ぐぐ
masasi9991
DONEメイドの日じゃないデググラメイドじゃない日 我ながら、別に全く似合っていないと思う。鏡の前でポーズを取ろうとしたけど、ポーズを取りきる前に思わず一人で吹き出してしまった。
「ぷふっ」
どうにかこらえて、小声で。もうすぐデグダスが帰ってくる頃だから。あまり似合ってはいないけど、びっくりさせることはできそうだ。笑ってくれるかな?
「ただいま!」
ちょうど元気のいい声が玄関から聞こえてきて、おれは慌ててそっちへ向かった。
「デグダス、おかえり」
いや、この格好で言うならそれじゃないな。こういう場合は、と考えてやっぱり一人で照れる。が、それどころじゃない。着慣れない服で慌てて階段を降りると、足がもつれそうになる。
このひらひらと長いスカートは、走り回るのにはあまり向いてないんじゃないか? 足に絡まって動きにくいし、その割にはまるで下半身に何も履いていないみたいでスースーするし! さらに裾で揺れるフリルのせいで足元も見えない。
1356「ぷふっ」
どうにかこらえて、小声で。もうすぐデグダスが帰ってくる頃だから。あまり似合ってはいないけど、びっくりさせることはできそうだ。笑ってくれるかな?
「ただいま!」
ちょうど元気のいい声が玄関から聞こえてきて、おれは慌ててそっちへ向かった。
「デグダス、おかえり」
いや、この格好で言うならそれじゃないな。こういう場合は、と考えてやっぱり一人で照れる。が、それどころじゃない。着慣れない服で慌てて階段を降りると、足がもつれそうになる。
このひらひらと長いスカートは、走り回るのにはあまり向いてないんじゃないか? 足に絡まって動きにくいし、その割にはまるで下半身に何も履いていないみたいでスースーするし! さらに裾で揺れるフリルのせいで足元も見えない。
masasi9991
DONEお昼寝をするデググラとろける「暑くないか? 硬いし寝づらいんじゃないか?」
「おれは暑いのは結構好きなんだ」
「そうなのか?」
「ああ」
おれの膝の上で、グランツが頷いた。うつ伏せで顎を太ももに乗せているグランツの肌はあたたかくて、おれはさらにもっと体温が高い。くっついているとどんどん熱くなってくる。ちょっと汗が。触れ合ってる部分がしっとりしてきた。これはおれの汗なのか、グランツの汗なのか?
グランツのほっぺがおれの太ももにすりすりムニムニと押しつけられた。
「気持ちいい」
「ううん、そうか。おまえが大丈夫だと言うのなら……ふあぁ」
「ふわぁあ。……あははっ、あくびがうつってしまったな」
寝転がってるグランツはともかく、座っているおれの方が先にあくびをしてしまったというのはどういうわけか? 膝の上にグランツのあたたかみを感じているのがこれほどまでに眠気を誘うとは……。
1022「おれは暑いのは結構好きなんだ」
「そうなのか?」
「ああ」
おれの膝の上で、グランツが頷いた。うつ伏せで顎を太ももに乗せているグランツの肌はあたたかくて、おれはさらにもっと体温が高い。くっついているとどんどん熱くなってくる。ちょっと汗が。触れ合ってる部分がしっとりしてきた。これはおれの汗なのか、グランツの汗なのか?
グランツのほっぺがおれの太ももにすりすりムニムニと押しつけられた。
「気持ちいい」
「ううん、そうか。おまえが大丈夫だと言うのなら……ふあぁ」
「ふわぁあ。……あははっ、あくびがうつってしまったな」
寝転がってるグランツはともかく、座っているおれの方が先にあくびをしてしまったというのはどういうわけか? 膝の上にグランツのあたたかみを感じているのがこれほどまでに眠気を誘うとは……。
masasi9991
DONE手を繋ぐデググラ手のひらの感触 不意にランプの火が消えた。途端にあたりは真っ暗になる。あいにく今日は月や星もない夜だ。夜目が利く採掘師にとっては、まったく何も見えないという程でもないが――。
「うーんどうしようか……一度、キャンプに燃料を取りに戻るか」
「頼んでもいいか?」
「もちろんだとも」
燃料切れになったランプの中を覗き込んでいたデグダスが、闇の中で力強くうなずいた。
こんなタイミングで燃料切れとは、準備不足だな。キャンプに置いてきた大荷物には追加の燃料を入れてきてはいるが、うかつだった。
「あれ? ということは、グランツはここに残るのか?」
「キミの方が夜目が効くし、足手まといになっちゃ悪いからさ」
「そんなことあるものか」
すっとこちらに差し出されたキミの手。黒っぽい茶色の手袋をしているが、不思議とその輪郭は暗い中でもよく見える。いや、おれがその手のことを見つめすぎているせいか。
993「うーんどうしようか……一度、キャンプに燃料を取りに戻るか」
「頼んでもいいか?」
「もちろんだとも」
燃料切れになったランプの中を覗き込んでいたデグダスが、闇の中で力強くうなずいた。
こんなタイミングで燃料切れとは、準備不足だな。キャンプに置いてきた大荷物には追加の燃料を入れてきてはいるが、うかつだった。
「あれ? ということは、グランツはここに残るのか?」
「キミの方が夜目が効くし、足手まといになっちゃ悪いからさ」
「そんなことあるものか」
すっとこちらに差し出されたキミの手。黒っぽい茶色の手袋をしているが、不思議とその輪郭は暗い中でもよく見える。いや、おれがその手のことを見つめすぎているせいか。
masasi9991
DONE猫耳のデグダスのデググラデグダスのもふもふ 毛足はちょっと長めで、髪と同じ甘いオレンジ色だ。一本一本がツヤツヤで太くて丈夫そう。だけど指に絡めるとふわふわで柔らかくて、最高の手触りだ。
撫でると毛と皮膚の奥にしっかりした骨が入ってるのもよくわかる。触るほどにもふもふでやわらかで、こちょこちょするとぴくぴく動いて、奥を確かめるように指でなぞるとしっかり太くてごつごつした骨が入っている。
さすがデグダスだ。
「グランツ、むむむ……そろそろ」
「くすぐったいか? もしかして痛い触り方をしてしまっただろうか」
「いや、そうではなくてな……あっ、にゃん!」
「あっはっは。それってムリして言うものじゃないんじゃないか?」
「そ、そうなのか? どうもおれは流行には疎くて、だにゃん」
3052撫でると毛と皮膚の奥にしっかりした骨が入ってるのもよくわかる。触るほどにもふもふでやわらかで、こちょこちょするとぴくぴく動いて、奥を確かめるように指でなぞるとしっかり太くてごつごつした骨が入っている。
さすがデグダスだ。
「グランツ、むむむ……そろそろ」
「くすぐったいか? もしかして痛い触り方をしてしまっただろうか」
「いや、そうではなくてな……あっ、にゃん!」
「あっはっは。それってムリして言うものじゃないんじゃないか?」
「そ、そうなのか? どうもおれは流行には疎くて、だにゃん」
masasi9991
DONEまだまだお昼寝をしていたデググラ連鎖的おひるね 3 あまりにも気持ちがいい。ぐっすり寝ている状態なのだと自分自身ではっきりと理解しているほどに、気持ちがいい。しかし十分間だけ、とデグダスに言われたことは覚えている。
十分……もう過ぎているんじゃないかな。半分以上ぐっすり寝ているこの状態じゃ、確信は持てないが。時計なんかもちろん見ていない。
眠っている? 眠っているのにこんな風に色々考えているのはちょっと変か。半分は起きているわけだ。それじゃもういっそのこと起きた方がいいのかも? 少なくとも十分は過ぎていそうだ。名残惜しいけど……。
目を覚ます前に、夢と現実の間で考え事をする癖がある。きっとキミの隣があまりに寝心地いいせいだ。
今も隣にキミがいるわけだし。どんな風に眠ったんだっけ。キミの匂いと草原の匂いに包まれている。頭を乗せている枕は、ちょっと大きすぎでムニムニしていて、少し汗ばんでペタペタしている。これをいつまでも借りっぱなしにしてちゃいけないな。しびれさせてしまう。
1199十分……もう過ぎているんじゃないかな。半分以上ぐっすり寝ているこの状態じゃ、確信は持てないが。時計なんかもちろん見ていない。
眠っている? 眠っているのにこんな風に色々考えているのはちょっと変か。半分は起きているわけだ。それじゃもういっそのこと起きた方がいいのかも? 少なくとも十分は過ぎていそうだ。名残惜しいけど……。
目を覚ます前に、夢と現実の間で考え事をする癖がある。きっとキミの隣があまりに寝心地いいせいだ。
今も隣にキミがいるわけだし。どんな風に眠ったんだっけ。キミの匂いと草原の匂いに包まれている。頭を乗せている枕は、ちょっと大きすぎでムニムニしていて、少し汗ばんでペタペタしている。これをいつまでも借りっぱなしにしてちゃいけないな。しびれさせてしまう。
ashi0ji
DOODLE元ネタしらんひとはググってくださいΔサテマナは口の中のおやつ探してくれそうだな…て思ったけど
普通に通常のサテマナでもやるかな…?
兄貴分やりたい気持ちと食欲どっちが勝つ?食欲かな
now_or_lever
DONEホワイトデーhdpsです。飲料の嗜好に関する捏造あり。TL放流時から特に加筆などはしておりません。作中の茶葉は実在する物をもじってます。海神の別名でググると出ますので機会のある方は是非お飲みください^ ^はじめてのにがみ誰にでも背伸びしたい年頃はあるものだ。この神ですら例外でなく。
ハデスは所謂コーヒー党である。だが、普段と違う味を楽しみたいときに、気分さえのれば別の飲み物を用意することもある。その日選んだのは紅茶だ。戸棚からポットを取り出し、湯を沸かし始めたところで、本を抱えた幼い弟が近寄ってきた。
「…茶を淹れているのか」
「ああ。今から飲もうと思ってな…どうした?そろそろ寝る時間だろう?」
膝を折り目線を合わせてやるが、両手で抱えた本で顔の半分が隠れたポセイドンが、ちらちらとテーブルの上に視線をやっていてなかなか目が合わない。
「…余も飲む」
「お前もか?しかしだな…」
普段ポセイドンが就寝前に口にしているのは白湯やホットミルクだ。よく眠れるように、と昔からそれらばかり飲ませてきており、当のポセイドンが今まで不満を訴えたことも無いため、何の疑問も無く続けている習慣であった。
2667ハデスは所謂コーヒー党である。だが、普段と違う味を楽しみたいときに、気分さえのれば別の飲み物を用意することもある。その日選んだのは紅茶だ。戸棚からポットを取り出し、湯を沸かし始めたところで、本を抱えた幼い弟が近寄ってきた。
「…茶を淹れているのか」
「ああ。今から飲もうと思ってな…どうした?そろそろ寝る時間だろう?」
膝を折り目線を合わせてやるが、両手で抱えた本で顔の半分が隠れたポセイドンが、ちらちらとテーブルの上に視線をやっていてなかなか目が合わない。
「…余も飲む」
「お前もか?しかしだな…」
普段ポセイドンが就寝前に口にしているのは白湯やホットミルクだ。よく眠れるように、と昔からそれらばかり飲ませてきており、当のポセイドンが今まで不満を訴えたことも無いため、何の疑問も無く続けている習慣であった。
masasi9991
DONEまだお昼寝をしているデググラ連鎖的おひるね 2「よく寝た! うわっ!?」
自分の寝言にびっくりして叫んでしまった。あまりにも気持ちよく眠っていたので、思わずその気持がそのまま声になって出てしまったが……、驚きのまま目を開くと、そこには青い空が見える。
ここはいったいどこだったっけ? とても静かな空におれのびっくりな叫び声が吸い込まれていったのが見えたようだった。ちょうどお昼の眩しさだ。ということは、お昼寝だ。なんて気持ちのいいお昼寝だったのだろうか。まだ身体もポカポカと暖かくて気持ちがいいが、そろそろ起きた方がいいかもしれない。なんとなく、採掘の合間の休憩だったような気がする。
しかし起きようと思っても、なんと左の腕にちょうどいい重さと暖かさの何かが乗っていて動けない。ソッと首をそちらに傾けて覗き込むと、空よりも深い色の青がキラキラ光って、しかもなんとなくいい匂いまでする。
594自分の寝言にびっくりして叫んでしまった。あまりにも気持ちよく眠っていたので、思わずその気持がそのまま声になって出てしまったが……、驚きのまま目を開くと、そこには青い空が見える。
ここはいったいどこだったっけ? とても静かな空におれのびっくりな叫び声が吸い込まれていったのが見えたようだった。ちょうどお昼の眩しさだ。ということは、お昼寝だ。なんて気持ちのいいお昼寝だったのだろうか。まだ身体もポカポカと暖かくて気持ちがいいが、そろそろ起きた方がいいかもしれない。なんとなく、採掘の合間の休憩だったような気がする。
しかし起きようと思っても、なんと左の腕にちょうどいい重さと暖かさの何かが乗っていて動けない。ソッと首をそちらに傾けて覗き込むと、空よりも深い色の青がキラキラ光って、しかもなんとなくいい匂いまでする。
masasi9991
DONEお昼寝をするデググラ連鎖的おひるね 1 食事を取ったらしっかり眠たくなってきた。
今日の平原は天気がいい。ちょうどいい穏やかな風も吹いている。午前中の採掘で汗を流した身体もほどよくクールダウンできた。こんな午後はしばらくのんびり過ごしたい。モンスターたちでさえ木陰や川のほとりで昼寝をしている。
そして、デグダスも。おれより先に昼の片付けを素早く済ませ、すでにお昼寝の姿勢に入っている。
おれはどこで休もうか? そんなことを考える必要はない。デグダスの隣が一番、気持ちよさそうだ。
なだらかな傾斜になったふかふかの草原にごろんと寝転がっている。デグダスの身体はデカくて、遠目に見たら大きな鉱床のように見えることもある。それを考えると、どういうわけだか顔がニヤけてしまう。笑うのはもちろんいいこと、なんだが……。
943今日の平原は天気がいい。ちょうどいい穏やかな風も吹いている。午前中の採掘で汗を流した身体もほどよくクールダウンできた。こんな午後はしばらくのんびり過ごしたい。モンスターたちでさえ木陰や川のほとりで昼寝をしている。
そして、デグダスも。おれより先に昼の片付けを素早く済ませ、すでにお昼寝の姿勢に入っている。
おれはどこで休もうか? そんなことを考える必要はない。デグダスの隣が一番、気持ちよさそうだ。
なだらかな傾斜になったふかふかの草原にごろんと寝転がっている。デグダスの身体はデカくて、遠目に見たら大きな鉱床のように見えることもある。それを考えると、どういうわけだか顔がニヤけてしまう。笑うのはもちろんいいこと、なんだが……。
あね犬ane_ken
DONEかまぼこ隊を描こうとしていたのになぜか同期の玄弥くんを描く。主人公いつになったらちゃんと描くの〜??w
ところで玄弥くんの穿いてるモノが分からなくて原作読んだりググッたりしたけど分からなすぎた。
なんか地下足袋みたいなのから靴?からなんやらかんやら。
友だちにに聞いたら草履じゃね?って言われたから草履にしたけど色は適当。
#鬼滅の刃 #不死川玄弥
masasi9991
DONEいちゃいちゃしてるデググラお料理へのこだわり「あっはっはっはっは! くすぐったいな! デグダス、おれの指まで食べちまってる!」
「ンわっ」
慌てて口を開く。しかし食べている途中に口を開くのは行儀が悪いので、急いで口を閉じる。恥ずかしさのあまり顔が熱くなった。行儀の悪いことをしてしまったせいもあるが、それはそうとしてグランツがニコニコ顔で、おれが間違えて食べてしまった指にちゅっとキスをしてみせたからだ。うーん、エッチだ。
「デグダス? うまかっただろう?」
「ああ! あっ。料理が、だな! とてもおいしかったぞ」
「そんなに料理が得意なわけじゃないが、キミがそう喜んでくれるならいくらでも頑張れるな」
「わっはっは。そうかあ」
などと笑いつつ、ちらちらとグランツの様子を見つめる。いやあまりジロジロと見つめてはいけない。はっきり申し上げるといやらしい目で見つめているのだ。よろしくないぞ! 我慢しなければ。
984「ンわっ」
慌てて口を開く。しかし食べている途中に口を開くのは行儀が悪いので、急いで口を閉じる。恥ずかしさのあまり顔が熱くなった。行儀の悪いことをしてしまったせいもあるが、それはそうとしてグランツがニコニコ顔で、おれが間違えて食べてしまった指にちゅっとキスをしてみせたからだ。うーん、エッチだ。
「デグダス? うまかっただろう?」
「ああ! あっ。料理が、だな! とてもおいしかったぞ」
「そんなに料理が得意なわけじゃないが、キミがそう喜んでくれるならいくらでも頑張れるな」
「わっはっは。そうかあ」
などと笑いつつ、ちらちらとグランツの様子を見つめる。いやあまりジロジロと見つめてはいけない。はっきり申し上げるといやらしい目で見つめているのだ。よろしくないぞ! 我慢しなければ。
guunone
DOODLEオオイヌノフグリ可愛くて大好きだけどアレな名前だな〜ってググったらふつうにまじのふぐりが名前の元らしくて笑って元気出た。
いぬのふぐりはネコチャンと違って生々しいです。
あとヴァルコヴォッコのメモ! 2
masasi9991
DONEまだお酒を飲んでいたデググラお酒はほどほどに そろそろ危ないぞ。いつもは背筋をピンと伸ばしているグランツが、おれの隣でテーブルにくたっと突っ伏してしまった。
「もうだめだぞ」
くったりしながらも、テーブルの上のジョッキを探して手がさまよう。幸いなことにテーブルの食事も飲み物も、もうほとんど片付いてしまっている。
そのかわりに、もうすっかりこのように出来上がってしまっている頃合いなのだ。
「こちらにどうぞ」
ふにゃふにゃのグランツの腰を抱えてこっちに引っ張ると、うーんと唸った。力を入れすぎたかな? 具合が悪くなってはいないだろうか。心配になって顔を覗き込むと、なんだか夢見心地のように目を細めていた。安心して肩に寄りかからせる。
「ここでいいのか? ……まくら……」
989「もうだめだぞ」
くったりしながらも、テーブルの上のジョッキを探して手がさまよう。幸いなことにテーブルの食事も飲み物も、もうほとんど片付いてしまっている。
そのかわりに、もうすっかりこのように出来上がってしまっている頃合いなのだ。
「こちらにどうぞ」
ふにゃふにゃのグランツの腰を抱えてこっちに引っ張ると、うーんと唸った。力を入れすぎたかな? 具合が悪くなってはいないだろうか。心配になって顔を覗き込むと、なんだか夢見心地のように目を細めていた。安心して肩に寄りかからせる。
「ここでいいのか? ……まくら……」
masasi9991
DONEお酒を飲んでいるデググラ仕事の後の麦ジュース ずっしりと重たいジョッキは氷のように冷やされていて、表面に真っ白な霜が付いている。取っ手を握ると冷たくて重い、ちょっと痛いぐらいに。そいつを持ち上げてぐっと傾け、キンキンに冷えた中身を胃に流し込む。胃の中から全身へ、一気に冷たさが駆け抜ける。
「ぷはっ」
デカいジョッキの一杯を息を止めて飲み干した。一日の疲れでくたくたになった身体がしゃんとなる。
「いい飲みっぷりだ」
隣の席でデグダスがにこにこと笑っている。その前にも大きなジョッキが運ばれてきた。
店のあちこちに吊るされたランプのオレンジ色が、ジョッキの白い表面に、中身の琥珀色に、それにキミの瞳にも写り込んでチラチラ揺れている。
「だが飲み過ぎちゃいけないぞ。疲れていると酔いも回りやすい」
747「ぷはっ」
デカいジョッキの一杯を息を止めて飲み干した。一日の疲れでくたくたになった身体がしゃんとなる。
「いい飲みっぷりだ」
隣の席でデグダスがにこにこと笑っている。その前にも大きなジョッキが運ばれてきた。
店のあちこちに吊るされたランプのオレンジ色が、ジョッキの白い表面に、中身の琥珀色に、それにキミの瞳にも写り込んでチラチラ揺れている。
「だが飲み過ぎちゃいけないぞ。疲れていると酔いも回りやすい」
masasi9991
DONE寝起きのデググラはずかしい寝言 ばたばたと階段を登ってくる音が聞こえる。もうそんな時間か。もうちょっと、眠っていたい。そんな事を考えているうちに、また意識がふっとまどろみの中に飛んでいく。
かと思うと、ドアが開く音。再び半分、目が覚める。まだ半分。開いたドアからごきげんな足音のキミと、できたての朝食の匂いが入ってきた。
いい匂いだ。キミが大きな手でこねたパンが焼ける匂い。
「……おいしそう」
少し起きる気になってきた。でもまだ意識が、半分……。
「グランツ!」
「ん」
キミの嬉しそうな声がすぐ近くで聞こえて、反射的に目が開いた。
「おはよう!」
太陽のような笑顔を浮かべたキミが、おれの顔を覗き込んでいる。
なんでここにキミが? そうだ、さっきキミがおれを起こしに部屋に入ってきたのは、わかっていたはずだったのに! すっかり寝ぼけてしまっていた!
895かと思うと、ドアが開く音。再び半分、目が覚める。まだ半分。開いたドアからごきげんな足音のキミと、できたての朝食の匂いが入ってきた。
いい匂いだ。キミが大きな手でこねたパンが焼ける匂い。
「……おいしそう」
少し起きる気になってきた。でもまだ意識が、半分……。
「グランツ!」
「ん」
キミの嬉しそうな声がすぐ近くで聞こえて、反射的に目が開いた。
「おはよう!」
太陽のような笑顔を浮かべたキミが、おれの顔を覗き込んでいる。
なんでここにキミが? そうだ、さっきキミがおれを起こしに部屋に入ってきたのは、わかっていたはずだったのに! すっかり寝ぼけてしまっていた!
あじの
DOODLE運営ちゃんのポカ~~~~~~~~もう何なの!!!!何なのよ!!!!!!!
キエエエエエエエエ!!!!
属性何かしら
ちょっとググプレカード買ってくる!!
4/28
公式からちゃんと発表された
やった~~~~~~
masasi9991
DONEごはんを食べているデググラ熱いほどいい「あちっちっちっち。ふーふー。できたては、熱すぎるな! グランツも気をつけたほうがいい!」
「ふふ、そうみたいだな」
「ただ熱いだけじゃなく、身体の奥からこうガーッと湧き上がってくるような……汗が!」
「おっと」
「ん、かたじけない。とにかく腹の底から熱くなるぞ。うーん、しかしお腹が一番熱いのに、どうして汗は額から出るのだろう?」
「今度はこっちからも出てるぜ。ほら、こめかみの方だ」
「これまたかたじけない。……食べないのか? 飯は熱いうちに食え! とことわざにもあるじゃないか」
「ふはっ、それは実に正しいな。でもキミの汗が滲んでくるのに、つい見惚れちまって……」
「それはいけない。おれは逃げないが、熱いお料理は逃げてしまうぞ」
420「ふふ、そうみたいだな」
「ただ熱いだけじゃなく、身体の奥からこうガーッと湧き上がってくるような……汗が!」
「おっと」
「ん、かたじけない。とにかく腹の底から熱くなるぞ。うーん、しかしお腹が一番熱いのに、どうして汗は額から出るのだろう?」
「今度はこっちからも出てるぜ。ほら、こめかみの方だ」
「これまたかたじけない。……食べないのか? 飯は熱いうちに食え! とことわざにもあるじゃないか」
「ふはっ、それは実に正しいな。でもキミの汗が滲んでくるのに、つい見惚れちまって……」
「それはいけない。おれは逃げないが、熱いお料理は逃げてしまうぞ」
masasi9991
DONE状態異常"くらやみ"のデググラ"くらやみ"「そこっ! 斜め二歩前に石がある! 要注意だ!」
「右かな? キミの方に避けたら……わっ。ふふっ、この温かい岩みたいなのはキミか」
「そう、間違いなくこのデグダスだ! いまのように、おれの方に来るようにすれば安全だ」
「ああ、やっぱりキミは頼りになる」
「おれは百人乗っても大丈夫な男だ!」
むふん、とデグダスの鼻が鳴ったのが、頭の上から聞こえた。凄いな、目を開くことができなくても、キミが傍にいるんだという安心感がある。このまま何も見えなくなっても、キミさえいれば困ることも何もなさそうだ。
「おれの他にキミの上に乗る奴なんか居るのか?」
「うん? いや乗るというのは例え話で……ロックたちももう肩車で喜ぶようなお年頃でもなくなってしまったし……」
1140「右かな? キミの方に避けたら……わっ。ふふっ、この温かい岩みたいなのはキミか」
「そう、間違いなくこのデグダスだ! いまのように、おれの方に来るようにすれば安全だ」
「ああ、やっぱりキミは頼りになる」
「おれは百人乗っても大丈夫な男だ!」
むふん、とデグダスの鼻が鳴ったのが、頭の上から聞こえた。凄いな、目を開くことができなくても、キミが傍にいるんだという安心感がある。このまま何も見えなくなっても、キミさえいれば困ることも何もなさそうだ。
「おれの他にキミの上に乗る奴なんか居るのか?」
「うん? いや乗るというのは例え話で……ロックたちももう肩車で喜ぶようなお年頃でもなくなってしまったし……」
masasi9991
DONEいちゃいちゃしてるデググラもぐもぐ ずーっとグランツのほっぺたがもぐもぐ動いている。ときどき、あーんと開いて次の一粒をぽいっと口に入れる。それは削り出したままのごつごつした宝石の原石のようだ。
「飴玉かな?」
もぐもぐしているほっぺに横から手のひらを当てると、見ての通りもにょもにょしている。柔らかめの感触だ。飴玉はこんなにもにょもにょはしないか。
「んー」
とひとしきりもぐもぐもにょもにょしつつ柔らかい返事が戻ってくる。青い目がおれを見上げて、もぐもぐ動く口元が最高の笑顔になった。ほっぺを触っていると、笑ったときにもむにっとした感触がある! この感触はいつも楽しい。いつでもうれしい発見だ。
「キミも食べるかい?」
「いいのか? おまえがあまりにもおいしそうに食べているので、ついつい気になってしまってな」
580「飴玉かな?」
もぐもぐしているほっぺに横から手のひらを当てると、見ての通りもにょもにょしている。柔らかめの感触だ。飴玉はこんなにもにょもにょはしないか。
「んー」
とひとしきりもぐもぐもにょもにょしつつ柔らかい返事が戻ってくる。青い目がおれを見上げて、もぐもぐ動く口元が最高の笑顔になった。ほっぺを触っていると、笑ったときにもむにっとした感触がある! この感触はいつも楽しい。いつでもうれしい発見だ。
「キミも食べるかい?」
「いいのか? おまえがあまりにもおいしそうに食べているので、ついつい気になってしまってな」
MapleKAKUNI
DONE天才フォロワーが呟いてた戒鞭ちくび江澄です。これはググッたんだけど乳首は再生するんだって。つまりこれは再生ちくび。再生した皮膚は敏感。後は分かるな?つまりそういうことですね
masasi9991
DONE寝起きのデググラ寝坊する日 今日はすごく良い天気で、朝から外も賑やかだ。日曜の早朝マーケット目当ての人々が、家の前の街道を賑わしている。そうなると心なしか動物たちの元気もいい気がする。屋根の上の小鳥の鳴き声とか、近所のパン屋の犬が走り回る音だとか。
何よりこんな天気の良い日は、キミが朝早くから庭で体操をしている声が聞こえるはずなんだけど。身体を動かしながらかけ声を上げたり鼻歌を歌ったり。嵐でも来ない限り、キミは毎朝庭で体操をしているが、天気の良い休日はなおさら楽しそうな声が聞こえてくるものなんだ。
ところがそれが、今日は聞こえない。ちょっと不思議な気分になる。
だけど理由はなんてことはない、今朝のキミは寝坊をしているそうだ。
2827何よりこんな天気の良い日は、キミが朝早くから庭で体操をしている声が聞こえるはずなんだけど。身体を動かしながらかけ声を上げたり鼻歌を歌ったり。嵐でも来ない限り、キミは毎朝庭で体操をしているが、天気の良い休日はなおさら楽しそうな声が聞こえてくるものなんだ。
ところがそれが、今日は聞こえない。ちょっと不思議な気分になる。
だけど理由はなんてことはない、今朝のキミは寝坊をしているそうだ。
WwdenRegenab
PROGRESSコバ磨きまでやった(多分後で曲線部と先端調整するので磨き直すけど)久々なので手順ググりながらやってるけど、革包丁型カッターとかスティッチングディバイダーとか、一通り揃ってるの助かるな… 2
minipper
DOODLEお友達がにじさんじ全員かいたら画力爆上がり説やりはじめたんだけど海外勢も含めるとかいっててこの人からはじまってたの控えめに言って狂気の沙汰だけどなんだかんだで一緒に描いてしまった
動画は全然みたことない、お名前も存じ上げない方をぐぐって出てきた画像だけをもとにかいたので解釈違いだったらごめんね
masasi9991
DONEチョコバナナとデググラチョコバナナ「ただいま!」
「おかえり。って外で言うのは変じゃないか?」
「うむ? いやいやちっとも変じゃないぞ。おれとおまえが居るところは家でも外でも家みたいなものだ。それが採掘師というものだ!」
「あっはっは。言われてみればそうだな! で、そいつを無事二つ買ってきた、と。いいのか、もらっちゃって」
「おいしいものは、一緒がいいだろう?」
「そうだな。じゃあ……」
「あーん」
「あ、ちょっとまってくれ」
「んあ」
「立ち食いってのは行儀が悪いんじゃないか。いくらお祭りだからって」
「そうだろうか? たまにのお祭りだからこそみんな羽目を外して……」
「棒のついたものをこんな人混みの中で食べるのは危険だ。そういうのを弟子たちが真似しても困るだろう? ほら、あっちの方にひと気のない休憩所があったから」
461「おかえり。って外で言うのは変じゃないか?」
「うむ? いやいやちっとも変じゃないぞ。おれとおまえが居るところは家でも外でも家みたいなものだ。それが採掘師というものだ!」
「あっはっは。言われてみればそうだな! で、そいつを無事二つ買ってきた、と。いいのか、もらっちゃって」
「おいしいものは、一緒がいいだろう?」
「そうだな。じゃあ……」
「あーん」
「あ、ちょっとまってくれ」
「んあ」
「立ち食いってのは行儀が悪いんじゃないか。いくらお祭りだからって」
「そうだろうか? たまにのお祭りだからこそみんな羽目を外して……」
「棒のついたものをこんな人混みの中で食べるのは危険だ。そういうのを弟子たちが真似しても困るだろう? ほら、あっちの方にひと気のない休憩所があったから」
masasi9991
DONEいちゃいちゃしてるだけのデググラくらくら「む?」
いつもの、不思議そうに首を傾げる仕草だ。振り向いた目は、優しい返事の割にギラギラと光っている。それはおれに向けられた光じゃなくて、このあたりのすばらしい鉱床たちに向けられたものだ。
そうだとわかっていても、くらくらしてしまう。
「どうした? いい鉱石でも見つかったか!?」
「いや、まだだ。今日はなんだかツイてないな……。それより、そろそろ休憩にしないか? もう弟子たちが追い付いてくる頃だ」
「おっ。そうだそうだ、今日はあいつらのためにとっておきの休憩の準備をするんだったな! いやあ、楽しみだなあ」
ギラギラしてた目が、弟子たちの話になった途端にパッと明るく柔らかくなった。壁にかけたランタンもいらないんじゃないかってぐらい、キミの笑顔は眩しい。まだキミのうっかりは出てないのに、その笑顔だけでつられておれも笑顔になる。
698いつもの、不思議そうに首を傾げる仕草だ。振り向いた目は、優しい返事の割にギラギラと光っている。それはおれに向けられた光じゃなくて、このあたりのすばらしい鉱床たちに向けられたものだ。
そうだとわかっていても、くらくらしてしまう。
「どうした? いい鉱石でも見つかったか!?」
「いや、まだだ。今日はなんだかツイてないな……。それより、そろそろ休憩にしないか? もう弟子たちが追い付いてくる頃だ」
「おっ。そうだそうだ、今日はあいつらのためにとっておきの休憩の準備をするんだったな! いやあ、楽しみだなあ」
ギラギラしてた目が、弟子たちの話になった途端にパッと明るく柔らかくなった。壁にかけたランタンもいらないんじゃないかってぐらい、キミの笑顔は眩しい。まだキミのうっかりは出てないのに、その笑顔だけでつられておれも笑顔になる。
masasi9991
DONE朝のデググラちょっとお得 いつもの通りのごきげんな朝だが、毎日はいつも同じではない。今日はおれが朝の当番。ばっちりおいしいごはんとお味噌汁を準備して、まだお布団の中の家族たちをお越しに回るのが当番の日の日課である。
ロックとロッタナの部屋を覗いたら、もうロッタナは起きて朝の準備をしていて、おれと目が合うと実に頼もしく大きな声で「デグダスにーちゃん、おはよう!」を告げ、そのまま力強くロックを叩き起こし始めた。
なんと頼もしいお姉ちゃんだ。いいやロッタナは一番下の妹だ。しかし立派に成長し、お姉ちゃん的なそんなお年頃に差し掛かっている……ということなのだ。
ここはロッタナに任せよう。ロッタナは実に頼もしいが、ロックが目覚めるのにはまだ時間がかかりそうである。ロッタナが叩けば叩くほど、ロックはお布団の中に潜り込んでいっている。すさまじい攻防だ。この戦いの邪魔はできない!
1423ロックとロッタナの部屋を覗いたら、もうロッタナは起きて朝の準備をしていて、おれと目が合うと実に頼もしく大きな声で「デグダスにーちゃん、おはよう!」を告げ、そのまま力強くロックを叩き起こし始めた。
なんと頼もしいお姉ちゃんだ。いいやロッタナは一番下の妹だ。しかし立派に成長し、お姉ちゃん的なそんなお年頃に差し掛かっている……ということなのだ。
ここはロッタナに任せよう。ロッタナは実に頼もしいが、ロックが目覚めるのにはまだ時間がかかりそうである。ロッタナが叩けば叩くほど、ロックはお布団の中に潜り込んでいっている。すさまじい攻防だ。この戦いの邪魔はできない!
しおソルト
DOODLEばくはる。下品?なネタです。といってもあまり意味が通じないかもしれません。名前でググってみるとよいかもしれませんがおススメはしません。
創一君には見られたくない複雑な気持ち。3.23
masasi9991
DONEホワイトデーの続きのデググラホワイトデーの夜「うーん、マシュマロって甘いんだな」
「あはっはっは、そうだな。二人で食べるにはあの量は多すぎたな。もうちょっと飯が多ければよかったんだが」
「うんうん。からい物がもっとあればもっと食べれたな!」
「ま、仕方がないな。残りは持って帰ればロッタナたちも喜ぶだろう」
「こうして目をつむっていると、みんなの喜ぶ顔がまな板に浮かぶようだ……」
「それを言うなら瞼の裏じゃないか? あはははっ」
「むっ、確かにここは瞼の裏……」
「あははははは! もうほとんど夢の中みたいだな」
「いやいやまだ起きているぞ。今日は待望のテントで野宿だもの」
「そんなに野宿が好きなのか?」
「しかし家のお布団も好きだ。どちらも楽しい。そしていつもここにおまえが居るし……む、むむむ、今日はいつもにもまして……近い!」
829「あはっはっは、そうだな。二人で食べるにはあの量は多すぎたな。もうちょっと飯が多ければよかったんだが」
「うんうん。からい物がもっとあればもっと食べれたな!」
「ま、仕方がないな。残りは持って帰ればロッタナたちも喜ぶだろう」
「こうして目をつむっていると、みんなの喜ぶ顔がまな板に浮かぶようだ……」
「それを言うなら瞼の裏じゃないか? あはははっ」
「むっ、確かにここは瞼の裏……」
「あははははは! もうほとんど夢の中みたいだな」
「いやいやまだ起きているぞ。今日は待望のテントで野宿だもの」
「そんなに野宿が好きなのか?」
「しかし家のお布団も好きだ。どちらも楽しい。そしていつもここにおまえが居るし……む、むむむ、今日はいつもにもまして……近い!」
猪巻 汀
PROGRESS習慣にしてるファンアの進捗をポイっノ今回は、
①アナログぐりぐり
→②切抜変形で好みの歪みに調整
→③下書きで頭部中心に調整
→④主線描きで顔をより好みに
さぁ着彩するぞー(∩´∀`)∩
#ポイピク 4
masasi9991
DONEホワイトデーのデググラホワイトデーのお楽しみ 今日は随分と大きな荷物を背負っているな、とは思っていた。それに家を出る前から上機嫌だ。荷物の中身は、教えてくれなかった。だからきっとおれがあっと驚くような素敵な何かが入っているに違いない。
三月とはいえまだ寒く、日が暮れると山の上には雪もちらつき始めた。とはいえ、ひどくはならなそうだ。そんな日の野宿は結構楽しみだったりする。テントの前で燃やし始めた焚き火がかなりごきげんだ。焚き火を前に、鼻歌まじりで夕飯を準備するキミも同じく。
「もうそろそろこれの正体を教えてくれって顔だな」
小さな岩に腰掛けたキミが、大きな荷物の中から取り出した大きな袋をポンポンと叩きながら笑って言った。
食事を作る間、キミはそれを焚き火から庇うように大きな背中の後ろに置いていた。時々、待ちきれないといった様子でチラチラとそれを見たり、袋の上から触って確かめたりする。しかしやっぱり焚き火には絶対に近づかないように厳重に……なんてやっているのを見ると、おれもすっかり楽しみでわくわくしてきた。
1049三月とはいえまだ寒く、日が暮れると山の上には雪もちらつき始めた。とはいえ、ひどくはならなそうだ。そんな日の野宿は結構楽しみだったりする。テントの前で燃やし始めた焚き火がかなりごきげんだ。焚き火を前に、鼻歌まじりで夕飯を準備するキミも同じく。
「もうそろそろこれの正体を教えてくれって顔だな」
小さな岩に腰掛けたキミが、大きな荷物の中から取り出した大きな袋をポンポンと叩きながら笑って言った。
食事を作る間、キミはそれを焚き火から庇うように大きな背中の後ろに置いていた。時々、待ちきれないといった様子でチラチラとそれを見たり、袋の上から触って確かめたりする。しかしやっぱり焚き火には絶対に近づかないように厳重に……なんてやっているのを見ると、おれもすっかり楽しみでわくわくしてきた。
masasi9991
DONEおみやげを買ってきたデググラうっかりのおみやげ 今日のおみやげ。片手に下げた袋の口から、真っ白い湯気が立ち上っている。湯気はほかほかで、袋を握っているおれの手もじんわりとあたたまる。夕暮れの寒さの中で、それはとてもわくわくするあたたかさだった。それにおいしそうな匂いも漂っている。
わくわくの足取りで家に帰るところだった。これが冷めてしまわないうちに早くお家に帰らなければ! いつもより遠回りになってしまったので、慌てて速歩きだ。しかしわくわくでもあるし、急ぎすぎて袋を振り回しちゃいけない。中身は大切なものだ。
わくわくしながら慎重に、速歩きで、なかなか難しいが……しかし家に帰ってこれをみんなで食べることを考えると、ちっとも苦にはならない。
そんなこんなで気がつくと、もう見慣れた我が家の前だった。玄関が開いて、ちょうどグランツが出てきた。
1304わくわくの足取りで家に帰るところだった。これが冷めてしまわないうちに早くお家に帰らなければ! いつもより遠回りになってしまったので、慌てて速歩きだ。しかしわくわくでもあるし、急ぎすぎて袋を振り回しちゃいけない。中身は大切なものだ。
わくわくしながら慎重に、速歩きで、なかなか難しいが……しかし家に帰ってこれをみんなで食べることを考えると、ちっとも苦にはならない。
そんなこんなで気がつくと、もう見慣れた我が家の前だった。玄関が開いて、ちょうどグランツが出てきた。
masasi9991
DONEバレンタイン後のデググラかわいいチョコレート 2「あっ! おれのチョコレート!」
「あっはっはっは。キミももう仕事終わりか?」
「うん、そうだ。どうした、おれのチョコレート。今日は一段とニコニコだな。採掘でいいものでも見つかったのか?」
「いやぁ、あははっ。キミの顔を見ると嬉しくなってしまって。今日に始まったことじゃないけどな!」
「そういえば今朝も昨日も一昨日もおれのチョコレートは笑顔だったなぁ」
「ふっふっふ。キミのおかげでね」
「ムフフそれほどでも!」
なんて他愛のない話をしていると、キミの隣にいたロックが「あー……」と何かに気付いたようにうなずいた。
「兄ちゃんのそのチョコレートっていうの、グランツさんのことなのか。なんで朝からずっとオヤツを要求してるんだろって思ってた。しかもすごく偉そうに」
996「あっはっはっは。キミももう仕事終わりか?」
「うん、そうだ。どうした、おれのチョコレート。今日は一段とニコニコだな。採掘でいいものでも見つかったのか?」
「いやぁ、あははっ。キミの顔を見ると嬉しくなってしまって。今日に始まったことじゃないけどな!」
「そういえば今朝も昨日も一昨日もおれのチョコレートは笑顔だったなぁ」
「ふっふっふ。キミのおかげでね」
「ムフフそれほどでも!」
なんて他愛のない話をしていると、キミの隣にいたロックが「あー……」と何かに気付いたようにうなずいた。
「兄ちゃんのそのチョコレートっていうの、グランツさんのことなのか。なんで朝からずっとオヤツを要求してるんだろって思ってた。しかもすごく偉そうに」
96noScull
DOODLE夜中についったに載せたやつ。ふゆ描きなれない(;´∀`)四白眼とかわいいのバランスむずかしい…ぺけってもっとリアル寄りのねこかと思ってたけどググったらふゆの絵まんまだった()あれデフォルメじゃなかったんだなぁ…chiocioya18
DONE銀の卵屋イベ後のifです。いちごスプーンがわからない若い子はググッてくれよな!オーエン+カインですが普段腐脳の奴が書いてるのでCPの匂いはするかもしれません。
「へぇ。これが銀の卵か。これだけでも綺麗だな」
北と東の魔法使いたちが銀の卵屋から持ち帰ってきた卵。任務に同行しなかったカインはまあるい卵をまじまじと眺める。しかし卵の持ち主、オーエンは隠すように卵を両手で包み込んでしまった。
「ちょっと。僕のなんだから勝手にさわるなよ」
「さわってないさ。見てただけだ」
「騎士様は視線が馴れ馴れしいから、見るのも駄目」
屁理屈に肩をすくめたカインを鼻で笑いながら、オーエンは卵を撫でる。持ち主の魔力で孵化すると聞いたが、小さな卵を大事そうに抱える様子は存外熱心で、本人に言ったら怒るだろうがカインにはほほえましく思える。
「あ」
不意にオーエンが小さく声をあげて、カインもつられてそちらを向いた。かすかに卵が震えたかと思うと、ピキッと乾いた音を立てて卵に亀裂が入る。
2501北と東の魔法使いたちが銀の卵屋から持ち帰ってきた卵。任務に同行しなかったカインはまあるい卵をまじまじと眺める。しかし卵の持ち主、オーエンは隠すように卵を両手で包み込んでしまった。
「ちょっと。僕のなんだから勝手にさわるなよ」
「さわってないさ。見てただけだ」
「騎士様は視線が馴れ馴れしいから、見るのも駄目」
屁理屈に肩をすくめたカインを鼻で笑いながら、オーエンは卵を撫でる。持ち主の魔力で孵化すると聞いたが、小さな卵を大事そうに抱える様子は存外熱心で、本人に言ったら怒るだろうがカインにはほほえましく思える。
「あ」
不意にオーエンが小さく声をあげて、カインもつられてそちらを向いた。かすかに卵が震えたかと思うと、ピキッと乾いた音を立てて卵に亀裂が入る。
masasi9991
DONE一緒に暮らし始めて初日のデググラぶかぶか キミは身体が大きいし、力も強いから、家の中にいても足音が結構響いて聞こえる。どすんどすん。乱暴な歩き方というわけじゃなく、しっかり床を踏みしめているような足音。それにドアを開けるときの音も大きい。もちろんそれも乱暴な音というわけでもなくて――いや、もしかしたらおれがキミの出す音とか仕草とか、覚えすぎてるからそう感じるのかもしれない。これまで一緒に住んでいたというわけでもないのに。
だけど今は、ドアが開かれるまで全く気が付かなかった。夢中になりすぎてたんだ。
「わっ」
急な物音に驚いて、後を振り向くとキミがぽかんと口を開いて立っている。
「で、デグダス……これは、その」
なんとか言い逃れのようなものを考えなければ、と思うけど全く一つも考えつかない。
1484だけど今は、ドアが開かれるまで全く気が付かなかった。夢中になりすぎてたんだ。
「わっ」
急な物音に驚いて、後を振り向くとキミがぽかんと口を開いて立っている。
「で、デグダス……これは、その」
なんとか言い逃れのようなものを考えなければ、と思うけど全く一つも考えつかない。
masasi9991
DONE猫の日のデググラもしもの日「まるで猫ちゃんみたいだな」
おれの頭をなでていたデグダスの手がちょっと離れてしまった。でも枕代わりのキミの大きな膝のぬくもりがあるから寂しくはない。頭の上でムフフと笑った声が。
「もしもおれが本当に猫だったらどうする?」
「ううん? もしもグランツが猫だったら……? しかしグランツはグランツ……だよな」
「でも実は猫なんだ」
「だとしてもグランツがグランツである以上、やることは一つ! ……なでる! よしよしよしよしよし!」
「ふはっ、ぁっははははっ。そんなにされたら、っふふ、あははっ!」
膝の上に戻ってきた手がおれの頭をぐりぐりし始めた。ちょっと乱暴な手付きで、首筋の方までぐりぐりと、なで回す。後ろ髪が解かれてしまいそうだ。でも、それもいいな。
597おれの頭をなでていたデグダスの手がちょっと離れてしまった。でも枕代わりのキミの大きな膝のぬくもりがあるから寂しくはない。頭の上でムフフと笑った声が。
「もしもおれが本当に猫だったらどうする?」
「ううん? もしもグランツが猫だったら……? しかしグランツはグランツ……だよな」
「でも実は猫なんだ」
「だとしてもグランツがグランツである以上、やることは一つ! ……なでる! よしよしよしよしよし!」
「ふはっ、ぁっははははっ。そんなにされたら、っふふ、あははっ!」
膝の上に戻ってきた手がおれの頭をぐりぐりし始めた。ちょっと乱暴な手付きで、首筋の方までぐりぐりと、なで回す。後ろ髪が解かれてしまいそうだ。でも、それもいいな。
masasi9991
DONEバレンタインのデググラチョコの予言「まずはじめに言っておく。今年はチョコレートは必要ない」
「うん?」
ソファに座ってのんびりしていたグランツが、振り返ってこっちを見た。目をまんまるにしてパチクリしている。まつ毛がわっさわっさと動くので、そのパチクリパチクリはとてもわかりやすい。
そうだろうなあ。驚くのも無理はない。だってチョコレートの必要ないバレンタインなんて、あるはずがないじゃないか。バレンタインに大切な人へ感謝を伝えるためには、チョコレートが必要不可欠なのだからな!
「順を追って説明しよう。なぜ今年はチョコレートが必要ないのか! その理由は」
そこには大きな秘密がある。おれは落ち着いてその秘密を説明するために、コホンと咳払いを行い、さらにチラッと後ろの台所へ視線を向けた。
1585「うん?」
ソファに座ってのんびりしていたグランツが、振り返ってこっちを見た。目をまんまるにしてパチクリしている。まつ毛がわっさわっさと動くので、そのパチクリパチクリはとてもわかりやすい。
そうだろうなあ。驚くのも無理はない。だってチョコレートの必要ないバレンタインなんて、あるはずがないじゃないか。バレンタインに大切な人へ感謝を伝えるためには、チョコレートが必要不可欠なのだからな!
「順を追って説明しよう。なぜ今年はチョコレートが必要ないのか! その理由は」
そこには大きな秘密がある。おれは落ち着いてその秘密を説明するために、コホンと咳払いを行い、さらにチラッと後ろの台所へ視線を向けた。
masasi9991
DONE現パロ朝のデググラ隠し撮り 半分起きてるような、半分寝てるような朝のこの時間が好きだ。朝に強いキミが先に起きて家のことをやっている。台所の方から物音が聞こえる。朝食のいい匂いがし始めると、そろそろ起きなきゃいけないと夢の中で考える。でもキミの料理してる音はずっと聞いていたいし、キミの鳴らす音を邪魔したくない。
色々と考えて、結局キミが起こしに来てくれるまで、毛布をかぶって待っていてしまう。
そんな時間が好きだ。でも今日は、ちょっと変だな? おれを起こしに来たはずのキミが、おれを起こそうともしないで、じっと枕元に座り込んでいる。
多分、座り込んでいるのだと思う。台所の方からキミが来た、と思って開きかけていた薄目を慌てて閉じたので、実際にキミがそこに座ったところまでは見ていない。でも座った音と気配は確かにあった。おそらくは間違いないと思う。
1666色々と考えて、結局キミが起こしに来てくれるまで、毛布をかぶって待っていてしまう。
そんな時間が好きだ。でも今日は、ちょっと変だな? おれを起こしに来たはずのキミが、おれを起こそうともしないで、じっと枕元に座り込んでいる。
多分、座り込んでいるのだと思う。台所の方からキミが来た、と思って開きかけていた薄目を慌てて閉じたので、実際にキミがそこに座ったところまでは見ていない。でも座った音と気配は確かにあった。おそらくは間違いないと思う。
masasi9991
DONEおでんを食べてるデググラあつあつおでん「あちちち」
「ちゃんとフーフーしたか?」
「うううん。あふあふ。む?」
熱いけれども一度口に入れてしまったものは仕方がない。それにうまい。出汁のよく染み込んだ餅巾着をがぶっとかじって、中のおもちを伸ばしつつ一口食べる。うまい。そしてアツアツ。はふはふだ。
そんなおれのほっぺたを、ひんやりした指がピタリと触った。
「火傷してないか。赤くなってる」
グランツの指がこしょこしょしながら動いて、おれの下唇をふにっと触った。やっぱりひんやりとしていて、おでんのあつあつにびっくりした唇に気持ちいい。
「むむむむ……。うん! 大丈夫だ。熱いのは得意なんだ! それより、おまえの手は冷たくなっているな」
「あはは。火傷を冷やすのにちょうどいいだろ?」
525「ちゃんとフーフーしたか?」
「うううん。あふあふ。む?」
熱いけれども一度口に入れてしまったものは仕方がない。それにうまい。出汁のよく染み込んだ餅巾着をがぶっとかじって、中のおもちを伸ばしつつ一口食べる。うまい。そしてアツアツ。はふはふだ。
そんなおれのほっぺたを、ひんやりした指がピタリと触った。
「火傷してないか。赤くなってる」
グランツの指がこしょこしょしながら動いて、おれの下唇をふにっと触った。やっぱりひんやりとしていて、おでんのあつあつにびっくりした唇に気持ちいい。
「むむむむ……。うん! 大丈夫だ。熱いのは得意なんだ! それより、おまえの手は冷たくなっているな」
「あはは。火傷を冷やすのにちょうどいいだろ?」
masasi9991
DONEいちゃいちゃしてるデググラ見えるところに このへん、な気がする。指で触れてみると少し熱を持っているような感覚があるから。でも自分じゃちょっと見えないな。鏡の前で後ろ髪をたくし上げてみたところで、自分のうなじを見ようにも限界がある。
感覚だけは確かにあるから、ひたすらもどかしい。
鏡がもう一枚あれば見えそうではある。手鏡か何か、部屋に取りに戻ろうか。でももう服も脱いでしまったしな。
「おばんです! グランツ! わひゃっ」
「あれっ?」
脱衣所のドアを勢いよく開けて、デグダスが入ってきたかと思ったらすぐに回れ右をして出ていった。
ドアの上の部分のすりガラスに、向こう側にいるキミの頭がぼんやり透けて見えている。赤毛の後ろ髪だ。あっちを向いて、モジモジしているらしい。
1460感覚だけは確かにあるから、ひたすらもどかしい。
鏡がもう一枚あれば見えそうではある。手鏡か何か、部屋に取りに戻ろうか。でももう服も脱いでしまったしな。
「おばんです! グランツ! わひゃっ」
「あれっ?」
脱衣所のドアを勢いよく開けて、デグダスが入ってきたかと思ったらすぐに回れ右をして出ていった。
ドアの上の部分のすりガラスに、向こう側にいるキミの頭がぼんやり透けて見えている。赤毛の後ろ髪だ。あっちを向いて、モジモジしているらしい。
kamenaki0428
DOODLE深夜らくがき。元ヤマハ生としては好きすぎるギャグです。切なギャグのファンアートは増えそう(ない)。
明日ぐらいに公式動画上がりそうな予感なのでぜひ元ネタ見て頂きたいです…
(追記)上がりました→https://www.youtube.com/watch?v=eQN-dOhpIIc&t=28s
ちなみにヤマハ系曲で一番好きなのは「にじいろのうた」です(ググった)。
hinano3595
PROGRESSぐぐったところ、てて本編の時間軸でも、牛乳を生で飲んでるか確認できなかったので、、、ふわっとね、雰囲気をば、、(2/7)加筆
あとで修正したら支部にあげる予定。蜂蜜の価値の高さを知っている昆虫学者から「貴方、愛されているのね」って呟かれる探を書くはずが入りきらなかったoze
絆レベルカンスト間際の写探
(4/26)加筆修正して支部にup済み
蜂蜜とガチャリ……。
静かな音がして、ゆっくりと意識が浮上する。けれど情事が終わった後の心地良い倦怠感で、身体がゆるりと重い。
ノートンが寝ている間に、恋人がノートンの身体を清めてくれていたようで、清潔感のある寝床は、ノートンを温かい眠りに誘う。
「……ん」
もそり…と、隣にいるはずの温もりを探す。
いつもは手を伸ばせば、どこからともなく恋人の細い指がノートンの手を優しく包み込んでくれる。
その手が見当たらない…ということは、彼は先ほどの部屋を出ていったんだろう。
うとうと…心地良くまどろみながら、恋人の帰りを待つことにする。せっかく意識が浮上したのだから、彼の優しい声を聞いて寝つきたい。
恋人がいたはずの場所は、少しだけ彼の香りが残っていた。
2706静かな音がして、ゆっくりと意識が浮上する。けれど情事が終わった後の心地良い倦怠感で、身体がゆるりと重い。
ノートンが寝ている間に、恋人がノートンの身体を清めてくれていたようで、清潔感のある寝床は、ノートンを温かい眠りに誘う。
「……ん」
もそり…と、隣にいるはずの温もりを探す。
いつもは手を伸ばせば、どこからともなく恋人の細い指がノートンの手を優しく包み込んでくれる。
その手が見当たらない…ということは、彼は先ほどの部屋を出ていったんだろう。
うとうと…心地良くまどろみながら、恋人の帰りを待つことにする。せっかく意識が浮上したのだから、彼の優しい声を聞いて寝つきたい。
恋人がいたはずの場所は、少しだけ彼の香りが残っていた。