ぱれっと
t_kaminashi
การฝึกอบรม夏向けワードパレット3を使用したワンライのじろたろでした。逃げる 陽炎 扇風機 その日、本丸に激震が走った。本丸全体を管理する空調設備が不調を起こしたのだ。この夏の盛りの日に。
夏の暑さは時に深刻な被害をもたらす。汗をかけば脱水症状を引き起こすし、熱によって頭がぼんやりする。石畳の向こうに幻覚を見だすものもいると聞く。
そんな中で空調が効かなくなったと聞いて絶望しないものはいないだろう。放っておけば死にも至る緊急事態なのだ。状況を理解できるものならばすぐさまに行動に移そうとする。ちなみに主からの指示は各々で対処してほしいとのこと。
そして次郎太刀は息を吐く。この暑さの中普段となんら変わらず、しっかりと着物を着込んでは涼しい顔をしている上、空調設備の不具合に関する話を聞いても今ひとつピンと来ていなそうな兄に頭を抱えざるをえなかった。
1108夏の暑さは時に深刻な被害をもたらす。汗をかけば脱水症状を引き起こすし、熱によって頭がぼんやりする。石畳の向こうに幻覚を見だすものもいると聞く。
そんな中で空調が効かなくなったと聞いて絶望しないものはいないだろう。放っておけば死にも至る緊急事態なのだ。状況を理解できるものならばすぐさまに行動に移そうとする。ちなみに主からの指示は各々で対処してほしいとのこと。
そして次郎太刀は息を吐く。この暑さの中普段となんら変わらず、しっかりと着物を着込んでは涼しい顔をしている上、空調設備の不具合に関する話を聞いても今ひとつピンと来ていなそうな兄に頭を抱えざるをえなかった。
柊 みぃ
เสร็จแล้วできた。ことにしておく。ちょっとお触りしてっけどちゅーしてるだけだから年齢制限つけなくていいよね??
前に募集したワードパレットの消化②
【下心、を、口移し】 環紡
「キスだけで」「敏感」「服を脱ぐ」
服を脱……がなかったですごめんなさい。
ほぼ書き終わってから迷走して、0から書き直したので何がしたかったよく分からなくなってしまった(定期)
最後のひとくち(環紡)「はい、どーぞ。ひとくちしか残ってねーけど」
そう言って差し出されたのは、環の好物である王様プリン。
仕事を終えた紡が深いため息と共にパソコンを閉じたとき、環は「疲れたときには甘い物がいいんだって」なんてことを言い出したのだ。
きっと三月あたりに聞いたのだろう。大好きなプリンの最後のひとくち。それを譲ってくれる優しさは嬉しいのだけど、それとこれとは別の話で。その「最後のひとくち」が乗ったスプーンは環が握りしめたまま紡の口元に差し出されていた。
「はやく食えよ。こぼれんだろ? ほら、あーん」
「いや、あ、あーんは少し恥ずかし……」
「はぁ? 誰も見てないからいいじゃん。はやく。あーん!」
紡は恥ずかしさのあまり目をつぶり、急かされるまま口を開けた。
1113そう言って差し出されたのは、環の好物である王様プリン。
仕事を終えた紡が深いため息と共にパソコンを閉じたとき、環は「疲れたときには甘い物がいいんだって」なんてことを言い出したのだ。
きっと三月あたりに聞いたのだろう。大好きなプリンの最後のひとくち。それを譲ってくれる優しさは嬉しいのだけど、それとこれとは別の話で。その「最後のひとくち」が乗ったスプーンは環が握りしめたまま紡の口元に差し出されていた。
「はやく食えよ。こぼれんだろ? ほら、あーん」
「いや、あ、あーんは少し恥ずかし……」
「はぁ? 誰も見てないからいいじゃん。はやく。あーん!」
紡は恥ずかしさのあまり目をつぶり、急かされるまま口を開けた。
greynoneko
กราฟฟิตี้色塗りが面倒くさい。いつも使ってるカラーパレットから同じ色4色くらいを使いまわしている。日田のミュージアムの来場5万人突破映像で諫山さんの進撃新規絵が見れて嬉しかった。
柊 みぃ
เสร็จแล้วできた。ことにしておく。シャワー浴びながらちゅーしてるだけだから年齢制限つけなくてだいじょうぶだ、よね???
前に募集したワードパレットの消化。
「赤い快感の跡」の「シャワー」「見えない場所」「確認」です。
○○(大紡)流しっぱなしのシャワーの音と立ちこめる湯気の中、熱い舌が口の中をかき回す音と二人の息づかいが響く。
たまには一緒に入ろっかという大和の誘いを断り切れなかった紡は、浴室の壁と彼の腕に囲まれ、身動きが取れぬまま濡らされていた。
「んんっ、や、まとさんっ、ん、どうしたんですか……」
「喋らないで。キスできないから」
「でもやまとさ……んんっ」
僅かな抵抗も許されぬまま、紡の唇はまた大和に塞がれた。
指先は濡れた肌を滑るようになぞって、紡のカラダを包み込む。
唇を塞いでいたはずのそれはいつのまにか首筋の落ちて、ちゅうと強く、
「や、だめですっそこは見えちゃいますからっ」
「……見えなきゃ意味ないんだけど」
「ダメですっ」
「はぁ。じゃあここには付けない。その代わり俺としたこと忘れられないくらい気持ち良くしてあげるよ。だから今日はずっと“好き”って言ってて」
693たまには一緒に入ろっかという大和の誘いを断り切れなかった紡は、浴室の壁と彼の腕に囲まれ、身動きが取れぬまま濡らされていた。
「んんっ、や、まとさんっ、ん、どうしたんですか……」
「喋らないで。キスできないから」
「でもやまとさ……んんっ」
僅かな抵抗も許されぬまま、紡の唇はまた大和に塞がれた。
指先は濡れた肌を滑るようになぞって、紡のカラダを包み込む。
唇を塞いでいたはずのそれはいつのまにか首筋の落ちて、ちゅうと強く、
「や、だめですっそこは見えちゃいますからっ」
「……見えなきゃ意味ないんだけど」
「ダメですっ」
「はぁ。じゃあここには付けない。その代わり俺としたこと忘れられないくらい気持ち良くしてあげるよ。だから今日はずっと“好き”って言ってて」
385gysn
เสร็จแล้ว「その向こうにあるもの」のサイドストーリーです。8/8のイベント時の投票の結果、4. さざんか のワードパレットで書きました。
投票して下さったみなさま、ありがとうございました。
遠距離恋愛編と挙式編の間の話です。
しのぶさんはあまり出てこなくて、かわりに(?)村田さんが出てきます!
村田さん×モブがあります。
ギリギリになってしまったので推敲なしであげます、ごめんなさい!
サザンカ 「今回は、俺が選んでもいいか」
電話越しにそう尋ねられて、しのぶは驚いた。少し考えてから、「ではお任せします。ありがとうございます」と答えた。お気に入りのふわふわのブランケットにくるまって、他愛のない話をする。
しのぶは冬の冷たい空気が好きだった。決して夏が嫌いという訳ではないけれど、冬の寒い時に感じる暖かさにはどんなものだって勝てない、と思っていた。
話しながら、しのぶは部屋のカーテンを少し開けた。外は真っ暗で、月がぼんやりと浮かんでいる。しんしんと寒い、二月の夜。
「そういえば、もうすぐ付き合い始めて丸八年になりますね」
「……そうだな」
その声だけで、冨岡が小さく微笑んでいることがわかる。見えないけど、たぶんそう。こうやって、声だけでいろんなことがわかるようになって、ずいぶん経つ。
3302電話越しにそう尋ねられて、しのぶは驚いた。少し考えてから、「ではお任せします。ありがとうございます」と答えた。お気に入りのふわふわのブランケットにくるまって、他愛のない話をする。
しのぶは冬の冷たい空気が好きだった。決して夏が嫌いという訳ではないけれど、冬の寒い時に感じる暖かさにはどんなものだって勝てない、と思っていた。
話しながら、しのぶは部屋のカーテンを少し開けた。外は真っ暗で、月がぼんやりと浮かんでいる。しんしんと寒い、二月の夜。
「そういえば、もうすぐ付き合い始めて丸八年になりますね」
「……そうだな」
その声だけで、冨岡が小さく微笑んでいることがわかる。見えないけど、たぶんそう。こうやって、声だけでいろんなことがわかるようになって、ずいぶん経つ。
みゃこおじ
ไว้ทุกข์【しんおみ】ワードパレット22番「恋占い、信頼、秘密の恋」小さなプレハブ小屋には、明石の全てが詰まっていた。
黒龍初代総長である佐野真一郎の実家はそれなりの資産家らしい。真一郎の両親は既に病死していることしか親の話をきいたことがなかったが、祖父は有名な空手の師範で門下生を数多く抱える道場経営しており、その生家は都会では珍しい平屋の家で、遊びに行くたびに相続税が凄そうだなと現実的なことを考えてしまうようなちょっとした豪邸だ。
門扉をくぐり、母屋にいるであろう祖父にごめんくださいと声をかけると、奥から白髪交じりの好々爺が姿を現した。老人の背中を小さな影が追いかけてきて、その子供は真一郎をそっくりそのまま子供に縮めたかのような瓜二つの容姿をしている。もぐもぐとどら焼きを口いっぱいに頬張りながら黒々とした目でじっとこちらを見つめくる小さな子供は、真一郎の弟で万次郎といった。
2658黒龍初代総長である佐野真一郎の実家はそれなりの資産家らしい。真一郎の両親は既に病死していることしか親の話をきいたことがなかったが、祖父は有名な空手の師範で門下生を数多く抱える道場経営しており、その生家は都会では珍しい平屋の家で、遊びに行くたびに相続税が凄そうだなと現実的なことを考えてしまうようなちょっとした豪邸だ。
門扉をくぐり、母屋にいるであろう祖父にごめんくださいと声をかけると、奥から白髪交じりの好々爺が姿を現した。老人の背中を小さな影が追いかけてきて、その子供は真一郎をそっくりそのまま子供に縮めたかのような瓜二つの容姿をしている。もぐもぐとどら焼きを口いっぱいに頬張りながら黒々とした目でじっとこちらを見つめくる小さな子供は、真一郎の弟で万次郎といった。
みゃこおじ
ไว้ทุกข์【ドライヌ】ワードパレット9番「結婚・不滅・永遠の愛」玄関のドアを開けると、少し気が緩んでしまったのかぐらりと視界が揺れる。痛む頭を押さえながら玄関の電気をつけ、鍵を閉める。男ふたりで暮らす部屋はシンと静まり返り、初夏を迎えつつある室内は少しだけ蒸し暑かった。
ヘベレケになるまで飲んだのは久しぶりのような気がする。フラつく足取りでリビングに足を踏み入れ、年季にはいった皮張りのソファーにどかりと腰をおろす。近所のコンビニで買ってきた栄養ドリンクを一気に飲み干し、ミネラルウォーターをグビグビと喉を鳴らしながら飲み込んだ。干からびた砂漠に降った雨のように染みわたる。吐き出す呼気も礼服もアルコールの匂いが染みついているような気がするが、着替えるのが億劫だった。
2881ヘベレケになるまで飲んだのは久しぶりのような気がする。フラつく足取りでリビングに足を踏み入れ、年季にはいった皮張りのソファーにどかりと腰をおろす。近所のコンビニで買ってきた栄養ドリンクを一気に飲み干し、ミネラルウォーターをグビグビと喉を鳴らしながら飲み込んだ。干からびた砂漠に降った雨のように染みわたる。吐き出す呼気も礼服もアルコールの匂いが染みついているような気がするが、着替えるのが億劫だった。
Do not Repost・東龍
การฝึกอบรมお題【夏のゆめ】右が配慮版の【夏が終わるのに何も終わっていなくて絶望する子】。左が……悪い夢なのか、やれてせいせいして良い夢なのかという。
色縛りされたパレットでのドット。……ムズい!これはムズい! 2
kaannmi
เสร็จแล้วスタオケ 銀唯ワードパレット
14 花嫁の未知
はじめて/イイ子/我慢して
大人だからって自分に言い聞かせてる
花嫁の未知 ガチャッと扉の開く音の次に、バタバタと足音がする。次はきっと……ほら、いつもとおんなじ。背中にどすんと重みがきた。
「銀河くん!」
「またお前は……ノックしろって言ったよな」
「したよ!」
ノックの音なんて聞こえなかった。お前だけなら勝手に入ってもいい、なんて言ったのが悪かったのか、いつでも構わず突入してくる。
そして、幼い頃から変わらない、真っ先に背中に飛びかかる癖。
「嘘つくな。あと一ノ瀬先生な」
「銀河くんは銀河くんだもん」
「朝日奈」
「はぁい。一ノ瀬せんせー」
二人きりなんだからいいじゃんって文句、丸聞こえですよ、お嬢さん。普段から全然『一ノ瀬先生』なんて呼びやしない。
するりと前に回ってきた彼女の尖った唇を、もっと尖らせるように頬を摘んでやる。
748「銀河くん!」
「またお前は……ノックしろって言ったよな」
「したよ!」
ノックの音なんて聞こえなかった。お前だけなら勝手に入ってもいい、なんて言ったのが悪かったのか、いつでも構わず突入してくる。
そして、幼い頃から変わらない、真っ先に背中に飛びかかる癖。
「嘘つくな。あと一ノ瀬先生な」
「銀河くんは銀河くんだもん」
「朝日奈」
「はぁい。一ノ瀬せんせー」
二人きりなんだからいいじゃんって文句、丸聞こえですよ、お嬢さん。普段から全然『一ノ瀬先生』なんて呼びやしない。
するりと前に回ってきた彼女の尖った唇を、もっと尖らせるように頬を摘んでやる。
ながさこ
การฝึกอบรมピクスクのアバターのサイズでドットぽちぽち。色は作業用仮パレットなので後で変える。
セイファートの使者/エッグベア/フェイク/スピリット/ワンダーシェフ/
ミンツの学生っぽいモブ×2/「ナース」使ったときに出てくるひと 8
#FFFF9D
บันทึก2020.08.18/2.アルプヤルナ(竜光)甘い、突風、飲み込む
ツイッターで頂いた@のワードパレットがどうこうのやつ3つ目。
付き合ってないしまだ特別へのラベリングをするかしないか位のふたりとお供にス●プライト。
※カタカナの正しい意味がわからなかったのでツイッタ調べで白い冬という体で書いています。 5
#FFFF9D
บันทึก2020.07.10/全然付き合ってないし本番以外は全部するふたり。
セックスしようって言ったら断られた翌日に眼鏡が冷蔵庫に入ってた話、ふたごが半分で寂しがってるという話かもしれません、ワードパレットのボツ書きかけダイジェスト。 3
霧(きり)
การฝึกอบรมワードパレットss第3弾キーワード:狂おしい、先約、嫉妬
パッションフルーツ ガラス一枚隔ててくぐもった雨音が、部屋を包む。カイは台所に立ち、サクと音を立てて紫色の果実に刃を入れた。
「何切ってるんだ?」
自室にいたキリュウが、カイの居る場所にひょっこりと顔を出した。
「パッションフルーツだって」
「なんか、名前は聞いたことある」
「オレも食べたことはないな〜」
果実を半分ではなく、ヘタに近い部分を切ってそのまま小さな皿に盛り付けた。
「はい、スプーンと持っていって」
「さんきゅ。これスプーンで食べんの?」
「そう聞いたよ」
カイは自分の分も用意すると、ダイニングテーブルに向かう。彼が席につくと、テーブルを拭いて待っていたキリュウが話しかける。
「んで、これどうしたんだ」
「昨日のバトル、モズク農園だったって言っただろ? バトル終わりに知り合いに会ったんだ」
2490「何切ってるんだ?」
自室にいたキリュウが、カイの居る場所にひょっこりと顔を出した。
「パッションフルーツだって」
「なんか、名前は聞いたことある」
「オレも食べたことはないな〜」
果実を半分ではなく、ヘタに近い部分を切ってそのまま小さな皿に盛り付けた。
「はい、スプーンと持っていって」
「さんきゅ。これスプーンで食べんの?」
「そう聞いたよ」
カイは自分の分も用意すると、ダイニングテーブルに向かう。彼が席につくと、テーブルを拭いて待っていたキリュウが話しかける。
「んで、これどうしたんだ」
「昨日のバトル、モズク農園だったって言っただろ? バトル終わりに知り合いに会ったんだ」
1inu_uni8
เสร็จแล้ว3.レモンイエロー/リボン/やさしい嘘#指定リクエストパレット より
Lemon×Candy×Ribbon【むいこて】「はい、これ」
小鉄の前に現れた無一郎はひどく疲れた顔していた。
どうしてそんな顔をしているのか、何故ここにいるのか。小鉄の頭にはたくさんの疑問符が浮かんでいた。
「ええっと、これ何?」
けれども最初に口から飛び出たのは目の前に差し出された綺麗な包みについてだった。
真っ白なハンカチの端を鮮やかなリボンで括ったそれを無一郎はぽいっと小鉄へと向けて放る。
「わ、ちょっと!」
小鉄はぶつくさと小言を漏らしながらもそれを受け取り、リボンを解く。すると中からリボンと同じ鮮やかな色に包まれたあめ玉が溢れ出て、ころんと床に一粒転がった。
「巡回の途中で、襲われてる人が居て……。あ、鬼じゃなかったんだけど。助けてあげたらお礼にって」
2775小鉄の前に現れた無一郎はひどく疲れた顔していた。
どうしてそんな顔をしているのか、何故ここにいるのか。小鉄の頭にはたくさんの疑問符が浮かんでいた。
「ええっと、これ何?」
けれども最初に口から飛び出たのは目の前に差し出された綺麗な包みについてだった。
真っ白なハンカチの端を鮮やかなリボンで括ったそれを無一郎はぽいっと小鉄へと向けて放る。
「わ、ちょっと!」
小鉄はぶつくさと小言を漏らしながらもそれを受け取り、リボンを解く。すると中からリボンと同じ鮮やかな色に包まれたあめ玉が溢れ出て、ころんと床に一粒転がった。
「巡回の途中で、襲われてる人が居て……。あ、鬼じゃなかったんだけど。助けてあげたらお礼にって」
1inu_uni8
เสร็จแล้ว5.スプリンググリーン/鍵/君のひみつ#指定リクエストパレット より
秘密はそっと箱にいれたまま【むいこて】 手のひらに収まる小さな箱。左右に振ればカラン、と軽快な音が鳴る。
寄木細工の秘密箱。正しい手順で動かさなければ開かない箱に、彼は一体何を入れたんだろう。
「ねぇ、これ。何が入ってるの?」
カラカラと音を鳴らしながら尋ねれば、火男の面を付けた小さな彼は「あー……」とばつの悪そうな声を上げた。
ちょんっと隣座った彼は僕の手から箱を取り上げると「どこにありました? これ」と箱を指す。すぐそこの棚だと伝えれば「そんな所に……。意外と見てないもんだな」なんてひとりごちる彼に特段わかりにくい場所にあった訳でもないその箱はなんなのか尋ねる。
彼の小さな手にも収まる小さな小さな箱。
箱を懐かしそうに撫でる彼の姿になんだか胸がざわつく。一体、誰が作った物なんだろう。そしてそれに何を仕舞ったのか、気になって仕方がない。
2658寄木細工の秘密箱。正しい手順で動かさなければ開かない箱に、彼は一体何を入れたんだろう。
「ねぇ、これ。何が入ってるの?」
カラカラと音を鳴らしながら尋ねれば、火男の面を付けた小さな彼は「あー……」とばつの悪そうな声を上げた。
ちょんっと隣座った彼は僕の手から箱を取り上げると「どこにありました? これ」と箱を指す。すぐそこの棚だと伝えれば「そんな所に……。意外と見てないもんだな」なんてひとりごちる彼に特段わかりにくい場所にあった訳でもないその箱はなんなのか尋ねる。
彼の小さな手にも収まる小さな小さな箱。
箱を懐かしそうに撫でる彼の姿になんだか胸がざわつく。一体、誰が作った物なんだろう。そしてそれに何を仕舞ったのか、気になって仕方がない。
85_yako_p
เสร็จแล้วワードパレット14「マタル」キーワード「曇天・滴る・水溜まり」四季と漣。(2019/07/25)
マタル 曇天。普段は憂鬱なそれをオレは受け入れた。まるで、この空がオレの気持ちを代弁してるみたいって思ったから。
泣いちゃいたかったけど、代わりに泣いたのは空だった。一過性の通り雨が、悲しみのように勢いを増す。きっと雨は通り過ぎるけれど、このぐちゃぐちゃな気持ちにゴールなんて見えない。
ぽた、ぽた。髪から滴る雫はそのまま水溜まりの一部になる。オレのもやもやみたいなものが、地面に広がっていく。上も前も向きたくなんてなかったから、その憂鬱な池を見ていた。
こんなの、すぐに止む。それが癪だった。雨が終わっても雲が切れても、意地でも顔をあげたくなかった。オレはずっと、この悲しみをネコっちを抱くように温めていたかった。自分の持ち物なんて、たったこれだけだと本気で信じていた。手放したら、心のどっかもくっついてって、なくなっちゃう気がしてた。水溜まりにはぐちゃぐちゃの自分。映し出された悲しみが水滴で揺れる。
942泣いちゃいたかったけど、代わりに泣いたのは空だった。一過性の通り雨が、悲しみのように勢いを増す。きっと雨は通り過ぎるけれど、このぐちゃぐちゃな気持ちにゴールなんて見えない。
ぽた、ぽた。髪から滴る雫はそのまま水溜まりの一部になる。オレのもやもやみたいなものが、地面に広がっていく。上も前も向きたくなんてなかったから、その憂鬱な池を見ていた。
こんなの、すぐに止む。それが癪だった。雨が終わっても雲が切れても、意地でも顔をあげたくなかった。オレはずっと、この悲しみをネコっちを抱くように温めていたかった。自分の持ち物なんて、たったこれだけだと本気で信じていた。手放したら、心のどっかもくっついてって、なくなっちゃう気がしてた。水溜まりにはぐちゃぐちゃの自分。映し出された悲しみが水滴で揺れる。
霧(きり)
การฝึกอบรมワードパレットからお借りしてのお話第二弾ともだち、おみやげ、双眼鏡
宇宙のかけら「月が見たい」
そう言ったのは、僕だったか、あの子だったか。
サキは今、実家に帰っていた。最寄りの駅から歩いて四十分、それも平坦な道ではなく、峠とは言わないまでも、山を登り下りする狭い道を抜けた先にある。買い物ができるのは辛うじてコンビニが一軒、それと開いているのかいないのか分からないような小さな商店がいくつか。彼の生まれ育った町はそういう所だった。
声をかけて敷居を跨ぐ。奥の部屋から「おかえり」といくつかの声が重なり響く。事前に連絡を入れていたからだろう、この時期は畑仕事で忙しいだろうに、皆家に居てくれているらしい。
ありがたく顔を出して少し話をする。元気にやっていると近況伝えれば、幼なじみの名前が出てきた。
3481そう言ったのは、僕だったか、あの子だったか。
サキは今、実家に帰っていた。最寄りの駅から歩いて四十分、それも平坦な道ではなく、峠とは言わないまでも、山を登り下りする狭い道を抜けた先にある。買い物ができるのは辛うじてコンビニが一軒、それと開いているのかいないのか分からないような小さな商店がいくつか。彼の生まれ育った町はそういう所だった。
声をかけて敷居を跨ぐ。奥の部屋から「おかえり」といくつかの声が重なり響く。事前に連絡を入れていたからだろう、この時期は畑仕事で忙しいだろうに、皆家に居てくれているらしい。
ありがたく顔を出して少し話をする。元気にやっていると近況伝えれば、幼なじみの名前が出てきた。
四季(siki)
เสร็จแล้ว文字書きワードパレット「フィエスタ」:振り向く、緑、休息
キースが黙々とトレーニングしてる姿とか、落ちぶれてる姿を見たいが為に書いたので完全なる妄想です。オリキャラいます。
キースのリザルトの台詞とかこういう感じで来てたら良いなと思ったり。 8882
Reman_Kamuy
เสร็จแล้ว乗算モードは色の重ね方の種類で、通常だと色の上に色を重ねると上書きされるのですが、乗算は簡単に言うと重ねるほど暗くなるモードです 重ねたカラーセロファンに近いですね 実際は色の値が演算されています同系色を重ねると鮮やかさが保たれながら暗く、補色を重ねると打ち消しあってくすんでいきます。
(これと違うパレットで塗られてるときもある)
霧(きり)
การฝึกอบรมワードパレットをお借りしてのお話第1弾ラムネ、より道、じゃんけん
空色万華鏡「「最初はグー! じゃんけんっ」」
「ぽん!」
「ホイっ!」
コウが出した手はパー、対してカイの出した手はグーだ。
「いよっしゃあ!」
「くそー!」
コウは手を振り上げて、カイはむっと自身の拳を見つめる。勝っても負けても騒がしい彼らに、傍で見守っていたサキとキリュウは顔を見合わせて苦笑していた。
「約束通りカイのおごりな! 早く飲みたい!」
そう笑って、コウは駄菓子屋の中にカイを引っ張っていく。
*
彼らは今、ハイカラスクエアに程近い商店街の外れにいた。
今日は朝早くから四人で集まりバトルに明け暮れていたのだが、午後、おやつの時間になると流石に集中が切れてきた。しかし、帰るにはまだ早かった。せっかくだしどこかに寄ろうかしようかと話していると、コウが「ここら辺散歩したいっす!」と手を挙げた。確かに、デカ・タワーを中心とした広場を囲む建物には入ったことがあるものの、その周りに何があるのか誰も知らなかった。カイが乗り気になり、それならと残りの二人も頷いた。
2882「ぽん!」
「ホイっ!」
コウが出した手はパー、対してカイの出した手はグーだ。
「いよっしゃあ!」
「くそー!」
コウは手を振り上げて、カイはむっと自身の拳を見つめる。勝っても負けても騒がしい彼らに、傍で見守っていたサキとキリュウは顔を見合わせて苦笑していた。
「約束通りカイのおごりな! 早く飲みたい!」
そう笑って、コウは駄菓子屋の中にカイを引っ張っていく。
*
彼らは今、ハイカラスクエアに程近い商店街の外れにいた。
今日は朝早くから四人で集まりバトルに明け暮れていたのだが、午後、おやつの時間になると流石に集中が切れてきた。しかし、帰るにはまだ早かった。せっかくだしどこかに寄ろうかしようかと話していると、コウが「ここら辺散歩したいっす!」と手を挙げた。確かに、デカ・タワーを中心とした広場を囲む建物には入ったことがあるものの、その周りに何があるのか誰も知らなかった。カイが乗り気になり、それならと残りの二人も頷いた。
四季(siki)
เสร็จแล้วワードパレット弐7.タイヤン
「金魚」「匂い」「浴びる」
ディノとグレイとアッシュのお話。(ブラディノ、アシュグレ前提)
キャラの性格は無視したお話になっているのでパラレルな気分で読んでください。 4229
吹き溜まり🍃
เสร็จแล้ว2021/06/17 🎀ねず色これくしょん🎀ねずこちゃん好きが高じて自分用に作った「ねず色」パレットです。
全て日本の伝統色になります。お絵描きなどにどうぞご自由にお使いください☺️♪
こうして並べてみると地域の名前なんかもあって面白いですね🤔✨
mono_kuroko
เสร็จแล้ว友のために!!悠久幻想曲のイケメンルーさん頑張った!!めちゃくちゃ遅くなってごめんねえええ😭ちゃんとした色塗り最近本当してなくて「色って…どうつけるんだっけ…???」って初めてパレットいじる人みたいになったwww 2
85_yako_p
เสร็จแล้วワードパレット「カロケリ」 お題は夕焼け、蛍、水四季漣なのか未満なのか本気でわからん。一応四季漣にしとく。(2019/08/12)
カロケリ その日はなんとなく帰りたくなくて、漣っちを半ば引き摺る形でフードコートに立てこもった。本当は麗っちもこれたらよかったって言いながら、門限きっかりに帰っていく友人を見送ったのが先程の話。三人でいたかったな。だけど、心のどっか、すみっこ、ほんのちょっぴりだけ二人っきりを喜んでいる自分もいる。
ずーっとおしゃべりしてたかったから小ぶりのバケツみたいな容器に入ったポテトを買ったのに漣っちはそんなのすぐに食べちゃうもんだから、オレはなんどもポテトを買いに店に向かった。ポテト以外にも、色々。
テーブルの上はちょっとしたパーティみたいになって、オレと漣っちのお腹を満たした。それでもオレはどっかがずっと足りなくて、漣っちの目を見ながら言葉を吐き出した。漣っちはそれに適当な相槌を打ちながら、寄せ集めたチープな軽食の群れをずっと食べていた。
2330ずーっとおしゃべりしてたかったから小ぶりのバケツみたいな容器に入ったポテトを買ったのに漣っちはそんなのすぐに食べちゃうもんだから、オレはなんどもポテトを買いに店に向かった。ポテト以外にも、色々。
テーブルの上はちょっとしたパーティみたいになって、オレと漣っちのお腹を満たした。それでもオレはどっかがずっと足りなくて、漣っちの目を見ながら言葉を吐き出した。漣っちはそれに適当な相槌を打ちながら、寄せ集めたチープな軽食の群れをずっと食べていた。
白咲けいな
กราฟฟิตี้カラーパレット『ピスタチオクッキー』ですもも季節の変わり目は新しい服が欲しくなりますねぇ
好きなブランドのサイトで新作チェックして、らくがきに昇華していつも満足させてます
キリないからねぇ...
白咲けいな
กราฟฟิตี้カラーパレット『アップルパイ』でマロンなんかシリーズもの?のイラストを描くときってメンバーをどこまで入れようか迷います
管理人組もリベリオンも描きたかったけど...構図浮かんだらですかね
allhandsquiet
การฝึกอบรมワードパレットより頂いたお題:
メンヘラ審神者×加州
A-10「冗談のふり」「何それ、お洒落だね」
通りすがった加州に目を留めて、兄弟と談笑していた信濃は思わず声をかけた。年長組とはいえ懐っこい粟田口の一団は、あっという間に獲物を囲う。
可愛くありたい初期刀が普段から顕現時の装束と異なる格好をしていることが多いのは知っていたが、今日はまた一段と風変わりな格好である。
色味は戦闘服と同じ黒に赤を基調としているが、機能性はよくなさそうだ。血や死骸を模したおどろおどろしい柄については敵への威嚇に使えそうなのでいいだろう。形状に難がある。
身を覆う部分が所々妙に裂けたり穴を開けたようになっているにもかかわらず、仮留めに使えるはずの安全ピンやベルトがぶら下がっているのは、そういう破損をわざと避けたような一枚布部分だ。そのくせ裾や袖周りへは明らかに装飾でしかない布や紐がたっぷりと添付され、補強材であるはずの鋲もあちこちへと無秩序に散さられている。サイズも上着はだぼっと大きく下衣の方はピチピチで、どちらも体に合っていない。当たり前ではあるが、防具も一切見あたらない。
つまり、どう見てもそれは、完全に着飾る為だけの衣装に間違いなかった。
「ん……おお、似合ってるぜ旦那。そりゃ 3569
白咲けいな
กราฟฟิตี้カラーパレット『コットンキャンディー』でセレナセレナ描く時はBGMがサイサイなことが多いです
これ描いてる時は「八月の夜」延リピでした
イメソンってほどでもないんだけれど
声が可愛くてテンション上がるので好き