職人
しろ🐾
DONE🐏🔮「彼の手脚は誰が見たって最高に格好いい」三つのお題でなんか書く練習
お題:夕空、職人、スカーフ
『朝早くても、夜遅くてもだよ』 どうしても直るつもりのないらしい頑固な寝癖は、小さなパールがついたヘアピンで抑えることにした。
少しだけ袖が膨らんだ白シャツに、白地にブルーとゴールドの柄が入ったスカーフを合わせる。シルバーのスカーフリングに、つるりとした手触りの布を通して左右のバランスを整えてから、歩きやすい靴を選んだ。
玄関を抜けて鍵をかける。顔を上げると、すぐ上にはまだ青空が見える。遠くの白い雲に、ピンクやオレンジの色が入り始めたのを眺めながら、街に向かって足を進める。まだ充分に時間があるから、バス停は通り過ぎて、そのまま、暖かい色のグラデーションがかかっていく空を見ながら歩くことにした。手に持っている鞄をぶらぶらと揺らす。
1771少しだけ袖が膨らんだ白シャツに、白地にブルーとゴールドの柄が入ったスカーフを合わせる。シルバーのスカーフリングに、つるりとした手触りの布を通して左右のバランスを整えてから、歩きやすい靴を選んだ。
玄関を抜けて鍵をかける。顔を上げると、すぐ上にはまだ青空が見える。遠くの白い雲に、ピンクやオレンジの色が入り始めたのを眺めながら、街に向かって足を進める。まだ充分に時間があるから、バス停は通り過ぎて、そのまま、暖かい色のグラデーションがかかっていく空を見ながら歩くことにした。手に持っている鞄をぶらぶらと揺らす。
りくり@🔥🎴
INFO今年はDom/Subと並行して、not転生の現パロラジオパーソナリティ🔥さん×専門学生のハガキ職人🎴くんのお話を描いていきたいなぁと思って設定作りました👀💕
昨年、スペースの度にDJ🔥🎴ちゃん描いていたので、そこから相互さんと盛り上がってその後一人でも盛り上がってました🤣💕
お互いに顔を知らず、声と文字から始まるどピュアな恋物語とか、最高に性癖すぎるな 2
冬空 えりな
MOURNINGアカギシグレ。狙撃手らしさを入れつつ、根本はいいとこのお坊ちゃんって感じを出したいシグレ。
アカギはポンチョで幼い女の子らしさ、中身は職人らしさを求めて練り練り。ポンチョは多分、お師匠さんことオヤジさんがくれたものだと思います。 4
FineRisoluto
DONE・FF14の6.0までのネタバレを含む可能性があるのでご注意ください。・FF14自機のフィーネの6.0の後日談です。
大きな山場もなく、ただ平和な冒険の後日談が好きな人向け。
・フィーネ=リゾルート
「元」光の戦士。アウラ・ゼラの女性。クリスタリウム中心にノルヴラントに引きこもっている。ミーン工芸館で職人として働いている。
ある「元」光の戦士の6.03その11 波に揺られながら甲板の手すりに背中を預けるフィーネとフェオの眼前で、クガネが遠ざかっていく。
第一波止場ではフィーネの父親が手を振っている。父はもっと手紙を書くようにと便箋や封筒をフィーネにたくさん持たせていた。
「手を振っているわよ?」
フェオがフィーネの手をつつくが、フィーネはむすっとしたままだ。
「なんか恥ずかしいからやめて欲しいよね」
「お―――い!フィーネ―――!見えてるか―――?」
無視しようと思ったら父が叫びだした。
「嘘でしょ」
見かねたフェオが顔を背けたフィーネの手をつかんでむりやり振る。
遠くてよく見えていないらしく、娘が手を振り返していると思った父は喜び両手を大きく振り始めた。
「知らない人知らない人」
2345第一波止場ではフィーネの父親が手を振っている。父はもっと手紙を書くようにと便箋や封筒をフィーネにたくさん持たせていた。
「手を振っているわよ?」
フェオがフィーネの手をつつくが、フィーネはむすっとしたままだ。
「なんか恥ずかしいからやめて欲しいよね」
「お―――い!フィーネ―――!見えてるか―――?」
無視しようと思ったら父が叫びだした。
「嘘でしょ」
見かねたフェオが顔を背けたフィーネの手をつかんでむりやり振る。
遠くてよく見えていないらしく、娘が手を振り返していると思った父は喜び両手を大きく振り始めた。
「知らない人知らない人」
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DONE・FF14の6.0までのネタバレを含む可能性があるのでご注意ください。・FF14自機のフィーネの6.0の後日談です。
大きな山場もなく、ただ平和な冒険の後日談が好きな人向け。
・フィーネ=リゾルート
「元」光の戦士。アウラ・ゼラの女性。クリスタリウム中心にノルヴラントに引きこもっている。ミーン工芸館で職人として働いている。
ある「元」光の戦士の6.03その10「なあ、木材ここで良いのかよ?」
ナマイ村の少年、イッセはパイン材を山と積んだ荷車を引きながら、足のつま先でとある倉庫を指す。フィーネが切り出したパイン原木は少しでも運びやすいように材木に加工してナマイ村に持ち込み、その後イッセを雇ってクガネまで運搬してきてもらったのだ。
「うん、そこそこ。中に適当に突っ込んどいて」
第一波止場を歩きながら、フィーネは近くで買ったとろろ蕎麦をすすっていた。
「歩きながら蕎麦食う人初めてみたよ……普通歩きながら食うのって団子とかだろ」
「蕎麦の気分だったんだよ」
「お蕎麦美味しいわよ?」
フィーネの隣を飛びながら、フェオはフォークで蕎麦を巻き取り口に入れる。
「飛びながら蕎麦を食う人も初めてみた」
3146ナマイ村の少年、イッセはパイン材を山と積んだ荷車を引きながら、足のつま先でとある倉庫を指す。フィーネが切り出したパイン原木は少しでも運びやすいように材木に加工してナマイ村に持ち込み、その後イッセを雇ってクガネまで運搬してきてもらったのだ。
「うん、そこそこ。中に適当に突っ込んどいて」
第一波止場を歩きながら、フィーネは近くで買ったとろろ蕎麦をすすっていた。
「歩きながら蕎麦食う人初めてみたよ……普通歩きながら食うのって団子とかだろ」
「蕎麦の気分だったんだよ」
「お蕎麦美味しいわよ?」
フィーネの隣を飛びながら、フェオはフォークで蕎麦を巻き取り口に入れる。
「飛びながら蕎麦を食う人も初めてみた」
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DONE・FF14の6.0までのネタバレを含む可能性があるのでご注意ください。・FF14自機のフィーネの6.0の後日談です。
大きな山場もなく、ただ平和な冒険の後日談が好きな人向け。
・フィーネ=リゾルート
「元」光の戦士。アウラ・ゼラの女性。クリスタリウム中心にノルヴラントに引きこもっている。ミーン工芸館で職人として働いている。
ある「元」光の戦士の6.03その9「なぜクラフターをやるんだ、という人がいる」
フィーネは斧を振り下ろす。脇には既に伐採を終えたパイン原木が山になっていた。
「ええ」
フェオはその山の上に腰掛けて両手で頬杖をついている。
「なぜギャザるのかと問う人もいる」
「そうなのね」
静寂の中をアオサギ滝の水が流れ落ちる音が心地良い。二人はヤンサを訪れていた。
「でもクラフターもギャザラーも目的のためにするわけじゃないんだ」
木に斧が打ち込まれる音がリズミカルに静寂を切り裂いていく。
「お仕事だからするんだと思っていたのだわ」
「順番が逆なんだよ。クラフターもギャザラーも仕事ではあると思う。だけどそうじゃない。仕事だからするんじゃあないんだ。やりたいことをして、楽しくなって続けているうちにそれが仕事になっていくのが一番良いんだ」
3035フィーネは斧を振り下ろす。脇には既に伐採を終えたパイン原木が山になっていた。
「ええ」
フェオはその山の上に腰掛けて両手で頬杖をついている。
「なぜギャザるのかと問う人もいる」
「そうなのね」
静寂の中をアオサギ滝の水が流れ落ちる音が心地良い。二人はヤンサを訪れていた。
「でもクラフターもギャザラーも目的のためにするわけじゃないんだ」
木に斧が打ち込まれる音がリズミカルに静寂を切り裂いていく。
「お仕事だからするんだと思っていたのだわ」
「順番が逆なんだよ。クラフターもギャザラーも仕事ではあると思う。だけどそうじゃない。仕事だからするんじゃあないんだ。やりたいことをして、楽しくなって続けているうちにそれが仕事になっていくのが一番良いんだ」
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DONE・FF14の6.0までのネタバレを含む可能性があるのでご注意ください。・FF14自機のフィーネの6.0の後日談です。
大きな山場もなく、ただ平和な冒険の後日談が好きな人向け。
・フィーネ=リゾルート
「元」光の戦士。アウラ・ゼラの女性。クリスタリウム中心にノルヴラントに引きこもっている。ミーン工芸館で職人として働いている。
ある「元」光の戦士の6.03その8「お前ら、会うたびに喧嘩するのなんとかならねえのかい?」
フィーネの母の腕にできた傷の手当てをしながら、父親がため息をつく。
「ため息のつき方が若木にそっくりなのだわ……!」
フィーネに出された緑茶をすすっていたフェオが感激するその横で、フィーネもまたため息をつく。
「似てないよ」
「ほら、今、そっくりだったのだわ!」
フェオは喜び、フィーネと父の間を飛び回る。
「それにしてもお前、風の噂じゃあ聞いていたが腕が立つようになったんだなあ」
父親の感嘆をよそに娘は淡々と答える。
「母さんより腕っぷしが強い人のほうが少なかったよ?あ、でもアジムステップはもっと喧嘩っ早い人がいたなあ」
「いやあ、それでも母さんに喧嘩で勝てるようになったなんてなあ。父さんなんだか涙腺にきたよ」
2599フィーネの母の腕にできた傷の手当てをしながら、父親がため息をつく。
「ため息のつき方が若木にそっくりなのだわ……!」
フィーネに出された緑茶をすすっていたフェオが感激するその横で、フィーネもまたため息をつく。
「似てないよ」
「ほら、今、そっくりだったのだわ!」
フェオは喜び、フィーネと父の間を飛び回る。
「それにしてもお前、風の噂じゃあ聞いていたが腕が立つようになったんだなあ」
父親の感嘆をよそに娘は淡々と答える。
「母さんより腕っぷしが強い人のほうが少なかったよ?あ、でもアジムステップはもっと喧嘩っ早い人がいたなあ」
「いやあ、それでも母さんに喧嘩で勝てるようになったなんてなあ。父さんなんだか涙腺にきたよ」
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DONE・FF14の6.0までのネタバレを含む可能性があるのでご注意ください。・FF14自機のフィーネの6.0の後日談です。
大きな山場もなく、ただ平和な冒険の後日談が好きな人向け。
・フィーネ=リゾルート
「元」光の戦士。アウラ・ゼラの女性。クリスタリウム中心にノルヴラントに引きこもっている。ミーン工芸館で職人として働いている。
ある「元」光の戦士の6.03その7 目の前にそびえ立つのは大きな城。複数の建物が連結したような複雑な構造だ。こんなに大きいと掃除をするだけで何日かかるかわからない。
「いつ見ても高圧的な城ですこと……」
見上げるアウラ、フィーネの口ぶりは否定的だ。その一方で。
「なんだか不思議な味がするのだわ」
腰を下ろしたフェオ=ウルはのんびりとサザエの壺焼きを頬張っている。
「醤油の味が懐かしいね」
フィーネもまた、同じくサザエを口に運ぶ。
紅玉海で追いかけてきた侍が海に落ちたので、引き上げたら一緒にサザエがついてきた。
侍の方は適当に縛って知り合いのいる赤誠組に引き渡し(押しつけ)、サザエの方は街で醤油と料理酒を買い、七輪で焼いていたところだ。
1599「いつ見ても高圧的な城ですこと……」
見上げるアウラ、フィーネの口ぶりは否定的だ。その一方で。
「なんだか不思議な味がするのだわ」
腰を下ろしたフェオ=ウルはのんびりとサザエの壺焼きを頬張っている。
「醤油の味が懐かしいね」
フィーネもまた、同じくサザエを口に運ぶ。
紅玉海で追いかけてきた侍が海に落ちたので、引き上げたら一緒にサザエがついてきた。
侍の方は適当に縛って知り合いのいる赤誠組に引き渡し(押しつけ)、サザエの方は街で醤油と料理酒を買い、七輪で焼いていたところだ。
sasamokari
MOURNINGCoC『探索者と職人~ソバ打ちAVをしないと出られない部屋~』卓報告※そういう描写も展開も一切無いギャグシナリオだけど未成年×なセンシティブな内容が題材なので念の為伏せ
KPC/KP:漆山 純/黒零さん
PC/PL :壬生 追儺/蓮崎ひゃくひと 4
FineRisoluto
DONE・FF14の6.0までのネタバレを含む可能性があるのでご注意ください。・FF14自機のフィーネの6.0の後日談です。
大きな山場もなく、ただ平和な冒険の後日談が好きな人向け。
・フィーネ=リゾルート
「元」光の戦士。アウラ・ゼラの女性。クリスタリウム中心にノルヴラントに引きこもっている。ミーン工芸館で職人として働いている。
ある「元」光の戦士の6.03その6 きゅりきゅりきゅり。紅玉海の水面は静かに揺れ、リールをゆっくりと巻く音だけが軽快に鳴り響く。
「あっ、引いているわよ」
「ほいほい」
黒い鱗のある手が竿を引き、海水の飛沫をまきながら獲物が釣り上げられる。
「サンゴノオトシゴ。食べれないからリリースだね」
釣りあげたアウラ、フィーネは静かにサンゴノオトシゴを海へと返す。
「そもそも、このあたりの魚は食べられるのかしら?」
傍らの石の塀に座って眺めていたフェオ=ウルが訊ね、フィーネは再度竿を投げながら答える。
「トラフグとか、美味しいらしいよ」
「あら、楽しみね!」
「毒の処理失敗すると死ぬけどね」
「あら……あなた先に食べてくれる?」
「毒はもう嫌です」
ウルダハの祝賀会で、ナナモ毒殺の容疑者にされた経験のあるフィーネとしては毒の可能性があるものを口にする気は全く起きない。
2351「あっ、引いているわよ」
「ほいほい」
黒い鱗のある手が竿を引き、海水の飛沫をまきながら獲物が釣り上げられる。
「サンゴノオトシゴ。食べれないからリリースだね」
釣りあげたアウラ、フィーネは静かにサンゴノオトシゴを海へと返す。
「そもそも、このあたりの魚は食べられるのかしら?」
傍らの石の塀に座って眺めていたフェオ=ウルが訊ね、フィーネは再度竿を投げながら答える。
「トラフグとか、美味しいらしいよ」
「あら、楽しみね!」
「毒の処理失敗すると死ぬけどね」
「あら……あなた先に食べてくれる?」
「毒はもう嫌です」
ウルダハの祝賀会で、ナナモ毒殺の容疑者にされた経験のあるフィーネとしては毒の可能性があるものを口にする気は全く起きない。
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DONE・FF14の6.0までのネタバレを含む可能性があるのでご注意ください。・FF14自機のフィーネの6.0の後日談です。
大きな山場もなく、ただ平和な冒険の後日談が好きな人向け。
・フィーネ=リゾルート
「元」光の戦士。アウラ・ゼラの女性。クリスタリウム中心にノルヴラントに引きこもっている。ミーン工芸館で職人として働いている。
ある「元」光の戦士の6.03その5「舐められたものです」
かかと落としで昏倒させたスリをイエロージャケットに引き渡しながら、フィーネはぱんぱんと両手を叩きほこりを払う。
「治安の悪い街ね」
彼女の頭には相棒のピクシー、フェオ=ウルがつかまっていた。
「リムサは海賊の街だからねー」
訪れたのは何ヶ月ぶりだろうか。シャーレアンから船で戻ってきたのがはるか昔のことのように思える。感傷に浸る暇もなくスリが現れたが、仮にも英雄と呼ばれたフィーネを標的にするとは運の悪い奴である。
「ん?久しい顔がいるな」
後ろからかけられた声に、フィーネは振り返りもせず前方にスプリントする。
「どうして逃げるの?」
「面倒事に巻き込まれたくないから」
フェオの問いに、彼女がつかまっている頭の主は端的に答える。
2619かかと落としで昏倒させたスリをイエロージャケットに引き渡しながら、フィーネはぱんぱんと両手を叩きほこりを払う。
「治安の悪い街ね」
彼女の頭には相棒のピクシー、フェオ=ウルがつかまっていた。
「リムサは海賊の街だからねー」
訪れたのは何ヶ月ぶりだろうか。シャーレアンから船で戻ってきたのがはるか昔のことのように思える。感傷に浸る暇もなくスリが現れたが、仮にも英雄と呼ばれたフィーネを標的にするとは運の悪い奴である。
「ん?久しい顔がいるな」
後ろからかけられた声に、フィーネは振り返りもせず前方にスプリントする。
「どうして逃げるの?」
「面倒事に巻き込まれたくないから」
フェオの問いに、彼女がつかまっている頭の主は端的に答える。
トコノマ
DOODLEヒイロ、タタ、タキ、山鬼/白夜極光雲山メンバーで時々わちゃわちゃしててほしい。
タキは変なとこでケチらないというか、先を見据えてちゃんとお金使ってそうなので、その土地の職人さんに依頼してしかり報酬渡してる裏設定。
2022.7.3
https://twitter.com/1228Tokoma/status/1543574947737776129?s=20&t=AHhjIITzL5J0kJaq8DvC7w
FineRisoluto
DONE・FF14の6.0までのネタバレを含む可能性があるのでご注意ください。・FF14自機のフィーネの6.0の後日談です。
大きな山場もなく、ただ平和な冒険の後日談が好きな人向け。
・フィーネ=リゾルート
「元」光の戦士。アウラ・ゼラの女性。クリスタリウム中心にノルヴラントに引きこもっている。ミーン工芸館で職人として働いている。
ある「元」光の戦士の6.03その4「若木のバカァ!」
フェオの小さな手に頬をひっぱかれ、フィーネの顔が向こう側にねじれる。
「あいたぁ!」
完全に気を抜いていたところにもらった一撃にフィーネの首はポキッという音を立てた。
「若木のバカバカ!私という枝がありながら、そうやってすぐに別の妖精に浮気するのだわ!」
首に手を当てて、痛めていないか確認するフィーネの頭をフェオがぽかぽかと殴り続ける。
「浮気?フジュンでふっち……」
フィーネの目の前にいたシルフ族が驚いた様子で後ずさるように空中を移動し離れていく。
「あなたのせいなのだわ!」
フェオが長い爪の生えた指でシルフ族……ノレクシアをさした。
「指差すなんて失礼でふっち!それに……あんた、変な語尾の話し方でふっち!」
3390フェオの小さな手に頬をひっぱかれ、フィーネの顔が向こう側にねじれる。
「あいたぁ!」
完全に気を抜いていたところにもらった一撃にフィーネの首はポキッという音を立てた。
「若木のバカバカ!私という枝がありながら、そうやってすぐに別の妖精に浮気するのだわ!」
首に手を当てて、痛めていないか確認するフィーネの頭をフェオがぽかぽかと殴り続ける。
「浮気?フジュンでふっち……」
フィーネの目の前にいたシルフ族が驚いた様子で後ずさるように空中を移動し離れていく。
「あなたのせいなのだわ!」
フェオが長い爪の生えた指でシルフ族……ノレクシアをさした。
「指差すなんて失礼でふっち!それに……あんた、変な語尾の話し方でふっち!」
FineRisoluto
DONE・FF14の6.0までのネタバレを含む可能性があるのでご注意ください。・FF14自機のフィーネの6.0の後日談です。
大きな山場もなく、ただ平和な冒険の後日談が好きな人向け。
・フィーネ=リゾルート
「元」光の戦士。アウラ・ゼラの女性。クリスタリウム中心にノルヴラントに引きこもっている。ミーン工芸館で職人として働いている。
ある「元」光の戦士の6.03その3「ほんとにひどいよね」
マトンシチューを平らげながら、フィーネは今日何度目かの文句を言った。
「いつまでも言っていても仕方ないわよ。もっと楽しい話はないのかしら」
フェオがつかんだラビットパイの最後の一切れを、同時にフィーネもつかんでいた。
「そうは言ってもさあ」
フェオとフィーネはパイを取り合いながら、しばらく膠着状態を続けていた。
「こらこら、食べ物を粗末に扱っちゃいけないよ」
ネロにバイクを分解され、帰る足が無くなったフィーネは結局、グリダニアを訪れていた。旅路にはチョコボポーターが使えたのだが、クリスタリウムにチョコボを借りていくわけにも行かないので帰ることはできず、それでグリダニアに来たというわけである。
3174マトンシチューを平らげながら、フィーネは今日何度目かの文句を言った。
「いつまでも言っていても仕方ないわよ。もっと楽しい話はないのかしら」
フェオがつかんだラビットパイの最後の一切れを、同時にフィーネもつかんでいた。
「そうは言ってもさあ」
フェオとフィーネはパイを取り合いながら、しばらく膠着状態を続けていた。
「こらこら、食べ物を粗末に扱っちゃいけないよ」
ネロにバイクを分解され、帰る足が無くなったフィーネは結局、グリダニアを訪れていた。旅路にはチョコボポーターが使えたのだが、クリスタリウムにチョコボを借りていくわけにも行かないので帰ることはできず、それでグリダニアに来たというわけである。
FineRisoluto
DONE・FF14の6.0までのネタバレを含む可能性があるのでご注意ください。・FF14自機のフィーネの6.0の後日談です。
大きな山場もなく、ただ平和な冒険の後日談が好きな人向け。
・フィーネ=リゾルート
「元」光の戦士。アウラ・ゼラの女性。クリスタリウム中心にノルヴラントに引きこもっている。ミーン工芸館で職人として働いている。
ある「元」光の戦士の6.03その2「帰りてえ……」
タタルにお茶を淹れてもらっている最中に、つい小声で本音が漏れる。
「おまたせしましたでっす」
タタルが駆け寄ってきて、お茶とプレッツェルを並べてくれる。
「美味しそうなお菓子ね?」
ぴょこんとフィーネの服のフードから頭を出したフェオが、さっそくプレッツェルに手を伸ばしていた。
「夢の中に出てきた妖精さんでっす……!」
タタルが目を輝かせながらフェオを見つめている。
「お話するのは初めてね?」
フィーネはフェオにはたびたび、第一世界から原初世界への手紙や伝言を頼んでいる。タタルとも初対面ではないのだ。
「その羽根は飛べるのでっすか?」
フィーネにとってはフェオは身近な存在になりすぎているが、タタルからすればピクシーは初めてみる存在だ。フェオもまた、クリスタリウムでは当たり前で誰もしない質問に興味深そうに答えていく。
2327タタルにお茶を淹れてもらっている最中に、つい小声で本音が漏れる。
「おまたせしましたでっす」
タタルが駆け寄ってきて、お茶とプレッツェルを並べてくれる。
「美味しそうなお菓子ね?」
ぴょこんとフィーネの服のフードから頭を出したフェオが、さっそくプレッツェルに手を伸ばしていた。
「夢の中に出てきた妖精さんでっす……!」
タタルが目を輝かせながらフェオを見つめている。
「お話するのは初めてね?」
フィーネはフェオにはたびたび、第一世界から原初世界への手紙や伝言を頼んでいる。タタルとも初対面ではないのだ。
「その羽根は飛べるのでっすか?」
フィーネにとってはフェオは身近な存在になりすぎているが、タタルからすればピクシーは初めてみる存在だ。フェオもまた、クリスタリウムでは当たり前で誰もしない質問に興味深そうに答えていく。
FineRisoluto
DONE・FF14の6.0までのネタバレを含む可能性があるのでご注意ください。・FF14自機のフィーネの6.0の後日談です。
大きな山場もなく、ただ平和な冒険の後日談が好きな人向け。
・フィーネ=リゾルート
「元」光の戦士。アウラ・ゼラの女性。クリスタリウム中心にノルヴラントに引きこもっている。ミーン工芸館で職人として働いている。
ある「元」光の戦士の6.03その1「私はヒトではないわ」
風になびく髪を手で抑えながら、フェオは隣にいる『かわいい若木』に向けて告げる。
「そうだね。でもほら、生きる目的とか。そういうやつないの」
答える若木は、自分の長い髪が風に流されて顔に張り付き、視界を取り戻そうと四苦八苦している。
「順番が逆ではないかしら。生まれてきたら生きるものよ。目的がなくても生きていて良いのだわ。そうやってなんにでも理由をつけようとするの、ヒトの悪いクセよ」
「うーんでも、人生を浪費するのもどうかなとか思うんだよ」
若木……つまりフィーネは、目に突き刺さる髪の毛をなんとか手で払い除けるもすぐさま次の髪が飛んでくる。
「どうせ生きるなら楽しくすればよいのよ」
4305風になびく髪を手で抑えながら、フェオは隣にいる『かわいい若木』に向けて告げる。
「そうだね。でもほら、生きる目的とか。そういうやつないの」
答える若木は、自分の長い髪が風に流されて顔に張り付き、視界を取り戻そうと四苦八苦している。
「順番が逆ではないかしら。生まれてきたら生きるものよ。目的がなくても生きていて良いのだわ。そうやってなんにでも理由をつけようとするの、ヒトの悪いクセよ」
「うーんでも、人生を浪費するのもどうかなとか思うんだよ」
若木……つまりフィーネは、目に突き刺さる髪の毛をなんとか手で払い除けるもすぐさま次の髪が飛んでくる。
「どうせ生きるなら楽しくすればよいのよ」
柊月-ヒヅキ-
TRAINING夢職人と忘れじの黒い妖精(ゆめくろ)のヒロインちゃんの練習模写。
自分の絵柄に落とし込むために目の描き方とかは私の絵柄で頑張ったつもりです( '-' )
塗りは超テキトーです何せ練習なので( '-' )
余談
正式リリース日にインストしてたのに三日坊主発揮して
最近まで全然やってなくて後悔してます( ´・ω・`)
ちなみに初期推しは御影です
今は推し決められません( '-' )
雨露🍀☔🍀
DOODLEアソ龍アソ Twitterまとめ⑤2022年11月アソ龍web企画参加〜
まんが:しかくい親友(マイクラパロ)、夜食を食べる親友、こけた、無理矢理寝ろ双義、とつぜんのおまつり(テキ屋アソーギシリーズ:たこ焼き)、ポッキーの日、ワンドロ(金平糖職人アソーギ)、風呂入って寝ろ、共同推理で暴かれる罪(洗濯物干せ双義) 30
anko396
DONE10/23GEGODIGイラスト②【へいお待ち】
です。
真剣に蕎麦を打つ傑は、ダイナミックが故に、胸元は、必ずはだけて来るだろうな…(?)
雄っぱいをチラチラ見てしまうこと必至のお蕎麦屋さんです!
蕎麦職人傑と、看板イケメン店員の悟は恋仲です。
renji
SPUR ME腰まである髪をひとつに束ねた職人さんがいるんですよ...。邪魔じゃないの!?って思うけど一個に束ねてたら大丈夫らしい。日に焼けた細マッチョ。サラ髪。デジタルでカラー化させる!きっと....maru
DOODLE10代で結婚した伊アオ💒なイメージ😊一生幸せでいて💕(構図は100万回目あんま更新してなかったけどまだここ気付いて見てくれる方ありがと💕絵文字職人さんもいつもありがとう😊💕原稿的なのが一応全部終わったからまた伊アオもまた落書きしてきたいな。まだ頒布も終わってないけど今回A5で作ったクラフト紙の中綴じの本の落書きなラフな本はまた作りたいなとも思ったり。次はもっと見やすく作りたい😓
Gocom_GameNote
DONEイラストではないですが、婚約指輪・結婚指輪を頼むなら、ゲルドの宝飾店アイシャさんか、ゾーラの職人ロスーリさんのどっちにオーダーするかな〜と思ってイメージを形にしてみました。blenderにて作成。
最後のは"サクラダ工務店のは?"と言われたので突貫で作った笑 7
Atoma_Unimu
DONEマイ探索者「照志充 寿光 (てりしあ としみつ)」自称「飴細工職人」の19歳パティシエ見習い。
性格はおっとりのんびりとしているが、飴細工とラノベが関わると急に饒舌になる。
あの手この手でスイーツの上に飴細工を乗せようとする。 7
mirin338_
DONE7/23ネガポジ星に願いをにて発行・ヴァイオリン職人×ヴァイオリニスト翠千本『ただ憧れを知るものだけが』に付けたかったおまけ設定集です。8/21インテにて本編とともに配布しました。お手に取ってくださった皆様、ネガポジで本編を手に取ってくださりおまけを貰いに来てくださった皆様、ありがとうございました!
⚠️本編内容のネタバレを含みます。大丈夫だよ〜という方は良かったら見てやってください。 14
緊縛師ボンレス(ル×ガの民)
DONEpxv(https://www.pixiv.net/artworks/100409335)オラッ、イチャイチャしろっ(恐ろしい拷問官の声)また寝かせてしまった…代わり映えしない…私の描くものは…寝てるか起きてるかのどちらかしかないので…(錯乱)ガイさんの鎖骨辺りには凄腕の職人によってヨダレの池がつくられています。 2
コミミン
DOODLE20220702暑いので涼しげなイラストを…。
政宗殿の秘密の部屋にある像です!水が出ます!
モデルはユッキですww
前を隠してるのは良心なのか、オーダーメイドした職人に触らせたくなかったのか…。
ぐれ☔︎
SPUR ME7月24日発行予定の新刊サンプルですプロ御×和傘職人倉/文庫サイズ200P程/全年齢
現在作成中の為、ページ数、価格等未定で申し訳ございません
⚠️御幸の記憶が曖昧
名前ありモブが出ます
.
休日には雨やどりを 懐かしい夢をみた。
いや、懐かしい、というのも違うかもしれない。
ぱたり、ぱたりと大粒の雨が頭上の透明なビニールをたたく音、霞む景色、じっとりと肌にまとわりつく空気、濡れた肩先。やけに雨音は響くのに、隣を歩くひとの声は聞こえない。その顔も、三十センチと離れていないのに、空と同じようにぼんやりと滲んでいる。身長差で少し下にある顔が笑っているのか、怒っているのかさえわからない。けれど不思議と不安は感じなかった。きっとよく知っている相手なんだろう。それに、軽く腕を伸ばして傘を差し掛けてくれているひとに、悪意などある筈がなかった。
目を眇めても、肝心なところにピントが合わない。もどかしさに、片手を伸ばしたところで——ふつりとその映像は途切れた。
13745いや、懐かしい、というのも違うかもしれない。
ぱたり、ぱたりと大粒の雨が頭上の透明なビニールをたたく音、霞む景色、じっとりと肌にまとわりつく空気、濡れた肩先。やけに雨音は響くのに、隣を歩くひとの声は聞こえない。その顔も、三十センチと離れていないのに、空と同じようにぼんやりと滲んでいる。身長差で少し下にある顔が笑っているのか、怒っているのかさえわからない。けれど不思議と不安は感じなかった。きっとよく知っている相手なんだろう。それに、軽く腕を伸ばして傘を差し掛けてくれているひとに、悪意などある筈がなかった。
目を眇めても、肝心なところにピントが合わない。もどかしさに、片手を伸ばしたところで——ふつりとその映像は途切れた。
ろまん
DONE橙真が飴職人になる夢とともにまつりちゃんを見つめてきたこと、そしてそんな橙真を見つめるひゅーいとの交流を書いた話です。主に前半がまつりちゃん、中盤以降がひゅーいとのやりとりです。恋愛、友情、親愛、共闘心、よくわからない感情が色々ごった煮の橙まつであり橙ひゅです。
時間軸としては24話と28話の間になります。
pixivにも同じものを投稿しています。
ブルーキャンディの虹彩 俺の日常は、輝きを目に焼き付けることの連続だ。
飴細工を手掛ける師匠の手さばきや、飴を渡したときのお客さんの笑顔。幼馴染の魔法のようなプリマジや、その努力する姿。
飴職人になりたいと夢を持ったときから、そして、幼馴染への気持ちを自覚したその日から、俺はその眩しさに必死に向き合ってきた。
――だから、考えもしなかったのだ。
何かを眺めてばかりの俺のことを、瞳を煌めかせながら見つめてくる存在が現れるなんて。
ブルーキャンディの虹彩
ホームルームが終わると同時に、放課後を知らせるチャイムが校内に鳴り響いた。静かだった教室が堰を切ったように生徒の話し声で満ちていく。
「あれ、伊吹もう帰んの?」
16136飴細工を手掛ける師匠の手さばきや、飴を渡したときのお客さんの笑顔。幼馴染の魔法のようなプリマジや、その努力する姿。
飴職人になりたいと夢を持ったときから、そして、幼馴染への気持ちを自覚したその日から、俺はその眩しさに必死に向き合ってきた。
――だから、考えもしなかったのだ。
何かを眺めてばかりの俺のことを、瞳を煌めかせながら見つめてくる存在が現れるなんて。
ブルーキャンディの虹彩
ホームルームが終わると同時に、放課後を知らせるチャイムが校内に鳴り響いた。静かだった教室が堰を切ったように生徒の話し声で満ちていく。
「あれ、伊吹もう帰んの?」