ぐぐ
masasi9991
DONE朝のデググラ朝からお元気「グランツ、朝だぞ。今日も間違いなく朝だぞ」
「ぷっ、ふふふ……っ」
「お布団の中でたぬきになってもおれには通用しない! おまえの笑い声がお布団の中から聞こえてきている! 深く潜ったところでむだだ。こうして、こうして、お布団の上からコネコネ……」
「あっ……」
ベッドに頭までしっかり潜っても、朝の眩しさはもう遮ることはできず、瞼の裏はすっかり白い。これ以上寝坊のしようもないくらいだ。
しかしそれよりも、キミの大きな手がブランケットを揺さぶることの方が。いや揺さぶられているのはブランケット、というか。
分厚くふわふわの布地越しに、大きな手の存在を感じる。キミはうどんでもこねてるみたいにブランケットと、それからその下のおれの腰のあたりを鷲掴みにして、ゆさゆさと揺さぶっている。鼻歌を歌いながら。
1065「ぷっ、ふふふ……っ」
「お布団の中でたぬきになってもおれには通用しない! おまえの笑い声がお布団の中から聞こえてきている! 深く潜ったところでむだだ。こうして、こうして、お布団の上からコネコネ……」
「あっ……」
ベッドに頭までしっかり潜っても、朝の眩しさはもう遮ることはできず、瞼の裏はすっかり白い。これ以上寝坊のしようもないくらいだ。
しかしそれよりも、キミの大きな手がブランケットを揺さぶることの方が。いや揺さぶられているのはブランケット、というか。
分厚くふわふわの布地越しに、大きな手の存在を感じる。キミはうどんでもこねてるみたいにブランケットと、それからその下のおれの腰のあたりを鷲掴みにして、ゆさゆさと揺さぶっている。鼻歌を歌いながら。
agitomousu
REHABILIめちゃくちゃ久々に文字を書いたので色々ご容赦ください。タイトルの通りです。
プロローグ的な感じ。👹さんは出てきません。
現パロ(?)、配信者時空では無いです。
👟と🦊はあんまり似てない双子の兄弟。恋愛感情は無いけどキスもするしペッティングぐらいすると思う。今回は軽いplayをしてるだけ。
👟(Sub寄りSwitch)×🦊(重度のSub)
諸々大丈夫な方はお楽し頂けると幸いです。 990
masasi9991
DONE冬のデググラ寒い日の帰宅「グランツ! おかえり!」
「あっはっはっは。キミもおかえり」
「ただいま!」
一足先に玄関に上がったキミは、おれの方をくるっと振り向いて両手を広げた。そうされると抗えずその腕の中に飛び込んでしまう。
飛び込んだキミの胸は柔らかい。そのまま大きな腕が力強くおれを抱き上げて、ちょっと床から足が浮いた。お互い外から帰ってきたばかりで胸も腕も少し冷たいが、キミに抱きしめられてるだけで寒さなんて吹き飛んでしまう。
「ううっ冷えているなぁ。早く暖炉の前で暖まろう」
「キミも同じくらい冷えてるぜ。だってずっと一緒に居たんだからな」
「しかし不思議なことにおまえの方がよく冷えている……ような気がする! おれの胸の暖かさでは追いつかないようだ。やはり早く暖炉に火を入れて……急げ急げ」
460「あっはっはっは。キミもおかえり」
「ただいま!」
一足先に玄関に上がったキミは、おれの方をくるっと振り向いて両手を広げた。そうされると抗えずその腕の中に飛び込んでしまう。
飛び込んだキミの胸は柔らかい。そのまま大きな腕が力強くおれを抱き上げて、ちょっと床から足が浮いた。お互い外から帰ってきたばかりで胸も腕も少し冷たいが、キミに抱きしめられてるだけで寒さなんて吹き飛んでしまう。
「ううっ冷えているなぁ。早く暖炉の前で暖まろう」
「キミも同じくらい冷えてるぜ。だってずっと一緒に居たんだからな」
「しかし不思議なことにおまえの方がよく冷えている……ような気がする! おれの胸の暖かさでは追いつかないようだ。やはり早く暖炉に火を入れて……急げ急げ」
masu_oekaki8810
TRAINING色塗り練習〜難しくて無理すぎる。まずしっくり来るブラシが定まらない〜。
でも、投げ縄選択で塗り潰しできるって今日知った!
助かる。
プロクリの隙間認識設定のいじり方がわからんくて…
(無いはず無いからググろう)
顎クイ絵は「どうす○家康」観ながら描いたので松潤と岡田准一に引っ張られて顔が微妙に混ざった。 3
もるのはこ
PROGRESS深夜テンションで自分用にアクスタ入稿しました!創作畑出身なのですぐグッズつくる( ◜ω◝ )
とりあえず試作だけど素敵な海土台とホログラム加工を採用したご機嫌オーダーです。色んなカラーアクリルも試してみたいな〜!
ぬぜぢせぷ太郎
DONEフォールガイズが得意な灰崎先生が1st落ちしてしまったときに描いた絵描いた後にぐぐったらフォールガイズの絵はたいてい着ぐるみではなく、フォールガイズのキャラクターの衣装を着せて顔はそのままなことが多いことに気が付く。
デフォルト絵と等身高い絵を反復横跳びしている。 2
masasi9991
DONE歯磨きとキスのデググラ歯磨き後 そう広くもない洗面所だから、二人で並んでいるとギチギチだ。キミはとても大きいし、歯を磨いているとどうしても腕を動かすせいでその分幅を取りがちだ。
洗面台の前の鏡もほとんどいっぱいにキミが映っている。歯磨き中のキミの大きな口は泡だらけ。ニッと笑うように口を開いて、シャカシャカといい音を立てている。
口を濯ぐのも、順番。
「きれいに磨けたかい?」
「もちろんだ! 見てみるか? あーん」
「あっはは、真っ白でピカピカだ。おれの方はどうだ?」
別に毎日こうして確認しあっているわけではないが、たまには。口を大きく開くと歯磨き粉のミントで冷えた舌や唇がスースーする。覗き込んでいるキミの視線にも、ドキドキだ。
「きれいな歯だなぁ」
1497洗面台の前の鏡もほとんどいっぱいにキミが映っている。歯磨き中のキミの大きな口は泡だらけ。ニッと笑うように口を開いて、シャカシャカといい音を立てている。
口を濯ぐのも、順番。
「きれいに磨けたかい?」
「もちろんだ! 見てみるか? あーん」
「あっはは、真っ白でピカピカだ。おれの方はどうだ?」
別に毎日こうして確認しあっているわけではないが、たまには。口を大きく開くと歯磨き粉のミントで冷えた舌や唇がスースーする。覗き込んでいるキミの視線にも、ドキドキだ。
「きれいな歯だなぁ」
ぬぜぢせぷ太郎
DONE鴉森ネイト君のアツVサーバーマイクラのファンアートです。モンド風建築がうさぎさんハウスになり丘を整備して聖帝十字陵にしたりと建築のベクトルがあらぬ方向に行きまくってるネイト君本当に面白い。
聖帝十字陵自体は北斗の拳を読んだことがなかったのでググって親切な解説サイトで知りました。
おんどべ
DOODLE東リベアニメ、1期では「千冬かわゆ!!千冬かわええな!!」って見てたんだけど、2期の1話目で「は?え、一虎?!え、ヤバ、めちゃ好み。え、マジかっこええんやけど。え、うぉ…おぉん…色気やばない…?好き」ってな感じで大人一虎におちた。んでググッたらお団子バージョンとかもうね、底なし沼にズブズブ。
(先の展開なんとなく知ってるから、ネタバレは気にしない)
過去編ではあまり興味無かったのに
r50129 6
あおの(夢垢)
PASTゼフィ光の漫画(前編)むかーし(?)書いてた特殊な設定のゼフィ光の漫画(その1)。13番目のネタよ。すべては落書きから始まった…
※13番目?
→ぜひググってみてください。さすがにここに公式へのリンクを張る勇気はない。すごいエイプリルフールネタがあるんですよ。いまだに公式だとは思えない。ほんとすごいから。2016年4月1日のブログでタイトルは「ドキッ!(以下略)」わからなかったらDMで教えま 13
masasi9991
DONEいちゃいちゃしているデググラ負けず嫌い「なんだかずいぶんかわいいものを食べているなぁ」
「キミも食べるか?」
ソファの肩越しに振り向くと、キミがわかりやすくニコッと笑った瞬間だった。返事を待つまでもなく、おれは袋から取り出したマシュマロ一粒をキミの前に差し出す。
「いただきます!」
キミは大きく口を開いて、その一粒を一口でぱくっと食べた。柔らかくあたたかい唇がおれの指先に当たる。その感触、やっぱり思った通りだ。
「大きめのマシュマロを買ってきたつもりだったんだが、キミと比べると小さいな」
「もぐ……自分で買ったのか?」
「仕事帰りに衝動買いしてしまった。あんまり甘いものは好きじゃないんだけどな。あっはっは、思い出したらやっぱり……」
「む?」
「いや、お店の売り場でキミのことを思い出してしまったんだ。もう一つどうだ?」
1103「キミも食べるか?」
ソファの肩越しに振り向くと、キミがわかりやすくニコッと笑った瞬間だった。返事を待つまでもなく、おれは袋から取り出したマシュマロ一粒をキミの前に差し出す。
「いただきます!」
キミは大きく口を開いて、その一粒を一口でぱくっと食べた。柔らかくあたたかい唇がおれの指先に当たる。その感触、やっぱり思った通りだ。
「大きめのマシュマロを買ってきたつもりだったんだが、キミと比べると小さいな」
「もぐ……自分で買ったのか?」
「仕事帰りに衝動買いしてしまった。あんまり甘いものは好きじゃないんだけどな。あっはっは、思い出したらやっぱり……」
「む?」
「いや、お店の売り場でキミのことを思い出してしまったんだ。もう一つどうだ?」
h_taro3
DONEなんとか全部やりきったの本当褒めてほしいから、今日は食パン2枚食べようと思う☺️ポスター作ったこと無さすぎて「みんなどんなの作ってたっけ!?」ってググりながら1時間かそこらで作って入稿したんですけど、もうちょっと人物ででかくしたらよかったなって思いました(感想文)原稿こぼれ話をしたいけど文字数が足りない…ここでするなと言う事だな…でもそうなるとどこでするんだ 5
masasi9991
DONE現パロのデググラ大事な写真 キミの太い指がスマホの画面の上をちょん、ちょん、とつっついてるのを見ているだけで、とても幸せな気分になる。
「うーん、この写真は……そうだ、先週の夜!」
「真っ白じゃないか。一体何を撮ろうとしたんだ?」
「これはだな、スマホをうっかりベッドの上に落としたときの写真だ!」
「あっはっはっは、よくそんなことを覚えているな! 寝るときかい? それとも起きたとき?」
「寝る前だ。手の上からこうツルリとな」
その瞬間の再現なのか、手に持ったスマホを落とす真似をする。で、やっぱり本当に落としそうになってお手玉した。
「おっとっとっとっと。ふう、ひやっとした。それでな、この次の写真が」
「今の、消さないのかい?」
「む? 消さないぞ。だっておまえが写っていたじゃないか」
794「うーん、この写真は……そうだ、先週の夜!」
「真っ白じゃないか。一体何を撮ろうとしたんだ?」
「これはだな、スマホをうっかりベッドの上に落としたときの写真だ!」
「あっはっはっは、よくそんなことを覚えているな! 寝るときかい? それとも起きたとき?」
「寝る前だ。手の上からこうツルリとな」
その瞬間の再現なのか、手に持ったスマホを落とす真似をする。で、やっぱり本当に落としそうになってお手玉した。
「おっとっとっとっと。ふう、ひやっとした。それでな、この次の写真が」
「今の、消さないのかい?」
「む? 消さないぞ。だっておまえが写っていたじゃないか」
おにたけ
MOURNING230110悪魔っ娘が描きたかったけど、顔周りで満足してしまって服とか装飾とか足とか描くところで力尽きてる
体の塗りも「うぐぐー」ってなっているので精進したい
ツノと、魔力が結晶化(宝石化?)しているような感じが好きです
masasi9991
DONEわたあめのを食べているデググラわたあめ キミの口の中に入っていくにしては、ちょっと小さかったかなと思ったけれど。
「あーん」
「あーん……もぐ」
大きな口はわたあめを通り越しておれの指までがぶっと食べてしまった。
「あははっ。もっと大きくちぎるべきだったな。ふっふっふ、くすぐったい」
「ムム? しまった! おまえの指まで甘かったものだから、つい」
「かなり指にくっついてしまうんだ。このくらいの大きさならどうだ? あーん」
「あーん! ムムム。もっとあーん! む!」
口を大きく開いて、がぶっと行く前にちらっとおれのつまんだわたあめの大きさを確認する。これでは足りないとばかりにもうもう一段階大きく口を開く。これ以上は無理だ、というところまで開けて、さらに首を傾げてかぶりつく位置を考えた。それから満を持して、がぶり。
609「あーん」
「あーん……もぐ」
大きな口はわたあめを通り越しておれの指までがぶっと食べてしまった。
「あははっ。もっと大きくちぎるべきだったな。ふっふっふ、くすぐったい」
「ムム? しまった! おまえの指まで甘かったものだから、つい」
「かなり指にくっついてしまうんだ。このくらいの大きさならどうだ? あーん」
「あーん! ムムム。もっとあーん! む!」
口を大きく開いて、がぶっと行く前にちらっとおれのつまんだわたあめの大きさを確認する。これでは足りないとばかりにもうもう一段階大きく口を開く。これ以上は無理だ、というところまで開けて、さらに首を傾げてかぶりつく位置を考えた。それから満を持して、がぶり。
masasi9991
DONEハンドクリームを塗るデググラハンドクリームのおすそ分け「あ。しまった」
もう少しでなくなってしまいそうだ、と思って思い切り絞り出したチューブから、勢いよくハンドクリームが飛び出した。白く柔らかいクリームが手の上に飛び散る。
「どうした? おっ、わはは! それはいつものおまえの、珍しいうっかりだな!」
おれの手をひょいと覗き込んだキミが元気に笑いながらそんなことを言った。
「いつもの珍しい、って妙な言い方だな」
「おまえはいつでもしっかりしているが、ハンドクリームを絞り出すのだけは時々失敗する」
「……ん、欲張ってしまうんだ」
「むふふ。欲張るのはいいことだ。おまえの手はいつでもスベスベであってほしい! おれも欲張りだ」
「キミの手だってスベスベじゃないと」
「おう、いつものだな」
1229もう少しでなくなってしまいそうだ、と思って思い切り絞り出したチューブから、勢いよくハンドクリームが飛び出した。白く柔らかいクリームが手の上に飛び散る。
「どうした? おっ、わはは! それはいつものおまえの、珍しいうっかりだな!」
おれの手をひょいと覗き込んだキミが元気に笑いながらそんなことを言った。
「いつもの珍しい、って妙な言い方だな」
「おまえはいつでもしっかりしているが、ハンドクリームを絞り出すのだけは時々失敗する」
「……ん、欲張ってしまうんだ」
「むふふ。欲張るのはいいことだ。おまえの手はいつでもスベスベであってほしい! おれも欲張りだ」
「キミの手だってスベスベじゃないと」
「おう、いつものだな」
masasi9991
DONE年越しのデググラ年越し「なあ、もうここにあるの持ってっちゃっていいかな?」
「おう! ありがとう! ……あっ」
「どうした?」
こたつの上にどんぶり四つを並べて台所を振り返ると、エプロン姿のキミが大慌てでネギを手に追いかけてくる。「あっ」の意味がすぐにわかって、たまらず吹き出した。
「あっはっはっはっは! まだ具が足りなかったか!」
温かい部屋に温かい蕎麦の湯気、おいしい匂い、いつものキミのうっかりが揃っている。笑っているのはもちろんおれだけじゃなくてロックとロッタナもだ。こたつに入った二人は少し眠たそうだけど。
「やはり彩りはな、大切だからな……」
「でもネギってちょっとだけだし味がしないじゃん」
「しかし栄養たっぷりだぞ! しっかり食べて来年も元気に過ごそう!」
901「おう! ありがとう! ……あっ」
「どうした?」
こたつの上にどんぶり四つを並べて台所を振り返ると、エプロン姿のキミが大慌てでネギを手に追いかけてくる。「あっ」の意味がすぐにわかって、たまらず吹き出した。
「あっはっはっはっは! まだ具が足りなかったか!」
温かい部屋に温かい蕎麦の湯気、おいしい匂い、いつものキミのうっかりが揃っている。笑っているのはもちろんおれだけじゃなくてロックとロッタナもだ。こたつに入った二人は少し眠たそうだけど。
「やはり彩りはな、大切だからな……」
「でもネギってちょっとだけだし味がしないじゃん」
「しかし栄養たっぷりだぞ! しっかり食べて来年も元気に過ごそう!」
masasi9991
DONEおやすみ前のデググラ心臓の音 こうして一つのベッドに潜り込んで目をつむっていると、キミの熱と一緒に鼓動の音が聞こえてくる。キミがおれにぴったり寄り添ってくれているからだ。
それにしても今日はいつもよりもっと鼓動が大きい。おれも同じだ。眠ろうとしてもどうにも落ち着かない。今日は何もしない日なんだが。
静かなベッドの中に二人分の落ち着かない鼓動がしばらく続いて、それからキミが耐えかねたように突然動いておれを太い両腕で強く抱き寄せた。
「眠れないのか!?」
「あはっ、それはキミもだろ?」
「うむ!」
キミに抱き寄せられてキミの胸に顔を押し当てて、キミに密着して……キミの鼓動がさらに大きく聞こえてくる。
「どうしておれが起きてるってわかったんだ?」
1384それにしても今日はいつもよりもっと鼓動が大きい。おれも同じだ。眠ろうとしてもどうにも落ち着かない。今日は何もしない日なんだが。
静かなベッドの中に二人分の落ち着かない鼓動がしばらく続いて、それからキミが耐えかねたように突然動いておれを太い両腕で強く抱き寄せた。
「眠れないのか!?」
「あはっ、それはキミもだろ?」
「うむ!」
キミに抱き寄せられてキミの胸に顔を押し当てて、キミに密着して……キミの鼓動がさらに大きく聞こえてくる。
「どうしておれが起きてるってわかったんだ?」
masasi9991
DONEクリスマスの準備のデググラサプライズ「すっかり暗くなってしまったなあ」
そう言いながら、キミは焚き火の前から立ち上がった。
「また採掘に出るのか? 今夜はひょっとすると雪でもちらつきそうだぜ」
「いやいや遠くには行かないぞ。おまえにご心配をかけるわけにはいかないからな」
「ああ、そうしてくれると嬉しい」
なにしろ夜の山は真っ暗だ。キミの採掘師としての勘がこんな暗闇なんかでどうにかなるはずがないとは思うが、暗闇の中でキミを待つのはおれが不安だ。行くなら、ついていくけど。
「ちょっとやることがあってな……これだこれだ」
「ん?」
テントの中に放り込んでいた荷物をゴソゴソと探っていたかと思うと、キミはすぐに焚き火の前に戻ってきた。揺れる火の灯りに照らされたそれは、いくつかの小さな宝石の原石だ。
1978そう言いながら、キミは焚き火の前から立ち上がった。
「また採掘に出るのか? 今夜はひょっとすると雪でもちらつきそうだぜ」
「いやいや遠くには行かないぞ。おまえにご心配をかけるわけにはいかないからな」
「ああ、そうしてくれると嬉しい」
なにしろ夜の山は真っ暗だ。キミの採掘師としての勘がこんな暗闇なんかでどうにかなるはずがないとは思うが、暗闇の中でキミを待つのはおれが不安だ。行くなら、ついていくけど。
「ちょっとやることがあってな……これだこれだ」
「ん?」
テントの中に放り込んでいた荷物をゴソゴソと探っていたかと思うと、キミはすぐに焚き火の前に戻ってきた。揺れる火の灯りに照らされたそれは、いくつかの小さな宝石の原石だ。
masasi9991
DONEおはようのデググラお名前「デグダス、デグダス」
とんとん、つんつん、ほっぺをつつかれている。ちょっと冷えた指先がくすぐったい。「むふふ」
なんていい夢だろう。グランツが耳元でおれの名前を呼んでいる。とても楽しそうな声だ。今にも笑い出しそうなのを我慢している、そんなときのウキウキはねる声だ。
どうしておれの名前を呼んでいるだけで、そんなにうれしそうなのだろう? とっても不思議だが、おれもそんな気持ちのときもある。同じ気持ちを思い出して、おれもムフムフ夢の中で笑ってしまう。
「今朝はキミの好きなものを作ったぜ」
「うーん」
そうか朝なのか。言われてみれば、眩しいような夢だ。じゃあ起きないと。
ううん、でも、しかしそれにしても、その『キミ』という響きも、たいへんむず痒く幸せなものだなぁ。
981とんとん、つんつん、ほっぺをつつかれている。ちょっと冷えた指先がくすぐったい。「むふふ」
なんていい夢だろう。グランツが耳元でおれの名前を呼んでいる。とても楽しそうな声だ。今にも笑い出しそうなのを我慢している、そんなときのウキウキはねる声だ。
どうしておれの名前を呼んでいるだけで、そんなにうれしそうなのだろう? とっても不思議だが、おれもそんな気持ちのときもある。同じ気持ちを思い出して、おれもムフムフ夢の中で笑ってしまう。
「今朝はキミの好きなものを作ったぜ」
「うーん」
そうか朝なのか。言われてみれば、眩しいような夢だ。じゃあ起きないと。
ううん、でも、しかしそれにしても、その『キミ』という響きも、たいへんむず痒く幸せなものだなぁ。
masasi9991
DONEお買い物のデググラ選びきれない マーケットで買い物をするとき、こういった店だとかなり大変だ。
小さな屋台の端から端まで、無数の種類のドーナツと値札が並んでいる。一つの種類につき、残っているのは二つか三つぐらいしかない。もうカラになっているカゴもある。そうなると逆によほど人気のあるフレーバーだったのだろうな、と想像をかきたてられて、購買意欲をそそる。
とはいえおれもデグダスも、それほど優柔不断というわけではない、はずなんだが。
「これとこれとこれ……で、六、七、八個。あとは……」
「これ、おれも食べたいな。あとこのトマトとアンチョビのやつ、酒に合いそうじゃないか?」
「おおっ。じゃあそれ、おれの分も買っていいか!? トマトまんじゅう!」
1064小さな屋台の端から端まで、無数の種類のドーナツと値札が並んでいる。一つの種類につき、残っているのは二つか三つぐらいしかない。もうカラになっているカゴもある。そうなると逆によほど人気のあるフレーバーだったのだろうな、と想像をかきたてられて、購買意欲をそそる。
とはいえおれもデグダスも、それほど優柔不断というわけではない、はずなんだが。
「これとこれとこれ……で、六、七、八個。あとは……」
「これ、おれも食べたいな。あとこのトマトとアンチョビのやつ、酒に合いそうじゃないか?」
「おおっ。じゃあそれ、おれの分も買っていいか!? トマトまんじゅう!」
masasi9991
DONEいちゃいちゃしているデググラ呼吸の音 ふう、と一息をついた。洞窟は静かで、おれのため息ばかりがホワンと響く。少し離れたところでピッケルを振るっていたグランツが振り向いて、声を上げて笑った。
「あっははは。休憩にしようか」
「む。おれのため息は、そんなにうるさかったか?」
「静かだからさ。キミの呼吸の音ばかり聞こえるんだ」
と、ケラケラ笑いながら駆け寄ってくる。
そんなにハアハア言っていたかな? ピッケルを振るっているときはそりゃあもちろん呼吸も荒くなるものだが、そのヒイヒイハアハア言っているのをグランツにしっかり聞かれていたかと思うとちょっとばかり恥ずかしい。
思わず片手で口元を塞いだ。
いつだって一緒に採掘をしているのだから今更なことではあるけれども。
756「あっははは。休憩にしようか」
「む。おれのため息は、そんなにうるさかったか?」
「静かだからさ。キミの呼吸の音ばかり聞こえるんだ」
と、ケラケラ笑いながら駆け寄ってくる。
そんなにハアハア言っていたかな? ピッケルを振るっているときはそりゃあもちろん呼吸も荒くなるものだが、そのヒイヒイハアハア言っているのをグランツにしっかり聞かれていたかと思うとちょっとばかり恥ずかしい。
思わず片手で口元を塞いだ。
いつだって一緒に採掘をしているのだから今更なことではあるけれども。
masasi9991
DONE朝からいちゃいちゃするデググラ食べたいもの正解 ほっぺがむにむにと柔らかいので思わずいつまでもこうしていたくなるのだが……。
「ふふ、くすぐったい……。な、キミも一緒に二度寝しようぜ」
なんて誘惑が、グランツのお口から聞こえてくるのでたいへん危険だ。眠たいグランツの目は片方は閉じたまま、ウィンク。
うつ伏せになって枕に半分沈んだ顔の、むにっとなっているほっぺをつついていると、おれは今にもベッドに吸い込まれてしまいそうだ。グランツはどうしてこうも誘惑がお上手なのか。
「そうはいかない。ムム……、おれはおまえを起こしておいしい朝ごはんを食べてもらうという使命があるのだ! 朝ごはんは元気のもと!」
「んー……。そういえばお腹が空いてるな」
「そうだろうそうだろう! いまにおまえのお腹はグーグー言い始めるはずだ」
914「ふふ、くすぐったい……。な、キミも一緒に二度寝しようぜ」
なんて誘惑が、グランツのお口から聞こえてくるのでたいへん危険だ。眠たいグランツの目は片方は閉じたまま、ウィンク。
うつ伏せになって枕に半分沈んだ顔の、むにっとなっているほっぺをつついていると、おれは今にもベッドに吸い込まれてしまいそうだ。グランツはどうしてこうも誘惑がお上手なのか。
「そうはいかない。ムム……、おれはおまえを起こしておいしい朝ごはんを食べてもらうという使命があるのだ! 朝ごはんは元気のもと!」
「んー……。そういえばお腹が空いてるな」
「そうだろうそうだろう! いまにおまえのお腹はグーグー言い始めるはずだ」
masasi9991
DONEお買い物のデググラ二人でお買い物「これもキミに似合うな」
「そうか?」
振り向いて首を傾げたキミの襟足に、それをそっと添えてみる。ぴょんぴょん跳ねるキミの赤毛に黒のゴムはもちろん深い青のガラス玉もよく似合う。欲を言えばガラスより鉱石の飾りの方がきっとキミには似合うだろう。
「こっちもいい。キミなら……これも。ふふ、選ぶのに時間がかかってすまない。キミには何でも似合うんだ」
「いやいやそれほどでも! むっふっふっふっふ。お買い物は楽しいから仕方がないさ。ところで……」
「あとで晩飯の買い物にも行かないとな。なあ、この焼き芋の飾り、ほんとにキミにぴったりじゃないか?」
「おいしそうだ! それに色もおれの髪にジャストフィットだと!?」
「あっはっはっはっは! これを買ってしまおうか!」
579「そうか?」
振り向いて首を傾げたキミの襟足に、それをそっと添えてみる。ぴょんぴょん跳ねるキミの赤毛に黒のゴムはもちろん深い青のガラス玉もよく似合う。欲を言えばガラスより鉱石の飾りの方がきっとキミには似合うだろう。
「こっちもいい。キミなら……これも。ふふ、選ぶのに時間がかかってすまない。キミには何でも似合うんだ」
「いやいやそれほどでも! むっふっふっふっふ。お買い物は楽しいから仕方がないさ。ところで……」
「あとで晩飯の買い物にも行かないとな。なあ、この焼き芋の飾り、ほんとにキミにぴったりじゃないか?」
「おいしそうだ! それに色もおれの髪にジャストフィットだと!?」
「あっはっはっはっは! これを買ってしまおうか!」
masasi9991
DONEデググラと焼き芋秋の食べ放題 公園の方から家の前の道まで、すっかりきれいになった。ほうきで集めた落ち葉をまとめて積み上げておくと、これはこれで秋らしくていい。あとはごみ袋でまとめて公園に持っていって、焚き火をするのだ。
そう、焚き火だ! 今日は焚き火の日だ。ビレッジの中央の公園の方角からモクモクと煙が上がっている。すでに集まってきている落ち葉で焚き火が始まっているようだ。
煙が秋の水色の空にゆっくり上り、ゆっくり吹いた風でゆらゆらと揺れ、香ばしい焚き火の香りが……焚き火の中のお芋の焼ける匂いが! 漂っているような気がする。
今日は秋の恒例のビレッジの落ち葉掃きの日だ。落ち葉を集め終わったら、落ち葉で焼いた焼き芋がもらえる。つまり焚き火の日であり、焼き芋の日でもある。そして焼き芋は食べ放題だ。
1304そう、焚き火だ! 今日は焚き火の日だ。ビレッジの中央の公園の方角からモクモクと煙が上がっている。すでに集まってきている落ち葉で焚き火が始まっているようだ。
煙が秋の水色の空にゆっくり上り、ゆっくり吹いた風でゆらゆらと揺れ、香ばしい焚き火の香りが……焚き火の中のお芋の焼ける匂いが! 漂っているような気がする。
今日は秋の恒例のビレッジの落ち葉掃きの日だ。落ち葉を集め終わったら、落ち葉で焼いた焼き芋がもらえる。つまり焚き火の日であり、焼き芋の日でもある。そして焼き芋は食べ放題だ。
mido_mido_woo
SPOILERあーるあーるあーる。あのあと兄貴が制服に着替える時にビームちゃんがかけてくれた契り紐を取ろうとして取れなくてを繰り返してたのかな…と思うとうぐぐ…となるね…服も髪も記憶で書いたから適当……
masasi9991
DONE現パロ お買い物のデググラ赤ちゃんサイズ いつもここに並んでいるはずなんだが、いくら探してもない。売り切れてしまっているのだろうか? ひとつでいいから、残っていてくれないか。一つずつ手にとって、パッケージに書いてある文字を読む。やわらかめ。しかし、〇〜三歳用。これは違う。
そうしていると、背中をつんつん、とつつかれた。
一番下の商品の棚を見るためにしゃがんで丸めたおれの背中を、つんつん、こちょこちょ。ちょっぴりくすぐったい。顔を見なくてもすぐにわかる、もちろんこれはグランツだ。
「何を探しているんだ?」
「おう、いつも使っている歯ブラシをだな」
「キミがいつも使ってる歯ブラシ? あのメーカーのやつか」
「白に青と緑の線が入っていて、大きめでやわらかい……。ないな。あれが一番いいんだ。やっぱり売り切れか」
737そうしていると、背中をつんつん、とつつかれた。
一番下の商品の棚を見るためにしゃがんで丸めたおれの背中を、つんつん、こちょこちょ。ちょっぴりくすぐったい。顔を見なくてもすぐにわかる、もちろんこれはグランツだ。
「何を探しているんだ?」
「おう、いつも使っている歯ブラシをだな」
「キミがいつも使ってる歯ブラシ? あのメーカーのやつか」
「白に青と緑の線が入っていて、大きめでやわらかい……。ないな。あれが一番いいんだ。やっぱり売り切れか」
masasi9991
DONEお昼寝前のデググラお昼にもお昼寝 ふわ、と大きなあくびが出た。静かな洞窟の中にほわんと反響して、誰も聞いていないのに少し恥ずかしくなる。仕事中にこんな気が抜けた様子じゃ流石にまずい。
誰も聞いてない、よな?
デグダスは……先に進んでいるはずだし。いくらさっきのおれのあくびの声が大きすぎたからって、まさかデグダスのところまで響いて聞こえるなんてことは。
そんな気まずい予感がしたときは、当たることが多いような気がする。
洞窟の先から、ドタドタと急いでこっちにやってくる足音が聞こえた。
「グランツ! だから言っただろう!」
「あっはははは。まさか聞こえてたとはな」
「おれは耳もよければ鼻もいいし勘もいいのだ。うっかりは多いけれども」
「顔もいいしな」
1703誰も聞いてない、よな?
デグダスは……先に進んでいるはずだし。いくらさっきのおれのあくびの声が大きすぎたからって、まさかデグダスのところまで響いて聞こえるなんてことは。
そんな気まずい予感がしたときは、当たることが多いような気がする。
洞窟の先から、ドタドタと急いでこっちにやってくる足音が聞こえた。
「グランツ! だから言っただろう!」
「あっはははは。まさか聞こえてたとはな」
「おれは耳もよければ鼻もいいし勘もいいのだ。うっかりは多いけれども」
「顔もいいしな」
yoinokokeshi
DOODLEトンちゃんが登場するうる星やつら五巻が読めるのは11/11まで!https://sp.nicovideo.jp/watch/sm6045021?ss_id=a75ba17e-d9fd-483f-bc8c-97541b92ccae&ss_pos=6
原作初期の殺生丸様…映像化してたのか!!
アニメだと原作より面長にキャラデザされてるってぐぐったら出てきたけどソースはわからん 7
masasi9991
DONEハロウィン準備中のデググラお祭りの朝「デグダス、おはよう」
「んがっ?」
朝だ! グランツの声だ! ワッと目を開くと、朝日が眩しい。おれの顔を覗き込むグランツの肌と瞳がキラキラしている。
「朝なのか?」
「そうだぜ。あはっ、まだ寝足りないかい?」
「いや、とってもすっきりとした目覚めだ。今日もぐっすり眠ることができたようだ!」
「それはよかった」
グランツの笑顔は今日もピカピカだ。朝日の眩しさにも全く負けていない。そんな笑顔を一日の始まりから見ることができて、おれはなんて幸せ者なのだろうか。
「でもなんだかまだ夢の中みたいなぼんやりした顔をしていないか?」
「ン、実は」
グランツがさらにおれに顔を近づけると、昼間と違って結んでいない髪がサラリサラリとおれの顔に流れてかかる。おれの頬にこしょこしょ、と。
1295「んがっ?」
朝だ! グランツの声だ! ワッと目を開くと、朝日が眩しい。おれの顔を覗き込むグランツの肌と瞳がキラキラしている。
「朝なのか?」
「そうだぜ。あはっ、まだ寝足りないかい?」
「いや、とってもすっきりとした目覚めだ。今日もぐっすり眠ることができたようだ!」
「それはよかった」
グランツの笑顔は今日もピカピカだ。朝日の眩しさにも全く負けていない。そんな笑顔を一日の始まりから見ることができて、おれはなんて幸せ者なのだろうか。
「でもなんだかまだ夢の中みたいなぼんやりした顔をしていないか?」
「ン、実は」
グランツがさらにおれに顔を近づけると、昼間と違って結んでいない髪がサラリサラリとおれの顔に流れてかかる。おれの頬にこしょこしょ、と。
masasi9991
DONEいちゃいちゃしているデググラ昔から しょんぼりと肩を落としてうなだれていても、キミの身体はとても大きい。
「ちょっとかがんでくれないか?」
「おう」
返ってきた一言も元気がない。背を屈めて、頭をうなだれ、赤いくせっ毛がそっと揺れる。それでもおれはちょっと背伸びをして、キミの頭へ手を伸ばした。
「お」
「よしよし。おれはキミが落ち込む必要はないと思うが……。ま、こんな日もある」
「……うむ!」
背は屈めたままだけど、キミの黒い目は元気に見開かれて少し上目遣いにおれを見た。
キミに見つめられながらキミの頭を撫でるのは、なんだかとてもくすぐったい気分だ。手のひらに感じるキミのくせっ毛もくすぐったい。
この場合、キミの方がくすぐったいのかもしれないが。
871「ちょっとかがんでくれないか?」
「おう」
返ってきた一言も元気がない。背を屈めて、頭をうなだれ、赤いくせっ毛がそっと揺れる。それでもおれはちょっと背伸びをして、キミの頭へ手を伸ばした。
「お」
「よしよし。おれはキミが落ち込む必要はないと思うが……。ま、こんな日もある」
「……うむ!」
背は屈めたままだけど、キミの黒い目は元気に見開かれて少し上目遣いにおれを見た。
キミに見つめられながらキミの頭を撫でるのは、なんだかとてもくすぐったい気分だ。手のひらに感じるキミのくせっ毛もくすぐったい。
この場合、キミの方がくすぐったいのかもしれないが。
masasi9991
DONEデググラの日常ごほうび「よーしよし。今日はお疲れさまだ!」
夕暮れの平原の一角に時間通り集まった弟子たちに、キミは予め用意しておいたアップルジュースのビンを一人一本ずつ手渡していた。昼にマーケットで買っておいたものだから冷えてはいないけど、涼しくなってきたこの季節にはその方がいいだろう。今日の採掘は試験も兼ねていた分、頑張った弟子たちへのキミからのご褒美というわけだ。
マーケットからの帰り道では何本ものビンを抱えてカチャカチャ鳴らしながら運んでいて、うっかり割っちゃったりしないだろうかと心配だったけど、渡し終わってみればちゃんと全員分無事だった。むしろ予備で買った分が一本残っている。
キミはうっかりも多いけど、いつもこんなふうに弟子たちへの気遣いもとても優しくて、おれはただただ羨ましい。
1615夕暮れの平原の一角に時間通り集まった弟子たちに、キミは予め用意しておいたアップルジュースのビンを一人一本ずつ手渡していた。昼にマーケットで買っておいたものだから冷えてはいないけど、涼しくなってきたこの季節にはその方がいいだろう。今日の採掘は試験も兼ねていた分、頑張った弟子たちへのキミからのご褒美というわけだ。
マーケットからの帰り道では何本ものビンを抱えてカチャカチャ鳴らしながら運んでいて、うっかり割っちゃったりしないだろうかと心配だったけど、渡し終わってみればちゃんと全員分無事だった。むしろ予備で買った分が一本残っている。
キミはうっかりも多いけど、いつもこんなふうに弟子たちへの気遣いもとても優しくて、おれはただただ羨ましい。