七海
しんした
PROGRESS1月の新刊予定。記憶喪失になった灰原くんに恋人だと嘘をついてしまう七海の七灰。
偽りの恋人として過ごすなかで罪悪感に苛まれていく七海と恋人としての関係を築こうと真っ直ぐ向き合う灰原くん。
七海視点はこれで終わりです。続きからラストまでは灰原くん視点で進む予定です。
読み返してないのでいろいろとご了承ください。
1月七灰原稿④ *
寮から校舎へと続く、すっかり葉を散らせた並木道。落ち葉を踏みしめながら歩いていると、後ろからよく通る声に名前を呼ばれた。
「七海ーっ!」
振り返ると満面の笑みを浮かべた灰原が小走りで駆け寄ってくる。
「おはよう」
「おはよ!なんか今日早いね!」
「日本史の教科書、置きっぱなしにしていたの忘れてたんだ」
「そっか!今日の一問一答、七海が当たる番だったもんね!」
「間違えたら課題が増えるシステムはそろそろやめてもらいたいな」
「確かに!」
なんでもない同級生同士の会話を続けながら、凛と冷えた冬の朝を並んで歩く。灰原と出会ってから初めて冬を迎えるが、朧げな春の朝も眩しい夏の朝も爽やかな秋の朝もこうして二人で歩いた。
6069寮から校舎へと続く、すっかり葉を散らせた並木道。落ち葉を踏みしめながら歩いていると、後ろからよく通る声に名前を呼ばれた。
「七海ーっ!」
振り返ると満面の笑みを浮かべた灰原が小走りで駆け寄ってくる。
「おはよう」
「おはよ!なんか今日早いね!」
「日本史の教科書、置きっぱなしにしていたの忘れてたんだ」
「そっか!今日の一問一答、七海が当たる番だったもんね!」
「間違えたら課題が増えるシステムはそろそろやめてもらいたいな」
「確かに!」
なんでもない同級生同士の会話を続けながら、凛と冷えた冬の朝を並んで歩く。灰原と出会ってから初めて冬を迎えるが、朧げな春の朝も眩しい夏の朝も爽やかな秋の朝もこうして二人で歩いた。
しんした
PROGRESS1月の新刊予定。記憶喪失になった灰原くんに恋人だと嘘をついてしまう七海の七灰。
嘘をついてしまったところまで。
罪悪感に苛まれる七海を書くのが好きです。
読み返してないのでいろいろとご了承ください。
1月七灰原稿③ 時間というものはあっという間に過ぎていく。
季節が秋から冬へ移り変わっても、灰原の記憶は戻らないままだった。
「呪詛師の足取りを追ってはいるが、ほとんど手がかりがなくてな」
担任はそう言ったが、現状で半年分の記憶がない以外灰原に問題はなく、この案件がそこまで重要視されていないのだろうと七海は薄々感じ取っていた。
記憶がなくなってからの一ヶ月弱で灰原は半年分の実技の大半をこなした。自身の術式の扱い方も、実践での立ち回り方も身体に叩き込んだ。二人での任務も再開され、座学の内容も灰原の復習と並行しながら新しい単元も行なわれるようになった。
はたから見れば、この半年間の日常が戻ってきたように思えるだろう。しかし、灰原のふとした瞬間の表情に七海は違和感を覚えるようになっていた。
4860季節が秋から冬へ移り変わっても、灰原の記憶は戻らないままだった。
「呪詛師の足取りを追ってはいるが、ほとんど手がかりがなくてな」
担任はそう言ったが、現状で半年分の記憶がない以外灰原に問題はなく、この案件がそこまで重要視されていないのだろうと七海は薄々感じ取っていた。
記憶がなくなってからの一ヶ月弱で灰原は半年分の実技の大半をこなした。自身の術式の扱い方も、実践での立ち回り方も身体に叩き込んだ。二人での任務も再開され、座学の内容も灰原の復習と並行しながら新しい単元も行なわれるようになった。
はたから見れば、この半年間の日常が戻ってきたように思えるだろう。しかし、灰原のふとした瞬間の表情に七海は違和感を覚えるようになっていた。
dorojyujyu
MAIKING五悠(七虎)Dom/Subユニバース設定■飛行機事故で死んだ七海(Dom)の元で保護されていた悠仁(Sub)がケアの為に五条(Dom)と出会うお話。特殊な設定など捏造がたくさんあるので何でも許せる方のみお読みください。 9996😈桜魔 夜人🐙
DONEジュソ堕ち展示作品会社員時代に社員を皆殺しにし呪詛師堕ちした七海と七海を保護した五条の話。ハピエン。
パスワード解放しました!
後日支部にアップします。
こんなに長いのは初めて書いたので色々酷いですがお許しください…。
楽しんで頂けたら幸いです!
【ビーフシチューを食べよう】「七海さん。」
「はい。」
「ナナミン!」
「はい。」
「七海さ~ん!」
「はい。」
七海は天然人たらしだ。
僕の生意気でかわいい生徒達をすぐに懐柔した。
それどころか七海を警戒していた琢真も補助監督達も、今じゃあ七海にメロメロだ。
自販機で缶コーヒーを買っているだけで皆集まってくる。今も補助監督達に囲まれていた。
「あぁ、そうだ。」
「どうしました?」
「先程この前言っていたマクロを組んでおきましたので使ってください。」
「えっ!?ありがとうございます!」
「七海さんマジ神…」
「流石七海さん…!」
「大袈裟です。それに、」
七海は缶コーヒーを一気に煽り、缶を握り潰す。
「神なんていませんよ。」
その言葉に、表情に、はしゃいでいた全員が口を閉ざす。
13773「はい。」
「ナナミン!」
「はい。」
「七海さ~ん!」
「はい。」
七海は天然人たらしだ。
僕の生意気でかわいい生徒達をすぐに懐柔した。
それどころか七海を警戒していた琢真も補助監督達も、今じゃあ七海にメロメロだ。
自販機で缶コーヒーを買っているだけで皆集まってくる。今も補助監督達に囲まれていた。
「あぁ、そうだ。」
「どうしました?」
「先程この前言っていたマクロを組んでおきましたので使ってください。」
「えっ!?ありがとうございます!」
「七海さんマジ神…」
「流石七海さん…!」
「大袈裟です。それに、」
七海は缶コーヒーを一気に煽り、缶を握り潰す。
「神なんていませんよ。」
その言葉に、表情に、はしゃいでいた全員が口を閉ざす。
うすきみ
DONE七海とピュアOLのお話可哀想な人ですね何件かある行きつけのコーヒーショップの一件で彼女と出会った。
いつも少し遠くの席から私の事を見つめては溜息をつき、コーヒーを飲み干すと帰っていく。
初めは鬱陶しく思っていたが、周りにいる女とは違う事に気づき少しだけ気になった。
そのうちそのコーヒーショップに通う頻度が増え、彼女が仕事の昼休みに来ている事に気づく。
いつもチョコスコーンとカフェオレを頼み、私を見つけると顔を綻ばせ、私の視界に入らない席に座る。
そして私を眺め職場に戻っていく。
服装からして近くの証券会社の受付でもしているのだろう。
いつしか彼女を探すのが癖になっていた。
そんなある日。
彼女がいつも通りの時間にやってきた。
今日はなんだかいつもと違う。
2397いつも少し遠くの席から私の事を見つめては溜息をつき、コーヒーを飲み干すと帰っていく。
初めは鬱陶しく思っていたが、周りにいる女とは違う事に気づき少しだけ気になった。
そのうちそのコーヒーショップに通う頻度が増え、彼女が仕事の昼休みに来ている事に気づく。
いつもチョコスコーンとカフェオレを頼み、私を見つけると顔を綻ばせ、私の視界に入らない席に座る。
そして私を眺め職場に戻っていく。
服装からして近くの証券会社の受付でもしているのだろう。
いつしか彼女を探すのが癖になっていた。
そんなある日。
彼女がいつも通りの時間にやってきた。
今日はなんだかいつもと違う。
うすきみ
DONE同期の夢主を口説いていく話貴女を攫いに来ました任務帰りに呼び出され向かった学長室で唐突に告げられた。
『七海が呪詛師に認定された』
頭は理解に苦しみ思考が止まっているのに、隠したはずの心は悲鳴をあげた。
「な……」
絞り出そうとした言葉は続かず、察した学長が詳細を話し出す。
「働いていた会社の同僚や上司の非術師十七名を殺害後行方を眩ませた。現在はーーー」
学長の声が霞んで聞きづらい。
息がしにくい。
呼吸ってどうするんだっけ。
「もしかしたら、お前に………耀!大丈夫か!?」
遠くで私を呼ぶ声がする。
大丈夫と言いたいのに声が出ない。
息ができない。
意識が、遠のく……。
久々の単独任務。
廃墟の中に呪霊の気配を確認して帳を下ろす。
と同時に呪霊の気配が消える。
え?どういう事?
3221『七海が呪詛師に認定された』
頭は理解に苦しみ思考が止まっているのに、隠したはずの心は悲鳴をあげた。
「な……」
絞り出そうとした言葉は続かず、察した学長が詳細を話し出す。
「働いていた会社の同僚や上司の非術師十七名を殺害後行方を眩ませた。現在はーーー」
学長の声が霞んで聞きづらい。
息がしにくい。
呼吸ってどうするんだっけ。
「もしかしたら、お前に………耀!大丈夫か!?」
遠くで私を呼ぶ声がする。
大丈夫と言いたいのに声が出ない。
息ができない。
意識が、遠のく……。
久々の単独任務。
廃墟の中に呪霊の気配を確認して帳を下ろす。
と同時に呪霊の気配が消える。
え?どういう事?
しんした
PROGRESS1月の新刊予定。記憶喪失になった灰原くんに恋人だと嘘をついてしまう七海の七灰。
灰原くんのために頑張ったりでも嫉妬したりまた好きになったり忙しい七海です。
まだ嘘はついてません。次でつきます。
灰原くんは一生懸命で健気。
読み返してないのでいろいろとご了承ください。
1月七灰原稿② 連絡を受けて駆けつけた担当医と家入に灰原が目覚めてからの流れを説明した七海は、二人が灰原に話を聞き始めるとそのまま黙って部屋を出た。
灰原の力になりたい。いつもそう思っていたはずなのに、自分も現状を把握できていない状況で灰原を安心させる言葉はなかなか出てこず、結局沈黙ばかりが流れてしまった。それに、一度は素の笑顔を見せてくれたものの、灰原から見知らぬ人間へ向ける視線を受け続けることはどうもにも居心地が悪かった。
このまま高専へ戻った方がいいだろうか。だが、散々待たせた担当教諭の説教を聞いてから一人で授業を受けるなんて、そんな気分には到底ならない。手持ち無沙汰になった七海はとりあえず選んだホットコーヒーを片手に、自販機横のソファでぼんやりと時間が過ぎるのを待った。
9514灰原の力になりたい。いつもそう思っていたはずなのに、自分も現状を把握できていない状況で灰原を安心させる言葉はなかなか出てこず、結局沈黙ばかりが流れてしまった。それに、一度は素の笑顔を見せてくれたものの、灰原から見知らぬ人間へ向ける視線を受け続けることはどうもにも居心地が悪かった。
このまま高専へ戻った方がいいだろうか。だが、散々待たせた担当教諭の説教を聞いてから一人で授業を受けるなんて、そんな気分には到底ならない。手持ち無沙汰になった七海はとりあえず選んだホットコーヒーを片手に、自販機横のソファでぼんやりと時間が過ぎるのを待った。
しんした
PROGRESS1月の新刊予定。記憶喪失になった灰原くんに恋人だと嘘をついてしまう七海の七灰です。
①ではまだ嘘ついてないです。いろいろ迷走したのでまるっと書き直すかもしれません。
1月七灰原稿①春が過ぎ、長かった夏も終わり、やっと本格的に秋が訪れた頃になれば、初めての経験が減って少し気が緩んでくるものだろう。
入学当初は呪術師という世界の特異さやそこで生きる人間のおかしさにいちいち驚いていたし、悍ましい呪霊を前にする度に今まで自分が目にしてきた呪いが随分と甘っちょろいもので、この世界は果てしなく闇深いのだと落胆した。とはいえ、人間は慣れる生き物だ。腐りきった大人たちを目にすることも、能力的にも人間的にも規格外の先輩たちから絡まれることも、胸糞悪い呪霊と対峙することも、いつの間にか日常になっていた。
それに、高専入学後数ヶ月の間で七海にとって完全に予想外の出来事が起こった。
たった一人の同級生に、恋をしたのだ。
7517入学当初は呪術師という世界の特異さやそこで生きる人間のおかしさにいちいち驚いていたし、悍ましい呪霊を前にする度に今まで自分が目にしてきた呪いが随分と甘っちょろいもので、この世界は果てしなく闇深いのだと落胆した。とはいえ、人間は慣れる生き物だ。腐りきった大人たちを目にすることも、能力的にも人間的にも規格外の先輩たちから絡まれることも、胸糞悪い呪霊と対峙することも、いつの間にか日常になっていた。
それに、高専入学後数ヶ月の間で七海にとって完全に予想外の出来事が起こった。
たった一人の同級生に、恋をしたのだ。
うすきみ
DONE思わぬ所から恋が生まれる話きっかけはあなたから私には一つ上に四人の先輩がいる。
最強のクズ二人に、傍観しながら面白がる反転術式使い、そしてクズ二人に勝るとも劣らないクズお嬢様。
この四人に高専時代散々遊ばれた。
灰原は何がいいのかクズの一人、夏油さんを崇拝しているので楽しい高専時代だったようだ。
それは卒業してからも変わらない。
クズ二人は何故か教師になった為、高専に居ることが多い。
任務終わりに高専に寄ろうものなら捕まってウザ絡みされる。
そこにお嬢様が加われば最悪だ。
お嬢様は呪術師のはずなのに良く遭遇する。
術式がお互い近接で合同任務なんて皆無なのに、だ。
彼女は五条家程では無いが、由緒正しい家系だ。
術式も一子相伝の物で、今は彼女しか使えない。
お嬢様の割には世間を分かっていて、空気も読めるし気も使える。
4625最強のクズ二人に、傍観しながら面白がる反転術式使い、そしてクズ二人に勝るとも劣らないクズお嬢様。
この四人に高専時代散々遊ばれた。
灰原は何がいいのかクズの一人、夏油さんを崇拝しているので楽しい高専時代だったようだ。
それは卒業してからも変わらない。
クズ二人は何故か教師になった為、高専に居ることが多い。
任務終わりに高専に寄ろうものなら捕まってウザ絡みされる。
そこにお嬢様が加われば最悪だ。
お嬢様は呪術師のはずなのに良く遭遇する。
術式がお互い近接で合同任務なんて皆無なのに、だ。
彼女は五条家程では無いが、由緒正しい家系だ。
術式も一子相伝の物で、今は彼女しか使えない。
お嬢様の割には世間を分かっていて、空気も読めるし気も使える。
うすきみ
DONE彼氏に振られた夢主に七海が次の恋人を紹介するお話優良物件、紹介しますまたしても彼氏に振られてしまった。
今度の彼氏は二年も続いたのに……。
結構イケメンで、お金もあるし、優しいし、嘘のつけない誠実な人。
仕事にも理解を示してくれてたのに。
久しぶりに会おうと言われ、何だか真剣な面持ちだったからプロポーズでもされるのかと思った。
そしたら「他に好きな人が出来た。別れてくれ」だって。
もうやってられない。
誰かに聞いてもらいたい!
そう思って硝子さんの所へ行くと、ドアの前に「ただいま外出中」の札が下げられていた。
愕然とした。
他に聞いてくれそうな人もいないし。(こういう時に限って五条さんは出張中)
トボトボと廊下を歩いていると、執務室から人の気配がした。
誰がいるんだろう。
私は淡い期待を込めながらそっと扉を開ける。
2731今度の彼氏は二年も続いたのに……。
結構イケメンで、お金もあるし、優しいし、嘘のつけない誠実な人。
仕事にも理解を示してくれてたのに。
久しぶりに会おうと言われ、何だか真剣な面持ちだったからプロポーズでもされるのかと思った。
そしたら「他に好きな人が出来た。別れてくれ」だって。
もうやってられない。
誰かに聞いてもらいたい!
そう思って硝子さんの所へ行くと、ドアの前に「ただいま外出中」の札が下げられていた。
愕然とした。
他に聞いてくれそうな人もいないし。(こういう時に限って五条さんは出張中)
トボトボと廊下を歩いていると、執務室から人の気配がした。
誰がいるんだろう。
私は淡い期待を込めながらそっと扉を開ける。
るる科
PROGRESS20221026 +4Pオメガバ攻主夢漫画③ 七海編
少しずつ進めていきます~ エロ突入したらリス限
番になるまでの話なのでエロは少なめの予定
①→https://poipiku.com/71040/7728276.html
②→https://poipiku.com/71040/6862932.html 6
yoru05098163
DONE灰七Webオンリー2開催おめでとうございます!!*短編小説 ロマンチックモード
高専灰七。ご都合なんたらで半分ネコ化した七海と、それを甲斐甲斐しくお世話する灰原のどたばたすけべ小説です。頭をからっぽにしてお読みください。イラストはmentaiさんに描いていただきました!
※成人済ですか? yes/no 18
solt_gt0141
DONE9/18 七伊webオンリー「逢瀬は定時に帳の外で」にて公開した作品のひとつです。手帳を拾った七海の話。
手帳を拾った 手帳を拾った。
スーツのポケットに入るくらいの小さな手帳。持ち主を確認しようと開けるとスケジュールがびっしり書かれている。
カレンダーのページを見ると昨日の日付に『七海さんと同行』と書かれていたので、持ち主が伊地知くんだと分かった。
興味本位でページをめくってみると任務地の情報、申請書類の〆切、五条さんのスイーツリスト候補等が小さな手帳にこれでもかと収められており読んでいて興味深かった。
4/20に「誕生日」と書かれている。自分の誕生日を書いておくなんて可愛らしい。他にも虎杖くん等一年生の誕生日から補助監督の誕生日が明記されていた。
そういや「伊地知さんは皆の誕生日にお菓子をくれるけど、どうやって把握してるんだ」と噂を聞いたが成程、この手帳がタネだったという訳か。
1931スーツのポケットに入るくらいの小さな手帳。持ち主を確認しようと開けるとスケジュールがびっしり書かれている。
カレンダーのページを見ると昨日の日付に『七海さんと同行』と書かれていたので、持ち主が伊地知くんだと分かった。
興味本位でページをめくってみると任務地の情報、申請書類の〆切、五条さんのスイーツリスト候補等が小さな手帳にこれでもかと収められており読んでいて興味深かった。
4/20に「誕生日」と書かれている。自分の誕生日を書いておくなんて可愛らしい。他にも虎杖くん等一年生の誕生日から補助監督の誕生日が明記されていた。
そういや「伊地知さんは皆の誕生日にお菓子をくれるけど、どうやって把握してるんだ」と噂を聞いたが成程、この手帳がタネだったという訳か。
うすきみ
DONE術式が使える本屋の店員と七海建人の話「すみません。この本を探しているのですが」
午後の店が落ち着いた時間。
棚の整理をしていると低い声に問われた。
営業スマイルを顔に貼り付けて振り返るとそこには噂の王子が立っていた。
「はい。こちらです」
私は彼の前を歩き、お目当ての本のところまで案内する。
一冊の本を棚から出し「こちらでよろしいですか?」と聞くと、少し口角を上げて「ありがとうございます」と嬉しそうにしていた。
彼は良く見るお客様だ。
いつもベージュのスーツに変な柄のネクタイと変なサングラスをしている。
金髪に高い身長、日本人離れした顔で気にしてなくとも覚えていた。
レジで対応した同僚は「対応がマジ紳士。マジ神。マジ王子」と興奮して語彙力を無くしていた。
4140午後の店が落ち着いた時間。
棚の整理をしていると低い声に問われた。
営業スマイルを顔に貼り付けて振り返るとそこには噂の王子が立っていた。
「はい。こちらです」
私は彼の前を歩き、お目当ての本のところまで案内する。
一冊の本を棚から出し「こちらでよろしいですか?」と聞くと、少し口角を上げて「ありがとうございます」と嬉しそうにしていた。
彼は良く見るお客様だ。
いつもベージュのスーツに変な柄のネクタイと変なサングラスをしている。
金髪に高い身長、日本人離れした顔で気にしてなくとも覚えていた。
レジで対応した同僚は「対応がマジ紳士。マジ神。マジ王子」と興奮して語彙力を無くしていた。
うすきみ
DONE心の声が聞こえる呪いにかかった七海の話しくじった……。
その日は七海と一級数体の討伐任務にあたっていた。
順調に討伐は進み、最後の一体にトドメを指した時、ニヤリと笑った呪霊に呪いをかけられた。
が、特に身体の異常はなく、とりあえず高専へ帰ることにし、車に乗った。
「本当に大丈夫ですか?」
七海は、独特のサングラスを直しながら言った。
「うん。特に何も」
『この人はすぐに無理をするから、注意しておかなければ』
「は?」
「え?なんですか?」
「え?」
『やはり呪いで……』
「いや、異常は特には……」
「は?」
「え?」
『もしかして、思ってる事が口に出ていたか……』
「ん?」
七海の声がふたつ聞こえる……?
もしや……心の声が聞こえてる……?
でも、運転席にいる伊地知くんの声は聞こえない……。
3086その日は七海と一級数体の討伐任務にあたっていた。
順調に討伐は進み、最後の一体にトドメを指した時、ニヤリと笑った呪霊に呪いをかけられた。
が、特に身体の異常はなく、とりあえず高専へ帰ることにし、車に乗った。
「本当に大丈夫ですか?」
七海は、独特のサングラスを直しながら言った。
「うん。特に何も」
『この人はすぐに無理をするから、注意しておかなければ』
「は?」
「え?なんですか?」
「え?」
『やはり呪いで……』
「いや、異常は特には……」
「は?」
「え?」
『もしかして、思ってる事が口に出ていたか……』
「ん?」
七海の声がふたつ聞こえる……?
もしや……心の声が聞こえてる……?
でも、運転席にいる伊地知くんの声は聞こえない……。
choko_bonbon
DONEおぎやまさん(@ogi_yanmar)の呟かれた七海さんが、あまりにも聖母で美しく✨我儘を言って書かせていただきました😌
ありがとうございます🧡
聖歌で寝かしつけてくれる七海手足の付け根からじわじわと、身体の末端へかけて筋肉の弛緩していくのがわかる。湯船に浸かるだけで凝り固まった身体の至るところから、それこそ溶けてしまいそうな感覚に見舞われて、五条は思わず、声をだしては肩までを湯で包んだ。
「あー……くそっ」
いつまでも話の通じない上の連中を相手に、とことん言葉を尽くしてみても、なおも奴らは惚け。それがわざとであればいくらか良かった。実際には、本当に五条の言うことが想像の範疇外のようで、話はいつまでも堂々巡り。血管が二、三本は切れた頃になって言われたのは「そう怒るな。しかし、若いと血の気が多いから苛つくのも仕方がないか」などとの無自覚の煽り言葉。このまま空間ごと消し飛ばしてしまおうとは何度も頭のなかに浮かぶも、それこそ奴らの狙いどおりと理性で捩じ伏せた右手。それが湯のなかでじんじんと熱を持ち、やたらと強く握りしめていた拳が傷ついていたことを訴えていた。
3705「あー……くそっ」
いつまでも話の通じない上の連中を相手に、とことん言葉を尽くしてみても、なおも奴らは惚け。それがわざとであればいくらか良かった。実際には、本当に五条の言うことが想像の範疇外のようで、話はいつまでも堂々巡り。血管が二、三本は切れた頃になって言われたのは「そう怒るな。しかし、若いと血の気が多いから苛つくのも仕方がないか」などとの無自覚の煽り言葉。このまま空間ごと消し飛ばしてしまおうとは何度も頭のなかに浮かぶも、それこそ奴らの狙いどおりと理性で捩じ伏せた右手。それが湯のなかでじんじんと熱を持ち、やたらと強く握りしめていた拳が傷ついていたことを訴えていた。
紫艶@silentrain69
DOODLE着iえiろ妄想のさとるをメショメショにしたかった。仕事終わって寛いでいた七の家に来たさとる。
急にそのまま抱き着かれ、匂いを嗅がれ、まさぐられ押し倒された。
そんな事すんなバカ!!
僕っ仕事終わりで風呂も入ってないのにぃ!
七海の変態!!!!(泣)
pass 七五なら何でもOK?(yes / no)
solt_gt0141
DONE久しぶりの会社員七海と花屋の伊地知の七伊。前回の話と繋がってるので見てもらった方が分かりやすいです。
初めて灰原と話すシーン書きました、タメ口と敬語が入り混じって途中から七海の口調が分からなくなりました。お手柔らかに見てください。
花屋の君⑦ 出社すると社内が騒がしかった。また五条さんでも来たかなと思いながら歩くと騒ぎの中心が自分の配属先の部屋である事に気付く。
部屋に入ると中心人物がこちらを向いた。
「七海、久しぶり!」
「灰原……?いつ出張から」
「昨日帰ってきた!今日から少しの間だけこっちに勤務してまた出張の日取りが決まったらそっちに行くんだ」
同僚の灰原は出張に行くのがメインの社員だ。会社に出社するのは珍しく、ほとんどは県外にいてこうして面と向かって会うのも1年半ぶりだった。
成程、久しぶりに灰原がこちらに出社したから人だかりが出来てたという訳か。
「元気そうだね、部署が変わったって聞いて少しだけ心配してたけど…ご無用だったわけだ!」
3491部屋に入ると中心人物がこちらを向いた。
「七海、久しぶり!」
「灰原……?いつ出張から」
「昨日帰ってきた!今日から少しの間だけこっちに勤務してまた出張の日取りが決まったらそっちに行くんだ」
同僚の灰原は出張に行くのがメインの社員だ。会社に出社するのは珍しく、ほとんどは県外にいてこうして面と向かって会うのも1年半ぶりだった。
成程、久しぶりに灰原がこちらに出社したから人だかりが出来てたという訳か。
「元気そうだね、部署が変わったって聞いて少しだけ心配してたけど…ご無用だったわけだ!」
🌱麦角🌱
DONE青麦(@aomugi37)アカウントで描いてた慈七たち。pixivにも同じ絵がありますが、🔞はこっちには含まれません。
全年齢で雰囲気だけえっちなのが紛れています。お好きなひとはどうぞ。
pixivでのっけた時に塗り忘れたバニー七海の尻をちゃんと塗りました。 16
うすきみ
DONE愛の言葉はデンマーク後で告げられる「jeg elsker dig」
「へ?」
任務が終わり、帳の外に出ようとすると七海が後ろから声を掛けてきた。でもなんて言ったか分からない。
「なんて?」
「jeg elsker dig です」
「え、何語?」
「デンマーク語です」
七海はスタスタと私を追い越していく。
「なんて意味?」
「それは自分で調べてください」
「えぇー。私日本語も危ういのにー」
頭を掻きむしる私を見て七海は鼻で笑う。
「せいぜい頑張ってください」
そう言って七海は私を残し帳を出ていく。
私は悔しさに顔を歪めながら、彼の後を走って追いかけた。
任務の合間の空き時間、同期のいる医務室のソファで一人寛ぐ。
「硝子、デンマーク語わかる人知らん?」
「は?七海に聞けばいいだろ」
3990「へ?」
任務が終わり、帳の外に出ようとすると七海が後ろから声を掛けてきた。でもなんて言ったか分からない。
「なんて?」
「jeg elsker dig です」
「え、何語?」
「デンマーク語です」
七海はスタスタと私を追い越していく。
「なんて意味?」
「それは自分で調べてください」
「えぇー。私日本語も危ういのにー」
頭を掻きむしる私を見て七海は鼻で笑う。
「せいぜい頑張ってください」
そう言って七海は私を残し帳を出ていく。
私は悔しさに顔を歪めながら、彼の後を走って追いかけた。
任務の合間の空き時間、同期のいる医務室のソファで一人寛ぐ。
「硝子、デンマーク語わかる人知らん?」
「は?七海に聞けばいいだろ」
mt_pck
DONECoC『ねずみとさえずり:おまけ?』KP⇒きくた
PL1⇒おり(HO魚:七海 師)
PL2⇒ぷちこ(HO人:八汐瀬斗)
ヴーー!!!!!!好きだ、ねずさえ。
天才部屋でした。
pass⇒ねずみとさえずり通過済み?『yes』 7