大魔王との決戦からすでに20年の年月が経っていた。行方知れずになっていた小さな勇者が魔界から地上に帰還してからしばらくは慌ただしい日々を過ごしていたが、今は至って平穏な日常が繰り返される世界となっている。
4578完全に動かなくなったモンスターの側でたった今決め手の一撃を食らわせた人型の金属生命体が銀色の拳を振り翳して声を上げた。
「よっしゃあ!!」
「ナイスだぜヒム!!」
少し離れたところからポップが嬉々として声をかければヒムが振り返って鼻を指先で擦りながら「へへっ」と笑う。
「おめえのサポートのおかげだぜ。ありがとよポップ」
「確かに。あのままではオレもコイツもこのモンスターに手傷を負わされていたところだった」
ヒムの側で魔槍を携えて軽く息を吐き出しながらそう言ったのはラーハルトだ。その目線は屍と化したモンスターを見下ろしている。
ここは破邪の洞窟。その最下層近くまでポップたちは来ていた。大魔王との決戦からすでに20年の年月が経っていた。行方知れずになっていた小さな勇者が魔界から地上に帰還してからしばらくは慌ただしい日々を過ごしていたが、今は至って平穏な日常が繰り返される世界となっている。
なりひさ
DONEガンマト。敵同士の二人。風邪っぴきマトリフがガンガディアに連れ去られる。作業用BGM「からっぽのまにまに」君と一緒にいる未来が見えた気がした マトリフの異変に最初に気づいたのはロカだった。最後尾を歩いていたロカは、前方のマトリフの歩く速度が遅くなっていると気付いた。
「大丈夫かマトリフ。背負ってやろうか?」
マトリフは高齢ゆえに体力がない。これまでに何度も彼を運んだ経験があるロカは迷わずに言った。だがマトリフの顔を見てロカは驚く。それはただ体力切れではない顔色の悪さだった。
「ああ……わりぃ……」
マトリフは足を止めたが、体がふらふらと揺れていた。そもそも、いつもなら自分から「疲れたから運べ」と言ってくるマトリフである。それが憎まれ口も叩けないのか、帽子を脱いで汗を拭っていた。
「おい、調子悪いのか?」
ロカは思わずマトリフの体を支えた。そうでもしないと今にも倒れそうだったからだ。その触れた体が熱い。布越しでもその体温の高さが伝わってきた。
7440「大丈夫かマトリフ。背負ってやろうか?」
マトリフは高齢ゆえに体力がない。これまでに何度も彼を運んだ経験があるロカは迷わずに言った。だがマトリフの顔を見てロカは驚く。それはただ体力切れではない顔色の悪さだった。
「ああ……わりぃ……」
マトリフは足を止めたが、体がふらふらと揺れていた。そもそも、いつもなら自分から「疲れたから運べ」と言ってくるマトリフである。それが憎まれ口も叩けないのか、帽子を脱いで汗を拭っていた。
「おい、調子悪いのか?」
ロカは思わずマトリフの体を支えた。そうでもしないと今にも倒れそうだったからだ。その触れた体が熱い。布越しでもその体温の高さが伝わってきた。
kisaragi_hotaru
DONEガンマト(+巻き込まれポプ要素含む)ガンガさんの眼鏡とか耳とかがあれなことになるの書いてみたかっただけの超絶短文です。ガンガさんの視力が悪い設定です。
「……これはオレが悪いのか……?」
ポツリと呟かれた声は不機嫌なもの。あいにくと顔はぼやけて見えないのでガンガディアは相手――大魔道士マトリフの心身の状態をその声色のみで判断するしかない。
ほんの少しだけ痛む顔はそのままにガンガディアはむしろ自分の痛みなどよりもよほど気にするべき相手の様子に、困惑した別の感情的な意味を持って眉間に皺を寄せた。
マトリフの手にはガンガディアのかけていた眼鏡がある。ガンガディアにとっては小さいがマトリフにとってはけっこうな大きさの眼鏡。ただし、それはレンズが割れてしまっていた。つい先程のことだ。マトリフの放ったバギマがガンガディアの顔面に見事にクリティカルヒットした。故の眼鏡の末路である。
1488ポツリと呟かれた声は不機嫌なもの。あいにくと顔はぼやけて見えないのでガンガディアは相手――大魔道士マトリフの心身の状態をその声色のみで判断するしかない。
ほんの少しだけ痛む顔はそのままにガンガディアはむしろ自分の痛みなどよりもよほど気にするべき相手の様子に、困惑した別の感情的な意味を持って眉間に皺を寄せた。
マトリフの手にはガンガディアのかけていた眼鏡がある。ガンガディアにとっては小さいがマトリフにとってはけっこうな大きさの眼鏡。ただし、それはレンズが割れてしまっていた。つい先程のことだ。マトリフの放ったバギマがガンガディアの顔面に見事にクリティカルヒットした。故の眼鏡の末路である。
なりひさ
DONEガンマト。過去に戻って若マトに出会うガンガディアの話。作業用BGM「ふたつの星」「絶対証明ロック」時の砂 降り立ったのは雲の上の里だった。ガンガディアはマトリフの魔法力を辿ってここまでやってきた。
突然に降り立ったガンガディアに里の者たちは目を丸くさせた。見ればマトリフが着ていた法衣とよく似たものを着ている。
ガンガディアは時の砂を使って過去へと来ていた。だがマトリフの洞窟はただの岩場で、マトリフの姿は見当たらなかった。それからガンガディアはマトリフの魔法力を辿ってここまで来た。
「大魔道士を探している」
ガンガディアは敵意がない事を示そうと両の手のひらを見せた。しかしその場にいた数人の里の者は、ガンガディアに向かって呪文を放っていた。
「バルゴート様を呼べ!」
指示が飛び、騒ぎが大きくなっていく。里の者は次々と呪文を撃ってきた。それもかなりレベルの高い呪文ばかりだ。ガンガディアはそれらを避けたり相殺しながら耐える。
12267突然に降り立ったガンガディアに里の者たちは目を丸くさせた。見ればマトリフが着ていた法衣とよく似たものを着ている。
ガンガディアは時の砂を使って過去へと来ていた。だがマトリフの洞窟はただの岩場で、マトリフの姿は見当たらなかった。それからガンガディアはマトリフの魔法力を辿ってここまで来た。
「大魔道士を探している」
ガンガディアは敵意がない事を示そうと両の手のひらを見せた。しかしその場にいた数人の里の者は、ガンガディアに向かって呪文を放っていた。
「バルゴート様を呼べ!」
指示が飛び、騒ぎが大きくなっていく。里の者は次々と呪文を撃ってきた。それもかなりレベルの高い呪文ばかりだ。ガンガディアはそれらを避けたり相殺しながら耐える。
zatou_79ha
DOODLE危ない!ガンマホイホイにひっかかったガンマ2号ちゃん!このままでは敵の魔の手が!ベタベタにしたとに少しずつ触手が這い出てくる仕様。お尻出てるのでワンクッション。※ついてないです。宇宙子
DOODLE #Γワンドロ #Γワンドロ遅刻の部大変遅刻しました...。ガンヘド寄りなのでポイピクにてワンクッション。
ガンマ達に、毎晩仕上げ【歯】磨きをしてあげるヘド博士。不思議な感覚に慣れない1号と2号の反応。ついに隠し切れない【照れ隠し】に気付いたガンマ達は、【子守歌】でヘド博士を安眠へと誘います。 2
kisaragi_hotaru
DONEガンマト小説。お互い自覚してるけど敵同士なので気持ちを打ち明けられないまま殺す気のない戦いをしてる茶番劇。この後めちゃくちゃ赤面してるマトもいたりする。 森の中で魔王軍の襲撃に合い交戦となった。躊躇うことなくマトリフへと向かって来たガンガディアの攻撃を避けながらマトリフはトベルーラを使い木々の間を器用に駆け抜けていく。しかし器用さはガンガディアも十分に持ち合わせており不敵な笑みを浮かべながらマトリフの後方から追い上げていく。初めてサババの町中でそうしたようにその後も何度もトベルーラで追い追われを繰り返していた。
しつけえな、とマトリフは内心で呟きながら少しでも仲間たちから引き離すためにスピードを上げた。魔法力には自信があるが体力に関してはそうでもない。自他ともに認めるところであるそれを思いながらマトリフは舌打ちしつつ肩越しにガンガディアを見遣る。
2916しつけえな、とマトリフは内心で呟きながら少しでも仲間たちから引き離すためにスピードを上げた。魔法力には自信があるが体力に関してはそうでもない。自他ともに認めるところであるそれを思いながらマトリフは舌打ちしつつ肩越しにガンガディアを見遣る。
なりひさ
DONEガンマト。幼児化したマトリフの話小さな頃に見たもの アバンはマトリフに会うために海岸沿いに降り立った。穏やかな気候は心地よい潮風を運んでくる。
アバンが洞窟の入り口へと向かっていると大きな声が聞こえた。それは子供特有の柔らかくも甲高い声で、悲鳴のようだった。アバンは声のしたほうへと急ぐ。だがその声はどうやらマトリフの洞窟から聞こえていた。
「どうしたんですか!」
アバンは言いながら洞窟に駆け込む。すると今ではすっかり馴染みとなったガンガディアが困り果てたようにアバンを見た。その顔が半分凍っている。小さな子どもがガンガディアの耳を掴んでぶら下がり、ガンガディアに向かってヒャドを唱えていた。まだ五つか六つほどの歳だろうか。淡い色の髪で手足が棒のように細い。
7546アバンが洞窟の入り口へと向かっていると大きな声が聞こえた。それは子供特有の柔らかくも甲高い声で、悲鳴のようだった。アバンは声のしたほうへと急ぐ。だがその声はどうやらマトリフの洞窟から聞こえていた。
「どうしたんですか!」
アバンは言いながら洞窟に駆け込む。すると今ではすっかり馴染みとなったガンガディアが困り果てたようにアバンを見た。その顔が半分凍っている。小さな子どもがガンガディアの耳を掴んでぶら下がり、ガンガディアに向かってヒャドを唱えていた。まだ五つか六つほどの歳だろうか。淡い色の髪で手足が棒のように細い。
kisaragi_hotaru
DONE無自覚のままであろうとした両片想いガンマトが自覚させられるお話。欠損描写がありますが最終的には治りますけれど苦手な方はご注意くださいませ。謎時空なので深く突っ込んではいけない系です。魔王は祈りの間にて引きこもり中です。 乱戦状態だった。一人ずつ探して回復していったのでは間に合わない。マトリフは冷静さを保ちながら素早く周囲を見回して、次いで傍らでモンスターを殴り飛ばしたブロキーナに視線を向ける。最近習得したばかりの回復呪文を使うにしても発動中は無防備になってしまう。詠唱のための時間稼ぎも必要だ。
「よお大将! 全員を一気に回復させてやっからちょっくらザコどもの相手を頼むぜ」
「いいよん」
モンスターの大群相手にしながらもブロキーナは軽いノリで請け負った。
そんな二人の会話を聞いていた一体のモンスターが不満をありありと孕んだ声色でもって割り込んだ。
「ほう。君の言うザコとは私のことも含まれているのかな?」
トロルの群れの向こう側から青色の肌をしたさらに巨大な体躯が現れた。眼鏡を中指の鋭利な爪で押し込んで歩み寄ってくるその理知的な動作とは裏腹に額には幾つもの血管が盛り上がっていた。
4949「よお大将! 全員を一気に回復させてやっからちょっくらザコどもの相手を頼むぜ」
「いいよん」
モンスターの大群相手にしながらもブロキーナは軽いノリで請け負った。
そんな二人の会話を聞いていた一体のモンスターが不満をありありと孕んだ声色でもって割り込んだ。
「ほう。君の言うザコとは私のことも含まれているのかな?」
トロルの群れの向こう側から青色の肌をしたさらに巨大な体躯が現れた。眼鏡を中指の鋭利な爪で押し込んで歩み寄ってくるその理知的な動作とは裏腹に額には幾つもの血管が盛り上がっていた。
なりひさ
DONEガンマト。凍れる時の秘法期間中。凍れる未来 マトリフは目の前に広がる凄惨な光景から目が離せなかった。家並みは押し潰され、所々で火が上がっている。それが月のない晩をポツポツと照らしていた。逃げ惑う人々の悲鳴が既に弱々しい。この蹂躙は長く続いていたらしい。
「た……助けて……」
逃げ遅れていた人を瓦礫から引っ張り出してマトリフは回復呪文をかける。しかしそれを終えるとすぐに飛翔呪文で飛んだ。これをやったのは間違いなくガンガディアだ。その姿を探す。巨体はすぐに見つかった。
「おや大魔道士、遅かったじゃないか。私の準備運動はとっくに済んでいるのだよ」
ぐしゃり、と手に持っていた何かが潰れて落ちていった。ガンガディアはその気になればこの街を消し炭にすることも出来ただろう。それをせずに半壊程度に抑えていた。それらは全てはマトリフを誘き出すためだ。
2285「た……助けて……」
逃げ遅れていた人を瓦礫から引っ張り出してマトリフは回復呪文をかける。しかしそれを終えるとすぐに飛翔呪文で飛んだ。これをやったのは間違いなくガンガディアだ。その姿を探す。巨体はすぐに見つかった。
「おや大魔道士、遅かったじゃないか。私の準備運動はとっくに済んでいるのだよ」
ぐしゃり、と手に持っていた何かが潰れて落ちていった。ガンガディアはその気になればこの街を消し炭にすることも出来ただろう。それをせずに半壊程度に抑えていた。それらは全てはマトリフを誘き出すためだ。
なりひさ
DONEガンマト。外科医のガンガさんとマトの話消えた記憶 淡い光が広がっていた。点灯していない蛍光灯がついた天井がカーテンで仕切られている。
なぜオレはこんな所に居るのだろうか。思い出そうとして頬に風を感じた。そちらを向けば少し開いた窓があり、そこからの風がカーテンを揺らしていた。
多数の不規則な足音が遠くに聞こえる。館内放送が静かに誰かを呼び出していた。乾燥機で乾かされたシーツの匂いがして、自分が横になっているベッドを見やる。ここが病院であることは間違いなさそうだ。淡い桃色のカーテンがベッドをぐるりと囲んでいる。
すると早足で歩いてくる足音が聞こえた。それはこちらへ近付いてくる。それをぼんやりと聞いていたらカーテンが勢いよく引かれた。白衣を着た男がこちらを見ている。白衣を着ているからには医者だろう。服の上からでもわかる筋肉質な肉体をしている。医者はオレを見て安堵したように表情を緩めた。
12320なぜオレはこんな所に居るのだろうか。思い出そうとして頬に風を感じた。そちらを向けば少し開いた窓があり、そこからの風がカーテンを揺らしていた。
多数の不規則な足音が遠くに聞こえる。館内放送が静かに誰かを呼び出していた。乾燥機で乾かされたシーツの匂いがして、自分が横になっているベッドを見やる。ここが病院であることは間違いなさそうだ。淡い桃色のカーテンがベッドをぐるりと囲んでいる。
すると早足で歩いてくる足音が聞こえた。それはこちらへ近付いてくる。それをぼんやりと聞いていたらカーテンが勢いよく引かれた。白衣を着た男がこちらを見ている。白衣を着ているからには医者だろう。服の上からでもわかる筋肉質な肉体をしている。医者はオレを見て安堵したように表情を緩めた。
なりひさ
DONEガンマト。現パロの二人。ハドとアバに迷惑かけてる。写真 ガンガディアは時間を確認しようとスマートフォンに触れた。ぱっと明るくなる画面に時刻が表示される。しかしそれよりも目がいったのは、壁紙に設定したマトリフの写真だった。
「……おい」
上司の苦い声にガンガディアはスマートフォンから顔を上げる。見ればハドラーが天敵でも見るような顔でガンガディアのスマートフォンを見ていた。ガンガディアはサッとスマートフォンを隠す。
「見ないでください」
「だったら壁紙なんぞに設定するな」
「せっかく撮らせてくれた写真なんですよ。いつでも見られるようにしたいではないですか」
「……それは隠し撮りではないのか」
ハドラーが苦い顔をしたのはそのせいもあったらしい。マトリフの写真は横から撮ったもので、視線すらこちらに向いていない。少し遠いのも相まって、まるで隠し撮りのように見えなくもない。
1067「……おい」
上司の苦い声にガンガディアはスマートフォンから顔を上げる。見ればハドラーが天敵でも見るような顔でガンガディアのスマートフォンを見ていた。ガンガディアはサッとスマートフォンを隠す。
「見ないでください」
「だったら壁紙なんぞに設定するな」
「せっかく撮らせてくれた写真なんですよ。いつでも見られるようにしたいではないですか」
「……それは隠し撮りではないのか」
ハドラーが苦い顔をしたのはそのせいもあったらしい。マトリフの写真は横から撮ったもので、視線すらこちらに向いていない。少し遠いのも相まって、まるで隠し撮りのように見えなくもない。
なりひさ
DONEガンマト。両片思いのままの二人。凍れる時の秘法の頃、ガンガディアはある呪文を使う。作業用BGM「ピノ」君を残す呪文 それに気づいた時には、呪文は煙のように消えかけていた。
「なんの呪文だそれ?」
ガンガディアの手はマトリフに向けられ、指が輪のように形作られていた。そこには間違いなく呪文の形跡があり、しかもマトリフの知らないものだった。だが攻撃呪文ではなさそうで、その証拠にマトリフの周りに咲いた花は風に揺れるだけでなんの害も受けていなかった。
「……秘密だ」
ガンガディアは珍しく言い淀みながらぽつりと口にした。真面目な気質の彼はその事に不誠実さでも感じたのか、恥じるように目線を外らせてしまった。
マトリフは何か言い返そうとした口を閉じる。揶揄うにはよいネタだと思ったのだが、何故だが気分が乗らなかった。あまりにも平和すぎる時間の流れに感化されたのかもしれない。マトリフは咲き乱れる花に目をやる。そうすると自然とそこに立ち尽くす二人にも目がいった。
2357「なんの呪文だそれ?」
ガンガディアの手はマトリフに向けられ、指が輪のように形作られていた。そこには間違いなく呪文の形跡があり、しかもマトリフの知らないものだった。だが攻撃呪文ではなさそうで、その証拠にマトリフの周りに咲いた花は風に揺れるだけでなんの害も受けていなかった。
「……秘密だ」
ガンガディアは珍しく言い淀みながらぽつりと口にした。真面目な気質の彼はその事に不誠実さでも感じたのか、恥じるように目線を外らせてしまった。
マトリフは何か言い返そうとした口を閉じる。揶揄うにはよいネタだと思ったのだが、何故だが気分が乗らなかった。あまりにも平和すぎる時間の流れに感化されたのかもしれない。マトリフは咲き乱れる花に目をやる。そうすると自然とそこに立ち尽くす二人にも目がいった。
haruharu_san
DOODLE女装注意。夜中のテンションでミニスカのガンマΓ1号たんを描くなど。2号たん追加。チャイナ服追加。バニー追加。女子高生追加。シスター追加。逆バニー、メイド、諸々追加。 14
ぐみ助(フグミ)
MOURNINGガンマズが恋とか愛とか何ぞやって疑問に思うのかなぁという妄想。CCでガンマズと博士がお世話になってる設定。特にCPっぽい感じはないはず。少しベジブル要素有り。個人的にリハビリも兼ねてます。なので話題未回収、描写サボり有りのため供養。
9/21 ベジブルが結婚していなかったのを有識者様のコメントを見て思い出しました。大変失礼致しました。となると設定が破綻しております。本当の供養です……。
いつもの平和。いつものサタンシティ。
カプセルコーポレーションの研究室でガンマ達は暇を持て余していた。正確にいえば2号だけが。ゲーミングチェアに背を預け、足をだらしなく伸ばしている。それに対し、1号は壁に背を預け、立ったまま読書中である。
「ねぇひまだよぉいちごー」
「もうすぐ博士が帰ってくるはずだ。大人しくしてろ」
「そーだけどさぁ〜構ってくれてもいいじゃん」
「……見てわからないか? 本を読んでるときに話しかけるな。気が散る」
またポーズでも考えてろ、と言うが、もう考えたし1人じゃつまんないと返す2号。それからは1号の本を捲る音だけが規則正しく響いていた。
5分ほど経った頃、2号の我慢の限界がきた(これでも持った方)。ガンマ達の視界はヘド博士のコンピュータから覗くことが可能で、ガンマ達側もそれぞれの視覚を共有することができる。なのでこのように……
3767カプセルコーポレーションの研究室でガンマ達は暇を持て余していた。正確にいえば2号だけが。ゲーミングチェアに背を預け、足をだらしなく伸ばしている。それに対し、1号は壁に背を預け、立ったまま読書中である。
「ねぇひまだよぉいちごー」
「もうすぐ博士が帰ってくるはずだ。大人しくしてろ」
「そーだけどさぁ〜構ってくれてもいいじゃん」
「……見てわからないか? 本を読んでるときに話しかけるな。気が散る」
またポーズでも考えてろ、と言うが、もう考えたし1人じゃつまんないと返す2号。それからは1号の本を捲る音だけが規則正しく響いていた。
5分ほど経った頃、2号の我慢の限界がきた(これでも持った方)。ガンマ達の視界はヘド博士のコンピュータから覗くことが可能で、ガンマ達側もそれぞれの視覚を共有することができる。なのでこのように……
なりひさ
DONEガンマト。本に封印されたガンガディアがマトリフの魔力供給によって力を貸す話本「よせよ、師匠」
ポップは悲痛な顔で呟いた。マトリフの行動を止めるように腕を掴む。ポップの伏せられた瞼が己の不甲斐なさに震えていた。しかしマトリフの意志は固く、ポップの手を取るとそっと腕から外した。
時刻は早朝だった。しかし清爽さとは無縁の鎮痛な空気が洞窟に満ちている。大魔道士が二人揃っても解決できない問題に直面していたからだ。数多の呪文も叡智もこの問題の解決は不可能だった。ポップは悔しそうに拳を握りしめる。
「おれにもっと力があれば……」
「そう落ち込むな。オレの魔法力で済むなら安いもんだ」
マトリフは書架から一冊の本を手に取った。皮表紙のそれは金文字で仰々しく飾られているが古寂びている。長い年月人の手にあったことを示すように落ち着いた色合いになったその本は、マトリフの手によく馴染んでいた。
1743ポップは悲痛な顔で呟いた。マトリフの行動を止めるように腕を掴む。ポップの伏せられた瞼が己の不甲斐なさに震えていた。しかしマトリフの意志は固く、ポップの手を取るとそっと腕から外した。
時刻は早朝だった。しかし清爽さとは無縁の鎮痛な空気が洞窟に満ちている。大魔道士が二人揃っても解決できない問題に直面していたからだ。数多の呪文も叡智もこの問題の解決は不可能だった。ポップは悔しそうに拳を握りしめる。
「おれにもっと力があれば……」
「そう落ち込むな。オレの魔法力で済むなら安いもんだ」
マトリフは書架から一冊の本を手に取った。皮表紙のそれは金文字で仰々しく飾られているが古寂びている。長い年月人の手にあったことを示すように落ち着いた色合いになったその本は、マトリフの手によく馴染んでいた。
なりひさ
DONEガンマト。すれ違う二人憧れ 眠れないからと飲んだ酒が底をついた。空になった瓶がいくつか床に転がっている。その割には酔うことすらできないでいた。
外は酷い雨が降っている。岩戸を閉めていてもその音が洞窟内に響いていた。マトリフはベッドに寝転がりながら空の酒瓶を手で弄ぶ。夜も遅いが、一向に眠気が訪れなかった。
「大魔道士」
ガンガディアが部屋の前に立っていた。咎めるような眼差しに一瞬煙たく思ったが、マトリフは誘うように手招いた。ガンガディアは空瓶を拾いながらマトリフの側まで来る。ガンガディアの小言がはじまる前にマトリフは言った。
「オレにラリホーかけてくれよ。眠れねえんだ」
甘ったるくねだったが、ガンガディアの表情は動かなかった。
13610外は酷い雨が降っている。岩戸を閉めていてもその音が洞窟内に響いていた。マトリフはベッドに寝転がりながら空の酒瓶を手で弄ぶ。夜も遅いが、一向に眠気が訪れなかった。
「大魔道士」
ガンガディアが部屋の前に立っていた。咎めるような眼差しに一瞬煙たく思ったが、マトリフは誘うように手招いた。ガンガディアは空瓶を拾いながらマトリフの側まで来る。ガンガディアの小言がはじまる前にマトリフは言った。
「オレにラリホーかけてくれよ。眠れねえんだ」
甘ったるくねだったが、ガンガディアの表情は動かなかった。
kisaragi_hotaru
DONEガンマトが地底魔城で魔王たちとわちゃわちゃするゆるふわな短文。マトロボ話と似た流れでマト本人連れてきました版です。こんなんでもガンマトと言い張ってみる。ガンマト結婚式は地底魔城で行われて勇者一行もお祝いに来てくれる平和な未来。 マトリフが 仲間に 加わった!
「おう。そういうわけだからよろしくな」
「ハドラー様。この者が以前ご報告した大魔道士です」
「待て」
鼻をほじりながら気のない挨拶をするマトリフ。上司に新しい仲間を紹介するガンガディア。片手を前に突き出してストップをかけるハドラー。
「大魔道士とはあれだろう……勇者一行の」
「その通りです」
「ふざけるなよガンガディア」
「私は至って本気です。近年この魔王軍では深刻な人手不足。キギロが行方不明になってからというものもはや私ひとりでは仕事が回りきらないのが現状。故に私の知る中で最も優秀な人材を確保した次第です」
ガンガディアの言葉を聞いてマトリフがピクリと反応する。顔を顰めて傍らの巨体を見上げた。
2412「おう。そういうわけだからよろしくな」
「ハドラー様。この者が以前ご報告した大魔道士です」
「待て」
鼻をほじりながら気のない挨拶をするマトリフ。上司に新しい仲間を紹介するガンガディア。片手を前に突き出してストップをかけるハドラー。
「大魔道士とはあれだろう……勇者一行の」
「その通りです」
「ふざけるなよガンガディア」
「私は至って本気です。近年この魔王軍では深刻な人手不足。キギロが行方不明になってからというものもはや私ひとりでは仕事が回りきらないのが現状。故に私の知る中で最も優秀な人材を確保した次第です」
ガンガディアの言葉を聞いてマトリフがピクリと反応する。顔を顰めて傍らの巨体を見上げた。