樺太
さほす
SPUR ME【鶴月+鯉月】『うちのコ、かします』樺太編後半の3人です
大事な右腕を鯉ちゃんに貸してあげる中尉殿の話
※略奪っぽい三角関係にならないように気をつけてみましたがまあそんな感じに見えなくもないので苦手な方は閲覧を控えていただければと思います 11
みちかむ
INFO1/31は杉ㇼパ真ん中バースデー&樺太再会記念日!ということで、webオンリーイベント【食べすぎ注意⁉︎鳴りっぱなしの恋心】に参加しています。
イベントは本日2/1の21時まで。
ぜひ遊びにいらしてくださいね。
https://picrea.jp/event/068814875fcdfb8faf539ef43cf5d109a22b7cfd28770e90b00be8c48bfc722f 2
MORI
DOODLEすぎりぱってへぇ…かわいいね…のすぎりぱ明日は再会記念日で真ん中バースデーなんですね
流石いいかんじのおふたり…
イベント、会場に行けるか謎だけど楽しみだなー
樺太の格好みんなもこもこ可愛くて好き
(2024/1/30)
MORI
DOODLE樺太スタイルアシㇼパさん可愛い女の子もっと可愛く描きたいなぁ 私を癒すために…
心がクサクサしてて、ヒトとして超ダメなうなので(それはいつも)
今日のすぎりぱ企画深海の底から応援してます
気持ち悪い感じで…
(2023/10/14)
numahata_shin
DONER5.6.8牛尾の日に寄せて・船上にて(1p)
・小樽にて(4p)
樺太から帰還する尾形のモノローグです。別にまとめた納屋にて(9p、🔞)に続きますが、単話完結のつもりで書いておりますので、多分これだけで読めます。多分。 5
hi_Ma_k0_
DONE樺太らへんぐらいの月島軍曹と鯉登少尉。煙草を吸ったりする。雪に紫煙、肌に脂 雪は嫌いだ。
月島軍曹は集落の外れから、遠く続く雪景色を睨んでいた。白く伸びる平原、岩肌を覆い尽くす氷。ポツポツと禿げ上がった樹木と、針葉樹の林が少しずつ広がっている。
次の町へと向かう途中、近く日暮れという頃に見つけたほんの小さな集落は、手持ちの日用品と引き換えに一晩の間借りを願うと快く頷いてくれた。ともすれば、いくつかの労働も期待されてのことだろう。
杉元達は夕食の足しにするため、案内人と連れ立って近くの森へと入っていった。まだ日もあり、即座に身の危険ということもないはずだ。
薪集めを命じられた月島軍曹は、大方の作業を終えていた。暇という程ではないが、手持ち無沙汰ではある。こんな時に雪ばかりの荒涼とした景色に支配されていると、鬱屈とした気持ちになってくる。雪に閉ざされた日本海も、雪に苦しめられた戦場も、思い出すたびにはやく春が来ないかとため息まがいの息を吐いた。呼気が白く滲んで、いっそう寒さが身に染みる。
2561月島軍曹は集落の外れから、遠く続く雪景色を睨んでいた。白く伸びる平原、岩肌を覆い尽くす氷。ポツポツと禿げ上がった樹木と、針葉樹の林が少しずつ広がっている。
次の町へと向かう途中、近く日暮れという頃に見つけたほんの小さな集落は、手持ちの日用品と引き換えに一晩の間借りを願うと快く頷いてくれた。ともすれば、いくつかの労働も期待されてのことだろう。
杉元達は夕食の足しにするため、案内人と連れ立って近くの森へと入っていった。まだ日もあり、即座に身の危険ということもないはずだ。
薪集めを命じられた月島軍曹は、大方の作業を終えていた。暇という程ではないが、手持ち無沙汰ではある。こんな時に雪ばかりの荒涼とした景色に支配されていると、鬱屈とした気持ちになってくる。雪に閉ざされた日本海も、雪に苦しめられた戦場も、思い出すたびにはやく春が来ないかとため息まがいの息を吐いた。呼気が白く滲んで、いっそう寒さが身に染みる。
oshihamidori
DONE6/3-6/4こいびとは上官につき展示作品でした。樺太道中後半戦、鯉→月ですが、月→鯉なのかは判然としない、そんな微妙な時期の二人を書いております。
ゆるはらす船 今夜の宿は、往路でアシㇼパ達が世話になったという、ウイルタ民族の天幕になった。アウンダウ、という名の冬の家らしい。アシㇼパと白石の顔を見るなりよく無事だったと歓迎してくれて、酒と食事を振る舞ってくれた。更には一晩だけなら、と一張りまるまる天幕を借りられることになった。我々は礼になるような物品を殆ど持っておらず、唯一手土産の体をなしているのは、月島が豊原で仕入れていた煙草の残りくらいだ。
たった二箱の煙草を住民は喜んでくれた。日本の煙草は滅多に手に入らないから、と言う。
この旅が始まってからというもの、あらゆる交渉ごとは月島の担当だ。
月島を見ていると、言語の習得は重要だなと痛感させられる。同じ言語を解するという安心感が相手の警戒心を解き、結果交渉も上手く行くことが多い。私の陸士時代の専攻はドイツ語で、英語もそこそこは学んでいる。しかし実地での経験がないから、現地でどれくらい通用するかは分からない。月島のロシア語の技倆を目の当たりにすると、言葉の問題だけではなくて、自分には不足が多いなと痛感する。それは杉元に対しても谷垣に対しても思う。
6311たった二箱の煙草を住民は喜んでくれた。日本の煙草は滅多に手に入らないから、と言う。
この旅が始まってからというもの、あらゆる交渉ごとは月島の担当だ。
月島を見ていると、言語の習得は重要だなと痛感させられる。同じ言語を解するという安心感が相手の警戒心を解き、結果交渉も上手く行くことが多い。私の陸士時代の専攻はドイツ語で、英語もそこそこは学んでいる。しかし実地での経験がないから、現地でどれくらい通用するかは分からない。月島のロシア語の技倆を目の当たりにすると、言葉の問題だけではなくて、自分には不足が多いなと痛感する。それは杉元に対しても谷垣に対しても思う。
pos_ket_on
DOODLE記録用②1枚目は二百三高地の映画を見たとき、出兵前に手紙を書けと言われてるシーンを見て描いた…はず。
これrtしてくれた方が「(コタンが杉元の故郷になったことを)白石が気づかせてくれたんだね」って仰ってて最高〜!てなった。ゴトリ大好き。
2枚目はwebオンリーのサークルカット没案。樺太の杉元にアシㇼパさんという光が訪れるイメージだったけど、暗いので没った。 2
だんご
DONE恋音3の鶴鯉展示作品。樺太前の話で鶴見視点です。失恋ぽいですが最終回後にくっつくタイプの鶴鯉の1シーン的な感じです。原作程度の性的な描写があります。薩摩弁は方言変換サイトにお世話になりました。 7GK_cofun
DOODLE⚠️213話「樺太脱出」妄想⚠️恋愛描写NGの方はご遠慮ください
全話通して個人的にいちばんエッロ…と思ったのがこのシーンでして。
読むたびにドキドキしてこんな妄想をしてしまうので、雑ですがアウトプットしたくなりました。。
ちなみにあんまり深い意味はない…
rabimomo
DOODLE月鯉全年齢小ネタシブに投げるほどではないのでポイっとな
ギャグとか軽いノリを書くのが下手すぎでしたね…
概要はこんな感じ
・ゆるふわ樺太道中(往路)
・月島一人称でひたすら会話シーンなのでだいぶ疲れる構成
・付き合っていない月鯉
・付き合ってないし全年齢だけど発言がいちいち怪しい
・杉元が気の毒過ぎた
・常識人…?第七師団の良心…???
・あな救しなさそうな軍曹
付き合ってない月鯉「月島軍曹って面食いだよね」
唐突に投げられた言葉に、無意識のうちに眉間に力が入った。顔を上げれば、この旅路で見慣れた傷のある男の顔がある。
「――藪から棒になんだ。そもそも俺は面食いではないぞ」
一体この男は何を言い出すというのか。別に俺は、懇意にする相手の美醜にこだわった覚えはない。――確かに、ちよは愛らしい女性だったが、見た目の良さで彼女に惹かれたわけでは断じてない。
「そぉお? じゃあ、鯉登少尉のどこがいいの? あのボンボン、顔くらいしかいいとこないと思うけど?」
「ハァ?」
杉元の口から飛び出したとんでもない一言に、俺は目を見開いた。
俺と。鯉登少尉が。そういう関係に見えるとでも言うのか? 見える訳はないだろう? ……見えるのか? まさかそんなはずはないだろう?
5829唐突に投げられた言葉に、無意識のうちに眉間に力が入った。顔を上げれば、この旅路で見慣れた傷のある男の顔がある。
「――藪から棒になんだ。そもそも俺は面食いではないぞ」
一体この男は何を言い出すというのか。別に俺は、懇意にする相手の美醜にこだわった覚えはない。――確かに、ちよは愛らしい女性だったが、見た目の良さで彼女に惹かれたわけでは断じてない。
「そぉお? じゃあ、鯉登少尉のどこがいいの? あのボンボン、顔くらいしかいいとこないと思うけど?」
「ハァ?」
杉元の口から飛び出したとんでもない一言に、俺は目を見開いた。
俺と。鯉登少尉が。そういう関係に見えるとでも言うのか? 見える訳はないだろう? ……見えるのか? まさかそんなはずはないだろう?
かきくけこ
DOODLE231話出産後のコタンでの短編。あるわらべ歌がモチーフになっています。樺太前から体の関係がある設定#月鯉
歌を捧げて夜中、ふと目を覚ますと小屋の外から微かに赤子の泣き声が聞こえてきた。
生まれたばかりの、谷垣とインカラマッとの間の子。二人の生命力の強さを受け継いでいるかのような、元気な泣き声だ。
暗闇の中、隣の月島を見た。
寝が浅いのか体にぎゅっと力が入り、顔を覗いてみると眉間にしわを寄せ歯を食いしばっていた。
「裏切り者は葬る」
任務を遂行する一心で、月島は谷垣夫妻を逃がそうとした家永を撃ち、命からがらコタンへ逃げた夫妻と腹の中の子の命を奪おうと追い詰めた。
私は三人を追いかけ、銃の引き金を引こうとする月島を止め「上官命令」の名目の元に、彼を汚れ仕事の任務から解き放った。
お前の心と体はまだ、厳しさ故に仕事を背負おうとしているのか?
934生まれたばかりの、谷垣とインカラマッとの間の子。二人の生命力の強さを受け継いでいるかのような、元気な泣き声だ。
暗闇の中、隣の月島を見た。
寝が浅いのか体にぎゅっと力が入り、顔を覗いてみると眉間にしわを寄せ歯を食いしばっていた。
「裏切り者は葬る」
任務を遂行する一心で、月島は谷垣夫妻を逃がそうとした家永を撃ち、命からがらコタンへ逃げた夫妻と腹の中の子の命を奪おうと追い詰めた。
私は三人を追いかけ、銃の引き金を引こうとする月島を止め「上官命令」の名目の元に、彼を汚れ仕事の任務から解き放った。
お前の心と体はまだ、厳しさ故に仕事を背負おうとしているのか?
さほす
PAST【鯉月マンガ】「豊原以外全部沈没」2020/04/27
ビューティフル・ドリー〇ーのゆる~いパロです。
豊原に閉じ込められた樺太先遣隊一行と1人だけループに気がついてしまう月島軍曹。
描きたいところだけ描きました。
らむちゃん役は鯉登少尉。 5
きって
MOURNING樺太後にこんな会話があったらなーという妄想 そろそろ完結しそうだね どうなるんだろうね 所詮は子どもが射た矢だった。意図せず放たれたそれは緩く張られた弦を思わせる緩慢さで右目に届き、新雪に踏み入る子鹿の蹄音に似た音をたてた。杉元は初めから決まっていたかのようにてきぱきと目を取り除き、汚染された血を吸い出した。毒がまわる間もなく目は抉り取られ、空洞と僅かな痺れだけが死にかけた証左だった。視界を塞がれ、荷物のように運ばれ、放り出され、簀巻きにされ、まるで無力な赤ん坊のようだった。
背負われながら首でも締めてやろうかと思いついた。立ち所に返り討ちにあうのは目に見えているが、そうでもしなけりゃ腹の虫がおさまらない。
俺は怒っているのだろうか?と考える。それにしては心は静かだ。ずっと待ち焦がれていたような痛みが続く。目に見える欠落を手に入れて人心地ついている。何故だろう、今までにない生きている実感がある。
3340背負われながら首でも締めてやろうかと思いついた。立ち所に返り討ちにあうのは目に見えているが、そうでもしなけりゃ腹の虫がおさまらない。
俺は怒っているのだろうか?と考える。それにしては心は静かだ。ずっと待ち焦がれていたような痛みが続く。目に見える欠落を手に入れて人心地ついている。何故だろう、今までにない生きている実感がある。
うえき
DOODLE樺太での一幕 杉元と少尉が話しているだけほんのりした月鯉
■口吸いの話■「少尉は故郷に想い人なんかはいるのか?」
たまたま二人だけになった時に何気なく杉元に聞かれ、鯉登はひょいと眉を上げた。
「いるわけがなかろう。それに私はいつか旗手を拝命することを目標としているのだ。」
胸を張って続ける鯉登にそっか、と自分で尋ねておいて杉元はどこか気の抜けた返事をする。
「なら口吸いなんかもしたことはないのか?」
「口吸い…」
鯉登はひとつ瞬きをした。
「一度だけある」
「へぇ?」
「叶うことならいつか旗手になりたいと月島に話した時に。そう、それでだから口吸いだってしたことはないと私が話したら」
『そうですか』
月島は平素の無表情を崩すことなく鯉登の目の前に立った。
『旗手は品行方正、重ねて童貞処女であることが望ましいと言われていますが…』
857たまたま二人だけになった時に何気なく杉元に聞かれ、鯉登はひょいと眉を上げた。
「いるわけがなかろう。それに私はいつか旗手を拝命することを目標としているのだ。」
胸を張って続ける鯉登にそっか、と自分で尋ねておいて杉元はどこか気の抜けた返事をする。
「なら口吸いなんかもしたことはないのか?」
「口吸い…」
鯉登はひとつ瞬きをした。
「一度だけある」
「へぇ?」
「叶うことならいつか旗手になりたいと月島に話した時に。そう、それでだから口吸いだってしたことはないと私が話したら」
『そうですか』
月島は平素の無表情を崩すことなく鯉登の目の前に立った。
『旗手は品行方正、重ねて童貞処女であることが望ましいと言われていますが…』
kyosato_23
DONE鯉登の血を知りたくなかった月島の話。樺太での2人は何回噛んでも味が出ますね。
貴方の中の色を知ってしまった*
あの人の中にもあの色が流れているという事実を、俺は考えないようにしていたのかもしれない。
溌溂とした皮膚はあんなにも血色に満ちていたのに、それでも俺はすぐ隣にいる鯉登少尉殿をどこか物語の上の人間のように思っていた。
口を閉じてさえいれば絵本の夢物語に出てくるような気品ある貴公子。口を開けば若い外見に見合わぬ硬質で厳格な口調に、気が昂った時の派手で大振りな動作は舞台の上の役者じみていた。
ろくに絵本にも観劇にも縁のない人生を送ってきた分際で、俺は鯉登少尉殿にその空想を重ねていた。
劇場の舞台の上の、作り物の貴公子。
それは今更な逃げの思考だった。
今までに散々に手を汚してきたというのに、俺は今更になっていつか鯉登少尉殿を殺さねばならないかもしれない自分の仕事から目をそらしている。
2997あの人の中にもあの色が流れているという事実を、俺は考えないようにしていたのかもしれない。
溌溂とした皮膚はあんなにも血色に満ちていたのに、それでも俺はすぐ隣にいる鯉登少尉殿をどこか物語の上の人間のように思っていた。
口を閉じてさえいれば絵本の夢物語に出てくるような気品ある貴公子。口を開けば若い外見に見合わぬ硬質で厳格な口調に、気が昂った時の派手で大振りな動作は舞台の上の役者じみていた。
ろくに絵本にも観劇にも縁のない人生を送ってきた分際で、俺は鯉登少尉殿にその空想を重ねていた。
劇場の舞台の上の、作り物の貴公子。
それは今更な逃げの思考だった。
今までに散々に手を汚してきたというのに、俺は今更になっていつか鯉登少尉殿を殺さねばならないかもしれない自分の仕事から目をそらしている。
suzumi_cuke
MOURNING鯉月。樺太帰り道の杉リパ(https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=14554097)のオマケで前に書いた短いやつ。193話後くらい。賑やかしに置いておきます。怪我してるから血の臭いがするのか人殺しだから染み付いているのか、どちらにせよ良いことではない193話後くらい むくりと音もなく起き上がると、鯉登はかぶっていた上着を手に月島の枕元に立った。
寝台に手をつくと、聞こえるか聞こえないかといった程度に軋む音がして、耳聡く月島が薄く目を開けた。自分の顔を覗き込んでいる鯉登に気がついて、不審そうに眉をひそめる。
鯉登は真顔で見下ろしていた。
「寒くて眠れんだろう」
ぼそりと低い鯉登の呟きに、月島はしょぼ、と瞬くと億劫そうに答えた。
「……さっきまで寝てましたが……」
「一緒に寝てやる」
「いえ結構で」
「狭いな。少し詰めろ」
「話を聞かない……」
上着をばさりと月島がかぶっている毛皮の上にかけると、鯉登は寝台にあがった。鯉登に押しやられ、どう考えても定員を超えている寝台に月島は鯉登と並んで横になった。鯉登と壁に挟まれながら、月島はとにかく心を無にしてこの時間をやり過ごそうと決めた。決めた矢先に、鯉登が月島のほうに身体を向けてきた。吊ったままの腕を広げる。
1032寝台に手をつくと、聞こえるか聞こえないかといった程度に軋む音がして、耳聡く月島が薄く目を開けた。自分の顔を覗き込んでいる鯉登に気がついて、不審そうに眉をひそめる。
鯉登は真顔で見下ろしていた。
「寒くて眠れんだろう」
ぼそりと低い鯉登の呟きに、月島はしょぼ、と瞬くと億劫そうに答えた。
「……さっきまで寝てましたが……」
「一緒に寝てやる」
「いえ結構で」
「狭いな。少し詰めろ」
「話を聞かない……」
上着をばさりと月島がかぶっている毛皮の上にかけると、鯉登は寝台にあがった。鯉登に押しやられ、どう考えても定員を超えている寝台に月島は鯉登と並んで横になった。鯉登と壁に挟まれながら、月島はとにかく心を無にしてこの時間をやり過ごそうと決めた。決めた矢先に、鯉登が月島のほうに身体を向けてきた。吊ったままの腕を広げる。