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    店員

    wtiaiiaio

    DONE購買の話その9。 春巻きパンを取ったどーする水上、購買店員が語るカゲ、購買で掛け合い漫才する天羽&海。【がっつりモブ店員視点の章あり。店員からみたカゲの性格・購買の歴史など】

    ※『影浦くんの友達』と『とつげき!一高購買部』は読み飛ばしても大丈夫な作りになっています。

    次回は漆間さんと水上がいっぱいしゃべります。よろしくお願いします~。
    六月のパン食い競争 その9棚から春巻き なじみの購買、にぎわう生徒たち、窓からのぞく見なれた裏庭──いつもと同じ昼休み、なんてことない日だと思っていた。いま、この瞬間までは。

     水上は購買陳列棚の前で立ち尽くしていた。上から2段目の一番右端のプレートには、丸っこい文字で「春巻きパン」と書いてある。いつもと変わらぬ風景だ。ただ一つ違うのは、ここ1カ月間欲してやまなかった物が、目の前にあるということだ。黄金色に光り輝くそれが、5つも、ある。そもそも春巻きパンは、ふだん2つしか在庫を置いていないのである。それがどういうわけだか5つもあるではないか。

    (まままま、まさか、分、身……!? ──んなわけないやろ)

     突拍子がないわりに弱すぎるボケに、セルフツッコミをする。一人漫才をすることで平常心を保とうとしているのだ。水上とて18歳、まだまだ青い高校生である。突然ふってわいた幸運を、目の前の現実を、すぐに受け入れることができない。
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    somakusanao

    DONEみんな生きている平和軸D&Dでマイキーとココが働くことになった都合のいい設定です。そうなったらいいのにな!!!!!
    ドラケン視点なのでマイキーの評価が低いですが、マイキーはカリスマ店員です
    口の悪い男 D&Dモーターズに従業員が増えた。佐野万次郎と九井一である。気分にムラのある佐野はさておき、経理に強い九井の加入は心強い。じっさい仕事をはじめて一週間と経たぬが、九井には何度も助けられている。
     龍宮寺が礼を言うと九井は舌を出して「こんなこともできないで、よく営業できたな」とのたまわった。九井がまとめてくれることで、経理はだいぶ簡略化された。たしかに九井の言うとおりである。
     九井はたびたびそういう言い方をした。「なんでいらねー書類をとってあるんだよ。バカかよ」「整理整頓できないやつは、仕事ができないんだぜ」「あんな客は無駄なだけだ。さっさと切っちまえ」等々。 
     なるほど九井は口が悪いんだな。龍宮寺は納得した。なにしろ全員がヤンキー上がりである。いまさら仲間内で取り繕う必要はないし、むしろ清々しい。九井は口は悪いし、態度もでかいが、頭が切れて仕事のできる男だというだけの話だ。嫌っているわけではない。外面を取り繕われるよっぽどいい。そういう奴なんだな、と思っただけのことだ。
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    wtiaiiaio

    DONE購買の話その8。 漆間恒の青春。不良にからまれる六田を助ける漆間を助ける水上、海の作った名刺を配る水上、同級生としゃべる漆間。急~に世界観がマガ◯ン。ガラの悪いモブががっつり話す。【漆間さんが突き飛ばされる&馬乗りになられる程度の暴力描写あり】

    次回はとうとうアレを手に入れる水上、カゲとモブ店員、海&天羽の購買訪問。
    よろしくお願いします~。
    六月のパン食い競争 その8清掃活動にご協力ください 放課後のことである。漆間が自転車置き場に向かっていると、裏庭ではしゃぐ男子生徒たちの姿が目にとまる。ボウリングのマネごとをしているようで、金髪男の足元にはピラミッド状に缶が並んでいる。10メートルほど離れた場所から、坊主頭の男が缶めがけて野球ボールを放った。
     ストライク。缶を倒した勢いそのままに、豪速球は花壇にぶつかり宙を舞う。最終的にいくつかの花が下敷きになったが、2人は気にするそぶりもなく、そろって喜びの声を上げた。

    「あ~、遊んだ遊んだ」

     人を見た目で判断してはいけない。判断してはいけないが、彼らが次に取った行動はおおむね漆間の予想通りだった。缶を置き去りにしたまま、トンズラここうとしているではないか。
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    minareetecco

    DONEばじふゆが足つぼマッサージに行ったお話です。
    ギャグです。
    仲良く悶絶して欲しくて書きました^^

    ・名前ありモブ(店員)が出てきます。
    ・直接的ではありませんが二人が致してるシーンがあるので苦手な方はご注意。
    ・実際のリフレクソロジーとはいろいろ異なりますので、あくまでフィクションとしてお楽しみください。
    ばじふゆが足つぼマッサージに行ったらいろいろバレた話「あっ……ぁ、……それっ…………もぉむりっ……」
     千冬は耐えきれず身を捩って膝にかかるバスタオルをぎゅうっと掴んだ。
    「千冬ぅ……もうヘバんのかよ……さっきまでの勢いはどーしたぁ?」
     場地が額に汗を滲ませながら、ニヤリと不敵な笑みを浮かべる。
    「だっ……て……こんなんだとは思ってなくて……っ……あっ……やっぱむりっ……」
    「無理とか言うんじゃねーよ……もっといけんだろ」
    「場地さんだって……限界な癖にっ……やっ……オレ、もうっ……」
     千冬はバスタオルを握りしめる指にぐっと力を込めた。堪えきれず涙の滲む目で場地に訴える。
    「あっ……むりっ……そこだめっ……うぁっ……ぁ……」
     千冬の体が不規則にビクビクと跳ね、どこでもいいから何とか体を逃がそうともがく腕が背もたれに伸びる。
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