ぐぐ
masasi9991
DONEいちゃいちゃしているデググラ昔から しょんぼりと肩を落としてうなだれていても、キミの身体はとても大きい。
「ちょっとかがんでくれないか?」
「おう」
返ってきた一言も元気がない。背を屈めて、頭をうなだれ、赤いくせっ毛がそっと揺れる。それでもおれはちょっと背伸びをして、キミの頭へ手を伸ばした。
「お」
「よしよし。おれはキミが落ち込む必要はないと思うが……。ま、こんな日もある」
「……うむ!」
背は屈めたままだけど、キミの黒い目は元気に見開かれて少し上目遣いにおれを見た。
キミに見つめられながらキミの頭を撫でるのは、なんだかとてもくすぐったい気分だ。手のひらに感じるキミのくせっ毛もくすぐったい。
この場合、キミの方がくすぐったいのかもしれないが。
871「ちょっとかがんでくれないか?」
「おう」
返ってきた一言も元気がない。背を屈めて、頭をうなだれ、赤いくせっ毛がそっと揺れる。それでもおれはちょっと背伸びをして、キミの頭へ手を伸ばした。
「お」
「よしよし。おれはキミが落ち込む必要はないと思うが……。ま、こんな日もある」
「……うむ!」
背は屈めたままだけど、キミの黒い目は元気に見開かれて少し上目遣いにおれを見た。
キミに見つめられながらキミの頭を撫でるのは、なんだかとてもくすぐったい気分だ。手のひらに感じるキミのくせっ毛もくすぐったい。
この場合、キミの方がくすぐったいのかもしれないが。
masasi9991
DONEデググラの日常ごほうび「よーしよし。今日はお疲れさまだ!」
夕暮れの平原の一角に時間通り集まった弟子たちに、キミは予め用意しておいたアップルジュースのビンを一人一本ずつ手渡していた。昼にマーケットで買っておいたものだから冷えてはいないけど、涼しくなってきたこの季節にはその方がいいだろう。今日の採掘は試験も兼ねていた分、頑張った弟子たちへのキミからのご褒美というわけだ。
マーケットからの帰り道では何本ものビンを抱えてカチャカチャ鳴らしながら運んでいて、うっかり割っちゃったりしないだろうかと心配だったけど、渡し終わってみればちゃんと全員分無事だった。むしろ予備で買った分が一本残っている。
キミはうっかりも多いけど、いつもこんなふうに弟子たちへの気遣いもとても優しくて、おれはただただ羨ましい。
1615夕暮れの平原の一角に時間通り集まった弟子たちに、キミは予め用意しておいたアップルジュースのビンを一人一本ずつ手渡していた。昼にマーケットで買っておいたものだから冷えてはいないけど、涼しくなってきたこの季節にはその方がいいだろう。今日の採掘は試験も兼ねていた分、頑張った弟子たちへのキミからのご褒美というわけだ。
マーケットからの帰り道では何本ものビンを抱えてカチャカチャ鳴らしながら運んでいて、うっかり割っちゃったりしないだろうかと心配だったけど、渡し終わってみればちゃんと全員分無事だった。むしろ予備で買った分が一本残っている。
キミはうっかりも多いけど、いつもこんなふうに弟子たちへの気遣いもとても優しくて、おれはただただ羨ましい。
futomomo13
TRAINING吉菊SS/ワンライ(ではない)/お題『よしかわの着物の袂にお菓子やらなんやら詰め込んでご機嫌のきくち』ワンライのはずが合計4時間かかったぜ!!!!
なんかこうすぐにググるのは違うんだよなって思う時あるじゃない?って類の話です、たぶん。
せっかくだから小説機能使ってみます。
6月にいただいたお題でした(遅くなってすみません)、ありがとうございました!
2022.10.20(4時間13分)
秘密主義領域 ペンを取ろうと着物の袂に手を入れたらカサッと何かが指に当たる音がする。吉川は掌に十分収まるこぶりなそれを握ってから指先でペンを探しあて、それらを同時に取り出した。ベンチに腰掛けノートにペンを走らせながら袂から出てきた饅頭を齧る。書くのに夢中になっているうちに饅頭は腹の中に消えていた。
「食べてしまった……」
包み紙を小さく畳んで袂に仕舞う。ついでに中を探ってみるも、何も無い。実はこの饅頭は数時間前に菊池から貰ったもので、もしやもう一個入ってはいまいかという僅かな期待は外れたのだった。
近頃、菊池が吉川の袂に物を入れることが日常化していた。菓子だの香だの本だの時にはここに書くのは憚れるような物を入れられることもあった。以前から何かと物を与える気質の菊池ではある。しかし此度はあげるとも言わず会話のすきにスッと入れてくるのがおかしなところで、最近は慣れてきたのか吉川の気づかぬうちやられていることもしばしば。その度に吉川はまるでスリにあったかのような、それでいてなんだか嬉しいという不思議な心地になった。
2905「食べてしまった……」
包み紙を小さく畳んで袂に仕舞う。ついでに中を探ってみるも、何も無い。実はこの饅頭は数時間前に菊池から貰ったもので、もしやもう一個入ってはいまいかという僅かな期待は外れたのだった。
近頃、菊池が吉川の袂に物を入れることが日常化していた。菓子だの香だの本だの時にはここに書くのは憚れるような物を入れられることもあった。以前から何かと物を与える気質の菊池ではある。しかし此度はあげるとも言わず会話のすきにスッと入れてくるのがおかしなところで、最近は慣れてきたのか吉川の気づかぬうちやられていることもしばしば。その度に吉川はまるでスリにあったかのような、それでいてなんだか嬉しいという不思議な心地になった。
tsx94
DOODLEロくんがヴェドゴニャだったら、という説がすごく…良い…となったのでその辺の事をワヤワヤ…ヴェドゴニャ今初耳の方はとりあえずぐぐってからお願いします…そしてこの前提なので一時的な死ネタを含みます…(ふせったに書いたやつ自分メモ用にポイ) 1719masasi9991
DONEデグダスを吸うグランツのデググラ補給 ソファの上にグランツがうつ伏せに倒れている!
こんなとき、引っ越しのときにグランツが言った通りに大きめのソファを買っておいてよかったと思う。おれも一緒に横に座ると、まさにぴったりサイズとなるのだ。
とはいえそれは並んで座ったらの話であって、グランツがうつ伏せに倒れているとなると話は別だ。
「グランツ、ただいま」
「ん、おかえり」
ソファに倒れたグランツはお返事の声までまさにぐったりとしており、だんだんそこからずり落ちていくのだった。
おれが隣にお邪魔すると少し顔を上げておれを見つめる。なんともせつなそうな顔だ。そしてやはりそのままずりずりと床に落っこちてしまいそうになるので、両手で支えてソファの上に引っ張り上げた。
833こんなとき、引っ越しのときにグランツが言った通りに大きめのソファを買っておいてよかったと思う。おれも一緒に横に座ると、まさにぴったりサイズとなるのだ。
とはいえそれは並んで座ったらの話であって、グランツがうつ伏せに倒れているとなると話は別だ。
「グランツ、ただいま」
「ん、おかえり」
ソファに倒れたグランツはお返事の声までまさにぐったりとしており、だんだんそこからずり落ちていくのだった。
おれが隣にお邪魔すると少し顔を上げておれを見つめる。なんともせつなそうな顔だ。そしてやはりそのままずりずりと床に落っこちてしまいそうになるので、両手で支えてソファの上に引っ張り上げた。
masasi9991
DONEおやすみ前のデググラ短い赤毛に「だんだん、寒くなってきたなぁ」
なんて言いながら、風呂上がりの火照った身体をぶるり、とキミは揺らした。それから大きな口を大きく開いて大あくび。
「今日はもう寝ようか」
「うむ。こんな日は風邪をひかないようにあったかくしてゆっくり寝ないとな」
ベッドの上に腰を下ろして、もう一度キミは大あくびをした。もう目は半分閉じて、眠たそうにしている。でも、おれが来るのを待ってくれているらしい。
おれもしっかり髪を乾かしてから、ベッドの君の隣に腰掛けた。
「むにゃ」
座って腕を組んだまま寝ようというキミの背中側からそっと手を回し、後ろ髪に指を触れた。
まだ少し濡れて、ひんやりと冷たい。いつも元気に跳ね回ってるキミのくせっ毛も、風呂の後には少しおとなしい。
1096なんて言いながら、風呂上がりの火照った身体をぶるり、とキミは揺らした。それから大きな口を大きく開いて大あくび。
「今日はもう寝ようか」
「うむ。こんな日は風邪をひかないようにあったかくしてゆっくり寝ないとな」
ベッドの上に腰を下ろして、もう一度キミは大あくびをした。もう目は半分閉じて、眠たそうにしている。でも、おれが来るのを待ってくれているらしい。
おれもしっかり髪を乾かしてから、ベッドの君の隣に腰掛けた。
「むにゃ」
座って腕を組んだまま寝ようというキミの背中側からそっと手を回し、後ろ髪に指を触れた。
まだ少し濡れて、ひんやりと冷たい。いつも元気に跳ね回ってるキミのくせっ毛も、風呂の後には少しおとなしい。
ふじさわ
DOODLEシスター🍺さんイロモノ女装です。苦手な方はご注意ください。正統派がアンケ勝ちそうだったので🍣さんとはそっちで描こう!ってことで、エロシスター 衣装 等でググって参考にしたマイルドな方とヤベー方 3
masasi9991
DONEいちゃいちゃしているデググラのどにやさしい まったくどこにも悪いところなんてないんだが、キミからベッドに押し込められた。
これが色っぽい意味なら大歓迎だ。いくらでも押し倒されたい。キミになら何をされたっていい。いや、それがそんな意味じゃなくても、キミにだったら本当に何をされたって構わない。
じゃあ今ベッドに押し込められたのも別にいいじゃないか。うん、それ自体は全く嫌じゃない。嬉しくなってるところもある。
朝起きて、少し話をして、着替えもしないままベッドに戻された。
一日安静だ! とキミは宣言して、ドタドタと家の中を動き回っている。
キミに心配されるのは嬉しい。しかし、悪いところもないのに寝ていろと言われても困ってしまう。
「だ、大丈夫だって。病気ってわけじゃないんだ。……ケホッ」
1592これが色っぽい意味なら大歓迎だ。いくらでも押し倒されたい。キミになら何をされたっていい。いや、それがそんな意味じゃなくても、キミにだったら本当に何をされたって構わない。
じゃあ今ベッドに押し込められたのも別にいいじゃないか。うん、それ自体は全く嫌じゃない。嬉しくなってるところもある。
朝起きて、少し話をして、着替えもしないままベッドに戻された。
一日安静だ! とキミは宣言して、ドタドタと家の中を動き回っている。
キミに心配されるのは嬉しい。しかし、悪いところもないのに寝ていろと言われても困ってしまう。
「だ、大丈夫だって。病気ってわけじゃないんだ。……ケホッ」
guunone
DOODLEスパダウ。ショタおに健康に良い!3のみプレイ中の無印と2未プレイのできる限り
ググって実況(闇ガチャ)みて描いた絵なのでそういうの大丈夫な人向け…。
ショタおに性癖だからどうしても描きたかった…🫠
話し方とか憧れの人の真似してるすぱいきーほんとうにかわいい…。 2
yoji_iShiMoto
DONE害悪ホステスさにゃアンドなこVS客のわたくし※かなこがグーグル福岡弁(ぐぐって適当に出てきた翻訳機で訳した福岡弁)なのでネイティブな人は見ない方がいいです
※自分もめったにやるシチュじゃないですがうっすらこちら(描いた人間とします)に意識が向いているふうなので、モブが完全に無理な人は見ない方がいいです
台詞はもっと最初はやばかったのですが表に出すに当たって無難なものにしています
masasi9991
DONE寝袋の中でいちゃいちゃしているデググラ起きたあとは「あっはははは、ははっ、……っはあ。ふふふ……」
「落ち着いたか?」
「んふっ、あぁ。あはは」
「よしよし」
寝袋の中のおれの腕の中で頷いたグランツをさらに撫でる。グランツの頭はあたかかく、寝癖の髪も指にふわふわと絡んで気持ちがよく、不思議なことだがおれの手にぴったりくっついてくる。本当はおれがおれが手を離せないだけなのだが。
でもいいじゃないか、野宿の朝のテントの中の二人用の寝袋の中はふたりっきりだ。まぶしい日の出と一緒に置きたからにはこうして少しのんびりする時間もある。
「キミのおかげですっかり目が覚めた」
「実はおれもだ! おれもおれのおかげで目が……あれ?」
「もしかしておれのおかげかな?」
「おお、そうだった! おまえのとびっきりの笑い声でおれもすっかりすっきり目覚めたんだ」
1186「落ち着いたか?」
「んふっ、あぁ。あはは」
「よしよし」
寝袋の中のおれの腕の中で頷いたグランツをさらに撫でる。グランツの頭はあたかかく、寝癖の髪も指にふわふわと絡んで気持ちがよく、不思議なことだがおれの手にぴったりくっついてくる。本当はおれがおれが手を離せないだけなのだが。
でもいいじゃないか、野宿の朝のテントの中の二人用の寝袋の中はふたりっきりだ。まぶしい日の出と一緒に置きたからにはこうして少しのんびりする時間もある。
「キミのおかげですっかり目が覚めた」
「実はおれもだ! おれもおれのおかげで目が……あれ?」
「もしかしておれのおかげかな?」
「おお、そうだった! おまえのとびっきりの笑い声でおれもすっかりすっきり目覚めたんだ」
masasi9991
DONE朝からいちゃいちゃしているデググラいい起こし方 ここはどこかな? ぱちっと目が覚めて、一番最初に考えることはそれだ。いつもと違うところだ、ここは。
少々狭くて大いに眩しい。狭いのはまったくおれのせいだ。二人用の寝袋にきゅっと詰まって眠っている。しかし狭いのは悪いことばかりではない。なにしろとっても温かい。いつものベッドの上よりも、ぎゅっとグランツにくっつける。ころんと転がって離れてしまうこともない。いつでもぴったりなのだ。
そして朝は天幕越しに、とても眩しい朝日で目覚めるのだ。
ということはここは山の中のテントの中の寝袋の中だ。そして朝だ。
「グランツ、朝だぞ」
寝袋の中でくっついて、背中に回した腕で腰のあたりをちょんちょんする。……べつに腰を触りたかったわけではないぞ。ただ純粋にグランツをちょんちょんしたかっただけなんだ。
1141少々狭くて大いに眩しい。狭いのはまったくおれのせいだ。二人用の寝袋にきゅっと詰まって眠っている。しかし狭いのは悪いことばかりではない。なにしろとっても温かい。いつものベッドの上よりも、ぎゅっとグランツにくっつける。ころんと転がって離れてしまうこともない。いつでもぴったりなのだ。
そして朝は天幕越しに、とても眩しい朝日で目覚めるのだ。
ということはここは山の中のテントの中の寝袋の中だ。そして朝だ。
「グランツ、朝だぞ」
寝袋の中でくっついて、背中に回した腕で腰のあたりをちょんちょんする。……べつに腰を触りたかったわけではないぞ。ただ純粋にグランツをちょんちょんしたかっただけなんだ。
akinokosame
DONE一之瀬銀河×朝日奈唯前提のオールキャラわちゃ。ただマエ展示した銀唯「ob-la-di ob-la-da」の後日談(お読みになってないと意味不明かも)。
たびログ参加の小話です。
新婚銀唯夫婦が、その後どう秘密のハッピーライフするかを書きたかったのですが、どちらかというと仲良し銀唯にふりまわされるオケメンがメインの話になってしまいました(ヘキなので…)。個人的には、唯ちゃんが銀河くんと結ばれる場合が、スタオケの雰囲気がなんだかんだ一番変わらないんじゃないかなと思っています。なお、オールキャラと書きつつ、篠森先生は出てません(すみません、篠森先生が来るとガチモメ案件なので…(汗))
他の自推しの前で、銀唯がいちゃついたり、それにふりまわされたりしているのが苦手な方はご注意ください。
(スタインベックは読んだことないです、銀河くんに賢そうにしてほしかったのでググりました)
(あと、ついつい成宮が多めで申し訳ないです…)
旅は結婚のようなもの(ob-la-di ob-la-da後日談) 朝日奈と銀河の電撃結婚もとい『婚約』事件から数週間が経過した、ある日曜の朝。
スターライトオーケストラは前日も遅くまでコンサートがあったが、次の金曜にべつの新曲を披露する路上ライブがひかえており、朝も早くから合同練習を予定していた。
それでも疲れを隠せないオーケストラメンバーが、三々五々と食堂へ下りてきたのは9時手前。朝食の支度はすっかりできているようなのに、肝心の、それを作っていたらしく男の姿が見当たらず、集まったメンバーは顔を見合わせた。この場に来ていないのは、成宮、竜崎、朝日奈、そして一ノ瀬ぐらいだ。
「どうする、先に食べちゃう?」
空腹に耐えかねたようにおなかをおさえながら、榛名がつぶやく。
4424スターライトオーケストラは前日も遅くまでコンサートがあったが、次の金曜にべつの新曲を披露する路上ライブがひかえており、朝も早くから合同練習を予定していた。
それでも疲れを隠せないオーケストラメンバーが、三々五々と食堂へ下りてきたのは9時手前。朝食の支度はすっかりできているようなのに、肝心の、それを作っていたらしく男の姿が見当たらず、集まったメンバーは顔を見合わせた。この場に来ていないのは、成宮、竜崎、朝日奈、そして一ノ瀬ぐらいだ。
「どうする、先に食べちゃう?」
空腹に耐えかねたようにおなかをおさえながら、榛名がつぶやく。
masasi9991
DONEデググラのファーストキスですキミとの最初の 疲れてしまって眠れない。まだ身体はじんわり熱いし、鼓動も落ち着いてくれない。こんな夜はキミをしばらく見つめ続けてることにする。
ブランケットに潜り込むなりすぐに目を閉じて、大きな鼻をぴくぴくさせながら深い呼吸を繰り返す。そんなキミの肩と胸が呼吸のたびにゆっくり動いて、二人で潜り込んだブランケットもゆっくりそっと波打つように揺れている。いつも、それに気付くたびにくすぐったい気持ちになって――本当に、揺れるブランケットの柔らかさにくすぐられているせいかもしれないが、こんななんてことないことで思わず吹き出してしまう。
「ふふっ」
「ンぉ?」
「あ……起こしてしまったか?」
パチパチ、とキミは力強く瞬きをする。既に浸っていた眠気を覚まそうとしているのか。実に申し訳ないことをした。
1986ブランケットに潜り込むなりすぐに目を閉じて、大きな鼻をぴくぴくさせながら深い呼吸を繰り返す。そんなキミの肩と胸が呼吸のたびにゆっくり動いて、二人で潜り込んだブランケットもゆっくりそっと波打つように揺れている。いつも、それに気付くたびにくすぐったい気持ちになって――本当に、揺れるブランケットの柔らかさにくすぐられているせいかもしれないが、こんななんてことないことで思わず吹き出してしまう。
「ふふっ」
「ンぉ?」
「あ……起こしてしまったか?」
パチパチ、とキミは力強く瞬きをする。既に浸っていた眠気を覚まそうとしているのか。実に申し訳ないことをした。
masasi9991
DONEお買い物に行くデググラチョコ禁止 買い出しにマーケットへ向かっている最中から明らかにしょぼんとして落ち込んでいる。大きな背中が縮こまって。隣を歩くおれとしては、夕方になっても眩しい夏の日差しを頼もしく遮ってくれるキミの影が小さくなってしまっているのは実に残念だ。
でも男らしい太い眉をしょんぼりと下げているキミの姿はとてもかわいい。
「さっき出かけるときに何か問題でも起こったのか?」
「ううむ……ロッタナに怒られてしまった。今日の晩ごはんはチョコレートは禁止だと」
「晩ごはんにチョコレート? あはははっ、それは確かに、ちょっと難しい問題だな? おれもロッタナに賛成だ」
「ムム。いや違う間違えた! 禁止されたのは明日のおやつのことだ! 今日の採掘のおやつにチョコレートを持たせていたら、おやつの時間にはすっかり解けてしまっていたらしくてな」
1036でも男らしい太い眉をしょんぼりと下げているキミの姿はとてもかわいい。
「さっき出かけるときに何か問題でも起こったのか?」
「ううむ……ロッタナに怒られてしまった。今日の晩ごはんはチョコレートは禁止だと」
「晩ごはんにチョコレート? あはははっ、それは確かに、ちょっと難しい問題だな? おれもロッタナに賛成だ」
「ムム。いや違う間違えた! 禁止されたのは明日のおやつのことだ! 今日の採掘のおやつにチョコレートを持たせていたら、おやつの時間にはすっかり解けてしまっていたらしくてな」
akvobirdoj1142
DOODLEドクターの好きなとこ24:発狂の仕方!!!!SAN値高いのでそうそう発狂しないドクター、でもみんな好きでしょ!!ドクターの失神の擬音が「きゅう」なの好きでしょ!!!知ってる、チャット欄見てわかってる、失神するとそうコメを打つ人が複数いることを観測しています
と言いつつも私が一番忘れられない発狂内容は幻肢痛なんですけど
怪我の後は発狂せずとも幻肢痛あったんじゃなかろうかと考えると何重にもうぐぐ
masasi9991
DONEご飯を食べているデググラ少食かもしれない いつも、ご飯のときはお喋りだ。もちろんご飯のとき以外もグランツはとってもお喋りだ。それによく笑う。しかしやはり採掘師にとって食事は全ての基本、だからこそご飯のときはいつもよりも楽しくお喋りになるものなのだ。
「デグダス、こいつも美味かったぜ」
「ム? ……ごくん。どれだどれだ?」
「ふっふっふ。これだ。……熱っ」
と笑いつつ、グランツは大皿に積まれたチキンを一切れ口に入れた。菜っぱのサラダの上に、ソースで照り焼きにされたチキンがこんもりと積み上がっている。出来たてでまだソースはじゅうじゅうと音を立ててさえいる。音と匂いと焦げ目の色がいかにもうまそうだ。
「んふっ、ふふ、さっきのキミの顔」
熱いと言いつつニコニコ笑って、熱い肉を口の中でハフハフとしつつ、それでもまだお喋りが止まらない。
1080「デグダス、こいつも美味かったぜ」
「ム? ……ごくん。どれだどれだ?」
「ふっふっふ。これだ。……熱っ」
と笑いつつ、グランツは大皿に積まれたチキンを一切れ口に入れた。菜っぱのサラダの上に、ソースで照り焼きにされたチキンがこんもりと積み上がっている。出来たてでまだソースはじゅうじゅうと音を立ててさえいる。音と匂いと焦げ目の色がいかにもうまそうだ。
「んふっ、ふふ、さっきのキミの顔」
熱いと言いつつニコニコ笑って、熱い肉を口の中でハフハフとしつつ、それでもまだお喋りが止まらない。
shiroyagiyuu
MOURNING暑さのためか唐突に「レースクイーンを描きなさい」って電波が飛んできて、ハイグレ()なら蘭花さんかな…と思ってググってみたら最近のレースクイーンって可愛い感じなのですね!ミルフィーの方が似合いそう。でも可愛く描けなかったのでこの絵は供養jay
DOODLE試行錯誤ラフ無理にかつての雰囲気にするより、今のタッチに寄せてしまおうか的な試作。
まぐぐの仮面の解釈がよくわからんのだけど、顔面バックリ割れてるように見えるんだ。
小さいままのニィくんをなんとも言えない目で見てそう。 3
guunone
PROGRESSククマレの本の進捗です。セクシーそうなのこの2枚だけ!そーせーじの存在知ってからどうしても描きたかったん…
マーさん天然だから…名前に触れず絶対食レポすると思う…。
くくいそーせーじのデカいやつまじデカいからググってみてほしい🌭
あと博士の腹筋チェックを欠かさないマーさんは居るよ…たぶん…🌿 2
masasi9991
DONEハグの日のデググラハグの日「デグダス!」
目があった途端、グランツは一気に笑顔になった。こんなに遠くてもよくわかる。おーいおーいと大きな声で手を振ってこっちへ走ってくる。
「グランツ! 久しぶりだなあ」
「あっはっはっはっは! 今朝の『行ってきます』から、かなり久しぶりだな?」
「うん、そうだ。おまえと別々に採掘へ向かう日は、一律千円の思いだ。……噛んだだけだぞ、今のは」
「あははは、そんなこと言われたら照れるじゃないか」
グランツは相変わらずニコニコで、そのままスキップを始めそうな足取りで帰り道を歩き出した。
と、思いきや急に立ち止まってクルッと回りこちらを見る。
「そっか、久しぶりか。じゃあこれをしないとな」
「お」
おれの前でグランツが両手を大きく広げた。
616目があった途端、グランツは一気に笑顔になった。こんなに遠くてもよくわかる。おーいおーいと大きな声で手を振ってこっちへ走ってくる。
「グランツ! 久しぶりだなあ」
「あっはっはっはっは! 今朝の『行ってきます』から、かなり久しぶりだな?」
「うん、そうだ。おまえと別々に採掘へ向かう日は、一律千円の思いだ。……噛んだだけだぞ、今のは」
「あははは、そんなこと言われたら照れるじゃないか」
グランツは相変わらずニコニコで、そのままスキップを始めそうな足取りで帰り道を歩き出した。
と、思いきや急に立ち止まってクルッと回りこちらを見る。
「そっか、久しぶりか。じゃあこれをしないとな」
「お」
おれの前でグランツが両手を大きく広げた。
fuji
DOODLEグランエッジャが暑くなる話最終回しゅうびちゃんがあのスケ服着たらググったら出てくるあの画像みたいに乳首まで丸見えになっちゃうのー?やだ見たい…でもあの前に垂れてる髪の毛邪魔ね…
と思ったとこから浮かんだお話でした!
これカイシュウで描いてたら、涼しい部屋着をゲットしたってニコニコなしゅうびに「10年前みたいにポニテにしないのか?」って聞く無敵将軍、てだけの内容で一枚で終わる
あね犬ane_ken
DOODLE初描きうろ覚え千空ちゃん(こんなんでええんか…)今苗字を知った!!ググッた←
アイビスにはグラデトーンが無かった(見つけられねぇ)から手動でやってみたわよぉぉ
「100億%ありえないくらい似てねえな」
#Dr.STONE #石神千空
masasi9991
DONEかき氷を食べているデググラかき氷の予防「いただきます!」
と、キミは当然かき氷の前で礼儀正しく手を合わせた。小さなお辞儀も。山のように積み上げられたかき氷にキミの額がぶつかりそうで少しヒヤヒヤする。涼しそうだ、という意味でも。
「どうしたグランツ。うらやましいのか? やっぱりこう暑い日は、かき氷だものな!」
「ああ、そうだな」
氷と同様に輝く銀のスプーンをかかげ、キミは満面の笑みだ。
「おまえもかき氷を注文すればよかったのに」
「でもよく冷えた麦ジュースの誘惑に勝てなかった」
「うーん、確かにな。それも確かに、魅力的だった。でもかき氷もいいだろう? うらやましいだろう? そんなに見つめてくるぐらいだ」
「バレてるか」
「そりゃそうだ! おまえの熱い視線で溶けてしまいそうだぞ」
1282と、キミは当然かき氷の前で礼儀正しく手を合わせた。小さなお辞儀も。山のように積み上げられたかき氷にキミの額がぶつかりそうで少しヒヤヒヤする。涼しそうだ、という意味でも。
「どうしたグランツ。うらやましいのか? やっぱりこう暑い日は、かき氷だものな!」
「ああ、そうだな」
氷と同様に輝く銀のスプーンをかかげ、キミは満面の笑みだ。
「おまえもかき氷を注文すればよかったのに」
「でもよく冷えた麦ジュースの誘惑に勝てなかった」
「うーん、確かにな。それも確かに、魅力的だった。でもかき氷もいいだろう? うらやましいだろう? そんなに見つめてくるぐらいだ」
「バレてるか」
「そりゃそうだ! おまえの熱い視線で溶けてしまいそうだぞ」
masasi9991
DONEおやすみ前にいちゃいちゃしているデググラ堪能 キミが呼吸をするたびに、胸の筋肉が膨らんで上下に動く。それを見ているだけで癒やされる。永遠にこうして見つめていたいが、もちろんそんなわけにもいかない。明日も早いから、もう寝る時間だ。……でも、夜は長いし。キミに話したいことも沢山ある。
「ふっ」
「むむっ?」
話したいこと、何だったっけ? キミの身体を見つめてるうちに忘れてしまった。たったそれだけで一人で吹き出す。するとおれの息がキミをくすぐってしまったのか、今度はキミの胸はぷるぷると小さく揺れた。
「ごめんな、くすぐったかったか?」
「むっふっふっふっふ。この程度どうということはない! 笑うのはいいことだからな。おまえが笑っているとおれもうれしい。む、ふはは」
966「ふっ」
「むむっ?」
話したいこと、何だったっけ? キミの身体を見つめてるうちに忘れてしまった。たったそれだけで一人で吹き出す。するとおれの息がキミをくすぐってしまったのか、今度はキミの胸はぷるぷると小さく揺れた。
「ごめんな、くすぐったかったか?」
「むっふっふっふっふ。この程度どうということはない! 笑うのはいいことだからな。おまえが笑っているとおれもうれしい。む、ふはは」
ぽへ(pohem
DONE近ごろ流行りの映えポーズってどんなのがあるんだろ、とググって見つけたポーズをキャラクターにやってもらいました★ユフィ&ティファ、レノティ:『レモン少年のポーズ』
ラグナ×キスティス:『半分ハートのポーズ』(両手を頬に当てたポーズは『ラダハート』というそうです)
エアリス+ティファ:『グッバイ宣言のポーズ』
もっとたくさん描いてたと思ったら意外に少ない&肝心のヴィンティのがなかった…🤣 4
CORO☆NANA
REHABILITsukiFashion!-1Tsuki Projectのロゴを思い出したので、服の柄にして牙王とバルトに着せてみた(((((
ロゴに含まれる文字は深く考えてはいけない(戒め)
サドチルのストーリーにはたぶんそんなに関わらない…と思う。
(ちなみにTsukiProjectについて調べたい人はググってみてください。海外の界隈の話なのでそこは注意してください。) 2
masasi9991
DONEお風呂上がりのデググラお風呂の後 デグダスは世話を焼くのがとても好きだ。そしておれは身の回りのことは少しだらしない。だから一緒にいると、際限なく甘えてしまう。
風呂から上がるとキミはおれの髪まで拭いて乾かしてくれる。その間、キミは自分のことは最低限しかせずに髪もほとんど塗れたままだ。いつも自分のことより他人のお世話を優先してしまう。
「悪いな、デグダス。あとでキミの髪を乾かすのを手伝うから」
「おれの髪なんかすぐに乾いてしまうから大丈夫だ! 特にこんな暑い夜はな」
「でもそのままだとキミはなんだか塗れた子犬みたいだからさ」
「わ、ワンワン? そうかな?」
言われてその気になってしまったのか、キミは首を左右に何回か振った。しゅぱぱぱ……と本当にシャワーの後の子犬みたいに水を跳ねさせる。しかし子犬、と言っても大型犬のでっかい子犬だ。
974風呂から上がるとキミはおれの髪まで拭いて乾かしてくれる。その間、キミは自分のことは最低限しかせずに髪もほとんど塗れたままだ。いつも自分のことより他人のお世話を優先してしまう。
「悪いな、デグダス。あとでキミの髪を乾かすのを手伝うから」
「おれの髪なんかすぐに乾いてしまうから大丈夫だ! 特にこんな暑い夜はな」
「でもそのままだとキミはなんだか塗れた子犬みたいだからさ」
「わ、ワンワン? そうかな?」
言われてその気になってしまったのか、キミは首を左右に何回か振った。しゅぱぱぱ……と本当にシャワーの後の子犬みたいに水を跳ねさせる。しかし子犬、と言っても大型犬のでっかい子犬だ。
masasi9991
DONE海に行く準備をしているデググラ夏の準備 おれは日焼けなんかちっとも気にしないんだが、グランツがどうしてもと言うので。健康のことを考えると気を使った方がいい――なんて真剣に心配してくれているとなると、大変うれしくもあり逆らうわけにはいかない。
その上こうも楽しそうな笑顔を見せられるとなると。
「うっふふふ……ふふふん」
「くすぐったいか? でも隅々まで塗らないといけないからな」
ニコニコ顔のグランツが、おれを上目遣いで見上げている。白いトロトロの日焼け止めをおれの胸に塗りたくりながら、なんだが、そのために顔をそこまで近づける必要はないんじゃないか。しかしとても楽しそうで悪くはない。むしろとてもいい。
人肌に温まったぬるぬるとケラケラ笑うグランツの息が胸の上で合わさってとても……。思わずブルッと。
1118その上こうも楽しそうな笑顔を見せられるとなると。
「うっふふふ……ふふふん」
「くすぐったいか? でも隅々まで塗らないといけないからな」
ニコニコ顔のグランツが、おれを上目遣いで見上げている。白いトロトロの日焼け止めをおれの胸に塗りたくりながら、なんだが、そのために顔をそこまで近づける必要はないんじゃないか。しかしとても楽しそうで悪くはない。むしろとてもいい。
人肌に温まったぬるぬるとケラケラ笑うグランツの息が胸の上で合わさってとても……。思わずブルッと。
masasi9991
DONEいちゃいちゃしてるだけのデググラちくちく 目を開くと、すぐそこにキミがいる。朝か。ベッドの中は、二人の体温であたたかい。それに鼻と鼻がぶつかりそうなくらい近くにいるキミの温度も、肌に伝わってくる。
いつの間にかキミも目を開いて、じっとおれのことを見ていた。カーテン越しに差し込む明るい朝日が瞳に映り込んで、キラキラしている。
「じっと見つめられると照れるなぁ」
「キミの顔はいくら見ても素敵で飽きないんだ」
「それほどでも、あるかな?」
寝起きでほんの少しだけぼんやりした声で、お互いケラケラ笑っている。もしかして二人同時に目が覚めたんだろうか? なんだかそれも素敵だ。
「例えば、こことか」
「お?」
手を伸ばして、キミの頬を触る。昨日の夜のように両手で触りたいけど、枕が邪魔で触れない。もちろん片手だけでも、こうやって撫でていられるなら充分に幸せだ。
618いつの間にかキミも目を開いて、じっとおれのことを見ていた。カーテン越しに差し込む明るい朝日が瞳に映り込んで、キラキラしている。
「じっと見つめられると照れるなぁ」
「キミの顔はいくら見ても素敵で飽きないんだ」
「それほどでも、あるかな?」
寝起きでほんの少しだけぼんやりした声で、お互いケラケラ笑っている。もしかして二人同時に目が覚めたんだろうか? なんだかそれも素敵だ。
「例えば、こことか」
「お?」
手を伸ばして、キミの頬を触る。昨日の夜のように両手で触りたいけど、枕が邪魔で触れない。もちろん片手だけでも、こうやって撫でていられるなら充分に幸せだ。