光の戦士
FineRisoluto
DONE・FF14の6.0までのネタバレを含む可能性があるのでご注意ください。・FF14自機のフィーネの6.0の後日談です。
大きな山場もなく、ただ平和な冒険の後日談が好きな人向け。
・フィーネ=リゾルート
「元」光の戦士。アウラ・ゼラの女性。クリスタリウム中心にノルヴラントに引きこもっている。ミーン工芸館で職人として働いている。
ある「元」光の戦士の6.03その14 フィーネは今日もこき使われていた。
「こんなことなら罰金、自分で払うんだった~」
なげくフィーネをよそ目に、フェオ=ウルはミーン工芸館の職人の仕事を眺めていた。
「あなた、本当はお金持ちなのに隠しているからそんなことになるのよ」
彼女は旅に同行するうちに、フィーネが各地域に隠し持つ資産を知ったのだ。
「どこだったかしら、家を貸してお金をもらっている地域もあったわよね。確か……」
「シロガネね。でも意外と利益は少ないんだよ。建物の老朽化も私のお金で対処しないと入居者が減っちゃうしさ」
「少なくとも罰金や食費の支払いを惜しむ必要はないでしょう、あなた」
「何もしたくない時期だってあるじゃない?そういう時のために貯金してるんだよ」
3069「こんなことなら罰金、自分で払うんだった~」
なげくフィーネをよそ目に、フェオ=ウルはミーン工芸館の職人の仕事を眺めていた。
「あなた、本当はお金持ちなのに隠しているからそんなことになるのよ」
彼女は旅に同行するうちに、フィーネが各地域に隠し持つ資産を知ったのだ。
「どこだったかしら、家を貸してお金をもらっている地域もあったわよね。確か……」
「シロガネね。でも意外と利益は少ないんだよ。建物の老朽化も私のお金で対処しないと入居者が減っちゃうしさ」
「少なくとも罰金や食費の支払いを惜しむ必要はないでしょう、あなた」
「何もしたくない時期だってあるじゃない?そういう時のために貯金してるんだよ」
helio
MEMOマイ光の戦士リード名前:リード・テペ
種族:ヴィナ・ヴィエラ♀
年齢:20代前半
簡易設定:双子で生まれる予定だったが片方は死産だった。片割れの生命力を丸々受け継いだかのように好奇心旺盛で生命力あふれる性格をしており、15才になると同時に故郷の森を旅立ち、数年かけてエオルゼアにたどり着く。
『暁』と出会ってからはほぼ本編通りの光の戦士の道を歩む。 9
🪑しり
PAST14のエレ♂姫男性光の戦士(闇の戦士)ヒーラーの自キャラです🎶編み込みカチューシャの髪型だけど、そのカチューシャ部分は刺繍糸をミサンガみたいにして作ってみた。目にキラキララメ入り(正しい言葉が分からない)刺繍糸を使ってみた。可愛いね。名は。。。囲ってね俺は姫。。。。
ねんれいはたぶん3クレとかヤネキとかより上(?)エレゼンだからね。シェーダーなので、黒衣森にあるそこらの穴蔵で育ったよ🌳 2
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DONE・FF14の6.0までのネタバレを含む可能性があるのでご注意ください。・FF14自機のフィーネの6.0の後日談です。
大きな山場もなく、ただ平和な冒険の後日談が好きな人向け。
・フィーネ=リゾルート
「元」光の戦士。アウラ・ゼラの女性。クリスタリウム中心にノルヴラントに引きこもっている。ミーン工芸館で職人として働いている。
ある「元」光の戦士の6.03その13 よく晴れた日に見上げるクリスタルタワーは壮観だ。クリスタリウムでは雨や霧の頻度も高く、タワーの頂上が覆い隠されていることも多い。
生まれた時からそこにあるタワーに、ライナが思いを馳せていた時。星見の間の扉が開いてエンジン音が轟いた。
音の主たるバイクは運転手のドランを乗せて勢いよく階段を下りてくる。
「やっほーライナ!元気だった?」
階段のふもとに立っていたライナの脇を通り過ぎて、横に滑るようにして停止したバイクの上から運転手が声を掛けてくる。
「フィーネさん」
ライナは運転手の名を呼んだ。運転手の頭には彼女の『美しい枝』フェオ=ウルが掴まっている。
「はいよ」
「クリスタリウムの街中でのバイクの運転は禁止されたはずです」
1589生まれた時からそこにあるタワーに、ライナが思いを馳せていた時。星見の間の扉が開いてエンジン音が轟いた。
音の主たるバイクは運転手のドランを乗せて勢いよく階段を下りてくる。
「やっほーライナ!元気だった?」
階段のふもとに立っていたライナの脇を通り過ぎて、横に滑るようにして停止したバイクの上から運転手が声を掛けてくる。
「フィーネさん」
ライナは運転手の名を呼んだ。運転手の頭には彼女の『美しい枝』フェオ=ウルが掴まっている。
「はいよ」
「クリスタリウムの街中でのバイクの運転は禁止されたはずです」
えすふぃる
DONE6月の頭割り2にて配布されたゲスト本、『テレイドスコープ』に寄稿した漫画です。※ゲスト本の完売につき、期間限定のWeb公開です。
※光の戦士はトレーラーの英雄(ひろし)です。
公開期間は11月14日 23:59まで、です。 8
ka_rin_to14
PAST【期間限定公開】2023年6月25日(日)~7月2日(日)の期間限定公開です。
22年1月29日に発行した漆黒編までのエメトセルクと光の戦士♀の出会いと別れの物語。暁月クリア前に制作した、設定モリモリ好き放題雰囲気本です。
当時お手に取っていただいたみなさまありがとうございました! 40
es_denkt
MEMO出典:【配布】カップリングなりきり100の質問https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=20473701
※回答は全て、光の戦士→エメトセルクの順です。
※暁月後エメトセルク生存バース(?)としてお読みください。
カップリングなりきり100の質問(光エメ)1~50問目まで1 あなたの名前を教えてください
「(光の戦士)です。【よろしくお願いします!】」
「エメトセルクだ」
2 年齢は?
「30代前半だよ」
「このソルの肉体は40代の頃のものだったはずだ。本来の年齢はもう忘れた」
3 性別は?
「男です」
「男だな」
4 貴方の性格は?
「新しい物事に触れたり、試してみたりするのが好き」
「私はただのひねくれた道化だよ。ご覧の通り、な」
5 相手の性格は?
「本音の部分は決して見せたがらないけど、真面目で責任感の強い人だと思う」
「愚かしいくらいに真っ直ぐな奴だ」
6 二人の出会いはいつ?どこで?
「クリスタリウムで会ったのが最初かな」
「私はお前が赤子の頃から知っているが、言葉を交わしたのはそうだな」
4410「(光の戦士)です。【よろしくお願いします!】」
「エメトセルクだ」
2 年齢は?
「30代前半だよ」
「このソルの肉体は40代の頃のものだったはずだ。本来の年齢はもう忘れた」
3 性別は?
「男です」
「男だな」
4 貴方の性格は?
「新しい物事に触れたり、試してみたりするのが好き」
「私はただのひねくれた道化だよ。ご覧の通り、な」
5 相手の性格は?
「本音の部分は決して見せたがらないけど、真面目で責任感の強い人だと思う」
「愚かしいくらいに真っ直ぐな奴だ」
6 二人の出会いはいつ?どこで?
「クリスタリウムで会ったのが最初かな」
「私はお前が赤子の頃から知っているが、言葉を交わしたのはそうだな」
brightoneatoz
PROGRESS本日は進行状況報告としてオープニング動画を公開致します。現在8月下旬発売を目指して鋭意制作中!
ヒロインまりんの様々なアダルトプレイに乞うご期待下さい。
※音声付き動画はアットオズホームページにて公開中です※
https://www.atoz-3d.com/
お兄ちゃんとコスプレした妹・まりんがお話しを設定して様々なアダルトプレイをする[ごっこ遊び]。今夜は光の戦士ジャステーマリン
brightoneatoz
PROGRESS鋭意制作中![如月まりんの場合] お兄ちゃんとヒロピンごっこ前編お兄ちゃんとコスプレした妹・まりんがお話しを設定して
様々なアダルトプレイをする[ごっこ遊び]。
今夜は光の戦士ジャステーマリンが活躍するお話しだったハズが・・・
お兄ちゃんが創ったお話しはジャスティーマリンが責められ敗北する
お話しだったのです。
いつもとは違うお兄ちゃんのエリョナな責めに戸惑いながらも必至に
[ごっこ遊び] 3
K2_BANRI
DONEハン光♀︎。勢いとノリで書いた。後悔はしていない。まだ全ルート開けてない。幻想の彩り「○○サァーン!!」
「きゃあっ!ちょっと!!どこ触ってるの!!」
敵を補足した英雄が戦闘を開始せんと構えた瞬間、がっしりと彼女の腰にしがみついたのはこの度の依頼人、東アルデナード商会の番頭ハンコック。
彼の依頼に応え、○○はハンコックと二人で六根山へと足を運んだ。
封印されていた六根山は、思っているより数多くのモンスターが巣食っていた。
○○は非戦闘員(のはず)のハンコックを背後に護りながら道中を進む。
戦闘が始まると巻き込まない為にハンコックから離れていく○○。しかし護衛である彼女と距離が離れることに不安を感じ、じわじわと近寄っていくハンコック。
そして彼が敵の攻撃範囲に入らないよう気をつけている○○の気も知らずに、ハンコックはついぞ○○の腰にしがみついたのだ。
3117「きゃあっ!ちょっと!!どこ触ってるの!!」
敵を補足した英雄が戦闘を開始せんと構えた瞬間、がっしりと彼女の腰にしがみついたのはこの度の依頼人、東アルデナード商会の番頭ハンコック。
彼の依頼に応え、○○はハンコックと二人で六根山へと足を運んだ。
封印されていた六根山は、思っているより数多くのモンスターが巣食っていた。
○○は非戦闘員(のはず)のハンコックを背後に護りながら道中を進む。
戦闘が始まると巻き込まない為にハンコックから離れていく○○。しかし護衛である彼女と距離が離れることに不安を感じ、じわじわと近寄っていくハンコック。
そして彼が敵の攻撃範囲に入らないよう気をつけている○○の気も知らずに、ハンコックはついぞ○○の腰にしがみついたのだ。
brightoneatoz
PAST-STORY-星雲○学2年 桐咲アカネ
その正体は地球を守る光の戦士 ウルトラガール アリスだ!
卑劣な敵星人の罠にかかり、敵[ダァーグ星人]に捕縛された
ヒロインを襲うエナジー破壊の生体実験。
打撃実験・高圧電撃実験、そして少女の…
https://www.digiket.com/work/show/_data/ID=ITM0033786/ 2
kibi14th
INFO【暁月バレ】ネットプリントシール L版
◆ファミマ・ローソン
ユーザー番号:AWAQTA8N
古代人が終末を迎えず、アゼムとエメトセルクが座を無事引いたif
まったり魚釣りを楽しめるくらいの余生を過ごして欲しいし、
そんな世界線にうっかり光の戦士が迷い込んでアゼムがあらぬ誤解を受けてもいい
古代人が竜をはじめとした異星人たちと、適切な関係でいられるのか
いられたらいいなあ なかなか大変そう
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大きな山場もなく、ただ平和な冒険の後日談が好きな人向け。
・フィーネ=リゾルート
「元」光の戦士。アウラ・ゼラの女性。クリスタリウム中心にノルヴラントに引きこもっている。ミーン工芸館で職人として働いている。
ある「元」光の戦士の6.03その12「なンだこの部品は?見たことない技術じゃねェか……」
石の家の椅子の上でくつろぎながら、ネロは部品を組み立てたり分解したりを繰り返していた。この間分解した、「私が帰ってくるまでに絶対直しておいてよ!」とフィーネに言われたバイクの部品である。あれから何日も経過していたが、テーブルの上の部品の数々は大半がバラバラのままだった。
「フィーネさん、すぐ帰るって言っていましたでっすよ。早く直さなくて良いのでっすか?」
タタルがお茶を差し出しながら問いかける。
「こンな面白いオモチャ目の前にしたら大人しくなンてしていられねぇよ!だいたい、あいつも不用心だぜ。珍しい乗り物をその辺に置いておくなンてよ。だから悪いのはあいつであって……」
2454石の家の椅子の上でくつろぎながら、ネロは部品を組み立てたり分解したりを繰り返していた。この間分解した、「私が帰ってくるまでに絶対直しておいてよ!」とフィーネに言われたバイクの部品である。あれから何日も経過していたが、テーブルの上の部品の数々は大半がバラバラのままだった。
「フィーネさん、すぐ帰るって言っていましたでっすよ。早く直さなくて良いのでっすか?」
タタルがお茶を差し出しながら問いかける。
「こンな面白いオモチャ目の前にしたら大人しくなンてしていられねぇよ!だいたい、あいつも不用心だぜ。珍しい乗り物をその辺に置いておくなンてよ。だから悪いのはあいつであって……」
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DONE・FF14の6.0までのネタバレを含む可能性があるのでご注意ください。・FF14自機のフィーネの6.0の後日談です。
大きな山場もなく、ただ平和な冒険の後日談が好きな人向け。
・フィーネ=リゾルート
「元」光の戦士。アウラ・ゼラの女性。クリスタリウム中心にノルヴラントに引きこもっている。ミーン工芸館で職人として働いている。
ある「元」光の戦士の6.03その11 波に揺られながら甲板の手すりに背中を預けるフィーネとフェオの眼前で、クガネが遠ざかっていく。
第一波止場ではフィーネの父親が手を振っている。父はもっと手紙を書くようにと便箋や封筒をフィーネにたくさん持たせていた。
「手を振っているわよ?」
フェオがフィーネの手をつつくが、フィーネはむすっとしたままだ。
「なんか恥ずかしいからやめて欲しいよね」
「お―――い!フィーネ―――!見えてるか―――?」
無視しようと思ったら父が叫びだした。
「嘘でしょ」
見かねたフェオが顔を背けたフィーネの手をつかんでむりやり振る。
遠くてよく見えていないらしく、娘が手を振り返していると思った父は喜び両手を大きく振り始めた。
「知らない人知らない人」
2345第一波止場ではフィーネの父親が手を振っている。父はもっと手紙を書くようにと便箋や封筒をフィーネにたくさん持たせていた。
「手を振っているわよ?」
フェオがフィーネの手をつつくが、フィーネはむすっとしたままだ。
「なんか恥ずかしいからやめて欲しいよね」
「お―――い!フィーネ―――!見えてるか―――?」
無視しようと思ったら父が叫びだした。
「嘘でしょ」
見かねたフェオが顔を背けたフィーネの手をつかんでむりやり振る。
遠くてよく見えていないらしく、娘が手を振り返していると思った父は喜び両手を大きく振り始めた。
「知らない人知らない人」
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DONE・FF14の6.0までのネタバレを含む可能性があるのでご注意ください。・FF14自機のフィーネの6.0の後日談です。
大きな山場もなく、ただ平和な冒険の後日談が好きな人向け。
・フィーネ=リゾルート
「元」光の戦士。アウラ・ゼラの女性。クリスタリウム中心にノルヴラントに引きこもっている。ミーン工芸館で職人として働いている。
ある「元」光の戦士の6.03その10「なあ、木材ここで良いのかよ?」
ナマイ村の少年、イッセはパイン材を山と積んだ荷車を引きながら、足のつま先でとある倉庫を指す。フィーネが切り出したパイン原木は少しでも運びやすいように材木に加工してナマイ村に持ち込み、その後イッセを雇ってクガネまで運搬してきてもらったのだ。
「うん、そこそこ。中に適当に突っ込んどいて」
第一波止場を歩きながら、フィーネは近くで買ったとろろ蕎麦をすすっていた。
「歩きながら蕎麦食う人初めてみたよ……普通歩きながら食うのって団子とかだろ」
「蕎麦の気分だったんだよ」
「お蕎麦美味しいわよ?」
フィーネの隣を飛びながら、フェオはフォークで蕎麦を巻き取り口に入れる。
「飛びながら蕎麦を食う人も初めてみた」
3146ナマイ村の少年、イッセはパイン材を山と積んだ荷車を引きながら、足のつま先でとある倉庫を指す。フィーネが切り出したパイン原木は少しでも運びやすいように材木に加工してナマイ村に持ち込み、その後イッセを雇ってクガネまで運搬してきてもらったのだ。
「うん、そこそこ。中に適当に突っ込んどいて」
第一波止場を歩きながら、フィーネは近くで買ったとろろ蕎麦をすすっていた。
「歩きながら蕎麦食う人初めてみたよ……普通歩きながら食うのって団子とかだろ」
「蕎麦の気分だったんだよ」
「お蕎麦美味しいわよ?」
フィーネの隣を飛びながら、フェオはフォークで蕎麦を巻き取り口に入れる。
「飛びながら蕎麦を食う人も初めてみた」
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DONE・FF14の6.0までのネタバレを含む可能性があるのでご注意ください。・FF14自機のフィーネの6.0の後日談です。
大きな山場もなく、ただ平和な冒険の後日談が好きな人向け。
・フィーネ=リゾルート
「元」光の戦士。アウラ・ゼラの女性。クリスタリウム中心にノルヴラントに引きこもっている。ミーン工芸館で職人として働いている。
ある「元」光の戦士の6.03その9「なぜクラフターをやるんだ、という人がいる」
フィーネは斧を振り下ろす。脇には既に伐採を終えたパイン原木が山になっていた。
「ええ」
フェオはその山の上に腰掛けて両手で頬杖をついている。
「なぜギャザるのかと問う人もいる」
「そうなのね」
静寂の中をアオサギ滝の水が流れ落ちる音が心地良い。二人はヤンサを訪れていた。
「でもクラフターもギャザラーも目的のためにするわけじゃないんだ」
木に斧が打ち込まれる音がリズミカルに静寂を切り裂いていく。
「お仕事だからするんだと思っていたのだわ」
「順番が逆なんだよ。クラフターもギャザラーも仕事ではあると思う。だけどそうじゃない。仕事だからするんじゃあないんだ。やりたいことをして、楽しくなって続けているうちにそれが仕事になっていくのが一番良いんだ」
3035フィーネは斧を振り下ろす。脇には既に伐採を終えたパイン原木が山になっていた。
「ええ」
フェオはその山の上に腰掛けて両手で頬杖をついている。
「なぜギャザるのかと問う人もいる」
「そうなのね」
静寂の中をアオサギ滝の水が流れ落ちる音が心地良い。二人はヤンサを訪れていた。
「でもクラフターもギャザラーも目的のためにするわけじゃないんだ」
木に斧が打ち込まれる音がリズミカルに静寂を切り裂いていく。
「お仕事だからするんだと思っていたのだわ」
「順番が逆なんだよ。クラフターもギャザラーも仕事ではあると思う。だけどそうじゃない。仕事だからするんじゃあないんだ。やりたいことをして、楽しくなって続けているうちにそれが仕事になっていくのが一番良いんだ」
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DONE・FF14の6.0までのネタバレを含む可能性があるのでご注意ください。・FF14自機のフィーネの6.0の後日談です。
大きな山場もなく、ただ平和な冒険の後日談が好きな人向け。
・フィーネ=リゾルート
「元」光の戦士。アウラ・ゼラの女性。クリスタリウム中心にノルヴラントに引きこもっている。ミーン工芸館で職人として働いている。
ある「元」光の戦士の6.03その8「お前ら、会うたびに喧嘩するのなんとかならねえのかい?」
フィーネの母の腕にできた傷の手当てをしながら、父親がため息をつく。
「ため息のつき方が若木にそっくりなのだわ……!」
フィーネに出された緑茶をすすっていたフェオが感激するその横で、フィーネもまたため息をつく。
「似てないよ」
「ほら、今、そっくりだったのだわ!」
フェオは喜び、フィーネと父の間を飛び回る。
「それにしてもお前、風の噂じゃあ聞いていたが腕が立つようになったんだなあ」
父親の感嘆をよそに娘は淡々と答える。
「母さんより腕っぷしが強い人のほうが少なかったよ?あ、でもアジムステップはもっと喧嘩っ早い人がいたなあ」
「いやあ、それでも母さんに喧嘩で勝てるようになったなんてなあ。父さんなんだか涙腺にきたよ」
2599フィーネの母の腕にできた傷の手当てをしながら、父親がため息をつく。
「ため息のつき方が若木にそっくりなのだわ……!」
フィーネに出された緑茶をすすっていたフェオが感激するその横で、フィーネもまたため息をつく。
「似てないよ」
「ほら、今、そっくりだったのだわ!」
フェオは喜び、フィーネと父の間を飛び回る。
「それにしてもお前、風の噂じゃあ聞いていたが腕が立つようになったんだなあ」
父親の感嘆をよそに娘は淡々と答える。
「母さんより腕っぷしが強い人のほうが少なかったよ?あ、でもアジムステップはもっと喧嘩っ早い人がいたなあ」
「いやあ、それでも母さんに喧嘩で勝てるようになったなんてなあ。父さんなんだか涙腺にきたよ」
FineRisoluto
DONE・FF14の6.0までのネタバレを含む可能性があるのでご注意ください。・FF14自機のフィーネの6.0の後日談です。
大きな山場もなく、ただ平和な冒険の後日談が好きな人向け。
・フィーネ=リゾルート
「元」光の戦士。アウラ・ゼラの女性。クリスタリウム中心にノルヴラントに引きこもっている。ミーン工芸館で職人として働いている。
ある「元」光の戦士の6.03その7 目の前にそびえ立つのは大きな城。複数の建物が連結したような複雑な構造だ。こんなに大きいと掃除をするだけで何日かかるかわからない。
「いつ見ても高圧的な城ですこと……」
見上げるアウラ、フィーネの口ぶりは否定的だ。その一方で。
「なんだか不思議な味がするのだわ」
腰を下ろしたフェオ=ウルはのんびりとサザエの壺焼きを頬張っている。
「醤油の味が懐かしいね」
フィーネもまた、同じくサザエを口に運ぶ。
紅玉海で追いかけてきた侍が海に落ちたので、引き上げたら一緒にサザエがついてきた。
侍の方は適当に縛って知り合いのいる赤誠組に引き渡し(押しつけ)、サザエの方は街で醤油と料理酒を買い、七輪で焼いていたところだ。
1599「いつ見ても高圧的な城ですこと……」
見上げるアウラ、フィーネの口ぶりは否定的だ。その一方で。
「なんだか不思議な味がするのだわ」
腰を下ろしたフェオ=ウルはのんびりとサザエの壺焼きを頬張っている。
「醤油の味が懐かしいね」
フィーネもまた、同じくサザエを口に運ぶ。
紅玉海で追いかけてきた侍が海に落ちたので、引き上げたら一緒にサザエがついてきた。
侍の方は適当に縛って知り合いのいる赤誠組に引き渡し(押しつけ)、サザエの方は街で醤油と料理酒を買い、七輪で焼いていたところだ。
FineRisoluto
DONE・FF14の6.0までのネタバレを含む可能性があるのでご注意ください。・FF14自機のフィーネの6.0の後日談です。
大きな山場もなく、ただ平和な冒険の後日談が好きな人向け。
・フィーネ=リゾルート
「元」光の戦士。アウラ・ゼラの女性。クリスタリウム中心にノルヴラントに引きこもっている。ミーン工芸館で職人として働いている。
ある「元」光の戦士の6.03その6 きゅりきゅりきゅり。紅玉海の水面は静かに揺れ、リールをゆっくりと巻く音だけが軽快に鳴り響く。
「あっ、引いているわよ」
「ほいほい」
黒い鱗のある手が竿を引き、海水の飛沫をまきながら獲物が釣り上げられる。
「サンゴノオトシゴ。食べれないからリリースだね」
釣りあげたアウラ、フィーネは静かにサンゴノオトシゴを海へと返す。
「そもそも、このあたりの魚は食べられるのかしら?」
傍らの石の塀に座って眺めていたフェオ=ウルが訊ね、フィーネは再度竿を投げながら答える。
「トラフグとか、美味しいらしいよ」
「あら、楽しみね!」
「毒の処理失敗すると死ぬけどね」
「あら……あなた先に食べてくれる?」
「毒はもう嫌です」
ウルダハの祝賀会で、ナナモ毒殺の容疑者にされた経験のあるフィーネとしては毒の可能性があるものを口にする気は全く起きない。
2351「あっ、引いているわよ」
「ほいほい」
黒い鱗のある手が竿を引き、海水の飛沫をまきながら獲物が釣り上げられる。
「サンゴノオトシゴ。食べれないからリリースだね」
釣りあげたアウラ、フィーネは静かにサンゴノオトシゴを海へと返す。
「そもそも、このあたりの魚は食べられるのかしら?」
傍らの石の塀に座って眺めていたフェオ=ウルが訊ね、フィーネは再度竿を投げながら答える。
「トラフグとか、美味しいらしいよ」
「あら、楽しみね!」
「毒の処理失敗すると死ぬけどね」
「あら……あなた先に食べてくれる?」
「毒はもう嫌です」
ウルダハの祝賀会で、ナナモ毒殺の容疑者にされた経験のあるフィーネとしては毒の可能性があるものを口にする気は全く起きない。
FineRisoluto
DONE・FF14の6.0までのネタバレを含む可能性があるのでご注意ください。・FF14自機のフィーネの6.0の後日談です。
大きな山場もなく、ただ平和な冒険の後日談が好きな人向け。
・フィーネ=リゾルート
「元」光の戦士。アウラ・ゼラの女性。クリスタリウム中心にノルヴラントに引きこもっている。ミーン工芸館で職人として働いている。
ある「元」光の戦士の6.03その5「舐められたものです」
かかと落としで昏倒させたスリをイエロージャケットに引き渡しながら、フィーネはぱんぱんと両手を叩きほこりを払う。
「治安の悪い街ね」
彼女の頭には相棒のピクシー、フェオ=ウルがつかまっていた。
「リムサは海賊の街だからねー」
訪れたのは何ヶ月ぶりだろうか。シャーレアンから船で戻ってきたのがはるか昔のことのように思える。感傷に浸る暇もなくスリが現れたが、仮にも英雄と呼ばれたフィーネを標的にするとは運の悪い奴である。
「ん?久しい顔がいるな」
後ろからかけられた声に、フィーネは振り返りもせず前方にスプリントする。
「どうして逃げるの?」
「面倒事に巻き込まれたくないから」
フェオの問いに、彼女がつかまっている頭の主は端的に答える。
2619かかと落としで昏倒させたスリをイエロージャケットに引き渡しながら、フィーネはぱんぱんと両手を叩きほこりを払う。
「治安の悪い街ね」
彼女の頭には相棒のピクシー、フェオ=ウルがつかまっていた。
「リムサは海賊の街だからねー」
訪れたのは何ヶ月ぶりだろうか。シャーレアンから船で戻ってきたのがはるか昔のことのように思える。感傷に浸る暇もなくスリが現れたが、仮にも英雄と呼ばれたフィーネを標的にするとは運の悪い奴である。
「ん?久しい顔がいるな」
後ろからかけられた声に、フィーネは振り返りもせず前方にスプリントする。
「どうして逃げるの?」
「面倒事に巻き込まれたくないから」
フェオの問いに、彼女がつかまっている頭の主は端的に答える。
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DONE・FF14の6.0までのネタバレを含む可能性があるのでご注意ください。・FF14自機のフィーネの6.0の後日談です。
大きな山場もなく、ただ平和な冒険の後日談が好きな人向け。
・フィーネ=リゾルート
「元」光の戦士。アウラ・ゼラの女性。クリスタリウム中心にノルヴラントに引きこもっている。ミーン工芸館で職人として働いている。
ある「元」光の戦士の6.03その4「若木のバカァ!」
フェオの小さな手に頬をひっぱかれ、フィーネの顔が向こう側にねじれる。
「あいたぁ!」
完全に気を抜いていたところにもらった一撃にフィーネの首はポキッという音を立てた。
「若木のバカバカ!私という枝がありながら、そうやってすぐに別の妖精に浮気するのだわ!」
首に手を当てて、痛めていないか確認するフィーネの頭をフェオがぽかぽかと殴り続ける。
「浮気?フジュンでふっち……」
フィーネの目の前にいたシルフ族が驚いた様子で後ずさるように空中を移動し離れていく。
「あなたのせいなのだわ!」
フェオが長い爪の生えた指でシルフ族……ノレクシアをさした。
「指差すなんて失礼でふっち!それに……あんた、変な語尾の話し方でふっち!」
3390フェオの小さな手に頬をひっぱかれ、フィーネの顔が向こう側にねじれる。
「あいたぁ!」
完全に気を抜いていたところにもらった一撃にフィーネの首はポキッという音を立てた。
「若木のバカバカ!私という枝がありながら、そうやってすぐに別の妖精に浮気するのだわ!」
首に手を当てて、痛めていないか確認するフィーネの頭をフェオがぽかぽかと殴り続ける。
「浮気?フジュンでふっち……」
フィーネの目の前にいたシルフ族が驚いた様子で後ずさるように空中を移動し離れていく。
「あなたのせいなのだわ!」
フェオが長い爪の生えた指でシルフ族……ノレクシアをさした。
「指差すなんて失礼でふっち!それに……あんた、変な語尾の話し方でふっち!」
FineRisoluto
DONE・FF14の6.0までのネタバレを含む可能性があるのでご注意ください。・FF14自機のフィーネの6.0の後日談です。
大きな山場もなく、ただ平和な冒険の後日談が好きな人向け。
・フィーネ=リゾルート
「元」光の戦士。アウラ・ゼラの女性。クリスタリウム中心にノルヴラントに引きこもっている。ミーン工芸館で職人として働いている。
ある「元」光の戦士の6.03その3「ほんとにひどいよね」
マトンシチューを平らげながら、フィーネは今日何度目かの文句を言った。
「いつまでも言っていても仕方ないわよ。もっと楽しい話はないのかしら」
フェオがつかんだラビットパイの最後の一切れを、同時にフィーネもつかんでいた。
「そうは言ってもさあ」
フェオとフィーネはパイを取り合いながら、しばらく膠着状態を続けていた。
「こらこら、食べ物を粗末に扱っちゃいけないよ」
ネロにバイクを分解され、帰る足が無くなったフィーネは結局、グリダニアを訪れていた。旅路にはチョコボポーターが使えたのだが、クリスタリウムにチョコボを借りていくわけにも行かないので帰ることはできず、それでグリダニアに来たというわけである。
3174マトンシチューを平らげながら、フィーネは今日何度目かの文句を言った。
「いつまでも言っていても仕方ないわよ。もっと楽しい話はないのかしら」
フェオがつかんだラビットパイの最後の一切れを、同時にフィーネもつかんでいた。
「そうは言ってもさあ」
フェオとフィーネはパイを取り合いながら、しばらく膠着状態を続けていた。
「こらこら、食べ物を粗末に扱っちゃいけないよ」
ネロにバイクを分解され、帰る足が無くなったフィーネは結局、グリダニアを訪れていた。旅路にはチョコボポーターが使えたのだが、クリスタリウムにチョコボを借りていくわけにも行かないので帰ることはできず、それでグリダニアに来たというわけである。
FineRisoluto
INFO・FF14小説はPixivでも連載しています。https://www.pixiv.net/users/22951329/novels
ポイピクの小説機能だとシリーズ化できず表紙絵がつけられなかったりと機能不足を感じているのでPixivに移動していただけると嬉しいです。
キャプションも文字数制限が辛い…
ある「元」光の戦士の6.03はポイピクにも投稿予定ですが、その後は移動するかも? 3
FineRisoluto
DONE・FF14の6.0までのネタバレを含む可能性があるのでご注意ください。・FF14自機のフィーネの6.0の後日談です。
大きな山場もなく、ただ平和な冒険の後日談が好きな人向け。
・フィーネ=リゾルート
「元」光の戦士。アウラ・ゼラの女性。クリスタリウム中心にノルヴラントに引きこもっている。ミーン工芸館で職人として働いている。
ある「元」光の戦士の6.03その2「帰りてえ……」
タタルにお茶を淹れてもらっている最中に、つい小声で本音が漏れる。
「おまたせしましたでっす」
タタルが駆け寄ってきて、お茶とプレッツェルを並べてくれる。
「美味しそうなお菓子ね?」
ぴょこんとフィーネの服のフードから頭を出したフェオが、さっそくプレッツェルに手を伸ばしていた。
「夢の中に出てきた妖精さんでっす……!」
タタルが目を輝かせながらフェオを見つめている。
「お話するのは初めてね?」
フィーネはフェオにはたびたび、第一世界から原初世界への手紙や伝言を頼んでいる。タタルとも初対面ではないのだ。
「その羽根は飛べるのでっすか?」
フィーネにとってはフェオは身近な存在になりすぎているが、タタルからすればピクシーは初めてみる存在だ。フェオもまた、クリスタリウムでは当たり前で誰もしない質問に興味深そうに答えていく。
2327タタルにお茶を淹れてもらっている最中に、つい小声で本音が漏れる。
「おまたせしましたでっす」
タタルが駆け寄ってきて、お茶とプレッツェルを並べてくれる。
「美味しそうなお菓子ね?」
ぴょこんとフィーネの服のフードから頭を出したフェオが、さっそくプレッツェルに手を伸ばしていた。
「夢の中に出てきた妖精さんでっす……!」
タタルが目を輝かせながらフェオを見つめている。
「お話するのは初めてね?」
フィーネはフェオにはたびたび、第一世界から原初世界への手紙や伝言を頼んでいる。タタルとも初対面ではないのだ。
「その羽根は飛べるのでっすか?」
フィーネにとってはフェオは身近な存在になりすぎているが、タタルからすればピクシーは初めてみる存在だ。フェオもまた、クリスタリウムでは当たり前で誰もしない質問に興味深そうに答えていく。
FineRisoluto
DONE・FF14の6.0までのネタバレを含む可能性があるのでご注意ください。・FF14自機のフィーネの6.0の後日談です。
大きな山場もなく、ただ平和な冒険の後日談が好きな人向け。
・フィーネ=リゾルート
「元」光の戦士。アウラ・ゼラの女性。クリスタリウム中心にノルヴラントに引きこもっている。ミーン工芸館で職人として働いている。
ある「元」光の戦士の6.03その1「私はヒトではないわ」
風になびく髪を手で抑えながら、フェオは隣にいる『かわいい若木』に向けて告げる。
「そうだね。でもほら、生きる目的とか。そういうやつないの」
答える若木は、自分の長い髪が風に流されて顔に張り付き、視界を取り戻そうと四苦八苦している。
「順番が逆ではないかしら。生まれてきたら生きるものよ。目的がなくても生きていて良いのだわ。そうやってなんにでも理由をつけようとするの、ヒトの悪いクセよ」
「うーんでも、人生を浪費するのもどうかなとか思うんだよ」
若木……つまりフィーネは、目に突き刺さる髪の毛をなんとか手で払い除けるもすぐさま次の髪が飛んでくる。
「どうせ生きるなら楽しくすればよいのよ」
4305風になびく髪を手で抑えながら、フェオは隣にいる『かわいい若木』に向けて告げる。
「そうだね。でもほら、生きる目的とか。そういうやつないの」
答える若木は、自分の長い髪が風に流されて顔に張り付き、視界を取り戻そうと四苦八苦している。
「順番が逆ではないかしら。生まれてきたら生きるものよ。目的がなくても生きていて良いのだわ。そうやってなんにでも理由をつけようとするの、ヒトの悪いクセよ」
「うーんでも、人生を浪費するのもどうかなとか思うんだよ」
若木……つまりフィーネは、目に突き刺さる髪の毛をなんとか手で払い除けるもすぐさま次の髪が飛んでくる。
「どうせ生きるなら楽しくすればよいのよ」
天晴れさん
DONE【小話アーカイブ10】カップリング無し。光の戦士と某方々の6.0決戦直後の妄想イデア。
お見送り部隊の皆様も、ちゃんと「お家帰る」と言うまでは強制送還しないで待っててくれそうだなって思ったり(*´▽`*)
こぷん。
海に潜ったような音が身を包んだ。閉じた瞼は柔らかな闇に覆われて、まるで「眠り」というものが形を得たよう。
暑さも寒さも無く、かといって明確な温度も言い表せず。しかし不思議と恐怖や不快感も無かった。
とぷん。こぽ。
泡の音が鳴る度、ゆっくりと身体が沈んで行く。息苦しさは無い。……そもそも、呼吸をしているのかどうか。
はて、これは夢か。ならば己は何処でどう寝入ったのか。
眠る前にはどうしていたのか……思い出せないのは夢の中故か、だが何故「思い出せない」と思うのだ?
こぽり。
また少し沈んで行く。底まで沈めば、目覚めるだろうか?霞む記憶が形を持つか……魂の奥底に眠る、遠い遠い記憶まで。
「……はぁ、全くお前と言う奴は」
2355海に潜ったような音が身を包んだ。閉じた瞼は柔らかな闇に覆われて、まるで「眠り」というものが形を得たよう。
暑さも寒さも無く、かといって明確な温度も言い表せず。しかし不思議と恐怖や不快感も無かった。
とぷん。こぽ。
泡の音が鳴る度、ゆっくりと身体が沈んで行く。息苦しさは無い。……そもそも、呼吸をしているのかどうか。
はて、これは夢か。ならば己は何処でどう寝入ったのか。
眠る前にはどうしていたのか……思い出せないのは夢の中故か、だが何故「思い出せない」と思うのだ?
こぽり。
また少し沈んで行く。底まで沈めば、目覚めるだろうか?霞む記憶が形を持つか……魂の奥底に眠る、遠い遠い記憶まで。
「……はぁ、全くお前と言う奴は」
こねり~
DOODLE今日の初心に返っていずむつ語るらくがき~「むっちゃんはどこで泣ける(心情を吐露)んですか!?審神者には荷が重い…せや!光の戦士兼さんに任せた!」みたいな事になっていた頃の思い出~
大変にしんどくても誰にも気づかれない所で音もなくスー…っと泣いてそうなむつの心の壁オラァ!ベリベリドーン!して「頼れ!」できるのは兼さんだと信じているし、むつも少しずつ甘え方を覚えるんだなぁさにを
山吹紗々
SPOILER読むまでが手間だなって思ったのでぽい展示&予約先リンクはこちら→【https://quistalia.booth.pm/items/4157872】
名前あり光の戦士とグ・ラハの話とちょっと水晶公 17
rexithese_pub
DOODLEマンボウのイデアを巡るアゼムとヒュトロダエウスwith巻き込まれセルク、そして一万二千年の時を経て因果応報を身を以て体感する羽目になるアゼムの欠片こと光の戦士。アゼムが創造するイデアが気になったのとヒュトロダエウスのイデア審査の様子が見たかった。
ヒュトロダエウスはイデア審査でバチクソに扱きおろしてても某サメの時のようにあんまり普段と雰囲気変わらない気がする。
モーラ・モーラララ 脚の生えたサメが星に何を齎すのか?
必要性も意味もまるで感じないが、創造者の熱意を買って当代の創造物管理局局長は脚の生えたサメを承認した。生命としての価値は薄くとも、星が人々の熱意で満ちるのは良いことだと考えたからだ。それは良い。良いはずだ。
問題は思わぬ所から思わぬ反発を受けたことだろう。
「だーかーらー! 無闇に海洋生物に脚を生やす風潮が気に食わないんだよ!! 取り敢えず生やしておけと言わんばかりのあの脚! 重力に耐えるためだけに生やされた脚を見て憐れだとは思わないのか!? しかも脚が支えられる体にしなきゃいけないから体も小さくしなきゃいけないって重力から解放されて体を大きく出来る海洋生物の利点が丸潰れじゃないか……」
5429必要性も意味もまるで感じないが、創造者の熱意を買って当代の創造物管理局局長は脚の生えたサメを承認した。生命としての価値は薄くとも、星が人々の熱意で満ちるのは良いことだと考えたからだ。それは良い。良いはずだ。
問題は思わぬ所から思わぬ反発を受けたことだろう。
「だーかーらー! 無闇に海洋生物に脚を生やす風潮が気に食わないんだよ!! 取り敢えず生やしておけと言わんばかりのあの脚! 重力に耐えるためだけに生やされた脚を見て憐れだとは思わないのか!? しかも脚が支えられる体にしなきゃいけないから体も小さくしなきゃいけないって重力から解放されて体を大きく出来る海洋生物の利点が丸潰れじゃないか……」
なつのおれんじ
DONEヴリトラ×光の戦士♀⚠6.1までのネタバレあり
⚠自機の名前が出る
⚠『ヴリトラ』とのCPです
ヴリ光♀ / 恋愛初心者の一翼と一人の話 ヴリトラさま、と己の名を呼ぶ声がする。人形に向けていた意識を本体に戻すと、上半身が隠れるほど大きな壺を抱えた人間が、太守の執務室である大広間へと入ってきた。姿は見えずとも、その独特な気配のおかげで正体はすぐに分かる。
「ユゥイか。このような夜更けに私の元を訪れるとは、珍しいこともあるものだ」
この星を救った英雄である少女・ユゥイが、急ぎ足でこちらへと近づいてきた。彼女は壺をゴトリと床に置くと、穏やかな笑みを浮かべながら口を開いた。
「突然ごめんなさい。今はお仕事中ですか?」
「いや、今日の執務は概ね終わっているが、一体どうしたのだ?」
ユゥイがおもむろに壺の蓋を開くと、その中に乳液のようなものがたっぷりと入っている様子が見えた。
5358「ユゥイか。このような夜更けに私の元を訪れるとは、珍しいこともあるものだ」
この星を救った英雄である少女・ユゥイが、急ぎ足でこちらへと近づいてきた。彼女は壺をゴトリと床に置くと、穏やかな笑みを浮かべながら口を開いた。
「突然ごめんなさい。今はお仕事中ですか?」
「いや、今日の執務は概ね終わっているが、一体どうしたのだ?」
ユゥイがおもむろに壺の蓋を開くと、その中に乳液のようなものがたっぷりと入っている様子が見えた。