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    引退

    lilyooc

    自主練PPPの情報を知る度に、悲喜こもごも情緒がおかしくなる私ギノザー。
    自分でもどうにもできないもやもやしていたら、出てきた妄想。

    いろいろ事が片付いて、なんやかんやあって身の振り方が決まった狡噛と宜野座。
    2人が引退後、なんとなく世間から隔絶されて仲良く暮らしてる風な話の導入部をでっちあげた。
    ぎのさんは名前だけでてくる。狡噛の語り。
    続きません。深い事は考えてはダメ。
    人生の楽園今日の分の薪割りを終え狡噛は体を伸ばした。
    それなりに年齢を重ねた身には連続での作業も疲労を覚えるようになった。
    そして自分がそれを感じることのできる年齢まで生きていることに軽く驚きも感じていた。
    転がった薪をまとめ、乾燥させるために軒に並べおくと、母屋に戻る。
    今日は宜野座が街まで出かけており、夕飯の支度も自分が担当だ。

    2人のここでの暮らしももう15年になる。
    あの時、宜野座が一緒に果ての地まで同行すると申し出てきた時、狡噛は驚いた。

    昔でいう島流し
    刑罰と同じ扱いの身の上。

    宜野座は”限定付きの範囲”であれば人間らしい生活が約束されていたのに。
    よりにとって”罪人”についていくというのだ。これが奇特以外の何ものでもないだろう。
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    akaihonoga39391

    作業進捗展示予定だった「クランクアップは延長で」の進捗、もとい冒頭のみ載せておきます。
    今回は間に合いませんでしたが、年内を目標に頑張ります!
    干されて引退直前の俳優キース×アイドルディノ。
    二人がミュージカル映画のオーディションで出会い、恋に落ちていく話。
    クランクアップは延長で(作業進捗)「ディノ・アルバーニです!アイドルグループGoldenXXsectionに所属しています!演技は初めてですが、よろしくお願いします」

    雲ひとつない青空に声帯があるとしたら、きっとこんな感じなんだろう。
    その場にいた誰もがそう感じてしまうほどに、明るく真っ直ぐな声だった。特段張っているわけでもないのによく通る声で、書類ばかりに視線を落としていた審査員たちの顔が一斉にその男へ向けられた。
    ディノ・アルバーニと名乗った男は、そんな視線にも臆することなく満面の笑みを浮かべ、風が起きそうなほど俊敏に一礼した。
    ──目が離せない、とはこういうことを言うのだろう。
    オレは自分の番がそろそろくるということも頭から抜け落ちてしまうくらい、その男を凝視してしまった。離れていても惹きつけられてしまうくらい、この男には人を魅了する悪魔的な魅力がある。
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