がんま
いまがわヤキ子
INFO【お知らせ】3/31 インテックス大阪 HARU COMIC CITY 33 大阪 DRAGON撃4にて頒布予定の新刊「甘えさせてよガンマ」のサンプルになります。
今回もガンヘドで好き勝手しているので何でも許せる人向けになります。
当日はぜひぜひよろしくお願いいたします! 7
真星重就
DOODLEドラゴンボール本当に大好きで、特にピッコロさんと悟飯ちゃんの師弟であり、家族であり、父親の仇として悟空と拳を交えてた彼がいつの間にか孫家の一員になって。身体を張って悟飯ちゃんを守ってたシーン本当に印象深いです。以前描いて載せていなかったドラゴンボール漫画「地球に降り立った時にナッパの髪があったなら」とガンマ達のイラストを出します。 8
なりひさ
DOODLE初夜後の気まずいガンマトはじめての後で「もう起きていたのかね」
背後から声をかけられて、マトリフはびくりと肩を跳ねさせた。まだ夜が明けきっていない海辺に、マトリフは一人で座り込んでいた。
「……おぅ」
マトリフは振り返らなかった。顔を合わせるのが気まずかったからだ。
ガンガディアは屈むとマトリフの背にそっと手を当てた。
「身体は大丈夫かね。昨夜はあなたに無理をさせてしまって……随分と辛そうだったが」
「言うな言うな。夜の話を朝にするのは野暮だぜ」
マトリフはガンガディアの手を避けるように立ち上がった。回復呪文をかけた身体は傷ひとつない。だがガンガディアに触れられた感触は消えていなかった。囁かれた言葉も耳に残っている。眼差し力強さもそこに籠った熱も、全てが目を瞑っても思い出されてしまって、マトリフは羞恥で肌を赤くさせた。
1091背後から声をかけられて、マトリフはびくりと肩を跳ねさせた。まだ夜が明けきっていない海辺に、マトリフは一人で座り込んでいた。
「……おぅ」
マトリフは振り返らなかった。顔を合わせるのが気まずかったからだ。
ガンガディアは屈むとマトリフの背にそっと手を当てた。
「身体は大丈夫かね。昨夜はあなたに無理をさせてしまって……随分と辛そうだったが」
「言うな言うな。夜の話を朝にするのは野暮だぜ」
マトリフはガンガディアの手を避けるように立ち上がった。回復呪文をかけた身体は傷ひとつない。だがガンガディアに触れられた感触は消えていなかった。囁かれた言葉も耳に残っている。眼差し力強さもそこに籠った熱も、全てが目を瞑っても思い出されてしまって、マトリフは羞恥で肌を赤くさせた。
なりひさ
DOODLE片思いガンマト。片思いガンガさんの続きその花弁を頂戴「ったく、しつけーんだよ!!」
マトリフは飛びながら悪態をついていた。マトリフは高速トベルーラで砂漠を飛んでいる。そのマトリフの真後ろをガンガディアが追っていた。
「逃げ場はないぞ大魔道士」
「うるせぇッ!」
ガンガディアは飛びながらもイオなどを撃ってくるので、マトリフはルーラで逃げることも出来なかった。少しでもトベルーラの速度を落とせば捕まってしまう。街と違って遮蔽物のない広い砂漠で逃げ回るのは困難だった。
マトリフは単独行動をしていたため、仲間の助けも望めなかった。このまま追いかけっこをしていても魔法力が減るばかりだ。
マトリフは上空に向けて急上昇した。そのまま宙返りをする。マトリフはガンガディアと向かい合う形になった。ガンガディアは突然の方向転換にもついてきていた。
1013マトリフは飛びながら悪態をついていた。マトリフは高速トベルーラで砂漠を飛んでいる。そのマトリフの真後ろをガンガディアが追っていた。
「逃げ場はないぞ大魔道士」
「うるせぇッ!」
ガンガディアは飛びながらもイオなどを撃ってくるので、マトリフはルーラで逃げることも出来なかった。少しでもトベルーラの速度を落とせば捕まってしまう。街と違って遮蔽物のない広い砂漠で逃げ回るのは困難だった。
マトリフは単独行動をしていたため、仲間の助けも望めなかった。このまま追いかけっこをしていても魔法力が減るばかりだ。
マトリフは上空に向けて急上昇した。そのまま宙返りをする。マトリフはガンガディアと向かい合う形になった。ガンガディアは突然の方向転換にもついてきていた。
なりひさ
DOODLE現パロガンマト今日きみを食べたい「それ何に使うんだ」
マトリフの問いに、ガンガディアは視線を持っていた長ネギからマトリフへと移した。
「今夜は鍋にしようかと」
「じゃあシメは雑炊がいい」
「ではそうしよう」
ガンガディアは長ネギを買い物かごへと入れる。長いからどうしてもかごから飛び出るそれを、どうにか邪魔にならないようにと収めた。
年末のスーパーマーケットはいつもより混雑している。家族連れの買い物客が多く、そんな客向けに用意された大人数用の肉などがずらりと陳列されていた。
ガンガディアとマトリフはいつも通りの二人分の食材をかごへと入れながら、客の合間をぬって移動していく。
「ああそうだ、酒は買っておくのかね?」
家にあった酒はマトリフがクリスマスに飲み尽くした気がして、ガンガディアはマトリフに問いかける。しかし返事は返ってこず、振り向けばそこにマトリフはいなかった。どこだろうとあたりを見ると、先ほどいた場所あたりにマトリフがいるのが見えた。人が多すぎて前に進めないらしい。
892マトリフの問いに、ガンガディアは視線を持っていた長ネギからマトリフへと移した。
「今夜は鍋にしようかと」
「じゃあシメは雑炊がいい」
「ではそうしよう」
ガンガディアは長ネギを買い物かごへと入れる。長いからどうしてもかごから飛び出るそれを、どうにか邪魔にならないようにと収めた。
年末のスーパーマーケットはいつもより混雑している。家族連れの買い物客が多く、そんな客向けに用意された大人数用の肉などがずらりと陳列されていた。
ガンガディアとマトリフはいつも通りの二人分の食材をかごへと入れながら、客の合間をぬって移動していく。
「ああそうだ、酒は買っておくのかね?」
家にあった酒はマトリフがクリスマスに飲み尽くした気がして、ガンガディアはマトリフに問いかける。しかし返事は返ってこず、振り向けばそこにマトリフはいなかった。どこだろうとあたりを見ると、先ほどいた場所あたりにマトリフがいるのが見えた。人が多すぎて前に進めないらしい。
なりひさ
DOODLEガンマトのクリスマス聖夜の勢い もうすぐクリスマスだとマトリフが気付いたのは、そのクリスマスのたった数日前だった。
普段の暮らしが人里離れた洞窟暮らしで、一緒に暮らしているガンガディアも人間の習慣に疎いものだから、クリスマスなんてイベントの存在はすっかり忘れていた。
マトリフは久しぶりに来た街がきらびやかに飾り付けされているのを見て、そういえばそんな季節だと思い出したのだった。
といってもマトリフも特殊な里の育ちであるから、クリスマスには馴染みがなかった。これまでクリスマスを楽しんだ記憶もない。だが今は恋人になったガンガディアと一緒に暮らしているのだし、少しくらいそれっぽい事をしてもいいかと思い立った。
そして迎えたクリスマス当日。マトリフは上機嫌で数日前に買った酒瓶のコルクを引き抜いた。それをガンガディアが目敏く見つける。
2614普段の暮らしが人里離れた洞窟暮らしで、一緒に暮らしているガンガディアも人間の習慣に疎いものだから、クリスマスなんてイベントの存在はすっかり忘れていた。
マトリフは久しぶりに来た街がきらびやかに飾り付けされているのを見て、そういえばそんな季節だと思い出したのだった。
といってもマトリフも特殊な里の育ちであるから、クリスマスには馴染みがなかった。これまでクリスマスを楽しんだ記憶もない。だが今は恋人になったガンガディアと一緒に暮らしているのだし、少しくらいそれっぽい事をしてもいいかと思い立った。
そして迎えたクリスマス当日。マトリフは上機嫌で数日前に買った酒瓶のコルクを引き抜いた。それをガンガディアが目敏く見つける。
なりひさ
DOODLE現パロ片思いガンマト夢のチケット「八番〜!」
マイクを持った幹事が高らかに言う。マトリフは手に持ったカードを見て、その数字があったので穴を開けた。会場は喜ぶ声や全く関係のない雑談でざわめいている。
忘年会兼クリスマス会と称された飲み会で、余興としてビンゴ大会が催されていた。全員参加ですよとアバンに連れて来られて、食って飲んで程よく酔ったところでビンゴカードを渡された。
「……揃わないものだな」
隣に座った大男が生真面目そうに呟いた。情報システム部のガンガディアだ。ガンガディアは飲み会だというのに正座をしたままでネクタイすら緩めていない。ガンガディアは仕事は出来るが物静かで、マトリフは仕事の話しかしたことがなかった。
マトリフも自分の手のビンゴカードを見る。いくつか穴が空いているものの、てんでバラバラの場所なのでビンゴには程遠かった。
3054マイクを持った幹事が高らかに言う。マトリフは手に持ったカードを見て、その数字があったので穴を開けた。会場は喜ぶ声や全く関係のない雑談でざわめいている。
忘年会兼クリスマス会と称された飲み会で、余興としてビンゴ大会が催されていた。全員参加ですよとアバンに連れて来られて、食って飲んで程よく酔ったところでビンゴカードを渡された。
「……揃わないものだな」
隣に座った大男が生真面目そうに呟いた。情報システム部のガンガディアだ。ガンガディアは飲み会だというのに正座をしたままでネクタイすら緩めていない。ガンガディアは仕事は出来るが物静かで、マトリフは仕事の話しかしたことがなかった。
マトリフも自分の手のビンゴカードを見る。いくつか穴が空いているものの、てんでバラバラの場所なのでビンゴには程遠かった。
なりひさ
DOODLEガンマトとハドアバの惚気大会うちの伴侶が世界一可愛いんだ! 派手なルーラの着地音が響いた。あまりの振動に机に置いてあったカップが揺れ、中に入っていた茶がこぼれる。マトリフは顔を盛大に顰めた。
マトリフにはルーラでやって来た主がわかっていた。そもそもルーラを使える者は稀有であり、その着地音でだいたいの判別がつく。この存在感を誇張させたような着地音はハドラーだ。
「ガンガディアはおるか!」
「いねえよ馬鹿野郎。帰れ」
大声を張り上げながら洞窟へと入ってきたハドラーにマトリフが言い返す。ハドラーは仁王立ちしてマトリフを見下ろしていた。その存在の熱苦しさに、マトリフは鬱陶しく思いながらシッシと追い払うように手を振った。そして反対の手でポットから茶を継ぎ足す。湯気を上げるカップを手にしてハドラーを無視するように茶を啜った。
3302マトリフにはルーラでやって来た主がわかっていた。そもそもルーラを使える者は稀有であり、その着地音でだいたいの判別がつく。この存在感を誇張させたような着地音はハドラーだ。
「ガンガディアはおるか!」
「いねえよ馬鹿野郎。帰れ」
大声を張り上げながら洞窟へと入ってきたハドラーにマトリフが言い返す。ハドラーは仁王立ちしてマトリフを見下ろしていた。その存在の熱苦しさに、マトリフは鬱陶しく思いながらシッシと追い払うように手を振った。そして反対の手でポットから茶を継ぎ足す。湯気を上げるカップを手にしてハドラーを無視するように茶を啜った。
なりひさ
DONEガンマト。マトリフ死亡IF、というつもりで書いたもの。あえて竜殺しの汚名をきて 竜の夢をみる。青い竜が遠い空を飛んでいる夢だ。あまりに高いところを飛ぶので、その姿は豆粒のように小さく見える。マトリフはまるで飛び方を忘れてしまったように、地上から竜を見上げていた。
しかし夢はいつも突然に終わる。誰かが廊下を歩く足音が、夢を壊していくからだ。
城の中で働く者の朝は随分と早いらしい。控えめな小走りの靴音が遠くから聞こえる。寝汚いと言われるほど寝坊をしていたマトリフが、今ではすっかり早起きになってしまった。
靴音が部屋の前を通り過ぎてからマトリフは身体を起こした。しばらくベッドの上でぼうっとしていたが、いずれ動かねばならないのだと己を叱咤してベッドから降りる。その際に手が真っ先に杖を探していた。だがそれは旅へと持っていった輝きの杖ではない。宝玉もなにも埋め込まれていない、ただ歩行を補助するための杖だった。
22872しかし夢はいつも突然に終わる。誰かが廊下を歩く足音が、夢を壊していくからだ。
城の中で働く者の朝は随分と早いらしい。控えめな小走りの靴音が遠くから聞こえる。寝汚いと言われるほど寝坊をしていたマトリフが、今ではすっかり早起きになってしまった。
靴音が部屋の前を通り過ぎてからマトリフは身体を起こした。しばらくベッドの上でぼうっとしていたが、いずれ動かねばならないのだと己を叱咤してベッドから降りる。その際に手が真っ先に杖を探していた。だがそれは旅へと持っていった輝きの杖ではない。宝玉もなにも埋め込まれていない、ただ歩行を補助するための杖だった。
yuma
DONEどちらもおずさんのガンマト小説「かかってこいよ」関連のイラストです。おずさん、お誕生日おめでとうございます🥳拙いですがよければ受け取ってください🙏
1枚目 おずさんのリクエストで「二人に未来があったifで脳イキさせられそうになってるマト師のガンマト」※お別れ前提なのは承知なのですが、私がもし未来があったらきっと賢いガンガさんがいつの間にか脳イキのやり方を覚えてマトに逆襲するのでは?と妄想をお伝えしたので、それを受けてのガンマトください、でした〜🙇♂️(一人残されたマトが見た夢なのかも……)
いきなりやられてヒェッてなってるマトと耐えているマトのつもり……。このあと、「これだから賢い奴は嫌いなんだよ!」って嫌がりつつ、だんだん快楽に耐えられなくなって……のイメージです!
2枚目
1枚目、わりと私の妄想でしかないので💦「かかってこいよ」のワンシーンも描きました!!おずさんのお話、がっつり文章を愉しむ系の作風なので挿絵は余計かも…と思いつつ、映像化したいシーンが山盛りであり迷いましたが、1枚目と対でマトが楽しそうにガンガさんを翻弄している所にしました。
ありがとうございましたー🙏 2
偽一郎
DONE「What color is love」ガンマトオンリー展示作品2
ガンマトいっぱい読めるね~~!!と盛り上がってワーッと描きました こっちは平和時空ではないですがよろしければ…厳密にはガンガ戦で杖も使ってるけどまあたまにだからね… 3
yuma
DONE #改!!ガンマトください!! 展示SSその1鍋パの二人の出会い編です。
鍋パのお話はこちら。
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=19369413
※ガンマトメインですが、息をするようにハドアバ同軸です 2334
なりひさ
DOODLEポッキーを食べるガンマトポッキーの日「ほれ、あーん」
マトリフは手にした細長い棒状の菓子をガンガディアに向けた。その菓子は羽ペンの軸ほどの細さで、甘く味付けされている。サクサクとした食感で、子供向けの定番の菓子だ。
「私にくれるのかね」
ガンガディアは読んでいた魔導書を閉じると、差し出された菓子の先端に口をつけた。ガンガディアなら一口で全てを食べられるほどだろうが、マトリフが菓子を持ったままだからか、少しずつ食べ進めていく。
ガンガディアが半分ほど食べてから、マトリフは菓子から手を離した。そしてさっきまで持っていた菓子の端に口をつける。棒状の菓子はガンガディアとマトリフの口を繋ぐ線のようになっていた。
ガンガディアは何も言わずにマトリフを見る。マトリフの意図を探ろうとしているようだ。ガンガディアが食べ進めるのを止めてしまったから、今度はマトリフが食べはじめる。そのためガンガディアの口とマトリフの口が少しずつ近づいていった。
1287マトリフは手にした細長い棒状の菓子をガンガディアに向けた。その菓子は羽ペンの軸ほどの細さで、甘く味付けされている。サクサクとした食感で、子供向けの定番の菓子だ。
「私にくれるのかね」
ガンガディアは読んでいた魔導書を閉じると、差し出された菓子の先端に口をつけた。ガンガディアなら一口で全てを食べられるほどだろうが、マトリフが菓子を持ったままだからか、少しずつ食べ進めていく。
ガンガディアが半分ほど食べてから、マトリフは菓子から手を離した。そしてさっきまで持っていた菓子の端に口をつける。棒状の菓子はガンガディアとマトリフの口を繋ぐ線のようになっていた。
ガンガディアは何も言わずにマトリフを見る。マトリフの意図を探ろうとしているようだ。ガンガディアが食べ進めるのを止めてしまったから、今度はマトリフが食べはじめる。そのためガンガディアの口とマトリフの口が少しずつ近づいていった。
なりひさ
DOODLEガンマト。ハロウィンの夜死者の祭「お菓子ちょーだい!」
小さな両手を差し出されて、マトリフはクッキーをその手に乗せた。クッキーを手にした幼子は礼を言って駆けていく。
ちょっと店番を頼みますよ、と言ってどこかへ行ったアバンはまだ帰ってこない。飾り付けられた広場には、マトリフと同じようにお菓子を並べて子供たちを待つ人々がいた。
今日は死者が帰ってくる日らしい。あの世とこの世の境界線が曖昧になり、死者が会いにやってくるという。広場はあちらこちらに火が灯され、子どもたちは仮装をしながらお菓子を貰い歩く。仮装をするのは悪い霊から身を隠すためらしい。
アバンはこの祭りのために朝からせっせとクッキーを焼いていた。マトリフは祭りと聞いて酒が飲めると思っていたが、手伝ってくださいと言われて菓子を渡す役を命じられた。
1193小さな両手を差し出されて、マトリフはクッキーをその手に乗せた。クッキーを手にした幼子は礼を言って駆けていく。
ちょっと店番を頼みますよ、と言ってどこかへ行ったアバンはまだ帰ってこない。飾り付けられた広場には、マトリフと同じようにお菓子を並べて子供たちを待つ人々がいた。
今日は死者が帰ってくる日らしい。あの世とこの世の境界線が曖昧になり、死者が会いにやってくるという。広場はあちらこちらに火が灯され、子どもたちは仮装をしながらお菓子を貰い歩く。仮装をするのは悪い霊から身を隠すためらしい。
アバンはこの祭りのために朝からせっせとクッキーを焼いていた。マトリフは祭りと聞いて酒が飲めると思っていたが、手伝ってくださいと言われて菓子を渡す役を命じられた。
なりひさ
DOODLEガンマト。ガンガさんのこと大好きマトがこっそりお揃いの指輪にしようと企む手「ちょっと手ぇ貸してくれ」
部屋の片付けをしていたマトリフに呼ばれて、ガンガディアは物置き部屋へと向かった。そこはマトリフの魔法道具などが無秩序に放り込まれており、足の踏み場もない。
「マトリフ?」
マトリフは魔法道具に埋もれているように見えた。手招きされたので魔法道具をかき分けながら進む。
「手ぇ出してくれ」
言われてガンガディアは手のひらを上に向けて差し出す。するとマトリフはその手にいくつかの魔法道具を乗せていった。発掘した道具を運び出したかったのだろう。
「もう片方の手もくれ」
「そんなに大荷物なのかね」
空いてる手を差し出すと、その手に乗ったのはマトリフだった。
「よし、いいぜ」
ガンガディアは左手に魔法道具を、右手にはマトリフを乗せて立ち上がる。どちらも大して重くなく、ガンガディアは部屋を出てからマトリフを下ろした。
1853部屋の片付けをしていたマトリフに呼ばれて、ガンガディアは物置き部屋へと向かった。そこはマトリフの魔法道具などが無秩序に放り込まれており、足の踏み場もない。
「マトリフ?」
マトリフは魔法道具に埋もれているように見えた。手招きされたので魔法道具をかき分けながら進む。
「手ぇ出してくれ」
言われてガンガディアは手のひらを上に向けて差し出す。するとマトリフはその手にいくつかの魔法道具を乗せていった。発掘した道具を運び出したかったのだろう。
「もう片方の手もくれ」
「そんなに大荷物なのかね」
空いてる手を差し出すと、その手に乗ったのはマトリフだった。
「よし、いいぜ」
ガンガディアは左手に魔法道具を、右手にはマトリフを乗せて立ち上がる。どちらも大して重くなく、ガンガディアは部屋を出てからマトリフを下ろした。
なりひさ
DOODLEガンマトのホラーティポタ 不思議なダンジョンがある、と聞いて来てみたものの、あまりの平和さにマトリフは大きな欠伸をした。
「気が緩んでいるではないか、大魔道士」
「だってよぉ、随分と深く潜ってんのにスライムとドラキーしか出てこねえんだぜ?」
かといって派手なトラップがあるわけでもない。通路が狭くて少々入り組んでいるものの、迷うほどでもなかった。
このダンジョンをマトリフに教えたのはポップだった。ポップは各地の遺跡を調べており、その中でこのダンジョンを見つけたのだとマトリフに報告した。
ポップの説明ではこのダンジョンは一度入れば抜け出せなくなるのだという。ではなぜお前は帰ってこれたのだと問えば、ポップは運が良かったからだと言った。
16036「気が緩んでいるではないか、大魔道士」
「だってよぉ、随分と深く潜ってんのにスライムとドラキーしか出てこねえんだぜ?」
かといって派手なトラップがあるわけでもない。通路が狭くて少々入り組んでいるものの、迷うほどでもなかった。
このダンジョンをマトリフに教えたのはポップだった。ポップは各地の遺跡を調べており、その中でこのダンジョンを見つけたのだとマトリフに報告した。
ポップの説明ではこのダンジョンは一度入れば抜け出せなくなるのだという。ではなぜお前は帰ってこれたのだと問えば、ポップは運が良かったからだと言った。
なりひさ
DOODLEガンマトとハロウィンハロウィン「トリック・オア・トリートォ?」
マトリフは聞き慣れない言葉に聞き返す。ポップはクッキーを食べながら頷いた。そのクッキーもポップが持ってきたもので、カボチャの形をしている。
「そ。お菓子くれなきゃイタズラするぞって意味」
「そんで?」
「そういうお祭りをするから、アバン先生がクッキー焼いたんで、お裾分け」
そんな祭りがあるとは知らなかった。アバンのことだから、どこからかそんな祭りの知識を仕入れてきたのだろう。
「ってわけで、師匠。トリック・オア・トリート」
両手を差し出してくるポップに、マトリフはクッキーを掴んでポップの口に押し込む。この洞窟に他に菓子なんてあるはずもない。
「菓子をやりゃあイタズラされねぇんだな?」
1933マトリフは聞き慣れない言葉に聞き返す。ポップはクッキーを食べながら頷いた。そのクッキーもポップが持ってきたもので、カボチャの形をしている。
「そ。お菓子くれなきゃイタズラするぞって意味」
「そんで?」
「そういうお祭りをするから、アバン先生がクッキー焼いたんで、お裾分け」
そんな祭りがあるとは知らなかった。アバンのことだから、どこからかそんな祭りの知識を仕入れてきたのだろう。
「ってわけで、師匠。トリック・オア・トリート」
両手を差し出してくるポップに、マトリフはクッキーを掴んでポップの口に押し込む。この洞窟に他に菓子なんてあるはずもない。
「菓子をやりゃあイタズラされねぇんだな?」
なりひさ
DOODLE転生現パロガンマト1990、晩夏、再会 静寂を突き破る音がした。それに起こされたものの、正体はわからなかった。
窓から差し込む日の明るさからまだ朝だとわかる。昨夜の残り香を感じて窓を開ければ、違う季節の風が吹いていた。外の世界は自堕落な人間を置き去りにして秋になっていたらしい。小さな庭には夏草がぼうぼうと生えているのに、その隙間には秋の虫が身を隠している。蝉もどこかで腹を見せて死んでいるに違いない。
部屋の中にはまだ先月のカレンダーが捲られもせずにかかっていた。ちょっと手を伸ばして破ればいいのだが、それを億劫に思う気持ちが大きくて、まあ二三日は構わないだろうという気がする。夏になったら書こうと思っていた友人への手紙も、ついぞ手をつけぬまま机の上に放り出してあった。
26870窓から差し込む日の明るさからまだ朝だとわかる。昨夜の残り香を感じて窓を開ければ、違う季節の風が吹いていた。外の世界は自堕落な人間を置き去りにして秋になっていたらしい。小さな庭には夏草がぼうぼうと生えているのに、その隙間には秋の虫が身を隠している。蝉もどこかで腹を見せて死んでいるに違いない。
部屋の中にはまだ先月のカレンダーが捲られもせずにかかっていた。ちょっと手を伸ばして破ればいいのだが、それを億劫に思う気持ちが大きくて、まあ二三日は構わないだろうという気がする。夏になったら書こうと思っていた友人への手紙も、ついぞ手をつけぬまま机の上に放り出してあった。
なりひさ
DOODLEガンマト。金でガンガさんを買ってるマト夜を買う ガンガディアには金が必要だった。大学の学費を払うためだ。マトリフには有り余る金があった。苦労もせずに相続した金で、それは残りの人生で使いきれないほどだった。
それをお互いに知ったことから、この関係が始まった。
ガンガディアに抱かれながらマトリフは天井を見上げる。身体への快楽を楽しむよりも、金の計算をしていた。ガンガディアが必要としている金額と、これまで渡した額を計算して、今日渡す金額を考える。
金を渡すからセックスの相手をしてくれと提案したのはマトリフだった。本当は金だけを渡してもよかったのだが、ガンガディアは何もせずに金を貰うわけにはいかないと言い張った。雑用でもなんでもすると言われて、じゃあ夜の相手をしろと言った。流石に断ると思ったのだが、ガンガディアは逡巡してからわかったと頷いた。
5875それをお互いに知ったことから、この関係が始まった。
ガンガディアに抱かれながらマトリフは天井を見上げる。身体への快楽を楽しむよりも、金の計算をしていた。ガンガディアが必要としている金額と、これまで渡した額を計算して、今日渡す金額を考える。
金を渡すからセックスの相手をしてくれと提案したのはマトリフだった。本当は金だけを渡してもよかったのだが、ガンガディアは何もせずに金を貰うわけにはいかないと言い張った。雑用でもなんでもすると言われて、じゃあ夜の相手をしろと言った。流石に断ると思ったのだが、ガンガディアは逡巡してからわかったと頷いた。
なりひさ
DOODLEガンマトとハドアバ。手違いで一緒の部屋に入るマトとハド。しないと出られない部屋 何事にも間違いはある。それが些細な間違いであれ、大変な間違いであれ、間違いには違いない。特にひとは間違いを犯しやすく、反省すらしない。その挙げ句に同じ間違いを繰り返す。
ここにその間違いに巻き込まれた二人がいた。
一人は魔族で、かつては地上を征服するために魔王を名乗っていた男だ。現在は肉体を改造して超魔生物となっている。名をハドラーといった。
そしてもう一人は自らを大魔道士と名乗った人間で、かつて勇者と一緒に魔王軍に戦いを挑んだ男だ。今は一線を退いたものの、魔法勝負ならまだまだ負けないと自負している。名をマトリフといった。
この二人、元々が敵対した間柄であったために仲が悪い。顔を合わせるたびにお互いを罵り合っていた。もし仮に敵対していなかったとしても、反りが合わないために仲良くはなれないだろう。
10471ここにその間違いに巻き込まれた二人がいた。
一人は魔族で、かつては地上を征服するために魔王を名乗っていた男だ。現在は肉体を改造して超魔生物となっている。名をハドラーといった。
そしてもう一人は自らを大魔道士と名乗った人間で、かつて勇者と一緒に魔王軍に戦いを挑んだ男だ。今は一線を退いたものの、魔法勝負ならまだまだ負けないと自負している。名をマトリフといった。
この二人、元々が敵対した間柄であったために仲が悪い。顔を合わせるたびにお互いを罵り合っていた。もし仮に敵対していなかったとしても、反りが合わないために仲良くはなれないだろう。
なりひさ
DOODLEガンマトと求愛行動愛を求む「それは求愛行動であると理解して行なっているのかね?」
ガンガディアの言葉にマトリフは固まった。寝起きで覚醒しきっていない頭が急激に動き出す。
「きゅう、あい??」
マトリフは知らない言葉のように繰り返す。半端に脱いだ寝衣をそのままにガンガディアを見上げた。
「そのように人前で服を脱ぐのは、我々トロルには求愛行動なのだよ」
マトリフは慌てて脱ぎかけの襟元を合わせた。マトリフは何の気なしに服を着替えようと思っただけだ。
「そ、そうなのかよ。知らなかった」
「そうだと思ったよ。まさかあなたが私に求愛するとは思わなかったからね」
ガンガディアは眼鏡を指で押し上げた。それがどこか寂しそうに見えてマトリフは急に罪悪感のようなものを感じる。知らなかったとはいえガンガディアも良い気分はしなかっただろう。
13261ガンガディアの言葉にマトリフは固まった。寝起きで覚醒しきっていない頭が急激に動き出す。
「きゅう、あい??」
マトリフは知らない言葉のように繰り返す。半端に脱いだ寝衣をそのままにガンガディアを見上げた。
「そのように人前で服を脱ぐのは、我々トロルには求愛行動なのだよ」
マトリフは慌てて脱ぎかけの襟元を合わせた。マトリフは何の気なしに服を着替えようと思っただけだ。
「そ、そうなのかよ。知らなかった」
「そうだと思ったよ。まさかあなたが私に求愛するとは思わなかったからね」
ガンガディアは眼鏡を指で押し上げた。それがどこか寂しそうに見えてマトリフは急に罪悪感のようなものを感じる。知らなかったとはいえガンガディアも良い気分はしなかっただろう。
なりひさ
DOODLE現パロガンマト甘えんぼう ガンガディアが帰ったとき、玄関にもリビングにも電気がついていた。テレビの音声らしいものも聞こえてくる。ガンガディアは今日も終電での帰宅だった。マトリフはまだ起きているのかとガンガディアはリビングの戸を開ける。
リビングダイニングに置かれたテレビは賑やかなバラエティを流していた。マトリフの姿が見えなかったので寝室を覗きに行くが、ベッドは空だった。
「マトリフ?」
ふと見ればテレビとソファの間に置かれたローテブルに酒瓶があった。もしやと思って見てみれば、マトリフはソファに丸まって眠ていた。
おおかた酒を飲みながらテレビを見ていて、そのまま寝落ちたのだろう。見れば酒瓶は空になっている。ガンガディアは瓶をキッチンへと持って行った。
817リビングダイニングに置かれたテレビは賑やかなバラエティを流していた。マトリフの姿が見えなかったので寝室を覗きに行くが、ベッドは空だった。
「マトリフ?」
ふと見ればテレビとソファの間に置かれたローテブルに酒瓶があった。もしやと思って見てみれば、マトリフはソファに丸まって眠ていた。
おおかた酒を飲みながらテレビを見ていて、そのまま寝落ちたのだろう。見れば酒瓶は空になっている。ガンガディアは瓶をキッチンへと持って行った。
なりひさ
DOODLEガンマトと花不滅の愛 マトリフは花になんて興味はなかった。それなのに洞窟には花が飾られている。
この洞窟に花を持って訪れるのはガンガディアだ。ガンガディアは訪れる度に花を持ってきては、せっせと花瓶に入れて飾っていた。おかげで殺風景だった洞窟は華やかになり、空気さえ澄んでいるように思える。
マトリフはその花を指先で触れた。ベッドのすぐそばに置かれたのは昨日持ってきたばかりのもので、微かに甘いような匂いもする。紫色の花だが、マトリフの故郷に咲いていた花とは形が違った。ガンガディアが持って来るのは決まってこの紫の花だった。
マトリフはこの花の名前すら知らない。花に興味なんてないからだ。薬効があるわけでもない植物を、その見た目の美しさだけで側に置きたいと思ったことはない。
1933この洞窟に花を持って訪れるのはガンガディアだ。ガンガディアは訪れる度に花を持ってきては、せっせと花瓶に入れて飾っていた。おかげで殺風景だった洞窟は華やかになり、空気さえ澄んでいるように思える。
マトリフはその花を指先で触れた。ベッドのすぐそばに置かれたのは昨日持ってきたばかりのもので、微かに甘いような匂いもする。紫色の花だが、マトリフの故郷に咲いていた花とは形が違った。ガンガディアが持って来るのは決まってこの紫の花だった。
マトリフはこの花の名前すら知らない。花に興味なんてないからだ。薬効があるわけでもない植物を、その見た目の美しさだけで側に置きたいと思ったことはない。
なりひさ
DOODLE現パロガンマト帰り道 夏の遅い夕暮れに向かって歩いていた。マトリフの手にもガンガディアの手にも紙袋が下げされ、中には何冊もの本が入っている。
たまに重なった休日だからと一緒に出かけ、見つけた古書店で二人して大量に買い込んだ。その古書店はかなり充実しており、お互いにじっくり吟味したら欲しい本がいっぱいになってしまった。ガンガディアは図鑑を多く買ったので紙袋はずしりと重く、マトリフもつい気分が高揚して買い込み、指に食い込む紙袋の重さに後悔の念が募った。
「持とうか?」
ガンガディアの申し出に、素直に頷いて紙袋を渡す。マトリフの手は赤くなっていた。
「すまない。もっと早くに気付くべきだった」
「お前だって重いだろ」
「鍛えているから大丈夫だ。なんならあなたを背負って歩ける」
1199たまに重なった休日だからと一緒に出かけ、見つけた古書店で二人して大量に買い込んだ。その古書店はかなり充実しており、お互いにじっくり吟味したら欲しい本がいっぱいになってしまった。ガンガディアは図鑑を多く買ったので紙袋はずしりと重く、マトリフもつい気分が高揚して買い込み、指に食い込む紙袋の重さに後悔の念が募った。
「持とうか?」
ガンガディアの申し出に、素直に頷いて紙袋を渡す。マトリフの手は赤くなっていた。
「すまない。もっと早くに気付くべきだった」
「お前だって重いだろ」
「鍛えているから大丈夫だ。なんならあなたを背負って歩ける」
なりひさ
DOODLEガンマトのポメガバースポメガバース その白くてふわふわの毛並みはまるで綿毛のようだった。太陽に照らされてきらきらと輝いて見える。
「見たことのない魔物だな」
ガンガディアはその白い毛並みの生き物を見つめて呟いた。場所はマトリフの洞窟のすぐそばだ。その白い毛並みの生き物はガンガディアを見て驚き、逃げ出そうとした。
「待ちたまえ」
ガンガディアは片手でその生き物を捕まえる。四つ足だが足は短く、いくらばたつかせても逃げられはしない。ガンガディアははじめて見た生き物に目を輝かせた。
だがガンガディアが捕まえたその生き物は魔物ではなく犬だった。それもポメラニアンという犬種である。ガンガディアは犬を見るのは初めてだった。
「君を詳しく調べてみたい。もしかしたら何かの亜種だろうか」
7851「見たことのない魔物だな」
ガンガディアはその白い毛並みの生き物を見つめて呟いた。場所はマトリフの洞窟のすぐそばだ。その白い毛並みの生き物はガンガディアを見て驚き、逃げ出そうとした。
「待ちたまえ」
ガンガディアは片手でその生き物を捕まえる。四つ足だが足は短く、いくらばたつかせても逃げられはしない。ガンガディアははじめて見た生き物に目を輝かせた。
だがガンガディアが捕まえたその生き物は魔物ではなく犬だった。それもポメラニアンという犬種である。ガンガディアは犬を見るのは初めてだった。
「君を詳しく調べてみたい。もしかしたら何かの亜種だろうか」
なりひさ
DOODLEガンマトとハグハグの日「あなたを……抱きしめる?」
ガンガディアは虚をつかれたような顔をしてマトリフを見返した。マトリフは腕を組んで踏ん反り返っている。
「おう、ギュッとやれ」
「何故?」
「オレの頼みが聞けねえのか」
マトリフはガンガディアの質問には答えずに不遜な態度で言った。ガンガディアは眼鏡を指で押し上げてマトリフを見下ろす。マトリフは早くしろと言わんばかりな様子だ。
ガンガディアはハグという人間の習慣がよく理解できない。人間は身体を接触させることに意味を持たせるという。それは愛情だったり親愛だったりするが、魔族にはそんな習慣はなかった。
しかし本で読んだ知識によると、そのハグにはストレス軽減の作用もあるという。もしかしたらマトリフはストレスが溜まっており、それの対処としてハグを求めたのかもしれない。そうでなければこんな醜いトロルと抱き合いたいと思うはずがないからだ。
1772ガンガディアは虚をつかれたような顔をしてマトリフを見返した。マトリフは腕を組んで踏ん反り返っている。
「おう、ギュッとやれ」
「何故?」
「オレの頼みが聞けねえのか」
マトリフはガンガディアの質問には答えずに不遜な態度で言った。ガンガディアは眼鏡を指で押し上げてマトリフを見下ろす。マトリフは早くしろと言わんばかりな様子だ。
ガンガディアはハグという人間の習慣がよく理解できない。人間は身体を接触させることに意味を持たせるという。それは愛情だったり親愛だったりするが、魔族にはそんな習慣はなかった。
しかし本で読んだ知識によると、そのハグにはストレス軽減の作用もあるという。もしかしたらマトリフはストレスが溜まっており、それの対処としてハグを求めたのかもしれない。そうでなければこんな醜いトロルと抱き合いたいと思うはずがないからだ。