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    がんま

    kisaragi_hotaru

    DONEガンマト前提で破邪の洞窟内でわちゃわちゃしてるポプとラーとヒムちゃんのお話です。ネタバレ捏造妄想満載なのでご容赦くださいm(_ _)m
     ズドォン、と相当な重量音を轟かせて巨大なモンスターが地に沈んだ。
     完全に動かなくなったモンスターの側でたった今決め手の一撃を食らわせた人型の金属生命体が銀色の拳を振り翳して声を上げた。
     「よっしゃあ!!」
     「ナイスだぜヒム!!」
     少し離れたところからポップが嬉々として声をかければヒムが振り返って鼻を指先で擦りながら「へへっ」と笑う。
     「おめえのサポートのおかげだぜ。ありがとよポップ」
     「確かに。あのままではオレもコイツもこのモンスターに手傷を負わされていたところだった」
     ヒムの側で魔槍を携えて軽く息を吐き出しながらそう言ったのはラーハルトだ。その目線は屍と化したモンスターを見下ろしている。
     ここは破邪の洞窟。その最下層近くまでポップたちは来ていた。大魔王との決戦からすでに20年の年月が経っていた。行方知れずになっていた小さな勇者が魔界から地上に帰還してからしばらくは慌ただしい日々を過ごしていたが、今は至って平穏な日常が繰り返される世界となっている。
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    kisaragi_hotaru

    DONE無自覚のままであろうとした両片想いガンマトが自覚させられるお話。欠損描写がありますが最終的には治りますけれど苦手な方はご注意くださいませ。謎時空なので深く突っ込んではいけない系です。魔王は祈りの間にて引きこもり中です。
     乱戦状態だった。一人ずつ探して回復していったのでは間に合わない。マトリフは冷静さを保ちながら素早く周囲を見回して、次いで傍らでモンスターを殴り飛ばしたブロキーナに視線を向ける。最近習得したばかりの回復呪文を使うにしても発動中は無防備になってしまう。詠唱のための時間稼ぎも必要だ。
     「よお大将! 全員を一気に回復させてやっからちょっくらザコどもの相手を頼むぜ」
     「いいよん」
     モンスターの大群相手にしながらもブロキーナは軽いノリで請け負った。
     そんな二人の会話を聞いていた一体のモンスターが不満をありありと孕んだ声色でもって割り込んだ。
     「ほう。君の言うザコとは私のことも含まれているのかな?」
     トロルの群れの向こう側から青色の肌をしたさらに巨大な体躯が現れた。眼鏡を中指の鋭利な爪で押し込んで歩み寄ってくるその理知的な動作とは裏腹に額には幾つもの血管が盛り上がっていた。
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    ぐみ助(フグミ)

    MOURNINGガンマズが恋とか愛とか何ぞやって疑問に思うのかなぁという妄想。CCでガンマズと博士がお世話になってる設定。特にCPっぽい感じはないはず。少しベジブル要素有り。
    個人的にリハビリも兼ねてます。なので話題未回収、描写サボり有りのため供養。
    9/21 ベジブルが結婚していなかったのを有識者様のコメントを見て思い出しました。大変失礼致しました。となると設定が破綻しております。本当の供養です……。
     いつもの平和。いつものサタンシティ。
    カプセルコーポレーションの研究室でガンマ達は暇を持て余していた。正確にいえば2号だけが。ゲーミングチェアに背を預け、足をだらしなく伸ばしている。それに対し、1号は壁に背を預け、立ったまま読書中である。

    「ねぇひまだよぉいちごー」
    「もうすぐ博士が帰ってくるはずだ。大人しくしてろ」
    「そーだけどさぁ〜構ってくれてもいいじゃん」
    「……見てわからないか? 本を読んでるときに話しかけるな。気が散る」

     またポーズでも考えてろ、と言うが、もう考えたし1人じゃつまんないと返す2号。それからは1号の本を捲る音だけが規則正しく響いていた。
     5分ほど経った頃、2号の我慢の限界がきた(これでも持った方)。ガンマ達の視界はヘド博士のコンピュータから覗くことが可能で、ガンマ達側もそれぞれの視覚を共有することができる。なのでこのように……
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